2017年1月22日 (日曜日)

ニューイヤー・オペラ・ガラ・コンサート 所沢ミューズ

Photoニューイヤー・オペラ・ガラ・コンサート
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髙橋維[ソプラノ]
向野由美子[メゾ・ソプラノ]
富岡明子[メゾ・ソプラノ]
樋口達哉[テノール]
古橋郷平[テノール]
押川浩士[バリトン]
成田博之[バリトン]
赤星裕子[ピアノ]

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オッフェンバック:『ホフマン物語』より「オリンピアの歌」
ビゼー:『カルメン』より「闘牛士の歌」
マスネ:『ウェルテル』より「オシアンの詩」
モーツァルト:『魔笛』より「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」ほか

(2017年1月21日 所沢市民文化センターミューズ)

はるばる所沢まで行ってきた。楽しみにしていたコンサート。このホールの謎の価格設定により、こんなにいろんな声域のアリアがいっぺんに聴けて、どこの席でも2500円(指定席)。まあオケでなくてピアノ伴奏だからこんな価格なのかもしれないけど。あまりの安さに友人も誘って参戦。一階前から12番目のちょうどよい席。客席は売り切れではなかったものの、ほぼ埋まってた感じ。

入力するのが面倒くさくなるくらいいろいろなアリアを歌唱。若手でもすでに舞台で大活躍の歌手さんばかりである。

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残念ながら、出演予定だった鈴木愛美さんは急病とのことで欠席。あれえ、一番楽しみにしてたオランピアのアリアやんないの~~~?ええええと思ったが、同じコロラチュラの高橋維さんが代理で歌唱。また、鈴木さんが歌うはずだった「ラクメ」の有名な二重唱も変更されて、フィガロの「恋どん」に。

高橋維さんは、先日「ナクソス島のアリアドネ」でツェルビネッタを歌ったのを見たんですが、あの難しい役を完璧に歌っていたのでとても楽しみにしていた。凄い技巧のある歌手である。オランピアは最初から人形っぽく男性歌手に担がれて登場。時折とんでもなく高い声を出しながらロボットっぽい動きを交えつつ、見事に歌唱。大変可愛らしかったなあと。

高橋さんはこの日オランピアと夜の女王とミカエラのアリアを歌ったが、全部ドレスも変えてキャラクターも変えてほんとにすごかったなあ。人間じゃない役は人間じゃない風に歌い、ミカエラの時はほんとに人間らしい心の通った歌であった。

バリトンの押川さんは「道化師」のプロローグを仮面をかぶって歌った。途中、シルクハットから布を取り出す等、何故か手品師のよう。いいよね、道化師。

当方、大変なロッシーニオンチなので、チェネレントラのアリアをナマで聴くの初めて。メゾ・ソプラノのコロラチュラ、何とも見事。富岡さんは容姿も可愛らしく(今回女性の歌手は美しい方ばっかりやったけど)、シンデレラにぴったり。ロッシーニが得意とのことで、ちょっとロッシーニ聴いてみたいとか思った。

テノール歌手はお二人出演していたが、まったく違うキャラと声である。以前から大活躍で舞台(ロイキッポスピンカートンなど)で拝見していた人気歌手の樋口さんは、今度舞台で歌うカヴァラドッシのアリアを力強い声で歌唱。声量があり、女性ファンのブラボーがたくさん。また、もう一人のテノールの古橋さんは、まるでエグザイルみたいな風貌なのに、外見とはうらはらな?ハイ・テノールでウェルテルを歌唱。スタイルが良くて今風で舞台映えしそうだ。バロックとか歌ってもいいかもしれない。

男性陣はカンツォーネをいろいろと歌い、4人揃って歌ったときはホントに豪華だなあと思った。皆さんよい声だった。

休憩後、カルメンのハイライト。いかにもカルメンらしい風貌の美しい向野さん、いかにもドンホセらしい樋口さんで。歌唱は素晴らしいものだったけど、こういったコンサートだと、どうしてもカルメンとか有名なものになってしまうのだなあ。おそらくオペラ初めての方でもわかるように、ということだろうけど。

アンコールに応えて、こうもりのフィナーレを全員で歌唱。まあ、そうね、これだよね、と思いつつ。華やかに盛り上がって終了。これ、全部ピアノ伴奏をした赤星さんにも大ブラヴォー。大変だったろうなあ。

毎年やってるのなら、来年も行ってもいいかなって思う豪華さであった。

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公演後、このホールの冊子を貰って帰り道にパラパラを見ていたのだけど、来年に藤村実穂子さんがリサイタルを行うらしい。3500円なんて何という価格なのだろう、世界的大歌手なのに。パユだって4000円で聴けるんだよ。小菅優さんなんて2500円。だのに、フジコさん(ソロ)は10000円、辻井さんのショパコンは12000円。黙ってても客が入るものは高いんだろうか。辻井さんのコンチェルトのコンサートは、バーター?のモネちゃんのタコイチには興味あるけど・・・・日本のオケなのに高いなあ。(まあ、行かないけど。)

所沢ミューズはちょっと遠いのが難だけど音もいいし、券も安くていろいろなコンサートをするので、また行かせて頂きます。ただ、今月末にするよしもとのお笑いは普通の日なので、行けなくて残念。

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2016年10月30日 (日曜日)

神尾真由子&クルティシェフ リサイタル  (ミューズ)

1477821791672ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲より10番・15番・16番・24番
チャイコフスキー:「青春は遠く過ぎ去り」(「エフゲニー・オネーギン」より)
チャイコフスキー:メロディ(「なつかしい土地の思い出」より)
プロコフィエフ:行進曲(「3つのオレンジへの恋」より)
ショスタコーヴィチ:ロマンス(映画「馬あぶ」より)
ハチャトゥリアン:剣の舞(バレエ「ガイーヌ」より)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
バッジーニ:妖精の踊り

神尾真由子(ヴァイオリン)
ミロスラフ・クルティシェフ(ピアノ)

(所沢市民文化センター ミューズ)
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初めて行ってきた、ミューズ。ミューザじゃないぜ、ミューズ。所沢まで行ってきたのさ。所沢、小平より遠いぜ。うう。
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何で所沢までわざわざ行ったのか?というと。
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ここのホール、とってもチケット代が安いのである。「ぶらあぼ」でちょくちょく見て「なんでこんなに安いの?」って思ってた。ショパコン実況で見聞きして以来、クルティシェフをナマで聴きたいなって思ってたのだけど、チャンスを逃していた。で、今回は彼のソロコンサートは聞き逃してしまったので、ヨメとのデュオコンサートに行くことに。いや、クルティシェフのソロコンサートは2500円だったのである。これってラ・フォル・ジュルネ並みの安価である。行きたかったなあ・・・でもまた来るでしょ。ヨメが日本人なんだし。
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今日出かけたデュオ・リサイタルはなんとS席で3500円。このコンビ、サントリーで聴いたら8000円、最安でも5000円である。しかもサントリーはブラームスのソナタばっかり。ちょっと敷居が高い。
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でも、私の行ったのは前半はベートーヴェンとブラームスのソナタでちょっとしんどかったものの、後半は楽しい楽しい小曲集だった。なのでコンサート自体はとても楽しめるものだった。
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が。駅からコンサート会場までの道のりが長かった(普段は徒歩10分くらいのようだが)。
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今日はたまたま、このホールのある所沢の航空公園では、市民の大々的なお祭りだったのである。お祭りってことはもちろん知ってたんだけど、あのね、こういう広い公園のお祭りっていうのは私のような大都会住みの者には想像がつかないような巨大なものなのね。
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もう、見渡す限り屋台のテント。なんかおっきなフェスみたいな感じ。そんで、所沢市市民の半分は集まったのではというほど人にあふれており。(まあ・・・渋谷のハロウィンほどじゃないけどね。)
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コンサート会場まで行くのに、間違えて公園の中を通ってしまったばっかりに、「ホールなんかどこにあるの?」って思った。
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で、やっとミューズの前までたどり着いたと思ったら、そこはそこでまたお祭り(レッツ☆ゴー!!ミューズ横丁)をやっていた。地ビールの屋台が何個もあって、ちょっと惹かれたけど飲んだらコンサート中寝てしまいそうだったので我慢我慢。今ちょっと後悔(別に我慢することなかったじゃん。飲めばよかったよう)。
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コンサートまで結構時間があったので、「ガマの油売り」と「バナナのたたき売り」と「七味唐辛子売り」の絶滅危惧種芸人さんたちの口上を堪能して、やっとコンサート。すいませんバナナも唐辛子も何にも買わず。そーいえばチンドン屋さんもいたなあ。
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で、ホールの中。(ラグジュアリーに見えるが)写真で見るよりは現実ははるかに普通な、クラシックのコンサートホールである(よーするに大変写真映えがする)。杉並公会堂に印象は近い。音はよさそう(ネットで見ると「よい」という評判である)。しかし、市民ホールであるからクラシック以外のものもたくさん上演する。演歌歌手のコンサートもやるし、いっこく堂だってやるし、よしもとお笑いライブもやる。「ここでロバートとか中川家とかバンビーノがコントやったりするのか。ダンソン!!フィーザキーとかやるのか」とか胸熱。
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で、コンサート。
席が一階席の19番めだったので、ちょっと音が遠い感。席が少々右側だったのでピアノはすごく聞こえたけど、ヴァイオリンはやや控えめな聞こえ方(もちろん全然聴こえなかったわけではない。残響は長めできれいだった)。席のせいだったのだろうかそれとも楽器のせいなんだろうかわからない。
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ところで今、神尾さんは何の楽器を使われているのだろう。日経のインタビューでは「最近はじーちゃんの形見のカッパって古い楽器を使っている」って言ってたけど、カッパって有名なの(←私はヴァイオリン素人)。ストラディバリとかガダニーニとかガルネリじゃないの。
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神尾さんはシックな黒のドレス。独身時代はもっと派手なドレス着てたのかなあ。なんとも若奥様風情で素敵である。もう一歳児のママだもんね。クルさんも黒ずくめの上下(タキシードや、よく着ている詰襟みたいのではなく、黒いシャツ)。見かけは「今日はソロじゃないんで、黒子に回りますぜ」という感じではあったものの、演奏自体は全然黒子ではなく。ブラームスなど、終楽章ではめっちゃダイナミックで(腰を浮かせて打鍵する)、奥さんを食ってた気が。
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考えると、ああ、やっぱりクルさんのソロのリサイタルに行きたかったなあ。ピアノは「伴奏」などでは全然なく、ヴァイオリンと対等なのがすごい。夫唱婦随というよりは、お互いに化学反応を起こしている感じ(だから神尾さんは彼を選んだんだろうな)。この取り合わせはもっともっと進化しそうな気がする。
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ダンナがロシア人だし、二人ともチャイコフスキーコンクールの最上位ということだからなのか、後半はロシアものがほとんど。印象に残ったのは、ショスタコーヴィチの24の前奏曲からの曲は「いかにもショスタコ」的な不安げなメロディがよかった。あと、ヤッシャ・ハイフェッツの編曲もののプロコと剣の舞が超絶技巧で素晴らしかった。アンコールは2曲で「夢のあとに」と「熊蜂の飛行」。
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サイン会が行われた模様だが、やっぱり行かず。あ、帰りはちゃんと公園の中でなくバス通りを通って帰ったのでスムーズに帰れた。
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今度来日したら、クルさんのソロコンサートに行こう。やっぱり好きだ、クルティシェフのピアノ。ところでお子さんはどっかに預けてきたのだろうか。
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(ちなみに、ミューズだとアンスネスは4500円、ヤルヴィ&カンマーフィルは9000円で行けるんだよ。安いねえ。たぶんどっちも行かないけど。)
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航空公園なので飛行機が飾ってあったりする。次回は「所沢航空発祥記念館」とやらにも行ってみたいものだ。 文章めちゃくちゃでごめんなさい。
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2016年10月22日 (土曜日)

ステーションコンサートin渋谷

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【第1部公演:弦楽の室内楽】
 ・ヴァイオリンソナタ KV378/W.A.モーツァルト
(聴けず)
 ・ピアノ四重奏曲第1番/G.フォーレ 
 ・岩下 真麻(ピアノ)
 ・香川 明美(ピアノ)
 ・宮本 有里(ヴァイオリン)
 ・浮村 恵梨子(ヴァイオリン)
 ・野澤 匠(ヴィオラ)
 ・飯島 哲蔵(チェロ)
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【第2部公演:ピアノソロ・ピアノクインテット】
 ・練習曲第13番「悪魔の階段」/リゲティ
 ・夜想曲第2番/ショパン
 ・チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」による演奏会用パラフレーズ/P・パプスト
 ・ピアノ五重奏曲Op.44/R.A.シューマン 

 ・秋元 孝介(ピアノ)
 ・山田 香子(ヴァイオリン)
 ・片山 遥(ヴァイオリン)
 ・渡部 咲耶(ヴィオラ)
 ・下斗米 恒介(チェロ)
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今日は、残業続きであまりに疲れていたので、ジョギングはお休み。代わりに会社に仕事に行った(←え)。誰も出勤してなかったのでヴィエニアフスキコンクールのプレイバックを聴きながら仕事をしていたものの、いい加減悲しくなってきたので帰ることに。ちょうど渋谷で無料コンサートをするのを朝ポスターで確認したので、曲目によっては行こうかなと思った。
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でも・・・一般大衆向けにハリーポッターとかジブリメドレーとかばっかだったら行かないもんね。
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しかし調べたらフォーレやシューマンの室内楽をするというので(あら本格的)、行くことに。
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残念ながらフォーレにちょっとだけ間に合わず。結構わかりにくい場所(駅の構内のちょっとした空き地)なのに座席はすでに埋まっていたし、たくさんの人が立ち見。すでに始まってたその演奏はとても美しいものだったので「これはきっといい演奏会」と思った。中に入るとリーフレット(ザルツブルグの写真が懐かしい。また行きたいな)と、タダで聴かせてもらえるだけでも十分ありがたいのに、音符の表紙のついた東京メトロオリジナルのポストイットを貰った(まあ、中身は音符が書いてあるわけではなく普通の黄色いやつだったけど)。
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出演者は芸大生(ほとんど大学院)ばかりなので、演奏は普通にコンクールとかで聴けるようなハイレベルのものである。まあ、場所が駅の構内なのでひっきりなしにスーツケースをガラガラ転がす音、観客が連れている幼児の大声、普通に電車の音、などなどとても演奏を聴く環境ではないし、ピアノもあんまり響きがよくなくて少し悲しい感じはしたものの、弦楽器はわりときれいに響いていたのでよかったなと思った。
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第1部のフォーレはとても魅惑的な曲で(聴いたことあったっけか)、とても琴線に触れる心のこもったいい演奏。心が洗われるようだった(まあ、フォーレだしね)。観客のみなさんもうっとり。私は立ち見だったんだけど、私の前に立ってた西洋人の(たぶん10代か20代前半くらいの)おねいちゃんたち二人が熱心に聴いてたのがなんか嬉しかった。
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大盛況(ブラボー出た)で第一部が終わり、立ち見場所で座って聴いていたおこちゃまたちもぐずってきたところで休憩。帰る人もいてちょっと客席が空いてきたので係員のおにいさんに確認して座ることに。さすが東京メトロ&東急主催のコンサート、満員電車のように座席もぎゅうぎゅう。パイプ椅子は隣の人と密着しそうでしんどい(しかもちょっとヘンな人だった)。
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第2部はピアノ独奏もあるようなので楽しみに待ってたが、まさかのリゲティ(笑)。なぜ弾いたし。リゲティ先生も草葉の陰で「なんでオレの曲が渋谷駅の構内で」とか思ったかも(思ってない)。曲はなんというか・・・なんとも言えない。何故この曲にしたかというと、「演奏会場所が13番出口にあったから13番にした」とのこと。
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でも次はショパンのノクターンと超メジャーだったし、「眠れる森の美女」によるトランスクリプションはとてもヴィルトゥオーゾな曲でわくわくして面白かった。ちょっぴり自動演奏ピアノみたいな趣があり(いい意味で)、アルカンの「鉄道」聴きたくなった。
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↑(参考)バブストの眠れる森の美女
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さてシメは私も大好きなシューマンのピアノ五重奏曲。ああ、もうホントにいい曲だ。まあ、演奏の前に演奏者が「長いけどいい曲なので聴いてください」とか言ってたけど、別に長くないし(我々ワグネリアンにとっては30分くらい一瞬である)。隣の隣の人寝てたけど。
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前の方で席が少し空いてきたので、さきほど見かけた外人のおにゃのこ二人が嬉しそうに座ってたので、よかった。
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大盛況のうちに第2部も終わり。なかなかよいコンサートであった。季節外れのラ・フォル・ジュルネのようだった。質の良い演奏をありがとうございました。皆様これから色々な(もっと大きな)舞台で演奏を聞かせていただけることを期待しております。
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あと、小さな注文ですがリーフレットに曲目だけでもいいんで英語で載せてくれると有難いかなあと。渋谷は観光客も多いから、外人さんも見るかもしれないので。
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全くどうでもいい気づきなのだが、東京メトロ&東急の13番出口から出ると、タワレコが近いことを発見。当然タワレコに行き、シャーガーさんの第九を試聴し(テノール出てくるとこだけ)、気が済んだので買わずに帰ってきた。ケチなのではなく、ウチでは再生できないかもしれんので(悲)。それにしてもやけに早い第九・・・。バッティストーニ飛ばしてるなあ。
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シャーガーさんを見聞きした人の感想として「歌いぶりが三波春夫」とか「調子のよい細川たかし」とか書いてあるのをネットで読んだので、そんな風にしか見えなくなってしまった。何にしろいい声には違いないので可。
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タワレコ、CD売れないんだか、ずいぶんと輸入盤・国内盤ともにワゴンに投げ売りされてたけど、スーザン・ボイルとポール・ポッツがずいぶん余ってた。クラシックコーナーで・・・誰が買うの。

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2016年5月 7日 (土曜日)

LFJ2016 無料コンサート覚書②

(5月4日)

<東京ビルTOKIA1階ガレリア>
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番より第1楽章(短縮版)
ローゼンブラット:日本の歌によるファンタジー
(ピアノ連弾)須藤千晴、山本恵利花、小林侑奈、大貫夏奈、酒井麻里
チャイコフスキーはまあ・・・そうよねって思ったんだけど、謎の作曲家ローゼンなんとかの曲はなかなか面白かった。よくある日本の歌(さくらさくらとか夕焼け小焼けとか)のゆったり感だけじゃなくて後半はダリウス・ミヨー的な超絶技巧な。MCで何度も「私たちはスクリャービンの全曲録音を行っておりまして」とか言うから、スクリャービンを期待してたのに結局弾かず。
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TOKIAは前も行ったんだけど、場所はわかりづらいし狭いので立ち見になると背の低い私は全然見えなかったりして酷いのだけど、音響は(他のショッピングビルの会場などよりは)とてもよいのでもうちょっとなんとかならないかなって思う。
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(5月5日)
<ホールEキオスク>
ホルスト:「惑星」より火星、木星 J・ウィリアムズ:「スターウォーズ」メインテーマ
東京音楽大学打楽器アンサンブル
これの1時間前より座席に鎮座。この日は次のスターウォーズ組曲まで座席に居座るつもりで、おにぎりを何個かこさえてお茶持って待機。もう立ち見はこの日は絶対しないことに(立ち見は腰に来ることが判明。椎間板ヘルニアがどんなに辛いものか、会社で他の社員で見ているので、腰は大事に)。
全部打楽器でするという珍しい惑星とスターウォーズに心踊る。大体がマリンバ中心になるわけだが、原曲なら大活躍する金管がないので曲のダイナミックレンジが広く、鐘の音もカンカンして謎の宇宙感。
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J・ウィリアムズ:「スターウォーズ」メインタイトル、帝国のマーチ、エピソード1ファントムメナスよりオージーの大楽隊と運命の戦い、王座の間とエンドタイトル
アマデウス・ソサエティー管弦楽団、曽我大介(指揮)、一音入魂合唱団
すべてのプログラムの中で(有料含む)一番楽しみにしていたプログラム。合唱まで入る本気ぶり。これ、もしも新日本フィルあたりで有料演奏会でやったとしても絶対行くもんね。だってスターウォーズの曲大好きなのに(何枚もCD持ってる。映画は1作しか映画館で見てないのに)、生で聴いたことなかったんだもーん。合唱団が自前で買ったと思われるスターウォーズTシャツやオビワンケノービの扮装も羨ましい。指揮者はかぶりもので登場し、ライトセーバー型指揮棒で指揮。(スターウォーズは演奏権利代?著作権代?が高いってプロオケの友人に前に聞いたけど。).
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<地上広場キオスク>
シベリウス:ピアノ三重奏曲ハ長調「ロヴィサ」
大坪俊樹(sax)斎藤健太(sax)八谷晃生(p)
元の曲を聴いたことないので(←え)よくわからないのだが、サックスの重奏が結構好きで(綺麗じゃね?)鑑賞。時間的に丁度よかったというのもあったが。なんとなく日本のメロディ的なものも感じさせるよい曲。
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新緑も初夏の風も感じられ、やや騒がしいながらも外のコンサートもなかなかよいなと思った(座ってなら)。この日はビールは飲んでないよ。

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2016年5月 5日 (木曜日)

LFJ2016 テンペスト集

シベリウス:劇音楽「テンペスト」op.109
チャイコフスキー:交響幻想曲「テンペスト」op.18
フィビヒ:交響詩「嵐」
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス (指揮)
(5月4日 ホールC)
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クラシック超初心者の友人を連れて参戦。クラヲタ友人に話したら「初心者にこのプログラムはキツイんじゃないの?」と前日言われた。が、「だって。今さらお金払って新世界だの田園だの私が行くと思う?」と反論。初心者友人にしたら「クラシックのコンサートに行ってみたい(つれてけ)」だけなのだから、まあ難解な現代ものに行くわけではないので、大丈夫だろうと思った。
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それに。
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普通なら誰でも知っていると思われる曲に連れて行ってあんまりよく知らなくて、「ええっこんな有名な曲も知らないの?」と驚愕するよりは、「あたしもこの曲聴くのほぼ初めてなんだ~  てへ」っていうほうが、同じ土俵なのだからいいんじゃないかな?と思った。
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普段日本人オケばっかり聴いているので、LFJは外人オケを安価で聴ける貴重な場。「あ~外人がいっぱいだ~」と嬉しくなる。昨日のポーランド人とは何か違う感。女性も昨日の繊細なポーランド美人(?)とか違う、いかにもロシア女な感じ。
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で、曲。シベリウスは何か「曲」というよりは、ただ嵐の激しさを描写しただけのような音の連続。メロディがあるわけでもなく、嵐!嵐!ふえええ、三曲ともこんなだったらどうしよう。
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いやそんな心配は無用。チャイコフスキー大先生は最初は嵐の激しさを描写していたものの、途中からはちゃんとチャイコフスキーらしき綺麗なメロディ(しかも聴いたことない)を聞かせており。あんまり演奏されない曲だけどさすがに音楽室に肖像画が貼ってあるようなレギュラースターティングメンバーたる作曲家の作品である。
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で、今回の券を購入した理由のフィビヒ。名前は聴いたことあるけど曲は知らんな。どこの国の人だろうと思ったらチェコだった。そうねえ、ポーランドの近代の作曲家だったら大体知ってるけどもチェコは穴場なのよね、わたし的に。
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このフィビヒの曲、なかなか私のツボをグリグリするいい曲だった。すこーしだけだが、カルウォーヴィチの曲に似ており。ロウマンティックなメロディに溢れている。ちょっとだけやぼったいのもなかなか好み。もう一回聴いてみたいな、と思ったの期間中だけ?ナクソスのライブラリーで聴けるので何回もリピート。うむ、ハマった。他の交響曲とかも聴いてみたいな。
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最後はなかなか盛り上がって(結構座席は埋まってた感じ、昨日よりは)、ブラボーも出た(サクラかな?)。今回は当たりだなって思った、わたし的には。
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友人はあまり感情を表に表現しない性格なので、二人ともそれぞれ頭に「?」マークを乗っけたまま(私は私で『友人は演奏をどう思ったかな?』と思って)、ホールを退出。わたしはクラシック音楽関係のことなら何を質問されてもまあ、大丈夫だと思っているので「さあ、何かご質問は?」とばかり待ち構えてはいたのだが。
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「あの楽団は有名なの?」とか普通の質問に「んー、その地方では一番有名な楽団(たぶん)だけど、日本ではあんまり知られてなかった。ラ・フォル・ジュルネに出演して知ったくらい」と答え、「ふうん」。が、「あの、あのね、指揮者ってどうして一曲おわるたびに引っ込むの?そんでまた出てくるの?」という質問には「えー・・・・それは多分、慣習だから?昔っからそうだから・・・としか言えない」と困った。そんなこと考えたこともなかった。でもずっと出っぱなしだったら間が持たないよねえ。
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誰か教えてくれ、うまい答えを。
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そのあと、有楽町界隈でご飯を食べてハッピーアワー半額のお酒を飲んでいたところ、それこそそこそこお腹がいっぱいになったというのに、「とんこつラーメン食べたい。とんこつラーメン食べて帰りませんか?」と友人がのたまうものだから、「もう、食べらんないよう」とか思いながら、とんこつラーメン屋を検索。「俺式」というラーメン屋がひっかかったため、東京駅まで移動。
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ラーメンストリートに入っていたため、10人くらい並んでいた。大人しくその列に並んでいると、後ろから20代とおぼしきおにいちゃんたちの英語の会話が。どこの国の人かは不明だが、片方のおにいちゃんは日本のラーメン通らしく、いろんな地方のラーメンを食べているようで熱弁をふるっていた。「長野ではこうで、京都ではこうで」的な。リアル「Youは何しに日本へ」を見たようで、とっても嬉しかった。日本のラーメンを食しにわざわざ日本にやってきていると思ったら嬉しいよね、ラーメン屋さんも。
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ラーメンは意外とこってりしてた。普通に美味しかったが、あの外人さんはどう思ったかすこし気になった。
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(麺は「堅めで」って言ったけど、「バリ堅」って言えばよかったなあとあとで思った。)
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あ、付け加えておきますが、初心者友人は「楽しかった」そうです。何が楽しかったのかは不明だけど(笑)。

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2016年5月 4日 (水曜日)

LFJ2016 無料コンサート覚書①

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今年も始まったラ・フォル・ジュルネ。まずは丸の内界隈の無料コンサートの覚書。ずいぶん見たなあ。1日で。
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(5月3日)
<丸の内オアゾ ○○広場>
ヴォーン=ウィリアムズ:弦楽四重奏曲第1番ト短調
東邦音楽大学弦楽四重奏団
列にまだ余裕があったので並んでたら、ちゃんと椅子に座って鑑賞できた(嬉しい)。音大の可愛らしいお嬢さん達の四重奏団。弦楽クワルテットなのに一世一代の大舞台にふんわりドレスがキラキラしい。しかし音楽は美しい。いかにもRVWらしい田園風景的なイギリス民謡的な感じ。英国音楽好きでもあんまり室内楽は聴かないんで、こんな素敵な曲が知れて嬉しい。渋い選曲、いい演奏をありがとう。
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ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」(ハイライト)
丸の内フェスティバルシンガーズ、丸の内交響楽団(岸本祐有乃指揮)、古澤利人(オトカール)大澤恒夫(クーノー)浪川佳代(アガーテ)大音絵莉(エンヒェン)土師雅人(マックス)清水那由太(カスパール・隠者)
前プログラムで観客が座っていたパイプ椅子を反対側に向けて、フルオーケストラが鎮座。当然観客はほとんど立ち見。毎年ながら、デパートの一角で本気オペラ上演がすばらしい。合唱団も女性はティアンドルだし男性もあの当時の服装だしお帽子。独唱陣はプロの方で、アガーテの方は大変声量があって素晴らしかった。しかし何より不思議だったのがイタリア人のMCで、最初近隣のイタリア料理屋の店長かなんかが紛れ込んできたのかと思った。日本人だけのドイツオペラ上演にイタリア人が日本語で解説するというグローバル感。誰なの彼。堪能させて頂いたが、ハイライトとは言え、リハーサル含め1時間半立ちっぱなしはしんどい。腰痛。
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<丸ビル マルキューブ>
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調
上里はな子(ヴァイオリン)松本和将(ピアノ)
さすが、プロは学生とは違うのよ、という演奏。タダで聴かせてもらえて申し訳ない感。
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本部国際フォーラムでの無料演奏会より。
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<ホールEキオスク>
ストラヴィンスキー「火の鳥」組曲より、ベートーヴェン交響曲第7番よりフィナーレ
麻布学園OBオーケストラ 鈴木優人指揮
鈴木王子は麻布学園出てるのか、頭いいな。楽団員たちはオレンジ色のTシャツ、王子も曲が始まる直前にジャケットを脱ぐと、Tシャツの背中はド派手な火の鳥の絵が。夜遅かったせいか赤子・小児もおらず静かに正面で座って鑑賞。
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初日はそれほど混んでなく、人に酔うこともなく快適。東京者だからこのくらいなら全然平気。有料プログラムのマニアックな曲目選考のせいなのかは不明。
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屋台にて狙ってた、カルピスバター添えワッフルを食す。アイスとキャラメルソースを乗っけて。人間をダメにする食べものである。ウマー。
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2015年6月 8日 (月曜日)

アンサンブル*コトカ  第23回定期演奏会

O.シェック: 牧歌的間奏曲「夏の夜」Op.58(日本初演)
J.デイヴィス: 「クッカム・ロックの夏の宵」Op.50 (日本初演)
W.ニーマン: 「アナクレオンの詩による春の気分と厳粛な神殿の輪舞」Op.50(日本初演)
S.コールリッジ=テイラー: 4つのノヴェレット Op.52(日本初演)
アンサンブル*コトカ
(6月7日 新お茶の水 ワラスコモンホール)
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初めて聴かせて頂く弦楽のみのアマオケさん、そして初めて行くホールである。ホールっていうか・・・なんか会議室?みたいな。新しいのでとっても綺麗。新お茶の水駅にワラスコモンとかいう建物が出来てるのはちっとも知らず。とてもカッコイイ建物であたし好み。
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それにしても、なんという秘曲揃いなのだろう。もう何でもいいから是非聴きたいと思ってしまった。全部日本初演、全部初耳である。
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ま、オトマール・シェックとコールリッジ=テイラーは知ってるけど、あとの二人は知らない。シェックはスイスの人、デイヴィスはイギリス人、ニーマンはドイツ人、コールリッジ=テイラーはイギリス人(父はアフリカ系)ということでなんか色々。でもまあ、弦楽オケなので音色はほぼ同じだし、曲のテイストは微妙に違うものの・・・まあ似ている。優し癒し系の名曲揃いである。
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まあ、タダで聴かせて頂く手前、演奏の感想はおいといて、曲の感想を。
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シェックって作曲家は前にF=Dの歌う歌曲集「星の下で」のCDを持ってたんで知ってた。ナチス寄り?との誤解を受けて戦後は無視されていたが、F=Dらの努力により見直されたようだ。

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この作曲家はとてもロマンティックでスケールの大きな作風という印象だが、今日聴いた曲もなかなか素敵な曲であった。曲のもとになったというゴッドフリート・ケラーの「夏の夜」という詩も頂いたパンフレットに載っていたので参考になった。「星の下で」もこの詩人なのでこの詩人が好きみたいね、
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ジョン・デイヴィッド・デイヴィスという作曲家はさっぱり知らない。調べようもないし。解説書にもあんまりよくわかんないような感じで書いてあった。曲はやっぱり優しい感じで、まあ・・・たしかに全く無名な感じだなあという作風だけど、これはこれでいいなって思った。いかにも英国のミニアチュール的な。
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ヴァルター・ニューマンという作曲家も全く知らなかったが、まあウィキペディアに項目はちゃんと日本語であるので、まあまあ有名な人なんだろうな。Youtubeにも何曲かピアノ曲がアップされているので聴いてみたけどなかなかよい。どっちかっつーと印象派っぽい要素が多いのかなと。今日聴いた曲は弱音のトレモロ?で始まってとても心惹かれる感じだった。すーっと心に溶け込む感じ。いいなあ。

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休憩後、コールリッジ=テイラー。この作曲家のみ4曲あり、変化に富んでいるのでなんとなく小さいシンフォニーのようである。エキゾティックな要素もあり、なかなかしっかり作ってあるので楽しめた。
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過去の演奏会の記録を見ると、なかなか未知の曲をたくさんするオケ(といっても15人くらい?)のようなので、また面白そうなのがあったら行きたいなと思った。(個人的にはカルウォーヴィチのセレナーデやって欲しいな。)
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2015年5月22日 (金曜日)

オーケストラ・ニッポニカ 1958年の交響作品撰

Concert20150517_1_a_3芥川也寸志:エローラ交響曲(1958) 
三善晃:交響的変容(1958) 舞台初演
武満徹:ソリチュード・ソノール(1958)
矢代秋雄:交響曲(1958)
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指揮/野平一郎
オーケストラ・ニッポニカ
(5月17日 紀尾井ホール)
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今週は給与計算の週だったので忙しくてちっとも更新できない。家帰るの夜11時過ぎとか。だもんでずっと感想も書けず。やっと今日は定時に帰ってきた。が、明日は出勤予定なり。
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で。先週の日曜のコンサートの感想。(正直かなり忘れている。)
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おお、作曲家の名前にカタカナが一個もない。こんなコンサートは生まれて初めてである。大丈夫なんだろうか。アウェイ感がハンパない。
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たまたま知人(の知人)から回して頂いた券。正直言って大冒険。でも、一応日本人なのだから、(ドイツもんやポーランドもんばっか聴かないで)日本人の作品も聴かなきゃね・・・と意気込みだけは大いにあったのだが、少々不安。
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でもまあ、聴いてみたらそんな心配するほどでもなかった。
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まずは。芥川さんの作品から。
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芥川也寸志。芥川龍之介の三男である。ちなみに次男の芥川比呂志は俳優である。どっちも(客観的に見ても)イケメンである。どっちかっつーと比呂志さんのほうがお父さんに似てるかと。神経質そうな感じが。
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今回演奏のエローラ交響曲。インドの世界遺産、エローラ石窟寺院群を訪れた際の印象より作曲されたということらしい。実は私、この世界遺産を実家にいた頃にNHK-BSかなんかで見て、いつか行きたいなと思っていたのである。ただ、何ていう建物なのか全然忘れていたのだけれど。
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275pxellora_cave16_001 普通、寺院は何もないところに建物を建築して出来上がるものだが、エローラは逆で、岩山を掘って建造物を作っているのである。なんとカッコイイのだ。軍艦島と張るくらいのカッコよさ。テレビで見てこんなにカッコイイのだから、本当に行って見たらどんなに感銘を受けるだろう。全く楽才のないあたしでもシンフォニーを一曲書けちゃうかもよ。(んなこたあない)でも、スケッチはしたいなあ。
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で、曲の素直な印象。さすがは芥川龍之介の遺品のストラヴィンスキーのレコードで育っただけあって、なんかストラヴィンスキーの匂いがそこはかとなく。ダイナミックで意外と聴きやすい。ウィキペディアにあるようなエロティシズム云々はさっぱりわからんのだが。まあ、芥川はせいぜい「砂の器」くらいしか知らんので、こんなもんだわ、あたしの感想なんて。
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二曲目、三善晃。アニメ「赤毛のアン」の作曲家である。パリのコンセルバトワールで学んだということで、どんな作品でも何かシャレオツな風味に感じる。今回聴かせてもらった曲は、全然関係ないけれど何だか私の好きなアルバン・ベルクの作風に似てるかなと思った。だもんで、前半二曲は意外と聴きやすく、全く眠くなることなく聴けた。大変喜ばしいことだ。
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休憩後。世界的なネーム・ヴァリューでは日本一の作曲家ではないかと思われるタケミツ。何でそう思うかっつーと、ピアノコンクールなんかで外人のコンテスタントが普通に弾いてくれちゃってるからである。
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しかし。
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なんか今回の演奏会の曲は正直あんまり覚えてない。何日も経ってしまったからだろうか。聴きながら考えていたことは、今度どっかで演奏される「ファミリー・ツリー」の語りの人は決まったのだろうか・・・ということで。決まってないんならまた遠野さんでやったらいいんじゃねえの?少女の頃の遠野さんも懐かしいけど、あんなんなっちゃった現在の彼女でも面白そう・・・とか。(どうも決まったらしい・・・日フィルのサイトより)
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最終曲、矢代秋雄。すいませんお名前しか存じあげなくて、作品聴くのまったく初めてである。マニアの間ではネ申的存在である・・・らしい。この人もパリのコンセルバトワールで学んだ人らしく、ナディアたんにも学んだという。曲の印象としては、非常にトゥランガリラである。メシアンの授業も受けたらしいし。トゥランガリラと同じようなメロディも頻出する。最後の楽章など響きがまるでオンドマルトノ。どうしたらあんな響きになるんでしょう。不思議不思議。
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野平さんの指揮はきびきびして、(素人目に見て)とても見やすそうな感じだった。オケの女性は緑や濃い青の服で揃えていたようで、私の好きな色だった。たまたま私も当日似たような色のスカートだったなあ。
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こんなマニアックな曲目にも関わらず、小さめのホールだけどなかなか盛況で。かなり盛り上がった演奏会であった。観客もなんか濃いなあ・・・自分がなんだか凄く薄い人のように感じた稀有な演奏会であった。女子トイレはガラガラだった。
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こんな貴重な演奏会に行かせて頂き、どうもありがとうございました。・・・ってこんなブログ読んでないと思うけど。

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2015年5月 5日 (火曜日)

LFJ2015  レミ・ジュニエ/バッハ ピアノ協奏曲第5番 他

J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV1056
ペルト:ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス
ブリテン:ラクリメ
スーク:セレナード op.6
レミ・ジュニエ (ピアノ)
鈴木康浩 (ヴィオラ)
オーヴェルニュ室内管弦楽団
ロベルト・フォレス・ヴェセス (指揮)
(5月4日 ホールC)
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朝10時の開演。前日11時過ぎ帰宅だったので、結構ハードだ。まあ有楽町まで30分くらいなので(←都会人を自慢)大したことないか。
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なんだかヘンテコなプログラムである。「涙」をテーマとした選曲だというが・・・まあいいや。前日ヨハネ聴けなかったペルトの曲も入っているしよしとしよう。
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昨年ラフマニノフ弾いたレミ君にまた会いたくてこのコマ取ったんだけど。だって他の取れなかったんだもん。前回はあんまり見えなかったので今回は前から3番目をゲット(えへ)。
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レミ君登場。なんだ天使か。バッハを弾いている姿はまるで大天使ミカエルのよう(よく知らんが)。くるくる巻き毛。ピアノは普通にスタインウェイ。この曲は(メジャーな曲じゃのう)ヴァイオリン協奏曲版のCD持っている。バッハって間違えると目立ちそうで難しい。しかしさすがはレミ君、気品のある演奏。育ちがよさそうだ。
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でも。バッハもいいんだけど、本当はショパンとか聴きたかったなあ。来年も来てね。
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2曲目ペルト。ペルトは好きなんだけど、正直どれも同じように聴こえる。鐘の音がカンカン。弦楽ざわざわ。この曲もそんな感じ。ただ、人生初ペルトだもんでうれすい。うーん素敵だ。ちょっとお疲れの体に沁み渡る。
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3曲目ブリテン。読響のもじゃもじゃヴィオリスト登場。正直この曲はイギリス音楽好きにも辛い。最後のほうやっとダウランドさんのメロディになってホッとする。無調苦手なもので。
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スーク(スク)については「スーク・トリオの人だよね」と勝手に解釈していたら、それはこの人の孫の事だったらしい。ややこしいのう。まさかどっちもウィキペディアに名前載るとは親も思わなかったようだ。アメリカ人やお笑い芸人みたいに「なんとかジュニア」とかにすればいいのに。
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セレナードという曲は初耳だが(っていうかスーク自体曲を聴くの初めて)。とても美しい曲で、なんか途中涙が出そうだった。オーベルニュの弦も美味しい水のように澄んでいて綺麗。カルウォーヴィチに雰囲気的に似ているかも。あれも好きだわ。指揮者は力のこもった指揮ぶりで(力が入り過ぎてちょっとけいれんぽくなってて恐かった)いい指揮者なのかな、と思った(よくわからん)。
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色々聴けて、発見も多いコンサートだった。スーク、もう一度聴きたい。

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2015年5月 2日 (土曜日)

LFJ2015 ハート直撃コンサート

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ショーソン:詩曲
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」
プッチーニ:「ボエーム」より「私の名はミミ」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」
ヴェルディ:「ラ・トラヴィアータ」より「乾杯の歌」
イレーヌ・ドゥヴァル(ヴァイオリン)
クレール・デゼール(ピアノ)
アマンダ・パビアン(ソプラノ)
アレッサンドロ・リベラトーレ(テノール)
ロベルト・トレヴィーノ指揮/シンフォニア・ヴァルソヴィア
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ラ・フォル・ジュルネ、一日目。実はもう物珍しくもないのでそんなに色々見たりしない。何も買いたいグッズもない。普通にコンサート見るだけである。
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ラ・フォル・ジュルネらしいコンサートは今まで避けていたのだが、今回泣く泣く券を取った。「歌もの」とショパン2とポーランドのオケときたら行くしかない。何か盛りだくさんである。時間的には短いんだが。
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LFJの発明者であるルネ・マルタンを本日初めて見た。フランス語をしゃべってた(フランス人だから)。ところどころしかわからない、ボンジュールとか。あたしの語学力なんてその程度。
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当初、(私が券を買った時点では)ピアニストは決まってなかったんだが。私はどんな見知らぬ(しかし、現地では旬の)ピアニストがキャスティングされるのか楽しみにしていた。
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しかし。
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前からよくLFJには出ているような、コンセルバトワールの先生みたいな容貌の(いや、現にそうらしい)、正直あんまりフレッシュでないピアニストが現れて。
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ちょっとガッカリ。
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いや、演奏はよかったですが。
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で、正直なところショーソンはあんまり聴いたことなくて(←ええ~~?)
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何の為にこのコマ取ったのわからない。
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でも、我がシンフォニア・ヴァルソヴィアのショパンはほんとに「おらが国の音楽」って自信に満ち溢れててよかったでした。
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で。
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ほんのちょっとアリアを歌ったソプラノとテノール。ソプラノさんは何か今まで出てたヴァイオリニストとピアニストがとってもスタイリッシュな女性だったので、その「体が楽器です」体型にちょっと聴衆引いてた。オペラ歌手見慣れてるはずのあたしも引いてた。しかも、紹介文にはコロラトゥーラ・ソプラノと書いてあったのに、どう考えても違う気がする。堂々たる声であった。
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テノールの人は前もって調べてて、ずいぶんDVDのオペラ収録等では活躍している方のようで。ホントに美声であった。まあお二人ともこのデカイホールはちょっと気の毒だなあとは思ったけど(後ろのほうのお客さん聴こえたのかな?)。
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結局アンコールで乾杯の歌をもう一回歌ってくれて、結構盛り上がった風味。

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