24歳夭折・ルクーのピアノ曲&室内楽曲集
過去記事:バイロイトで気絶した作曲家・ルクー
24歳夭折・ルクーの室内楽曲集
ギョーム・ルクー(1870~1894)のピアノ曲と室内楽曲を集めた、リチェルカール・レーヴェル(ロゴが手書きっぽいのがカワイイ)のルクー全集の分売。
以前から興味を持っていた作曲家のルクーだが(早死にという意味で)、今まで室内楽かピアノ曲かしか聞いたことがない。タワーのHPをざっと見ても、有名なヴァイオリン・ソナタか室内楽曲がちょろちょろとあるくらい。
ヤツは交響曲や声楽曲(アンドロメダとかいう)も作曲してるはずなんだが。このままずっと聴かないで我が生涯を終えそうな気がする。それとも海外の名も知らぬネットショップで買えたりするんだろうか(そこまでする気持ちもないんだが)。アマゾンで自分が持っている数少ないルクーのCDが中古で一枚一万円くらいするのを見ると、世の中は全般的にルクー不足なのかもしれないと思う。(まあこんなマイナーな作曲家のCD作るよりさー、もっと売れそうなの作るわな、普通。)
ルクーは小曲でこんなに美しいメロディを書くことができるのだから、もっと大きな編成の曲だったらきっと素晴らしい曲になるに違いない。・・・今のところ想像の域を出ないんだが。食べたことがないすっぽん鍋(奈良だか京都だかの老舗の)の味を想像したりするのと似ている。結構実際に味わってみると「なんだこんなもんか」って思うのかもしれない。すっぽん鍋っておいしいの?ところで。
そういえば私、まだ食べたことないものっていっぱいあるんだよねえ。鹿とか熊とかダチョウとか。こないだたまたま飲み屋で「くじらの刺身」が登場してきたけど、これは驚いた。美味しいね~くじらの刺身って。小学校のとき給食で出てたフライ(ほとんどゴム草履)とは全然違うのよ。でもそんなこと書くとどこかの動物愛護団体から抗議が来ちゃうからや~めた。
で。
本日のCDは1885年から1888年に(15歳から18歳だから、日本で言えば高校生くらいか)ルクーがこしらえたピアノ曲と室内楽曲を集めたものである。ルクーは1989年から有名なセザール・フランクに作曲を師事しているから、それより前のかなり初期段階の作品である。6歳から色々と楽器は習ってたみたいだったけど、当時は作曲は学校かどっかで習ってたんだろうか。ふうむ。
全体的にルクー独特ののびやかなメロディはあちこちで聴かれる。フランクに習う前からこんなだったのかと感心。形式はあるようなないような、なんとなく即興的にピアノを弾いているようなとても自由な感じがする。長さもまちまち。
しかし、聴いているうちにピアノ曲で「これってほとんどベートーヴェンの月光ソナタじゃね?」という曲が登場する。どんだけベートーヴェン好きなんだと。いや、真似したとかそんなのを超えててメロディほとんど一緒。まあ、まだガラスの10代ということで許してあげるけどさ。
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