2019年5月11日 (土曜日)

LFJ 2019 ライヒ/ディファレント・トレインズ

作曲家・藤倉大が考えるボヤージュ

ライヒ:ディファレント・トレインズ

笹久保伸/藤倉大:マナヤチャナから「Puyu(雲)」

藤倉大:サイレンス・シーキング・ソレス[日本初演]

一番楽しみにしていたコンサート。っていうか、他に楽しみにしていたコンサートがなかった。これってどうなんだろう。主催者側の問題じゃなくて、私の問題かと。実は最近家で音楽を聞くことがあまりなく、コンサートホールに行く回数も以前より減っている感じ。あとで知り合いなどにあったりして話を聞くと、LFJで結構たくさんのコンサートにいっているようだった。なんか私、情熱が減っている? クラヲタの間であんなに話題になってた矢代秋雄さんの交響曲も、まったくノーチェックだったし。

まあ、それはさておき。

私は今年のLFJのテーマが旅になったって知った瞬間から「もしかしてディファレントトレインやらないかな?」って思い、「ぜひやってください!」とこのブログに書いた事がある。(自分のいくコンサートの予定を一切書かない主義なので、演奏が決まった瞬間にその記事は消したけど)てっきり中の人が私のブログを読んでくださってプログラムにしてくれたのかと一瞬思ったけど、どうも人気作曲家の藤倉さんが自ら選んだようで、まあ、同じ事を考える人もいるっちゃいるんだなと思った。

そして当日。予約までして買ったわりには券は残っており。やっぱり現代音楽は人気がないのだなあという実感。ライヒも藤倉さんも知らない子連れファミリーも見かけることもなく、非常に快適であった。まあホールは若干響きがコンサート向きではないかなあという気もしたけど。

ディファレント・トレインズ。人生初生ライヒである。舞台に登場する弦楽四重奏団が、あらかじめ録っておいた弦楽の演奏、インタヴューの音声、汽車の音などの録音に合わせて演奏する。なんか不思議に思ったのは、藤倉さんの曲には歌詞を訳したカードが配布されたけれど、ライヒのほうは全くなかったし、曲の内容の説明もほとんどなかったこと。自分で調べろってことなのかな。最初から訳付きの映像で見た人なので(セリフがかなり頭に入っているので最初の「特殊カーペット」とか空耳で頭の中に出てくる)、全く何の情報もなく聞いた人はどんな感想を持ったのだろう。知りたいなあ。まあ、録音と合わせて演奏をしているので「うわあ、やっぱり生演奏は違うなあ」とかそういうのはなかったが、異常な緊張感の中で観客と息を殺して聴いているのはなんか現代音楽らしくていいなと思った。なんかもう、生きてるうちに生で聴けると思わなかったので感激。最後の「more,more」もグッとくるところだが、みんなどう思ったかな。

あとは、藤倉さんの曲が2曲。藤倉さんの曲は前にBSで放送された作品集を聞いていて「こんな感じなのね」という印象。一曲目のギターと作曲家自身によるキーボード演奏で、ギタリストさんはなんかどっちかっつーとユザーンさんとかと共演しそうな風貌だが(違うかな)、演奏は見事であった(よくわかんなかったけど)。ギター好きなので聞けて嬉しかった。

藤倉さんの2曲目が圧巻だった。まあ、私が歌物好きというせいもあるけど、大変良かった。配布された訳を読んだのでまあまあ歌詞も耳に入ってきたし曲に合っていて少年ぽくてステキな詩だなあと思った。何より、歌ったソプラノの三宅理恵さんの声が清澄で大変素晴らしかった。どうも藤倉さんの「ソラリス」初演の時も出演してらしたようだ(行こうかなって思ったまま時は流れて行った)。ライヒを聞きに来ただけだと思ってたけど何故かこの藤倉さんの曲の方が印象に残った。

演奏が終わって、Eホールで無料コンサートを楽しんでから次のコンサートの移動中にエスカレーターで藤倉大さんにすれ違った(そういえば、1日目にもルネ・マルタンとフツーにすれ違ったっけ)。「あんさん天才やーーーー」とか言ってあげたくなったが、もちろん言わなかった。

友人と飲み歩いてたら解説カードがカバンの中でぐしゃぐしゃですが載せますすいません。

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2015年7月 8日 (水曜日)

グローバル・フィル 第54回定期演奏会

ガーシュイン:キューバ序曲 
バーンスタイン:管弦楽のためのディベルティメント 
バーバー:弦楽のためのアダージョ 
ガーシュイン/R.R.ベネット編:交響的絵画「ポーギーとベス」 
指揮 / 松沼俊彦 グローバル・フィル
(2015年7月5日 すみだトリフォニーホール 大ホール)
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「とても上手なオケだよ」という、友人にハードルを思い切り上げられた上での鑑賞。聴き終わった感想は「うまい・ヘタ」を感じることなく終わってしまった感じ。なので、ここは本当にうまいんだなと思った。(ヘタだったらミスとか音程とかやっぱり気になるもんね)
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プログラムはアメリカもので、結構珍しい。バーバー以外はオーケストラ三社祭みたいな曲が並ぶ。そしてバーバー以外はほぼ初めて聞く曲ばかりである。せいぜい「ポーギー」のサマータイムぐらいかな、知っているの。こちらのオケも普段はやはりヨーロッパのプログラムが多いようで、なかなか苦労されたようなことが貰ったパンフレットに書いてあったけれど、なかなかどうして、ノリノリの演奏をされていた。
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しかし、なんというか(自分だけの印象ですが)昔中学・高校と自分がブラスバンド部にいて、あんまりやりたくないポピュラーものを強引にやらされたことをちょっとだけ思い出してしまった(宇宙のファンタジーとかさー)。当時、何であんなに嫌だったんだろう、もっと楽しめばよかったな。
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バーンスタインとガーシュインという、シンフォニック・ジャズの代表選手みたいな作曲家が中心だったが、やっぱり二人とも持ち味は全然違う。並べて聴くことは少ないから結構頭の中でごっちゃになってたようだ。違いがわかってよかったなって思った。
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バーバーは昨年のLFJで(ついこないだかと思ったら昨年だったw)シンフォニア・ヴァルソヴィアってポーランドのオケで聴いた。その時はアメリカ音楽というよりは、なんだかキラールとかグレツキみたいに物凄い深遠なる(おもーい)音楽に聴こえてしまったんだけど、今回はもっと軽い感じ。終演後団員の方にたまたまお聞きした(のを隣で見ていた)のだけど、どうもそれは意図的で、他の曲が軽いノリノリの音楽だったのであえてそういう演奏にしたんだそうな(指揮者が?)。
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アンコールは2曲。ルロイ・アンダーソンの「ブルー・タンゴ」とバーンスタインの「マンボ」。アンダーソンの曲は知らんかった。「マンボ」はやっぱり去年のLFJで聴いたんだけど、自分がやったことある曲は懐かしい。もちろん「マンボ!」経験者なので(言われずとも)「マンボ!」と客席から叫んだ(はずかしい?)。マンボが一番楽しかったな。
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楽しい演奏会をありがとうございました。お疲れ様でございました。また、よいプログラムがあったら行きたいです。

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2014年11月 9日 (日曜日)

B・ハーマン/カンタータ「白鯨」 バルビローリ

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バーナード・ハーマン: カンタータ「白鯨」(男声コーラスと独唱とオーケストラのための)
サー・ジョン・バルビローリ指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団
ウェストミンスター合唱団 その他独唱者

(1940年カーネギー・ホールでのライブ録音)

今日(もう昨日か)、会社だったんだけど早く上がって久しぶりに渋谷塔に行ったのだ。カスリーン・フェリアの歌うレノックス・バークリーの歌曲集がバルビローリ協会から出るって聞いたもんで。しかし、まだ発売日じゃなかった。なんか勇み足すぎたわ。やだわー。

ということで。空手で帰るのもなんかなと思って(珍曲ばっかり)3枚ほど購入。もうたくさん働いてるし精神も病んできそうな感じがした(冗談ですが)ので、ちょっと贅沢してもいいじゃないか。

で。

これはバルビローリ(不遇の)ニューヨーク時代の、曲目的に珍しい一枚である。バーナード・ハーマンと言えば「知りすぎていた男」とか「サイコ」とかのヒッチコック作品、はたまた「市民ケーン」とかの数々の映画音楽をこさえた人気作曲家である。

で、この本日聴いているCDの曲は映画音楽ではなくてコンサート用に作られた曲のようである。ハーマン・メルヴィルの長編小説をもとに作曲された(ようだ)。実は私は活字が苦手な人なのでこの小説を読んだことはない。いや題名くらいは知ってたけどな。この中の登場人物スターバックはコーヒー屋のスターバックスの由来となったということだ。(どうでもいいけど)

<あらすじ>
伝説の白鯨「ビィ・ディック」に足を食いちぎられた船長さんが、鯨に復讐しようと立ち向かうが結局は船ごと沈められてしまう・・・でよろしいのかな?

どんな曲か、っつーと。さすがに映画音楽作曲家のハーマンって感じのドラマティックな曲である。ヒッチコックの「知りすぎていた男」の劇中のカンタータが大好きなもんで、このCDと出会えてとてもうれしかった。まあ・・・別に英国ジェントルマンのバルビローリ指揮である必要はないかもだが、演奏も大変ドラマティックである。出だしが少しだけウォルトンの「ベルシャザール王の饗宴」に似ている。海を舞台としているのでRVWの「海の交響曲」を思わせる部分もあり。まあ、あの手の声楽曲が大好きな人だったらハマるのでは。

ただ、録音が1940年と古いため、最初慣れるまで時間がかかる。いや慣れればなんてことない。バルビローリのファンだったらこのくらい我慢せい!

余白に入っているナゾの作曲家、チャールズ・カドマンの曲も(作曲者のピアノ入り)とても親しみやすくてよろしい。こっちも録音は1937年てことで芳しくはないが。要するにこのCDは(いろんな意味で)マニア向けである。

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本日は渋谷塔でインストアライブをやっていて(クラシックじゃないよ)、2~3曲だけ聴かせてもらった。UKO(ゆーこ)さんという歌手らしかった。それにしてもナマで聴く歌というのは何と人の心を打つのだろう。疲れていたせいか、お歌が上手だったので感動してしまった。アコースティックのギターの音もなんかよかった。CD買わなくてごめんね。

http://www.youtube.com/watch?v=D3vljMgQO3o

http://www.youtube.com/watch?v=viUNz2XTCDs

http://www.youtube.com/watch?v=MM_0kTGpWNw

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2012年3月20日 (火曜日)

最近のストレス解消法

今日は会社だった。給与計算のスケジュールがタイトなのでしかたない。このところ色々と仕事上の(他もあるが)ストレスが溜まるのだが、最近のストレス解消法は「歌う」である。

こないだ、お笑い番組を見ていたら、渡辺直美ちゃんがジェニファー・ハドソンの And I am telling you って歌を歌って・・・じゃなくて口パクしてて、涙が出るほど笑った・・・のと曲の素晴らしさに感動したので、YouTubeでジェニファー本人の歌ってるのを見た。

Jennifer Hudson - And I Am Telling You I'm Not Going
http://www.youtube.com/watch?v=QsiSRSgqE4E&feature=related

カラオケで歌えるようになろうとか(それよりそもそもカラオケにあるのか?)、無謀なことを考えた。でも無理だった。練習しすぎて喉を壊した。一週間くらい喉に圧迫感・違和感があり、あんまり歌えなくなった。でも一緒に歌ってると(いえいえ歌えてませんめちゃくちゃです。叫んでるだけです)凄いストレス解消になることに気がついた。近所迷惑だけど。それにしても凄い歌だ。こんな凄い歌を聴いたことがない。歌詞もなんかすごいけど(求愛というよりほとんど脅迫です本当にありがとうございました)。

ミュージカル「ドリームガールス」の中の名曲なので色んな人が歌ってるようだが(ミュージカル苦手なのであまり知らないけど)、ジェニファー・ホリデイの歌ったやつが結構クル。ちょっと凄すぎて笑ってしまう。聴くだけでストレス解消になる。

http://www.youtube.com/watch?v=3C0c8J0PAmQ&feature=related

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2011年1月29日 (土曜日)

ネットラジオで「ディファレント・トレインズ」を聴く

今週、年に一度の「給与支払報告書(源泉徴収票)」を各市町村に郵送するというディープな仕事をやり終え(約2000人分を7割方一人でやった)、ホントにくたびれている。へとへと。なのに急に思い立って昨夜からガスレンジの掃除を始めた。いつも年末は忙しいので2~3年掃除してなかった。レンジハードユーザーのため汚れは相当だったが、頑張った。まだ片方しかしてないが。

と。

週に一度の業務スーパーの買い出しに行ったら、TVカメラが来ていた。JOYさんに似たハーフのタレントさんが「これは安いですねえ」とか取材をしていた。名前がわからずウチにかえって名前を調べた。「JOY 似ている 男性タレント」で。

それにしてもスッピンメガネの行商の人みたいなカッコで行ったので、テレビカメラを避けて買いものをするのが大変だった。

シチューと肉じゃがを作るのに人参を一袋買ったので「人参しりしり」を作った。沖縄家庭料理である・・・といっても至って簡単。ただ人参の細切りをシーチキンと炒めて塩こしょう醤油などで味付けするだけ。

P1110609 前に近所で「人参しりしり器」なるものが売ってたのだが、800円もしたので買わず。家にあるスライサーでスライスしてから細切り(沖縄の人に言わせれば邪道なのかもしれんが)。たかが人参だが甘くておいしい。弁当のおかずにもグー。仕上げにとき卵入れても美味しいらしい。しかし写真載せるほどでもない地味~な料理。

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さて、今日の6時半からGłębokie słuchanieという番組を聴いた。訳すところ「ディープ・リスニング」。

曲は・・・番組名通りやっぱりディープ。

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番 フレディ・ケンプ(ピアノ) リットン指揮
オネゲル:パシフィック231 ネーメ・ヤルヴィ指揮
スティーヴ・ライヒ:ディファレント・トレインズ クロノス・クワルテット

オネゲルとライヒは鉄道繋がりかしらん。

ディファレント・トレインズをポーランド・ラジオで聴くことはとても意義深く感じる。私はニコ動でしかこの曲聴いたことないんだけど、映像と字幕付きで見聴きしたことでこの曲の意義が最初からわかったのでよかった。最初から輸入CDで聴いただけだったら何のことやらさっぱりだったろうからね。言ってることの意味がわかれば映像なしで音で聴くだけで凄い感銘深い。直接ナチ被害に遭ってる国のポーランドの人はまた、違う生々しい感じを受けるんだろうな。もっとリアルに迫ってくるに違いない(つか、聴きたくないかも)。アウシュヴィッツの場面とかかなりクル。ドキュメンタリー映像を見ているようで純然たるクラシック音楽というのとはまた違うんかもしれんが、コレは名曲だと思う。クロノスの演奏も胸に迫る。

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さて、サッカー頑張れニッポン!! 

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2009年9月27日 (日曜日)

バーバー / ノックスヴィル、1915年夏

P1110243バーバー:「ノックスヴィル、1915年夏」
エレノア・スティーバー(sop)
ウィリアム・ストリックランド指揮/ダムバートン・オークス管弦楽団

「ドーヴァー・ビーチ」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(baritone)
弦楽四重奏合奏

「隠者の歌」
レオンタイン・プライス(sop)
サミュエル・バーバー(piano)
「アンドロマケの別れ」
マーティナ・アーロヨ(sop)
トマス・シッパース指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
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私はあんまりアメリカの作曲家は詳しくないし、実はバーバーもあんまり・・・詳しくは知らない(ゲイ?だっけ)。ウチにあるまとまった録音はこのCDだけかも。バーバーっていうと有名なのはやっぱり映画「プラトーン」の曲「弦楽のためのアダージョ」なのかな?(そういえば、いまだに歌劇「ヴァネッサ」を聴いたことがない。ミトプーの廉価盤が出てるというのに・・・)

このCD、アメリカの往年の名ソプラノ歌手が共演してるわけだが(DFDは別にして)。

中でも一曲目の「ノックスヴィル」は名曲として知られている(のかな?)し、アメリカのソプラノが好き好んでやたらと録音してるようなので、結構たくさん録音はあるみたいだ。私の頭に思い浮かぶのはやっぱりもうちょっと新しいCDかも。ドーン・アップショウだったり、シルヴィア・マクネアーだったり、バーバラ・ヘンドリックスだったりするわけだが。うちに唯一あるのはぐ~んと古くて、曲の依頼者で初演者のエレノア・スティーバー盤よ(初演の指揮はクーセヴィツキー大先生)。

ウチのCDは輸入盤で解説書には歌詞もなんにも書いてない。まあどうしましょう。しかし、ネットで探したらなんとか対訳は見つけることができた。なんでもピューリッツァー賞取った詩に曲を付けたらしい。(ピューリッツァー賞が文学や音楽にも与えられるのって知ったのごく最近。写真だけの話かと思ってたんで。バーバーも「ヴァネッサ」で貰ってるらしい。)

「ノックスヴィル」は強烈にノスタルジックな曲である。14分と短い。歌詞の内容としては、夕方に家族みんなで家の前のポーチに集まって、ロッキングチェアを揺らしながら道行く人々を眺めつつ語り合う・・・古き良きアメリカの風景を描いたものである。雰囲気的には、アメリカ版「三丁目の夕日」みたいな。漂う空気はバニラやイチゴにオートミールの香り。商品名は出てないけどケロッグのコーンフレークとか食べてたのかな。絵で言ったらノーマン・ロックウェルの世界。

日本的にいうと、ちゃぶ台を囲みながら家族そろって今日学校であったことを両親に話す・・・みたいな感じか。漂うのは炊きたてご飯とお味噌汁と、たくわんと焼き魚の香りね、きっと。貧乏臭い・・・いや、日本食はヘルシーだ。

スティーバーという歌手は(私には、すごい昔のメトの名歌手という印象しかない)白人でジャケット写真で見るとお綺麗な方でさぞ舞台映えしただろうと思う。声は・・・清楚な感じというか味わいがあるというか。本家本元の強みかな。アップショウとかで聴いてみたいな。

「ノックスヴィル」以外の曲は残念ながら歌詞がわからないので(訳す気力も頭もない)言及は避けるけども、DFDにL・プライス、アーロヨときたらみんな(当然)お上手である。プライスの声は可憐でよい(キャスリーン・バトルを思い出す)し、アーロヨも堂々たる歌唱で素晴らしい。

 

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2009年1月30日 (金曜日)

ヘンリー・カウエル歌曲集

P1110136Songs of HENRY COWELL
メアリー・アン・ハート(メゾ・ソプラノ)、ロバート・オズボーン(バス・バリトン)、ジャンヌ・ゴラン(ピアノ)その他





夢でお逢いして以来ですね。

あいかわらずケチケチ生活をしているので、このところCDを買ってないのである。塔にも行ってない。のでこんな珍しいものも引っ張り出して紹介。(それにしてもドケチのアイドル・オードリーの春日くんは、年末のM-1から大人気で嬉しい反面「私は前からファンだったのに~」と少し嫉妬。)

何年か前、アメリカのアルバニー(オールバニー?)ってレーベルに凝ってて(極めて珍しい内容とカッコイイジャケットが買い)、塔で見つけ次第買ってたものの中の一枚。
イギリス歌曲を聴くなら、同じ英語圏のアメリカ歌曲も聴きましょうということで(フォスターとかガーシュインとか有名どころはナシ。そこらへんは興味がナイ)、何枚かあるが発音とかメロディラインとか本当に違うのが面白い。あたしなんかはアメリカのホームドラマで育ったから、実はイギリス歌曲よりも強烈にノスタルジーを感じてしまう。バーバーとかもいいな。

ヘンリー・カウエルって作曲家は私はこのCDでしか知らないので、どんなんかな~と調べたら、かなり前衛的な、実験音楽の祖みたいな人なんだってね。「トーンクラスター」を考え出した人?らしいで。「或る音名から、別の音名までの全ての音を同時に発する房状和音のことを指す。」だと。まあ、ひじとかこぶしでピアノをばーんと弾いたりするやつだよね。

ということだから、「どんなにヘンテコリンな音楽なんだ」とか先入観をもってしまいそうである。が、残念なくらいこのCDは聴きやすい。買ったときは「おお、これは当たりだ当たりだ」と大喜びして聴いていたもんだ。

内容の感じは。
17歳のときに作ったという一曲目はメロディックで普通にいい歌。
8曲めまでは結構普通の美しいアメリカ歌曲。
9曲めから「トーン・クラスター」なる奏法になっている。こぶしで低音あたりをごおおおんと。(これを聴いていると、小さいときに姉とピアノで遊んだことを思い出す。手のひらで低音のほうをばーんと鳴らして「癌です」って言ってゲラゲラ笑ってたっけ。バカ姉妹。)
10曲めはピアノの中身を指ではじいて弾いてる。ギターみたいに。
11~15まではマザーグースをテーマにしている。伴奏は不協和音だけどちょっとラヴェルっぽい。とってもキュート。
16~17曲目はだんだんそれっぽくなってきたかなという感じ。以下、ウィリアム・ブレイクの詩による曲は心に残るカッコよさ。室内楽伴奏付きの3曲は詩的で素敵。ピアノの中身をハープみたいに弾くのは面白そうだけど、指の油で錆びないか心配だ。「ネコのおかげで」という29秒の曲はカワイイ。詩は、"In our house there is no mouse, Because the cat takes care of that!" こんだけ。最後の曲は晩年の作曲なのに、印象が何故か最初の曲とすごく似てる。不思議。

・・・というふうに、曲は意外と聴きやすい。メロディックで美しいし、楽しいとさえ感じる曲もある。例えばアメリカの歌手が来日してリサイタルを開いたとして、ここらへんの曲を歌ったってそんなに違和感ないくらい。まー、そんなコンサートがあったらすげえマニアックな感じはするけどな。

(ウィキペディアに書いてあったんだが、少年に手を出して懲役4年くらったってのにはちょっと笑った。)

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2008年9月 5日 (金曜日)

ライヒ/ディファレント・トレインズ


個人的に、いつでも見れるように貼っちゃった。いやー、これはスゴイわ。

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クレストン/交響曲第5番

ポール・クレストン:トッカータ Op.68、交響曲第5番 Op.64
揺籃の中から Op.5、パルティータ Op.12
祈りと舞曲 Op.58
ジェラード・シュウォーツ指揮/シアトル交響楽団
スコット・ゴフ(fl)、イルッカ・タルヴィ(vn)

買ったまますっかり忘れていた。クレストンの交響曲のCD。
以前、バルビローリのCDに作品が一曲入ってて、なんだかそれがすごく良かったので他のも聴きたくなってナクソスの作品集を購入。アメリカの名指揮者シュウォーツ(シュワルツ?)の指揮によるDelos盤からの復刻。

ポール・クレストン(1906 - 1985)は、アメリカ合衆国の作曲家・オルガニスト。
作曲家としては独学である。作風としてはかなり保守的な傾向が見られ、様式においては調的で、リズムの要素が強い。6つの交響曲と2つのヴァイオリン協奏曲、マリンバ協奏曲、2台ピアノのための協奏曲、アコーディオン協奏曲、サクソフォーン協奏曲、ロバート・マーステラーに献呈されたトロンボーンとオーケストラのための幻想曲、ジャン=マリー・ロンデックスに献呈されたアルトサクソフォーンのための狂詩曲などがある。また作品のいくつかは、ウォルト・ホイットマンの詩に触発されている。
 (ウィキペディアより)

ええっと。この作曲家はどこの分野で有名なのでしょう?と思ったら、まずサキソフォーン界では有名かと。協奏曲などサキソフォーンのための曲がありよく演奏されるようで、何枚かCDが発売されている。サキソフォーン奏者さんには重宝な作曲家って感じか?

・・・いや、そんなでもない?

なんっつーか、「隙間産業」的な協奏曲を作ってるような感じ。マリンバ協奏曲、アコーディオン協奏曲・・・など。ハープの曲とかもあるようだ。

あとは吹奏楽の分野でも活躍。「ザノニ」って曲はコンクールとかで有名なの・・・かな?(ニコ動なんかで聴くことはできる。・・・とか言ってニコ動を見てるとどうしても誘惑に負けて北京オリンピックのハイライトとか見ちゃう。いっちば~んきれいな~色ってな~んじゃろ~ミスチル100回くらい聴いたわ。たぶんカラオケで歌えるぞ。)

つか、よくわからんぴ。

さてこのCD(解説じゃなくてあくまで感想)。まず、トッカータ。出だし明るい調子の曲である。なんというかちょっと南の方角な感じもしつつ、多少ショスタコーヴィチっぽい感じもする(20世紀の音楽ってそう聞こえるものが多い)。この作曲家の曲の特徴として拍子が色んな風に変わる。とっても演奏しづらそう。

交響曲第5番。3つの楽章から成る。
第1楽章はとらえどころがない。頭の中を何百という虫が這いまわっている感じで始まる。調はあるんだかないんだか。分かりにくい感じではないのだけれどもどうも気持ちが落ち着かない。第2楽章は静かな感じだがやはりメロディが美しいというよりは少し捉えどころがない感じ。第3楽章はマーラーの1番の終楽章の調を無くした感じで激しく始まる。最初だけだけど(うふ)。または拍子が色んな風に変わる。最後は壮大ににぎにぎしく終わる。

揺籃の中から。この曲はホイットマンに触発されたというが(「揺れてやまぬゆりかごの中から」。ネットで見ると訳詩はあったんだけど果たしてリンクしていいものやらわからないのですいません。)、なるほど詩を読むと「そんな感じかな」とも思う。ピアノも入る幻想的な感じの曲である。

ここにもまたホイットマンの作品に触発された作曲家が。

パルティータ。うってかわってバロックっぽい典雅な感じの曲でちょっと驚く。しかしあいかわらずところどころに一抹の不安を感じる?曲調。この曲はとても普通に聴きやすいかと。

祈りと舞曲。ピアノ?の暗ーい音色から始まる。あとは捉えどころのないいつもの感じ。後半は圧倒的に激しくなる。少しハルサイっぽい原始的な雰囲気もあるかなあ。

クレストンはおうちが貧乏で、作曲を始めたのは結婚後で図書館で借りた本を読んで勉強したということだが、そんなんで作曲できちゃうなんてそもそも頭のいい人なんだろうな。んでまあ、なんかこのCDやたら長いわ。79分もあるのか。通しで聴くと結構キツイでした。

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2007年9月 7日 (金曜日)

バルビローリ&NYPの録音を聴きながら「anan好きな男・嫌いな男」について考えてみた。

P1000812 レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」、古代舞曲とアリアより・Arie de corte、
パーセル:弦、ホルン、フルート、イングリッシュ・ホルンのための組曲(バルビローリ編曲)
シューベルト:5つのドイツ舞曲&7つのトリオ
ポール・クレストン:Threnody
メノッティ:歌劇「老婆と泥棒」序曲
サー・ジョン・バルビローリ指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック



今年も、やったらしい。anan(アナン国連事務総長ではない、アンアンよ)の「好きな男・嫌いな男」の投票。

私は一回も投票したことはないんだけど。物心ついた時から、1位は一緒であった(←どんな物心やねん)。

好きな男の結果はこんなだった。

1位はみんな知ってるからあえて書かない。
2位 福山雅治
3位 中居正広
4位 岡田准一
5位 亀梨和也
6位 草彅 剛
7位 妻夫木 聡
8位 香取慎吾
9位 稲垣吾郎
10位 坂口憲二

11位 滝沢秀明
12位 山下智久
13位 長瀬智也
14位 オダギリ ジョー
15位 堂本光一
16位 堂本 剛
17位 赤西 仁
18位 二宮和也
19位 小池徹平
20位 錦戸 亮

21位 速水もこみち
22位 瑛太
23位 櫻井 翔
24位 玉木 宏
25位 塚本高史
26位 松本 潤
27位 ウエンツ瑛士
28位 成宮寛貴
29位 田中 聖
30位 小出恵介

2人ほど顔がわからない人もいるが、大体知っている。
ま、こないだこの結果について上司(女)と話し合ったのだが、やはり14年間1位というのは・・・とってもとっても不思議だと。(しかも、上司はSMAPのファン・クラブに入っているんだわよ・・中居さんのファンで。)

あたしにはわからない。周囲に1位の人のファンが皆無なもんで。

あたしの個人的な意見としては、2位と3位の福山さんと中居さんが1位の人より好きだってことと。

客観的に見たら多分、妻夫木くんがもっと上位。
それに、今や旬の玉木くんや瑛太くん、もこみちくんがこんな下なんてオカシイと思う。個人的趣味で言ったら成宮くんだってもっと上だと思うんだけど。

どういうアレなのか知らんが、かなり不公平感がある。

昔、アンケート調査会社にいたのでわかるのだが、アンケートというのは不公平のないように住民基本台帳より抽出しなきゃならん。これは日本のプロ野球オールスター人気投票くらい信憑性はナイと。

(ついでに言えば、嫌いな男の1位の江頭さんは、一般的には上半身裸の黒タイツ姿でしか見たことないかもしれないが、普段のカッコを見れば別に普通だし、テレビカメラが入らなければとても腰の低いよい人だそうである。昔、大川興業の舞台で何回か見たことがある。)



で、まあ。こんなこと書いてもこのblogの読者の80%は占める(統計を取ったわけでもないが)と思われる殿方は興味ないと思うんで、今日ご紹介のCDに話を移そう。

とはいうものの、ウチにあるイチバンのいい男のCDジャケットは何か?と考えてチョイスされたCDである(部屋に飾ったまま放置状態)。
100%ジャケ買い。ニューヨーク・フィル不遇時代の若いバルビローリはちょっと苦悩しててイイ男である。

「ローマの噴水」はまだしも、シューベルトやパーセルはほとんど私には無縁な感じなのですっとばしておいて。

後のほうの2曲は珍しい。

ポール・クレストンというアメリカの作曲家は全然知らないが、この収録されている10分くらいのThrenody(悲歌?)って曲は大変美しい曲である。演奏もまた心のこもった名演。名曲かもしんね。

ポール・クレストン(1906 - 1985)は、アメリカ合衆国の作曲家・オルガニスト。
作曲家としては独学である。作風としてはかなり保守的な傾向が見られ、様式においては調的で、リズムの要素が強い。6つの交響曲と2つのヴァイオリン協奏曲、マリンバ協奏曲、2台ピアノのための協奏曲、アコーディオン協奏曲、サクソフォーン協奏曲、ロバート・マーステラーに献呈されたトロンボーンとオーケストラのための幻想曲、ジャン=マリー・ロンデックスに献呈されたアルトサクソフォーンのための狂詩曲などがある。また作品のいくつかは、ウォルト・ホイットマンの詩に触発されている。(ウィキペディアより)

交響曲とか聴いてみたいな。どなたか聴いたことある方はいませんか?教えて下さい。

メノッティはオペラを沢山書いているので名前と曲名くらいは知っているが、まだ私は未体験ゾーンである。もともとイタリア系ってことで収録の曲もイタリア・オペラっぽいかなという感じ。バルビローリも半分はイタリア人だからあい通じるものがあるのかも。

ところで、このメノッティさんもサー・ジョンに負けず劣らずイタリア系ハンサムである。アラン・ドロン・・・?みたいかも。

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しかし、なんとなく同様にオペラを沢山書いたブリテンと同じ匂いが。ありゃ、もったいないわねえ。イイ男ってそっちのほうに走りがち。

お相手はご存知?作曲家のバーバーであったという。あら、そうなの・・・。




(忘れてたけど・・・録音データ  1938~39年録音・但し最後の2曲はunpublishedで1942年、いずれもカーネギー・ホール。いつもながらダットンの復刻技術は素晴らしい。)


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