2019年12月 8日 (日曜日)

YouTubeでいろいろな新世界。

夏場に川崎にてドヴォルザークの新世界をナマで聴いたら(今更)たいそういい曲だなと感じたので、YouTubeで聴いてみようと思い(CDは一枚しかもってないので)、最初に出てきたチェリのライブを聴いたらたいそう遅くて最後まで聴き通すことができず。生前チェリにはとうとう縁がなく終わってしまったが、たぶん私とは合わない指揮者だったのだろう(←テキトー)。

どうせなら全然しらない指揮者のものを聴いてみよう、と考えてニコライ・アノーソフとやらの演奏を聴いてみた。

演奏は早めで颯爽としており、イライラ感は皆無。ロシアのオケなので金管楽器にロシアンな咆哮も感じられてて変わっててよい。気に入って何回も聴いてしまった。どんな指揮者なのだろう?と興味を持ち、Wikipediaで調べたら、なんとロジェストヴェンスキーのお父さんだという。何でも、父が偉大過ぎるのでロジェヴェンが音楽活動するときに違う苗字にしたそうな。今じゃ全然息子のほうが有名だけどな。

なんか駅やデパートの露店で売ってそうな演奏(ロイヤル・フィルシリーズみたいな)。YouTubeに他に演奏ないかな?と思って探したらプロコの青春交響曲があり、なかなかいい演奏だった・・・というか曲自体がいいんだけどねそもそも。

次に。はたまた作曲家のサムネの演奏者表示なしのものを聴いてみたら、すごく音が悪く(モノラル?)もしかしてターリヒとか古いやつなのかしらと思って調べたらNatalia Ponomarchukというウクライナの指揮者でまだご存命の方らしい。もしかして女流?と思って画像を探したらこんな感じの方だった。

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写真で見るとお奇麗な方だが50歳らしい。他に指揮している映像ないかなと思って探したけど、だいたいが協奏曲の伴奏ばっかりであんまりよく見えなかった。スタイルはよくてとってもかっこよかったけど。

(たぶん、ケルテスとかのほうがいい演奏なんだろうな、新世界は。)

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お弁当用にたくさん作っておいた冷凍おにぎりが余ったので、スキレットで焼きおにぎりを作った。油が大分馴染んできたので(これをスキレニストたちは「スキレットが育ってきた」という。)鍋にごはんがこびりつかなくてよい。ニンニクのみじん切りと共に残りご飯を炒めると美味しいガーリックライスができ、悪魔の食べ物である。

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2013年9月 4日 (水曜日)

今さら「新世界より」に感動する。

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ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ長調 op.95『新世界より』

クラウス・テンシュテット指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

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こないだ、トンでもない安さで購入したテン箱より。

レコード、CDを通じて初めて買った「新世界」である。中学だか高校だか?ブラスバンド部の時に第4楽章だけ演奏したことがあるし、全体の曲はもちろんラジオなどで聴いてよく知っているのだが、しみじみ聴いたのは本当に久しぶり。ナマでも聴いたことないかも。

いまさらすいませんが本当に名曲だと思う。冒頭の弦楽器の、何だか霧の中から出てくるような感じが結構グッとくる。ここんとこ、「家路」んとこより感動したかも。

あと、ベルリン・フィルというのもホントにいい。こういうエヴァーグリーンたる名曲をベルリン・フィルで聴くと、正座して聴きたくなるぐらいいい。(あたし的には最高の名盤のフリッチャイ&ベルリンのベートーヴェンの第9なんかも、本当に木管ソロとか泣けるほどうまくて気に入ってる。アレいいよホントに。まあ、みんな知ってると思うけど。)

こうなると、今までの人生でスルーしまくってきた「イタリア」とか「ライン」とかもベルリン・フィルでこの箱に入っていて、こりゃ楽しみになってきました。まだ聴いてないけど。

(どうも、テンシュテットのこの箱はロンドン・フィルとベルリン・フィルとシカゴ響が混載されているせいか、どうもロンドン・フィルは可哀相な気が。別にヘタじゃないんだけど・・・)

それから、この曲の前に入っている「4本のホルンのためのコンチェルトシュトゥック」もホントにうまいです。ベルリン・フィルなので。曲も大好きです。アルプスの高原列車?に乗ってるみたいなすがすがしい気分。

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シャンプーを今流行りの?ノン・シリコンのに変えてみたんだけど、結構いい感じだ(ギフト・モイストとかいうやつ)。たまたま、こないだの旅行の時に「お試しパック一回分」を買ってみて使ったら大変素晴らしかったので、ちょっと高いけど購入。ローズの香りも素晴らしく、女子力も上がった感じ。 いやあ、新世界かんけーねえし。

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2009年9月24日 (木曜日)

ユンディ・リ / ショパン

ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
練習曲 第2番 イ短調 作品10の2
練習曲 第5番 変ト長調 作品10の5《黒鍵》
練習曲 第23番 イ短調 作品25の11《木枯らし》
夜想曲 第1番 変ロ短調 作品9の1
夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2
夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 作品15の2
幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
ユンディ・リ(P)

(2001年9月 ベルリン)

ユンディ・リのデビューCD。確か銀座犬(HMV)で安売りしてたので買ったものだった。私から最も遠い距離にありそうなCD。

これが最初出た頃の彼は「中国のキムタク」などという感じで出てきたように思う(厳密にはさっぱり似てないが)。このCDのジャケットは紙でできていて見開き(三つ折りというか)になっている。ジャケットにも解説書にも沢山の写真が載っててクラシックのCDっぽくない。アイドル歌手っぽいつくり(よくわからんが)。こういうのはクラヲタのあたしからするととっても恥ずかしい。こういうの持ってるの人に見られたくない。うぎゃああああ。

なんで買ったんだか。はあ。

多分、この人が来日時にテレビでショパンを弾いてて(「徹子の部屋」かなんか?)、それを見て(聴いて)演奏がよいと思ったんだと思う。外見はとくにかっこいいともなんとも思わなかったが、演奏はいいと。すごく奇麗に弾く人だなあと。そもそもクラシックを聴き始めたガキの頃はショパンが一番好きだったし、よく聴いていたのものである。

私からすると、こういうミーハー的なファンのいると思われる演奏家のコンサートは非常に足を運び辛い。すごく恥ずかしい。あー、客席でキャーキャー言ってる輩と同じにされたくない(なんで?)。サインとか貰いに行ったりしないし(わからんが)。「アテクシは純粋に彼の音楽が好きなんざんす」なんて顔して黙って普通に聴いてても、だれもそんな風に思わないだろう。

まあ私なんて傍から見ると飯守泰次郎先生のファンか西本トモミのファンかっていったら、どっちかというと後者に見られるんだろう、たぶん。だいたい西本トモミの演奏会に行ったことないからどんなんだかわからないし、聴いたこともない指揮者や演奏家のことを悪く言う筋合いもない。ヘッ。

で、何が言いたいかというと・・・CDを買って聴いて、それがいい演奏ならばそれでいいってことで。なお、このCDは私の好きな「英雄ポロネーズ」も「幻想ポロネーズ」も入ってないのがすごく残念だ。

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2007年1月 9日 (火曜日)

ほとんどローエングリンなドイツ語「アイーダ」

Aidatiffヴェルディ:歌劇「アイーダ」
アンネリース・クッパー(アイーダ)
マルガレーテ・クローゼ(アムネリス)
マックス・ローレンツ(ラダメス)
ルドルフ・ゴンツァー(アモナスロ)
オットー・フォン・ローア(ランフィス)
アーゲ・ポウルセン(エジプト王)
ハンス・ベルト・ディック(使者)
クリスタ・ルートヴィヒ(尼僧)
クルト・シュレーダー指揮/ヘッセン放送交響楽団・合唱団

(1952.11.11)

今頃すいません。Niklaus Vogelさんのblogにトラックバック。

実は「ドイツ語アイーダ」がずっと気になっていたのですが、おとといの「オペラ・クリアランス」でやっと見つけました。・・・って思ったらクーベリックのじゃなかった(泣)。WAHAHA本舗・・・じゃなくてWALHALLレーベルはよっぽどドイツ語アイーダが好きと見えて、他にシュミット・イッセルシュテットのもあるらしい。

こやつ、またもや305円です。

クーベリック盤よりも3年前だからさぞ録音は悪いか?と思いきや、モノラルながら非常に良好。昨日の「山の湖」と同様に放送用録音らしく、普通に鑑賞に耐える。(MYTOやWALHALLを買うコツがだんだんつかめてきたぜ、イッヒッヒ。)

全体的な印象としては、「もしかしてこれ、アイーダじゃなくてローエングリンかも・・・」とぞ思ふ。

(すいません、私ヴェルディ・オペラは非常に初心者です。「椿姫」以外ド素人なので、笑わないで読んで下さい・・・あ、笑ってもいいや別に)

前奏曲が終わって、ランフィスが出てくる(←あってますか?)と、突然ヴォータンか? イタオペにしちゃ立派すぎる。そして、フルヴェン・リングでジークフリートを歌っているローレンツが「いったいどうしたの?」というくらいのハリキリ・ヴォイスで登場。「清きアイーダ」は鼻血でそうなほどの熱唱で、アイーダがスタコラ逃げそう。。

ご存知クローゼは、エルダやブランゲーネなどの役で今で言えば藤村実穂子さんのような存在だが、ここでも見事な歌唱。
アイーダ役のクッパーという歌手はクレメンス・クラウスの「ダナエの愛」で主役を歌っていた歌手のようだ。彼女の声は初めて聴いたが、さほど重い声ではないので違和感がなく残念(?)しかし、第2幕のアイーダとアムネリスの場はどう考えてもエルザとオルトルートに聴こえる。

配役を見て「おや?こんなとこにルートヴィヒが?」と思われる方もおられただろう。1924年生まれだからまだ20代の歌唱ということになる。ま、歌唱は「なるほどルートヴィヒかも、言われてみれば。」と思う位。チョイ役だがうまいことはうまい。

さて、いくらアイーダ初心者の私でも、「大行進曲」だけはイタリア語で頭に入っている。ここのドイツ語はめちゃくちゃ違和感が。が、ありがたいことに「グローリア」だけは一緒である。ヨカッタネ~。深く考えなければ合唱はかっこいい。

そのあとのエジプト王とか出てくるくだりは、キーニッヒとかキーニギンとか歌詞が出てくるもんだからやっぱりローエングリンになっちゃう。

おや4幕まであるのか、イタオペなめてた。結構長いのね。CDを取り替えて・・・あれ?さっきと同じ?

↓・・・・・ありえないこと発見。↓↓

Pa0_0033 今気がついた。取り替えてもらってきます・・・まだ残ってれば。

なんと、CD1枚目が2枚入ってた!!!!!あらー。

うーん、今年はいいことありそうね。(泣泣泣泣)


追伸・・・
※取り急ぎ申し上げます。タワレコに問い合わせたところ、在庫切れです(メーカーも)
(1月10日13:00)

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2006年12月13日 (水曜日)

さあ泣け。フリッチャイの悲愴

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チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
フェレンツ・フリッチャイ指揮/ベルリン放送交響楽団










<団長からのお知らせ>
「クリスマス・シネシネ団」の賛同者はこのところめっきり膨れ上がり、ワグネリアンの方からヨン様ファンまで100人以上の加入希望or問い合わせのメールでわがパソコンはパンク状態です。いましばらくお待ち下さい。

ちなみに、シネシネ団の規約といたしまして、本年のクリスマス・イブは「M-1グランプリ」を見ながら家で一人過ごす、ということとなっております。

(以上ウソ)

本日は、泣く子も黙る・・・というより泣く子はさらに号泣してしまいそうな有名な名盤、フリッチャイの「悲愴」を。

クリスマス気分で街で浮かれている世のカッポー(couple)たちに聴かせたい。そして家に帰って命の尊さを思いなさい。そして尼寺へいけ。いや、そんなエラソーなblogではありません。

フェレンツ・フリッチャイ(1914~1963)ハンガリー生まれの指揮者。

いやはや。このCDは泣けるぞ。

私が何かテレビ番組の企画かなにかで「なるべく早く泣いたほうが勝ち!」みたいなのに出たら多分このCDを聴くと思う・・・反則でなければ。

演奏だけでもかなりクル、と思うのだが、このCDの発売された背景がもう反則技である。

フルトヴェングラーっぽいヘアスタイルのせいでかなり高齢に見られがちだが49歳の若さ(!)でお亡くなりになったフリッチャイの幻の録音。(白血病というのがなおさら涙をそそる)
これは1959年の録音だが、フリッチャイが第1楽章の一部分を録音しなおしたかったということで、その後のフリッチャイの死により録音しなおしができなかったため、ずっと発売されないままであった。

いったいどこが気に入らなかったのだろう。一箇所クラリネットが「ピキー」と音を立ててるとこかな?(勝手な憶測)

それがフリッチャイ協会の許可を得て、1996年に最新マスタリングによって蘇り初めて世に出たということである。そもそもグラモフォン初のステレオ録音による「悲愴」となるはずだったのだが、もう本当に1959年の録音?と思うほど素晴しく鮮明な仕上がりである。「悲愴」のCDはこれしかもってない(というよりチャイコフスキー自体これだけかもしんね)もので、聞き比べようがない。有名な極オソのバーンスタインだって怖くて手を出せない状態。

しかしわたくし的に申し上げれば、フリッチャイのこの録音さえあれば、この曲は十分でないかなあと思う。(ありきたりな表現で申し訳ないが)曲に対する真摯さがひしひしと伝わってくる、大変な名演奏であると思う。ていねいにていねいに一つ一つ確かめるように進められる第1楽章も素晴らしいが、ことに最終楽章は(私は)涙をこらえて聴くことはできない。


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2006年10月14日 (土曜日)

学生オケの頃。(ローマの松)

Respighi レスピーギ:「ローマ三部作」
交響詩「ローマの祭り」
交響詩「ローマの噴水」
交響詩「ローマの松」

エンリケ・バティス指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

ひっさしぶりに登場いたしましたCDはご存知、メキシコからやってきた爆音野郎バティスによる名盤?「ローマ三部作」のナクソス盤でえす。
(ナクソスなのに何故か一流オケの使用がナゾである。ま、演奏がうまいにこしたことないが。)

爆音好きにはお馴染みのこのCD。
いやー、このCDを近所を気にせず普通に聞けるリスニングルームをお持ちの方はうらやましい。
ことに最後の「アッピア街道の松」なんかヘッドホンでなくてはちょっと近所の苦情がきそう。(ま、私は安マンション暮らしなんで大抵ヘッドホンですが)

「アッピア街道の松」というと、学生時代に入っていた学生オーケストラのことを思い出す。

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このblogでも何度か触れてきたように、私は美術の学校出身です。
で、不思議なことに「美術大の学生によるオーケストラ」というものが当時存在したのでした(今もあんのかな~)。

このオーケストラは東京都にある5つの有名美術大学の学生が作ってるもので(でもゲー大の人はなぜかいないのね、格が違うのかな?)、私の学校もいちおーその中に入っていたので、入学してすぐ入部申し込みをしました。

のだめ+ハチクロみたいな学生でしたのね、私(どちらも全く読んだことないが)。

でも、まあ、所詮世間のうまい大学オケとは違う、ただの楽しいサークル活動みたいなもんだったので、うまい人もいたことはいたけれど、私含むそうでもない人がほとんどで。しかもアマオケにありがち?弦と管とのバランスがすごく悪く、私含むトランペットがヤケに多かったりしたので少々肩身の狭い思いをしました。

今や学生オケだってマーラーやったりするみたいですが(えーっと、ここでぜひ申し上げておきます。私、blog内でも一般の生活でもぜえええええええったいマーラーの名は略さないもんね。婦女子だもん。ミトプーは略すけど)、そんなのウチのオケではとんでもない。「ローマの松」だって全曲はやんない。だってムリだもん。で、何故か最後の「アッピア街道の松」のみ演奏。

何故か当時この曲を全曲聴いたことなかった私は、なんだかただやみくもに盛り上がりまくって終わる曲だなあと感じた。

1年の夏休み合宿で、管弦楽の曲はほとんどこの「アッピア」のみ練習し続けた。

合宿は、山の中の山荘みたいなとこを借り切って行われた。若い学生のサークルですもの。恋あり涙あり。ああ、人生に山河あり(←水戸黄門?)。楽しかったなあ、今考えると。

しかし。
ほんと、ド田舎なところでの合宿だったので、おなかがすいたりすると近所のみやげ物屋でお菓子買ったりするわけだが。何気に店のおばちゃんが「アッピア街道」の最後の部分のメロディとか口ずさんだりしながら仕事していたのにはちょっと引いた。村中に響き渡っていたらしい。

そら、まーさすがに毎日こればっかり聴かされてたら覚えるよね~。(・・・)

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まいどありがとうございます。
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