レスピーギ:「ローマ三部作」
交響詩「ローマの祭り」
交響詩「ローマの噴水」
交響詩「ローマの松」
エンリケ・バティス指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ひっさしぶりに登場いたしましたCDはご存知、メキシコからやってきた爆音野郎バティスによる名盤?「ローマ三部作」のナクソス盤でえす。
(ナクソスなのに何故か一流オケの使用がナゾである。ま、演奏がうまいにこしたことないが。)
爆音好きにはお馴染みのこのCD。
いやー、このCDを近所を気にせず普通に聞けるリスニングルームをお持ちの方はうらやましい。
ことに最後の「アッピア街道の松」なんかヘッドホンでなくてはちょっと近所の苦情がきそう。(ま、私は安マンション暮らしなんで大抵ヘッドホンですが)
「アッピア街道の松」というと、学生時代に入っていた学生オーケストラのことを思い出す。
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このblogでも何度か触れてきたように、私は美術の学校出身です。
で、不思議なことに「美術大の学生によるオーケストラ」というものが当時存在したのでした(今もあんのかな~)。
このオーケストラは東京都にある5つの有名美術大学の学生が作ってるもので(でもゲー大の人はなぜかいないのね、格が違うのかな?)、私の学校もいちおーその中に入っていたので、入学してすぐ入部申し込みをしました。
のだめ+ハチクロみたいな学生でしたのね、私(どちらも全く読んだことないが)。
でも、まあ、所詮世間のうまい大学オケとは違う、ただの楽しいサークル活動みたいなもんだったので、うまい人もいたことはいたけれど、私含むそうでもない人がほとんどで。しかもアマオケにありがち?弦と管とのバランスがすごく悪く、私含むトランペットがヤケに多かったりしたので少々肩身の狭い思いをしました。
今や学生オケだってマーラーやったりするみたいですが(えーっと、ここでぜひ申し上げておきます。私、blog内でも一般の生活でもぜえええええええったいマーラーの名は略さないもんね。婦女子だもん。ミトプーは略すけど)、そんなのウチのオケではとんでもない。「ローマの松」だって全曲はやんない。だってムリだもん。で、何故か最後の「アッピア街道の松」のみ演奏。
何故か当時この曲を全曲聴いたことなかった私は、なんだかただやみくもに盛り上がりまくって終わる曲だなあと感じた。
1年の夏休み合宿で、管弦楽の曲はほとんどこの「アッピア」のみ練習し続けた。
合宿は、山の中の山荘みたいなとこを借り切って行われた。若い学生のサークルですもの。恋あり涙あり。ああ、人生に山河あり(←水戸黄門?)。楽しかったなあ、今考えると。
しかし。
ほんと、ド田舎なところでの合宿だったので、おなかがすいたりすると近所のみやげ物屋でお菓子買ったりするわけだが。何気に店のおばちゃんが「アッピア街道」の最後の部分のメロディとか口ずさんだりしながら仕事していたのにはちょっと引いた。村中に響き渡っていたらしい。
そら、まーさすがに毎日こればっかり聴かされてたら覚えるよね~。(・・・)
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まいどありがとうございます。
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