2018年6月12日 (火曜日)

チャイコフスキー/イオランタ  プレトニョフ

Inf_det_image_630チャイコフスキー:セレナーデ・メランコリック
木嶋真優(ヴァイオリン)
歌劇「イオランタ」 [演奏会形式/日本語字幕付]
イオランタ(ルネ王の盲目の娘):アナスタシア・モスクヴィナ(ソプラノ)
ヴォテモン伯爵(ブルゴーニュの伯爵・イオランタに恋する騎士):イリヤ・セリヴァノフ(テノール)
ルネ王(プロヴァンスの王):平野和(バス・バリトン)
ロベルト公爵(ブルゴーニュの公爵・イオランタの許婚):大西宇宙(バリトン)
エブン=ハキア(ムーア人の大医師):ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン)
アルメリック:高橋淳(テノール)
ブリギッタ:鷲尾麻衣(ソプラノ)
ラウラ:田村由貴絵(メゾ・ソプラノ)
ベルトラン:ジョン・ハオ(バス)
マルタ:山下牧子(メゾ・ソプラノ)
新国立劇場合唱団
ミハイル・プレトニョフ 指揮
ロシア・ナショナル管弦楽団
(サントリーホール)
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最近あまりにも「おっさんずラブ」にハマってしまい、もうとっくに最終回も終わってしまったのにいまだ抜け切れてないので、「もとの(精神的に)おっさんクラヲタの私に戻りたい」と熱望し、突然半休取ってサントリーへ。コンサートまでヒマなのでカラヤンプラッツで法律のお勉強などしていた。非常に捗った。
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しかしまあ、ラーメン屋に通りかかって、スキマスイッチの歌うドラマのテーマソングが流れてしまい、あまりにも胸が苦しくて逃げたりなどしました(重症)。
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で、当日券をゲット。そういや外来オケなので値段は決して安くないのだけれどボーナス出たばっかりだしいいよねとか自分に言い聞かせた。(心の)治療のためならしかたない。
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しかし。
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サントリーに入って席に着いてふと思った。仮性「腐女子」から抜けたいと思っているのに・・・作曲家はチャイコフスキーだし・・・指揮者はプレトニョフだし(ウワサですけど)・・・なんじゃそりゃ。
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演奏が始まるまえに、「ロシア年&ロシア文化フェスティバル」のオープニングコンサートということで(そんなもんあるのも知らなかったけど)、演奏前に日露両国代表の人のスピーチ。プーチン大統領のお言葉を代読したりした。そういえば舞台上にはお花の縁取りがたくさんでいつものサントリーより華やかな雰囲気だ。
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それとお客さんもロシア人多くて。開演前にトイレに行ったらファッション雑誌から抜け出てきたみたいな絶世のロシア美女を見かけて、私 女なのにすごい眼福だったのですけど、「なんかすいません、同じ人間なのに私生きてて」感があった。
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まあ、スピーチは通訳はさんだので若干長々として終わり(早く演奏を始めろ~~~という音楽評論家が出てくるのではないかとヒヤヒヤしたが、それこそ外交問題になるもんね)、謎のロシア系タレント二人の花束贈呈と舞台上の記念写真撮影が無事終わり、やっと演奏へ。
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まず、全然初めて聴く「セレナーデ・メランコリック」の感想はとくにない。曲が面白くない。そもそも私、あんまりチャイコフスキーさほど好きじゃなかった(←えええええ~?)。演奏は良かったです。楽器がいいのもとてもわかった。
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で、イオランタ。初めて聴く曲である。・・・・と思ったら、一か所だけよく知っていた。「ルネ王のアリオーソ」の部分は結構何度も聴いた・・・いや待てよ何で?と思ったら、チャイコフスキーコンクールではよく歌われるからじゃねえの?と思った。
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で、あらすじは・・・。「目の見えない王女様の『目が見えない』という不幸を本人に知らせないためにみんなで黙ってて山奥に幽閉してたんたけど、王女が成長していいなづけの人に会う前に目を治さないとヤバイみたいな感じになって、ある日たまたまそのいいなづけの男とそのお友達が山奥に迷い込んできて、いいなづけのお友達のほうのひとが王女様と恋に落ちちゃったんだけど(めんどうくさいので中略)、目が治ってめでたしめでたし」みたいな話だ。ま、目の見えない版「アナ雪」みたいな感じかな(←違)。
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前半は子守歌みたいな感じでメルヘンチックでよろしい。あの伝説の東京フィルの「不死身のカッシェイ」(観てない)で歌ってた歌手、モスクヴィナさんがイオランタ役である。はあ、なるほど声の伸びがよく大変な美声である。美人ということであったがよくわからなかった(遠くて)。目が見えなくても幸せなのよ・・・とか切々と歌うのは心に響いた。
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イオランタ歌うところの、このバラが赤いのってどういう意味?の下りはちょっと前に「水曜日のダウンタウン」でやった(盲目の漫談の)濵田祐太郎さんの「箱の中身はなんでしょう?」ゲームを思い出した(触ったことがあるものは誰よりもよくわかるけど、触ったことのないものはさっぱりわからない、的な)。
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今回はロシア人と日本人が舞台上で半々で並ぶという(オケはロシア人、合唱団は日本人、独唱者は半々)珍しいものだったため、若干演奏が一発勝負感があった気もした(私だけかな?)のだけど、まあなんか何しろ曲が素晴らしいですね。またプレトニョフの盛り上げ方もうまいね。めちゃくちゃよかった。泣いた。
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でもまあ・・・何よりもちょっと(わたくし的に)良かったのはですね。イオランタ姫と恋に落ちるヴォテモン伯爵の役ですね。はじめ来るはずの歌手がなんか都合が悪くて交代したのです。そもそも来るはずの人、コンサートチラシ見たら「山田孝之をすっごくすっごく濃くした感じ」のロシア人だったのですよ。で、まあ声楽的にはどっちがよかったんだか私知りませんけどね。
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代役のその役がちょっと王子様系の若い男の子になってまして・・・いや決してイケメンではないのですけど。で、そのお友達の役の日本人歌手の大西宇宙さんがまあ・・・(略)。いやなんだか黒スーツ姿で(演奏会なんだから当たり前じゃ)二人ともスタイルが良くて、なんか嬉しそうに出てきて仲良さそうにいちゃいちゃしながら(←してない)大変すばらしい声で歌うので、結構萌えまして。アレ。全然抜けてないじゃん腐女子。大丈夫か私。
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大西宇宙さんはなんかファンになってしまった(うまいので)。リサイタル行きたいけど(コルンゴルトの「死の都」の「ピエロの唄」歌うのか・・・)、日にち的に無理そう。あと、ルネ王歌った平野和さんもすっごくすごーくよかったです。ウィーンでご活躍とのこと。日本の歌劇団に所属してなくて、海外でご活躍の歌手は結構いるんだなあという、感慨にふける。


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2018年5月18日 (金曜日)

ストラヴィンスキー/ペルセフォーヌ(日本初演) 日本フィル

Ddsrni_u8aekw1pjpegプロコフィエフ:交響的協奏曲
ストラヴィンスキー:ペルセフォーヌ
(日本初演)
チェロ:辻本 玲[日本フィル・ソロ・チェロ]
ペルセフォーヌ(ナレーション):ドルニオク綾乃
ユーモルプ(テノール):ポール・グローヴス
合唱:晋友会合唱団
児童合唱:東京少年少女合唱隊
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
日本フィルハーモニー交響楽団

(サントリーホール)
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今週は絶賛給与計算週間だったため、行く予定もなかったのだが、今日は意外とヒマだったので急に決行したコンサート。2曲とも全然聴いたことなく、曲の存在すら知らない謎の曲。当日券が出るということで、フレックスで上がってカラヤン広場に上陸。
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2等席なのに前から3番目の席をゲット。前すぎるかなあとは思ったけど、ハーフの美しい女優さんを近くで観たくて(ワイ女だけど)。
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私の三大苦手ロシア作曲家、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキーのうち二人の曲の演奏会。でも大人になってからちょっとずつ大丈夫な曲が増えてきた。ほら、子供の頃食べられなかった野菜も、大人になったら好物になることってあるじゃない。私は小さいころはトマトは大っ嫌いだったけど今は一番好きで、冷蔵庫にトマトがない日はない。トマトジュースは毎日飲む。
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それはさておき。
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一曲目は苦手なプロコ。まあ、こないだトリフォノフのピアノでピアノ協奏曲第2番を克服したんで、好きな演奏家で聴けばその曲も好きになるのかな。本日聴いた交響的協奏曲は、解説書によるとなんでもチェロ協奏曲第1番を(当時の天才若手チェリスト・ロストロポーヴィチのために)改作したものらしい。元の曲の第1番も相当な難曲だったようで、あんまり演奏されなかったようだが本作も(あたしの素人耳で聴いても)相当な難曲である。
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日フィルのソロ・チェリストという辻本さんは、なんというかソフトモヒカンみたいな髪型でクラシックの音楽家というよりはニューウェイヴ落語家みたいな風情(あら失礼?)だったのだけど、演奏は素晴らしく。なんか初めて聴く曲だったので正直よくわからないのだけど、プロコフィエフのすっごく好きな人(クラヲタに多い)がたぶん「そうそう、ここが好きなんだよねえええ」と言うようなところが所々感じられた。うーんなんというか、心がきゅい~んとする感じ。
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危うくプロコフィエフが好きになってしまいそうだった。
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で、メイン・プロのストラヴィンスキー。管弦楽と合唱、少年合唱とソリスト、そしてヒロインはフランス語の語りということで、大好きなオネゲルの「火刑台上のジャンヌダルク」に似た作風を想像。
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しかし、聴いてみると相当違っていた。あんなドス黒い感じではなくどっちかっつーとブリテンに近いかと。そうそう、「春の交響曲」に似てると思った。
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曲の感じもなんだけど、最後のほうあまり曲が盛り上がらなくて自然に消えていく感じとか、なんだか日本の能を思わせたし、能を元にしたブリテンのカーリューリヴァーを思わせるようなところも。主人公が黄泉の国の王様?に魅入られて黄泉の国に行くけれど、地上の生の世界に心に残しつつも、黄泉の国で苦しんでいる人々の事も捨てられない、みたいなどっちつかずのところがまた、日本の死生感?に似てるかもねえ。
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こんないい曲が日本初演?と思うくらい私の心には刺さったのだけれど、まあ、あまり演奏されないのもわかるなあと。演奏はかなり難しいし、あんなに舞台に演奏者が載っていたのにかかわらず、結構音楽は地味であり。テノールの責任が重い(歌唱が難しそう・突然の高音など)、そして何よりセリフを音楽に乗せて語るという主役(声楽もバレエもして・・いや踊らないけど・・なおかつ女優さんという、これを演じるために生まれてきたようなドルニオク綾乃さん、美しい)の役の重さは計り知れない。
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それにしても。ストラヴィンスキーの作風の変化というのは凄いと思う。こないだ、たまたまハルサイをLFJで聴いたのだけど、ピアノ連弾版だったのも相まって、なんか頭の中はピカソのモノトーンなシュールレアリズムな絵の感じだったんだ。そうそう、昨年徳島で見た(複製だけど)「ゲルニカ」とかね。
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で、今日の「ペルセフォーヌ」は、聴いていてやっぱりピカソの絵が思い浮かんだ。それはキュビズムでもシュールレアリズムでもなく、とてもわかりやすい「バラ色の時代」だった。この曲はとても絵画的で、様々な絵画が色々と思い浮かんだけど、最終的に思い浮かんだのは「海辺を駆ける二人の女」だった。なんでだかわからんけど。
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もうなんか、ストラヴィンスキーは音楽界のピカソだわ。長い一生の間で作風が色々変わりすぎ。
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明日もう一回演奏されるので、行かれる方は楽しまれるよう。今日は全くの日本初演だったので(それはそれで貴重だが)若干最初のほうはおっかなびっくり感があった。2回目はもっとよくなると思う。
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家に帰って、高畑監督の「かぐや姫の物語」を録画で鑑賞。なんか、今日聴いた曲とリンクしてて、とても切ない感。今日の曲は意外と日本人に受け入れられやすい主題かもね。
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シアトルではこんな夢みたいな演出なのか。シアトル行きたい。
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開演前に軽食として、サントリーホールの前のサンドイッチ屋さんでサンドイッチを食べた。何ともインスタ映えのする流行りのサンドイッチである。しかし、メニューによってはパクチーが入っているので嫌いな人はあらかじめ抜いてもらうが宜し。ちなみに普通は注文時に「パクチー、大丈夫ですか?」と店員さんが聞いてくれる(私は聞かれなかったが)。
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感想を正直に書くと、「Subway、come back!!!!」
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ところで、今日会社の同じ部署の女の子が「昨日、初めてテレビで西城秀樹って人を見て、『あ、この人か』って思いました。」と私に謎の報告。で、私が「え、だってちびまる子ちゃんの歌を歌ってたから知ってるでしょ?」と言うと、「いえ、それも私生まれてないし・・・」と。ああ、ヒデキは遠くなりにけり。
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twitterやってないけど、流行っているようなので参戦。
 
バイロイト黄金期のベストメンバーがブーレーズとともに来日し、大阪公演をする。
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2018年5月 6日 (日曜日)

lfj2018  春の祭典(2台ピアノ版)

ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第1、3、8番
ストラヴィンスキー: 春の祭典(2台ピアノ版)

児玉桃 (ピアノ)
広瀬悦子 (ピアノ)
(東京国際フォーラム ホールB7)
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ホールAのファイナルコンサートを買いに行ったらこっちのコンサートもまだ残ってたので、購入。
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ところで。自分は(クラヲタなのに)ハルサイに向き合ってこなかった人生なので、実はハルサイの管弦楽版、ナマで聴いたことないの。レコード、CDも持ってない。ラジオやテレビでしか聴いたことない。
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何故かこの曲ナマで聴いたの、ピアノソロ版しかない。
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だもんで、演奏どうのっつーよりも。
入口でもらった解説書見て驚いた。「えー、この曲ストラヴィンスキーが書いたの1913年なのおお??そんなに昔??うそでしょ??」という、お前大正生まれかよ、みたいな感想。
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いやあの、管弦楽じゃなくてね、ピアノ版だとそう感じるわけですよ。もうなんか普通にこれってジャズでしょ。ジャズの新作って言ってもいいくらい。こんなの100年以上前に書いたストラヴィンスキーって何者よ(・・・有名な作曲家です)。新しいわあ。
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ボルドー色のドレスの二人のおねいさん達が繰り広げる演奏はスリリング。まあもちろん会場はがらっがらではあったものの。最終コンサートということで結構盛り上がった。アンコールはチャイコフスキー。エレガント。
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201605046.
これで私のLFJは終わった。結局6つもコンサートに行けた(有料なものは)。最終的な感想としては、
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・結局、音響的には本来のコンサートホールであるゲイゲキを中心に券を取ったほうが正解。
・でも、ゲイゲキの野外コンサート場は昼間はまだしも夜は「不良のたまり場」臭がして、どうも無理。
・国際フォーラムの地下の無料コンサートには行きたいから、結局有楽町には行かなければならない。
・国際フォーラムの屋台村の魅力には代えがたいのでやっぱり飲むのは有楽町のほうが好き。
・せっかく日本に来てくれたのに申し訳ないが、次回は○○○シルバニアのコンサートは避ける。
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来年はどうなるのだろう池袋。そして歌もの好きはびわ湖行った方が良かったかな(江川しょうこさんのように)。
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Twitterやってないので参加できないのだが。
単なる飲み会
美術館通いと飲み会
ラ・フォル・ジュルネで飲み会
 

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2018年5月 5日 (土曜日)

lfj2018 グレチャニノフ/ミサ・エキュメニカ

201605042 グレチャニノフ:ミサ・エキュメニカ op.142
アリョーナ・カルペシュ(ソプラノ)
マリーヤ・シュクリナ(メゾ・ソプラノ)
エゴール・セメンコフ(テノール)
デェーニエフ・シャンニコフ(バス)
ドミトリー・リス 指揮
エカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
(5月4日 池袋芸術劇場)
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朝11時より池袋。そうそう今年からラ・フォル・ジュルネは池袋と丸の内方面でやるようになったのである。ということで、今までは私は会社の定期券でLFJに通えたのに、今年より出し物によっては電車賃がかかるようになってしまった。
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まあ、移動がめんどくさかったりお金がかかるのがイヤならば、池袋に行かなければいいのである。いいのであるが・・・。
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どうしても、このプログラムははずせなかった。
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グレチャニノフという作曲家は初耳だし、クラヲタ界でもご存じな方はかなりコアな方であろう。この曲についても知識は皆無。
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アレクサンドル・ティホノヴィチ・グレチャニノフ (1864年10月25日カルーガ~1956年1月3日 ニューヨーク)はロシア人作曲家。
商人の父親の意に逆らって1881年にモスクワ音楽院に入学し、ピアノを学ぶかたわら、セルゲイ・タネーエフとアントン・アレンスキーに対位法、和声法、フーガ、楽式論を師事。1890年にペテルブルク音楽院に編入して、作曲をリムスキー=コルサコフに師事した。1896年に作曲家として成功を収めてモスクワに帰郷。さしあたって典礼音楽や舞台音楽の作曲で活躍し、童謡や合唱曲などで名声を得る。創作活動のかたわら、グネーシン音楽大学などで教鞭を執っていたが、1917年のロシア革命に国を追われてプラハやパリ、ロンドンを転々とした。1939年に戦火を逃れてアメリカ合衆国に向かい、1940年よりニューヨークに定住。1940年代後半にアメリカ市民権を得た。(Wikipediaより)

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どうしてもこのプログラムが気になったので、どんな曲か調べてみた。そしたらYouTubeにあったのである。で、聴いてみたらすっごく私の好みのタイプだったんである。なので電車賃かかってもしょうがない、1演目だけ池袋になった(あとで都合がついてもう1つ買い足したけど)。
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内容は・・・「いろんな宗派のキリスト教を全部一緒にしようぜえええ」という感じかと(ざっくり)。ゲイゲキご自慢の?パイプオルガンが壮大に響き渡り、曲想も明るいので意外と初心者でも親しめそうな曲であった。
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たまたま、二週間前くらいに窓口に券を買いに行き、好きなバルコニー席が空いてたのでラッキー。お蔭で右側からオルガンの重低音が来るので大迫力だった。まあ、独唱者の斜め後ろから見る席だったのであまりお顔は見えなかったけど声はとてもよく聴こえた。私の取ったバルコニー席は2等席になるため(場所によるかもだが)安価で見晴らしもよくお得であった。音響も(国際フォーラムよりは遥かに)よく、有難い。今回当たりの演目の一つ。
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オケはLFJではおなじみのウラル・フィル。ロシアのオケなのでロシア音楽の演奏では重厚な演奏を聴かせる。合唱も素晴らしいしなんかみんな出演がうれしくてにこにこしている感じでよかった。
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独唱者は誰も知らない人だが皆さんいい声であった。とくにメゾの深い声がいかにもロシアっぽくてよかった。ソプラノとテノールも美声でよかった。バスの人は最後のほうでやっと出てくるので歌うとこ少なくてちょっと気の毒。
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まあLFJにしたら大曲の部類に入るのだけど、45分くらいなのでとんでもなく長くはないし、ロシアの曲とは言えロシア語でなくラテン語なので、日本でも上演しやすいかと。日本の団体の方、どなたかやってください(懇願)。楽譜が手に入るのか・・・という不安はあるが。

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2017年9月18日 (月曜日)

「ロシア松崎しげる」が来日

NHK音楽祭のワルキューレ行きたいなあ・・・でもダメ。あれもダメこれもダメ。来年のハルサイもたぶんダメ・・・
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とか考えてたら。
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あらびっくり。「チャイコフスキー交響楽団」のするオネーギンにタタリンツェフが出演するじゃないか。チャイコフスキーコンクールに出てたけど何にももらえなかった人だ。でも声はいいぜえ。
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その濃い容貌と美声から「ロシア松崎しげる」と勝手に名前をつけたのだ(私が)。
 
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どうだ。いい声だ。 行かないと思うけど。

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2017年9月17日 (日曜日)

読売日響 プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第2番 トリフォノフ&マイスター

1505599753438_2 スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16
ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」

指揮=コルネリウス・マイスター
ピアノ=ダニール・トリフォノフ
読売日本交響楽団
(2017年9月16日東京芸術劇場)
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久しぶりにトリフォノフを聴きに、池袋。このホール苦手なんだけど日程から言ってしかたない。トリフォノフは今回の来日では東京はコンチェルトのみ。単独リサイタルは名古屋だけだった。ずるーい。いいなあ名古屋の人。
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何だかいろいろ迷ってるうちにはしっこの前の方になってしまった。ピアニストは背中しか見えん。指揮者はよく見えたが。
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演奏会前の舞台にはピアノが後方に出番を控えていたが、ピアノのブランド名が見えん。どんなに目をこらしてもお目当てのファツィオリの名前が見えない。椅子にも書いてない。「えー名古屋ではファツィオリだったけどここじゃ普通にスタインウェイなの?」とか思った。どきどき。
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新しく客演指揮者になったマイスター。若くていかにも好青年っぽい感じ。英会話教室のマンツーマンでこの先生当たったらガッツポーズしてしまいそうなよさそうな外人さん。名前がフォルクスオパーなんかの指揮者っぽい(シュターツオパーじゃなくて)。
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まずは「詩人と農夫」。私がこの曲をナマで聴くのははじめて(おそらく)。録音でも普通に全曲聴いたことがない気がするし、そもそもこの喜歌劇の内容も知らない。で、事前に調べてみたけどなんかもう喜歌劇の本編は失われているか、そもそもないかも・・・みたいな感じだった(飯尾さんの解説もしかり)。
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それってなんか怖い。ミステリー。元ネタさえないのに何故曲書いた。スッペ怖い。名前もなんか変だし。
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演奏はとても快速でプレーンな感じ(よく知らんが)。きびきびとした指揮ぶり。こないだブラームス2番の時に見事なソロを聞かせて下さった遠藤真理さんのソロが美しい。つか、チェロソロがあるからこの曲にしたのかな。ただ残念ながら私の席からはいっさいソロ見えず。スカートはいてたから遠藤さんなんだろうなという程度。
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スッペ演奏終わってピアノのお仕度。おお、FAZIOLIの文字が(歓喜)。椅子もファツィオリ。ファツィオリ社員?みたいな外人のおにいさんがピアノをふきふき。いやトリフォノフと言えばファツィオリでしょ。プロコだったら特に。
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トリフォノフはウワサ通り髭面に。ちょっとだけ山田孝之に似てる。髭なしよりちょっと巨匠っぽくなった感。
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2010年のショパンコンクールで(私が)右も左もわからんのにネットで見始めて、その演奏時の不気味な表情と研ぎ澄まされた美音に魅せられて、そのあとルビンシュタインとチャイコンを制覇するのを目撃し、引き続き注目をしている(ただ、追っかけやファンというほどでもなく、たまーに見てるだけ)。だもんで、実際イケメンとか言われてもなんか違和感。今回は演奏中の顔は残念ながらちっとも見えなかったが、相変わらず猫背でクモ男のような弾きぶりであると思った。いやそもそもクモ男って何。
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プロコフィエフ2番はふだんあんまりよく聴きこんでない曲なので、ごめんよかったのかよくなかったのかわかんないんだけど、私は非常に感動した。なんかピアノの演奏とかそういうのを超えて、巨大な水墨画を描く絵師のような感じがした。髭面の画家が巨大な和紙に向かって、激しい呼吸音とともに大きな絵筆を振るっているような映像が私の前に広がる。悪魔が乗り移っているようでもあり、はたまた天使のようでもあり。
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へーこんなすごい曲なのか。ほんとは「なんで3番じゃないの3番なら知ってるのに」とも思ったけど、2番でよかった。凄い曲だ。「こんな演奏が聴けて、地球に生まれてよかったあああ」とまで思った。家に帰ってYouTubeでユジャちゃんの演奏を聴いてみたけど、もっとテンポ早かった。人によってアプローチはいろいろ。
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難しい曲だ。弾くのも聴くのも。そして恐ろしい。セルゲイ恐ろしい子。
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アンコールはやっぱりプロコフィエフ。
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今回3回もこの体力いりそうなコンチェルトを東京・横浜で弾くので、滞在中は大好きなお寿司をたあああんとおあがりトリフォノフ。一番高い寿司屋で食べさせてやって。銀座九兵衛かなんかで。私食べたことないけど。
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お寿司目当てでもいいから、日本にたくさん来てねトリフォノフ。コンポーザーピアニストだから、自作も聴いてみたい。
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後半。田園かあ(何故)。ナマで聴くのこれも初めてかも。正直、サイコホラー映画を観たあとにほのぼのファンタジー映画見てるようなホッとした気持ち。しかし前曲の影響か、「もしかしてまだどんでん返しがあるのかも・・・」という怖い想像をしてしまう。
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そもそも。何だろうこの選曲。
農夫と田園のイナカを題材にした音楽に挟まれた猟奇的なプロコのコンチェルト。
.演奏が全部終わって次のコンサート会場に向かうみちみち、このコンサートの選曲の意味を考えた。(別に考えなくていいけど)
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「畑ばかりで何にもない平和な田舎の村に、都会から青年が農園の手伝いと称してやってきた。青年は見た目は温厚そうな髭を蓄えた好青年で快く農作業を手伝い皆に好かれていたが、実はサイコパスで夜になると豹変し夜な夜な村の美しい娘を・・・・」
みたいな。アレレこれって想像しすぎ?山田孝之主演で頼むわ。
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余談ですが、私が最初にネットで見た2010年ショパン・コンクール(上のリンク過去記事参照)予選で注目してチラシの裏にメモっておいた3人、クルティシェフとトリフォノフは言うまでもなく今や大活躍のピアニストですが、残りのもう一人Leonard Gilbertさんというカナダのピアニストについて「あの人は今」的に調べてみたら。カナダの税金法律事務所で立派に働かれているようで。人生いろいろですね。二足のわらじなのかな?昔のコンテスタント、今何やってるのか調べると面白いかもね。アンドリュー・タイソンとか。
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https://www.thor.ca/lawyers/leonard-gilbert/

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2016年9月27日 (火曜日)

オーケストラ・ナデージダ ルビンシテイン、グラズノフ他 ロシア音楽

ルビンシテイン / ピアノ協奏曲 第4番 ニ短調
ラフマニノフ / ヴォカリーズ
スヴェトラーノフ / 3つのロシアの歌
アリャービエフ / ナイチンゲール 
グラズノフ / 交響曲 第4番 変ホ長調
ピアノ:ナターリヤ・コーリチェヴァ
ソプラノ:中村初惠
指揮:渡辺 新  オーケストラ・ナデージダ

(2016年 9月25日 タワーホール船堀 大ホール)
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前日に続き連チャンでアマオケ三昧。初めて聞くオケだが、こちらはロシアものと北欧ものを専門にされるオケだそうである。考えてみると、ロシアや北欧もの専門のアマオケはたくさんあるのだが、他の国(イタリア専門とか)はあんまりないな。やはり日本人は北の国の音楽を愛する傾向にあるのかもしれない。
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イギリス音楽専門オケだってあってもいいのにな。
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船堀というところに行ったのも初めてである。語感や字面から言って釣り掘とかありそうな感じ。ボートレース場とかはあるみたいだが(駅に降りたとたんにギャンブルおっさん臭がすごくしたのはそのせいか)。ホールは駅のすぐ前にあり、ポケモンジムになっているし、のっけからポケモンが大漁であった。ついでにいうと、ホール内は携帯も遮断してないのでポケモンができる(嬉)。そもそもコンサートホールでもないのだろう。ピアノの音はやや硬い印象。
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ロシアのピアニストが出演するとあって(全く知らないけど)、珍しく前方左側をゲット。ルビンシテインは聴いたことあったかな。こういう「あんまり有名じゃないけど聴いてみると結構いい曲だな」的なピアノ協奏曲が好きだ。ナマで聴けてありがたいし、おそらく一生もうナマで聴くことはないだろう。ピアニストは終始楽しそうで、最後に「ニッポンダイスキ~」と叫んで帰った。かたことの日本語覚えて可愛いな、とか思ったら終演後ロビーで普通に関係者と日本語しゃべってたので、しょっちゅう日本に来ているか日本に滞在したことあるのかも。
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ピアノ協奏曲の次はロシア歌曲集。大好きなピアノも歌ものも聴けるなんて、なんて贅沢なコンサートなんだろう(券タダで貰ったのに)。しかし、出演の歌手の方は三日前に?喘息を患ったという話で、そういえばあの名曲「ヴォカリーズ」であんなに硬い発声なのも不思議に思ったし残念だなあと思った。普段はもっと清澄なコロラチュラなのだろう(と、思いたい)。しかし、調子悪いながらも高い声はちゃんと出してたので、根性だなあと思った。珍しい曲が多いから代役いなそうだし。
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意外な名曲というか、掘り出し物だったのはあのエフゲニ・スヴェトラーノフの若かりし頃に作った歌曲である。オーケストレーションもとてもきれいで琴線に触れる感じで、今日のようなお嬢さんが歌うのにお似合いの、とても可愛らしいいい曲だった。どっから探してくるの。
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最後は交響曲。盛りだくさんである。全く予習しなかったので初耳なのだが、この曲はホントにいい曲で、私のツボをつんつんついてくるので、なんかちょっと泣きそうになってしまった。第1楽章の静かに始まるところから、弦楽器の哀愁のあるメロディ、それから木管楽器が明るいメロディを吹き始めるところなんてとても素敵できゅんきゅんする(←死語)。まあ、派手ではないけど美しいメロディにあふれていて、ヨーロッパの普通の家庭に掛けてある風景画のような風情。
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アマオケだからまあ・・・とか思うことが普段はたまーにあったりするけど、この日はすごく感動したしいいコンサートだった。まあ、今回はたまたま私の好きそうな音楽が並んでいたからかもだけど。ありがとうございました。
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2016年9月25日 (日曜日)

ハチャトゥリアン「ガイーヌ」他 オーケストラ・ディマンシュ

ボロディン/交響曲第2番 ロ短調
ハチャトゥリアン/バレエ音楽《ガイーヌ》(ガヤネ)より
指揮/金山隆夫 オーケストラ・ディマンシュ

(2016年9月24日 すみだトリフォニーホール)
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昨日行かせて頂いたアマオケさん。初めてである。
短い印象を。
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・よほど子供観客&連れてくる親御さんに恨みがあるらしい。それに関するものすごく丁寧なアナウンス(おしゃべりしたり、走り回ったりしないでね、等)があり、渡されたプログラムにもわざわざ子供向けの大きな字でふりがな付きの解説が載っていた。まあ、私のような大人(バカクラヲタ)でもこれは大変ありがたく、いいなとは思った。(最近アマオケさんの小難しい解説書に辟易していたもので。あたしみたいに学力ない人もいるんだから、あまり演奏されない曲はこんなふうに優しい解説書にしてほしいです。)
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・「ガイーヌ」のバレエ曲抜粋という大変珍しい(しかも長い。70分)プロだったので、指揮者のお気遣いで、学校にあるOHP用スクリーンに「今、この曲ですよ」的な表示がずっと出ており。親御さんがきっと「今、ここだよ」的なことをずっと説明するのを避けるためか。
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・ハチャトゥリアンの「剣の舞」以外の曲を演奏するのが日本ではよほど珍しいのか、アルメニア駐日大使のコメントがプログラムにあり。まあ、ショパンとシマノフスキ以外のポーランドものを演奏されるのも相当珍しいので同じようなものか。
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・しかしやっぱり「剣の舞」が待ち遠しい。最後から2番目だった。
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・最初2階席にいたんだけど、後ろにずらりと並ぶ小学生女子が不安だったので(演奏中ガチャガチャする)、休み時間に3階席(一人席)に移動。
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・終演後、友人が演奏会のハシゴに行ってしまったため、早々に帰路へ。いつもの近所の薬局でトマトジュースをまとめ買い(一個54円)。ここは何か買うとオマケにいつも絆創膏を1枚くれるんだけど、いつも買うので顔を覚えられているのか、この日はなんかヘンな携帯マスコットをくれた。実は仕事中コピー紙で手を切ることが多く絆創膏をもらえるのがうれしく思っていたので、「え、これいらない(絆創膏ください)」って言えなくて「ありがとうございます」ともらってきて、携帯につけてみたけどなんか微妙で。ふきふきするとスマホ画面がきれいになるのでまあいいか。

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2016年9月 4日 (日曜日)

オーケストラ・ダヴァーイ 第10回演奏会

スヴィリードフ:時よ、前進!
ポポフ:交響曲第1番作品7(アマオケ日本初演)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
オーケストラ・ダヴァーイ
(8月28日 すみだトリフォニー大ホール)

もう一週間経ってしまった。忘れないうちに覚書。

初めて行かせて頂くアマオケさんである。ロシアもん専門アマオケとして君臨している(?)。開演前の場内放送も日本語→ロシア語という徹底ぶり。見渡したところ、ロシア人観客は見当たらなかったが誰得。最後の「スパシーバ」しかわからず。

解説のパンフレットを事前に見ようと思ったら、全部ツィッター形式だった。ポポフやらスターリンとかが色々呟いている(という設定)。こないだのショスタコーヴィチのラヨークの時の解説書も会話形式?の甚だ凝った物だったので、ロシア好きクラヲタは全般的に頭良すぎてよくわからんなあ、という印象。

「時よ、前進!」はソチ五輪の開会式で使われていた音楽である。映画音楽なので、曲的には結構新しいかと。(因みに、リオ五輪の新体操団体で、ロシア代表がこの曲使用していた・・ような。しかもそん時の出し物の前半はハルサイだった。さすがだロシア。日本代表も伊福部とかで踊ったらいいのに。)

スヴィリードフ、かっこいい、いかにもロシア!って感じの曲。コルホーズ!ソフホーズ!スパシーバ!(なにそれ)。ロシア国営ニュース。

ポポフ。プロオケでも最近演奏したらしい。勿論聴きにいってない。ポポフ一枚だけCD持ってる(別の曲)。しかしそれはとても聴きやすい曲だったもんで、全然違うかんじ。

交響曲第1番はもう、ただうるさいうるさいうるさい、って印象。なんかさー、絵で言ったらジャクソン・ポロックの絵を、「筆でタラタラなんてめんどくさい、バケツごとぶっかけちゃえ!」みたいな感じ。メロディなんかどこにあるの。3階席なのに、歯を食いしばって耐えた。苦しいよう。まあ、あとの方はだんだん慣れてきてちょっと快感になってきたけど。ドSか。

まあ、お陰でメインのタコ10が古典音楽のように聞こえた。始まったとたん、ベートーヴェンかと(いやマジで)。あれだけ「よくわからん」と苦しんでたタコ10が、こんなに親しみやすくわかりやすかったなんて。という訳で、ポポフは素晴らしい音楽である。


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2016年7月 9日 (土曜日)

ショスタコーヴィチ/反形式主義的ラヨーク 他

1468027358767 カレン・ハチャトリアン作曲
ヴァイオリンソナタト短調Op.1より2楽章
ヴァイオリン:小野唯
ピアノ:早川枝里子
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ドミトリー・ショスタコービッチ作曲
ピアノコンチェルト第2番Op.102
ピアノ:早川枝里子
指揮:右近大次郎
オーケストラ:アンサンブル大地
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セルゲイ・ラフマニノフ作曲
晩祷より第1曲”来たれわれらの王、神に”、他
合唱:東京トリニティコール
指揮:渡部智也
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ドミトリー・ショスタコーヴィチ作曲
反形式主義的ラヨーク
(オーケストラ編曲日本初演)
バス:渡部智也
指揮:右近大次郎
オーケストラ:アンサンブル大地
ピアノ:早川枝里子
合唱:東京トリニティコール
(7月3日 いずみホール)
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演奏会前日に、友人より誘われて参戦。未知な曲目だらけの、「ロシア珍味の福袋」的な風情。まあ、知人が出演するし面白そうだったので行ってみた。
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いずみホールって初めて行く。写真のような赤レンガの素敵なホール。ホール内も三角屋根ぽくておされな形状。ただ、音響はやや堅い印象で、せっかくのスタインウェイが安いピアノみたいに聞こえて惜しい。
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曲は異常にマニアックな印象を(字面から)はじめは覚えたが、いざ聴いてみるとそんなこと全くなくてとてもフレンドリーな曲ばかりだった(クラヲタのあたしが言うのもなんだが)。だいたい、ハチャトリアンだって「剣の舞」のあのハチャトリアンじゃない。カレンって何かの誤植かと思ったら・・・アラムの甥だった。ヴァイオリン・ソナタは第2楽章だけだったけど、とても素敵な聴きやすいいい曲だった。他の楽章はどんなんだろう。
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ショスタコのピアノ協奏曲2はどうもディズニーのファンタジアに使用されたらしい(何で知らないのだろう)。第1番はあのトランペットの掛け合いで有名だけど、2番もとてもフレンドリーな曲で(タコ苦手なわたしでも)なかなか楽しめた。
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唯一曲を知ってる(そしてCDを持っている)「晩祷」は4年だか前にラフォルジュルネで抜粋だったけどばりばりの本場もんを聴いてしまったので・・・ほう、という感じ。ロシア語難しそうだし自分がもし歌うとしたら・・・想像もつかない。
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で。
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メイン・イベントのラヨーク。オケ伴奏版は日本初演らしい。バス歌手4役あって、ロシアの官僚とか偉い人が次々と登場・・・今回は一人の歌手の方が扮装を変えたりして演じ分けた。合唱団は観客席の一列目と二列目に鎮座し、一般聴衆という設定。拍手喝さいをしたりしていたが、目立った行動をした人は捕まってしまい、次に出てきたときは洗脳されてロシアの民族衣装を着せられて踊らされていた。あの時代に迫害された「鉄工場」のモソロフを思い出す。
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題名はムソルグスキーの諷刺音楽『ラヨーク』にちなんでいる。ソ連の芸術界に吹き荒れた1948年の「ジダーノフ批判」を愚弄するもので、ジダーノフの演説や、スターリンの愛したグルジア民謡「スリコ」が引用され、自国の歴史的な作曲家の氏名さえ正しく発音できない官僚などが短二度音程で「HA!HA!HA!HA!HA!HA!」と槍玉に挙げられている。(Wikipediaより)
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絵文字まで加わる渾身の字幕付きだったので、とてもよくわかりとても面白かった。演じている方も演奏する方もとても楽しんでいる感じだった。かなり刺激的な内容のため、もし当時のロシアのお偉いさんが見聴きしたらみんな捕まっちゃうんじゃないかなあと。ホントしろうと感想で申し訳ないけど、面白かったです。頂いたこれまた渾身の解説書は半ページ読んだだけで目が拒否するくらい難解で、今も放ってあるんですけど読んだ方がいいでしょうか。
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それにしても、この曲の冒頭は聴いたことあるんだけど、テレビでやったのを観たのかしらんわたし。
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いずみホールがあるのは西国分寺。西国分寺ってなんだっけ・・・と道々考えて「あ、にしこくんだ!!」と狂喜。駅を出ると、駅前デパートはにしこくんの壁画でいっぱい。
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グッズを売っているという書店に行って、マスコットとかシールとかハンカチとか買った。気持ち悪さと可愛さが同居していて、ゆるキャラの中では大好きなもののひとつ。本人には会えなかったけど、とても嬉しかった。ついでに言うと駅前のスーパーで朝市?だかやってて新鮮な野菜を都心では考えられない安価で販売していた。コンサートがなければたくさん買って帰ってしまうところだった。
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全く関係のない話。
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・うちの会社の本社では毎週決まった曜日の朝に会社周辺のゴミ拾いをするんだけど、いつもようにゴミを拾っていたら突然知らない関西芸人風の黄色いサスペンダーした通りすがりのメガネのおっちゃんに親指を立てながら「ナイスやでえ~」とにこやかに言われたので、こんなクソつまらない事でもやっててよかったなと思った。
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・最近会社の社長が交代になったのだが、何かコーヒーに関しては人一倍こだわりのある人らしく。「朝、お茶じゃなくてコーヒーいれてくれ」って秘書さんが社長に言われたので、私が「好きな銘柄とか聞いておいて。注文するから」と言ったら、社長は「これ」って自分で持ってきた。何か見たこともないベトナムのコーヒー。これが終わったら次からはどこで買えと。アマゾンでも楽天でも売ってない。ネットをよくよく探したら英語の通販のサイトしかなかった(ドルで買う)。これは・・・密輸するしかないのかと。前の社長は安売りのお茶入れても全く気にせず感謝して飲んで頂いてたので、何かめんどくさい人きたなあと(秘書さんとともに)悩んでる今日この頃。
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・会社内で全般的に残業が多すぎて時短が叫ばれている。「リフレッシュ休暇とか進んで取るように全社で推奨しましょう」とかプロジェクト会議で言ってたもんで、『も、もしかしてあたしも、一週間くらい休んでベルリンやメトロポリタンに行けるかも!!シャーガーさんが観れるかも!!』とか一瞬目を輝かしてたんだけど・・・最近相次ぐテロ事件に、「このご時世になぜ好き好んで飛んで火にいる夏の虫みたいな事を・・・」とか思い、結局夢はしぼんでしまった。
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・毎年大手町駅の七夕飾りに短冊を書いているのだが、最近多発するテロ事件とか例のバレエ教室の事件とかあったので、今年はついつい「生きてるだけで十分です」とか書いてしまって、今ちょっと後悔している。
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・最近凝っている携帯のアプリは「いびきラボ」。枕元に置いて、寝ている間の音が録音でき、グラフにしてくれるもの。最初は「へええ、私いびきかくんだなあ、全然言われたことなかったけど」とか思って面白くて一日おきくらいに仕掛けて楽しんでたんだけど、ここ何日がちっともいびきをかかなくなったので、面白くない。いびきかいてた時は、風邪気味でたまたま鼻が詰まってただけだったみたい。(まあ・・・ちょっとほっとしたけど)

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