ラフマニノフ/晩祷 コルニエフ
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ラフマニノフ:晩祷(徹夜祷)
オリガ・ボロディナ(メゾ・ソプラノ)、ウラジーミル・マスタヴォイ(テノール)
ニコライ・コルニエフ指揮/サンクト・ペテルブルグ室内合唱団
(↑上のジャケットはうちにあるのとちゃう)
別に宗教音楽に凝ってるとかじゃないぜええ。
先日、ラフマニノフの「聖ヨハネ・クリソストムスの典礼」って曲について「?」って思って書いてみたけど、夕べおふとんの中で「!」って思いだした。
あのCDセットの中に入ってるかもしんない!
「あのCD」とは。
何年か前に投げ売りの新橋キムラヤで破格で買ったCD7枚組の「ロシア宗教合唱音楽」ってヤツのことである。いくらだったんだろう。よっぽどトンでもなく安かったに違いない。じゃないとこんな内容のCDは買うまい。コルニエフ指揮サンクト・ペテルブルグ室内合唱団がアカペラで歌ったいろんな作曲家(ヴィクトル・カリンニコフとか、ボルトニャンスキーとか)の録音がイヤというほど入っている。
買った目的はなんといってもラフマニノフの番頭・・・じゃなくて晩祷を聴くことであった。全然この録音が名盤とか知らないで買った、安かったので。
・・・で、思った通り「聖ヨハネ・クリソストムスの典礼」の曲もこの中に入ってたわ(チャイコフスキーで同じ名前の曲も入ってる)。で、試しにちょっと聴いてみた。
うううう。
ちょっと・・・ロシア宗教音楽初心者のアタシには敷居が高いわ。71分もあるし。つか、この7枚組アルバムのほとんどがすごく残響の長い教会で録音されている。宗教音楽だから仕方ないけども。だもんで正直どれもおんなじに聴こえる。ということで長らく放置。
まあ入門にはやっぱり何よりこの分野では有名な「晩祷」を。
正教会のための奉神礼音楽から全面的に想を得た合唱作品である。教会の奉神礼に実際に使われる事も稀にあるが、徹夜祷に百人規模で参祷者があるほどに相当に大規模な教会でなければ実現不可能な難曲である。「徹夜祷」は、1915年初頭に、2週間たらずで書き上げられ、同年3月にモスクワで初演された。(ウィキペディアより)
第1曲 来れわれらの主,神に
第2曲 わが霊や主を褒めあげよ
第3曲 悪人の謀に行かざる人は福なり
第4曲 聖にして福たる常生なる天の父
第5曲 主宰や今爾の言にしたがい
第6曲 生神童貞女や喜べよ
第7曲 至高きには栄光
第8曲 主の名を讃めあげよ
第9曲 主よ爾は崇め讃められる
第10曲 ハリストスの復活を見て
第11曲 わが心は主を崇め
第12曲 至高きには栄光神に帰し
第13曲 今救いは世界に
第14曲 爾は墓より復活し
第15曲 生神童貞女賛歌
まあ・・・他のラフマニノフの交響曲とかピアノ協奏曲とかとは作風が違う。「別にラフマニノフ作曲でなくともよくね?」とか思ってしまう。正直、ずっと曲風が静かなもんで退屈である。・・・まあ、今まで退屈だと思ってた。
んー、でもちょっと聴き方を変えると変わってくる。なんか安っぽい言い方で大変申し訳ないがヒーリングっぽい感じで聴くとそんなに退屈でもない。かなりいい感じである。夜、お風呂上がりとかのゆったりとした気分のときに聴くのがよろし。間違ってもお笑い番組見ながらとかはダメだ。
えーと、美術のほうの話になるけど、私はロシアの教会とかのイコンが大好きだ。画集も持ってるし、一度東京の美術館で展覧会をやってた時は大喜びで観に行った。ロンドン旅行のとき一人でお散歩してたらロシアっぽい教会があるのを発見して大層驚いたのを覚えている。壁にいっぱいイコンっぽいマリア様が描かれていたっけ。トランジットでモスクワ・シェレメチェボ空港に降りたの以外はロシアに行ったことがないので本場の教会がどんなのかは想像するしかないんだけども。
この晩祷って曲はイコンを見ている時と似た感じの癒しを感じる。なんか聴いているとどこか遠い世界に行ってしまいそうである・・・危ないわな。
で、とくにロシアの名歌手ボロディナが歌う第2曲目の美しさったらない。合唱の中から浮かび上がってくる深い美声が何度聞いても美しい。ここだけでもイイ!
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