2018年5月31日 (木曜日)

飯守さんのフィデリオ at天井桟敷 (新国立劇場)

Fidelio3ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
ドン・フェルナンド:黒田 博
ドン・ピツァロ:ミヒャエル・クプファー・ラデツキー
フロレスタン:ステファン・グールド
レオノーレ:リカルダ・メルベート
ロッコ:妻屋 秀和
マルツェリーネ:石橋 栄実
ヤキーノ:鈴木 准
囚人1:片寄 純也
囚人2:大沼 徹
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団
指揮:飯守 泰次郎
演出:カタリーナ・ワーグナー
ドラマトゥルク:ダニエル・ウェーバー
美術:マルク・レーラー
衣装:トーマス・カイザー
照明:クリスティアン・ケメトミュラー
舞台監督:村田 健輔

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(5月30日 新国立劇場オペラパレス )
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チョンさんのときも書いたが、フィデリオは苦手なオペラなので、全く行く予定もなかったのだが、カタリーナの演出のあまりの評判の悪さに俄然観に行きたくなり(でも2万は払えないなあ)、行った次第。
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とある日のZ席を取ろうとしたところ瞬殺だったのであきらめてたところ、平日の30日はまだD席が若干残ってたので、これ幸いとGET。しかし、4階席の一番後ろって生まれて初めてだ(新国では)。
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ほとんどZ席と変わらない感じで端っこに近い席。でも行ってみたら意外と・・・快適なもんなんだなと思った。音もマイルドになっててよろしいし、まあ歌手の声もよく聴こえた(声量のない歌手はキビシイかな)。ワーグナー歌手が主役だったのがよかったのかな。
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何より、4階席でよかったと思ったのは舞台の構造が、3階建て(3階に中2階的なものがあるので4階建てともいうかも)であったのでどの階も比較的よく見えたことである。逆に平土間一階席は舞台の上の方は見えなかった・・・とい情報もネットであった(だとしたらキツイな。2万いくら払ってそれじゃ)。まあ、ほぼZ席なので舞台の左下の部分が若干見切れてしまったのだけど、不満といえばそのくらい。私の性能のいい双眼鏡では歌手の表情までとてもよく見える。
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(あと一日残り公演ありますので、最終日を楽しみにしている方は以下を読まないほうがよろしいかと。私はまったく行く予定なかったのでネタバレ全部読んでしまってから行きました。あはははははは)
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舞台中央の広場?的なところに人工芝を敷き詰め、ピンクのお花を舞台に並べて刺していく看守たち。しかし、マルツェリーネがそれらをなぎ倒しながら登場。恋に恋する乙女のマルツェリーネの頭の中もお花畑である。巨大なバービー人形とその彼氏人形(ケンだったかな)でままごと遊びである。そんな彼女に恋するヤキーノは振られてばっかり。
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レオノーレは最初はお花のワンピース姿で登場するも、かつらをかぶりズボンをはいて男性に変装するのだ。ドン・ピツァロが登場するからって、また人工芝とかお花とか片付けなくちゃならなくて、歌手のみなさんご苦労様である。
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えーと3階建て(4階建て?)のフロア案内をしなくちゃ。1階、その他囚人たちの牢屋でごさいま~す(合唱が必要なときだけ新国立の見事な舞台機構を使って舞台が上に上がり、登場する)。2階、フロレスタンの牢屋でございま~す。3階は左からレオノーレのお部屋(フロレスタンのでかい肖像画が飾ってある。どうやって持ち込んだのかしら)、広場的なもの、看守のお仕事場?、その上にドン・ピツァロのお部屋で、何故かレオノーレの肖像画が飾ってある。
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レオノーレの提案で「囚人にも日の光を浴びさせてあげたら」ということで、囚人たちのお部屋(牢屋だな)が登場。元気ないはずの囚人たちは滅法歌がうまい。元気いっぱい歌う(オペラだからしょうがないな)。囚人の一人に私がファンである大沼さん。いい声。でも、べつに日に当たる様子もなく、牢屋は真っ暗なまま。
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第1幕では普通は登場しないはずのフロレスタンは最初っからずっと舞台にいる。何故かVIP待遇なのか個室であり、ちゃぶ台的なものもある。どこからチョークを持ってきたのか、壁にいっぱい妻の絵とか植物の絵とか描いてる。もともと絵描きなのかな(←そんな設定ない)。
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第2幕。政治犯でドンピツァロに命を狙われているフロレスタンの元へ妻のレオノーレ看守長のロッコとともに地下へ。フロレスタンは例のアリアを歌いながらなぜか床板を引っぺがして土をほりほり。脱獄しようとしてるのかな(なわけない)。結局そこが彼の墓穴となるわけだが。
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ドン・ピツァロが地下牢に降りてきて、フロレスタンを殺そうとしたところ、男装してたレオノーレが上着を脱ぎだして、自分の正体を明かす・・・が、(このへん、見切れてあんまり見えず)ドン・ピツァロにフロレスタンがナイフで刺されてしまう。驚くレオノーレ。そこで例の大臣到着のラッパ・・・からのレオノーレ序曲第3番。その素晴らしい飯守さんの指揮による演奏の中、レオノーレもやっぱし殺されちゃうし、地下牢の入口をふさぐためにレンガをどんどん積んでいくし(まるで「ラインの黄金」の巨人族みたいな・・・ってやっぱりワーグナーのひ孫さんだねえ)、普通とは真逆のことがどんどん繰り広げられていた。あたしは大体知ってたので「ほうほう」と思って見てたけど・・・周りの人は若干ぎょっとしてた感。
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そのまた地下牢のその他おおぜいの囚人さんたちのところへ、ご家族やら恋人とおぼしき女声合唱団が登場。そして牢屋はあけられ再会を喜ぶ人たち。そこへフロレスタンとレオノーレの・・・ダミーの人たち・・・が登場。フロレスタンはドン・ピツァロの変装?で、女性は「なんでわたしここにいるの?」的なキョトン顔。本物のこのご夫婦は牢屋に閉じ込められたまま(死んだはずなのに)二重唱を歌っている。幽霊なのかしら。自分で墓穴を掘って横たわってみたり。
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最後の最後は囚人たちの高らかな合唱で終わる・・・はずが・・・解放されたと思ったらお迎えのご家族ともどもまた牢屋に入れられて閉められてしまう。もしかしてこのあとはガス室に入れられてしまうのかも・・・という勝手な想像がふくらんでしまう。それにしてもなんというバッドエンディング、もう最高じゃないですか。夫婦愛とかハッピーエンドとか、このオペラの私の苦手なところをすべてひっくり返してくれたのだ。もうね、大っ嫌いだったカタリーナさんが好きになってしまった。バイロイト行きてえ。
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演出家は帰国してしまったので、(期待してた)演出に対してのブーはなし。ドン・ピツァロ役にのみブーが若干・・・まあこれは私も思ったのでしかたないかも。主役二人はこないだ「神々の黄昏」で歌ってた人だったので、なんか繋がってる感があって面白かった。歌は当然素晴らしかった。他はマルツェリーネ役の石橋さんがよく通る素晴らしい声でよかった(以前、BSNHKで謎の関西オペラ?を放送したときに見聞きして、素晴らしいお声だと思った。希望通りナマで聴けて嬉しい)。
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飯守さんの振る東響は本当に素晴らしかった。とくに頻出するホルンの重奏とかめっちゃいいし(ベートーヴェンの音がする、ねっ!)、レオノーレ序曲も最高だった。新国の芸術監督としての最後の演目、飯守先生お疲れ様でした。いい舞台をたくさん見せて下さって本当にありがとうございました。
 
Fidelio2天井桟敷から見える舞台。 

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2018年5月12日 (土曜日)

フィデリオ チョン・ミョンフン 東京フィル (オペラシティ)

ベートーヴェン/歌劇『フィデリオ』(演奏会形式)
フロレスタン (テノール):ペーター・ザイフェルト
レオノーレ (ソプラノ):マヌエラ・ウール
ドン・フェルナンド(バリトン):小森輝彦
ドン・ピツァロ (バリトン):ルカ・ピサローニ
ロッコ(バス):フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ
マルツェリーネ(ソプラノ):シルヴィア・シュヴァルツ
ヤキーノ(テノール):大槻孝志
お話:篠井英介
指揮:チョン・ミョンフン
東京オペラシンガーズ(合唱指揮:田中祐子)
東京フィルハーモニー交響楽団

(5月10日 オペラシティコンサートホール)
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一昨日行ってきた。仕事の関係で全く行く予定はなかったのだが仕事が珍しく定時に終わったので速攻初台へ。実はナマ初フィデリオである。
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この曲は中二病こじらせてた頃フルトヴェングラーのライブ盤?を持ってた気がするが最後まで聴いたかどうか。フラグスタートのファンだったが。この曲はあまり気に入らなかったのかな。
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この日は(普通と違い)序曲として有名なレオノーレ序曲第3番が演奏された。私はこの曲が大好きで小学生の時によく聴いていた。バーンスタインの指揮だったな、確か。
また、これのホフナング音楽祭版も聴いてた。・・・ということであちこちでホフナング音楽祭の演奏を思い出し「ふふっ」ってなってしまう。
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ところでなんでこのコンサートに(そんなに得意なオペラでもないのに)行く事になったのかというと、私の好きな2大DVD「影のない女」と「ダナエの愛」に登場する主役二人の夢の共演が見られるというありがたい演奏会だったから。ザイフェルトはその昔日本で旧・猿之助さんが演出をしたあの「影のない女」サヴァリッシュ盤で皇帝を、ウールは「ダナエの愛」のDVDでダナエを演じている。どちらも大好きで、シュトラウス・ファンであれば是非見てほしいDVDである。
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それにしてもザイフェルトがまだ現役で歌ってるということが、驚きである。60代なのかな。ルチア・ポップの最後の夫であり、バイエルン日本公演で「アラベラ」のマッテオ役でポップと共演している。
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前置きが長くなったが、とにかくフィデリオは(私には)とっつきにくい。あくまでベートーヴェンベートーヴェンしており、普段あんまり聴かないモーツァルトの軽妙洒脱さが懐かしく思われるしまつ。ベートーヴェン的にはまったくそんなつもりはないんだろうけど、音楽室でのあの肖像画のおっかない顔のベートーヴェンが慣れないオペラを(首をかしげながら)作曲しているところが頭に浮かんできてなかなか楽しめない。やっぱりモーツァルトは天才なんだなあとヘンな感心。
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おまけにセリフはカットされ、砕けた感じの対訳も相まって若干「どうしよう」感が。まあ、歌唱は素晴らしく、まるでウィーンにいるような感じ。マルツェリーネ役のシュバルツがとてもチャーミング。歌もよい。
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で、やっと待ち望んでたレオノーレ役のウールが登場。この歌手さんはとても美しい人なのだけど、ダナエでも思ったのだけど笑ってないときのお顔がほんとに不機嫌そうな印象がある。まあ、これから夫を助けに行くところなのでにこにこしている場合ではないが。
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ウールの歌唱もほんとに素晴らしかった。なんか夫への愛を切々と?歌うアリアがあったのだが、周りの観客がみんな感動してたのが伝わってきたし、私も不覚にも泣いてしまった。
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で、1幕終わって休み時間にちょっと軽食して戻ってきたところ、私の横と前の席は空いてたのだがまず隣が大学生らしき男の子が座っていて(第1幕聞けなかったとしたら残念だ)、私の前の空いてた2つの席にカッポーが来て座った。これがこの日の悲劇の始まりだった(大学生の子は別に悪くない)。女の人は普通の地味な感じの人だったのだが、男の人が黒スーツキメキメ・頭もキメキメ・オーデコロンバシバシだった。まあオーデコロンが後ろの観客まで匂ってくるのはなかなかしんどいものはあったが、ヨーロッパのオペラハウスでは普通なんで、そんなに怒りは感じなかった。
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が。
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第2幕が始まってザイフェルト演じるフロレスタンが登場、あの素晴らしい第一声が発せられたところでそのスーツ男がくるっと彼女のほうを見て「これなに?」みたいな感じでびっくりスマイル。彼女も(彼が振り向いたので反射的に)彼を見る。そんなことが演奏中何回もあって(5~6回はあった)、そのたびに私は集中を削がれるのであった。この二人は演奏中ずっとこそこそとお話しをしていたし(別にうるさくはなかったが)、男性はずっとガムをくちゃくちゃ。外人かと思ったけど日本語しゃべってたから日本人だと思う。
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600x450dscn8987 こんな感じだったかな。↑
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どうにもこうにも退屈な音楽に耐えられなかったらしく、フロレスタンが解放されたあたりでお話し合いの末、静かに会場をお二人は抜け出した。
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ああ、苦しみから解放された!と私は舞台の上にいる囚人たちと一緒に喜んだ。二日前のサントリーホールでは某音楽評論家が演奏前に大騒ぎしたということが伝わっていたが、私はそれほどではなかったものの、地味に被害を被った。まあ、カッポーの二人は招待券貰ってしかたなく?初めてクラシックのコンサートに来たのだろう、仕方ないけれど、ホントに席の運・不運はあるもんだわ。決して安くないお金を払ってるのに・・・ねえ。
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演奏は素晴らしかった。合唱も歌手も素晴らしかった。夫を勇敢に助けたあとのレオノーレの美しい笑顔と誇らしげな歌唱が印象に残るし、ザイフェルトの年齢を感じさせない(まあ、昔3回くらい舞台を見聞きしているのでその頃と比べると外見はさすがに年とったなあという印象はあるが)パワーのある歌唱が素晴らしかった。最後はスタンディングオベーション。音楽的な詳しい感想は他にたくさんの人が書いているのでそっちを見て(逃)。
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色々と地味に疲れてしまった。心の底から感動している他の観客さんたちがうらやましかった。気にしすぎかな。
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終わってから、何故かシュトラウスの「平和の日」が聴きたくなった。ナマでやんないかな、同じメンバーで(無理?)。
 

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2016年3月19日 (土曜日)

ベート-ヴェン/ヴァイオリン・ソナタ集 スターン

130「アイザック・スターン・プレイズ・ベートーヴェン」より
ヴァイオリン・ソナタ全集(第1~10番)

ユージン・イストミン(ピアノ)
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何年か前に人に頂いたセット。殆ど聴いてなかったんだけど、「春だしな~春らしい曲が聴きたいな」とか思ったので、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」を。なんだこのセット、全集入ってるのか~とか思ってソナタを全部聴いた。聴いたというよりは流しっぱなしにしてただけであるが。

ベートーヴェンのソナタってなかなかいい。聴くと心がすっきりするような「春」もいいし、「クロイツェル」もかっこいい。いやまず「クロイツェル」って名前がかっこいいだろう。他もなんかいいなって思うものが何曲もあった(何番かわからんけど)。
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ストラディバリとグァルネリの音色の違いは私はよくわからんのだけど、大体「いい音だな~」と私が感じる時はストラディバリよりグァルネリの時が何故か多いので、グァルネリ使いのスターンの音は好きな音である。
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さて。
本日はラ・フォル・ジュルネの一般発売日だったので、何コマか予約をしてみた。いつも美味しい食事に誘ってくれる友人が「naopingさ~ん、私もクラシックのコンサートに連れてって下さいよ~」と常々言っていたので、「LFJはチャンス」と思って一つだけ誘ってみた。全くの初心者を連れていく際でも、私は容赦しない。初心者向けの「新世界」とか「田園」とかは選ばない。自分が行きたいものしか行かないのである。でもまあ、安いしせいぜい1時間だからそんなに退屈はしないだろう(現代音楽の無調のやつとかは勿論誘わないよ)。
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これをきっかけに「クラシックってこんなに退屈なつまんないものだったの」と思って、二度と一緒にコンサート行こうとは言わなくなってしまうかもしれない。それはそれでしょうがない。合わない音楽だってあるんだし、正直私にはよくわからない、初心者のことは。
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そういえば。
会社が昨年合併したときにやってきた、相手方の営業のブチョーがロックバンドに入っていて、私が音楽好きということを誰かから聞いたのか(多分取締役から聞いたのだろう)、会社の飲み会の時に「今度ライヴをするから聴きに来てよ・・・会社の他の人には言ってないんだけど」としつこく誘われた。
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しかし。音楽の内容はさておき、会社にやってきた殆どあったばっかりの人のよくわからないライヴを一人ぼっちで聴きに行くことなどとても私にはできないので(クラシックならほいほい行くのだが)、始めは断ったもののあまりにしつこかったので嫌々「もう・・・しょうがないですね~」とか言ってしまった。でも、酔っぱらって覚えてないふりをして結局スルーしてしまった。
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私は人に音楽を強要するのは嫌いだし、されるのも苦手なの。

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2015年7月 4日 (土曜日)

悲愴・月光・熱情を聴いて幼き頃を懐かしむ。

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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13『悲愴』
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27-2『月光』
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57『熱情』

ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ).

今日は日テレで音楽番組をずっとやっていたので、ヒマつぶしにたまーに見ていた。ずっと見ていたわけではない。苦手な歌手(さ○○○し、など)はすっとばしていた。それにしても2曲歌う歌手もたくさんいるのに、ゲスの極み乙女。は一曲しか歌わなくてがっかり。ところで森高千里はいつになったらオバサンになるんだろう。外見だけでなく声もあんまりかわんないのが不思議。(ゲスの極みさんたちは、ドラムのいこかさんばっかり注目されているけど、私はピアノのちゃんmariさんに注目。だって幻想即興曲とか弾いちゃうんだぜ、かっこいい。).

そうそう、この手の番組を見ていると思う、自分が子供の時に聴いてた音楽を聴くと何かとても懐かしい気分になるものなのだろうが、歌謡曲はそんなでもない。すごく覚えているし、何でも歌えるが、何か心をきゅんとつかまれるような感じはない。この歌手のあの歌を聴くとあの事を思いだす・・・とかそういうのがない。.

これってクラヲタあるあるなのかな?.

私は小学生の時はホロヴィッツのショパンと、ヴィルヘルム・ケンプの3大ソナタ集を熱心に聴いていた。おこづかいで買ってたものだから、そんなにたくさんレコードは持ってなかったので、たぶん3年生くらいの時はこればっかり聴いていた。.

そのうち習ってたピアノをやめてしまったので、ピアノは大嫌いになった。そんでマーラーとかシュトラウスとかワーグナーに出会ってしまったのもあり、ピアノものはずっと聴かなくなった。そんなこんなで、ベトソナは今聴くととても懐かしい。(そーいえば、習ってたピアノの先生は何故かとても絵が上手で、自分で書いた絵をたくさん部屋に貼っていた。後年、私はその先生の出た学校に通うことになった・・・その先生、音大じゃなくて美大出身だったのだ).

実をいうとケンプのレコードはCDで買いなおさなかったので、今聴いているこれらの曲はホロヴィッツの演奏である。ケンプの演奏はこの曲のスタンダード演奏だったのかな。当時「どの演奏が良いか」なんて知るよしもない小学3年生の私は、行きつけの商店街のレコード屋さんで「たまたま」売ってたケンプ盤を購入したのである。.

まるでベートーヴェンの化身のような演奏で(←記憶によるとだけど)、いかにもドイツグラモフォンの基本みたいなジャケットだったので、こーやってホロ様の演奏で聴いていると何故かほんの少し違和感が(アレレ?)。

ピアノ・ソナタ集(悲愴、月光、ワルトシュタイン、熱情) ケンプ icon
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毎年7月になると、大手町駅の七夕かざりの短冊にお願い事を書くのが楽しみなのだけれど、今年は「さあ書こう」と思って短冊を引っ張り出した勢いで人差し指を切ってしまい、出血した。「お前の願いなど聞けぬわ!」ということなのだろうか。まあ、めげずに書いては来たけれど、血染めの短冊に。

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夕べ、たまたま夜中にやってた「ど根性ガエル」(昔やってたアニメのほう)を見たのだけど、今見ると結構凶暴だったのね、ぴょん吉。ちょっと引いたわ。

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2015年5月 5日 (火曜日)

LFJ2015 BCJ カンタータ2曲

J.S.バッハ:カンタータ「神の時こそいと良き時」 BWV106
J.S.バッハ:カンタータ「天の王よ、よくぞ来ませり」 BWV182
ドロテー・ミールズ (ソプラノ)
青木洋也 (アルト)
ハンス・イェルク・マンメル (テノール)
ドミニク・ヴェルナー (バス)
バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木雅明 (指揮)
鈴木優人 (チェンバロ)
(5月4日 ホールC)
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前日、さんざん神に召されてきたのにまた召されてしまった。どんだけ召されたら気が済むのか。
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今年のLFJに行っておいて、一回もBCJに行かないのもどうかな。と思って。鈴木パパと王子の共演。
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初めてなのBCJ。鈴木王子は先日、サントリーホールで遊ぼうのとき横浜シンフォニエッタ振ったのは聴いたけど。鈴木パパは初めて。
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BCJって勝手な想像でおっさんばっかなのかと思ったら(ごめんなさい)、結構新入社員っぽい若いおにいさんも多いのね。
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今さらなんだけど、BCJなんか凄い。独唱者以外は日本人っつー。それって凄い。しかも、ヨーロッパの有名なレーベルから普通にCD出てるし。普通にヨーロッパに演奏しに行ってるし。キリスト教の音楽を日本人が演奏して高い評価。
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マタイに行けなかったので、どういう演奏だったか想像するしかないんだけど、コルボのヨハネの時とは違ってもっと人数が絞られていて、ロマンティックな演奏というよりは本来の教会音楽として切り詰められた演奏だったんじゃないかな。日本人が本来っぽいってのもなんか不思議だけど。
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想像で発言してごめんなさい。マタイは聴いてないのに。
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演奏中、実はこの人たち全員仏教徒だったりして!とかなんか下世話なことを色々考えてしまったが、演奏は全然違和感なくバッハしか感じないのは不思議だ。合唱、少人数でもなかなかいいなって思った。リコーダーの音がなんか懐かしかった。
いずれはちゃんと一万円だか?お金を普通に払って、今度は愛するマタイに足を運んでみたいな。ま、今回はお試しサイズということで。
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今年の有料コンサートはこの演奏でおしまい。バッハを沢山(でもないのかな)聴けてよかった。
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いつも一人でLFJなので、有料演奏会終わってから友人をさそって無料演奏会へ。
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友人は来る途中「なんか派手目な白いモーツァルトみたいな扮装の人を見かけた」だの「なんか町娘的なコスプレをしている集団を見かけた」だの言ってた。私でさえもムッシューP会ってないのにずるい~~。コスプレ集団は「カルメン」の合唱団のようだった。
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色々見聴きするも、屋台はやっぱり激混みだったため、近くのイタリアンへ。『最近、泥酔するとバッハのマタイ受難曲への愛を語りまくって人を困惑させるので今日はしない』と心に誓ったのだが、ダメだった。10年以上付き合いのある友人が実はクリスチャンだとわかり、「えーじゃあもしかしてキリスト好きなの??すごーい、嬉しい!!」などと、まるで密かに好きだったアーティストが被ったくらいの喜び。
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私「えー、じゃあさーキリストが張りつけになるじゃん、洋服とかユダたちが取り合いして、ぱんつだけは布が分けられなくてくじ引きしたの知ってる??」友「うーん??」 私「でもさー、あんまりキリストのことわかんないんだよね。今回結構勉強したんだけど。なんかいい本ないかなあ??」 友「そりゃ・・・聖書じゃないの?」
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しかし聖書を読むなんて敷居が高すぎる(ウチ、真言宗なので)。友「じゃあ『聖☆おにいさん』を全巻貸してあげる」(注:マンガです)楽しみだ。これでもっと受難曲がわかるようにな・・・らないかな?
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国際フォーラムに戻ってまたビールを飲んでいると、人々が何やら行列を作っていたので「もう演奏は終わったのに」と訝しがっていると、どうも会場を飾っていたポインセチアやカーネーションを配っているようだった。別にいらないや、って思ったけど酔った勢いで写真のような可愛いピンクのポインセチアを貰ってしまった。
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今は反省している。(ウチ、日当たり悪いもんで)

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LFJ2015 コルボ バッハ/ヨハネ受難曲

バッハ:ヨハネ受難曲BWV245
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ (指揮)
(2015年5月3日 ホールA)
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なお、プログラムに独唱者の表記がなかったので、ローザンヌ・アンサンブルのサイトより引用。
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Dimanche 3 mai 2015, 20h30, Hall A
Bach, Johannes-Passion BWV 245
Marie Jaermann, soprano
Jean-Michel Fumas, contre-ténor
Tilman Lichdi, Evangéliste, arias, ténor
Farbice Hayoz, le Christ, baryton
Manuel Rebelo, Pilate, arias, baryton
Ensemble Vocal Instrumental Lausanne
Direction Michel Corboz
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今年も逝ってきた、コルボ先生の宗教曲シリーズ。私はもう3年目か。今年もめでたく成仏してきた。王子のマタイは券取れず、裏番組のペルトに大いに後ろ髪を引かれたりしたものの、結果的には大満足な公演であった。
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前日、あの素晴らしいブラームスのピアノ五重奏で舟こいでしまったので大いに反省。夜8時半の演奏会に備えて、昼間はNHKFMの放送で我慢し(でも、アイーダ見たかったなあ・・・)、夜だけ出撃した。お陰であの大曲でもまったく眠くならず。
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それにしても。マタイじゃなくてヨハネであれだけの人が集まって、みんな対訳まで買って(あたしも買った。持ってるCD対訳ついてなくて)、必死に追いながら聴いている様は、どこの宗教団体かと。いや、キリスト教か。
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まあ、よくわかんないで聴きに来た若者も多いと思われ。ちょっと前勉強してきたオナゴたちの会話を耳にした。「キリストがユダに騙されて・・・どーのこーの」「え、じゃこのエヴァンゲリストってのは何なの?」「え・・・預言者?かな?」 少し違うかな。でも努力は買う。
あたしもあまりよくわからんで臨んだ。人生初ヨハネだ。でもマタイだって2回しか生聴いてないし。
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本日は一階席前から16番目で鑑賞。なかなかよく見える~と喜んでたら、開演直前に前の席にでっかい頭の男の人登場。エヴァンゲリススト様殆ど見えず。スクリーンで鑑賞。
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それにしてもまあ、よくコルボ先生はいらっさったものだ。もう80歳超えてるときく。歩みはさすがによろよろと少し足を引きずってたものの、指揮を始めたらそんなの全然忘れちゃうくらい。椅子は用意されていて座ってらしたけど、気分が乗ってくると?立ちあがって指揮。すげえ。
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いつもながら、合唱のうまさ、まとまりには舌をまく。いつもは少年合唱の録音を好んで聴いているので、大人だと耳ががっかりしてしまうこともあるのだけど、この合唱団はがっかりしない。人数少ないのも一人ひとりが実力のある歌手の集まりだからなんだろう。
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毎年の事ながらなんて美しい。
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独唱者はどの人も魅力的。エヴァンゲリストのテノールの人の美声は奇跡的。ヘフリガーを超えるエヴァンゲリストはいない!(ごめん、ヘフリガーのしか知らないんだけど)と思ってたけど、声の美しさ、表現の多様さにおいて遜色ないと思う。もうそこでキリストの受難を見ているような。
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(モーツァルト歌ってるのを貼っとく)
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カウンター・テナーの人もびっくりするくらい綺麗な声だった。外見は往年のアンドレアス・ショルみたいな?感じでよかった。ツイッターを色々漁ってると、「どう見ても男なのに!声は女!びっくり」みたいなのが多くて面白かった。米良さんだって日本にいるのにね。
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ソプラノの人も可憐な美声でよかった。外見も美しかった(関係ないんだけど)。好きな声だ。モーツァルトのオペラアリアとか色々聴きたい。
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ヴィオラ・ダ・ガンバ弾いてるおねいちゃんも綺麗だった。ソロ素敵だった。
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耳で聴くもの、目に入るものすべてが美しくて、日本でしかも劣悪Aホールで聴いていることなどすっかり忘れ、心はヨーロッパのカテドラルだった。なんかドラえもんかなんかが道具を使って、ヨーロッパで行っていることをそのまんま切り取って持ってきてくれたみたいな奇跡。まあ、本当はマタイを聴きたかった(コルボさんの指揮で)けれど、ヨハネも十分美しい奇跡の傑作であると思った。
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演奏終了後は当然大拍手で。スタンディングオベーションもちらほら。オケや合唱団がはけたあとも拍手は鳴りやまず。最後はコルボさんがちょこんと出てきて拍手にこたえ、終了。いやほんとお疲れ様でした。来年もお元気で来て頂けるよう、心の底からお祈りしております。
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今回、コルボさんはバッハどうも連れてきてるみたいだったんだけど(パンフレットに書いてあった)、バッハの他にキリストの弟子が2~3人来てるかな?みたいな演奏だった。

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(もしCDを入手されるのであれば、塔で限定盤ですがかなり安価で売っているので、そちらで購入したほうがいいかと。蛇足ですが。2015.5.6)

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2015年5月 2日 (土曜日)

LFJ2015 ブラームス/ピアノ五重奏曲

ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調 op.34
田部京子(ピアノ)
プラジャーク弦楽四重奏団
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えーと、珍しく室内楽。
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一日目、ひとコマしかコンサート取ってなかったので、一昨日会社の帰りに購入。しかし、ちょっと見間違えてしまって、前のコンサートと時間が一時間以上あいてた。どうやって時間をつぶそう。
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とりあえず、地上でごはん。屋台で何か買っても(今日はロコモコ丼の具をトルティーヤで包んだものを買った。美味しかったけど顔がケチャップだらけになった)座るとこがない。もう・・・なあ。LFJに行ったからって、屋台にこだわるのはもういいかなって思う。交通会館でひょっとこラーメンでも食べたほうがいいかと(しかし、それも混んでるかも)。混み過ぎ。
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で、タベキョンさんのブラームスである。ブラームス、実は大好きなのもあれば全く受け付けないものもある。この曲は結構いいかなって思ってる。
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田部さんは初めて見たんだけど、写真なんかで見る美しく伸びた白い腕とかそのままだし、ホント背の高い美しい人である。ちょっと席が遠かったので、そこで見た感想だけどね。
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田部さんは他の四重奏団とこの曲をレコーディングされているので、得意な曲なんだろう。ブラームス若き日(まだイケメンだった頃)の匂いがぷんぷんする傑作である。
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プラジャーク四重奏団はずいぶん昔から来日したり活躍してる印象。私が画学生の頃、学生オケのヴァイオリンの友人が聴きに行ったという話をしていたので、それで名前は知ってる。
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本当に素晴らしい演奏で、最終楽章なんかスリリングだった。このコンサートに行ってよかったと思った。ただ、何だか昼間周辺をあちこち歩き回り過ぎてくたびれてしまってちょっとうとうとしてしまった。明日はこんなことないようにしよう。ただ、初めてナマで聴くのにこんなにいい演奏でよかったなあ、有難いなあって思った。ルービンシュタインとかポリーニとかCDを聴いてみたいな。
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その他、本日タダで聴いたコンサートのブラームス(ザ・ピンクバッカス)もよかった。交響曲第1番全部やればいいのに。洗足学園のダフクロも迫力があってよかった。いずれも舞台の後ろから聴いたんだけどね。
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カルミナ四重奏団との録音↓

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コンサートとは全く関係ないけど一日歩き回っていて、かなり激しい夫婦喧嘩を3回も見た(有楽町で2回、うちの近隣の駅で1回)。GWでたまに一日出歩くと喧嘩しちゃうんだろうなあ。

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2015年4月29日 (水曜日)

バッハ/ヨハネ受難曲 ラミン/ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団 

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バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245

エルンスト・ヘフリガー(テノール:福音史家)
カール・ケルヒ(バス:イエス)
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
ハンス=オラフ・ヒューデマン(バス)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ギュンター・ラミン(指揮)
録音:1954年
(注:このジャケットは持ってるのと違うんだけど、こっちのほうがかっこいいので載せました。演奏は同じものです。それにしても安いなあ。)
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もうすぐ人生初ヨハネに行くので、予習。でもまあ、内容的にはマタイと変わらないのでそんなに怖くはない。マタイより短いし。
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<第一部>
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イエスが弟子たちと園の中に入る。
ユダが兵士たちとともにやってきた。
イエス「誰を探しているのか?」
ユダたち「イエスだ」
イエス「それは私だ」
イエス捕まる。
下女「お前もイエスの弟子の一人ではないのか?」
ペテロ「違う」
群衆「お前はあの男の仲間ではないのか?」
ペテロ「違うって」
大司教の手下「園であの男と一緒にいたではないか」
ペテロ「違うってば」
鶏が三回鳴く
ペテロはイエスの予言を思い出し激しく泣いた。
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<第二部>
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ピラトのイエスに対する尋問。
「イエスは何をしたのだ?」
ユダヤ人たち「この男は自らをユダヤの王と名乗った。こいつを死刑に!」
兵士たちはイエスに茨の冠を被せ、嘲笑しべしべしと平手打ちを浴びせる。
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ピラト「この男は何の罪があるのか?」
民衆「イエスを十字架につけろ!」と叫ぶ。
ピラトはイエスを釈放しようとする。
民衆「自らを王と名乗る者を釈放することは、皇帝を裏切ることになる!」
ピラトはイエスをユダヤ人に引き渡す。
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イエスは罪人二人とともに十字架に張り付けにされる。
兵士たちがイエスの着てるものを剥がして分け合う。何を貰うかくじびきする。(聖書の言葉の実現である)
イエスは十字架の傍らにいる母をヨハネに託す。
イエス死ぬ。
すると地震が起こり大地が裂け、お墓が開きたくさんの人が甦る。
イエスを十字架から下ろす。イエスのわき腹を槍で突くと、血と水が流れ出す。(聖書の言葉の実現)
弟子たちによって手厚く埋葬される。
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リヒターでも鈴木さんでもラトルでもなく、うちにある唯一のヨハネはラミンの指揮である(しぶい)。ラミンさんはなんでもリヒターの師匠なんだそうである。このCDを(マタイのついでに入ってたんで)入手しなければ、この指揮者はとんと知らんかったが、この分野ではかなり偉大な人のようである。
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まあ、時代的にはモノラルなんだけども、聴きづらい音ではなく普通に聴ける。合唱団は2012年にマタイを聴きに行った聖トーマス合唱団である。しかしまあ、ここで歌っているお子たちは現在の団員のじーちゃん?に当たるくらいの世代なのかね。そしてオケはもちろんゲヴァンドハウス。
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合唱や演奏は勿論本家本元の素晴らしいものだが、とにかく若きヘフリガーのエヴァンゲリオン・・・じゃなくてエヴァンゲリストが美しすぎる。この声ならば安心してキリスト様も成仏できそうである。他の歌手(エルダ役でお馴染みマルガ・ヘフゲンとか)も素晴らしいけど、ヘフリガーを聴くためだけにこのCD買ってもいいくらいだ。
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マタイの券取れなくてがっかりしてたけど(鈴木王子人気だなあ)、ヨハネも美しい。楽しみ。

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2014年8月16日 (土曜日)

マウエルスベルガーのマタイのLPジャケットがカッコイイ件

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久しぶりにマタイ受難曲を聴いてたんだけど、このマウエルスベルガー盤、(昨年だか)LPでも出てるんだね。なんかもう、ジャケットが時代を感じさせてカッコイイわ。タイポグラフィ・フェチにはたまらない。まあ、ヘタするとCDの十倍くらいの値段するし今更レコード4枚聴くのはめんどーくさいので、ジャケットだけ欲しいな。部屋に飾りたい。それと、この録音は世界遺産並みに素晴らしい。

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2013年10月17日 (木曜日)

ブラッハー/オラトリオ「大審問官」 ケーゲル

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ブラッハー:オラトリオ『大審問官』
ジークムント・ニムスゲルン(バリトン)
ライプツィヒ放送合唱団
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)

録音時期:1986年5月
録音場所:ドレスデン、ルカ教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
原盤:Berlin Classics
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ボリス・ブラッハー(Boris Blacher, 1903年1月19日 - 1975年1月30日)は、ドイツの現代音楽の作曲家。息子にはヴァイオリニストのコーリャ・ブラッハー(1963年 - )が、娘には女優のタチアナ・ブラッハー(1956年 - )がいる。

父親はエストニア出身のバルト・ドイツ人。中国の満州(現在の中国東北部)の牛荘(現在の営口)に生まれる。1919年にハルビンへ移り、1922年に学校を卒業するとベルリンへ渡り、数学と建築を学んだ後、作曲家へ転じた。(ウィキペディアより)

ブラッハーは日本人含めて色んな国のかなり有名どころの作曲家の師匠であるようだ。ケーゲルはもちろん、ライマンやフォン・アイネムやアホなど。("アホ"と書いて普通に「作曲家の名前だ」って理解してくれるお客さんばかりでここはありがたい。)

で、えーと。このCD、たまたまお店で安かったから買ったのでこの作曲家は知らないし、この曲の歌詞となったドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」は読んだことないし。イワンもアリョーシャもよく知らんし(ごめんねバカで)。こんな私がこの曲を語ってもどうかと思うんだけど。ちょっと・・・PC打つ指が重い。

解説書には歌詞の対訳はない(ドイツ語の歌詞が載っているだけという、ブリリアント・クォリティ)。

ということで、曲の内容というよりは、聴いたそのものの印象について。

何でも、この曲は1942年のナチ統治下のドイツで書かれたそうである。だもんでこの(大変不安な)時代の他の作曲家の音楽と同じような印象を受ける・・・胸がイタイ~けど美しい的な。始めのほうはケーゲル指揮のブリテンの戦争レクイエムみたいな感じだ(ちょっと・・・厳しい??)。だが、途中から熱狂的にドラマティックになるので、実際はかなりイケる感じである。まあ、あくまでも想像したものよりは、という程度であるけど。ニムスゲルンのバリトンもかっこよく、ちょっと懐かしい。

こーゆー近・現代声楽オラトリオ系が好きな人は入りやすいかと思う。それに安いので、気に入らなくてもラーメン一杯我慢したくらい(いや、ラーメンのほうがいいかも?)。曲は60分くらいの長さ。

ところでこのブラッハーって作曲家、若い頃の写真はずいぶんと美形であるのね。日本のアニメとかに出てきそう(おいおい「進撃の巨人」見過ぎだ)。うふ、見とれてしまう。そしてもちろんじーちゃんになっても素敵だ。(娘・息子たちの写真は・・・結構そんなでもない)

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本当はこの写真を載せたかっただけじゃないの?という質問には・・・正直に「Ja!」と答えます。

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