2006年12月 2日 (土曜日)

グレツキ:「悲歌のシンフォニー」


グレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」
ドーン・アップショウ(ソプラノ)
ディヴィッド・ジンマン指揮/ロンドン・シンフォニエッタ



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本日は、クラシック版「あの人は今」 もしくは本当の意味で一発屋かもしれない、ポーランドの作曲家ヘンリク・ミコワイ・グレツキの交響曲第3番。最近、シマノフスキの音楽に魅せられているので、ポーランドつながりでいってみよう。と、思う。

このCDはヒーリング音楽としてかなりヒットした。現代音楽の作曲家としては珍しいのではないか。(他にイギリスのタヴェナーなんかも宗教&ヒーリングっぽい作風で現存の作曲家では珍しく人気があるようだが、またそれは別の機会に語るとして)

この曲のヒットの要因は、とある(イギリスの?)ラジオ番組で第2楽章がテーマソングとして毎回流されていたのがきっかけだとゆー。

ということで、このジンマン指揮のCDは大ヒット。作曲家本人もビックリであったというが、やはり出る杭は打たれる。聴衆に広く受け入れられたこの作曲家も、音楽関係者からは曲の単純明快さを攻撃されたようである。

で。

いまどき沢山発売されている「ヒーリング音楽」のオムニバスのCDの中にはかなりこの曲の2楽章が入っているものが多いようである。

この曲は本当に聴いていて気持ちが和むものがある。同じメロディの反復も心地よい。ドーン・アップショウの清らかな声も大変素晴らしい。が、一時期のブームに流されてしまってしまった、クラシック音楽なのに。うーん。不幸な作曲家?
わたくし的にいえば、テクストがなんだか読んでいて気が重いし、第2楽章の詩の選択は安易であると思う(18歳の女の子の独房の壁に書かれた詩なんてお涙頂戴すぎてズルイゼ)。

さて。

この曲しか聴いたことないんだけど、グレツキはもともとはもっとアナーキーな音楽を書いていたようである。が、交響曲第2番あたりから宗教っぽいミニマリズムな反復音楽になってきたようである。

この第2交響曲が、実は非常に気になる存在である。

合唱が入ってたりするのだが、テクストがポーランドの天文学者コペルニクスが残した言葉を用いているのだそうである。

Nicolaus_copernicus

                                



                                                                   



                    ども、コペルニクスです。
                                                    

NAXOSから発売もされているし、なんだか非常に気になる。(HMVのサイトですこーしだけ試聴できた)
でも対訳がないと意味がないが。

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2006年11月 3日 (金曜日)

オランダの作曲家作品集/メンゲルベルク

Concertgebouw Dutch Composers
Pijper:チェロ協奏曲、W・メンゲルベルク編曲:オランダ国歌、他 Julius Rontgen、Hendrik Andriessen R.Mengelberg、Johan Wagenaar、Marnix Van st.Aldegondeの作品
ウィレム・メンゲルベルク指揮/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(Audiophile Classics 101.541)

オランダ。コンセルトヘボウの国。ハイティンクやメンゲルベルクなどの名指揮者を輩出した国。しかし。

オランダの作曲家って、有名な人少ないような気がする。いるのかな? イギリスの作曲家って?って聞かれて何人かすぐ出てくるよね。スウェーデンとかデンマークだと少し厳しくなるけど、何人かは知ってるし、CDも出ている。

でも、オランダの作曲家ってほとんど思い浮かばない。どんな?


知りて~。

で、そんな欲求を(多少)埋めてくれるCDがこれである。一時期コンセルトヘボウ・シリーズといってオーディオファイル・クラシックスってレーベルから出ていたもの(ま、今もHMVでは売ってるみたい)。千円しない、すごく安く売ってたので、ギーゼキングとのラフマニノフ(一緒に入っているマックス・トラップってドイツのナゾの作曲家のピアノ協奏曲は何故かとっても好み)やベイヌムのブリテンなんかと一緒に買った記憶があります。

オランダって国は、私は旅行したことはないのですが、ウィーン旅行のときにトランジットでアムステルダムのスキポール空港に降りたことはあります。何時間かいたのですが空港はとても綺麗で広くて一つの大きな街みたいでとても楽しかった。うさぎのミッフィーちゃんのファンである私はミッフィー・ショップ(現地ではミッフィーとは言わないのです。ニアンチェとかいうんだな、確か)に行って本物のミッフィー・グッズを買いあさったり、チーズ・ショップで沢山の色々なチーズを見たりそれは楽しい一時を過ごしました。

で、このCDの話ですが、Pijperって作曲家のチェロ協奏曲は録音がとても悪いのでなんともいえないのですが、無調音楽です。ま、ベルクなんかに慣れていればそれほどわけわかんないという音楽ではないです。そのあとメンゲルベルクの演説が聞けます。オランダ語なんで(英語だってドイツ語だってわからないけど~)さっぱりわかりません。

興味深いのは、メンゲルベルクとのあの有名なマタイ受難曲(聴衆の「うっうっうっ」っていうすすり泣きが聞こえるちょっぴりホラーな録音)やマーラー4番の独唱とか、クレンペラー&フェリアーの「復活」のときのソプラノ独唱のヨー・ヴィンセントが2曲歌っているということ。

実は、ヴィンセントって歌手は結構好きだ。他の歌手にはない清澄な声がなんともいえない。ぐっとくる。

アンドリーセンという作曲家と、ルドルフ・メンゲルベルク(解説書には指揮者メンゲルベルクの従兄弟であると書かれている)の曲をヴィンセントが歌っている。なかなか情感がこもっていていい。私は気に入っている。他の歌手だったらぜんぜんつまんない曲だったかもしんね。


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メンゲルベルクの他のCD。


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2006年9月18日 (月曜日)

来日記念?メータ・シタール協奏曲

Mehta ラヴィ・シャンカール:シタール協奏曲
ラヴィ・シャンカール(シタール)
ズービン・メータ指揮/ロンドン交響楽団

(英EMI CDNF 1 50007)

指揮者ズービン・メータが来日しています。
で来日記念!っつーことで、本日はメータのCDを。しかし、マーラーやR・シュトラウスじゃここでは普通すぎる!ということで、同郷である有名なシタール奏者ラヴィ・シャンカールによるシタール協奏曲。

ジャケットをみてごらんなさい!メータの若いこと。若いころは本当にいい男だった。インド映画に出てもいいくらいよ。それが今や70歳の恰幅のよいインドのおじさんになっているらしい(yokochanさん情報)。

このCDはCD屋さんで購入したのではないです。吉祥寺とか高円寺(”はるばるや”とかなー)によくあるようなアジア雑貨屋さんで買いました。そういうとこに置いてあるCDは得体の知れないレーベルが多い。そしてなぜかジャケットの紙の質が悪い。これは一応EMIで英国製であるにもかかわらず、ジャケット(紙っぺら一枚よ)は激しい印刷ずれがある。ジャケットだけインド製か?
よく見ると、The Gramophon Company of india LTD.Calcutta.India の文字が!おお、カルカッタにもグラモフォンがあるのか!

しかし、録音はエクセレント!始めっから素晴らしい音色で迫る。で、管弦楽の前奏から何故かホルストっぽい。インドに傾倒したホルストなので、そう思うのは当然かもしんないけども。想像したのよりずっと西洋音楽(イギリス音楽っぽい)に近いので、私のような「インドはカレーしか浮かばん。あとはエロイ(ツェムリンスキー「抒情交響曲」参照)」
などと言っている者でも、全く違和感なく楽しく聴くことができます。第4楽章なんて突然ウィンドマシーンが登場、南極交響曲?

ジャージ・ハリスンにシタールを教えたりビートルズなどポピュラー音楽にも影響を与えているので、そのへんの音楽がお好きな方にもよいかもしれない。・・・ただし演奏時間は50分以上かかります

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で。

9/19はメータ指揮フィレンツェ歌劇場の「トゥーランドットを鑑賞いたします。(3階席だけど、3万6千円もするのだ。今年唯一の贅沢・・・貧乏人なので)
チャン・イーモウの演出が期待大!ドラマティック・ソプラノのアレッサンドラ・マルクの でっかい体声にも注目!荒川効果で、なんだかよくわかんないで見に来ている観客にも注目よ!

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2006年6月 2日 (金曜日)

掘り出し物?ポーランド音楽集

ミェチスワフ・カルウォーヴィチ:連作交響詩「永遠の歌Odwieczne piesni, tryptyk symfoniczny」 Op. 10

(1904年-1906年)
Ⅰ.永久なる憬れの歌
Ⅱ.愛と死の歌
Ⅲ.永久なる生の歌

Czeslaw Grabowski:piesni dla przyjaciela

カロル・シマノフスキ:Etiuda b-moll Op.4 nr3

Tadensz Baird:Colas Breugnon-suita w dawnym stylu

(DUX 0102)ポーランド輸入盤

昨日、久しぶりにタワーレコードに出かけました。何か掘り出しものでも・・・と散策しておりましたら、ジャケットの見えるように飾ってあったCDで「カルウォーヴィッチ」という見慣れぬ名が。シャンドスから何枚も出ているようである。「知られざる作曲家」とか「映画音楽みたい」とか「早死に」とか並んでしまったらもう名前を知らなくても私のカテゴリーである。

しかし、結局色々な作曲家の曲が入っているポーランドのレーベルのものにした。

シマノフスキ以外名前は知らないしネットで調べてもカルウォーヴィッチ以外全くわからない。全員ポーランドの作曲家というだけで・・・。

でも、どれも聴きやすく心にしみるようないい曲ばかりであった。メインのカルウォーヴィッチは普通に楽しめるし、自作自演と思うGrabowski作曲の曲はギター協奏曲といった風情で惹かれる。Bairdの曲も胸がキュンとなるいい曲だ。

ポーランドの作曲家についてもっと知りたいと思った。適当な本がないかなと思い、ネットで調べたら「ポーランド音楽の歴史」(音楽之友社)という本があるらしい。ぜひ入手したいものである。

・・・っつーかポーランド語が全然わかんないしっ!!!!!イブラヒモヴィッチ!!

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