2008年4月 8日 (火曜日)

グリエール/イリヤ・ムロメッツ



グリエール:交響曲第3番「イリヤ・ムロメッツ」
ドナルド・ヨハノス指揮/チェコスロヴァキア放送交響楽団

過去記事:荒川選手の原点/グリエール・赤いけし



ロシアのまーまー知ってる人は知ってる作曲家、グリエールって言ったらバレエ音楽「赤いけし」。そう相場は決まってる。少なくとも私にとったら。

しかし。グリエールは、実は交響曲も素晴らしい。それどころか聴いていて「ひょー!」と叫んでしまうほどかなりの傑作であるぞ、この交響曲第3番。ま、このCDはね、ずっと聴かないまま死蔵されてたの、ウチに。で、今日ふと思い出して聴いてみたのです。

いやー、交響曲というよりは、劇音楽に近い。つか、昔の映画音楽とかに近い。壮大な力強さはロシア音楽というよりワーグナーの管弦楽曲にも近いかも。壮大でありながら叙情的な部分は非常に瑞々しい響き。また第2楽章の官能的な響きはR・シュトラウスを思わせる。

しかも、交響曲のくせに75分半もある。演奏するほうも疲れそうである。

「イリヤ・ムロメッツ」という物語はちっとも知らなかったのだが、調べてみたら結構面白いというか奇想天外、ロシアのドン・キホーテ(ディスカウントショップではない)って感じの物語であった。

なげぇので、かいつまんで。

ロシアの口承抒情詩「ブィリーナ」に登場する英雄の物語。
イリヤは老夫婦が子供が授かるように祈った末生まれた子だったが、生まれつき手足が動かなくて30歳まで家を出たことがなかった。

しかし、ある日3人の旅の老人が家を訪れイリヤに声をかけると彼は立ち上がり、薬によって強大な力を得た。老人たちは「国を乱す者と戦い弱い者を助けるためにこの力を使う」ことを約束させて去る。

イリヤはキエフを目指して旅立つが、その途中巨人スヴャトゴルの妻サルイゴルカに誘惑される。サルイゴルカは応じなければイリヤに乱暴されたって言いつけるわよというんで、しかたなく彼は応じる。しかしスヴャトゴルに見つかる。イリヤは正直に話しスヴャトゴルは妻を追放、イリヤとは兄弟の契りを交わす。

二人は旅を続けるが、スヴャトゴルは巨大な棺に入れられて死ぬ。このときスヴャトゴルの体から泡が溢れ、イリヤはこの泡を身につけるとスヴャトゴルの力と勇気を受け継ぐ。

イリヤはチェルニーゴフの町に着き、町を包囲していた軍勢を追い払った。人々に恐れられていた盗賊ソロウェイの右目を射抜き捕らえた。

キエフに着くと、太陽公ウラジーミルに迎えられ英雄たちと交誼を結ぶ。この地の幽霊や城に住む化け物を退治する。

しかしある日ウラジーミル公が宴会を開いたのにイリヤを招くのを忘れた。怒ったイリヤは町の建物を破壊して売って金にし、町の酒場で宴会を開く。ウラジーミル公は謝罪し、あらゆる酒場を貧乏人に3日間開放することを条件に仲直りする。

年老いたイリヤの前に強敵ボドソコリニクが現れ、互角の戦いになるが、相手は実は自分の子(サルイゴルカとの子)であることを知る。いったん二人は和解するが、ボドソコリニクは気が変わって槍でイリヤを刺す。しかし、イリヤは付けていた十字架に槍が当たって助かる。イリヤはボドソコリニクを雲の高さまでぶん投げて殺す。

ママイ率いるタタールの大群がキエフを襲う。イリヤはママイを殺し、5日間の戦いの末勝利する。しかし仲間の一人が慢心の言葉を吐いたため、敵軍の死者たちが起き上がり、5倍にもなって大群で襲ってきた。6日後また敵は増えた。イリヤが後悔の祈りを捧げると敵は地に倒れ伏し、勇士たちは全員石像と化した。

曲の構成は以下の通り。

第1楽章「さまよえる巡礼者、イリヤ・ムロメッツとスヴャトゴール」
第2楽章「山賊ソロウェイ」
第3楽章「ウラディーミル公の美しき太陽宮殿」
第4楽章「イリヤ・ムロメッツの武勇と石化」

こんなふーに。筋書きはあまりに奇想天外すぎて一瞬ヒクが、曲は本当にイイ。(昔話なのに何故か数字に細かくて、やたら3の倍数5の倍数とか出てくるからいちいち「世界のナベアツ」を思い出した)

コレ知らない方は是非聴いてみて(この曲がどのくらい有名なのかは知らんが)。ナクソスの他にもいくつか録音はあるみたいだが、とりあえずこのナクソス盤の演奏は壮大で迫力があり素晴らしい。

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2008年2月 6日 (水曜日)

ゴロヴァノフのスクリャービン


アレクサンドル・スクリャービン:交響曲第3番「神聖なる詩」第4番「法悦の詩」
ニコライ・ゴロヴァノフ指揮/モスクワ放送交響楽団

みなさんこんばんは。

今日は、昨日買ってきたばっかりのゴロヴァノフ(ゴロワノフ?)のCDを聴きます。いやもう一回昨日聴いたんだけどあまりに凄くてな。

えーと。(唐突ですいません)

実は、ここの読者さんならお気づきのことと思いますが、私はロシア系やラテン系の「爆演火吹き系指揮者」も好きですが、イギリスなんかのノーブルな気品に溢れるシブイ演奏をする指揮者も好き(ブライデン・トムソンとかヴァーノン・ハンドリーとか)、という両刀使いです。どっちも楽しむことができます。逆に真ん中ヘンの指揮者はよくわかんないかもな。真ん中ヘンてだれだ。

で、前々から「ゴロヴァノフは(なんだか知らんが)スゴイ」という噂を聞いていたのですが、なんだかCDが高い気がしたので今まで手を出さなかったのです。しかし今回めでたく1255円という魅惑的なお値段で(バーゲンだったので)入手いたすことができました。おめでとうありがとう。

しかし。実は私はこの曲を聴くのは生まれて初めてなのよーん。

まあ、おそらく多くの人が思うとおり、生まれて初めて聴く曲がゴロヴァノフ指揮であってはイケナイのである。危険危険。全く違うものに聴こえてしまうようである。つーか、本来は多分こんな曲ではないんだろうな、というのは想像がつく。

まー、例えて言えば、生まれて初めて付き合う男が200キロ超の巨漢だったりとかで、「男ってみんなこんな感じ(かしら)」と思い込んでしまう女の子くらいかなりヤバイ(いや、もしかしてそういう人も実際いるかもしれんのだが抗議は受け付けない、35過ぎても羊水は腐らない。)。

この「神聖なる」というのはいったいどこにかかる形容詞なの?というくらいバイオレンスな演奏である。聴いていて鼻血が出そうだ。どぴゅ。

冒頭を聴いて、最初に私の頭に浮かんだのは、非常にメジャーな形の火星人の襲来。火星人はUFOに乗って地球にやってくるのだが、好意的に出迎えた地球人にたいし、容赦ない攻撃を加えるのである。そうそう、私の大好きな映画「マーズ・アタック!」(ティム・バートン監督)みたいな感じの宇宙人だよ。そっからもう、第1楽章が終わるまで静まることなく縦横無尽に暴れまくり、北アメリカ各地を破壊しまくる(それにしても宇宙人にせよ天変地異にせよなぜいつもSF映画ではアメリカが攻撃されるのか?)。録音がやや古ぼけている感じがまた、安っぽい昔のSF映画のサントラを聴いている感じで・・・シ・ビ・レ・ル。

マーズ・アタック! マーズ・アタック!

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2007/03/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「法悦の詩」も(まあ、どっちも同じような演奏なので頭の中では区別はつかないが)、この曲を表現するのによく言われるよーないわゆる男女間の法悦というよりは、真夜中にお布団で熟睡しているところに突然ブルドーザーが部屋に突っ込んできて下敷きになる感じ・・・がした。

ああ、もうあんまり素晴らしすぎて、他の指揮者の演奏を聴く気にはなれない。多分物足りなくなってしまうだろう。そしてこれで私のスクリャービン鑑賞は終わるのかもしれない・・・。コワイ。(あ、この曲は実は本当にそんな感じの曲ですよ、という方はご一報下さい)

次はモツレクを聴いてみたい。


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2008年1月12日 (土曜日)

ポポフ/室内交響曲

P1000878ポポフ:室内交響曲ハ長調
モソロフ:4つの新聞記事、3つの子供の歌/他
アレクサンデル・ラザレフ指揮/ボリショイ劇場ソロイスツ・アンサンブル ネリー・リー(ソプラノ)他





昨日は、友人と前から気になっていた水道橋の鉄板料理屋「オキドキ」に行きました。

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昭和レトロっぽい内装で、ネットで見て惹かれたのですが、想像していた感じと違い、店員さんたちが物凄く明るくて元気よくてすごく親切で正直ちょっとヒクものがありました。ま、しっとりと語り合いたい人はちょっと違うかもと思う。元気なのはいいこと・・・か。

まあ、私はお酒が飲めておいしい料理が食べられれば何でもいいのですが。何でもおいしかったけどとくにイベリコ豚のカルビが美味しかったです。金曜だったので8時ごろにはかなり混みあっていました。また行きたいです。友人もとても楽しかったと言ってた。


さて。


今日は(も)、オリンピア(メロディア)で以前出ていてとても安く入手したCDのシリーズ。

ポポフって作曲家、他の曲はたぶん聴いたことないんだけど。交響曲第1番が輸入で出ているようだよ。タワレコの記事はかなり気合入っている。

←ボッツスタイン盤

ガヴリイル・ニコラエヴィチ・ポポフ(1904–1972)ソ連のロシア人作曲家。

1922年から1930年までレニングラード音楽院でニコラーエフ、シテインベルク、シチェルバコフらに師事。ピアノ曲《表現》作品1がアルノルト・シェーンベルクに献呈されているように、ブゾーニや新ウィーン楽派の影響のもとに作曲家として活動に入る。大胆な才気においてショスタコーヴィチにも匹敵すると認められ、《室内交響曲(またはフルート、トランペット、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、チェロとコントラバスのための七重奏曲)ハ長調》や無調の《交響曲 第1番》は、進歩的な作品としてセンセーショナルな成功を収めた。

やがてショスタコーヴィチのように当局と衝突して、より伝統的な音楽語法で作曲するに至った。(ウィキペディアより)

で、この室内交響曲。いやこれはとてもいいぜえ。まあ、時代的に普通にショスタコーヴィチっぽくもあるが、シェーンベルクなんかのドイツ・オーストリア系の感じにも近いかも。前衛的だけどちゃんとメロディもある。もしかしてシェーンベルクの同名の「室内交響曲」に影響を受けているかもな。腕のよいソリスト級の楽団員がバリバリ演奏したらすごくカッコイイと思う。(よくわからんが日本のSFアニメとかに使われてもいいかんじだ)

第1楽章 モデラート・カンタービレ
フルートなどでやや不安な朝の目覚めみたいな感じで始まるが、だんだんと希望が感じられる。で、また少し不安になる。

第2楽章 スケルツォ-アレグロ
トランペットとクラリネットの鋭い旋律で始まる。ちょっとマーラーのスケルツォを思い出す軽快さ。途中ゆっくりとなり、温かみのあるメロディが登場する。心に深く食い込むような感じでここは印象に残る。またスケルツォに戻る。

第3楽章 ラルゴ 
ゆっくりと弦ではじまり最初ちょっとバッハの曲っぽい。・・・正直、ここは長くて退屈。

第4楽章 フィナーレ-アレグロ・エネルジコ
また、曲に快活さが戻ってくる。第2楽章のきれいなメロディの再現。曲はどんどん急速さを増して、最後はワクワク感を残して終わる。演奏する人もなんだか楽しそうだ。

全体で35分くらい。このポポフって人は、このまま自己の作風を貫き通してたらかなり傑作を残せたのではないかと思う。ああ、なんと惜しい。きっとこういう作曲家がいっぱいいたんだな、ロシアは。

ついでに。このCDに収録されている、「鉄工場」でおなじみのモソロフの大変可愛らしい歌曲集が収録されている。

新聞記事の広告を歌詞にした歌曲・・・といっても短い3行広告を歌詞にしたらしく(医薬材料を売る店、戸籍役場、行方不明の犬を探す人、ネズミ退治の業者の広告・・・らしい。)、そのマジメなヒョウキンさに笑う。対訳なくて残念。

子供の歌・・・ネコに向かってニャーニャー言ってる女の子、ズーズーズーズー言いつつおもちゃを壊して困ってる男の子、「アッアー、バブシュカ~」と、おばあちゃんをせかす男の子・・・という詩(らしい?)。ともかくどれもすぐ終わってしまう。

このCD、他にZhivotovという人のちょっと魅力的な小曲やチャイコフスキーっぽく心に染みるミヤスコフスキーの弦楽オケの曲もアリというかなり魅惑のCDなのだが、ちょっと長くなっちゃうので、残念今日はこのへんで。

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順位~あがってきた~!有難うございます。
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2007年12月15日 (土曜日)

シェバーリン/劇的交響曲「レーニン」

P1000864 シェバーリン:劇的交響曲「レーニン」
  (マヤコフスキーの詩による)
アレクサンダー・ガウク指揮/USSR放送交響楽団&ロシア共和国室内合唱団・その他独唱者
シチェドリン:オラトリオ「人民の心の中のレーニン」 (Lenin in The People's Heart)
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮/USSR放送交響楽団&合唱団・その他独唱者


本当は、サントリーにエルガー2番を聴きに行く予定ではあったのですが(当日券があるならば)、実家に急遽呼び出されたので(「ビールやるから来い」攻撃)なんだか行きそびれてしまった。それに今月ぶっちゃけお金、使いすぎだ。これから飲み会だらけなのに。

ということで、同じエルガーというのも考えたが芸がないような気もするので、全然違う曲で。こういうの好きな方も読者には きっといるかと思うんで。いないか

(あたしは、赤旗読んだりしてないからね、念のため。)

これはね・・・ジャケットからしてコワイィ。レーニンをたたえる音楽が二曲。黛さんがすきそう。

まずシェバーリンの交響曲。まず、ショスタコーヴィチの革命の最終楽章っぽい暗くヒロイックな音楽の第1楽章。・・・んー、深く考えなければ聴き応えがある。触れればやけどしそうな熱い音楽である。

第2楽章から歌がはいる。まずウラジーミル・マヤコフスキーの詩による(と思う)ナレーション。独唱は鼻がつまった歌唱がロシアっぽくてなかなかいいぜ。ロシア語の「ぐにゃ~」とか「むにぇ~」とかいう発音好きにはたまらん(そんなの私だけ?)。
しかし語りが長くてロシア語はわからないし・・・対訳が欲しい。

ヴィッサリオン・シェバーリン(1902~1963)ソ連の作曲家。
オムスク大学に学び、その後モスクワ音楽院に進学。卒業制作の交響曲第1番は恩師ミャスコフスキーに献呈された。ショスタコーヴィチとも親交があった。

卒業後はグネーシン音楽大学作曲科の主任教授も勤めた。1948年にジダーノフ批判の犠牲者になり、ソ連楽壇の表舞台から葬り去られた。(ウィキペディアより抜粋)

劇的交響曲「レーニン」は1933年の初演。

2曲目は「カルメン組曲」で有名な?(←聴いたことないけど)シチェドリン(1932~ )のオラトリオ。まだ生きてるのか?シチェドリンて。鼻のつまったラッパの音で始まり、お経みたいな不協和音の合唱団の歌が続く。さっきの曲とはうってかわって、なんだか親しみにくい。うう。1969年の作品だからこんなもんか。

バスの独唱が英雄っぽい歌を歌うと、とたんに金管楽器のファンファーレがかっこよく反応。なんか面白いのはここだけで、これのどこが人民の心のレーニンなのかつかめない。なんだか幽霊が出てきそうな感じもする。ソプラノ独唱もひどく不気味だし、最後をしめるアルト独唱もどこの国だかわからない民謡っぽくてどこか別の世界に連れていかれそうでちょっとコワイ。

余白?に「労働者のマルセイエーズ」などというのが入っている。まあ、ロシア語の「ラ・マルセイエーズ」なのだが、これもナゾだ。

(こんなCD持ってるの私だけかと思ったが、何年か前にオフ会とやらをしたときに来ていた大学生の男の子が持ってたので、話が盛り上がった。若いのになかなかあなどれないヤツだった。元気だろうか。)

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2007年9月21日 (金曜日)

カリンニコフ・交響曲1&2番/東京ニューシティ管

T_52カリンニコフ:交響曲第1番ト短調
同上:交響曲第2番イ長調

曽我大介指揮/東京ニューシティ管弦楽団
(2007年9月21日・東京芸術劇場)









ない。探したけどない。ウチにあったはずのカリンニコフ。絶対持ってたんだけどなあ、ナクソス盤。一回聴いて「噂ほど(隠れた名曲?)じゃないなあ。」と思ってそのままになっていたのだった。

でも。こんな潔いプログラムを見て、コンサート行かないわけにはいかないと思ったのだわ。プロのオケで。これ、もしカリンニコフが一曲で、後半シベリウスとかブルックナーとかベートヴェンとかだったら、私きっと行ってない。

でまー、電話したら(当然)当日券は残ってるということなので、さっそく会社帰りに池袋へ。

池袋と言えば、普通にラーメン激戦区。そんなわけで、最初はゲイゲキに一番近い「中本」って有名店に行ってみた。が、そこそこ並んでおり。しかも、なんだか全体的に親しみにくい感じ(お客も店員も)。ラーメンも見るからにギトギト系で、コンサート前にはクドそうなので却下。

Pa0_0166 以前、ミューザ川崎に行ったときに行った「えるびす」の池袋西口店へ。まーまー空いていたしまだ全然入りやすい感じ。急いでたし。

前回はとんこつ醤油ラーメンだったが、今回は王道でしょうゆラーメンの味玉入り。ま、ごく普通のさっぱりとしたラーメンだったがおいしかった。玉子もちゃんと半熟で丁度良い。あとにクドさが残らず、コンサート前にはぴったり。今度またコンサート前に行こうっと。


さて、コンサート。
本当に、こんなマイナーな曲目でコンサートをやったこの指揮者とオケの人々にまず拍手を送りたい。
もう、最近のオケはヘタレなプログラムが多すぎる。このところ好きな指揮者の来日公演は大抵破綻をきたさない曲目ばっかり(誰とは言わないが)なので行ってない。私は演奏家より曲目重視なのでね。

今日のオケ、東京ニューシティ管弦楽団は多分聴くの初めてだ。新しいオケのためかちょっとベンチャー企業的な、隙間産業的な匂いがしてよい。

指揮者の曽我大介さんも全く初めて聴く指揮者で、外見はなんだか三谷幸喜の舞台とかに登場しそうな人のよさそうな感じだが、外見とは違って大変情熱的な指揮をされる方だと感じた。(・・・というか今日はA席なのに一階席前から3番目なんて席だったので迫力からそんな感じがしたのかもしれない。)

で、まーはじめにカリンニコフの紹介。

ヴァシーリー・カリンニコフ(1866~1900)
ロシアの現ムツェンスク郡オリョル県ヴォイナ生まれ。才能を認められモスクワ音楽院に入学したものの、お家が貧乏で学費が払えず退学。まーかわいそうに。その後ロシア音楽協会の音楽学校で作曲とファゴットなどを学ぶ。

その後チャイコフスキーの推薦でモスクワのマールイ劇場の指揮者に就任したりもしたが、幼少からの虚弱体質のため、20代で体調不良をうったえる。27歳で指揮活動を断念、温暖な気候のヤルタに移住・療養。その頃書かれたのが交響曲第1番と2番。しかし、やはり病魔には勝てず、34歳の若さで結核のためこの世を去る。



・・・と、悲惨な運命だったが、今日聴いた2つの交響曲を聴く限りどんよりとした暗さはあまり感じられない。2曲とも愛くるしい、可愛いとさえ思える交響曲である。

どちらも第2楽章のアンダンテな楽章がよい。第1番のほうなど、あまりのカワイさに色々妄想が働いてしまった。・・・ロシアのある村にやってきたサーカス団。花形のアクロバットの美少女と地元の若者が恋に落ちる。彼女の得意技は綱渡りと玉乗り。しかし運命は二人を引き裂き別れる結末に。・・・というような(←あくまで妄想)メルヘンチックでもあり物悲しくもあるそんな感じの曲。まあ、フィナーレは騒々しく壮大に終わる。

2番のほうは、まあまあ無難にまとまっている1番よりももっと色々と全体的に冒険はしているようである。まとまりには欠けるかもしれないけど、2番のほうが色々やっていて面白いかも。アンダンテ・カンタービレの第2楽章はやはりロシア風にロマンティックで物悲しい。薄幸・短命な可愛い少女のようである。(「火垂るの墓」の節子を思い出した。今日テレビでやってたね。セツコー!!)

2番はまたムリヤリ盛り上げて(・・・指揮がというよりは、曲がそもそもムリヤリ臭い)華々しく終わっているのだけれど、これはこれで良い感じでした。

・・・というわけで、今夜はなかなか素晴らしいものを聴かせて頂きました。アマオケでは比較的取り上げられる(らしい)カリンニコフの1番ですが、2番はなかなかナマでは聴けず、しかもプロのオケではカリンニコフ自体取り上げることは珍しい。いや、今日は行ってよかったでした。CD探してみよう・・・アレ?実家においてきちゃったのかな?


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あまり気にはしてないです。でも。
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2007年2月 7日 (水曜日)

やっぱりチョコはモロゾフ、じゃなくてモソロフの鉄工場

P1000721 アレクサンダー・モソロフの音楽
組曲「兵士の歌」
前線の道(9つの合唱曲)
ピアノ協奏曲第1番
コルホーズの草原(8つの合唱曲)
鉄工場 作品19
エヴゲーニー・スヴェトラーノフ指揮、ソビエト連邦交響楽団(鉄工場のみ)その他


あー、なんつうか、アレよ。

気になってるでしょ、殿方たち。あたしがどう思ってるかって。
もうすぐ来る、アノ日。アレが配られる日のことを。

←一応、クリックすれば楽天で買える。
「バレンタインはんたぁぁぁぁい!!」などと私は声高に言う気はない。別に気に入らないオッサンたちにはチョコなんかあげなければいいのである。でもま、「お返しがめんどくせー」と思わせない程度のどーでもいいチョコの準備は一応出来ている。





Pa0_0044











悪魔か、私。
こんなのならあげないほうがいいかもしれんな(でも、美味しいのよ、これ。チロルチョコだし。)。

どう思いますか、殿方たち。



ごえんがあるよチョコ


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さて、今日はチョコレートのメーカーのモロゾフと間違えそうな、すでに一回「モロゾフ」と打ってしまって慌てて直しちゃったわよ、というロシアの作曲家モソロフの作品集を。

モソロフといえば、鉄工場。この作曲家はこれ一曲で知られている(と思う)。3分ほどの作品ながら、鉄もの好きにはたまらない。うーん。オネゲルの「パシフィック231」と並ぶな、鉄ものとしちゃ。

アレクサンドル・ヴァシリエヴィチ・モソロフ(1900年-1973年)は、20世紀のソビエト連邦の作曲家。ロシア・アヴァンギャルド音楽の重要人物の一人として著名。

5歳のときに先立たれた実父は弁護士で、母親はボリショイ歌劇場の歌手であった。後に母親が画家と再婚したため、音楽と絵画の両方に才能を伸ばすことになる。ロシア革命中に人民委員の事務所に勤め、この間にレーニンと個人的接触を持った。1922年にモスクワ音楽院に入学し、グリエールとミヤスコフスキーに師事。1925年に卒業。現代音楽協会(ACM)室内楽部長を、その後は放送局の音楽編成を務める。

モソロフの作品は、破壊主義や機械崇拝を実現するものとしてしばしば言及され、とりわけバレエ音楽「鉄鋼」(1927年)から抜粋された管絃楽曲「鉄工場 Zavod 」(1928年)は、世界的に演奏された。

その後、ロシア・プロレタリア音楽同盟から激しい攻撃を受け、ロシア周辺各地の民謡を採譜したり研究したりしていた。が、1937年に「反ソヴィエトのプロパガンダ」を理由に逮捕され、8年も白海運河建設の強制労働をさせられていた。

多数の犠牲者を強いたといわれる白海運河から、グリエールとミヤスコフスキーの奔走によって奇跡的に生還することができたが、健康を失い、民謡による作曲を続けながら生活を続けたが、作品の上演は当局によってたいてい否定された。モソロフの作品が復活するのは、死後まもなくのことだった。(ウィキペディアより)

もうかわいそうで読んでられない感じである。アヴァンギャルドな作品を作り続けるには、なんと辛い時代だったろう。グリエールやミヤスコフスキーなんて(やや保守的ながら)魅力的な先生につきながらも、迫害を受けたあとの作品は・・・なんじゃこりゃ。やぼったいフォークダンスみたいな「兵士の歌」や、ただのロシア民謡でしょ?の「前線の歌」「コルホーズの草原」は、ウチにあるCDの中では異彩を放っている。題名はカッコイイが。

このCDの中で、アヴァンギャルドっぽいのはピアノ協奏曲鉄工場のみである。ピアノ協奏曲は「そうよ、私の世界はこっち」と主張。攻撃的なプロコフィエフっつーか。なかなかかっこいいよ。

(実家においてきてしまったが、他のCDで同じレーベルに歌曲集「3つの子供の歌」や「4つの新聞記事」なんてのもあって、それが滅法カワイイのである。ロシアアヴァンギャルドの絵本みたいで私好みなの。)

現在、モソロフのCDはほとんど現役ではないみたいで残念。タワレコのサイトではスヴェトラさんの鉄工場しか売ってなかったみたい。探せばあるのかな?

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えええ~??こんなとこまで落ちちゃったの??
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