2020年1月 4日 (土曜日)

第63回NHKニューイヤーオペラコンサート

アンドレア・バッティストーニ指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
(2020年1月3日 NHKホール)

2020年初ライブ。指揮者がバッティストーニなのと、話題のハープの貴公子メストレが出演するとのことなので(これは私は券を購入してから知ったのだが)、当日券は無し。私が気が付いた頃には結構券は売れていたので3階席になってしまった。でも端の方のせり出した所だったのでまあまあ良く見えた。音はまあ・・・まあかな。やっぱり1階か2階席で観たいところ。

冒頭の出演者の登場にナブッコの「行け、わが思いよ(以下略)」だったが、(席のせいかもだが)なんかちょっと例年よりお静かな感じで拍子抜けしてしまった。(しかし、家に帰って録画を見たらそうでもなかったので席のせいかも)

今回は(このところと違い)オケがオケピでなく舞台上に?と思ったらやはり指揮者がよく見えるように、なのかな(過去にはあったようだが)。まあ、テレビで観ると歌手ばかり映すので指揮者はあんまり見えなかった感じなのだけど、私はオペラグラスで指揮者を見守っていた。歌っている歌手にちょっかい出したり、またはちょっかい出されたりというのは2度ほど。

指揮者がイタリア人だもんで、いつもよりかなりイタリアオペラ多め。まあ以前に行ってがっかりした「前半はほぼモーツァルト」ということはなかったのでまだ全然よい。ただ、いつも一曲はあるバロックものはなかった。モリマキさんの歌うバロック好きなんだけどね。まあ、モリマキさんのムゼッタ、ずいぶん前に聴いたことあってとてもチャーミングだったけど。ええ、もちろん今もチャーミングよ。しかしあの相変わらずのボン・キュッ・ボンは驚異。経産婦なのになんだあのウエスト。砂時計か。

演奏・歌唱は(皆さん)素晴らしかった。指揮者のせいかオケも乗ってたし、テンポの緩急がやや激しかったけど、歌手も例年より頑張ってた気がする。
ただ、文句ひとつ。大西宇宙さんを目当てに行ったのに、ソロで歌う場面がなかったっつーのは。夕星の歌とかエウゲニ・オネーギンからのなんかのアリアとか歌わしてやってくれよ。若手だからまだピンでは歌えないのかなあ。たぶん、大西さん目当てで行かれた方もかなり居たのでは。笛田さんも目当てだったけど、結構出番あったやん。大西さんは活躍の場がアメリカでニキカイやフジワラでないから?何かの闇を感じる。うーん。

印象的だったのは、天皇皇后両陛下の御前で国歌を歌われた森谷さんは声量もたっぷりで最後の高音も悲鳴でなく美しく出し切り素晴らしかった。椿姫のアリアは有名曲だがこの曲は歌うの大変である(有名歌手が途中から高い声が出なくなったのを見聞きしてからちょっと身構えてしまう)。

砂川さんと中島さんの蝶々夫人のデュエットは桜の花のような美しさ。砂川さんの黒地に桜の刺繍?のドレスも可愛かったし、声もいつものようにチャーミング。中島さんも頼りがいのありそうな低音。

宮里さんと大西さんのドンカルロの二重唱。前にJ・キングとFDの若い頃の映像を見たことがある。前記の通り、バリトンのソロすくねえ。歌はよかった。テノールの人も輝かしい美声だった。

田崎さんのルサルカ。いやあ、この曲いいねえ。ドヴォルザークはそんなに聴かない(新世界だけは年末いっぱい聴いたけど)んだけど、なんか懐かしいというか心に染みる。このオペラ観たことないけど(←何故)。

タンホイザー、好きなアリアだけどアレはちょっと前のイントロ的な歌いだしからでないと。さらに思いを寄せるエリザベートから振られる下りから聴くともっと感銘深い。いや生放送だからなるべく短くしないとだが。

トゥーランドット第1幕のフィナーレはさすがに指揮者の得意演目?なだけに生で聴けて嬉しい(CDになった東フィル演奏会形式は行かなかったので)。ピンポンパンの顔ぶれがありえない豪華さ。

ここでメストレ登場。まあ3階席だったのでオペラグラスでしか見てないんだけど、「ハーピストって普通女性じゃね?」という偏見を覆す感じ。(前にBSで録画してあったのを観た時はすごい違和感)そうだね、ハープはでっかい楽器だから力がいるし、体を鍛えているそうで、NHKの話題の筋肉体操に出ればいい。ハープ弾きながらエクササイズ。ランニング短パン姿で。

ウェルテルは、こないだウィーンの配信で見聞きしたので、アリアだけ聞いてもなんか情景が浮かんだのでよかった。笛田さんはうまいよね。

再び砂川さんで「宝石の歌」。やっぱりいつまでもカワイイ。そもそも歌詞からして美人しか歌っちゃダメだこの歌は。

圧巻はトリの福井さんのアンドレア・シェニエ。紅白で言えば往年のサブちゃんみたいなもんなんだろうか。まあ今年は藤村さんの参加もないし・・・。この歌はホントにかっこいい。そういえば今回は望月さんは出なかったのね。

その他演奏以外のこと。

・客席で聴いていたので気が付かなかったのだが、最後の乾杯の歌をメストレさんもはしっこで歌ってたらしい(ウチかえってテレビで確認)。なんかカワイイね。

・途中でドライアイスの演出があったのだけど、そのあとに舞台の袖でスタッフがモップで?ちらばったドライアイスを一生懸命掃除してたのが見えて「ああ、ナマで観るとこういうのが観られていいなあ」といつも思う。

・開演前のアナウンスが3階席はほとんど聞こえなかったのでわからなかったのだが(前もってご注意があったようなことをTwitterでみた気がする)、最後のクラッカーと金銀テープは全く知らない演出だったのでびっくりこいてしまった(ひえっって声がでた)。

・近隣にかなり激しいブラボーおじさんがいて、かなり年齢行ってらっしゃると思うのにでっかい声でそのたびにびっくりこいていたのだが、中村恵理さんのときはブラボー言ってなかったので一緒に行った友人は「あの黒いドレスの人一番うまかったと思ったのにあのおじさんブラボー言わないの何故?どういう選考基準?」と怒ってた。小一時間問い詰めたい。

・バッティストーニは以前より若干痩せてた。マイケル・ジャクソンに似てきたなあと思ったので声も高いのを想像したら結構普通に低かったので違和感。

・今年はテレビはよく聴こえた。テレビやスピーカーを昨年新調したからなんだろうか。それともNHKの技術さん頑張った?まあ、会場で友達と観るほうがよっぽど楽しいけども。

・生放送終わってからもMCは結構おしゃべりしてくれた。司会の高橋克典さんは体調をくずされてたそうで、そう言われてみればテレビでみるより元気ない気はしたけれど、しっかりとこなされてたのでやはりプロだなあと感心した。「麒麟が来る」にもご出演とのことでお忙しかったんでしょうね。お体大切に。(私は大河ドラマ苦手なので「麒麟」も「いだてん」みたいに途中棄権してしまいそうだ)

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帰りに友人とハイボール酒場?みたいなところに入ったのだが、あまりの机の小ささ(奥行30センチくらいで机というよりちょっとした棚)に驚いた。なんか壁沿いにきゅうきゅうで椅子も小さくて小柄な私たちでも窮屈だった。料理を三つも頼むともう机には皿は乗らず、取り分け皿を手にもって食べていた。ただ、飲み物も食べ物も滅法美味しく、リーズナブルだったのでまた行きたいなとは思った。「美味しい物を食べさせてくれるアウシュビッツ収容所」と私が言ったら友人は「うまいね」と褒めてくれた。

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2019年11月24日 (日曜日)

東京アカデミッシェカペレ第58回演奏会 コダーイ「ミサ・ブレヴィス」他

Academischekapelle

O. レスピーギ 「ローマの噴水」
Z. コダーイ 「ミサ・ブレヴィス」
B. バルトーク 「オーケストラのための協奏曲」
指揮:石川 星太郎 東京アカデミッシェカペレ
独唱:中山 美紀(Sop.) 小泉 詠子(Alt.) 藤井 雄介(Ten.) 藪内 俊弥(Bas.)
(BUNKAMURAオーチャードホール)

このコンサートが終わった後友人らと食事に行く予定だったのだが、日にちを一週間間違えていたことに本日気づいた。なんだろうこのそそっかしさサザエさん級。まあコンサートの日にちを間違えなくてよかった。いつも素敵なコンサートありがとうございます。

前回のツェムリンスキーのレアな声楽曲に続き、今回もレアなコダーイの声楽曲。大体コダーイなんて「ハーリ・ヤーノシュ」しか知らないのだが。それにしてもいつもどっからこのレア曲を見つけてくるの。

まずは「ローマの噴水」。「松」でもなく「祭」でもなく噴水。松や祭に比べてドンチャン騒ぎ感が少ないけど、もし1曲目に松や祭だったら盛り上がりすぎてしまうからかもなあ・・・と思いつつ、演奏は噴水感が素晴らしい。水しぶきが凄い感。泉って言ったらやっぱりトレヴィの泉よね(←イタリア行った事ないのであんまりよくわからん)。

次は(あたし的には)メインのコダーイ。どんな曲なの?と前勉強的にYouTubeで2曲目のグローリアだけ聴いてった。なんというかテノールの「前説」的な出だしの独唱が無伴奏で謎の大昔感があってかっこいいと思う。グレゴリオ聖歌っぽいっつーのか。他はなんともいわく言い難いのだけど、適度に盛り上がるなかなかいい曲だった。長さも丁度いいし。ハンガリーっぽいとかコダーイっぽいのとかは不明。そもそもコダーイの作風がよくわからんのだが。

バルトークのオケコンは・・・前もどっかで書いているが、子供の頃にショルティの演奏を毎日のように聴いていたのにもかかわらず、魅力がよくわからず・・・結局はあのクラリネットのソロの部分からばっかりが好きで前半あんまりよくわからないので(ごめんなさい)、演奏の感想とかはあまり(いつも)ないのですが、wikipediaを見るとこの曲はとても演奏難しいそうなのでそれを感じさせないのは本当に上手なんでしょうなあと・・・あ、クラリネットのソロ上手でした。

さて、こちらのオケ(と合唱団)は次回はあの難曲中の難曲「戦争レクィエム」を演奏されるそうなのですが、作曲者でさえ指揮するの「難しい、難しいね」と言ってたくらいなのでアマオケさんが演奏するのは凄い(そういえば私、この曲何回もナマで聴いてるけどアマオケで聴いたことないな)。

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演奏会終わって、渋谷が(いつものように)めちゃくちゃ混んでいたので、メガドンキでタイムセールのお茶缶とかチョコボールとか買って(塔には寄らずに)渋谷を脱出。家に帰ったらえんえんとサザエさんをやっており(アニメも実写も)、ずっと見ていた。松岡茉優ちゃんは「蜜蜂と遠雷」でオカッパ頭だったのは「もしかしてサラオットちゃんを意識したのか?」などと思ってたが(原作読んでないからわからんにょん)、なーんだワカメちゃん役を同時進行してたからかあ~と勝手に納得してた。それにしても重いドラマだった。アニメのほうはロスアンジェルスに行ったりして華々しいのに。ついでに本日のEテレはロス・フィルなのは偶然かな。「未知との遭遇」大好きなので嬉しかった。

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2019年10月 5日 (土曜日)

最近のアマオケ鑑賞状況。

オーケストラ《エクセルシス》第10回演奏会
〜日本ポーランド国交樹立100周年〜
曲目 モニューシュコ:歌劇「パリア」序曲
   ドヴァリョーナス:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調
    (ヴァイオリン独奏:小山啓久)
   シャルヴェンカ:交響曲 ハ短調

(アンコール/ヴォイチェフ・キラール:オラヴァ)
指揮/大浦智弘
2019年9月23日(月祝)   
 会場 杉並公会堂 大ホール

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オーケストラ・ナデージダ
2019年9月28日(土)
府中の森芸術劇場 ウィーンホール 
【プログラム】
ヴィレーン:演奏会用序曲第1番 作品2
 Dag Wiren: Concert Overture No. 1, Op.2
スヴェトラーノフ:ピアノ協奏曲 ハ短調
 Svetlanov: Piano Concerto in C minor
 ピアノ:丹 千尋
チャイコフスキー:交響曲第3番 ニ長調 作品29
 Tchaikovsky: Symphony No. 3, Op. 29
指揮:渡辺 新
(アンコール/アルノ・ババジャニアン Nocturne)
ちょっとこのところ立て込んでおり、とりあえず曲目だけ記録としてすいません。

 

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2019年8月10日 (土曜日)

フェスタサマーミューザ  昭和音大管弦楽団 エルガー/チェロ協奏曲 新世界より

Sommer-muza
RVW:グリーンスリーヴスによる幻想曲
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 作品85
ドヴォルジャーク:交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」
指揮/齋藤一郎
チェロ/古川展生
昭和音楽大学(昭和音楽大学管弦楽団とテアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ合同オーケストラ)

(8月9日 ミューザ川崎コンサートホール)

お盆休み、今年はなかったので(毎年、あったりなかったりするヘンな会社)、決算がおわったあと会社を途中で切り上げて川崎へ。まあ知り合いが出るわけでもないし、千葉から川崎まで向かうほどでもないのだけど他にコンサートなかったし。指定席1000円というのも魅力だったし、何しろ前半は(超メジャーどころだが)英国音楽ではないか! 

演奏会前にいつものように腹ごしらえ。いつも唐揚げ定食なのだけど(おいしいし安い)、たまにはおいしそうな蕎麦を食べてみようと思い、注文。サマーミューザのちらしを見せるとサービスを受けられるので、ビールを一杯注文。しかし、蕎麦をゆでるのに時間がかかるのか(つか、蕎麦を売り物にしているのにまさか乾麺ゆでてるの?)、あとから注文したお客さんよりずいぶん遅れて蕎麦は出てきた。あまり言いたくないが、この店のサービスは壊滅的。こないだ読響で行った時も結構アレだったけど、今回は夏休みバイトのおねいちゃんが新しいバイト君?に向かって店内響き渡るような大きな声で「ねえ君!!名前はなんというの!?私は〇〇っていうの!!ちなみに妹の名前は●●!!」と叫んでいた。このお店、大丈夫なんだろうか。値段のわりに美味しいので気に入っているのだが。ただ、このサービスの酷さが好きで通ってる気もするが(なにそれ)。バカッターとか言ってへんな写真撮って問題起こさないといいが。

さてコンサート。席はなんか客席全部入れる感じじゃなくて、舞台の後ろと4階席は最初から入れてなかった感じ。券買いに行ったらもうあと20席くらいしかなかった。値段がよかったのかな。こないだの読響はいかにもコンサートゴーアーなおにいさんたちが多かったけど、この日はおじいさんが多かった。私のとなりの席もおじいさんだった。演奏中ひっきりなしにもぞもぞしてるし、指をすりすりしてスクラッチノイズですっごくうるさかった。席の後ろの方では休み時間に奇声を発したりしてる人もいたり(演奏中でなくてよかった)。券が安い時はこういう民度の低い客もいるので行くの考えてしまう。まあ私がたまたま運が悪かったからであろう。

オケは全員学生さんというわけでもなく、卒業生との混合メンバーとの記述。最初のグリーンスリーヴズはまあ、肩慣らしかな。いい曲で普通に癒される演奏。エルガーは・・・うーん。この曲を演奏会で何度も聴いており耳が肥えているせいか、若干居心地の悪さを感じた。なんかオケがソリストになじんでない・・・というか寄り添ってない感じがする(逆かもしれん)。やはり協奏曲というのは慣れが必要なのかなあと。チェロの演奏的にはそんなに難しくない曲だと聞いたことはあるが(演奏できないので知らないけど)。出演者のみなさん、この曲に対しては若干いつも感想がキビシイので気にしないでね。

それに比べて新世界はよかった。やはり演奏慣れているのかな。私はこの曲はあまり縁がなく、ナマで聴くのはたったの2度目だがなかなかいい演奏であった。とくに第2楽章のイングリッシュホルンによる有名な独奏は本当に素晴らしく、なんかホロリときてしまった。自発的に聴くことはほとんどない曲だけどたまに聴くといつもいい曲だなと思う。有名曲は有名になるだけのことはある。演奏あんまり関係ない感想でごめんなさい。

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2019年5月11日 (土曜日)

LFJ2019 ペルト/スターバト・マーテル 他

ペルト:何年も前のことだった

ペルト:7つのマニフィカト・アンティフォナ

ペルト:スターバト・マーテル

ヴォックス・クラマンティス(声楽アンサンブル)  ダニエル・キリカル(C-T) ヴォックス・トリオ(弦楽三重奏) ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)

ペルトの声楽曲も生で聴くのは初めてかな。これも・・・すごく聴きたかったわけでもなかったけど、ライヒ以外に特に行きたいものがなかったので、「まあ、一つコンサートに行って帰るのもなんか勿体無いし」と思って選んだコンサート。ペルトはまだ生きているようで現代音楽の範疇なのだけど、イージーリスニング的に聴くことも可能だし、静謐な曲調が万人に受け入れられる(ライヒもある意味万人向けなのに何故席残る)数少ない人気作曲家である。

演奏は素晴らしかった。観客もお行儀がよく静かに聴いていた。が、全く自分のことで他の人には関係のないことなのだが、私の隣の席の男性がつけているバンだかエイトフォーだかの匂いがすごくて、ハンカチで鼻と口を押さえながらの鑑賞で若干集中出来なかったのが悔やまれる。隣にいる奥さん、気づかないのかな。あまりない経験。

あと、まあLFJでは仕方ないのだけど、ホールがやはりコンサート向けではなく、ペルト演奏では不可欠の残響があまりなかったのは残念。もしかしてペルトに関していえば悪名高きAホールのほうが残響が凄いので向いていたかもしれん。しかし客が入らないか。

それと、出演者の皆様西洋人で背も高くとてもスタイリッシュな方々で「ああ、やっぱり日本人とは違うな」と若干凹んだりしたのですけど、何故かメガネをかけずに鑑賞しててふと気がついたら合唱の方々がiPadで楽譜を見て歌ってらしたので、ちょっとビックリ。いや、今時珍しくないでしょ、と思うかもだけど、なんか何世紀も前のイコン絵から出てきたような人々がiPad使ってるのってなんか新鮮でかっこいいなと思ったわけで。で、ふと見ると指揮者もなんだかスティーブ・ジョブズみたいな風貌だったので、演奏が終わったら今にも「はい、新しいiPhoneは・・・」とかプレゼンしそうな感じだった・・・なんて思ったのはきっと私だけですごめんなさい。

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2019年5月 6日 (月曜日)

LFJ2019 丸の内無料コンサート(芸大生 声楽科) 5月5日

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(写真は1日目のもの)

岸野裕貴(テノール)

松平幸、荒木里佳子、今状華乃子、出水巳子(ソプラノ)

朝11時半にぎりぎり間に合い、立ち見。藝大の大学院声楽科の方々による、アリアや歌曲など。まあ、こうもりだのボエームだの普通のポピュラー名曲ばかりだったが、最後の歌手さんがブリテンとウォルトンを歌い、珍しいなと思った。貰ったパンフレットによるとブリテンは「カリプソ」との記述だったが、ウォルトンは曲の発表なくいまだに謎。警笛を吹いたりやけに急いでいるような歌詞の内容だったが、英国歌曲はあまりに情報がすくないのでもやもやする。

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国際フォーラム外での屋台の食事が毎回楽しみだが、今月に会社の健康診断が控えているので、一人の時はサブウェイのサンドイッチ(野菜いっぱい、ドレッシングなし等)を食べていた。GWのため人でいっぱいの丸ビルだが、サブウェイはなぜかガラガラ。ゆっくりできて大変ありがたかったが、あまりに暇そうで店員のバイトのおにゃのこがチャラい男の人たちにナンパされていて気の毒に思った。

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LFJ2019 5月4日無料コンサート (覚え書き)

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東京ユヴェントス・フィルハーモニー管弦楽団

坂入健司郎 指揮 

石上真由子 (ヴァイオリン)

ラヴェル:ツィガーヌ

レスピーギ:「ローマの松」よりアッピア街道の松

(キオスクステージ)

ひょうひょうとした指揮者と、まだ若いチャーミングな女性によるツィガーヌ。まえに小林美樹ちゃんの演奏を聴いたことあるが、難しい曲だよねこれ。演奏は見事。

アッピアは学生時代に演奏したことがあるので、懐かしく聴いた。ダイナミックレンジの大きい曲なので、私の前で立ち見をしていた小学生のおにゃのこたちがびっくりして耳を塞いでたのが面白かった。

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パソナグループ夢オーケストラ

曽我大介 指揮

外村理紗 (ヴァイオリン)

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:交響曲第4番 第4楽章

立ち見で途中から聴いたが、大変堂々とした演奏。よく見えなかったが、演奏後の指揮者の話によるとまだ18歳だという。演奏中に観客の男の人がそこら辺の係員の女の子に「あの人は何歳なのですか?え?」と恐ろしく詰め寄っていてただ観客整理をしてるだけの子なのに大変気の毒になった。

おそらく近いうちに(有料の)演奏会とかで見かけるようになるのかな。

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外で食べた美味しかったピザ。

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2019年5月 4日 (土曜日)

LFJ2019 幻想の旅〜チュニジアの砂漠とスコットランドの風景

フロレンツ:交響詩「クザル・ギザール」(赤照の砂漠)

ブルッフ :スコットランド幻想曲

ヤン・ミサ(ヴァイオリン)

リオ・クォクマン指揮/ウラル・フィルハーモニー・ユース管弦楽団(5月3日)

私にとって今回最初の有料演奏会。指揮者がエンヘという人から毎度おなじみクォクマンに変わった。エンへは何でも急病とのこと。アナウンスで「楽しみにしてた方すいません」的なことを申していたけれど、全然知らない指揮者だったし、クォクマンの方が知ってたのでよかったかもしんね。

珍曲マニアのためこのプログラムを選んだのだけど、まあガラガラとまではいかないけど若干空席はあり。しかも、私の前の列は「最もクラヲタが恐れる」コンサート初めてらしい幼児とその親たち4人であった。2才か3才くらいの男児と女児と若いお父さんお母さんであり。「我々でも初めて聞くような音楽を何故選んだ」と思った。案の定、曲が始まる前から女児は謎の言葉を発しながら叫び始めた。お母さんに取り押さえられてもがいていた。

一曲目はなんとか持ちこたえ(ギャアギャア泣くとかがなかったという程度)、一曲目が終わると早々4人は出て行った。まあ、それが賢明だよね。小さい子はこんな暗闇で不協和音ばかりの音楽は不安になるだけだ。別に「この音楽祭はこうしたもの」と思っているので幼児の鑑賞については怒ったりはしないけど、子供がかわいそうだな、とは思う。

フロレンツという作曲家は初めて聞いた(名前も)。事前にYouTubeで聞いておいたのでどういう曲かはわかっていた。凄く・・・眠気を誘うような曲である。日本初演というのがよくわかった。私は睡眠が足りていたせいか全然眠くはなかったが、隣にいた見知らぬおっさんは早々に寝ていた。砂漠って行ったことないけど、こんな感じなのかな。まあ、基本的に砂漠は砂しかないし、ただただ暑いだけだと思われるのでそれはよく出ていたかなと。

それにしても、どの段階で指揮者はかわったのだろう。この謎曲(カップヌードルにおける謎肉的な意味で)を急に振ることになってビックリしたんじゃないかな。まあ、名演とかそういうのはよくわからんけど。そもそもの指揮者エンヘも気になるところではあった。

2曲目。こっちは有名な曲なので、ほっとする感じ・・・とはいえじつはこの曲聴くの初めて。ブルッフはヴァイオリン協奏曲は結構好きでCDも実演もよく聞くけど、このスコットランドなんちゃらも同じようにいい曲であった。なかなかおわんない感じがちょっとベートーヴェンみたいだなと思った。ちゃんとした演奏でいい席で生で聴けて良かった。

今回のオケはユースオケとのことなので「どんなかな」と思ったけど、若々しいとてもよい演奏であったと思った。若い女性が多く(とくに弦楽器)、私は女だからアレだけど殿方であれば「若いロシア系の金髪ねーちゃんがたくさん見られて嬉しい」とか思うのではないか(ないか)。知らないオケはどうもこの音楽祭では当たり外れが多いので心配だったけどこのレベルならどの演奏会でもきっといい演奏をするのでは、と想像。例えばマーラーの巨人とか合ってそうとおもったけど、残念ながらタタルスタン。

ヤン・ミサさんも初めて聴くヴァイオリニストかと思うけど(この音楽祭ではお馴染み)、とても伸びやかでよい演奏。楽器もよく鳴っていたしきっといい楽器なのだろう。もっと他の演奏も聴きたかったなと思った。今回あんまり行きたい演奏会が少なくて3つしかとってないんだけど。

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2018年9月22日 (土曜日)

フィルハーモニア・エテルナ 第24回定期演奏会

十束尚宏作曲 ギルガメシュ叙事詩より
M.ロージャ作曲 ヴァイオリン協奏曲 作品24【日本初演】
D.ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第8番ハ短調 作品65

指揮:十束 尚宏   フィルハーモニア・エテルナ
ヴァイオリン独奏:ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク
.(9月17日 すみだトリドフォニーホール)
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知り合いより券をまわしてもらって行ってきたコンサート。気にはなってたのだが、なんだかスルーしていた。連絡もらえてよかった。
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「ベン・ハー」などの映画音楽の作曲家であるミクロス・ロージャの作曲したヴァイオリン協奏曲は日本初演だそうである。以前、知り合いのアマオケさんがヴィオラ協奏曲の初演をしたのを聴きにいったことがあったが、その時の感想は「オシャレな感じの日本むかしばなしみたい・・・というふんわりとした印象」という非常にわかりにくい感想だった。(今聴いてみると・・・なるほど的な。)
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作風的にはヴィオラ協奏曲もヴァイオリン協奏曲も変わらない感じなのだけど、ヴァイオリンが華やかな楽器であるために、「日本むかしばなし」というよりはハンガリー映画音楽みたいな感じである(そのまんまやろ)。
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ところで、このアマオケさんの過去の共演ソリストは異様に豪華である。何かコネでもあんのかな。なんとウィーン・フィルの団員さんである。私がこのブログを始めたころ、このソリストの方もブログを(合唱団員の奥様とともに)されており、楽しみに読んでいた。ニューイヤーコンサートで演奏姿を見かけて「ああ、やっぱりホントなんだ~(←失礼)」と思ったりした。そのうち、ブログはお止めになってしまったので、とても残念に思った。
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ソロの演奏を聴くのは今回初めてである。さすがはウィーン・フィルの人だ!とは思ったが、演奏がというよりは曲のポイントになるところが結構私わからなくて、「どうしよう」とか思った。やはりお国の作曲家のバルトークの影響は強いのかな。カデンツァとかすごく難しそうなパッセージをバリバリと弾いていてかっこいいなと思った。
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盛大なる拍手に応えて、アンコールは2曲。パガニーニの難しそうな曲と(曲名を見て帰るのをすっかり忘れた)、タレガのアルハンブラの思い出。曲についてちょっとお話しするのを聞いたが、まったくの日本語ネイティブなのね。
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曲が前後してしまったが、一曲目は指揮者の作曲した「ギルガメッシュ叙事詩」とやらの曲である。無論、まったく初めて聴く曲である。まったくの歴史音痴なので、ギルガメッシュさんがいったい何者なのかよくわからず、作曲者によるギルガメッシュについての熱い解説を読んでもさっぱりわからなかったので、「まあいいや、なんか壮大な感じなんだろうな」と思い、前日に(AUビデオパスで)観たインド映画「バーフバリ」みたいな感じなのかなあとか勝手に思った。(バーフバリは映画館で観ないとダメだ、ということはわかった)
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与えられた席が前から5番目というかなり接近した席だったので、恐ろしく圧迫感を感じた。とにかく音がでっかかった。まあ全体的に壮大な感じはしたので間違ってはなかったかなあと(てきとー)。
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全体的になかなか演奏の水準も高く、とてもありがたいコンサートであった。またご縁があったら聴きに行きたい。

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2018年7月30日 (月曜日)

戦没学生のメッセージⅡ トークイン・コンサート

Photo藝大21 戦没学生のメッセージⅡ
トークイン・コンサート
「戦時下の音楽~教師と生徒」

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▮トーク
片山 杜秀  (慶應義塾大学法学部教授)
▮プログラム
葛原 守/歌曲《かなしひものよ》※
鬼頭 恭一/歌曲《雨》(清水史子詩)※
村野 弘二/歌曲《小兎のうた》(島崎藤村詩)
信時 潔/歌曲《春秋競憐判歌》(額田王詞)
下總 皖一/《箏独奏のためのソナタ》
鬼頭 恭一/《無題(アレグレット イ短調)》※
葛原 守《自由作曲(オーボエ独奏曲)》※
村野 弘二/オペラ《白狐》(岡倉天心台本)より第二幕〈こるはの独唱〉

橋本 國彦/歌曲《をみなら起ちぬ》(深尾須磨子詩)
細川 碧/東京音楽学校謹撰《明治天皇御製》(明治天皇作歌)
草川 宏/交声曲《昭南島入城祝歌》(佐藤惣之助詩/髙橋宏治補作・編曲)
(※は昨年も演奏された曲)

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出演
金持 亜実(ソプラノ) 
永井 和子 山下 裕賀(メゾソプラノ) 
大平 倍大(テノール)
今尾 滋(テノール/バリトン) 
田中 奈央人(箏) 
河村 玲於(オーボエ)
田中 翔平 森 裕子 松岡 あさひ(ピアノ) 
千葉 芳裕(合唱指揮)
小鍛冶 邦隆(指揮) 
東京藝大学生・卒業生有志オーケストラ&コーラス

(7月29日 奏楽堂)

昨年に続いて鑑賞。まあ、戦争によって命を失い活動を絶たれた東京音楽学校生の作品を復活演奏する、という趣旨は同じなのだけど、まあ個人的には私の大好きな村野弘二の「こるはの独唱」をまた聴きたかったので、台風一過の暑い中出かけた。ただ、今回はプログラム的に前回よりかなりパワーアップしているようで、前回はピアノ伴奏のものがほとんどだったが今回はフルオーケストラに合唱の曲が演奏された。
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それと今回素晴らしかったのは、この分野ではスペシャリストと思われる片山杜秀先生が解説者として登場したことか。勝手な想像として最初のほうでちょろっとお話しされるくらいなのかなあと思ってたけど、結構メインにずっと解説をしてくださったので、もうなんか有難くて「イヨッ!モリヒデ!」とか声をかけたくなった(失礼なのでしませんけど)。
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まあ、曲目的には昨年とかぶっているものが多かった。戦没学生さんの作品はそんなに残ってないので仕方ないのかな。その分を埋めるべく、彼らのお師匠の作品が演奏された。

前に交響曲の演奏を聴きに行った橋本國彦のオケ伴奏つきの歌曲は結構びっくりであった。橋本國彦は(私の勝手な印象では)メロディックで夢見がちな、どっちかっつーとフランス音楽に近い、近代的だがわかりやすい作風・・・と思っていたが、なんかベートーヴェンみたいな勇ましい感じだった。まあ、歌詞の内容が・・・男子だけでなく、おなごもみんな頑張れ!的な・・・「いさぎよく、いさぎよく、たもとをたちて(略)ははもたちぬ、つまもたちぬ、をとめもたちぬ」みたいな感じなもんでね。

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こんな感じかな。片山先生の解説によると「この時代の音楽、ベートーヴェンになりがち」だと。

しかし、今回の演奏会の白眉は戦没学生・草川宏作曲によるカンタータ「昭南島入場祝歌」である。だが・・・いかんせんオーケストレーションが完成しているわけではないので、高橋宏二さんによる補筆によって完成された版による演奏となっている。どの程度オリジナルなのか、どのくらい手を加えられたものなのか、あたしにゃよくわからないけれど(おそらく随分加筆されているように思う、解説を読む限り)、とても興味深く聴いた。これを聴くだけで行った甲斐はあったように思う。

まあ、題名からするとそこらへんの右翼?がスピーカーで爆音で流しそう・・・みたいな曲を想像しちまいがちなのだが、そんなことは全然ない。全くの芸術作品である(と思う)。昔昔の東洋の島国なのに、当時の最先端の西洋クラシック音楽の影響を受けまくっている。最初はR・シュトラウスの「日本建国2600年祝典曲」を思わせるし、中間部はなんと・・・ほとんどマーラーである。解説よると1930年代には指揮者プリングスハイムが来日しており、東京音楽学校にてマーラーの交響曲を何曲も初演したりしてたから、もしや学生さんもそれを耳にして影響を受けたのかなあ・・・と思う。また最後のほうではなんと、シェーンベルクばりの不協和音の音楽が聴かれたりする。そこらへんは師匠の橋本國彦の影響かと(と、解説にある)。

以上、色々とまあバラエティに富んだ演奏会だったので(長くなるので)全部を解説するのはやめとくが、なかなかお勉強になったので行ってよかったと思う。昨年の演奏会の模様はCD化されているのでご興味のある方は購入されたらいかがだろう(会場では売ってたけど、一般には売っているのかな)。ただ、気になったのは今回の演奏会ももしかしてCD化されるのかもしれないけど、観客にはお年寄りが多くて補聴器の音がひっきりなしだったため、どうなるのかなという心配はあった(今の技術でなんとかできるのかな)。
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戦没学生のメッセージ~戦争に散った若き音楽学徒たち (CD)

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