バーバー / ノックスヴィル、1915年夏
バーバー:「ノックスヴィル、1915年夏」
エレノア・スティーバー(sop)
ウィリアム・ストリックランド指揮/ダムバートン・オークス管弦楽団
「ドーヴァー・ビーチ」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(baritone)
弦楽四重奏合奏
「隠者の歌」
レオンタイン・プライス(sop)
サミュエル・バーバー(piano)
「アンドロマケの別れ」
マーティナ・アーロヨ(sop)
トマス・シッパース指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
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私はあんまりアメリカの作曲家は詳しくないし、実はバーバーもあんまり・・・詳しくは知らない(ゲイ?だっけ)。ウチにあるまとまった録音はこのCDだけかも。バーバーっていうと有名なのはやっぱり映画「プラトーン」の曲「弦楽のためのアダージョ」なのかな?(そういえば、いまだに歌劇「ヴァネッサ」を聴いたことがない。ミトプーの廉価盤が出てるというのに・・・)
このCD、アメリカの往年の名ソプラノ歌手が共演してるわけだが(DFDは別にして)。
中でも一曲目の「ノックスヴィル」は名曲として知られている(のかな?)し、アメリカのソプラノが好き好んでやたらと録音してるようなので、結構たくさん録音はあるみたいだ。私の頭に思い浮かぶのはやっぱりもうちょっと新しいCDかも。ドーン・アップショウだったり、シルヴィア・マクネアーだったり、バーバラ・ヘンドリックスだったりするわけだが。うちに唯一あるのはぐ~んと古くて、曲の依頼者で初演者のエレノア・スティーバー盤よ(初演の指揮はクーセヴィツキー大先生)。
ウチのCDは輸入盤で解説書には歌詞もなんにも書いてない。まあどうしましょう。しかし、ネットで探したらなんとか対訳は見つけることができた。なんでもピューリッツァー賞取った詩に曲を付けたらしい。(ピューリッツァー賞が文学や音楽にも与えられるのって知ったのごく最近。写真だけの話かと思ってたんで。バーバーも「ヴァネッサ」で貰ってるらしい。)
「ノックスヴィル」は強烈にノスタルジックな曲である。14分と短い。歌詞の内容としては、夕方に家族みんなで家の前のポーチに集まって、ロッキングチェアを揺らしながら道行く人々を眺めつつ語り合う・・・古き良きアメリカの風景を描いたものである。雰囲気的には、アメリカ版「三丁目の夕日」みたいな。漂う空気はバニラやイチゴにオートミールの香り。商品名は出てないけどケロッグのコーンフレークとか食べてたのかな。絵で言ったらノーマン・ロックウェルの世界。
日本的にいうと、ちゃぶ台を囲みながら家族そろって今日学校であったことを両親に話す・・・みたいな感じか。漂うのは炊きたてご飯とお味噌汁と、たくわんと焼き魚の香りね、きっと。貧乏臭い・・・いや、日本食はヘルシーだ。
スティーバーという歌手は(私には、すごい昔のメトの名歌手という印象しかない)白人でジャケット写真で見るとお綺麗な方でさぞ舞台映えしただろうと思う。声は・・・清楚な感じというか味わいがあるというか。本家本元の強みかな。アップショウとかで聴いてみたいな。
「ノックスヴィル」以外の曲は残念ながら歌詞がわからないので(訳す気力も頭もない)言及は避けるけども、DFDにL・プライス、アーロヨときたらみんな(当然)お上手である。プライスの声は可憐でよい(キャスリーン・バトルを思い出す)し、アーロヨも堂々たる歌唱で素晴らしい。
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