2017年2月26日 (日曜日)

新日本フィル オール・ポーランドプロ

1488070262545_2_2モニューシュコ:歌劇『パリア』序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
シマノフスキ:交響曲第2番 変ロ長調 op.19
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピアノ)
アントニ・ヴィット指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団

(すみだトリフォニーホール 2月24・25日)
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前売り買ってなかったのに、金曜日・土曜日と結局両方出かけてしまった。そのくらいよかった。
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日本のプロオケの定期で、全曲ポーランドの作曲家の曲というのはあんまりないんじゃないか。全部ショパンとかならもしかしてあるかもだけど。モニューシュコとショパンとシマノフスキ。同郷の作曲家という以外は実は聞き手によってはみんな存在的にバラバラである。今回のプログラム(と演奏者)で、いろんなタイプの音楽好きがどんな反応なのか、勝手に想像してみた。
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(一般的な音楽好き)
・モニューシュコ→誰?全然知らない。まあ短そうだしいいかな。
・ショパン→ショパンのピアノ協奏曲大好き!(でもこのピアニスト誰?ヤブロンスキとは別人?どんな人?)
・シマノフスキ→名前しかしらない・・・なんか難しそう。面白くなかったらどうしよう。ぶるぶる。
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(クラヲタ)
・モニューシュコ→初めて聴くなあ。でも面白いかも、楽しみ。
・ショパン→何で今更ショパンなんか・・・でもマニアックな曲ばっかりだとお客入らないから仕方ないな、もしかしてナマで聴くの初めてかも。
・シマノフスキ→2番!!めったにやらないし絶対聴く!!しかもヴィット!!楽しみすぎる!!
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それに対してわたし。
・モニューシュコ→わー、モニューシュコ!!嬉しい!!でもパリアってどんなんだっけ。ウチにあるCDは「ハルカ」と「幽霊屋敷」(共にオペラハイライト盤)だけだし。まあ、あんな感じなんだろうな。
・ショパン→ヤブウォンスキ先生だ!!ショパンコンクールの審査員!!ウチにあるザレンプスキの五重奏曲のCDのピアノの人だよね。嬉しい!!きっといいに決まってる!!
・シマノフスキ→シマノフスキの交響曲がナマで聴けるなんて!!もう大変!!しかもヴィットの指揮!!もうわくわくが止まらない!!でもホントは3番やってほしい。
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ヴィットの指揮は私は初めてではない。以前ショパンコンクールにめっちゃハマって、日本での入賞者ガラ・コンサートまで行ってしまったときの指揮者がヴィットだったのだ。その時はワルシャワ・フィルまでやってきた豪華版で、ネットの実況中継で見てた面々がそのまま舞台に乗ってたので大層感動したものだ。まあ、ショパンばっかりじゃなくてシマノフスキとかやってほしいなどと思ったのも事実だけど。
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その時の記録だと、2回もピアノ協奏曲1番を聴いたようである。ゲニューシャスとヴンダーというフレッシュな面々。そういえば、私はこの曲は若手の演奏ばっかり聴いている気がする。
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ということで、演奏会。金曜日はS席で一階前から14番目。超セレブリティな席。両隣は空席だったんだけど。土曜日は3階席。
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ヴィット先生、舞台に登場。ぱーっと出てきたと思ったら指揮棒振りながら指揮台に乗った。まるで熱狂的な聴衆に応えてアンコールで「星条旗よ永遠なれ」を指揮するバーンスタインのようだ(←想像)。いやまだ演奏会始まったばっかだし。2日間ともそうやって出てきた。
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「パリア」(パエリアではない)は、解説書によるとインドのカースト制度を主題にしたラブストーリーのようだが、別に曲にインド臭はしない(気がする)。まあ、一般的なポーランド(民族的)音楽である。チェコで言うスメタナのような感じか。激しいところはことさら激しく、なのに静かな部分はびっくりするほどつまんなく演奏(笑)。2回聴いて2回ともそうだったので、そういう曲なんだろう。別にけなしてるわけではない。対比がとても面白い。ポーランドの指揮者じゃないとわかんないのだろうな。
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1曲目終わって、舞台上前の方を片付けて、スタインウェイをセッティング。ヤブウォンスキ先生登場。ガタイがよい。だけど演奏は繊細。ピアノの音の印象としては重厚さがなくてとても軽い響きな気がした(誉め言葉です)。演奏はことさらテンポを動かしたりせず、ショパンの心をそのまま音にしている印象。キレイな湖の水面にきらきらと月光がふりそそぐような、心が洗われるような美しさ。ヴィットの指揮もさすがに「世界一この曲指揮してる指揮者(ショパンコンクール等で)」という自信に満ちたもので、いつもながら立派。
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熱狂的な拍手に応えてアンコールは2日ともショパン2曲づつ。
1日目はノクターン第20番と革命エチュード。2日目はワルツ2番とノクターン第20番。どれもこれも宝箱を開けたようなきらきらとした演奏。ノクターンの静謐な響きはショパンの「言いたいけど言えない、もどかしい」感じがしてとても心に触れた。また、小学生のときにマウツジンスキの盤で毎日よく聴いたワルツも懐かしく(そういえば彼もヤブウォンスキ同様にショパンコンクール3位だった人である)。華やかな演奏に心が躍った。ロビー売店のヤブウォンスキのCD、1日めは売り切れたらしい・・・という情報も。
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ああ、いいコンサートだったねえと帰っちゃう気分になるほど前半素晴らしい演奏だったのだけど、メインのシマノフスキが残ってる。
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シマノフスキの交響曲は3番が大好きで、ほとんどピアノ協奏曲の第4番もたまに聞くけど2番はそん・・・なでもなかったので、演奏会に備えて(残業帰宅後)毎日のようにお風呂で聴いていた。なんかまあ、混沌とした曲だこと。
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もちろんヴィットはこの曲に精通してるだろうし(暗譜かな)、なにも疑問はなかったのだけど、ホントにびっくりしたのはこの曲演奏するの初めてかと思う新日本フィルがものすごくうまかったことである。ホントに日本のオケなの?って思うくらい。(実は友人情報だと「相当ヴィットは怖い人らしくて、しごかれたみたいよ」と。飯守さんみたいな人なのかな)
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とりとめのない、しかし官能的な響き。Rシュトラウスの交響詩をお鍋でぐつぐつ煮込んで、繊維がなくなっちゃったのを食べているような音楽。おいしいね。スクリャービンに比肩するほどの変態さ(誉め言葉です)。私は前記したように1日目は1階席だったのであまりの迫力に圧倒されて前で手を組んで祈るような姿勢で鑑賞。2日目は3階でちょうどいい音量であった。ただ、1日目のほうが指揮者に何か憑依したような感じですごかったな(ヴィットさんは曲が終わったとたんに我に返った感じで、曲の終わりが聴衆がよくわかんなくて拍手がぐだぐだになった)。2日目は楽員も慣れたのか整ってた。
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ヴィットさんは定期的に新日本を振ってポーランドものをやってほしい。ご本人も自国の曲を披露できるのは嬉しいだろう。(想像してみなさい、日本の指揮者が海外のオケを振って武満・芥川・伊福部などのオール日本プログラムを海外のホールでできたら、どんなに嬉しいか・・・違うか)
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おうちに帰って、まずヤブウォンスキのショパンコンクールの時の音源を聴き(そういうCD集を持っているので)、シマノフスキの2番を聴き(うちのはカスプシクとポーランド放送響盤。やっぱり自国もので滅法うまい)、ふとネットを見ると訃報が(遅いわ)。スクロヴァチェフスキはついに1回も実演に接することができなかった。わたしブルックナー得意じゃなくて。
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スクロヴァチェフスキはヴィットの師匠だったこともあったみたいだから、ヴィット悲しかっただろうな。同郷だし。だからあんなに熱のこもった演奏だったのかな。
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ヤブウォンスキ先生出場のショパコン。この年はブーニンが優勝。最近ブーニン見かけないなあ。
 

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2016年5月 7日 (土曜日)

LFJ2016 スメタナ&シマノフスキ

スメタナ:交響詩「モルダウ(ヴルタヴァ)」(連作交響詩《わが祖国》から) 
スメタナ:交響詩「ボヘミアの森と草原から」(連作交響詩《わが祖国》から)
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 op.35

アンナ・マリア・スタシキェヴィチ (ヴァイオリン)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ロベルト・トレヴィーノ (指揮)
ジョニー・ラス (鳥のさえずり)
ジャン・ブコー (鳥のさえずり)

(5月5日 ホールC)
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曲の始まる前に、鳥のさえずりをする人間二人が客席より登場。・・・というか私のすぐ横にいたので声を上げそうになるほどびっくり。長身・黒スーツでスタイリッシュな江戸屋猫八さんという風情。
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今年のLFJで一番演奏が多かった曲は、どうもモルダウらしい(とネットで読んだ)。来年のテーマはダンスらしいので、きっとブラームスのハンガリア舞曲が一位になるんじゃないかな、という勝手な予想。
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スメタナって名前は知らなくても異常に有名で日本人の人気も高いと思われるモルダウだが、ナマで聴くと本当に素晴らしいものである。実は前日にキオスクの無料演奏でも聴いたのであんまりナマ素敵!感は薄らいでしまったんだけど。日本人じゃなくてしかもプロオケで聴いたので(しかも東欧オケ!)、それはそれでやっぱりいいなと思った。
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そういえば、昔は我が祖国は全曲聴いてたはずなんだけど、モルダウしかあまり記憶にないという偏った聴き手なので二曲目のボヘミアなんちゃらは新鮮であった。
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さて、お目当てのシマノフスキだが、本物のポーランド人オケとポーランド人のヴァイオリニストの演奏で聴けるなんて何とも贅沢である。これで指揮者がポーランド人だったらなあ、とか思ったけんども。ゴブラン織りみたいなシマノフスキの不思議な音色に酔いそうになり。普段録音で聴いているような音だったので、やっぱり本場の人の演奏には叶わないなと。
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あと、どうでもいいことだが、シンフォニア・ヴァルソヴィアはイケメン・美女が多く、とくにオーボエ奏者のお兄さんがめっちゃ素敵でクラクラした。ヴァイオリン独奏の方もお綺麗でした。
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最後の最後に曲が終わる直後に「ぴろぴろぴろりん」と観客の一人の携帯音が鳴り、ヴァイオリニストも指揮者もオケも苦笑いで終わった。普通の演奏会だったら激怒していいレベル。
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演奏については(あまり曲を聴き込んでないため)なかなかよかったなあと思ったのだが、友人に出口でばったり会い、「ひどかった~ヴァイオリンも指揮も」と言われてしまったので、携帯の音の件もあり心が少し暗くなった。自分の耳ってホントにいい加減だわ。

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2016年5月 4日 (水曜日)

LFJ2016 大草原&嵐の中の火事

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ノスコフスキ:交響詩「大草原」
ジョン・フィールド:ピアノ協奏曲第5番「嵐の中の火事」
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
リオ・クォクマン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア
(5月3日 ホールC)
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今年はあんまり有料コンサートを取ってない。無料コンサートを堪能しようかなと。お金かからないGWを目指すよ。
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コンサート始まる前に、ルネ・マルタンと通訳とオーケストラのコーディネーターだかプロデューサーが登場。「今日は特別なコンサートです」などと言うからなんじゃろうと思ったらヴァルソヴィアの100回目の記念コンサートらしい。何の100回目かよくわからんかったが、東京でのコンサート100回目なんでしょうな(それともLFJでの?)。というわけでマルタンは美味しそうなケーキをプレゼント。オケには日本酒をプレゼントしたそう。しかしワタシ的にはどうでもいいんだが。
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珍曲マニアは外せないプログラム。珍曲とは言え、曲自体はまあ普通である。LFJには毎年登場するエル=バシャだが、ワタシは初めての気がす。こんなプログラムで初めてってのもなんだか。指揮者はマカオ出身という。「東京03」にいそうな風貌。マルタンは今年はマカオで色々仕入れてきた感。
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ノスコフスキ、大草原。大草原っていうとネット的には「WWWWWWWWWWWWWWW」って感じだが、普通の管弦楽曲である。しかしいかにもノスコフスキの他の曲みたいな感じで、しかもポーランドのオケで聴いたのでまるでポーランド・ラジオで聴いているような感じであった。
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ジョン・フィールドの「嵐の中の火事」はごくごく普通のベートーヴェンの初期かモーツァルトの亜流みたいな平易なピアノ協奏曲である。「えええいつになったら嵐になるの?火事になるの?」という不安感でいっぱいになった。まあ、第1楽章の後半くらいでオケは激しくなるし、半鐘?らしき鐘も鳴ったりと、何となく火事っぽく。災害をテーマにした珍しいピアノ協奏曲である(?)。しかし年代的にはちょっと古すぎたので、「ふうん」って感じ。まあ、解説書紙っぺらを見ると、「クレメンティの弟子」とあり。古いはずだよう。
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演奏会終って、同志の友人らにバッタリ(というか、趣味趣向が一緒なのでLFJは一緒のものを取っていると思われ)。「ピアノ協奏曲眠かった。年代的に古すぎる。」という感想。当然の事ながら外の屋台で緑色の紙コップのものを飲んだ。食べものを入れても1000円チョイで飲めるのはよい。座るところを探すのは大変だが。

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2015年10月13日 (火曜日)

シマノフスキ「ハルナシェ」他/多摩フィルハルモニア協会

1444742394348_2ルトスワフスキ:20のクリスマス・キャロル集より
1.神が生まれ
2.ベツレヘムに走ってきた
3.飼い葉桶で
4.私たちも羊飼い
5.主の誕生
グリエール:ホルン協奏曲 変ロ長調
シマノフスキ:バレエ・パントマイム「ハルナシェ」
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今尾滋(テノール)田中大地(ホルン)西田博(ヴァイオリン)
多摩フィルハルモニア合唱団
今村能指揮/フィルハルモニア多摩
(2015年10月12日 立川市市民会館)
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魅惑のポーランド・ウクライナ音楽をあなたに!
私が行かなくて誰が行くの?というプログラム(いやそんなことない。世のポーランド音楽オタクの皆さんごめんなさい)。グリエールはウクライナの人だけど、半分はポーランド人なり。
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開演前にポーランド大使館のおっちゃんのご挨拶。何でも「今日はけーへんかったけど、ウクライナ大使館のおっちゃんも宜しく言うとったで」とのこと(意訳)。何にしろ珍しい曲集。ポーランドったって全部ショパンだったらいちいち大使館の人来たりしない。ポーランド語の何を言ってるのかさっぱりわからない値は異常。毎週ポーランドラジオを聞いていた私って何。
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「ルトスワフスキの曲は結構可愛い」という私の期待を裏切らない、メルヘンな(ちょっぴり現代音楽風味・不協和音が心地よい)可愛い曲集。トンでもない季節外れのクリスマス。よくぞ難しいポーランド語で歌われたものである。わたし、ポーランド語を自習しようと思ってCD付の本を買いに行ったが・・・なんか無理そうなのでやめた。基本的に読みかたから勉強しないと。
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グリエールは、バレエ曲しか知らないんだけどポルン協奏曲なんてあったのか。なんかR.シュトラウスみたいで素敵ね。吹くの難しそうだけど。 
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そしてメインのハルナシェ。私はこの曲はCD持ってるし、ポーランド・ラジオで何回も聴いてる。しかし生は初めてだ。いや、もう二度と聴けないであろう。それどころか、なんと初めての生シマノフスキである。ヴァイオリン協奏曲とかでさえ、生で聴いたことがない。
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演奏。難しそうである。あの独特なシマノフスキ・サウンドはとても音が取りづらそうだ。でも、うまいオケさんなので演奏は崩壊することなく。でも、難しさはひしひしと感じる(素人のわたしでも)。もっと民族音楽っぽい泥臭さがこの曲は必要だが・・・もうやってくれるだけで大変有難い。あらすじも書いてあって大変有難い。しかしいくら読んでもわけがわからない。
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<あらすじ>
さあ私の恋人!ヘイ!私はお前を信じないよ!ヘイ!(以下略)
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好きだ!シマノフスキ。「夜の歌」やってほしいわ(熱望)。
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ホールのすぐそばにはマンガの図書館「立川まんがぱーく」なるものがあるのだ。一回ヒマつぶしに出かけようと思ったけど、「電車賃で何冊かブックオフで漫画買えるよねえ」という結論に達し、行かず。ポーランド音楽の演奏会だったから(こんなに遠くても。しかもタダ券貰えなくても)出かけたのだ。嗚呼、ゆるぎないポーランド愛。

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2015年5月31日 (日曜日)

シマノフスキ/ロジェ王 ROH パッパーノ/ホルテン演出 (2015)

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夕べの夜中にポーランド・ラジオでロイヤル・オペラが今月だか上演した「ロジェ王」を放送するというので、目覚ましかけて起きてみたら時間を間違えていた。半分だけ聴いたけど、YouTubeではもう映像までUPされており(なあんだ)。夕べの睡眠時間を返してほしい。
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ということで、映像も見た。あの、新国立で上演された「死の都」を演出したカスパー・ホルテンの演出。だもんで、何となく似てるところもある。面白い。舞台に鎮座するデカ頭をひっくり返すとロジェ王のおうちなのね。あの頭、よく作ったなあ。
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演出も凄いし、パッパーノの指揮も素晴らしいし歌手もいいのだけれど、とにかくシマノフスキの音楽が物凄い。不思議な魔法みたいな、ゴブラン織のような官能的でエキゾティックで複雑怪奇な音楽。生で聴いたら鼻血出すかも。
(このオペラは、ポーランド語だし演奏も難しそうなので生で観るのは無理そうだなあ・・・本場に行かない限り)
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画像も綺麗で音もなかなかよいので、ヘッドフォンして見てるとロイヤル・オペラハウスにいるみたいな錯覚を起こし(昔、一回だけ行ったけどのう)、一緒に拍手しちゃう。タダでこんなの見せてくれてなんて太っ腹なんだROH。
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映像は前置きが長いので、30分くらいから見るとよろし。

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2015年5月30日 (土曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く53

相変わらずパソコンの調子が悪いのでスマホで鑑賞。
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フランシチェク・ブレジンスキ(1867.9.6~1944.8.6)ヴァイオリン・ソナタ
Franciszek Ksawery Brzeziński Sonata D-dur op. 8, wyk. Magdalena Rezler-Niesiołowska –skrzypce, Alina Hayn – fortepian;
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ロマンティックでとてもいい曲だ。ちょっと童謡の「ちょうちょ」のメロディが頻出するが。凄く好きだ。CDほしい。(Acte Prealableから出ているようだ。丁度よく塔にあればいいけど。)
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ヨゼフ・ヴワディスワフ・クログルスキ(1842.1.9~1815.10.12)ピアノ協奏曲
Józef Władysław Krogulski Koncert E-dur na fortepian i orkiestrę, wyk. Regina Smendzianka – fortepian, Orkiestra Polskiego Radia w Krakowie, dyr. Jerzy Gert
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普通の昔のピアノ協奏曲。ま、どうでもいい。
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イグナツィ・コモロウスキ 歌曲集
Ignacy Marceli Komorowski i Wilhelm Troschel Pieśni do słów Teofila Lenartowicza, wyk. Olga Pasiecznik – sopran, Natalia Pasiecznik – fortepian
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心に沁み入るようなポーランド歌曲集。ソプラノの声も美しい。
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エマヌエル・カニア(1827.3.26~1887.3.16) トリオ・ソナタ
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Emanuel Kania Trio-Sonata g-moll na fortepian, skrzypce i wiolonczelę, wyk. Maria Szwajger-Kułakowska – fortepian, Andrzej Grabiec – skrzypce, Paweł Głombik – wiolonczela
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出だしは何となくシューベルトの魔王っぽいかなと。あとはふつうに色々な作曲家の影響を受けた昔の室内楽。つか、前に聴いたことあるなあ。
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ウィトルド・マリシェフスキ(1973.7.20~1939.7.18)交響曲第3番
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Witold Maliszewski III Symfonia op. 14, wyk. Narodowa Orkiestra Symfoniczna PR w Katowicach, dyr. José Maria Florencio
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Maliszewski もともとロシアの人でリムスキー=コルサコフに学んだようだがボリシェヴィキの迫害を逃れてポーランドに出国したとゆー。ワルシャワ音楽院でルトスワフスキの先生もしてたらしい。
曲は・・・やっぱりなんちゃってチャイコフスキーという風情だが、カルウォーヴィチほど「まんまやんけ」感はない。物悲しいポーランド風なメロディとチャイコ風のオーケストレーションの合体。なかなかいい曲である。ちょっと泣けた。日本語ウィキペディアに項目があるのでちょっとは有名なのかな?
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YouTubeで聴ける。
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先日、会社の役員が退任するのでスポーツバーで謝恩パーティが開催された。初めてダーツをやって、「naoちゃーん」などと男子社員の大声援を受けながらも超絶ヘタクソで、何位か忘れたけど景品の電気たこやき機を貰った。なんかどーでもいい景品ばっかりだったのに、自分が欲しいものが貰えてびっくり。
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でも。
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T0131carrythumb1431796010774628 よく考えてみたらタコ自体買うと結構高い気もするし、ウチの近所には「銀だこ」と「あほや」ってたこ焼屋があるんだよね。ちょっと歩けば「頑固蛸」(ここはホントにうまい。一回しか食べたことないけど)もあるし。ウチで頑張って作るメリットは何。作りたてを食べられるってことくらい? ちなみに今日の夕飯はサバの竜田揚げの予定。

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2015年4月12日 (日曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く52

最近パソコンが寿命なのか、ネットラジオが途中でぶちぶち止まってしまったりしたので聴かなかったのだが、スマホで聴けば全く調子がいいことに気付き、ちょっとだけ再開。しかし今日は苦手系(無調わしゃわしゃ系)と得意系の混合でちょっと気がめいる。
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プリジビルスキ? 弦楽オーケストラのための夜中のこだまの音楽?
Bronisław Kazimierz Przybylski Midnight`s Echoes Music na orkiestrę smyczkową, wyk. Orkiestra Kameralna Polskiego Radia „Amadeus”, dyr. Agnieszka Duczma
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E5096423b06d4273aa74483d39c04cad_3 ホラー音楽化したモーツァルトのアイネクライネナハトムジーク。まるで夕べの「世にも奇妙な・・・」みたいな音楽。アマデウス管弦楽団でお馴染みの女流指揮者アニエスカ・ドゥチマル(ドゥクツマル)指揮でお送りします。角野卓造じゃねえよ。
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ヴィトルト・ルトスワフスキ ブコリキ
Witold Lutosławski Bukoliki – pięć utworów na fortepian, wyk. Andrzej Dutkiewicz
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ブコリキってなんだろう。プルコギかと思った。バルトークみたいな民族っぽいピアノ曲。すぐ終わっちゃうけど。結構好きかも。
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ルジツキ ピアノと管弦楽のためのバラード
Ludomir Różycki Ballada op.18 na fortepian i orkiestrę, wyk. Elżbieta Karaś-Krasztel – fortepian, Polska Orkiestra Radiowa, dyr. Wojciech Czepiel
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今日はこれを聴くためにスタンバってた。相変わらずレトロな夢のような世界が広がる。パルナス。

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2015年3月21日 (土曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く51

本日はなんとなく春の雰囲気に溢れた曲集。冬はクソ寒いポーランドも春が近いんだろうか。登場作曲家はこのブログではお馴染みの人ばかりである。

カルウォーヴィチ 歌曲「新しい春」
Mieczysław Karłowicz, sł. Czesław Jankowski Z nową wiosną, wyk. Andrzej Hiolski – baryton, Jerzy Marchwiński – fortepian
ドブルジンスキ 歌曲「春の夢」
Ignacy Feliks Dobrzyński, sł. Bohdan Zaleski Rojenia wiosenne, wyk. Olga Pasiecznik – sop
春らしくてうきうきした歌たち。カルウォーヴィチはヒオルスキによるお馴染みのもので、一緒に歌える(歌詞はわからんが)。

ユゼフ・エルスネル 歌劇「森のこだま」
Józef Elsner Uwertura do opery „Echo w lesie”, wyk. Polska Orkiestra Radiowa dyr. Andrzej Straszyński

ユゼフ・クサヴェルィ・エルスネル(Józef Ksawery Elsner 1769年6月1日 - 1854年4月18日)はポーランドの作曲家で音楽教育家。主にフリデリク・ショパンの師として知られる。

ショパンの師匠ということで大変エライ。ショパンにオペラの作曲をすすめたらしいが・・・普通に考えてショパンにオペラはムリだろう。
曲はまあ、普通の管弦楽曲。

ショパン ポーランド民謡による大幻想曲
Fryderyk Chopin Fantazja A-dur na tematy polskie op. 13, wyk. Ewa Pobłocka – fortepian, Orkiestra Sinfonia Varsovia, dyr. Jacek Kaspszyk

王道ショパンだが、この曲はあんまり聴いたことない。例によって管弦楽の部分はイマイチだが、ピアノはさすがにショパン臭がするので気分的に落ち着く。

ストヨフスキ カンタータ「春」
Zygmunt Stojowski,  sł.wg Ody Horacego, tłum. franc. Jules Barbier Wiosna – kantata na chór i orkiestrę op.7, wyk. Chór i Orkiestra Opery i Filharmonii Podlaskiej

過去記事参照:ストヨフスキ/カンタータ「ポーランドのための祈り」

春といえばこの曲を思い出す。しかしみじけー。

ノスコフスキ 交響曲第3番「春から翌春まで」
Zygmunt Noskowski III Symfonia F-dur „Od wiosny do wiosny”, wyk. Narodowa Orkiestra Symfoniczna Polskiego Radia  w Katowicach, dyr. José  Maria Florêncio

この曲もしょっちゅうこの番組でやるのでよく知ってる。穏やかで春の桜のようないい曲。

https://www.youtube.com/watch?v=6u_4ZTb3Crw

ヘンリク・チュズ 交響的変奏曲
Henryk Czyż Wariacje symfoniczne na temat piosenki ludowej „Koło mego ogródeczka”, wyk. Orkiestra Polskiego Radia i TV w Krakowie, dyr. kompozytor

私の中では人気作曲家である。この曲は快活でなかなかよい。現代作曲家ではあるのだが、ショスタコーヴィチとチャイコフスキーの半々みたいな感じで聴きやすい。

ルトスワフスキ 春の童謡
Witold Lutosławski Wiosna piosenki dziecięce,  wyk. Janina Godlewska – mezzosopran, Zespół Kameralny Orkiestry Symfonicznej Polskiego Radia w Katowicach, dyr. kompozytor;

意外と大変可愛らしい歌曲集。

ザレンプスキ バラとイバラ
Juliusz Zarębski Róże i ciernie op. 13,  wyk. Piotr Kusiewicz – fortepian

ショパンのようでもあり、リストのようでもあり、しかしどちらでもない。宣伝されてないけど有名作曲家と同等のクオリティで、ジェネリック医薬品のような音楽。とにかく美しい。もっと聴かれてもいいし、弾かれてもいいと思う。

ショパン 歌曲 「願い」「春」
Fryderyk Chopin, sł. Stefan Witwicki Życzenie, Wiosna, wyk. Henryka Januszewska – sopran, Eugeniusz Knapik – fortepian

ショパンの歌曲というのは不思議な存在。確かにショパンはショパンなんだけど、ピアノ曲があんなに(違和感なく)日本人の心に深く沁み渡るのに対し、歌曲はポーランド語だもんでで何一つ頭に入ってこないため、「ああ、ショパンてポーランド人なんだあ」と、当たり前のようだが微妙な気持ちになる。

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昨日、テレビで「ナイトミュージアム」をやっていてまた観てしまった。でも1より2のほうが私は面白い。とくに美術コーナーで有名な絵や写真が動くのが楽しい。あのシリーズでは「こんな人知らんわ」って思うような人が(歴史上有名な人として)出てて、「はて?」と思ってネットで調べると確かに存在してた人なんだよね。サカジャヴィアとかアメリア・イアハートとか。3は大英博物館ということで、行ったことある所だから楽しそうだ。

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2015年3月15日 (日曜日)

ショパン/ピアノ協奏曲第2番 ハラシェヴィチ

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ショパン:ピアノ協奏曲第2番 Op.21
アダム・ハラシェヴィチ(1979年/ステレオ)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
カジミエシュ・コルド(指揮)

昨日、ラ・フォルなんとかの一般発売で番組表を見ていたらショバンのピアノ協奏曲2番をするというので、ひさーしぶりに聴きたくなった次第。行くかどうかは不明。スズキのマタイは行けず。残念。(スズキ、マタイ、何だか海鮮ぽい。ああ、金目鯛食べたい。)

有名な1番に比べてあんまり人気ない2番。ショパコンでも2番を弾くコンテスタントはたまーにはいるものの、盛り上がって終わる1番に比べてシメが結構地味なせいなのか、コレを弾いて優勝した人はいないようだ。

ピアノコンチェルト好きなんだけど、その作曲家で一番有名な曲より二番目くらいの有名度のものが好きというへそ曲がりな聴き手のわたくし。ブラームスは1番より2番、ラフマニノフは2番より3番のほうが好きだ。そんな人いるのか。

ショパンも結構2番好きだったりする。1番同様、聴いていると過去の悲しい経験を思い出し、泣きたくなってくる。ショパン全般に言えることだが、こんなに有名曲ばっかりなのに、何度聴いても心の奥底の弱い部分をつっついてくる。

さてこのCD。前のショパコンでにわかコンクールウォッチャーしてた頃に買ったもの。グレート・ショパン・パフォーマーズというカプリッチョから出てる(出てた)5枚組である。コンクールでの録音ばかりではなく、それ以外の録音もあり。ハラシェヴェチ先生のこの2番もコンクールの録音ではない。ハラシェヴィチ先生が優勝なさったのは1955年だもんでのう。

ハラシェヴィチ先生はあのアシュケナージを抑えて優勝した。当時のポーランドでは国民的スターとなった。しかし、その後どっちが有名になったかは、皆さまご存知の通り。録音が少ないのもアレだが、日本ではさほど有名じゃない。ウチもこのCDしかない。今はザルツブルグで先生をしているようで、前回ショパコン2位のインゴルフ・ヴンダーは彼に師事している。

この2番の録音は(私の好きな)コルドが指揮しているもので、大変熱っぽい演奏である。意外といいな、と思って昨日から何回も聴いている・・・すぐ終わってしまうもので。このCDにはコンクール時のモノラル録音も入ってるが、強烈な個性はないけど普通にいいなって思う。マニア向きなのかな、ハラシェヴィチ。

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2015年3月 1日 (日曜日)

ネットラジオでポーランド音楽を聴く50

しばらくこのシリーズの更新をしてなかったが、なんか「需要がある(らしい)」ということが昨日わかったので、久しぶりに更新。

セロツキ:弦楽のためのシンフォニエッタ 
Kazimierz Serocki Sinfonietta na dwie orkiestry smyczkowe, wyk. Orkiestra Kameralna Polskiego Radia Amadeus,dyr. Agnieszka Duczmal

カジミェシュ・セロツキ(Kazimierz Serocki, 1922年3月3日 - 1981年1月9日)は、ポーランドの現代音楽の作曲家、ピアニスト。
ラザール・レヴィにピアノを、ナディア・ブーランジェに作曲を学んだ。ヤン・クレンツ、タデウシュ・バイルトと共にグループ49を結成する。ポーランドの現代音楽の黎明期を代表する人物であり、音源が残っていないが、ピアニストとしても卓越した存在であったと伝えられる。1981年に急逝。後に彼の功績を称えるため、カジミェシュ・セロツキ国際作曲コンクールが開催されることとなった。授賞式には、必ずセロツキの作品が併演される
。 (ウィキペディアより)

とっつきやすいショスタコみたいな感じな作風で年代的にゲンダイオンガクの範疇なはずだが聴き辛くない。

ミウォシュ・マギン(1929.7.6~1999.3.4)ピアノ協奏曲第3番
Miłosz Magin Koncert fortepianowy nr 3, wyk. Miłosz Magin – fortepian,  Orkiestra Filharmonii Łódzkiej, dyr. Wojciech Czepiel

マギンは本国ではかなり著名なコンポーザー・ピアニストだったようである。ショパンコンクールなど数々のコンクールに出場していたようだ。放送された曲も自作自演。こちらも何風というのかよくわからんのだが、無調ながらわかりやすい曲である。ノリノリで、弾いていて気分がよさそうだ。

ピアノの先生としても人気があり、世界中から生徒がやってきたらしい。あのルイサダも生徒だったようだ。

彼はタヒチのコンサートのツアー中、心臓発作で亡くなった。なんでもパリのペール・ラシューズ墓地のショパンのお墓の隣に眠ってるという。20世紀で最も偉大なポーランド作曲家の一人と考えられている(要出典)・・・わりには日本では知られてない。

セロツキ:5部合唱による無伴奏の組曲
Kazimierz Serocki Sobótkowe śpiewki – suita w 5 częściach na chór mieszany a cappella, wyk. Chór Polskiego Radia, dyr. Izabela Polakowska

ロシア民謡のような感じでとても楽しい。勝手な印象としては農作業とか漁をしながら歌っている感じだが、内容はわからん。

ウィトルド・ザロネック?(1927~2001):風刺のシンフォニー(?)
Witold Szalonek Satyra symfoniczna, wyk. Narodowa Orkiestra Symfoniczna Polskiego Radia, dyr. Michał Klauza

皮肉な要素たっぷりの交響曲。「革命」の第2楽章っぽい。楽しい。

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昨日、「クラヲタ会」にひさしぶりに参加させて頂きました。お声かけ頂き有難うございました。楽しかったです。

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浅草のとあるお店(店名を忘れた)。焼き鳥、モツ煮込み等。いつもながら馬刺しが大好きなので頼ませて頂きました。写真はないです。美味しかったです。しかし競馬中継見ながら馬刺し・・・。

夜の浅草寺。ちょっと写真が暗めでごめんなさい。

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先日、深川で今年最初のおみくじ引いたら「凶」だったのでへこんでた。昨日浅草寺で引いたら「大吉」だった。凶含有率高いと噂の浅草寺で大吉なら、チャラではないかと思ふ。

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二次会のもんじゃ焼きも美味しかったです。写真ないけど。しかもあまり記憶ないけど(笑)。薄い記憶の中買った舟和のいもようかん美味しい。オーブントースターで焼くともっと美味しいです。

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