2020年11月15日 (日曜日)

日生オペラ2020 特別編「ルチア〜あるいはある花嫁の悲劇〜」(高橋組)

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ガエターノ・ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より(特別編)
高橋 維(ルチア)
宮里 直樹(エドガルド)
大沼 徹(エンリーコ)
金子 慧一(ライモンド)
髙畠 伸吾(アルトゥーロ)
与田 朝子(アリーサ)
布施 雅也(ノルマンノ)
指揮:柴田 真郁
演出・翻案:田尾下 哲
管弦楽:読売日本交響楽団
(11月14日 日生劇場)

そもそもは普通の上演だったはずが(変更前に券取った気がする)、大幅に曲を90分ほどに短縮、せっかくの読響なのに楽器編成も縮小(金管楽器がいないかわりにピアノを入れた)。舞台に出てくるのは、ルチアと泉から出てくる幽霊さんの二人だけ。他のお兄ちゃんとか彼氏とかお付きの人とか影で歌ってて舞台には登場しない。

本来ちょろっと出てくるだけの幽霊さんはこの演出では大活躍で、婚礼衣装の用意をしたりルチアの政略結婚を促したり、乾杯のワインの用意をしたり、結構かいがいしく働く。YouTubeで心霊映像を好きでよく見ているけど、あんなに働く幽霊さんだったらウチに出てくれてもいいな。洗い物とかしてくれそう。

客席は相変わらずの一人おき(このところ緩和されている公演もあるが)。そもそも日生劇場はそんなに大きなホールではないから、A席の2階席前から2番目で大変快適によく見えた。ざっと見て(座れる席は)埋まっているようには見えた。

前もっての準備もあるから、大胆な縮小はしかたないにしろ、正直言って「もうちょっと・・・何とかならなかったかなあ」と思った。実質一人舞台のルチアは荷が重そうだし、すべてのことが個人的に起こるのでお蔭でなんだか最初から最後まで狂乱の場みたいな感じになった。

何よりルチア以外の歌手のファンは悲しい思いをしたのではないだろうか。エドガルド役の宮里さんは大変な美声を響かせていたが、もっと・・・聞かせどころはあるはずなので、ご本人も不満に違いない。私も好きな歌手の一人大沼さんも・・・声も演技もチャーミングな方なのに、カーテンコールで姿を見ただけで全く見えなくて残念。

とは言え、私の推し歌手の一人の高橋さんは、いつも通り大変頑張っていらしたし、高い声も(寝っ転がってとか無理な姿勢でも)絶対に外すことなく決めている。翌日の森谷さんも大いに気になるところだが(もっと情念の深い表現になるではと予想)。清純な声と外見(ちょっと吉高由里子さんを思わせる・・・遠目に)で、観客を魅了していた。血だらけの狂乱の場では私の周りは結構ぐしゅぐしゅ泣いていた。私もだが。

それにしても・・・このルチアという役はなんとかわいそうな役なのだろうか(今更)。まあ、わざわざ一族の仇と恋に落ちたのも運が悪いんだけど・・・。古今東西、気に沿わない相手との結婚とかの設定のオペラは多いわね。ロメジュリしかり、トリイゾしかり。ドラマが作りやすい設定なのかね。

わたし的にはこのオペラは自粛期間中に映像で全部観ただけなので(ネトレプコのとダムラウのって・・・豪華すぎ?)、いつかちゃんとした全曲上演で見てみたいな。

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終演後、ガスレンジを買いに(2つのコンロのうち1つが怪しくなってて、ガス点検が来るのに備えて)ビックカメラへ。お金をおろそうとキャッシュディスペンサーを探していたら、若いお兄ちゃんに声をかけられた。「すわっ!宗教??」(ナンパとか一ミリも思わない性分)と思ったら美容師さんだった。「もしもタダで髪切ってもらえるならいいかなあ」と一瞬思ったけど、「なんか見ず知らずの美容院に行ってコロナになったら・・・」と思い、丁重にお断りをしました。しかし・・・そんなに私ボサボサだったかなあ。

ビックカメラはものすごく混んでて・・・なかなか売り場に着かないわレジの列も階段までつながっていて(まあ、売り子さんが空いているレジまで案内してくれたけど)、オペラよりこっちのほうがメインイベントみたいになってしまった。ああ~人疲れ。

地元に帰って新鮮なキャベツが一玉97円(消費税込)で手に入ったのと、会社の近くで手に入らなかったガチャガチャ(鬼滅のポーチコレクションの禰豆子)が手に入ったのでちょっと機嫌が直った。

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2020年2月 9日 (日曜日)

ヴェルディ/オテロ  ウィーン国立歌劇場ライヴストリーミング

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Giuseppe Verdi Otello
Dirigent Jonathan Darlington
Regie Adrian Noble Ausstattung
Dick Bird Bühneneffekte
Basil Twist Licht
Jean Kalman Kampfmeister Malcolm Ranson
Regieassistenz Joanne Pearce
 
Otello Stephen Gould
Jago Carlos Álvarez
Desdemona Krassimira Stoyanova
Emilia Bongiwe Nakani
Cassio Jinxu Xiahou
Roderigo Leonardo Navarro
Lodovico Ryan Speedo Green
Montano Clemens Unterreiner

ぼくらのヘルデン・テノール、スティーヴン・グールドがオテロを歌うというゴーカ版。有名歌手のタイトルロール、人気演目だからさぞや券を入手するのは大変だったろう。しかもデスデモーナはストヤノヴァ、イヤーゴは昨年新国でジャンニスキッキ歌うのを見聞きしたアルヴァレスである。(アルヴァレスは終演後25年だかウィーン国立で歌ったのを監督に表彰されてた・・・たぶん。「25年以上もここで歌ってるのにドイツ語喋れなくてごめんね」とか言ってた。)


グールドは日本によく来てくれてワーグナーの諸役を歌うのを見聞きしているのでいつも思うのだけど、ガタイが大きいので「普通の人の何倍もの布がいりそうだな」と思う。たとえばシャーガーとレパートリーが被るから同じ役を歌うことは多そうだけど、全然材料費が違いそうだ。

しかし、いつものトリスタンやジークフリートと違う、イタリアオペラなので、髭をたくわえてオテロの衣装を着て歌っているグールドは何だか巨大化したドミンゴみたいだった。いや、声質は全く違うんだけども。

それにしてもまあ、基本は人種差別が主題の物語なのに、あまりに色々な民族が入り乱れていてぱっと見頭が混乱しそう。ムーア人であるはずのオテロがアメリカ人、デスデモナがブルガリア人・・・とまあここまではいいとしてエミーリア役の人は黒人、カッシオがアジア人。他に作業をしながら耳だけで聴いていると全く違和感はないんだけど。

とくに混乱をきたすのがカッシオ役のJinxu Xiahou(読めない)。外見はいかにも気のいい中国人と言った感じで、横浜中華街でにこにこして北京ダックとか作ってたら似合いそうな感じ(←激しい人種差別ごめんなさい)なのに、声だけ聴くと「西洋のイケメンテノール」にしか聴こえない。すっげー美声。この違和感をなんと伝えよう。ウィーンでは普通にロドルフォとか歌ってるみたいで大活躍のようだ。名前なんて読むかだれか教えて。


いやまあ、端役に至るまでみなさん素晴らしい歌唱であったので堪能した。グールドはもちろん凄い嫉妬心をあらわにしたさすがドラマティコねみたいな歌唱だったんだけど、デスデモナのストヤノヴァがほんっとにね、ほんっとに素晴らしい。泣けるわあ。ザルツブルグでダナエ歌ってた人だね。

普通にスペクタクルな演出も素晴らしい。幕が普通のと違うオテロ用のキンキラキンの幕で、前奏が始まったとたんに幕が落ちる演出がかっこいいし、そのあとの嵐の演出もロシアアバンギャルドの映画みたいでかっこよかったし、指揮者の(白髪イケオジの)ダーリントンが嬉しそうに出てきて老眼鏡かけて颯爽と指揮棒を振るタイミングが何よりかっこよかった。盛り上げ上手な指揮者だ。少年少女合唱団も美しく可愛かった。

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足の指を骨折して3週間くらい。今や全然痛くないし普通に歩いているので「実は医者の見間違いで骨なんか折れてなかったんじゃないか。」と思いつつ昨日病院に行った。「診察とは名ばかりで本当は毎週ちゃんと更新されている週刊文春を読みに行っているだけ」みたいなスタンスだったのに、レントゲン撮ったらぜんぜん治ってなかった。前よりヒビがはっきりしているみたいだった。会社はしょうがないから通ってるけど、休みの日は近所に買い物くらいしか出かけられない。いつものように日本橋に映画観に行ったり、演奏会に行ったりしたいものだがなんか怖くてねえ。

家でヒマでしょうがないので熱帯魚を飼ったりするソシャゲにハマったり(課金はしない)、「女子高生の無駄遣い」のドラマとアニメを見比べたり、なんかもう本当に時間の無駄遣いだなあと。早く治ってほしい。

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2018年11月20日 (火曜日)

ボーイト/メフィストーフェレ バッティストーニ(オーチャード)

2018111618ボーイト/歌劇『メフィストーフェレ』(演奏会形式)
メフィストーフェレ (バス): マルコ・スポッティ
ファウスト (テノール): アントネッロ・パロンビ
マルゲリータ/エレーナ (ソプラノ): マリア・テレ-ザ・レーヴァ
マルタ/パンターリス(メゾ・ソプラノ):清水華澄
ヴァグネル/ネレーオ(テノール):与儀 巧
合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団  他
指揮:アンドレア・バッティストーニ
東京フィルハーモニー交響楽団
(11月18日 オーチャードホール)
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ああ、またサントリーは売り切れてて行けなかった。毎年毎年オーチャードなの。まあまあの席だったしわりとよく聴こえたけど、サントリーはどんなによかっただろう、と想像するとちょっと悔しい。まあ、聴きにいけただけでも良しとしよう。
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(ところで今回なぜか中国?の方をたくさん見かけた。休み時間に女子トイレに並んでたんだけど、中国語しか聞こえなかったほどである。入口でツアーらしき一団を見かけたのでそういうツアーがあるのかな。結局トイレには行きつけず、だからやなんだよイタリア・オペラは。ワーグナーならそんなことないのに。)
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毎年、バッティストーニの指揮する演奏会形式オペラを聴きに行っているけど、ある一つの法則に気づく(みんな気づいてるかな)。昨年の「オテロ」は別として、(多分だけど)イタリアのオペラ作曲家がワーグナーに影響を受けて、またはワーグナーに憧れて書いたイタリアオペラがほとんどじゃないかなって思う。ドイツオペラのごとくオケはバリバリ鳴り、合唱団は大活躍、少年合唱団ももちろん入る。また、オルガンや鐘の音もドラもガンガン鳴る。
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もう、一曲聴けばおなか一杯である。
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実は私もそういうの大好きだ。トゥーランドットは残念聞き逃したのだけど、前々回のイリスも今回のメフィストーフェレもそういう傾向にある曲目だと思う。
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ボイートのこの曲、私はナマで聴くの初めて(プロの演奏では日本初演らしい)。有名なプロローグでさえ、全くお初である。しかもレコードもCDも持ってない。遠い昔、FMで放送されたのを録音したのをずっと聞いていた。なのに彼の次の作品の「ネローネ」のフンガロトン盤はCD持ってた。なんというひねくれものだったのだろう。
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マスカーニの「イリス」と並んで、最初っから合唱団が大活躍し、最初から異常に盛り上がる曲である。今や世界に誇る新国立劇場合唱団はいつものように素晴らしかったのだけど、特筆すべきは世田谷の少年合唱団であったと思う。なんかよくわからない早口言葉みたいなイタリア語の歌詞をホントにうまく歌っていたので感動した。
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歌手であるが、タイトルロールのマルコ・スポッティは外見はとてもかっこよかったけどプロローグはあんまり声が本調子でなかった気がした。期待しすぎたのかな。プロローグあってのこの曲なのに残念。あとのほうは調子を上げてきてよかった。・・・というかサントリーを聴いてないので本当はこんなもんなのかもしれない。
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ファウスト役のテノールは代役とのことだが高音をびんびん響かせてまことに気持ちが良い。毎年この出し物はテノールが冴えない気がして少々悲しかったのだけど、このパロッピというテノールはとても素晴らしくてまた聴きたいと思った。ああ、よかったなあ。
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マルガレーテとエレーナの二役のソプラノも大変迫力のある歌声で素晴らしかった。感動した。遠目でオペラグラスで見ただけだけど、なかなかお奇麗な方のようだった。初来日らしいが新国立劇場とかに登場したらいいのに。
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毎年出ている清水華澄さんはマエストロに気に入られているのかな。安定の素晴らしさ。与儀さんはファウスト役の歌手と遜色ない美声で聴かせる。
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それにしても、ボイートがこの曲を書いたのは26歳の時だったという。まあその後改変を重ねて今の形になったというが、26歳の若書きの作品を30歳そこそこの天才指揮者が振る。そんな様を身近に聴ける日本人のなんと幸せなことか。来年は何を演奏するのだろう。
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そういえば20日は横浜でバッティストーニが振るイタリア・オペラアリアのコンサートをするらしいんだけど、何だか会社の「女子会」とかで行けなくて残念。この日の夜会った友人にチラシを渡して「もしかして将来この人スカラ座の総監督になるかもしれない、凄い指揮者だから聴きに行くといいよ。歌手もみんな素晴らしいよ」と言っておいたが、友人は行けるかなあ。そもそも券が残ってるのか知らんけど。行きたかったなあ。
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夜、友人と待ち合わせて二子玉川のイタリアンへ。ボジョレー・ヌーヴォー解禁だというので(とっくに)、試しに頼んでみたら大変美味しかった。生ガキも久しぶりに食べた。イタリア・オペラのあとのボジョレー、なんとおしゃれなのだろう(などと自分で言う)。
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2018年8月11日 (土曜日)

フェスタ サマーミューザ2018 センター争奪、灼熱のアリアバトル

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指揮:曽我大介 東京ニューシティ管弦楽団
ソプラノ:高橋 維
ソプラノ:土屋優子
メゾ・ソプラノ:野田千恵子
メゾ・ソプラノ:高野百合絵
テノール:芹澤佳通
バリトン:吉川健一
司会:朝岡 聡
(8月10日 ミューザ川崎)

どうしても休みを取るように上司からいわれており、一日休みたかったが午前中に給与の振り込みがあり半休を取得。会社から川崎は結構遠いのだが(だってすみだが近いんだもーん)、がんばって到着。しかしまあ、夏休みとあって(普通の金曜日のお昼なのに)川崎は激混み。フードコートは工事中なので普通にレストランに昼ご飯を食べに行ったところ、どこも行列。

しょうがないので、あまり店はないもののミューザ川崎に。蕎麦屋に入れたので唐揚げ定食を頼んで待っていたところ、カウンターの横に若いカップル?と思しき男女が座ってきた。しかし、会話の内容を聞いていたら(近いので聞こえる)、どうも本日の出演歌手さんだった。私は「うわああ」と思ったものの、「今日、私聴きに行くんです。頑張って下さい」とか話しかけるようなコミュ能力があるわけではなので、普通にスルー。あ、唐揚げ美味しかったです。お蕎麦も美味しそうだったなあ。
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今回の企画は、若手の6人の歌手の皆さんが、一曲ずつ得意のアリア(または初挑戦のアリア)を披露し私たち観客が与えられた一票を一番うまいと思った人に投票する・・・というもの。一番票数が多かった人にはシャンパンが与えられ、最後の「乾杯の歌」の時にセンターで歌う権利を得るというもの。まるでAKBであるが、そんな必死なものでもなく投票は「おあそび」である。歌う順番もコンサートの前のプレトークでくじ引きで決められた。
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さて歌唱であるが、私が目当てにして行った高橋維さんの歌った「椿姫」の「ああ、そはかの人か」は彼女のレパートリーには多分ないもので、今回挑戦してみたのかな。とても上手だったし、彼女得意のコロラトゥーラも奇麗で高音も出ていたけれど、後半に歌われた(初めて歌うという)「ドン・パスクワーレ」のノリーナのほうが彼女のキャラクターにぴったりであったように私は思う。今回の指揮者のリクエストによってこのナンバーは歌われたようだが、本人の歌いたいものと聴く人の求めるものとは若干差があるのかなあと思った。私は彼女は男性を手玉にとるようなお茶目な役のほうが似合ってると思うし、好きだ。まあ、舞台で観たツェルビネッタとかね。いつか彼女は「ルル」を歌ってくれると思う(←勝手に)。
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ファンなので当然高橋さんに投票したのだけれど、1位は「ある晴れた日に」を歌った土屋優子さんが獲得した。確かに声量がありスケールの大きな歌だったけど、おそらく今回の観客層は老人が多く(普通の日の昼間だったので)誰でも知ってる蝶々さんの「ある晴れた日に」が聴衆の心をつかんだのではないかと思った。だったら「誰も寝てはならぬ」も投票が多かったんじゃないかな。1位しか発表はなかったけど。
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とても充実した演奏会で(2時間半と結構長かった)、こういったバラエティ系コンサートではおなじみの朝岡聡さんの「いかにもオペラ大好きですう」感の司会がとても楽しそうで、初心者にもわかりやすくよかった。指揮者の曽我さんはダイナミックな指揮で「乾杯の歌」では独唱者にまじってちゃっかり歌うというハッスルぶりで楽しそうだった。聴衆もブラーヴァ、ブラヴィー、ブラヴォー続発で楽しそうであった。
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さて、半休を神奈川で遊び倒すという企画(自分では)なので、終演後慌てて川崎からみなとみらいへ。友人と待ち合わせて夜モネするんだよん。
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    川崎に向かう電車の中で、「君はどのジークフリートが好き?」などという会話で盛り上がっている若い男性たちの声が聞こえたので、電車を降りるついでに「ワグネリアンかしら。どんな若者だろう、見てみたい」と思って見たところ、コミケに向かう?痛紙バック持ってる人々であった。そうね、そういうことね。

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2018年1月14日 (日曜日)

日本赤十字社献血チャリティ・コンサート2018

2018nyc1MIKIMOTO 第58回 日本赤十字社献血チャリティ・コンサート
J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」より『序曲』
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より『乾杯の歌』(S&T) /『ああ、そはかの人か』(S) ~『花から花へ』(S&T)
ビゼー:歌劇「カルメン」より『前奏曲』/『恋は野の鳥』(ハバネラ)(MS) /『ジプシーの歌』(MS)
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より『冷たき手を』(T) ~『私の名前はミミ』(S) ~『愛らしい乙女よ』(S&T)
ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)
大野 和士(指揮)
大村 博美(ソプラノ)
脇園 彩(メゾ・ソプラノ)
笛田 博昭(テノール)
東京都交響楽団

(サントリーホール)
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当日券が出るというので、突然思い立って出かけた。チャリティとは言え、昨年末行った犬のチャリティコンサートとは違い司会がいるわけでもなく普通のコンサートである。A席だったけど意外とよく見えたしいい席だった。やっぱりNHKホールやオーチャードとは違う。
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こないだ、「ニューイヤーオペラコンサート」で見聞きした笛田さんが大層素晴らしかったのでもう一回聴きたくなり行ったのだ。大村さんの歌唱も聴きたかったし。メゾの人は全然知らない人だったけどどんなかなと思った。
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指揮者が大野さんていうのもポイント高い。それに献血したことないのでたまには役に立ちたい。
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前半はオペラの序曲とアリア集で、まったく有名どころだらけでチャリティっぽかった。こうもり序曲とか結構好きだが、なかなか素晴らしかった。こうもりのアリアはなかった。「椿姫」の乾杯の歌はやはり素晴らしい。笛田さんの声は朗々とよく響き、大村さんの声もヴィオレッタというヒロインによく合っている。名アリアにして難曲「ああそはかの人か」は素晴らしく歌われてはいたが・・・この曲はやっぱり難しいのね。声質とか歌いまわしとかちょっとコトルバスを思い出し、好きな歌い方だった(このアリア、人によって歌い方違うのでね)。
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カルメン序曲からのアリア2曲。脇園さんはせくしいな赤いドレスでなかなか見た目は麗しい(2階席だったのでよくわかんないけど)。声もとてもよかったけれど、カルメンらしいエロさはこれからな感じ。入口で貰ったチラシにロッシーニのシンデレラを歌われるとのことのようで、最後のアリアが好きなので大いに興味を弾かれたが、残念ながら上演は大阪だった。ロッシーニのオペラは観たことないので(ええっ)一回観てみたいな。(今話題のメゾとのこと。基本的にワグネリアンなので情報遅いのごめんして)
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大好きなボエームを聴けるので嬉しいが、笛田さんはやはりこないだのマンリーコとか、今度のカニオとかの「強い」テノールの人なんだろうだなあとおもった。ただ、彼の高音は圧倒的に素晴らしい(しびれる)。今年になっていいテノールを見つけた!嬉しい!って感じ。(道化師行っちゃおうかなあ。ちょっと予定外出費・・・。)大村さんのミミも可憐というよりは意思の強そうな感じで好きだな。とにかく出演の3人とも主役級の人ばかりですごい。伴奏も(伴奏って感じでもないかもだが)さすが大野さんらしくぐいぐいと早いテンポが素晴らしい。
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後半はなぜか「火の鳥」。わたしもしかして人生初ナマ火の鳥かも。ペトルーシュカは結構好きでデイヴィス盤とか子供の頃聴いてた。火の鳥はこのところフィギュアスケートの音楽としてよく耳にする。スケーター憧れの曲らしく、日本人も何人かこれで滑っている。ハルサイとは違い、とてもわかりやすい曲である(今更何を)。演奏については・・・よかったとしか言いようがない。
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とてもいいコンサートだったが、いかんせん短くて。アンコールもなく(しょうがないが)。笛田さんの声もっと聴きたかったなあ。
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サントリーの外に献血車とか止まってたらどうしようかと思ったが、そんなこともなく。若干であるが寄付をした。輸血歴があり生涯献血ができないのでね。まあ、命が助かったので有難いけど、献血してみたかったなあ。
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(すっかり忘れていたが)次の新国立のオペラ芸術監督は大野さんですが、脇園さんはドンナ・エルヴィーラ役で新国に登場されるそうです。沼尻さんが振る「フィレンツェの悲劇」はもちろん、アッシャー・フィッシュが「タンホイザー」振るのも楽しみね(タンホイザー役はFFでない模様。ホッ)。
 

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2017年12月15日 (金曜日)

BCJ「ポッペアの戴冠」全曲ラジオ放送

早くも、本日NHKFMにて放送されますので是非聞いてね。ほんっとに素晴らしいから。しかし映像でないのが残念。
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12月15日 午後2時00分~ 午後6時00分
バッハ・コレギウム・ジャパン「ポッペアの戴冠」
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「歌劇「ポッペアの戴冠」第1幕 前半」 モンテヴェルディ作曲
(36分57秒)
「歌劇「ポッペアの戴冠」第1幕 後半」 モンテヴェルディ作曲
(50分40秒)
「歌劇「ポッペアの戴冠」第2幕」 モンテヴェルディ作曲
(1時間00分45秒)
「歌劇「ポッペアの戴冠」第3幕」 モンテヴェルディ作曲
(49分37秒)
ポッペア…(ソプラノ)森麻季
ネローネ…(ソプラノ)レイチェル・ニコルズ
オットーネ…
(カウンターテナー)クリント・ファン・デア・リンデ
オッターヴィア…(メゾ・ソプラノ)波多野睦美
セネカ/警護官…(バス)ディングル・ヤンデル
フォルトゥナ/ドゥルジッラ…(ソプラノ)森谷真理
ヴィルトゥ/ヴェネレ…(ソプラノ)澤江衣里
アモーレ/ヴァレット…(ソプラノ)小林沙羅
アルナルタ/乳母/セネカの第一の友…
(カウンターテナー)藤木大地
第一の兵士/ルカーノ/セネカの第二の友…(テノール)櫻田亮
メルクーリオ/セネカの第三の友/執政官…(バリトン)加耒徹
ダミジェッラ/第二のアモーレ…(ソプラノ)松井亜希
パッラーデ/第三のアモーレ…(ソプラノ)清水梢
第二の兵士/リベルト(衛兵隊長)/護民官…
(テノール)谷口洋介
(管弦楽)バッハ・コレギウム・ジャパン
(指揮)鈴木優人
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~東京オペラシティ・コンサートホールで収録~
(2017年11月23日)

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2017年11月23日 (木曜日)

モンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」 バッハ・コレギウム・ジャパン

Poppeaモンテヴェルディ 歌劇「ポッペアの戴冠」
(演奏会形式)
アラン・カーティス版 全3幕 伊語上演・日本語字幕付
森麻季(ポッペア)
レイチェル・ニコルズ(ネローネ)
クリント・ファン・デア・リンデ(オットーネ)
波多野睦美(オッターヴィア)
森谷真理(フォルトゥナ/ドゥルジッラ)
澤江衣里(ヴィルトゥ)
小林沙羅(アモーレ)
藤木大地(アルナルタ/乳母)
櫻田亮(ルカーノ)
ディングル・ヤンデル(セネカ)
加耒徹(メルクーリオ)
松井亜希(ダミジェッラ)
清水梢(パッラーデ)
谷口洋介(兵士Ⅱ)
鈴木優人(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
田尾下哲(舞台構成)
(東京オペラシティコンサートホール)
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さっき行ってきた。人生二回目のポッペア。(過去記事にも書いたけど)前回はトンでもなく昔で、若杉さん指揮で市川右近さん(その後市川右團次と名を変え、最近は倒産寸前の足袋屋のシューフィッターになったりしている)演出だった。とっても面白かったんだけど、十二単衣とか着てたりカブキナイズされてて華やかな舞台だったこと以外正直あんまり覚えておらず。
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おそらく普通の現代オケで演奏されてたのだと思う。
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今回は古楽器使った「ほんもの」バロック演奏。だもんで、全然知らない楽器が舞台に並ぶ。その響きはさすがに「すごい昔感」があったけど、何より先に「楽器紹介」的なものがほしかった、バロック素人なもんで。
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「指揮者の鈴木王子がたまに弾いてる大きな手風琴みたいなオルガンはなんぞや」とか「あのおねいさんの吹いてる楽器は尺八みたいなのになんで金管楽器みたいな音がするの」とか「さっきあのおねいさんはでっかい琵琶みたいなの弾いてたのに今見たら昔のギターみたいなのになってるけどあれ何?」とか。一個一個よく見たいなあとか、どこで手に入れるのかなあとかいちいち思ってた。
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それに。
このブログにいらっさるようなお客さんにはわかると思うんだけど。あたし普段はワーグナーとかシュトラウスとかドカンと大管弦楽みたいなオペラばっかりで、こういったバリバリのバロックあんまり聴きなれないので、正直言ってしまうと第一幕は結構眠くて。「ああ、やっぱり私はバロック向いてないんだなあ、バッハでぎりぎりセーフなんだなあ」とか思ったんだ。けど。
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第二幕からは全然眠くなかった。すごく面白かった。ただただ美しい、美しいと思った。もうね、一つ一つ分解してお皿に並べてイタリア料理として全部頂きたいくらい(←?)。本当に美味しい音楽でありました。あ、「演奏会形式」ってあるけど舞台装置ないだけでバリバリ演技付きだから見た目ももちろん楽しかったですよ。皇帝の衛兵たちが黒スーツにサングラスで「マトリックス」みたいだったりとか。
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そもそも、なんでこの公演に行こうと思ったかっていうと、やっぱりレイチェルさんが出るからだねえ。レイチェルさんは前に読響のトリスタンでイゾルデを歌ってすごくよかったの。で、実はバッハコレギウムで歌ってる歌手だってのを読んで「そういうレイチェルさんも見てみたいな」と思ったから。
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イゾルデで見たときは髪型はベリーショートだったけど、今日は金髪のショートボブ。暴君ネロ役っていうのはどうかと思うけど、なんかかっこいい。やっぱりチャーミング。
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それにしても・・・いろいろと性別とか外見とか年齢とかが役柄と乖離してて、それこそ入口で貰ったパンフの「人物相関図」を見ないとさっぱりわからず。一人何役もやってるからよけいこんがらがる。まずネローネがソプラノだったりオットーネがカウンターテナーだったり(おっさんなのに声は女!びっくり!という素人な感想)。乳母が(老婆の役かと思うが)年若い青年だったり。哲学者セネカ役が結構年行った役なのに英国グッドルッキングガイだったり。美しい女性が少年役だったり(まあこれはいいか)。なんかいろいろと錯綜してて・・・これがバロックオペラの醍醐味なのかなあとも思った。
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それにしてもよくここまでのメンバー集めたなあというのが正直な感想。印象に残ったのは・・・まあレイチェルさんはホントに素敵だったし(彼女の声と歌いまわしとかが大好き)、外見もエロくてどこまでも声が伸びるモリマキさんももちろん素晴らしかったけど。
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それ以外の方もそれぞれ素晴らしかった。まずはアモーレやヴァレットを歌って大活躍の小林沙羅さん。もともと外見がめっちゃ可愛いのに少年役なんてずるい~~。歌い方も少年っぽくしてらしたけど、まあ別に普通に歌ってもよかったんじゃないかなという正直な感想。
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一番まともな人間の役?と思われるドゥルジッラ役の森谷真理さんもオットーネへの愛情がこもっててとっても素敵な歌唱で感動した。二期会でご活躍なのね。
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昨年のNHKニューイヤーオペラコンサートで印象的だったカウンターテナーの藤木大地さんとテノールの櫻田亮さんがナマでまた聞けて嬉しかった。二人とも美声でなんかほんとに・・・日本人でこんなにバロックうまいの誇りに思うわ(あたしが思ってもしょうがないけど)。
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まあ・・・それとほんとに・・・このオペラはエロい。ある意味トリスタンよりエロいと思う。欲望に正直だわ。イタリアとドイツの違いなんだろうか。それと最後のポッペアとネローネの二重唱は「薔薇の騎士」の元祖みたいな・・・そんな感じ。こんな不道徳な内容なのに涙が出てしまう。あまりに美しすぎて。
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こないだの「怖い絵展」を思い出すような(ちょいと残酷な)内容なオペラなののだけど、行ってよかったなあと思った。なので、土曜日に神奈川でもやるけど行くの迷ってる皆様、行ったほうがいいと思う。あれだけの水準でこの曲するのそんなにないと思うし。いかん、バロックにはまりそうだ。
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結構長いんやけど。Poppeatime_2
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なお、「naopingさんはポッペア行ったのですね。私はアッシジに行きました。あんなに素晴らしかったのに行かなかったのですか?」などと長々とアッシジの感想文をコメント欄に書くのはやめて下さいね。私、行けなかったんだから(泣)。
めでたく行けましたのでどんどん書いて。
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なお、この演奏ですがNHK-FMで放送予定とのこと。平日なので録音を仕掛けておかないと。しかしできればテレビでやってほしかったなあ。

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2017年9月10日 (日曜日)

ヴェルディ/オテロ バッティストーニ 東京フィル

1505045007857_2_3ヴェルディ:歌劇「オテロ」
指揮・演出:アンドレア・バッティストーニ
映像演出:ライゾマティクスリサーチ 真鍋大度
 
オテロ:フランチェスコ・アニーレ
デズデーモナ:エレーナ・モシュク
イアーゴ:イヴァン・インヴェラルディ
ロドヴィーコ:ジョン・ハオ
カッシオ:高橋達也
エミーリア:清水華澄
ロデリーゴ:与儀 巧
モンターノ:斉木健詞
伝令:タン・ジュンボ
新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
世田谷ジュニア合唱団(合唱指揮:掛江みどり)
東京フィルハーモニー交響楽団
(オーチャードホール)
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<あらすじ>
アフリカ系黒人の男がせっかく政権と白人美女を得たというのに部下に騙されてすべてを失う。
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昨年のイリスがよかったので、今年も参戦。というか、バッティストーニがまだ日本で観られるうちに、まだものすごく偉くならないうちにオペラだけは観ておかなくては。
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実はオテロ、ナマで聴くの初めてなの。CDはトスカニーニのしか持ってない。この曲に関してはトスカニーニを超える演奏はないぜ・・・とは思ったものの。
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本日、指揮に限ってはそんなに違和感なかった。さすがに「トスカニーニの再来」と言われるだけある。演奏はホントに素晴らしかった。
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バッティスさんは舞台に颯爽と登場。指揮台に上ると会場の拍手が終わらないうちに演奏を始めた。こないだのアントニ・ヴィト先生のようだ。
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ところで。
今回のこの上演の目玉は映像の演出が真鍋大度さんであるということである(リオ五輪閉会式の日本のプレゼンの映像の演出とかPerfumeの舞台の映像を作ったりした人)。今回の上演は「美術手帖」にも特集されるくらい、美術界でも注目されていたのだと思う。まあ、いろんな仕掛けがあり(よくわかんないけど)、バッティストーニの腕になんか仕掛けられててそれに合わせて映像もいろいろ変わるとか、この曲の聴く人の心理状態に合わせて映像もいろいろ変わるとか・・・。
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私はリオ五輪での映像は面白かったし、Perfumeも実際見て見たいとは思ってたし、今回も実験的で見ててまあ面白いなとは思ったけど。正直東京フィルの演奏があまりにも雄弁なので「これってなくてもよくね?」とか思った。こんな凝ってなくても、先日の「けものフレンズ」コンサートの照明演出くらいでもよかったくらい。でも、まったくオペラに接するのが初めてな人だったら、こういう何かがないと、きっと見ていて迷子になってしまうに違いない。長年クラヲタしていると、なかなか初心者の気持ちがわからない。まあ、舞台いっぱいにプラネタリウムのごとく星空になったり、合唱団の歌うところで人の影が右往左往したり、デスデモナの死の前にろうそくの炎がたくさん映し出されていたり、そういう結構アナログな感じなところはきれいで好きかな。
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歌手は・・・まあ素晴らしい人とそんなでもない人と凹凸あった。たまたまこの日はどこかの映画館でヨナス・カウフマンの演じるオテロをやってたらしく。彼のようなイケメンオテロだったら、視覚的にずいぶん楽しめただろうなあとおもったけど。前回「イリス」にで出てたアニーレ。「テノールは不調のようだ」というツィッターがたくさん流れていたけどあたしの印象としては、昨年とそん・・・なに変わらない感じ。そもそもあんな感じなんじゃないかと。まあ昨年はタイトルロールでもなかったから気にしなかったけどね。
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基本的にドイツオペラ好きなので、よくわかんないんだけど。「オテロ歌い」ってやっぱり不足しているものなの?ジークフリート歌いやトリスタン歌いが不足しているように。やっぱりデル・モナコやラモン・ヴィナイ、シャーンドル・コンヤみたいなオテロ歌いは、今いないのかしら。今回のアニーレさんを見て、「いやこの人にデル・モナコは求めんわ、アレはムリだわ」とは思ったけど。
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それに比べて。相手役のデスデモナの人はとても素晴らしかった。初役だというが。外見もなかなかエロイ感じでよかった(ちょっとだけ昔の弘田三枝子さんぽかった)。高音もすんなり伸びていて聞きほれたし、聞かせどころの「柳の歌」もほろりとする名歌唱であった。後半みんな彼女の歌唱に引き込まれてた感じ。
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このところ(何年もだけど)絶好調の清水華澄さんも素晴らしかった。とてもよい演技をされていた。でも彼女のせいじゃないけど歌うとこ少なすぎるな。もっといっぱい聴きたいですね。
(・・・まあ、彼女のせいじゃないけどエミーリアってもしかしてデスデモーナを助けられたんじゃないの??とか思ったりもするが。違うの?)
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イヤーゴ役の人は、声楽的には素晴らしかったとは思うものの、もっと「やなやつ」感がほしかったところ。それに「悪役なのに惚れちゃう」感もなし。
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あー、でもね。今回一番思ったのは。
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そもそも、オテロに出てくるイヤーゴみたいな純然たる悪役にちょっと違和感がある。わたしが普段聴いているワーグナーのオペラは悪役の人間、少ないんだよね。「いや、ワーグナーのオペラに悪役たくさんいるだろう、アルベリヒとかクリングゾルとかオルトルートとか」と思われるかもしれないけど、ワーグナーのオペラの悪役、大体普通の人間でない。「魔法使い」だったり「小人族」だったりしませんか? 純然たる人間で悪役、少ない気がする。だから、イヤーゴを見てると「えー、人間なのにこんなに悪い人なの?この人には良心がないの?」とか思っちゃう。へんかなあ。
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まー。今回の席は前から6番目くらいだったのでよく聞こえたし(舞台後ろの方に歌手が行ってしまうと結構聴きづらくなってしまうのだけれど)、音響的には不満はさほどではなかった。
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第3幕が非常にド迫力でとくに楽しめた。
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それにしても、オテロってなんであんなに・・・バカなの。騙されすぎでしょ。
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ところで、本日「27時間テレビ」見てて思ったんだけど、バカリズムさんにオペラの演出をやってもらいたい。モーツァルトとかロッシーニとかどうかな。R・シュトラウスでもいいけど。

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2017年8月19日 (土曜日)

二期会サマーコンサート2017

Nikikai_3二期会サマーコンサート2017
イタ・オペ三昧 ~声のシャワー!浴びてみませんか?~
(ソプラノ)
大倉由紀枝、大西ゆか、熊田アルベルト彩乃(※)、
小松崎 綾、醍醐園佳、福田美樹子(※)、
山本美樹、鷲尾麻衣
(メゾソプラノ) 菅 有実子、小泉詠子、永井和子
(テノール)
糸賀修平、大澤一彰、前川健生、水船桂太郎、大野徹也
(バリトン)
大沼 徹、上江隼人、黒田 博、小林由樹、野村光洋、
原田勇雅
(バス)
小鉄和広
(ピアノ)
山岸茂人
(※)…クリスタルコーナー(新入会員)出演者
司会:大野徹也 佐々木典子

(8月18日 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール)
 
プッチーニ 『ラ・ボエーム』より      
“私が街を歩けば”(ムゼッタのワルツ)  熊田アルベルト彩乃
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ヴェルディ 『リゴレット』より 
“慕わしい人の名は”  福田美樹子
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ドニゼッティ 『ドン・パスクワーレ』より    
“さあ、用意はいいわ”  大西ゆか、野村光洋
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ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より
“我が祖先の墓に”  前川健生
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ドニゼッティ 『愛の妙薬』より    
“あんなに愛してくれているのに”   鷲尾麻衣、小鉄和広
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ドニゼッティ 『ポリウート』より   
“あなたの美しい面影に”   原田勇雅
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プッチーニ 『つばめ』より 
“ドレッタの美しい夢”   小松崎 綾
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プッチーニ 『マノン・レスコー』より   
“私は一番きれいでしょう!”   醍醐園佳、水船桂太郎
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プッチーニ 『ラ・ボエーム』より
“冷たき手を”   大澤一彰
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ロッシーニ 『セヴィリアの理髪師』より
“あの不思議にして万能の”   糸賀修平、上江隼人
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ロッシーニ 『セヴィリアの理髪師』より
“それじゃ私だわ…嘘じゃないわね”   小泉詠子、小林由樹
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マスカーニ 『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
“お前ここにいたのかサントゥッツァ”   菅 有実子、大野徹也
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チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より
“苦い喜び、甘い責め苦を”   永井和子
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ヴェルディ 『椿姫』より   山本美樹
“ああ そは彼の人か... 花から花へ”
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ヴェルディ 『オテロ』より
“行け!お前の目的はもう分かっている”(ヤーゴの信条)   大沼 徹
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ヴェルディ 『シモン・ボッカネグラ』より
“話しておくれ、どうしてこんな寂しいところに”   大倉由紀枝、黒田 博
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仕事がいろいろとうまくいってなくて(ずっとだけど)、「あああああ~~~」となってしまったためフレックスで上がって急遽コンサートへ。当日券はA席はすでに売り切れてB席しかなく(そりゃ500円しか違わないんだもんA席買うよね)バルコニーから見下ろす席だったがまあ十分。小さいホールだから見えないってことはないだろうとは思ったが、失敗した。舞台向かって左側に司会者がいたため、私の席からは司会者見えず。大好きな佐々木典子さんが全く見えなくて悲しかった。歌わなかったのでまあいいのだが。そもそもなんで歌わないの。歌ってほしかったなあ。
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ご案内によりますとこのコンサートの出演者は、二期会会員でオーディションを受けた方々の中から選ばれた人という。てなもんで大ベテランから(私の)全然知らない人まで。私はそもそも二期会のイタオペあんまり見ないもので天下の二期会でも知らない人は大勢いる。
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ワーグナーやR・シュトラウスのオペラでおなじみの糸賀さん、小鉄さん、大沼さん、黒田さん、そして大ヴェテランの永井先生、大倉先生以外は「うーん、名前は聞いたことあるかな・・・かも?」みたいな程度。曲もプッチーニとかマスカーニとかチレアとかヴェルディ以外は実はそんなに・・・名前知ってるくらいであんまりわからん。
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だもんで、すっごい素晴らしい歌唱もあれば、実は意外とあんまり・・・みたいな(個人的な感想です)歌もあり。バスやバリトンはワーグナーで聴きなれた感じだったりするけれど、イタオペのテノールは少し違うなあというちょっとした違和感。たまたま急病だったのか出演予定だったテノールの代役で、司会者のヘルデンテナー大野さんがマスカーニを歌われて嬉しかった。ナマで聴いたの2008年のジークムント以来かも。力強い歌唱。
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大変すばらしかったのが「マノン・レスコー」からの一節。とくに醍醐さんというソプラノの方が大変ドラマティックで、とても感動した。テノールの水船さんもよかった。マノンレスコーのCDを塔に買いに行こうかと思ったくらい。
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あと、自分的にはいまだに近づきがたいロッシーニの「セビリアの理髪師」がなんかよかった。もしかしたら聴けるような体質になったのかも(なんじゃそれ)。ヒロインがメゾというのが私の低音歌手好きに合っているのかも。カヴァレリアも大野さんだけでなく菅さんのメゾもドラマティックで素敵。
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先日、藝大の戦没学生コンサートで名唱を聴かせて下さった永井先生は、登場からオーラがものすごくて周りの空気まで変わってしまうような感じで。まさに大女優の風格があった。
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山本さんによる「ああそはかの人か」も、子供のころからミミタコのこの曲はやっぱりナマで聴くと「ほんとに(有名なわりに)難しい曲なんだなあ」とか思った。見事に歌われていた。椿姫久しぶりに全曲見たくなった。
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このところ大活躍の大沼さんは相変わらず素敵だった。悪役なんだけどなんか表情があどけなくてかわいいなあと(失礼ですごめんなさい)。わっかいころのF=Dみたい。
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トリは大倉さんと黒田さん。親子ほど年違うとの紹介にびっくり。大倉さんずっと昔から見てたけどあんまり変わらない印象。このコンビに既視感・・・と思ったら新国立での「鹿鳴館」の時のコンビだった。
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アンコールはなし、最後はまた「乾杯の歌」かこうもりのフィナーレかなと思ったけどいっさいなし。全員出てきてカーテンコールで終わり。あ、書き忘れたけどピアノ伴奏の山岸さんが大変見事で、ほんとにイタリアオペラのオケみたいな感じで素晴らしかった。たくさんいろいろ聴けて楽しかったでした。観客の方々もなんか華やかな感じで(多分多数のオペラ歌手さんがおられた模様。見たことある人何人かいた。間違ってたら悪いから書かないけど)
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さくらホールのあたりは飲食街で渋谷中心地とは違いなかなかグルメな店が並んでいるけれど、終演後とっとと帰宅。このところドハマりしている「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメをケーブルテレビで見るためである。非常にこの作品はよい。設定が斬新であるし、アニメとしても色彩のセンスがよく音楽もかっこいい。芸術的とさえ言ってもよい。
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会社で男性社員たちに「ジョジョ、面白いよね~。めっちゃはまった」と騒いでたら「い、今頃・・・」という感じで見られてしまった。いや、いいじゃないか。するってえと何かい、300年も400年も前のオペラを私は聴いたりするけど「何で今頃・・・?」とは言わんだろう。違うか。
 
・・・あっ(気付き)、「けものフレンズ」再放送はもちろん見ていますよ。時間的に始まって5分で出かけなきゃならんので観るのは家帰ってからだけど。トキさんとツチノコさんが好きです。

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2017年4月 8日 (土曜日)

ヴェルディ/オテロ メトロポリタン歌劇場(WOWOW只見週間)

ヴェルディ:歌劇「オテロ」
アレクサンドルス・アントネンコ(オテロ)
ソーニャ・ヨンチェヴァ(デズデーモナ)
ジェリコ・ルチッチ(イヤーゴ)
ディミトリ・ピッタス(カッシオ)
チャド・シェルトン(ロデリーゴ)
ジェニファー・ジョンソン・カーノ(エミーリア)
ギュンター・グロイスベック(ロドヴィーコ)
ジェフ・マッツィー(モンターノ)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
ヤニク・ネゼ=セガン(指揮)
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先週、希望もしてないのに大家さんの意向で(マンションのアンテナがえらい不調で、フジとTBSが映りにくかった)ウチにケーブルテレビが引かれたため、一週間だけWOWOWが見れるのだ。でも見たいの・・・これだけだった。よく探せばあるのかな。衛星放送観れるったって、クラシック番組あんまりないし。バイロイト放送とかしないかな。
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クラシカ・ジャパン契約しても、ほとんど家にいないのにもったいないしさー。
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さて、オテロだが実は一回も実演で観たことない。今度の新国立も行かない。別に嫌いなわけではないのだが。唯一持ってるCDがトスカニーニっつうのがどうも。ローマ三部作とかもそうなんだけど、最初に買ったCDの演奏はずっと引きずるよね。
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歯痛と頭痛を医者から貰ったポンタールで紛らわせながら鑑賞。
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正直、トスカニーニとクライバー(YouTubeだが)の熱狂的な指揮で慣れてしまうと、歌劇場で普通に上演されている、スター指揮者でない指揮者の演奏はいかにも普通である(全然悪くないのだけど)。ウィーンで言ったらウルフ・シルマーとかみたいな感じか。
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歌手も全然知らん。おまけに先週バイロイトレベルの低音男性の歌をナマで聴いてしまったので(ワーグナーだけんども)、イヤーゴとかの低音の歌手はそんなにいいとも思わなかった。オテロの人もうまいっちゃうまいのだけど手放しで歓喜するほどのものでもない。私がヴェルディあまり聞かないからかな。カッシオの人は美声だな。
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(今更だけど、日本人ってすごく耳が肥えてると思うなあ・・・)
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その中で、デスデモナ役のヨンチェヴァという歌手がほんとに素晴らしい。ドイツ・オペラばっかり聴くので、それ以外の国のオペラの歌手にはほんとに疎いのだが。
彼女の声を聴いてからは他の歌手はどうでもよくなってしまった。どこまでも伸びる高音。声量もありそうだし、全盛期のフレーニみたい。欧米ではすでに大スターのようですね。
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ところで、最近はオテロ役の人は顔を黒く塗らないのねえ(アメリカだからか?もうオテロはムーア人ってみんなの頭に入ってしまっているから?)。
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オペラはいいな。(今更)
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全然関係ないのだが、先日門前仲町を歩いていたら「カラヤン」って看板が目に入ったので近づいてみたら中華料理屋だった。なんでカラヤンなんだろう。

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