2016年1月31日 (日曜日)

サヴァリッシュ/アンドレア・シェニエ(1956)

Wlcd0197_2 ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
ハンス・ホップフ (アンドレア・シェニエ)
ヨーゼフ・メッテルニヒ (カルロ・ジェラール)
マリアンネ・シェッヒ (マッダレーナ・ディ・コワニー)
エリザベート・レヴ=セーキ(コワニー伯爵夫人)
キート・エンゲン(ルーシェ)
ヴァルター・ベリー(マテュー)
パウル・キューン(密偵)
バイエルン放送交響合唱団
バイエルン放送交響楽団
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音: 1956, Munchen, Germany
ドイツ語歌唱、モノラル
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本日、棚の奥から発見。ずいぶん前に半額セールで買って、そのままになっていたらしい。聴いた記憶がない。まあ、もうすぐ新国立でもこの曲上演するらしいし(行く予定はないが・・・わからん)、聴いてみたらなかなか興味深い演奏だったので、感想を。
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ワルハルレーベルの一連のドイツ放送録音のCD化のようである。モノラルながら大変状態がよい。観客の雑音が全くない。なので名アリアがちりばめられたこの曲でも、聴衆のブラヴォーなどは入っていない・・・ので多少寂しい。
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例によってドイツ語歌唱。ワーグナーやシュトラウスのオペラでお馴染みの面々が出演しているため、私のようなドイツ・オペラ好きにとっては全く違和感はないものの・・・普段この曲に慣れ親しんでいるイタオペ好きには、もしかして違和感があるかもしれない。
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ジークフリートやトリスタン、そして「影のない女」の皇帝などの諸役を得意としたホップフなので、ここでも堂々たる歌唱を繰り広げているものの、やや鼻にかかった歌い方は相変わらず。デル・モナコとかドミンゴに慣れている人には違和感あるかも。
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マリアンネ・シェヒのマッダレーナもなんだか(ローエングリンの)エルザとかアラベラみたいな感じで、これはこれで・・・いいのかな、ヒロインなのにそんなに歌うとこないみたいだし。とにかく清澄な歌唱が素敵。
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チョイ役?にパウル・キューンが出てて、彼が歌っているとホントにワーグナーのオペラっぽくなるのが面白い。ヴァルター・ベリーなんかもなんかワーグナーとかシュトラウスみたいに聞こえてしまう。
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とはいうものの、まだ30代前半のサヴァリッシュの超イキのいい指揮はホントに素晴らしい。あんまりこの曲の演奏を色々聴いたことがないので(上記、古いカラスとデル・モナコのCDしか他にない)、ホントはどんなんだかよくわからんのだが、とにかくこの演奏は心震えるというか・・・西野カナのごとく震えるのである。内容がよくわかんなくてもグイグイと引き込まれてしまう。
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こんなイキのいい演奏で実演が聴けるのであれば、高いお金を払ってオペラ・パレスに出かけたっていいかもって思った程。シェニエの有名なアリア「ある日空を見上げて」とか、(歌唱もアレだが伴奏が)きゅんきゅんしてしまう。が、終幕二人で断頭台に向うシーンはなんだかワーグナーのオペラにしか聞こえない。オケも歌唱も。ローエングリンかよ。
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まあとにかくイタリアオペラともまたはフランス革命ともあんまり(全く?)関係ない演奏ではあるが(というか、サヴァリッシュは「ダナエの愛」のライブをCD化してほしい)、まあ1000円くらいだったもんで買って正解だったかなと思う名演?である。
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毎週、深夜番組の「久保みねヒャダこじらせナイト」を楽しみに見ているが、「脳内BGM」の話題でたまに盛り上がってるので(「この行動をするときに必ず頭の中でかかる音楽」を視聴者から募集する、というコーナー。例えばおみくじを引くときに「何が出るかな何が出るかな」の曲が脳内で再生される、等)、私のいかにもクラヲタらしい「脳内BGM」を発表しよう。しかも時事ネタ。
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・ベッキーとゲス絵音が正月に長崎の実家に行った帰りに「ぶんしゅん」に撮られた時の写真を見ると、「トリスタンとイゾルデ」第2幕の、二人の逢瀬がメロートに見つかる場面、クルヴェナールの「お逃げ下さい、トリスタン様!」の音楽が脳内に流れる。
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・ベッキーが謝罪会見している写真を見ると、オネゲルの「火刑台上のジャンヌダルク」の羊とか豚とかと裁判やってる時の音楽が脳内に流れる。
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マニアック過ぎて、番組には応募できないのが難点。あ、ゲスの極み乙女。の曲では「ラスカ」が好きです。

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2014年5月24日 (土曜日)

カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師 新国立劇場 その2

レオンカヴァルロ:歌劇「道化師」
【カニオ】グスターヴォ・ポルタ
【ネッダ】ラケーレ・スタニーシ
【トニオ】ヴィットリオ・ヴィテッリ
【ペッペ】吉田 浩之
【シルヴィオ】与那城 敬
【児童合唱】TOKYO FM少年合唱団


その1

<あらすじ>
旅周りのサーカス団の団長が、若い妻を若い男に寝とられて妻と愛人を舞台上で殺してしまう。

カヴァレリアと組まれただけで、プロローグと「衣裳をつけろ」だけが有名な「別にどうでもいいオペラ」という認識だったので、実はあんまり期待もしてなかった。大人になってから全曲聴いたことあんまりないかも。

この曲もカヴァレリア同様、よく映画やドラマに使われる。記憶に新しいのは「相棒」で、お正月スペシャルの「ピエロ」の回ではこのオペラが主軸となって物語が展開された。おもしろかったなあ。

しかし。今日ちゃんとこの曲に向き合ってみて。

いやホントに素晴らしい曲である。なんかもう今まで無視してきたのが悪かったと思った。マスカーニの音楽はやや紗がかかっている感じなんだけど、レオンカヴァルロの音楽はもっとクリアで見通しがよい。初期のマーラーみたい。メロディもとても素晴らしい。アリア「イショー」だけじゃないのね、この曲。こんなに疲れてなかったら塔にCD買いに走ってたわ。

演出はこちらもまっとうなもので、ひねりはなく。でも、最初のほうでサーカス団が客席後方からたくさん登場してきて、アクロバットの人とかが逆立ちしてたり、団員が観客(我々)に今晩の公演のチラシを配ってたり、これはとっても楽しかったな。1階席だったらもっと楽しかっただろうに。A席なのでしかたないか。

ところで。

私はこのオペラみたいに、舞台の上に舞台がまたあるのが大好き。観客がまさにオペラの登場人物として観客になれるのが好き。そして最初に口上があるオペラも好き(ルルとかもそうね)。歌舞伎にもそういう演目が多々あるし、「平成中村座」でも、客席一体型演出が多かった。この演出家は日本の伝統芸能がお好きなようだから、もしかしてそういった影響もあるのかなあと。(また、そもそもこの2つの短いオペラを一緒に上演するっていう形態もなんか歌舞伎的だよね)

歌手は。カニオの役の人はやや年取ってる感じがリアルだったなあ。べつに年を取ってるから声に衰えがあるわけでなく、高音もビンビン響かせていたけど。ネッダの人は情熱的な演技と声が素敵だった。そんなに美声でもないんだけど。ちょっとだけシルヴィア・シャーシュを思い出した(古いなあ)。

トニオ役の歌手は演目ではネッダに横恋慕するイケてない団員って役なんだけど、本人はいかにもイタリアのロンゲのおにいさんでかっこよかったので、外見的にはややミスキャストかも。本人は陽気な人なようで、カーテンコールでプロンプターに握手を求めたり、ペッペ役の吉田さんとふざけたり。楽しそうだった。

日本人の歌手もがんばってた。ネッダの恋人役で突然日本人イケメンサラリーマンが出てきたのでちょっと違和感が。世界なぜここに日本人?って思ってしまった。かっこよかったけど。歌もとってもよかったし、背が高くて外人と混じっても遜色なく。また観たいなあ、この人。

吉田さんのペッペはもうね、うますぎるから。凄いと思う、あの美声は。観客はみんなうっとりよ。なんか小柄だったのも「あんな人サーカス団にいそう」って感じがした。

舞台美術がとっても綺麗で(土台的にはカヴァレリアと一緒)、オペラ上での舞台上演が23時ってことなので(子供には遅くね?)、夜になるとピエロの顔のネオンが綺麗だった。照明がなんとなくジュール・シェレのポスターを思い出した。

最後は大ブラヴォー。「オペラの楽しさ」を「死の都」以来しみじみと感じ。初心者にもコアなオペラファンにも大いにおすすめだ。
楽しかったなああ。

けど。

カーテンコールに白い帽子かむった可愛い子犬ちゃんが出てきたんだけど、上演中は一切気づかなかったのが唯一の心残り。

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カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師 新国立劇場 その1

Kc460314 マスカーニ :歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」

【指揮】レナート・パルンボ
【演出】ジルベール・デフロ
【美術・衣装】ウィリアム・オルランディ
【照明】ロベルト・ヴェントゥーリ
【舞台監督】村田 健輔
【合唱指揮】三澤 洋史

カヴァレリア・ルスティカーナ
【サントゥッツァ】ルクレシア・ガルシア
【ローラ】谷口 睦美
【トゥリッドゥ】ヴァルテル・フラッカーロ
【アルフィオ】成田 博之
【ルチア】森山 京子

道化師
【カニオ】グスターヴォ・ポルタ
【ネッダ】ラケーレ・スタニーシ
【トニオ】ヴィットリオ・ヴィテッリ
【ペッペ】吉田 浩之
【シルヴィオ】与那城 敬
【児童合唱】TOKYO FM少年合唱団

【合唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

連日の残業で疲労困憊。今日も初台に行きたくなくなっちゃうくらい疲れてて、券を取っていたことをちょっと後悔。昨日、家帰ったの11時半だもん。

しかし。

このブログでは珍しいイタオペ。しかも超レギュラー名曲のカヴァパリ。私にとっての初めてのカヴァパリである(生で)。

実は、(過去に書いたと思うけど)マイファーストオペラはこのカヴァパリなのだ。子供の時にテレビで初めて観たオペラ。その時はイタリア歌劇団の来日公演で、主役はドミンゴだったの。その時の印象は。

イタリアってこんなに情痴殺人が日常茶飯事なの???

っていう。もちろん「情痴殺人」なんて言葉も知らんくらい子供の頃であるが。年がら年中こんなことが起こっている恐い国だと思ってしまった。

その後、もうちょっと経ってクライバーの「椿姫」と「こうもり」に出会って、「ヨオロッパの人はこんなに年がら年中舞踏会やってるのか」という間違った印象を抱いたので、私の子供の頃の西洋に対する知識はほとんどオペラからである。

さて。

最初はマスカーニの「カヴァレリア」。

<あらすじ>
カレシが元カノとよりを戻しちゃって、元カノの現ダンナと決闘してカレシが殺されちゃったって話。

マスカーニは他にイリスや友人フリッツなど結構色々とオペラは書いているんだけど、だいたいこの曲一曲だけで知られている。しかも間奏曲で。

そして。筋書き的にはちっともおもんない。正直どうでもいい。ただ、音楽だけはどうしようもなく美しい。私も前奏の最初の最初にハープがぽろろろんと鳴っただけで、涙出そうになったもん。

今回とても席が良かった(2階席のオケ横の前の方)ので、とてもオケが良く聴こえたし生演奏の素晴らしさを存分に味わうことができた。しかも今回の東フィルの鳴りっぷりは素晴らしかった。有名な間奏曲では意外と抑え目だったのは、指揮者の指示だったのかな。この曲は間奏曲ばっかりじゃないぞ!!っていう。

演出は何にも・・・普通だった。ひねりも読み替えもなく。見なれぬキリスト様とマリア様のおみこしに「おお」と思ったくらいで。ホント風景はただの田舎だった。でも何もやりようがないもんね、この曲。

歌手は。主役のサントゥッツアはいかにも歌がうまそうな顔とが体型であり。いやあの体型で歌がヘタだったらサギだろう。新国のHPでの写真は結構カワイイなと思ったけど、実際は宍戸エリカさんのような・・・いや宍戸さんだってあんなに太ってないか。なに人かなあと持ったらベネズエラ人とのこと。声量があり、大変素晴らしい。(ちなみに今回のカヴァーが清水カスミさんということで、彼女のサンタも聞いてみたいな。うまいもんね彼女。)

まあ、有名なアリア「ママも知るとおり」を聞いたときは、私がマンマだったとしたら「とりあえずダイエットしろ。話はそれからだ」と言うと思う。あんな体型ではどんなに美人だってもあのスタイルのいいローラに太刀打ちできない。それこそ息子がかわいそうだ。

相手役のトゥリッドウの人はいかにもイタリア・オペラ的な若々しい美声を聞かせていて、とてもよかった。誰かのブログで一本調子的なことが書いてあったのでちょっと期待してなかったけど、私は良かったと思う(あまりイタオペ観ないのでよくわかんないけど)。

でもまあ、なんか・・・釈然としないオペラなのは変わりなく。音楽はホントに素晴らしい。

一旦コマーシャル。

その2

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2010年8月 2日 (月曜日)

ショルティ箱8枚目。ドイツ語「椿姫」(1951)

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ヴェルディ:歌劇「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」(ハイライト・ドイツ語)
クララ・エバース(ヴィオレッタ・ヴァレリー)
ヴァルター・ルードヴィヒ(アルフレード・ジェルモン)
カール・シュミット=ヴァルター(ジョルジョ・ジェルモン)
その他
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮/バイエルン放送交響楽団・合唱団

ショルティ箱、買っておきながら放置してたので、たまには聴いてみよう。ショルティ得意の?「椿姫」である。ショルティの椿姫といえばゲオルギューが歌ったのが有名だが、これは今から60年近くも前の録音。こんな昔だが、ライブでなく放送録音なのでモノラルながら全然音はよい。

歌手は知ってるような知らないような、非常にあいまいな方々である。ハイライトなもんで、あの美しい(私の大好きな)第一幕前奏曲はもちろんカットで、いきなり乾杯の歌。「ぞ、とりーんけんとりんけん」とか言ってて「こうもり」かと思ってしまうぜ。

まあ・・・最初に違和感はありつつも慣れればなんとか。椿姫役の歌手は、この時代の平均的な発声法なのかな、シュヴァルツコプフとかに近い感じの細やかな声である。あくまで近いというだけの話だが。コロラチュラばりばりな感じではない。

アルフレードの人はとてもソフト&リリックな声である。モーツァルトを得意とした人なようだ。一昔前の名歌手だったのかしらん。よく知らん(大体、私の知らない歌手はモーツァルト歌いな事が多い)。

カール・シュミット=ヴァルターというバリトン歌手も、実はあんまり知らん・・・探せばウチのどっかに音源ありそうだけんども。だがとってもいい感じだ。なんか「ドイツ語=キワモノ」みたいなのを通り越して結構聴き惚れてしまう。「プロヴァンスの陸と海」なんてなんだかとても軽やかで「おとうさん」って感じはしない。青年のように若々しい声。素敵だわ~。

調べたらW・ルードヴィヒとK・シュミット=ヴァルターはフルトヴェングラー指揮ザルツブルグ1949年の魔笛に出演しているのね。タミーノとパパゲーノとして。結構有名な歌手なのね。しかもシュミット=ヴァルターは、バイロイトのマイスタージンガーによく出てたみたいだ。

素敵なの発見。
http://www.youtube.com/watch?v=nWWQMAc5FIc

・・・って思いながら聴いてるとだんだんヴェルディに聴こえなくて、魔笛みたいに聴こえるのは何だか不思議。スタジオ録音のせいか歌唱もおとなしい。たまにオケが「俺はショルティじゃ」と激しく主張する時もあるが。

なお、このCDは「パリを離れて」で終わってしまうので、ヴィオレッタが死なない。大変に欲求不満になる一枚である。まあ、最近はヴィオレッタ死なない演出のもあるし、いいのかな。

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健康診断が近い(何故年に2回あるんだろう・・・謎)ので、体重を落とすために夕飯はキャベツ中心にし、ビールは飲まないことに。(と、ここに書いておけば健康診断までは続けられるだろう。)

P1110443 最近ビールテイスト飲料が流行っているが、日本のは高い。私は輸入ものでいいのをみつけた。とっても安いのである(1缶89円)。味はまあ・・・これしかないって思えば飲む程度。ビールには程遠いがまずくはない。アルコールは0.5%未満、カロリーはビールの3分の1くらいか。

しかし。この飲み物が売っているのは隣町のディスカウントショップ。休日にまとめて買いに行くんだが、歩くととても暑い。死にそうになる。自転車が入り辛い商店街にあるし。

で、昨日、灼熱の中また買いに行ったのだが、その商店街はお祭りをやっていた。で、飲み物を買った店でお祭りの出店で使える券「1点」を貰った。「1点じゃ何も使えないな」と買いもの袋の中に放り投げた。で、暑さに苦しみながら帰ろうとしたら、かき氷屋さんの出店が。なんと「1点」って書いてある。大喜びで券を出して、いちご味のかき氷を美味しく頂いた。何か凄く得をした感じでした。では。

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2009年3月20日 (金曜日)

モンテヴェルディ/ポッペアの戴冠  ガーディナー

モンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」
シルヴィア・マクネアー(ポッペア)
ダナ・ハンチャード(ネローネ)
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(オッターヴィア)
マイケル・チャンス(オットーネ)
フランチェスコ・エッレロ・ダルテーニャ(セネカ)
キャサリン・ボット(ドゥルシッラ)
ベルナルタ・フィンク(アルナルタ)
ロバート・バルコーニ(乳母) その他
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ

一昨日貰った大量のチラシの中で見たのだが、近々この「ポッペアの戴冠」てオペラを新国立劇場中劇場でするらしい。主役はモリマキさんでな。やはりこの役は男を惑わす色香がないとね。こないだテレビでみたときはすっかりおかーさん体型(っていうのは太ったって意味じゃなくて、出るとこ出てたっつー意味)になってらしたけども、この役には容姿的に不足ないかと。

私はこのオペラ、一回だけナマで見たことがある。ずいぶん前だがオール日本人で、何故か演出が歌舞伎っぽくアレンジされていた。全員和装でした。女性は十二単だった気がする。副題名は確か「花羅馬恋立引」だった・・・ような。漢字間違ってたらごめんなさい。あ、「はなのろうまこいのたてひき」って読むんだったよ。
普段、あまりバロック系は聴かないのだが、この舞台はとても楽しめた。歌舞伎好きの友人も連れて行ったのだが、面白かったみたい。最後はお雛祭りみたいな戴冠式になってた。ちょうど3月の公演だったと記憶する。

で、その時の予習として買ったんだか・・・このCD。そんなに滅多に聴くことはないのだが、久しぶりに引っ張りだしてみた。

このオペラの筋書きはローマ時代って昔の話なのに、とても革新的である。例えて言えば、ベルクのオペラなんかと大差ないって思う。筋を簡単に言えば、愛人が正妻をおんだして自分が妻の座につくというもの。

あらすじ
<プロローグ>
神々の遊び。運命の神と美徳の神が「私たちの力が一番だ」と語りあっている。そこへ愛の神が「一番は私だ」と登場。運命と美徳は「お前だったのか」とそれを認める。

第1幕
皇帝ネローネの時代のローマ。皇帝ネローネは自分の部下である騎士長オットーネ(出張中)の妻ポッペアと情事を重ねていた。ネローネが去るとポッペアは戴冠に夢見て心躍らせるが、乳母はこれをいさめる。一方ネローネの妻オッターヴィアはダンナの不貞を嘆いている。

オッターヴィアの元にネローネの師であるセネカが現れ、彼女を慰める。しかしネローネは妻を離縁しポッペアを正妻に迎えることにしたという。それを聞いたセネカはネローネをいさめるが、ネローネはブチギレるばかり。

そのことを知ってポッペアは大喜びし、邪魔者のセネカを亡きものにしようと皇帝に仕向ける。そしてオットーネに別れを告げるポッペア。オットーネは彼に想いを寄せる宮廷の女ドゥルシッラに慰められるが、ポッペアを忘れることはできない。

第2幕
セネカは皇帝からの使いに死を命ぜられると、自分で命を断つ。オッターヴィアはオットーネにポッペアの殺害を命ずる。一方ドゥルシッラは自分の恋の成就を信じて幸福に舞い上がっている。オットーネはドゥルシッラの服を借り変装して妻の暗殺に向う。

戴冠への希望を強めたポッペアが乳母の子守唄でまどろんでいる所へ、女装したオットーネが現れ妻を殺そうとするが、ポッペアを応援する愛の神が現れ「私だ」とこれをさえぎる。オットーネは逃走。愛の神はポッペアを皇妃とすることを宣言。

第3幕
そんな大事件が起こってることもつゆ知らず幸福な様子のドゥルシッラだったが、ポッペア暗殺の疑いをかけられ捕えられてしまう。彼女は皇帝の前に引き出される。ようやく事情を知った彼女はオットーネの身代わりに死のうとする。そこへオットーネが現れ自分が真犯人だと告げる。かばい合う二人をネローネは追放処分に、さらに陰謀の張本人の妻オッターヴィアを小舟に乗せて海に流すことに(島流し?)。オッターヴィアはアリアを一発歌ってローマに別れを告げる。

全ての障害がなくなったネローネとポッペアは戴冠の時を迎える。愛の神やすべての人に祝福される二人。めでたしめでたし・・・て。

めでたいのか?
 
まあ、追放されたとはいえ新しい彼女ができてダンナのオットーネは良かったのかもしれない。ドゥルシッラは何よりラッキー。一方オッターヴィアは可愛そうだ。お舟がついた島でよいご縁がありますように。本来なら可愛そうなこっちを主役にすべきだと思うが、あくまで主役は悪役のポッペアなのが、このオペラのポイント。

こういった設定でなかったら、今も普通に上演されているかどうか。バロックな演出でも、逆に現代的な演出でもどんな読み換えにも対応しそうな筋書きだから、今も上演される機会があるのかな。少なくともモーツァルトのオペラよりも刺激的だ、私には。

さて、このCDの演奏は(一般的には普通なのだろうか)主役はほとんど女声かカウンターテナーなのでなんだか区別が付きにくい。暴君ネローネがソプラノっていったいなんなのよ。そしてオッターヴィアの乳母が男の人が演じてたり(ばってん荒川さんを想像)、なんだかややこしい。

普段聴きなれている歌手のみなさん(マクネアーとかオッターとか)がバロックということでちょっと違う発声なのがまたいい感じ。ノンヴィブラートだったり小刻みなヴィブラートだったり。マクネアーのささやくような声がエロい。

ただ、この曲 CD3枚でうち2枚は目いっぱいって少し長すぎる気はするが(こんなに長かったっけか?)。舞台で見るとドラマティックで面白いのかもね。

(新国のこの曲の公演は行く予定はなし。飯守さんのガラコン買っちゃったんで。すいません)

出演者が何故かみんな奇麗な件。

http://www.youtube.com/watch?v=4E3C5tbmKtY

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2008年8月22日 (金曜日)

二期会/ラ・トラヴィアータ

P1110080 しょっちゅう葉書送ってくださる、二期会。すいません

今度は「ラ・トラヴィアータ」だな、ヴェルディの。送ってくれるに全然行かないのも悪いので、一応宣伝。これをご覧になって出かける方も、もしかしているかもしれないからね。

二期会/ラ・トラヴィアータ

9月のオネーギンの葉書は来たけど、そのあとのヤナーチェクの案内は何故かこない。あ、来たのに気がつかなかっただけかなあ。お金ないから行かないけど。

またダブルキャスト。個人的には2月12日と14日の回がいいかなあ。「ワルキューレ」のヴォータンを歌ってた小森輝彦さんがジェルモンを歌うだ(若くね?)。また、樋口達哉さんがアルフレードを歌う。他にウリとしては、宮本亜門さんが演出ということである。

トラヴィアータ、幼少から慣れ親しんでいるから好きなオペラではあるけれど、普段ワーグナーを聴いている者にとっては時間が短くて拍子抜けする。実演では2回ほど行ったけど、なんだかあっというまに終わってしまうんだな。「あー出会いました」「あー一緒に住みました」「あー別れました」「あー死にました」・・・という感じ。涙涙の物語なのに・・・短すぎて意外と泣けない・・・私は。

ドミ・モンドって高級娼婦って意味かあ・・・・。(二期会のHPより)

有名なわりに何かとナゾの多いこのオペラ(一緒に住んでて生活費の出所がどこかワカランなんていくらなんでもバカだ、アルフレード)、短いのがお好きな方にはお勧めします。

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2007年4月11日 (水曜日)

デル・モナコ&カラス/アンドレア・シェニエ


ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
マリア・カラス(マッダレーナ・ディ・コワニー)、マリオ・デル・モナコ(アンドレア・シェニエ)、アルド・プロッティ(カルロ・ジェラール)その他
アントニオ・ヴォットー指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
(1955年)

もー、春になったかと思ったら、寒いのですね!こんな日は温かいシチューを。しかし、普通のシチューではなくて、得意のハンガリアン・グラーシュ(グヤーシュ)を。

Pa0_0087 ハンガリーに行ったことはないので本場のはよく知らないのだが、ウィーンでは何度か食べたものである。ガイドブックに載っている「グラーシュ・ムゼウム」って有名なお店のグラーシュは、今ひとつハマらなかったが、モーツァルトやベートーヴェンも行った老舗「グリーヒェンバイスル」の近くにある「Erdinger」ってレストランのグラーシュはとっても美味しかった。生ビールとともに最高。まだあんのかな、アノ店。

<作り方>
・タマネギ一個はさいの目に切る。ニンニクはみじん切りにする。
・シチュー鍋にバターと油を適当に入れる(本当はラード入れるみたいだ)。タマネギを透き通るまで炒める。
・鍋を火から下ろし、パプリカパウダーを大匙2杯くらい入れて水を少しそそぐ。
・カレー・シチュー用の角切り牛肉(今日は貧しく切り落とし肉で作った)を200グラムぐらい入れる。ニンニク、塩コショー、キャラウェイで風味をつける。赤ワイン半カップ、コンソメスープを一カップ、ブランデーを少々入れる。弱火で40分くらい煮る(切り落とし肉だったらもちろんそんなに煮る必要はない)。トマト缶詰半分を加える。
・ピーマン2個は細切り、ジャガイモは皮をむき2センチ角くらいに切る。鍋に入れてマジョラムを加える。もっと煮る。スープにとろみがつきジャガイモが煮崩れてきたら塩とパプリカと最後にエロスを加えて(←杉本彩風に)出来上がり。

牛肉もいいけど、鶏でも相当美味しい。ピーマンは絶対入れたいし、タマネギはたくさん入れたほうが美味しいでえす。

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さてえ。情熱とエロスのグラーシュのあとは。やっぱり情熱のオペラ、「アンドレア・シェニエ」を。

ま、シェニエっつったらひと昔まえはデル・モナコなんだけれども、何年か前にNHKのテレビでやってたむかーしのイタリア歌劇団日本公演(昔はスカラ座引越し公演とかそーゆーのではなくてイタリアの名歌手が一堂に揃ってやって来てたらしい。デル・モナコは飛行機嫌いで貨物船で来たというのをどこかで読んだ。)のふるーいビデオをハイライトでやってたのを観た。
そのときに、テバルディとデル・モナコが共演した「アンドレア・シェニエ」の最後の、二人で手に手を取って断頭台へと向かう場面を放映したのである。

軽く、気絶した。その日、一晩眠れなかった。こんなのを日本で上演したのか。それを観た日本人がいたのか。なんて幸せな人なんだ。生で見たら多分本当に気絶してたかもしれない。

そんなこんなで、該当のDVDは店頭で見たものの何故か買わずにカラスとデル・モナコの共演したEMI盤を購入。日本国内盤のくせに音は相当貧しい。普通の鑑賞に堪えるとはとても言いがたい。

どうしてもタイトル・ロールが男ということもありカラスは役柄的にちょっと悔しいところであるが、もう相当頑張っており。血管切れそーになって歌っている。それに輪をかけてデル・モナコのがんばりようったら。有名なアリア「ある日青空を眺めて」なんかすげー。鼻血。
最後ももう、トゥーランドットの終幕を越えたド迫力、カラスとデル・モナコによる果し合い。血で血を洗う世紀の大決闘のようである。聴いてスカっとすることうけあい。

録音の貧しさはかなりだが、ヒストリカルに違和感ない方は是非。

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2007年4月10日 (火曜日)

カラス・プレートル/トスカ

プッチーニ:歌劇「トスカ」
マリア・カラス(フローリア・トスカ)、カルロ・ベルゴンツィ(マリオ・カヴァラドッシ)、ティート・ゴッビ(スカルピア)、その他
ジョルジュ・プレートル指揮/パリ音楽院管弦楽団・パリ国立歌劇場合唱団




まあ、カラスといったらこれだあね。舞台女優といっていいね。ゴッビもまた、このスカルピアって役の代名詞といっていい。

実は、私の持っているトスカはこれしかない。もう、これで十分っていうか・・・カラスのトスカってデ・サバタの旧盤もあって、おそらくカヴァラドッシがディ・ステファノってところからきっと旧盤のほうがよいのだろう・・・録音を除けば。カラスもきっと若いしね。

でも、ま、私の持っている新しいほうの録音も(密かに効果音とか入っているせいか)なんだか映画みたいでとってもワクワクするし、曲自体を楽しむには不足ないと思う。ゴッビのスカルピアがねー。第一幕の最後の合唱とともにスカルピアが歌う「Va, Tosca!(行け、トスカ!)」はもう、何度聴いてもトリハダものだわね。悪役であるにもかかわらず、めちゃかっこいいと思う。

で、まー。

「トスカ」ってオペラは私は今まで一回しか観にいったことはないのである。随分前だが何年前だろう。ハツダイが始まってかなり新しい頃である。

新国は今と違う体制であった。詳しくは知らないが。

私は在京オケに友人がいるのだが、その人がオケピで出演する演目であった。仲良しの女友達を連れて、お洒落して新国でオペラ観劇。しかもプッチーニ。しかもオケの中に知り合いがいて、幕間にオケ・ピットにいる友人に「やあ。久しぶりだね、元気かい?楽しませてもらってるよ。」なんて言ったりして。(←も、モチロン現実にはそんなエラソーではなく、「こんにちは~、お元気ですか?キュピ」くらいかな。)

くー!あたし、かっこいい。
男に生まれてたら、すっげー女にモテてたかも。

で、その日の公演はどんな感じだったかというと。
本当に素晴らしい舞台だった。舞台装置は。
新国立劇場は、日本では(東京では)随一のオペラ劇場であり。従来の劇場が横長の舞台だったのに対し、外国の歌劇場の舞台なみに奥行きがすごーくある。(そ、そんなこといまさらいうまでもない!)

そんなところを利用して、第一幕の教会のあの「Va,Tosca!」のシーンではヨーロッパの豪華な教会を素晴らしく再現していた。合唱団も沢山出演していてみな金ピカの豪華な衣装を着ていて、「こ、これが日本での舞台とは!!」と心から感嘆したものだ。

が。

申し訳ない。歌手の方は名前は全く覚えていない。

トスカは日本のむかーしから活躍している有名な歌手の方だったと思う(何故か忘れた)。カヴァラドッシは全然知らないイタリア?だかの歌手の方。
ああ、こんなこと書いて申し訳ない。トスカの歌手の方はすごい大ヴェテランの方だったので拍手喝采を浴びていたが。

もうすでに何回も外国の引越し公演も見、ウィーンやロンドンでも歌劇場に赴き。
しかも、在京オケのコンサートや日本人によるオペラ公演に足しげく通い、日本の歌手の方だって欧米の歌手並みに素晴らしい人が沢山いらっしゃるってことを知っている私。一瞬自分の今まで積み重ねた年月までも疑ってしまったこの公演。一生忘れることはでき、まい。

帰り道に、友人にも言えず、心の中で叫んだ。
「もー、勘弁してよ、こんなプリマドンナ。どーゆーつもりなのチケット高いのに。もう新国立はこねー。(泣泣泣)」

(あ、もしかしてアノ公演では!!と思う方も頼むから黙ってて。)

や。それは昔の話です。

現在の新国はそんなことありません。素晴らしい、世界に誇る歌劇場ですよ!!!トーキョー・リングも素晴らしかったしね。(←フォローも忘れない)

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いつかどこかで、書きたかった。
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2006年9月15日 (金曜日)

ヴァルナイ/カヴァレリア・ルスティカーナ

Cavareria1 マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
アストリッド・ヴァルナイ(サントゥッツア)ハンス・ホップフ(トゥリッドゥ)James Pease(アルフィオ) Hanna Scholl(ローラ) Hanne Munch(ルチア)
ヴォルフガング・ザヴァリッシュ指揮/バイエルン放送管弦楽団・合唱団
(MYTO 042.HO86)1954年

最近、CD屋に足を運んでいないということに突然気づき、昨日タワーレコードに行ってまいりました。広告を出している以上、たまには行かないと。

当然、アストリッド・ヴァルナイの追悼コーナーができておりました。その中にあったのがこのマスカーニ。ヴァルナイのイタオペはヴェルディとかあるのは知ってたけど、マスカーニときたら買いでしょ。というわけで、購入。

これはライブではないみたいなの。放送用に録音されたものみたいです。モノラルながら観客の雑音はなく、結構聴きやすいと思います。しかも、指揮はザヴァリッシュでしょ~。これ、もしかしてこのメンバーだったら「ヴァルキューレ」第一幕のほうがあってるかもしんね。歌唱は勿論ドイツ語ですわ。




期待しちゃうでしょ?



前奏曲からいきなりホップフのトゥリッドゥが「ジークフリート」しとります。角笛は吹いてないけどー。
きゃー、やったね。
こういうのが欲しかったのよ。

そしてただの告げ口女のはずのサントゥッツァはヴァルナイってことで、まるでジークフリートの浮気を彼のママに言いつけに来たブリュンヒルデである。(うぎゃー、どういう設定?)

賛美歌と一緒に歌うサントゥッツァの歌は本当に素晴らしい。っつーかもうド迫力でブリュンヒルデ以外にきこえねー。オケも合唱もすごい盛り上がりで(ブラボー、ザヴァリッシュ!)、そもそもだれのオペラだかわからなくなってくる。ちょっとタンホイザーかローエングリンにも聞こえ。

ヴァルナイの歌う「ママも知るとおり」Mutter ihr werdet wissenって歌いだすところの『ヴィッセン』ってとこがなんかブリュンヒルデの自己犠牲っぽい。まるで「リング」の別バージョンが発見されたのかと思うくらいよ。

続いてトゥリッドウが登場してサントゥッツァと歌うのですが、ジークフリートとブリュンヒルデの痴話喧嘩?と思うくらいなんだかかっこいい。聴き応えある~。
シチリアってどこよ~、こりゃ北欧の山々しか頭に浮かばないわよ。

・・・と夢中になって聴いているところへ、トゥリッドウの浮気相手のローラが登場するんだけど、突然「実はこれはヴェリズモオペラでえす」といふ感じのコケテッシュな声で、現実に戻される。


そしてまた。サントゥッツァとローラの夫アルフィオの二重唱はまた、「神々の黄昏」のブリュンヒルデがハーゲンと復讐を誓うシーンしか思い浮かばない。あはれワグネリアン。

・・・とまあ、とにかく良いのか悪いのか「リング」好きにはもうたまらない録音となっており。イタオペ好きの人はどう思うかさっぱり見当が付かないけれど、ともかくヴァルナイのファンの方は聴いてソンはないです。(正直、一緒に買ったバイロイトのトリスタン全曲よりぜんぜんヴァルナイは調子がよいのはどうしてよ)


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応援ありがとうございます。とっても嬉しい。
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2006年8月24日 (木曜日)

サントリーホールへ。

今日は、突然コンサートへ行ってきました。
なんか・・・全然予定にはなかったんですけど。

今日、会社帰りの電車のトランジットする駅を寝ぼけて間違えてしまい、六本木一丁目駅で降りてしまいました。

うーん。六本木=サントリーホール。最近(ネット繋げてから?)行ってないな。
今日は何やってるかわかんないけど、とにかく行ってこよう。

何もやってなかったら、オ・バッカナールのパン買って帰ってこよう。
何かやっててもつまんないのだったらやめよう。

と、思ったら、結構ストライクゾーン・内角低めのがやっていました。

イタリア・オペラ 名曲アリア・コンサート
指揮/菊池彦典 読売日響
出演歌手/須藤慎吾(Br)新垣有希子(Sop)大塚博章(Bs)
以上、日伊声楽コンコルソ入賞者
野田ヒロ子(Sop) 中鉢 聡(T)

曲目:ドニゼッティ「ドン・パスクァーレ」序曲
ヴェルディ「ドン・カルロ」より「彼女は私を愛していない」
ベッリーニ「清教徒」より「あなたの優しい声が」
ヴェルディ「椿姫」第3幕前奏曲
ドニゼッティ「愛の妙薬」より「魅惑溢れるパリスが」
ヴェルディ「マクベス」より「憐れみも、誉れも、愛も」

(休憩)

ヴェルディ「シチリア島の夕べの祈り」序曲
プッチーニ「ボエーム」より「私の名はミミ」
ヴェルディ「仮面舞踏会」より「今度の航海は無事だろうか」
チレア「アドリアーナ・ルクヴルール」間奏曲
ヴェルディ「運命の力」より「神よ、平和を与えたまえ」
プッチーニ「マノン・レスコー」より「ご覧下さい、狂った僕を」
フェラーリ「スザンナの秘密」序曲
マスカーニ「友人フリッツ」より「さくらんぼの二重唱」
(アンコールは全員で「乾杯の歌」・・・予想通り!)

以上、盛りだくさんです。

今夜の趣旨は、前半は第42回日伊コンコルソ入賞者の1~3位の新進歌手をお披露目して、後半はすでにご活躍の若手歌手の歌を堪能しようというものです。

私は評論家ではないから、批評とかはできないので適当に印象を。コンコルソ入賞の方々はすでに舞台等に出られて活躍されている方のようです。でも、だれも知りません。プロフィールを見て、「絶対このオペラ行ってるはず」と思った人でも全然覚えてない。

正直なところ、2・3位の方はあまり印象に残らなかったです。第1位の須藤さんは、凄く肌が荒れていて、お肌のパックが必要だと思いました。しかし、歌のほうは凄い堂に入っていると思いました。イタリア留学経験もあり、歌っている時の所作とかも実に手馴れていると思いました。声量もすごくあるみたい。結構注目の歌手だと思います。

後半。ソプラノの野田さんはプッチーニとヴェルディとマスカーニを歌われましたが、私の独断から申しますと、プッチーニのような可憐な役よりヴェルディのような少しドラマティックな役のほうがお似合いだと思います。髪のカールがキマっててうらやましい。

テノールの中鉢さんは、イケメンで既に人気がありテレビにもよく出ている歌手のようですが、私は生で見聞きするのは初めてです。

すごく端正な顔立ちなのかと(チラシ等で)思っていましたが、本物はもっとワイルドな感じがしました。顔も声も(そんなこと思うのは私だけかもしれないけど)なんとなくペーター・ホフマン入ってるような気がしました。なんか声も鼻にかかってて。

イタオペの人だと思うけど、ジークムントとか歌ってもらいたいです(無茶いうな)。あと、髪がばさばさで、キューティクルが死んでいます。イケメンテナーとしてやっていくのなら、髪のトリートメントは欠かせないと思います。



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さて、コンサートにありがちの、入り口でもらったコンサートチラシの中で、気になったもの。(行きたいわけではなく、気になっただけのものも含む)

・東京音楽コンクール本選で、コルンゴルトのチェロ協奏曲が演奏されます。しかし明日で時間も17時から上野文化会館で、ムリ。

・アルマ・マーラーとウィーン世紀末の芸術家たち(9/3)神奈川県立音楽堂

・コバケン真夏の第九。(8/26)池田理代子さんが独唱者。


・都響 オラトリオ「イワン雷帝」(9/12)

・ショスタコーヴィチ生誕100年記念コンサート「芸術歌曲から映画音楽まで」東京文化小ホール(9/24)

・声帯が虹を描く(巻上公一さん他のコレボレーション?)(12/8)みなとみらい小


しかし、一番の注目はこれです↓

・シャルパンティエ「ルイーズ」日本初演(1/27・28)
新国立中劇場



誰がルイーズを?誰?知りたい!
と、とにかく。
首をなが~くして待っていますのよ!

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