2023年1月14日 (土曜日)

第20回東京音楽コンクール優勝者コンサート

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第20回東京音楽コンクール 優勝者コンサート
・トランペット:河内桂海 *金管部門第1位
トマジ:トランペット協奏曲
・バリトン:池内響 *声楽部門第1位及び聴衆賞
プッチーニ:オペラ『ジャンニ・スキッキ』より 「声は瓜二つだったか」
モーツァルト:オペラ『フィガロの結婚』より 「訴訟に勝っただと」
ヴェルディ:オペラ『ドン・カルロ』より 「私の最後の日がきました」
・ホルン:吉田智就 *金管部門第1位
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 Op.11
・ピアノ:中島英寿 *ピアノ部門第1位及び聴衆賞
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
指揮:高関健
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
司会:朝岡聡
(1月9日 東京文化会館大ホール)

過去記事:第20回東京音楽コンクール 声楽部門・本選 

昨年の東京音楽コンクールの優勝者によるコンサート。声楽部門の本選を聴きに行って、ついでなのでお披露目コンサートも行く事に。しかしまあ上野は混んでいた。開演前に上野公園に行ったら「牡蠣フェス」なる催しをやっていたので、カキフライを並んで買って食べた。一人だったので牡蠣を右手に持ちながらビールを買うのは難しく、断念。しかし牡蠣はとても美味しかった。画学生時代、卒業制作期間中カキフライ弁当を毎日ほか弁で買って食べていたら「もうたくさん」状態だったので、食べるの久しぶり。(生ガキは大好きなので当たりませんようにと毎回祈りながら食べる。)

祝日とあってコンサートはなかなかの人の入り。ロビーは人でごった返していた。イベント割で前売り買っておいたけど、「絶対に陰性証明か接種証明書を持ってきてくださいね」とくぎを刺されていたので今回は忘れず。皆様、文化会館主催のコンサートは接種証明を忘れずに持って行こうね。割引きになるものがあります。

さて演奏。今回は金管楽器の1位がお二人だったので2曲聴けることに(儲かったのかな?)。ピアノとヴァイオリン以外の楽器のコンクールは全く行ったことないので興味深く聴いた。しかしまあ、やはりピアノとヴァイオリンのように演奏家人口が多くない(管楽器は私みたいに学生時代にブラバンでかじってる人は多そうだが)、そもそも有名な協奏曲も少ない。たまたまトマジはCD持ってたけど、実はシュトラウスは初めて聴く。トランペットの子は緊張感がこちらにも伝わってきてしまいどうもリラックスして聴くことができなかった。ホルンの子は(私は3階席だったのでそんなに良く見えなかったが)汗びっしょりで吹いていたようだ(司会者によると)。

声楽部門の優勝者の池内さんは、他のコンテスタントと比べるとかなり年上だしすでにコンサートや舞台で活躍されている人なので、全く緊張感なく見ることができた。途中司会者とのトークも挟まれたが、関西人だけあってトークも慣れたもの。それにしてもマイクいらなくね?と思うほど話す声も大きい。アリア3曲歌われたが、私は前日に「ドン・カルロ」のロドリーゴのアリアはYouTubeのホロトフスキーで予習。ホロ様もかっこよかったが池内さんもかっこよかった。

さてコンサートの花形はさすがにピアノ協奏曲。私はグリーグのピアノ協奏曲にトラウマがあり(学校の音楽鑑賞教室でこの曲が演奏されたが何故か前奏とともに大爆笑が起こり、すでにクラヲタの卵だった私はたいそう恥ずかしかった。それと小学校のときからホフナング音楽祭で育ったのでこの曲は鬼門)、「うわなんでこの曲なの、ブラームスかラフマニノフならいいのに」とか思ったけど、意外なことに大変感動した。この曲ナマで聴いて良かったの初めて。(昔コンサートで聴いたヒロコナカムラの演奏でも「うーん・・・」とか思ったくらい)

ピアノの中島さんは小柄でまだ少年のような外見だったが、実際は20代後半らしい。しっとりと落ち着いたスケールの大きい演奏で、第1楽章から「これは凄いぞ」と思いながら聴いてたら第1楽章の終わりで拍手が起こった。とくにマナー知らずな観客というわけでもない(他の曲は楽章間で拍手なんか起こらなかったし)から、自然に起こった拍手なんじゃないかな。オケと合わせて披露したのこれが初めてらしい。ラフマニノフとかシューマンとか聴いてみたいな。

最後も大喝采でもさすがにこのご時世だったのでブラボーはなし。高関さんの好サポートもあってよい演奏会でした。司会の朝岡さんはこういう催しの時にたまに登場されるけどホントにオペラ好きなんだなって思うわ。局アナの時よりこういう仕事のほうが楽しいんだろうね。(こういった司会とかインタビューとかの才能が全く私はないので仕事にできる人は羨ましい)

帰り道で東南アジア人と思われる男の人に「〇〇駅に行くにはどの電車に乗ったらいいか」と聞かれ、『ああ、まただ』と思った。優しそうで親切そうなオーラが丸出しなのに、実は方向音痴で説明ヘタ英語もヘタ。おまけにコミュ障。よく外人さんに道とか聞かれるのが悩み。まあ、地元だったのでカタコトの英語を駆使し、「this train OK!バイバイ!」みたいな感じで電車につっこんでサヨナラした。まあ、本当にわかんなかったら駅員に丸投げするけど、最近駅員が駅にあまりいなくて困る。

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会社でバディを組んで?働いている会社の女の子が、なんと先週末に陽性になってしまい、今週は休んだりたまに在宅勤務で働いたりしていた。コロナなのに働かせるのかこの会社は~とか思ったけどやっぱり仕事は万全ではなく、そのぶん私の仕事が激増して昨日は夜11時過ぎまで残業。おまけに会社は節電してて寒い(フェイクファーして仕事してるの私くらいか)。他の社員も結構風邪引いたり体壊して休んだりしてるけど、私はただ疲れているだけで風邪とかぜんぜん引いてない。オペラやコンサートの券とってあるから気を付けてるからかなあ。N響のシマノフスキは取れなくて残念だけど、今年はコンサート目白押しなので倒れられない。

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2022年10月21日 (金曜日)

ヴィエニアフスキ・ヴァイオリンコンクール 前田さん優勝おめでとうございます!

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ピアノで言えばショパン・コンクールと同じくらいすごいレベルのヴァイオリン・コンクールで、日本人が優勝した!前田妃奈さんおめでとうございます!

実は今回は(仕事が忙しくて)あんまり聴いてなかったんだけど、たまたま昨日の夜中に目が覚めて、彼女の弾くブラームスのコンチェルトをリアタイで聴いていたよ。楽器がいいのがまずよくわかる、として。彼女の笑顔さえたたえた落ち着いた演奏は本当に素晴らしいと思いました。まあ、私がこの曲が好きだってのもあるけど、聴き惚れました。

いつか、生演奏で聴けることを楽しみにしています。本当によかったです(他の人聴いてないので比べられないけど)。

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2022年10月 8日 (土曜日)

ヴィエニアフスキ・ヴァイオリンコンクール オープニングコンサート

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V. Polevá – Nova
A. Dvořák – Concerto in A Minor, Op. 53
Encore: I. Loboda – Requiem for Freedom
M. Karłowicz – Symphony in E Minor 'Rebirth', Op. 7
Veriko Tchumburidze – violin
First Prize Winner of the 15th International Henryk Wieniawski Violin Competition in 2016
Warsaw Philharmonic Orchestra conducted by Andrzej Boreyko

ヴィエニアフスキ・ヴァイオリン・コンクールが始まった。昨日の夜中にボレイコ指揮ワルシャワ・フィルのオープニングコンサートがあったので、YouTubeの生配信で観た。ヴィエニアフスキと冠ついてるのに彼の曲は演奏しない(鬼!)。Victoria Vita Poleváというウクライナの女流作曲家による曲に始まり、前回優勝のヴェリコ・チュンボリゼのソロによりドヴォルザークの協奏曲、そして(わたし的に)メインのカルウォーヴィチの復活交響曲である。

ボレイコのワルシャワ・フィルではつい何日か前に「復活」交響曲の生配信を聴いたばっかり(ただしマーラーのだけど)。ナマではこの指揮者は聴いたことないんだけど、こないだのショパコンから一番生配信を見てる指揮者となった(単にワルシャワ・フィルをチャンネル登録してるからなんだけど)。

ワルシャワ・フィルの音楽監督ボレイコは父親がポーランド人、母親がロシア人とのこと。ふと思ったけどアンドレイって名前のはずなのにポーランド表記だとアンジェイってポーランド名前になるのね。

Poleváという作曲家の曲はとってもかっこいい。管楽器のファンファーレがメインみたいな、オリンピックの開会式で演奏されたらぴったりみたいな曲。

カルウォーヴィチ(1876 - 1909)の交響曲は滅多に演奏されないけど、本国ポーランドではどうなのかな。私はアマオケさんの演奏で一回聴いたきりだ。20代で書かれたものだから若書きで、ほどんどチャイコフスキーの「悲愴」かな?とか思わせる部分も多いけれど、チェロのソロの入る美しい第2楽章や、ホルンのファンファーレから始まる輝かしい終楽章など、聴きどころは多い。ハンス・ロットの交響曲がお好きな方なら何か感じるものがあるかもしれない。

さて、今年のコンクールだが日本人出場者は、前田妃奈さん(2020年東京音楽コンクール覇者)、坪井夏美さん、内尾文香さんと、弓場多香子さん、日系ドイツ・ポーランド人のカスプシャック 舞彩 アレクサンドラさんとのこと。今日は弓場さんの予選。キングオブコントと被ってキツイけど、予選からみんなめっちゃうまいぜ。中ではDayoon YouさんとZhixin Zhangさんが素晴らしかったなあ。ところで、チャットがポーランド語で全然わかりません。ショパコンではあんなにみんな口をすっぱくして「英語でチャットしましょう」って言ってるのにね。

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10月からうちの部署に大学卒の新人が配属された。私はとある企業の末端子会社の社員で今は(何故か抜擢されて)親会社に出向中なのだが、さすがに新人は「いかにも企業が好みそうな逸材」感がすごく、明るくてハキハキしていて、先輩の言うこともよく聞き、私のつまらぬ冗談にも爆笑してくれるし、まだ1週間しか経ってないのにかなり好印象。俗にいうイケメンというよりはガタイがよくて(大リーグとかで活躍してそうな)スポーツ選手とかそんな感じ。本当は喜ばしいことなのだけど、何分にも「本当は陰キャでかなり無理をして明るく仕事している」私からすると眩しすぎて辛い。いや、いい子なんだけど、今の部署に出向しなかったら絶対出会えないようなタイプだ。長続きするといいが。

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2022年8月27日 (土曜日)

第20回東京音楽コンクール 声楽部門・本選

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第20回東京音楽コンクール 声楽部門 本選出場者

〇黒田祐貴(バリトン) KURODA Yuki, Baritone
E.コルンゴルト:オペラ『死の都』より「私の憧れ、私の空想(ピエロの歌)」
G.マーラー:『子供の不思議な角笛』より
「起床合図」
「美しいトランペットが鳴り響くところ」

〇前川健生(テノール) MAEKAWA Kensho, Tenor
G.ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』より「我が祖先の墓よ」
R.シュトラウス:オペラ『ばらの騎士』より「厳しさに胸を装い」
G.ヴェルディ:オペラ『リゴレット』より「彼女がさらわれた!~ほほの涙が」

〇川越未晴(ソプラノ) KAWAKOSHI Miharu, Soprano
G.ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』より 狂乱の場「あの方の優しい声が、私の心に響いたわ!〜苦い涙をこぼしてください」

〇池内響(バリトン) IKEUCHI Hibiki, Baritone
W.A.モーツァルト:オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より「カタログの歌」
V.ベッリーニ:オペラ『清教徒』より「ああ!永遠に私は貴女を失った」
G.ヴェルディ:オペラ『ファルスタッフ』より「夢かまことか」

園田隆一郎指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
(8月26日 東京文化会館大ホール)

音楽コンクールはピアノとヴァイオリンしか観に行った事ないので、声楽部門は初めて。ヴァイグレ指揮の二期会で2年続けてワーグナーの舞台で主要な役を歌われた清水勇磨さんを見聞きして素晴らしいと思い、でも全く知らなかったので「海外で長年経験を積まれたベテランで、最近日本に帰ってこられたから知らないのかな」とか思って調べたら2015年に東京音楽コンクール1位とあった。えー、じゃあまだまだ若手でいらっしゃたのね→東京音楽コンクールってすごいのね!(今更)と思い、観に行くことに。

本選に残った方々と曲目を確認してびっくり。大好きなコルンゴルトの「死の都」のピエロの歌が歌われるじゃないですか!この曲をオケ伴奏で聴けるなんてラッキー。あと、二期会の「ルル」でアルヴァ役を歌われた前川健生さんが出場とな。えー、だってアルヴァって準主役じゃないですか。でもコンクール出るのかあ、これは聴きものだと思った。

(演奏順)
1.黒田祐貴さん(バリトン)。「鬼のパンツはいいパンツ」の動画でお馴染み(なのか?)だが、すでにCDデビューもされている。コルンゴルト歌われてる時点で私の中では優勝。イタオペが圧倒的に多い出場者の中でコルンゴルトとマーラーというオーストリア物で勝負しててかっこいい。温かみのある美声もさることながら、舞台俳優のごとき長身で痩身、舞台映えしそうだ。舞台で是非見てみたいがどこかに所属してないのかな。

2.前川健生さん(テノール)。二期会に所属されているのですでに何度か舞台は見ている模様。私の記録があるだけでシュトラウスの「ダナエの愛」、前記の「ルル」など。とくにアルヴァ役は難役なのに(っていうかこのオペラ自体とんでもないのだが)頻発する高音をびんびん響かせて素晴らしかったのを覚えている(その後飼われた猫さんに「るる」と名付けたそうだ)。いやもう「薔薇の騎士」のテノール歌手のアリアを歌ってくれて、オケ伴奏のあのフルートの序奏を聴いただけで嬉しくてウルウル(←え)。リゴレットの有名なアリアで得意の高音を響かせてもううっとり。また二期会の舞台で拝見できるといいな。

3.川越未晴さん(ソプラノ)。何曲か歌う出場者の中で、「ルチア」狂乱の場という難曲中の難曲の長丁場1曲で勝負。清楚で可愛らしい外見で舞台映えしそうだ。最初はやっぱり緊張感に溢れていてなんかお母さんだったら耐えられない、かわいそうで客席から逃げ出しちゃうかもって思ったりもした(何故か親目線)。しかしだんだんのこの悲劇の主人公が憑依した感じで、難しいフルートとのデュエットもピタリとこなし素晴らしかった。それにしてもなんという心臓だろう。

4.池内響さん(バリトン)。こちらのバリトンも長身でスタイルがよい、「カタログの歌」から表情豊かに歌い(関西人なので芸人さん?ちょっと見取り図の盛山さんぽい)、聴衆の心をわしづかみに。やっぱり選曲は大事だと思った。そのあと続く2曲のイタオペのアリアで、響き渡る低音の美しさにもうノックアウト。コンクール観に行って「次にお金出してでも観に行きたい」って思うのが私の中の審査基準なんで、「聴衆賞」の1票は彼の投票箱に。

<審査結果>

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第1位
池内響(バリトン) 

第2位
前川健生(テノール)

第3位
黒田祐貴(バリトン) 
川越未晴(ソプラノ) 

聴衆賞
池内響(バリトン) 

皆さん順位がついてまずホッとした。自分が投票した池内さんが1位と聴衆賞だったのでよかった。それにしても審査員が錚々たるメンバーで、紹介されたときになんだかテンションが上がってしまった。市原多朗さん、伊原直子さん、大倉由紀枝さん、大島幾雄さん(部門審査委員長)、高橋薫子さん、永井和子さん、堀内康雄さん、彌勒忠史さん、吉田浩之さん、久保田真澄さん。なんかもう1曲づつ歌ってほしいくらい。とくに子供の頃から憧れのディーヴァ、伊原直子さんを久しぶりに舞台で拝見。お元気そうで嬉しい。皆さんこのご時世でマスク装着でそれは残念。

表彰がほぼ終わったあと、観客席に慌てて入ってきた女性二人に「優勝はどなたでした?」「聴衆賞は?」と聞かれて「池内響さんです」と答えると飛び上がって喜ばれていたので、池内さんのファンなのかな、ぜんぜん関係ないけど私も喜ばれて嬉しかった。

今朝、Twitterを漁ってたら声をかけて頂いた方と思われるつぶやきを偶然見つけた。

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餃子召し上がっていたんですね。上野の昇龍有名ですね、行った事ありますよ。残念ながらTwitterやってないのでお返事できないけど(お返事は求めてないだろうけど)。9月9日のコンサート私も行きたいけど、仕事の関係で行けなそうで残念。

 

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2021年10月21日 (木曜日)

第18回ショパン国際コンクール ファイナル結果発表

結果発表~~~~!!!(ダウンタウンの浜ちゃんの声で)

第1位 Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada ブルース・(シャオユー)・リウ(カナダ)
第2位 Kyohei Sorita, Japan 反田恭平(日本)
第2位 Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia アレクサンダー・ガジェヴ(イタリア/スロベニア)
第3位 Martin Garcia Garcia, Spain マルティン・ガルシア・ガルシア(スペイン)
第4位 Aimi Kobayashi, Japan 小林愛実(日本)
第4位 Jakub Kuszlik, Poland ヤクブ・クーシュリック(ポーランド)
第5位 Leonora Armellini, Italy レオノーラ・アルメッリーニ(イタリア)
第6位 J J Jun Li Bui, Canada J J ジュン・リ・ブイ(カナダ)

協奏曲最優秀演奏賞 マルティン・ガルシア・ガルシア(スペイン)
マズルカ最優秀演奏賞 ヤクブ・クーシュリック(ポーランド)
ソナタ最優秀演奏賞 アレクサンダー・ガジェヴ(イタリア/スロベニア)
(ぶらあぼからそのまま転載。すいません)

いつも発表までかなり待たされるのだけど、こんなに待たされたの初めて。2時間以上かな。ポーランドは夜中だろうに。

それでも・・・何よりJJ君の6位入賞にビックリ&歓喜。ああ、お母さん嬉しいよ(←すっかり母の気分)。しかしまあ、反田さんは2位かなって何故か思ってたけど、1位がまさかのブルース・リー・・・じゃなくてブルース・リュウか。確かに素晴らしかったし聴衆の受けもよかったけど・・・どうなの(わからん)。

愛実さんも4位入賞。とても素晴らしい。彼女のとんでもない努力が(まあ、普段の事はあんまり知らないんだけど)実を結んで良かった。身長150cmとのことで私と同じなのも謎の親近感。手もちっちゃいし、よくあんな演奏できるなあ。

ああ、でももし例年通り「入賞者コンサート」が催されるとしたら、反田&愛実で券取れなそう・・・。

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コンクール終わりの寂しさのため、突然ラハウ・ブレハッチのコンサートに行く事にした。私の頭の中で彼の容姿は今だにショパンコンクール優勝時のため、本物見たらかなりびっくりするのでは、という予感。でも楽しみだ。ショパンのソナタ、聴きたかった。

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第18回ショパン国際コンクール ファイナル第3日目

夜10時に寝て1時に起床。別にファンでもないけど日本人だから最後まで見届けたい。(無論、最終結果知ってから書いているので多少修正入ってしまう・・・かも?)

18.00 – 18.40
AIMI KOBAYASHI (Japonia / Japan)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso
Romance. Larghetto
Rondo. Vivace
西陣織?の勝負ドレスで登場。本気だ。しかし・・・演奏は。こんな遅いこの曲初めて聴いた。どういう戦法なの。しかも音がすっごく・・・小さい。往年の中森明菜の話声のような。大丈夫なんだろうか・・・心配だ。

18.40 – 19.20
JAKUB KUSZLIK (Polska / Poland)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso
Romance. Larghetto
Rondo. Vivace
先ほどの超ノロノロ演奏から急に普通に。うーん落ち着く。

19.50 – 20.30
HYUK LEE (Korea Południowa / South Korea)
Koncert f-moll op. 21 / Concerto in F minor, Op. 21
Maestoso
Larghetto
Allegro vivace
可愛い。

20.30 – 21.10
BRUCE (XIAOYU) LIU (Kanada / Canada)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso
Romance. Larghetto
Rondo. Vivace
顔も名前もブルース・リーに似ている。演奏は・・・なんかみんな素晴らしいのでどうも感想が書き辛い。このコンペティション最後の演奏のため?なのか素晴らしかったから?なのか大拍手&スタンディングオベーション。3日で12回も協奏曲演奏した指揮者&オケに拍手なのかな?って思ったけどそれだけでもなかったみたいね。

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どうでもいいけど、中国のハオラオ君が誰かに似ている・・・と思ったらSTスタジオのせーぎ君だった。心霊系YouTuber大好き過ぎるすいません。

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2021年10月20日 (水曜日)

第18回ショパン国際コンクール ファイナル第2日目

今週は今日から在宅勤務なので、過酷なファイナル鑑賞も結構つらくない。夜中聴けなかったぶんは在宅中にBGMで鑑賞。しかし給与振込日のため、しょっちゅう電話かかってくるのであんまり集中できず。

18.00 – 18.40
J J JUN LI BUI (Kanada / Canada)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso (18:09)
Romance. Larghetto (38:44)
Rondo. Vivace (48:30)
推しの17才。もうなんか、彼の演奏を聴きすぎて今や「外国に生き別れになった実の子供」みたいな気分。しかし、さすがはショパコンのファイナル、緊張からかいつもの演奏ではなかった。本人も納得いかない演奏だったようだ。しかし、この経験を生かして次回のショパコンではコンチェルトもうまく行くのでは。ずっと応援して行きたい。ファイナルに使用してもらってカワイの社員も大感謝であろう。

18.40 – 19.20
ALEXANDER GADJIEV (Włochy, Słowenia / Italy, Slovenia)
Koncert f-moll op. 21 / Concerto in F minor, Op. 21
Maestoso (1:03:26)
Larghett0 (1:18:20)
Allegro vivace (1:27:13)
今回初の2番。JJ君と同じくシゲルカワイ使い。しかしJJ君よりは演奏にずっと余裕がある。浜松制しただけある。ずっとお笑い芸人の平井ファラオ光さんに似ていると思ってたもんで、私は勝手にファラオさんと呼んでいた。誰もわからない。

19.50 – 20.30
MARTÍN GARCÍA GARCÍA (Hiszpania / Spain)
Koncert f-moll op. 21 / Concerto in F minor, Op. 21
Maestoso (2:07:21)
Larghetto (2:22:26)
Allegro vivace (2:31:45)
話題のガルシアガルシア。結構入賞しちゃうかも。知らんけど。蝶ネクタイが素敵ね。

20.30 – 21.10
EVA GEVORGYAN (Rosja, Armenia / Russia, Armenia)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso (2:52:30)
Romance. Larghetto (3:13:35)
Rondo. Vivac (3:24:04)
17才ファイナリストの一人。この若さで胸の谷間を強調したドレス。手綱のようなヘアスタイル。演奏はごくプレーンに感じた。

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ふと、前々回のトリフォノフのファイナルの演奏の動画を鑑賞。えええこれで3位ってどういうこと?今年出てたら絶対優勝よん。やっぱりレベル高かったのねん。

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2021年10月19日 (火曜日)

第18回ショパン国際コンクール ファイナル第1日目

10月の残業時間が40Hを超え、とても夜中に起きていられないと思ったが、10時に寝て2時前に起床(体がショパコン仕様になり始めた)。1人目は聴けなかったが2人目より鑑賞。とりあえず日本人出場者はちゃんとリアタイできてうれしい。反田氏のときは視聴者数4万超えてて驚き。ショパン研究所によると全体の4割の視聴者は日本人らしくてとても感謝しているそうだ。こちらこそタダでナマの演奏を届けてもらえて本当に感謝。私がコンクールをたくさん見聞きしていたころは、結構画面止まったりあんまり配信うまく行ってなかったから、今年から見始めた人々はきっと、いつもこんなもんなんだろうなって思ってるだろうけど・・・画期的な事ですよホント。

inalistom konkursu towarzyszy / the finalists in the competition will be accompanied byORKIESTRA SYMFONICZNA FILHARMONII NARODOWEJ / THE WARSAW PHILHARMONIC SYMPHONY ORCHESTRA

ANDRZEJA BOREYKO dyrygent / conductor

18.00 – 18.40
KAMIL PACHOLEC (Polska / Poland)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso
Romance. Larghetto
Rondo. Vivace
本日アーカイヴより視聴。トップバッターというのは厳しい。前前回のファイナルのトップバッターだったクルティシェフが予選まではそれは素晴らしい演奏をしていたのに、ファイナルで見事に崩れて入賞を逃したのは忘れられない。パチョレックも実力を発揮できなかったのではないか(予選あんまり聴いてないので知らんけど)。

18.40 – 19.20
HAO RAO (Chiny / China)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso
Romance. Larghetto
Rondo. Vivace
さわやか17才トリオ(?)の一人。かなりたくさんいた中国のコンテスタントよりたった一人残った。私も今回注目の一人(応援はしていない)だが、リアタイでこの演奏から聴き始めたために「この指揮者はやる気あんのか」とか「ひどい一本調子の指揮だ、ヴィット先生に代えろ!」などと思ってしまった。コンテスタント自体は何か楽しそうに演奏していたし、若々しい演奏で良かったんじゃねえの。

19.20 – 19.50
przerwa / intermission
前々回の、私が入賞者コンサートにまで行った時の第2位だったインゴルフ・ヴンダーが登場。ずっとどうしているかな?と思っていたので元気な顔を見られて嬉しい。ご結婚されたようだが来日時に一緒に来ていた彼女さんとかな(←どーでもいい情報)。彼の弾いたコンチェルトは大好きで今も忘れられない。優勝かと思ったけど、結局誰も予想しないアヴちゃんが優勝をかっさらってったな。

19.50 – 20.30
KYOHEI SORITA (Japonia / Japan)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso
Romance. Larghetto
Rondo. Vivace
注目の反田さん。3次予選であんまりうまくいかなかったようでちょいと泣き顔を見せていたが、コンチェルトはうってかわって堂々たる演奏。別にまあ・・・私の好き嫌いから言うとどっちでもない感じなんだけど(ファンの方ごめんなさい)、とにかくさっきのハオラオ君とは全然違う大人の演奏で圧倒されたし、指揮者とも息が合っていて(というか共演歴があるってホント?)、さっきと同じ指揮者か?と思うくらいの演奏であった(ずるーい)。聴衆の反応も素晴らしく、曲が終わる前に盛大な拍手が起こったし、スタンディングオベーションも。演奏後のポルスキーレディオのインタヴューでは何故か愛実ちゃんの話ばっかり。

20.30 – 21.10
LEONORA ARMELLINI (Włochy / Italy)
Koncert e-moll op. 11 / Concerto in E minor, Op. 11
Allegro maestoso
Romance. Larghetto
Rondo. Vivace
お国の楽器ファツィオリを演奏。暖かい愛に包まれているような演奏ですわレオノーラ。リアタイでは気持ちよく就寝してしまった(ごめんなさい)。

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2021年10月17日 (日曜日)

第18回ショパン国際ピアノコンクール ファイナリスト発表

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反田さん、小林さん、おめでとうございます。そして私の推しの J J君も入った!! 嬉しい。何の関係もないけど応援しようっと。

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2021年10月13日 (水曜日)

第18回ショパン国際ピアノコンクール 2次予選結果

2次通った人達。

Mr Piotr Alexewicz, Poland
Ms Leonora Armellini, Italy
Mr J J Jun Li Bui, Canada
Ms Michelle Candotti, Italy
Ms Yasuko Furumi, Japan
Mr Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia
Ms Avery Gagliano, U.S.A.
Mr Martin Garcia Garcia, Spain
Ms Eva Gevorgyan, Russia/Armenia
Mr Nikolay Khozyainov, Russia
Ms Su Yeon Kim, South Korea
Ms Aimi Kobayashi, Japan
Mr Mateusz Krzyżowski, Poland
Mr Jakub Kuszlik, Poland
Mr Hyuk Lee, South Korea
Mr Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada
Mr Szymon Nehring, Poland
Mr Kamil Pacholec, Poland
Mr Hao Rao, China
Ms Miyu Shindo, Japan
Mr Kyohei Sorita, Japan
Mr Hayato Sumino, Japan
Mr Andrzej Wierciński, Poland 

一押しだった、J J Jun Li Bui さんが通って嬉しい。っていうか彼の素晴らしさを世間がわかってしまったのかな(私は何者じゃ?)。このまま是非ファイナルまで行って欲しい。他の方の演奏では、小林愛実さんがめっちゃ素晴らしかった。あんな凄い幻想ポロネーズ、ホロヴィッツ以来かも。優勝しちゃうかも?って思うとオラ、ワクワクが止まらねえぜ!

あと、残念ながら通らなかった牛田さんのTwitterにも感動。どういう風に育てたらあんな好青年になるのかしら。イケメンなだけじゃないのね。

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