2018年10月 9日 (火曜日)

ポーランド音楽史の本を見つけた。

会社で人事労務関係のセミナーに行くように言われ、神保町へ。早めに終わったので久しぶりに古本屋巡り。
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探してる本は・・・出来ればポーランドの作曲家(ショパン以外)について書かれた本を。ポーランド音楽史の本だったらなおさら良い。しかしそんなに神保町詳しくないので、そんなにうまく出会えるとは思ってなかった。5店ほど巡った。
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見つけちゃったもんね~~~~~
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Polskieji1

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定価2950円が1800円。まあ、中古なんで若干ぽつぽつシミが上部にあるものの、他はかなり保存よし。カバーもオビまで付いてる。amazonでも中古で売ってるけど、こんなに安くない。
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いや、amazonで買うのも手っ取り早くていいんだけど、こうやって本屋で自分で見つけると運命を感じるよね。(感じねえか)
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セミナーの前に会社の子たちとランチ。「マカン」にて。夜はジンギスカン屋だけど、ランチはシンガポール料理(何故?)。鶏のラーメンとチャーシューご飯とサラダで950円。さっぱりして美味しかった。が、お腹いっぱいになりすぎてセミナーはみんなうとうと。
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Polskieji2

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2018年9月 2日 (日曜日)

ザレンプスキ/リスト編曲 3つのポーランド舞曲

Tower_4720721 ザレンプスキ:3つのポーランド舞曲(リスト編曲管弦楽版)
・ニ短調 Op.2-2(3つのガリツィア舞曲より)
・ニ長調 Op.4-2(4つのマズルカより)
・ト短調 Op.2-3(3つのガリツィア舞曲より)
アンドレイ・ボレイコ/指揮
アイ・カルチャー・オーケストラ

(2017年 ワルシャワ・フィルハーモニーホール)
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このところCDを買うことはほとんどなくなったが(物凄くお金に困っているわけではない)、これは最近珍しく渋谷塔で入手したもの。何か別のCD(モニューシュコの何かだったかな)を探したらなかったのだけど、「ザレンプスキ」とカタカナで表記されているものを目にしてしまったので(日本語のCDの帯が珍しい)、思わず捕獲してしまった次第。
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このブログではすっかりおなじみの作曲家のザレンプスキ(わ、私だけ?)だが、一般的にはさっぱりなじみのない作曲家なので若干の情報を載せよう。
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ユリウシュ・ザレンプスキ(Juliusz Zarębski, 1854年2月28日か3月3日 ジトーミェシュ(ジトームィル) - 1885年9月15日ジトーミェシュ)は、ポーランドのピアニスト、作曲家。
ショパン(1849年没)とシマノフスキ(1882年生)の間の時期に活躍したが、1885年に結核により31歳で死去した。主な芸術活動はポーランド国外で展開されたため、後に自国におけるザレンプスキ研究は遅れを見ることとなった。また、このことはポーランド音楽史の文脈の顧みる上で、19世紀後半の部分に大きな間隙となった。
(ウィキペディアより)
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今回入手のCDは、「ショパンと彼のヨーロッパ」という音楽祭のライブである。アイ・カルチャー・オーケストラは東欧と南コーカサス地方の若手演奏家によるユース・オケとのこと。
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ザレンプスキはそもそもピアニストとしての活動が中心であったし、しかも31歳という若さで亡くなったため作品はとても少ない。ポーランド本国以外ではほとんど知られていない作曲家のようであるが、作曲はフランツ・リストに習っておりリストは彼の才能を高く評価していたようである。リストのお蔭で作品のほとんどを生前に出版することができたそうである。収録の3曲は、もともとはピアノの連弾曲として作曲したものをリストが管弦楽に編曲したもの。初演から楽譜は行方不明になっていたが(ポーランドあるある)1995年に発見されたのだそうで、本CDは世界初録音とのこと。
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曲は・・・まあ、普通によくあるポーランド舞曲である。野暮ったい、物悲しい感じの曲で、まあモニューシュコとかに似てる感じ(と言ってもわからんなあ)。あ、ザレンプスキの代表曲はピアノ五重奏曲なので、是非興味のある方は聴いてみてね。とてもいい曲で私は大好きです。
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なお、このCDのメインはルトスワフスキなのだけど、ネタを引っ張るためにそれはまた別の機会に。演奏・録音ともに素晴らしいです。
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ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲、ザレンプスキ:3つのポーランド舞曲 アンドレイ・ボレイコ&アイ・カルチャー・オーケストラ icon

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2018年5月 5日 (土曜日)

lfj 2018  ショパン/ピアノ協奏曲第2番 レミ・ジュニエ

パデレフスキ:序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21

レミ・ジュニエ (ピアノ)
パスカル・ロフェ 指揮
兵庫芸術文化センター管弦楽団

(5月4日 池袋芸術劇場)
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丸の内合唱団の無料オペラ公演を友人と観てそのあと食事する約束(毎年楽しみにしている)をしていたが、友人の妹さんが骨折したためあまりひょいひょい遊びにいけないということで(友人は何も悪くないのだが)、急遽時間があいてしまいこの公演に行けることに。まあ、友人も私もがっかりはしたけど、諦めていたレミ君の公演に行けて、よかったかもしれない。
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この日は午前中にゲイゲキでグレチャニノフを聴き、有楽町に行って丸の内合唱団の「天国と地獄」を見て、国際フォーラムCホールでコルンゴルトのコンチェルト。そのあとまた池袋に戻りこの公演を鑑賞。時間的には余裕は持っているものの、なかなか大変。パスモがどんどん減っていくわ。まあ、GWどこも遠出しないのでまあいいか。
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まあ、わざわざ往復までして聴きに行って本当によかった。夜9時15分から10時までの公演だったので、会場はガラガラだったけど小さい子供がおらず、ギャン泣きする声がなく快適であった。・・・まあたまたま私の隣が演奏中飴ちゃんムキムキ女子だったのでそれはがっかりだったが、演奏会慣れてないのかもだししかたないか。結構うるさかった。注意するのもなんか嫌われそうだし(クラシック音楽が)・・・。
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ピアニスト側のバルコニー席だったので後ろ姿をずっと見てるスタイル。まあ反対側だったらピアノの影で演奏者は見えないかもだし、どうかな。
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レミ・ジュニエは2014年にLFJで来日して、ラフ3を代役で弾いた。音響の悪いホールAだったのだが、圧倒的名演だった。ネットで大評判、以来毎年のように来日しており、私は彼のナマ演奏は3回目である。見た目若いと思うのだが、いつも安定してしかもフランスの人らしく(だよね?)繊細な演奏を聴かせる。内向的で深い演奏である・・・という私の勝手な印象。合ってますかね?
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今年はゲニューシャスでショパンのコンチェルトの1番を聴き、ジュニエで2番を聴いたのでコンプリート。まあ2曲しかないんだけどね。1番のほうが有名だけど、2番もいい曲。弾けば大抵盛り上がる1番と違って、2番は構成が複雑でもっと繊細な感性が求められる曲かと。
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このピアニストの繊細さがいかんなく発揮された、名演といえよう(←ありきたりの表現ですいません)。こんなガラガラでもったいない。
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あと、忘れてはいけないのは兵庫芸術文化センター管弦楽団。まったく初めて聴いた。ずいぶん若い方のオケである。日本人だけでなく、いろいろな国の青少年たちの集まりのようである(シモン・ボリバルみたいな外見の子たちもいた)。音色は若くさわやか、けれどもかなり実力もあるようで直前に聴いた某外来オケよりうまかった(失礼ながら)。
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パデレフスキ序曲など、なかなか演奏する機会はない(ポーランドならばあるかもだけど)だろうが、とても楽しく聴くことができた。ショパンもしかりで、レミ・ジュニエの名演と相まって、若々しく爽やかな演奏だったと思う。いい意味でモーツァルトのコンチェルトを思わせるような。
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アンコールはマズルカ13番。終演後、地下の掲示板に曲目を貼りだしてなくて、若い女の子たちがわらわらといたので、一緒に見に来たヲタ友に「アンコールはマズルカ13番よ!」というと、女の子たちがこそこそと「マズルカだって!」とか言っているのが聞こえてなんか面白かった。
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レミ君は以前より毛量が増えているようだった。ああ、突然カリカリに短髪にしないで欲しい。髭も生やさないで。いつまでもくるくる巻き毛の、萩尾望都の漫画に出てくるような少年のままで。いや、名演奏を聞かせてくれれば外見など、いずれはオッサンになるのだし、うううん複雑。せめてエマールのような素敵なオッサンになってほしい。

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2018年5月 4日 (金曜日)

lfj2018 ゲニューシャス ショパン/ピアノ協奏曲第1番

201605045ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11
ルーカス・ゲニューシャス (ピアノ)
リオ・クォクマン 指揮 
シンフォニア・ヴァルソヴィア
(5月3日 ホールA)
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そんなこんなで、ラ・フォル・ジュルネが始まった。
ちょっと前(結構前)に会場入りして「題名のない演奏会」の公開収録を見た。私もしかしたらテレビに映るかもしれない。以下の人が登場。
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カンティクム・ノーヴム
中世の地中海音楽?の集団。いろいろと珍しい楽器が登場(紹介はなし)。なんとなく、だけどインド音楽のユザーンさんが混じってても音楽的にはわかんないかも。
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フランス人のピアノデュオの男性二人(名前忘れた)
ドヴォルザークの何かを演奏。
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「題名」に先週だか出てたフランス人のメガネのおにゃのこのピアニスト
サンサーンスのピアノ協奏曲をもとにした何かを演奏。
20歳だというがそんな風には見えない落ち着きっぷり。演奏は見事。ショパコンやチャイコン観戦しとったかからわかるがあれよりヘタなコンテスタント、予選でもゴロゴロいたし、さすがルネなんとかのお眼鏡にかなったピアニスト。日本行きが決まって日本語を勉強したというたどたどしい日本語の挨拶が可愛かった。
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ヴァイオリン弾くちっちゃいおにゃのこ
カルメンの曲を演奏
うまい・・・のかな。うまいにちがいない(←大人の演奏ばっかり聴いているので子供の演奏のレベルがよくわからない)
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石丸幹二(ヴォーカル)
「虹の彼方へ」(日本語)
最近、いろんなところで活躍されている(美術展のイヤホンガイドなど)。
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・・・と、長い前置きはこれくらいにして、ショパン。この曲のゲニューシャスの演奏は(ナマで)聴くの2回目である。一回目はショパコンの入賞者コンサート(2011年)で、ヴィトとワルシャワ・フィルの豪華版。ただ、彼も非常に若かったせいか(ショパコンのときも気になったが)演奏前後に舞台上で非常に落ち着きがない人で気になった。
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LFJで観るのは今回は2度目で、1度目は2014年にソロリサイタルを聴いたけど、その時はすっかり落ち着いていて観ててほっとした。今回の来日では髭を蓄えていて、ラドゥ・ルプみたいな風貌になっていた。トリフォノフもそうだけど、わりとイケメンな感じで売ればいいのに・・・と思うロシア人若手ピアニストは髭生やしがちなのかなあとか思った(フィギュアスケートの王子様キャラ的な男子が突然カリカリな短髪にしちゃうのと同じ?)。
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演奏については・・・なにぶんにもAホールなので、相変わらずトンでもない残響の中で行われており。LFJでしか見たことない謎のマカオ人指揮者の演奏もなんか・・・特に特徴もなく。昨年にヴィト指揮新日本フィルでの演奏(ショパコン審査員のヤブウォンスキ先生のピアノ)があまりに素晴らしくてそれに慣れちゃったのかも。まあ、ぼんやりとした中から聴こえるルーカス君のピアノのテクニックは確かなものはあった。ソロのリサイタル聴きたかったな。
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謎のアンコール曲
201805031_3
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昨年に引き続き、クラヲタ飲み会に乱入(Twitterやってないので約束もなく、ほんとに突然ごめんなさい)。なんかまあ・・・この私でさえ話についていけないほどの濃い方ばかりでねえ。昼間から酒かっくらいながらカントやニーチェの話するとか、どこぞの文豪の集まりかと。
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今年初参加の大学生と思われる(クラヲタとは遠い)おしゃれな感じのカワイイおにゃのこが、演奏会から戻ってきたので「何をお聴きになったの?」と聴いたら、「リゲティheart」と答えたのでちょっと引いた。「リゲティって・・・いいんですか?」と聴いてみたところ「リゲティ、好きなんですheart 面白いですheart」と答えたので、興味が湧いた(リゲティにではなく、その子に)。

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2018年4月30日 (月曜日)

lfj 2018 丸の内エリアコンサート ショパン

9人のピアニスト達が奏でる3日間のマラソンコンサート より最終日
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Chopin#6「ファンタジーの世界へ」
ショパン:幻想曲ヘ短調 Op.49
小塩 真愛(ピアノ)
J.S.バッハ:シンフォニア第5番
ショパン:ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」
鶴澤 奏(ピアノ)
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Chopin#7「2人の天才 ショパンとリスト」
ショパン:ノクターン第13番 Op.48-1
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」S.161より「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲」
ショパン:エチュード ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」
マシュー・ロー(ピアノ)
(丸ビル1F マルキューブ)
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まだラ・フォル・ジュルネ本チャンは始まってないのだけれど、毎年丸の内の「マルキューブ」では一足先に始まっている。たまに行くこともあるし、行かないこともある。
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なんと言っても、この場所はコンサートホールではない。ショッピングセンターの一角であり、横はレストラン。終始人々の喧騒と子供の叫び声と食器を下げるガチャガチャいう音の中で演奏を聴かなければならない。しかも。観客も座って聴くには一時間も前から並んでなければならないし、それがイヤならば30分ほどたちっぱなしで演奏を聴かなければならない。それがラ・フォル・ジュルネ無料コンサートの掟。まあ、演奏会によってはこれよりキビシイもの、または緩いものもあるのかもしれないが。
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本日行ったのは4月28日から30日まで、3日間にわたって行われた(っつー)ショパンをテーマにしたコンサートの最終2つのコンサート。申し上げたように聴く人も弾く人も著しく集中力を削がれる?ものなので、なんとも言い難いが。
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演奏はなかなかよかった。まず女性2人で振り分けられたコンサート。ショパコンでおなじみ幻想曲と、私の大好きな「幻想ポロネーズ」。まず(毎年なのかな)使用ピアノがシゲルカワイなので温かみのあるいい音である。まあ、スタインウェイもヤマハも、はたまたファツィオリも、それぞれいい音だとは思うんだけど(何でもいいのか)。
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小塩さんはザルツブルグのモーツァルテウムにて留学中とのこと。モーツァルテウムの入口は旅行で行ったことあるぜ。ああ、この幻想曲の感動的なことよ。中間で現れる力強いメロディはいつも私の心を震わせる。ああ、ショパンは美しい・・・。
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二番目に登場の鶴澤さんは、カナダ留学というのが珍しい。ピアノを学ぶために留学する場合、大体ポーランドかオーストリアか、パリ音楽院かはたまたアメリカ(ジュリアードとか)ではないだろうか(という偏見)。もしかしてお名前がカナデさんだから?(んなアホな)。バンクーバーも旅行で行ったことあるけどすごくいいところで大好きだけど。
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まあ、お二人の女性の演奏も素晴らしかったのだけれど、いかんせん周囲がうるさいわ、私は立ち見でちょっと離れていたのでやや聴こえない部分もあり。これで演奏の感想を述べるのも申し訳ないであろう。
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この3日間のプロジェクトのトリを務めるのがマシュー・ローさん。お名前はカタカナだけど普通に日本語しゃべってたのでハーフの方のようである。私は最後だけ1時間並んで前から3番目の席をゲット。やはり立ち見より聴きやすい。演奏会の前に30分くらいリハーサルをするのだけと、ここから全然素晴らしい。たぶん好きな演奏家だなあと思った。芯の強い、いい音だし特にリストが素晴らしい。何年かしたら本当のLFJのプログラムを弾くようになるかなあ。
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それと、演奏後に一人で挨拶というかしゃべってたりしたのだけれど、大変口の立つ人みたいで、ハーフだってことで野口健みを感じた。面白い子だねえ。また聴けるチャンスがあったら聴きたいな。
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今年からの試み?とのことで、ピアノに美術家の人(きゃりーぱみゅぱみゅでお馴染みの増田セバスチャンさんとか)が装飾をして展示して、それをピアニストが弾いたりするのをやっていた。私は道を通りかかったアップライトピアノに装飾をしたのを見たけれど、今流行りの「弾き逃げ」?と思われる一般の方をお二人ほど見かけた。YouTubeにUPされたりするのかな。うまかったな。
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201804301後方に見えるのがアートピアノ。・・・とクマちゃん。
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201804302.
トラちゃん。

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2017年2月26日 (日曜日)

新日本フィル オール・ポーランドプロ

1488070262545_2_2モニューシュコ:歌劇『パリア』序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
シマノフスキ:交響曲第2番 変ロ長調 op.19
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)
アントニ・ヴィット指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団

(すみだトリフォニーホール 2月24・25日)
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前売り買ってなかったのに、金曜日・土曜日と結局両方出かけてしまった。そのくらいよかった。
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日本のプロオケの定期で、全曲ポーランドの作曲家の曲というのはあんまりないんじゃないか。全部ショパンとかならもしかしてあるかもだけど。モニューシュコとショパンとシマノフスキ。同郷の作曲家という以外は実は聞き手によってはみんな存在的にバラバラである。今回のプログラム(と演奏者)で、いろんなタイプの音楽好きがどんな反応なのか、勝手に想像してみた。
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(一般的な音楽好き)
・モニューシュコ→誰?全然知らない。まあ短そうだしいいかな。
・ショパン→ショパンのピアノ協奏曲大好き!(でもこのピアニスト誰?ヤブロンスキとは別人?どんな人?)
・シマノフスキ→名前しかしらない・・・なんか難しそう。面白くなかったらどうしよう。ぶるぶる。
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(クラヲタ)
・モニューシュコ→初めて聴くなあ。でも面白いかも、楽しみ。
・ショパン→何で今更ショパンなんか・・・でもマニアックな曲ばっかりだとお客入らないから仕方ないな、もしかしてナマで聴くの初めてかも。
・シマノフスキ→2番!!めったにやらないし絶対聴く!!しかもヴィット!!楽しみすぎる!!
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それに対してわたし。
・モニューシュコ→わー、モニューシュコ!!嬉しい!!でもパリアってどんなんだっけ。ウチにあるCDは「ハルカ」「幽霊屋敷」 (共にオペラハイライト盤)だけだし。まあ、あんな感じなんだろうな。
・ショパン→ヤブウォンスキ先生だ!!ショパンコンクールの審査員!!ウチにあるザレンプスキの五重奏曲のCDのピアノの人だよね。嬉しい!!きっといいに決まってる!!
・シマノフスキ→シマノフスキの交響曲がナマで聴けるなんて!!もう大変!!しかもヴィットの指揮!!もうわくわくが止まらない!!でもホントは3番やってほしい。
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ヴィットの指揮は私は初めてではない。以前ショパンコンクールにめっちゃハマって、日本での入賞者ガラ・コンサートまで行ってしまったときの指揮者がヴィットだったのだ。その時はワルシャワ・フィルまでやってきた豪華版で、ネットの実況中継で見てた面々がそのまま舞台に乗ってたので大層感動したものだ。まあ、ショパンばっかりじゃなくてシマノフスキとかやってほしいなどと思ったのも事実だけど。
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その時の記録だと、2回もピアノ協奏曲1番を聴いたようである。ゲニューシャスとヴンダーというフレッシュな面々。そういえば、私はこの曲は若手の演奏ばっかり聴いている気がする。
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ということで、演奏会。金曜日はS席で一階前から14番目。超セレブリティな席。両隣は空席だったんだけど。土曜日は3階席。
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ヴィット先生、舞台に登場。ぱーっと出てきたと思ったら指揮棒振りながら指揮台に乗った。まるで熱狂的な聴衆に応えてアンコールで「星条旗よ永遠なれ」を指揮するバーンスタインのようだ(←想像)。いやまだ演奏会始まったばっかだし。2日間ともそうやって出てきた。
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「パリア」(パエリアではない)は、解説書によるとインドのカースト制度を主題にしたラブストーリーのようだが、別に曲にインド臭はしない(気がする)。まあ、一般的なポーランド(民族的)音楽である。チェコで言うスメタナのような感じか。激しいところはことさら激しく、なのに静かな部分はびっくりするほどつまんなく演奏(笑)。2回聴いて2回ともそうだったので、そういう曲なんだろう。別にけなしてるわけではない。対比がとても面白い。ポーランドの指揮者じゃないとわかんないのだろうな。
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1曲目終わって、舞台上前の方を片付けて、スタインウェイをセッティング。ヤブウォンスキ先生登場。ガタイがよい。だけど演奏は繊細。ピアノの音の印象としては重厚さがなくてとても軽い響きな気がした(誉め言葉です)。演奏はことさらテンポを動かしたりせず、ショパンの心をそのまま音にしている印象。キレイな湖の水面にきらきらと月光がふりそそぐような、心が洗われるような美しさ。ヴィットの指揮もさすがに「世界一この曲指揮してる指揮者(ショパンコンクール等で)」という自信に満ちたもので、いつもながら立派。
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熱狂的な拍手に応えてアンコールは2日ともショパン2曲づつ。
1日目はノクターン第20番と革命エチュード。2日目はワルツ2番とノクターン第20番。どれもこれも宝箱を開けたようなきらきらとした演奏。ノクターンの静謐な響きはショパンの「言いたいけど言えない、もどかしい」感じがしてとても心に触れた。また、小学生のときにマウツジンスキの盤で毎日よく聴いたワルツも懐かしく(そういえば彼もヤブウォンスキ同様にショパンコンクール3位だった人である)。華やかな演奏に心が躍った。ロビー売店のヤブウォンスキのCD、1日めは売り切れたらしい・・・という情報も。
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ああ、いいコンサートだったねえと帰っちゃう気分になるほど前半素晴らしい演奏だったのだけど、メインのシマノフスキが残ってる。
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シマノフスキの交響曲は3番が大好きで、ほとんどピアノ協奏曲の第4番もたまに聞くけど2番はそん・・・なでもなかったので、演奏会に備えて(残業帰宅後)毎日のようにお風呂で聴いていた。なんかまあ、混沌とした曲だこと。
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もちろんヴィットはこの曲に精通してるだろうし(暗譜かな)、なにも疑問はなかったのだけど、ホントにびっくりしたのはこの曲演奏するの初めてかと思う新日本フィルがものすごくうまかったことである。ホントに日本のオケなの?って思うくらい。(実は友人情報だと「相当ヴィットは怖い人らしくて、しごかれたみたいよ」と。飯守さんみたいな人なのかな)
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とりとめのない、しかし官能的な響き。Rシュトラウスの交響詩をお鍋でぐつぐつ煮込んで、繊維がなくなっちゃったのを食べているような音楽。おいしいね。スクリャービンに比肩するほどの変態さ(誉め言葉です)。私は前記したように1日目は1階席だったのであまりの迫力に圧倒されて前で手を組んで祈るような姿勢で鑑賞。2日目は3階でちょうどいい音量であった。ただ、1日目のほうが指揮者に何か憑依したような感じですごかったな(ヴィットさんは曲が終わったとたんに我に返った感じで、曲の終わりが聴衆がよくわかんなくて拍手がぐだぐだになった)。2日目は楽員も慣れたのか整ってた。
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ヴィットさんは定期的に新日本を振ってポーランドものをやってほしい。ご本人も自国の曲を披露できるのは嬉しいだろう。(想像してみなさい、日本の指揮者が海外のオケを振って武満・芥川・伊福部などのオール日本プログラムを海外のホールでできたら、どんなに嬉しいか・・・違うか)
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おうちに帰って、まずヤブウォンスキのショパンコンクールの時の音源を聴き(そういうCD集を持っているので)、シマノフスキの2番を聴き(うちのはカスプシクとポーランド放送響盤。やっぱり自国もので滅法うまい)、ふとネットを見ると訃報が(遅いわ)。スクロヴァチェフスキはついに1回も実演に接することができなかった。わたしブルックナー得意じゃなくて。
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スクロヴァチェフスキはヴィットの師匠だったこともあったみたいだから、ヴィット悲しかっただろうな。同郷だし。だからあんなに熱のこもった演奏だったのかな。
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ヤブウォンスキ先生出場のショパコン。この年はブーニンが優勝。最近ブーニン見かけないなあ。
 

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2016年5月 7日 (土曜日)

LFJ2016 スメタナ&シマノフスキ

スメタナ:交響詩「モルダウ(ヴルタヴァ)」(連作交響詩《わが祖国》から) 
スメタナ:交響詩「ボヘミアの森と草原から」(連作交響詩《わが祖国》から)
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 op.35

アンナ・マリア・スタシキェヴィチ (ヴァイオリン)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ロベルト・トレヴィーノ (指揮)
ジョニー・ラス (鳥のさえずり)
ジャン・ブコー (鳥のさえずり)

(5月5日 ホールC)
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曲の始まる前に、鳥のさえずりをする人間二人が客席より登場。・・・というか私のすぐ横にいたので声を上げそうになるほどびっくり。長身・黒スーツでスタイリッシュな江戸屋猫八さんという風情。
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今年のLFJで一番演奏が多かった曲は、どうもモルダウらしい(とネットで読んだ)。来年のテーマはダンスらしいので、きっとブラームスのハンガリア舞曲が一位になるんじゃないかな、という勝手な予想。
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スメタナって名前は知らなくても異常に有名で日本人の人気も高いと思われるモルダウだが、ナマで聴くと本当に素晴らしいものである。実は前日にキオスクの無料演奏でも聴いたのであんまりナマ素敵!感は薄らいでしまったんだけど。日本人じゃなくてしかもプロオケで聴いたので(しかも東欧オケ!)、それはそれでやっぱりいいなと思った。
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そういえば、昔は我が祖国は全曲聴いてたはずなんだけど、モルダウしかあまり記憶にないという偏った聴き手なので二曲目のボヘミアなんちゃらは新鮮であった。
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さて、お目当てのシマノフスキだが、本物のポーランド人オケとポーランド人のヴァイオリニストの演奏で聴けるなんて何とも贅沢である。これで指揮者がポーランド人だったらなあ、とか思ったけんども。ゴブラン織りみたいなシマノフスキの不思議な音色に酔いそうになり。普段録音で聴いているような音だったので、やっぱり本場の人の演奏には叶わないなと。
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あと、どうでもいいことだが、シンフォニア・ヴァルソヴィアはイケメン・美女が多く、とくにオーボエ奏者のお兄さんがめっちゃ素敵でクラクラした。ヴァイオリン独奏の方もお綺麗でした。
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最後の最後に曲が終わる直後に「ぴろぴろぴろりん」と観客の一人の携帯音が鳴り、ヴァイオリニストも指揮者もオケも苦笑いで終わった。普通の演奏会だったら激怒していいレベル。
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演奏については(あまり曲を聴き込んでないため)なかなかよかったなあと思ったのだが、友人に出口でばったり会い、「ひどかった~ヴァイオリンも指揮も」と言われてしまったので、携帯の音の件もあり心が少し暗くなった。自分の耳ってホントにいい加減だわ。

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2016年5月 4日 (水曜日)

LFJ2016 大草原&嵐の中の火事

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ノスコフスキ:交響詩「大草原」
ジョン・フィールド:ピアノ協奏曲第5番「嵐の中の火事」
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
リオ・クォクマン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア
(5月3日 ホールC)
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今年はあんまり有料コンサートを取ってない。無料コンサートを堪能しようかなと。お金かからないGWを目指すよ。
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コンサート始まる前に、ルネ・マルタンと通訳とオーケストラのコーディネーターだかプロデューサーが登場。「今日は特別なコンサートです」などと言うからなんじゃろうと思ったらヴァルソヴィアの100回目の記念コンサートらしい。何の100回目かよくわからんかったが、東京でのコンサート100回目なんでしょうな(それともLFJでの?)。というわけでマルタンは美味しそうなケーキをプレゼント。オケには日本酒をプレゼントしたそう。しかしワタシ的にはどうでもいいんだが。
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珍曲マニアは外せないプログラム。珍曲とは言え、曲自体はまあ普通である。LFJには毎年登場するエル=バシャだが、ワタシは初めての気がす。こんなプログラムで初めてってのもなんだか。指揮者はマカオ出身という。「東京03」にいそうな風貌。マルタンは今年はマカオで色々仕入れてきた感。
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ノスコフスキ、大草原。大草原っていうとネット的には「WWWWWWWWWWWWWWW」って感じだが、普通の管弦楽曲である。しかしいかにもノスコフスキの他の曲みたいな感じで、しかもポーランドのオケで聴いたのでまるでポーランド・ラジオで聴いているような感じであった。
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ジョン・フィールドの「嵐の中の火事」はごくごく普通のベートーヴェンの初期かモーツァルトの亜流みたいな平易なピアノ協奏曲である。「えええいつになったら嵐になるの?火事になるの?」という不安感でいっぱいになった。まあ、第1楽章の後半くらいでオケは激しくなるし、半鐘?らしき鐘も鳴ったりと、何となく火事っぽく。災害をテーマにした珍しいピアノ協奏曲である(?)。しかし年代的にはちょっと古すぎたので、「ふうん」って感じ。まあ、解説書紙っぺらを見ると、「クレメンティの弟子」とあり。古いはずだよう。
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演奏会終って、同志の友人らにバッタリ(というか、趣味趣向が一緒なのでLFJは一緒のものを取っていると思われ)。「ピアノ協奏曲眠かった。年代的に古すぎる。」という感想。当然の事ながら外の屋台で緑色の紙コップのものを飲んだ。食べものを入れても1000円チョイで飲めるのはよい。座るところを探すのは大変だが。

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2015年10月13日 (火曜日)

シマノフスキ「ハルナシェ」他/多摩フィルハルモニア協会

1444742394348_2ルトスワフスキ:20のクリスマス・キャロル集より
1.神が生まれ
2.ベツレヘムに走ってきた
3.飼い葉桶で
4.私たちも羊飼い
5.主の誕生
グリエール:ホルン協奏曲 変ロ長調
シマノフスキ:バレエ・パントマイム「ハルナシェ」
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今尾滋(テノール)田中大地(ホルン)西田博(ヴァイオリン)
多摩フィルハルモニア合唱団
今村能指揮/フィルハルモニア多摩
(2015年10月12日 立川市市民会館)
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魅惑のポーランド・ウクライナ音楽をあなたに!
私が行かなくて誰が行くの?というプログラム(いやそんなことない。世のポーランド音楽オタクの皆さんごめんなさい)。グリエールはウクライナの人だけど、半分はポーランド人なり。
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開演前にポーランド大使館のおっちゃんのご挨拶。何でも「今日はけーへんかったけど、ウクライナ大使館のおっちゃんも宜しく言うとったで」とのこと(意訳)。何にしろ珍しい曲集。ポーランドったって全部ショパンだったらいちいち大使館の人来たりしない。ポーランド語の何を言ってるのかさっぱりわからない値は異常。毎週ポーランドラジオを聞いていた私って何。
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「ルトスワフスキの曲は結構可愛い」という私の期待を裏切らない、メルヘンな(ちょっぴり現代音楽風味・不協和音が心地よい)可愛い曲集。トンでもない季節外れのクリスマス。よくぞ難しいポーランド語で歌われたものである。わたし、ポーランド語を自習しようと思ってCD付の本を買いに行ったが・・・なんか無理そうなのでやめた。基本的に読みかたから勉強しないと。
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グリエールは、バレエ曲しか知らないんだけどポルン協奏曲なんてあったのか。なんかR.シュトラウスみたいで素敵ね。吹くの難しそうだけど。 
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そしてメインのハルナシェ。私はこの曲はCD持ってるし、ポーランド・ラジオで何回も聴いてる。しかし生は初めてだ。いや、もう二度と聴けないであろう。それどころか、なんと初めての生シマノフスキである。ヴァイオリン協奏曲とかでさえ、生で聴いたことがない。
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演奏。難しそうである。あの独特なシマノフスキ・サウンドはとても音が取りづらそうだ。でも、うまいオケさんなので演奏は崩壊することなく。でも、難しさはひしひしと感じる(素人のわたしでも)。もっと民族音楽っぽい泥臭さがこの曲は必要だが・・・もうやってくれるだけで大変有難い。あらすじも書いてあって大変有難い。しかしいくら読んでもわけがわからない。
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<あらすじ>
さあ私の恋人!ヘイ!私はお前を信じないよ!ヘイ!(以下略)
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好きだ!シマノフスキ。「夜の歌」やってほしいわ(熱望)。
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ホールのすぐそばにはマンガの図書館「立川まんがぱーく」なるものがあるのだ。一回ヒマつぶしに出かけようと思ったけど、「電車賃で何冊かブックオフで漫画買えるよねえ」という結論に達し、行かず。ポーランド音楽の演奏会だったから(こんなに遠くても。しかもタダ券貰えなくても)出かけたのだ。嗚呼、ゆるぎないポーランド愛。

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2015年5月31日 (日曜日)

シマノフスキ/ロジェ王 ROH パッパーノ/ホルテン演出 (2015)

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夕べの夜中にポーランド・ラジオでロイヤル・オペラが今月だか上演した「ロジェ王」を放送するというので、目覚ましかけて起きてみたら時間を間違えていた。半分だけ聴いたけど、YouTubeではもう映像までUPされており(なあんだ)。夕べの睡眠時間を返してほしい。
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ということで、映像も見た。あの、新国立で上演された「死の都」を演出したカスパー・ホルテンの演出。だもんで、何となく似てるところもある。面白い。舞台に鎮座するデカ頭をひっくり返すとロジェ王のおうちなのね。あの頭、よく作ったなあ。
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演出も凄いし、パッパーノの指揮も素晴らしいし歌手もいいのだけれど、とにかくシマノフスキの音楽が物凄い。不思議な魔法みたいな、ゴブラン織のような官能的でエキゾティックで複雑怪奇な音楽。生で聴いたら鼻血出すかも。
(このオペラは、ポーランド語だし演奏も難しそうなので生で観るのは無理そうだなあ・・・本場に行かない限り)
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画像も綺麗で音もなかなかよいので、ヘッドフォンして見てるとロイヤル・オペラハウスにいるみたいな錯覚を起こし(昔、一回だけ行ったけどのう)、一緒に拍手しちゃう。タダでこんなの見せてくれてなんて太っ腹なんだROH。
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映像は前置きが長いので、30分くらいから見るとよろし。

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