2013年3月31日 (日曜日)

サントリーホールで遊ぼう 2013

Kc460149昨年の記事:サントリーホールで遊ぼう!2012


毎年恒例、サントリーホールに無料で出入りできる日である。昨年は、恐ろしく混んでいた。しかし。昨年はとても天気がよくてお散歩日和だったので混んでるのもわかるが、今年はほんっとに寒くて。

でもやっぱり混んでいて。

まあ、大体あたしみたいなコンサートゴーアーが出かける部類の催しではない。毎年幼児や赤子連れのニューファミリーでごった返しているし、演奏中も構わずぎゃーぎゃー叫ぶ赤子と、走り回る幼児に辟易しているのだが(ごめんなさい)。

それでも、やっぱりサントリーホール、演奏に手抜きは全くなく一流であるし、いつも有難く出かけさせて頂いている。

(大体、こんな記事を毎回書いている事自体が、混む原因の一つなのではないか・・・・とも思うんだけども。)

さて、コンサートの前に腹ごしらえ。カラヤンブラッツでは毎年恒例の屋台が出ていた(屋台といっても土地柄、大変おされでグルメである)。今年はカレーフェアであった。カレー好きのあたしが見逃がすわけもなく。

Kc460148_2インド人のおにーさんからチキンカレーを買ったんだけど。これが大層うまくて。友人と待ち合わせる前だったので一人で、「うめー、何コレ、500円って何このクオリティの高さ」とかごちゃごちゃ言いながら(ヘンな人である)寒い中食べた。サントリーの向いの建物の中の「フィッシュ」ってインドカレー屋のカレーなんだけど、普段店の中で食べると800~900円くらい?するみたいね。カレー粉じゃなくてちゃんと各種スパイスをグリグリと轢いて作ったみたいな味がした。

・・・なんてのんびりカレーなんか食べてる場合ではなかった。お目当てのブルーローズで公演予定の「こうもり」ハイライトの列はすでに外まで伸びていて、慌てて並んだ。

・ヨハン・シュトラウスⅡ:「こうもり」ハイライト
吉田珠代(ロザリンデ)、九嶋香奈枝(アデーレ)、今尾滋(アイゼンシュタイン)、池田直樹(ファルケ)、古藤田みゆき(ピアノ)

今尾さんはあらかわで素晴らしいジークフリートを聴かせて頂いたし、池田さんもやっぱりあらかわで素晴らしいアムフォルタスを聴かせて頂いたので期待は大である。

45分でこのオペレッタのハイライトをするとあって、結構セリフで筋書きを補っていたが(セリフは日本語、歌はドイツ語、最後のフィナーレの歌だけ日本語)、演じる人も観客もみんな楽しんでいたようだった。お子様も最初は騒いでいたが、このようなオペラ発声の歌とセリフを初めて見聴きしたんだろうか、あとの方はみんな聴き入っていた。

男声二人は勿論素晴らしかったけど、やっぱりこのオペレッタの主役はソプラノのお二人であるのだなあ。ロザリンデ役の方のふくよかで豊かな声(そしてキョヌー)、アデーレ役の方の軽ろやかでよく響く声(そしてチャーミングな容姿)が素晴らしかった。

(連れてきた友人が「オペラ歌手ってセリフとかちゃんと演技できるんだねえ、うまいねえ」と素人発言をしていた。そうか、今まで連れて行ったセリフ付のオペラってせいぜい「魔笛」くらいだもんねえ。)

大ホールへ移動。

・横浜シンフォニエッタ 指揮/松井慶太
モーツァルト:「皇帝ティートの慈悲」序曲、ピアノ協奏曲第23番第3楽章(ピアノ:鈴木杏奈さん)、ベートーヴェン:交響曲第7番第4楽章

このオケは・・・とってもうまいんだよ(プロだし)。昨年評判良かったんだねえ、やっぱり。
ティートなんとかは初めて聴いた。そのあとの楽器紹介は「何をいまさら・・・」とは思うがlこのコンサートは子供向けである(そして汚れなき青少年を幼少よりクラヲタに洗脳しようとするサントリーの恐ろしい企てである)んで我慢。

チャイコンで何回も(飽きるほど)聴いた23番コンチェルトも、生で聴くのは初めてだ。ただ・・・あたしは第2楽章が好きなんだけんども。来年度より高校1年になる女の子がピアノを弾いた。堂々たるもの。

そのあと「のだめ」でおなじみの7番の冒頭を観客から募った老若男女4人が振り(毎年のことでめんどくさいので内容は略)、終楽章は普通に指揮者が振った。

そのあと、ガイドツアーに初めて参加してみたが楽屋につれていてくれるわけでもオルガンの中を見せてくれるわけでもなく。普段、客が入れる範囲の部分の豆知識を伝授。

・オルガン・コンサート 永瀬真紀(オルガン)
P.D.ベルガモ ソナティナヘ長調、バッハ&グノー アヴェ・マリア、バッハ トッカータとフーガ二短調

ベルガモなんちゃらさんはベルガモの神父さん?だそうな。時代的に多分19世紀末か20世紀初めくらいな感じと予測(バロック的というよりロマン的だったもので)。とても素晴らしい。鼻から牛乳は久しぶりに全曲聴いた。いやあ、バッハは偉大だ。
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・・・しかし、カレーの美味しさが忘れられない。

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2012年4月 2日 (月曜日)

サントリーホールで遊ぼう!2012

120401_1518011_3過去記事: サントリーホールで遊ぼう!

きのうの4月1日の話。

年に一度(たぶん)のサントリーホールに金払わずに自由出入りできる日。前に行ったのが、2007年だって。ずいぶん前だな。しかしその時は桜は満開だったはず。今年の桜はうんと遅くて、東京ではまだまだ。何かがっかり。

しかし。お天気はよく絶好のお散歩日和だったので、サントリーはものすごく混んでいた。大ホールでのコンサートをめがけて行ったんだけど、もう全く席は空いてなくて、立ち見であった(途中であいたので座った)。考えが甘かった。

もう何回もやってるからきっと近所の(金持ちの)方々にも定着したのだろう。サントリーの周りには大使館が多いから、大使館の方のご家族的な方々が多かった。だんなさんは外人、奥さんは日本人、お子さんはハーフ、みたいな。はあ。子供連れオッケーな催しだから赤子が多くて。ふう。

120401_1512011 <オーケストラ・コンサート>
・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(ヴァイオリン:有働里音)
・プロコフィエフ:古典交響曲
角田鋼亮指揮/横浜シンフォニエッタ

前のときもそうだったんだけど、赤子子供連れオッケーな会場なのでひっきりなしに子供の声がギャーギャーするようなとこで演奏するのである。タダだから仕方ないのだけれど・・・正直に言わせて頂くと。

ものすごーくもったいない。

静かなところで聴きたいわ。素晴らしいオケでした。あ、プロなんだどうりで。ちゃんとした演奏会をするのなら行きたいわ。ツィゴイネルのヴァイオリンソロの子はこの4月より中学一年だという。何と言う落ち着きよう。サントリーでなんか演奏したら、大人でもガクガクブルブルだわ。

例によって、今年も観客の中から募って指揮をさせてくれるというコーナーは、例によってあたしは手を挙げず。無理だわ。曲はアイネクライネ。何人か指揮をしたけど、それほど特筆すべきものはなく。強いて言えば最初に出た5歳の男の子がヴァイオリンをやってた子らしく(まだ5歳というのに、何故過去形?)、「先生を探しています」などと発言。

メインのせっかくのプロコも凄いいい演奏だっただけになんだかねえ。静かにしてくれみんなって思っちゃう。

そのあと友人とおちあい、ブルーローズでのお目当ての「オペラ名曲コンサート」へ・・・と思ったらトンでもない長~い行列。何コレ~~~。当然こっちも立ち見。並んでる間に、友人が「昨日の男子フィギュア凄かったよねええ!」と私に話しかけ、私も『そうだよねええ』って答えようと思って息を吸ったところわたくしたちの前に並んでいらっしゃった見知らぬ奥方様がくるっと振り向いて「そうねええ!ほんっとに凄かったわねえ~~~!」と答えてしまい、口をぱくぱく。あたしの行き場のない思いはどこへ。

・オペラ名曲コンサート②
中田喜直:たんぽぽ、草川信:揺りかごのうた、中田喜直:みみずく、E・デラックァ:ヴィラネル、ビゼー:カルメンより闘牛士の歌、ヴェルディ:リゴレットより女心の歌
湯浅桃子(ソプラノ)、上原正敏(テノール)、吉川健一(バリトン)、岡田真歩(ピアノ)

本日3回あるはずのオペラコンサートのうち2番目。美しい日本語の歌曲からオペラアリアまで。ソプラノの湯浅さんの声は細くて本当に美しく、生身の人間とは思えない声(いい意味で)。外見もお美しい方で耳も目も癒される感じ。デラックァってダレ?って思ったけど、コロラトゥーラ・ソプラノのための定番曲なんだろうかねもしかして。いやホント素晴らしいお声でしたわ。他の殿方の歌も素晴らしかったけど。テノールの人ノリノリ。
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・オルガンコンサート(演奏:永瀬真紀)
ペトラーリ:アレグロ・ブリランテ、バッハ:主よ、人の望みの喜びよ、ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘

オーケストラの演奏会でマーラーとかエルガーとかのときに聴くくらいのサントリーのオルガンなもんで、ソロで聴くことってこんな機会しかない。癒されるわあ。15分くらいのコンサート。もっとやってほしい。
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・オペラ名曲コンサート③
ディ・カプア:オーソレミオ、トスティ:魅惑、トマ:ミニョンより「私はティターニア」、カルディッロ:カタリカタリ、デ・クルティス:帰れソレントへ、ヴェルディ:椿姫より乾杯の歌
湯浅桃子(ソプラノ)、上原正敏(テノール)、吉川健一(バリトン)、古藤田みゆき(ピアノ)

最後のオーケストラコンサートをもう一回聴こうと思ったら、友人が「さっきの歌のほうが聴きたいんだけど・・・ダメ?」というので、こっちにした。まああたし的にはどっちでもよかったんだけど。3回目は何故か混んでなく普通に入れた。余裕で席を確保しあたしが「まったく、さっきの回はいったいなんだったんだろうねええ」と言ったら、友人が返答するより前に、前の席に座ってた知らない女性(さっきとは別の)がくるって振り向いて「本当にそうですねえ!!」とか答えられてしまい口をぱくぱく。何だか会話泥棒?が多い日だなあ(面白いけど)。

今度はイタリアのカンツォーネから。ここでもコロラトゥーラソプラノの湯浅さんは本当に素晴らしい。凄い技巧だ。ああ、彼女でツェルビネッタが聴きたいわ。テノールの方のカタリカタリも熱唱。とても楽しいコンサートでした。友人も楽しんでた(私より?)ので嬉しい。いやはや3回とも行けばよかったなあと思ったけど・・・そりゃアフターフェスティバルだよなあ。

まあ、それにしても昼間は恐ろしい混みようでちょっと疲れてしまった。

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2008年3月 3日 (月曜日)

痛くないから、恐がらずにやってごらん。

まあ、皆様の圧倒的なご意見により、一応やってみたんだけどさー。鼻うがい。

やっぱり、自分で溶液を作成するのは恐かったので、市販されているのにしてみました。
・・・つか、現実にいる周りの知り合いで鼻うがいやったことある花粉キャリアは皆無だったんですが。

↑ハナノアって名前もどうかと思うが。

ちゃんと、鼻に入れる用の容器がついてる。乳児のおしゃぶりのようなヤツ。これでなんとなくうまく行きそうな予感がする。ドキドキ。


この容器に溶液を20mlほど入れてだね、鼻につっこんで流しこむわけだが。(風呂場でやるようにという教えは守った)

このときに「アー」と声を発するのがポイントだという。(おそらくこれで食道へ行かずに溶液が口から出てくるのだろう)

いや、にしおかすみこ嬢のように ア”ーーーー!! と町内に響き渡るような声を出す必要はない。通報されそー。


で。

ずっとアーアーアーアー言いながらやっとったわけですが、なんとなく感じはつかめた。なるほど全然痛くはない。でも「ダム開通!!」みたいな爽快さはまだまだだ。まだ私は修行が足りないようじゃ。



今回の発病で、買ってみたものたち。

インスタント・ローズヒップティー。
ローズヒップはお肌にもよいが、炎症を抑えたりする効果もあるらしい。これ、とーっても美味しい。ま、会社で重役がコレ飲んでたらヒクけど。

ヨーグルトに入れるローズヒップ・ジャム。ドイツ製。これもとっても美味しかった。おすすめ。ビンもカワイイね。




基本アイテム、エリエール ローションティッシュ。

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こんな感じで、春が終わってくれるといいんだが。

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2008年2月28日 (木曜日)

ついにデビュー!

朝起きたら。私は自分の変化に気が付いた。

ああああ、ついにデビュー。今年は去年より相当ヒドイよって聞いてたからちょっと怯えてたんだけども。

ああ、上野での「ワルキューレ」第3幕でやけに鼻水が止まらないなあと思ってた。
感動してただけではなかったのだ。

コレ、もしかして花粉症かもしんね?これが?これってこういうことなの?みんなが毎年苦しんでいるのはコレ?

会社の同病の人々は大喜び。「ようこそ!」なんて言っちゃって。
私も「デビュタント!」なんて言いながら会社で踊ってたりしたんだけども。そんなのんきなことを言ってられない。

今まで全く他人事だったので、どうしていいのかさっぱりわかりません。

とりあえず、近所の薬局で紫蘇黒酢なんて買ってみましたが。

飲んでみて、「うわー、おいしい~!これなら続けられそう!」なんて思ったのですが、楽天ではダイエット効果はうたってるけど、花粉症についてはなんも書いてないんですけど。

えーい、思い切って花粉症を楽しんじゃえ!エンジョイ花粉症! ・・・みたいなことはないですな。

花粉症っていえば。その昔、沢田亜矢子さんが「花粉症」って題名の歌を歌ってたと思うんですけど。歌はさすがに全然覚えてません。国生さゆりさんの「バレンタイン・キッス」みたいに、その季節になると「花粉症」の歌が流れるってことは・・・ないですな。惜しいな。

NO KiDDiNG! 沢田亜矢子写真集

NO KiDDiNG! 沢田亜矢子写真集
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

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何も・・・聴く気になれないす。

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2008年2月 5日 (火曜日)

お買い物♪お買い物♪2008その1

11月以来、まったくCDを買ってないので、ストレス解消のために渋谷塔へ。3000ポイント使った。

私も凹んでいた。負けず劣らす凹んでいた。


おロシア、おポーランド、おメキシコの、脳天かちわるような、以下のような品々。死ぬなよ。

・スクリャービン:交響曲第3番「神聖なる詩」、第4番「法悦の詩」
ニコライ・ゴロヴァノフ指揮/モスクワ放送交響楽団

ずっと気になってた怪物指揮者、コロヴァノフ。半額になっとったので購入。今、コレ書きながら聴いているのですが、曲も演奏もハンパない。なんとバイオレンス。鼻血ブー。

・モニューシコ:歌劇「幽霊の城」
前に買ったポーランドからはるばるやってきた謎のレーベルMUZAによる「ハルカ」に続く第2弾?。筋がわからんが、ハルカの歌手はなかなか良かったので期待。

・シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番、2番他
トーマス・ツェートマイヤ(ヴァイオリン) サイモン・ラトル指揮/バーミンガム市交響楽団
ヴァイオリンコンチェルトはやっぱり「島野譜好き」では基本かな、と購入。1390円でお買い得。

Music Szymanowski: Violin Concertos 1 & 2

販売元:Angel
発売日:2008/01/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(↑ジャケット違います)

・シマノフスキ:歌劇「ロジェ王」
カロル・ストラージャ指揮/ポーランド国立フィルハーモニー管弦楽団
ラトル盤は名盤だが、ポーランドの人々によるナクソス盤も聴いてみたい。大好きなヴィエスワフ・オフマンも気になるし。

Opera Classics - Szymanoski: King Roger, Prince Potemkin / Stryja, Hiolski, et al

販売元:Naxos
発売日:1999/03/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する



・MUSICA MEXICANA (メキシコ音楽集)
エンリケ・バティス指揮/いろんなオーケストラ
前から目をつけていた、爆演指揮者バティスによる大全集(?)。ここのblogではお馴染みのチャベスや、ポンセやモンカーヨなどメキシコのいろんな作曲家の曲が、たっぷりCD8枚も聴ける。ブリリアント価格も魅惑的(4690円)。たっぷりストレス解消して頂こう。もー、わくわくするぜ。こんなにたくさんいつ聴くのだ?

Music Musica Mexicana

アーティスト:Chavez,Revueltas,Szeryng,Rpo,Batiz
販売元:Brilliant Classics
発売日:2008/03/04
Amazon.co.jpで詳細を確認する



・・・とこんな感じですが、渋谷塔などで、こんなヘンテコなCDを大人買いする小柄のメガネ女を見つけても、間違っても「naopingさんでしょう?」と声をかけぬよう。頼むからほっといてくれ。


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そこな殿方、押して帰ってくんなまし~。

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2008年1月29日 (火曜日)

作曲コンクールと私

週刊マイ・ミュージック・スタジオ全国版 2008年2月12日号 こんにちは。

最近コマーシャルでやってる、デアゴスティーニの「週刊マイミュージックスタジオ」だが。自分で作曲した曲を簡単に色んな楽器の音で音楽にすることができるらしい(よくわからんが)。

そのコマーシャルで流れる音楽ってのはイージーリスニング調なんだけど、もしかしてクラシックっぽいものも作れるのかしら~?

まー、今時シロートが作曲って言ってもねえ、この世で作られるメロディってもう全部作られてしまっているって言っていい。だって、最近の曲っていつも「これ、10年くらい前の○○が歌ってた歌とメロディが似てる」って思うもん。

だもんで、ワタクシ的にはコレをもし自分で扱えるとしたら、シェーンベルクの出来の悪い弟子みたいな感じで、12音音楽っぽいものを作ってみたい。(どういうもんなんだかわからないのだが、それっぽく)



そんな私だが、過去に作曲したのって一回くらい。

小学校高学年か中学校の時(あまりに昔のことで忘れた)。
ある日音楽の授業の時何の前触れもなく、先生がヘンな詩のようなものを黒板に書き始めた。「これに曲をつけてください」と先生。

詩はあまり覚えてないが、内容は「夕方に自転車で走ってたら夕焼けが綺麗だった」みたいな感じだったと思う。

これまで作曲って全然したことなかったので、かなり悪戦苦闘した。歌詞の中の「ごらんよ~」とかいうのがポイントかなと思って色々頭をひねったので、ここんとこだけメロディは今も覚えている。

で、提出。その後何日かして音楽の先生に廊下で会って、「こないだ、あなたの作曲した曲を、学校代表として区のコンクールに出すことにしたから」と言われた。学年でたった一人だという。

へええ。そんなもんか。ま、一応歌っぽくなってたもんね。


で、また何ヶ月かして。すっかりそのことは忘れてたのだが、音楽の先生にある日「あ、こないだの曲は残念ながら落ちてしまったわ」と言われた。しかし別にガッカリもしなかった。絵とかだったらどこかに展示されるってこともあるけれど、音楽だとそんなこともないから実感としては薄いよねえ。


で、そのことはまた忘れてて、1年後。

またその作曲コンクールが催されたらしく、ウチの学校の別の学年の生徒が入賞(だか優勝だか忘れた)したというビッグニュースが入った。

学校大喜び。

しかし。

私は、その時だけは「自分が1年前入賞してなくて本当によかった」と心から思った。

その入賞した女の子は、ある日の朝礼で、全校生徒の前でピアノ伴奏テープとともに、朝礼台の上で自分の歌を歌わされたのである。

たった一人で。

しかも、彼女が作曲させられた歌詞というのが、私が作曲したようなノーマルなものではなく、(具体的な歌詞はもちろん覚えてないが)「パンが大好きパンパカパーン」とか「一口食べるとオッペケペー」とか、とても公衆の面前で歌えるような感じの歌詞ではなかったのである。ハズカシイ。

しかし、彼女は堂々と歌いきった。スゲー心臓だと思った。



あたしにはできない。




あたしだったらきっと、お人よしだから

先生「入賞したから、次の朝礼で歌ってね」
あたし「え~!?ウソでしょう?そんなのムリです!できませんよ一人で歌を歌うなんて!」
先生「・・・でも、決まりだから、頼むわね」


などと言いくるめられ、きっと当日まで悩みに悩み続け、熱出して寝込んでしまうか、屋上から飛び降りることを考えたりするかもしれない。

自分は美大を受けたり、絵画展に出品したりしてたから、落ちたり受かったり今まで色々あったけれど・・・

ああ、落選してて良かった~と心から思ったのはこの時だけである。




・・・というお話でした!

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2008年1月20日 (日曜日)

ガリベン!クラシック編など

寒いため、出不精になっていてテレビばっかり見ているような気がするので、最近みたテレビ番組で印象に残ったものなど。

勉強してきましたクイズ ガリベン!

この番組、前は深夜にやっていたようで、たまに土日に再放送してたのを見ていた。毎回一定のテーマを与えられ、回答者が死に物狂いで?勉強してクイズに挑むから、出題はなかなか高度である・・・一般的には。
(昨日やってたのは「体について」であったけれどこれも面白かったし、勉強になった。)

それが、先週日曜だか深夜枠の再放送で「クラシック音楽」ってテーマでやってたので、楽しく見ていた。私はほぼ全問正解であった。つか、ここに来ているお客さんは全問わかるよ、こんなの。曲名当てなんて、赤子の手をひねるようなもんで(←慣用句あってない?)、「アルルの女」とか「G線上のアリア」とかのレベルだぜえ。

私は、「初めて指揮棒を使った指揮者は誰?」ってのだけ知らなかったわ。ま、そんなこと知らなくてもいいし。

で、まー考えさせられたのは、「クラシック好きの男が、クラシックのコンサートはじめての彼女を連れて行く(そしてウンチクたれまくる)」という寸劇である。こういったシチュエーションは私にはほぼないので(女だから)、色々想像するものがある。この彼氏(俳優さん)がイケメンだからきっと「ええっ?そんなことも知っているのぅお~?? ○○さんて物知り~~!」と感動するふりをすることもできようが、普通だったら「け、何 知識ひけらかしてんの。知ったかぶりするんじゃないわよ!」と(口には出さないけど)思うかもしれない。いや、私が詳しいからって意味じゃなくて、一般女性の立場から言ってだわよ、あくまで。

ま、あの寸劇を見て思ったんだけど、私だったら、演奏会後に「演奏中に話しかけるな!このボケ!」と怒って帰ると思う。だって、指揮者の指揮を見ながら「これは、カラヤンの指揮と似てるね~」とか話してるんだもん。これを見てクラシックのコンサートに行ったことない視聴者が「え、演奏会中に喋ってもいいんだ」って勘違いしないだろうか・・・。ま、ホントに喋ってる人たまにいるけどね。

それにしても、あの番組は毎回とっても面白い。テレ朝っていろんなこと考えるよね。

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他に、最近印象に残ったドラマ。

「鹿男あをによし」

すでに各地で語られていると思うんですが、今頃すいません。
第1回しかまだやってないが、奇想天外ですごく面白かった。私は、「のだめ」より面白いかと。玉木宏さんも千秋様よりこっちのほうがイイかもと思う。綾瀬はるかちゃんのボケっぷりもよいし。
原作読もうかなあ。

Book 鹿男あをによし

著者:万城目 学
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「だいすき!!」

つか、まだまともに見ていない。予告だけ見てウルウルし、本放送は見逃して昨日再放送を後半だけ見た。本来私は涙腺が強いのだが、コレはイカン~と思う。知的障害の女の子が子供を産み育てる話だが・・・。ときおり流れるドヴォルザークの「母が教えたまいし歌」がもーダメだ。(多分、そんなトコで「泣ける~」と思ってる人全然いないと思う。)

Book だいすき!! 1―ゆずの子育て日記 (1) (Be・Loveコミックス)

著者:愛本 みずほ
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年1月 4日 (金曜日)

年頭のごあいさつ。

やー、あけました。とっくの昔にあけました。
パソコン触るの4日ぶりです。みなさんお元気ですか?
私は例によって実家に帰っておりました。で、まー、ゴロゴロしていたわけですが。あ、紅白なんかもちょっと見ました。ガクトがよかったなあ。

さて、私の両親は、(以前も書きましたが)何故私がこの両親の間に生まれたのか理解に苦しむほど西洋音楽には疎いのです。気が付けば「演歌の花道」とかが普通に食卓のBGMですので(だから家を出たみたいなもんで)、正月もちょっと気が重かったのでしたが、さすがに滅多に家に帰らない娘のワガママもちょっとは聞いてくれるらしく。

「どうしても『NHKニューイヤーオペラコンサート』が大画面テレビで見たい。見せてくれたら9時からタッキーの時代劇見てもいいから。」と言ったところ、母親は快く受け入れてくれました。まー、タッキーは私も見たかったんだけども

で、食事をしながらのニューイヤーオペラコンサート。母親は「まあこんなものでしょう」と思いながら見ているのですが、父はなんとか会話をしようと私に質問したり、涙ぐましい努力をするのだな。私も最初は「この人はね、こないだ聴きに行ったらあまりに声がでっかくて頭痛くなっちゃったのよ」とか快く説明してはいたが、だんだんめんどうくさくなってきて。

サン=サーンスの「サムソンとデリラ」の司会者の説明で「このオペラの舞台は紀元前・・・」といったところ父は「え、紀元前!? すげえ昔だなあ!」と発言し、私は『えー、そこから食いつく? 食いつくのそこじゃないでしょ?』と思ったけどほっといたら、「そんな昔のこと、どうしてわかるんだ? 誰もわかんないだろう? え?」と酔っ払ってしつこいので「いや、おとうさん、これ・・・オペラだから。単なるお話だから・・・」とし、母親も「おとうさん、もうしつこいから、いちいち・・・」と言うので、食事が終わって早々に父は自分の部屋に引っ込んでしまった。(別に、コレ普通のことなんです、ウチは。ケンカしたわけじゃないです、あしからず。)

それでせいせいと、一人でテレビを見ていると、隣の父の部屋よりなんだか演歌のBGMが大音響で。しかもブラックディスクでな(←そういうとこだけ趣向が一緒だ)。オペラ・アリアと演歌のコラボレーション。ああ、実家に帰った気がいたしましただ。



そんな実家を今日は脱出してきて、ゆーゆーとバッハなど聴いています。一人は落ち着くなあ。

しかし、チチハハにはいつまでも元気でいて欲しいと思う私であります。



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・・というわけで、本年もこのblogをどうか宜しくお願いします。今年の抱負は・・・去年と一緒! 以上。

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2007年12月30日 (日曜日)

ジャバ。(雑談ダラダラ&年末のご挨拶)

えーとね、昨日は「大掃除」ってなもんで、初めて「ジャバ」に挑戦。一人暮らしして3年余り、いわばずっとジャバ処女だったあたし、昨日初ジャバ。相当いろんなものが出てくると思った。

しかし。
ジャバって、正直言って「ジャバ」と「お風呂」と「お湯」さえあれば成り立つ行為だと思ってた。
実はそれは大間違いだった。

説明書通りに昨日の残り湯でお風呂を適温にわかし火を止めたあと、風呂がまの穴に製品をつっこんで(アレ?ど、どっちの穴?とか思いながら)中の粉を挿入。挿入に次ぐ挿入。

うわあああああ。このヘドロは・・・。

・・・と思いつつ、そんなにCMで見たような、ほどは大量に出てこなかった。さすが女一人暮らし。なんだ、こんなもんか。案ずるより産むが安し。

あとはお風呂をもう一回わかして・・・。

あれ?


説明書を見て、はたと気が付いた。「ホースの水で勢いよく風呂釜の中の汚れを出します」みたいなことが書いてあり。

ホース?


うち、ホースいらずの家だった。つか、ホース、使うようなシチュエイションが今までなかった。

うううううううう。ホース買いに行かなきゃ。こんな暮れも押し迫って、ホースなんか買うのあたしくらい?

その上。

昼からやってた「相棒」(主演:水谷豊)があまりにも面白くて、しかもいつもよりむちゃくちゃ長くて、そのままお風呂放置。

(いやー「相棒」ってホント面白いですね。昨日のは再放送だったみたいですが。ウチの母が大ファンで、私もたまーに見ますが、あれの製作者の中にクラヲタがいますね、絶対。かなり頻繁にクラシックの曲が使われますし、いやヲタじゃなきゃ「エルガーはノーマン・デル・マーに限る」なんてセリフは出てこない。)

相棒 season5 DVD-BOXI(5枚組)

結局、全部見て3時ごろホースを買いに商店街へ。戻ってきてホースで風呂釜に水を勢いよく・・・って、その時はあまりヘンなものが出てこなかった。こんなんでいいのかな?と思ったけど、初めてだから仕方ない。それともジャバって「一見さんはおことわり」みたいなとこあるのかな?

次、お風呂わかすとき、沢山ヘドロが出てきたらどうしよう・・・と思いつつ、一夜あけて今日は実家に帰るから、しーらないっと。

つか。

このごろ(年末だから?)番組編成の妙。昨日の「相棒」で、子供いるのに離婚した夫の役に何故かココリコ遠藤。珍しいキャスティングだと思ったら、この夜に遠藤さんと千秋さんが離婚を発表。アレレ、タイムリーだなあ。

そうそう、こないだオダギリジョーさんと結婚発表した香椎由宇さんだが、おとといだかやってた映画「ローレライ」に主演してたでしょ。これも偶然だと思うけど、タイムリーすぎるなあ。

(いや、この映画以前一回見たので今回は後半しか見なかったんだけど、なかなか好きですね。軍服萌えっつーか。香椎由宇さんのコスチュームもなんだかアニメっぽくてよい。戦争映画なのにSFメルヘンチックである。)

・・・というわけで、テレビばっかり見ているというのがバレてしまった(今日も朝から「クレヨンしんちゃん+仮面ライダー電王+世界の車窓から」ってのを見て笑ってた。石丸謙二郎さんがアニメになっとった。製作者遊びすぎ)このヘンで、年末のご挨拶など。




いやホント。今年は皆様お世話になりました。

毎日のように読んでくださってる方、そしてたまにコメント残して下さっている方、たまに読んでる方、色々お世話様でした。とっても楽しかったです。

えーと。

yokochanさん、rudolf2006さん、Shamshyraqさん、にけさん、IANISさん、ピースうさぎさん、RAVELSさん、ぜんさん、白夜さん、Niklaus Vogelさん、吉田さん、シロクマ雄さん、クラシカルな某さん、Ervinさん、なおらーさん、ちょさん、shuさん、てがたさん、レイネさん、木曽さん、さすらいのジーンさん、ココアカさん、roi ubuさん、Lamsyさん、あうれりゃーのさん、edcさん、フィディさん、heut oder morgenさん、うぐいすさん、newportさん、鈴雅さん、Deliusさん、HIROPONさん、隊長さん、川越の会計士さん、ガラス玉遊戯さん、sweetbrierさん、MinMinさん、nekoさん、・・・さん、ホルン初心者マークさん、ぶりんとごっこさん、おぺきちさん、J-Lさん、カシュカシュさん、みー太さん、ボーやさん、クラシック半券ギャラリー管理人さん、そして密かに読んで頂いているshoyaさん、影でアクセスupにおおいに貢献して下さったI尾さんそしてY尾さん、そして目に留めて下さったTOKYO FM様、紹介記事を書かせて頂いた阪急コミュニケーションe-days様。

皆様本当にありがとうございます。(オ、オレ抜けてるぞ、という方はゴメンナサイ)

本日で年内の更新は終わりです(多分)。また来年をお楽しみに~~。
(やるのか?)


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2007年12月23日 (日曜日)

クリスます人も、クリスまさない人も。

Pa0_0194昨日の新宿。雨だよ、雨。

去年も雨の中行ったなあ、タイムズスクエア。またしても、乳母車に赤ちゃん乗せた夫婦が何人か。去年、あんなに注意したのになあ。肺炎で死ぬよ、赤ちゃん。





Pa0_0195  これは、雪だるま・・・だったかな?
















Pa0_0196_2 そういえば、今日は天皇誕生日。はいる!でる・やぱにっしぇ・かいざー!(ドイツ語あってんのかな~?)






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