2008年4月24日 (木曜日)

フラグスタート/ヴェーゼンドンク歌曲集&グリーグ歌曲集

P1080029ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
グリーグ:歌曲集/他

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)他

過去記事:フラグスタート/山の娘





うあああああああああああああ。

どうしてなのよ。指折り数えて毎日。
待ちに待った「ケンペのリング」「ベームのリング&おまけいっぱい」の発売日だってのに、今日タワレコのHP見たらどっちも来月中旬の発売になっちょる。

どういうことよ。

私のここのところの希望の星はこれしかなかったのにさー。これのどっちかをゴールデン・ウィーク前に買って、とくにビッグな予定もなくさみしいGWをワーグナー漬けで楽しく過ごすという予定だったのにさ。

これじゃー、今のところの予定はナゾの宗教団体・モーコ会の大集会の勧誘があったのでそれに行くだけだ。しかしそんなものこの私には馬の耳に粘土。絶対洗脳なんかされないんだ、くそー。当日は浦和レッズの赤シャツ着てこうかしらーとか思っている。

というわけで、「えーんえーん」と枕をぬらしつつ布団に入る前に、大好きなフラグスタートでも聴こう。

この盤の歌唱はVocal Archivesというナゾのレーベルのものだが、普通に出ているEMI盤とは違う音源なのだろうか・・・ナゾ。とにかく、キルステンちゃんお得意の作曲家のワーグナーとグリーグが聴ける、お得な一枚。  

しかも。

この作曲家の中に挟まれている、アルフ・フールム(Alm Hurum)というナゾの作曲家の歌曲「明るい夜」というのが大変素晴らしい。ことにピアノ伴奏がとても美しく、琴線に触れる。きっと他の作品も素晴らしいに違いない。フールムは日本ウィキペディアには載ってないみたいなの。

ヴェーゼンドンク歌曲の艶やかな深い声もたまらなく素晴らしいが(1948年録音、52~3歳ってとこか)、さすが母国語のノルウェー歌曲は自信に満ちていてスケールが大きい。他の歌手では出せない、雄大な北欧の自然が感じられる・・・北欧行ったことないので勝手な想像だけど。

グリーグはピアノ伴奏のとオケ伴奏のとある。オケ伴奏のものは雄大すぎて、なんだかワーグナーの楽劇を聴いているがごとし。つか、グリーグに聴こえない。個人的には北欧歌曲ってさりげなさ、はかなさとかが魅力だと思うんで、私はピアノ伴奏の方が好き。

うーん。

それにしても。4連休2回(4月28日も会社は休みなので)。例年どおり、ほとんど飲んだ暮れか女友達とのちい散歩で終わりそうな予感。今年こそ温泉旅行heart02とかを目指していたのに(影も形もナイ)。誰かなんとかしてくれ。

-----

Banner2_3 にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年9月11日 (火曜日)

カルショーの本とフラグスタートのグリーグ

P1000815 フラグスタート・グリーグ・リサイタル
君を愛す/エロス/バラに囲まれて/波に揺れる舟/小屋/初めての出会い/春へ贈る歌/桜草に寄せて/睡蓮に寄せて/夢/モンテピンチョより/小さなキルステン/野心、他
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、エドウィン・マッカーサー(ピアノ)




このところ、こないだ購入したカルショーの書いた「ニーベルングの指環 リング・リザウンディング」を読んでいるんですが、まだ3分の1くらいです。

ニーベルングの指環 リング・リザウンディング Book ニーベルングの指環 リング・リザウンディング

著者:ジョン・カルショー
販売元:学習研究社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(今更ですが)とにかく面白いです。ショルティのリングのCD(レコードでもいいけど)を持っている方はとくに面白く読めますし、去年発売のカイルベルト盤を聴いている人も面白いと思うし、またはクナッパーツブッシュの人となりとかも垣間見えて楽しいです。最近興味のある、レコードをつくる側のことも知ることができる。レコードを作る人も、会社員なんだなあというのが素直な感想。

ま、文句を一つ言えば、とってもこの本重いです。中学生にも読めるくらいの大きな字で書いてあり(老眼の人でもってこと?)、400ページ以上あるのでちょっと電車の中で読もうと思って持ち歩くことが出来ません。腕が鍛えられそうでいいかもしれませんが。もっと字を細かくしたり、2段にしたりとかできなかったのかなあ。

ま、そんな中で(まだ読み終わってもいない本について書くのは気が引けるが)。今のところ大変印象深いのが、大歌手キルステン・フラグスタート(1895-1962)とカルショーの交流です。これから読む人のために詳しい内容は書きませんが、とかく謎めいて気難しそうなイメージの彼女の人となりが知れてとても興味深い。

例のフルトヴェングラーとの「トリスタンとイゾルデ」の事件(第2幕の愛の2重唱の高音を、ウォルター・レッグの奥さんのシュワルツコプフが声出した)が大衆にバレてしまったので、傷ついたフラグスタートはEMIとは縁を切り録音もしなくなって影に引っ込んでしまった。

そんな(まだ歌える)フラグスタートを再び録音現場に引っ張り出し、文字通り社運を賭けたデッカのリングに(何らかの役で)登場させるためにあらゆる手を尽くし頑張ったのがデッカのカルショーであり。

で、その時のデッカとのいくつかの契約で録音されたのが今回紹介のレコードである(あろう)。残念なことに私の持っている英デッカ・レコード盤はまたしても録音データがないときてる。彼女の登場する「ラインの黄金」が最後の録音で1958年だから、その周辺の録音であろう(激しくテキトーですいません)。ステレオ録音。

ショルティ・リング「ラインの黄金」のフリッカはかなり声が太くなっていて、「うーん、オペラ的にはどうだろう」と思うこともしばしばですが、このグリーグ歌曲集は純粋に素晴らしく大変に味わい深い。年数を重ねた芳醇なブランデーのようである(本当はそんな高いブランデーはとんと縁がないが)。また言うまでもないけれど、グリーグの歌曲のなんて美しいこと。現存の歌手とは全く違う味わい。

ところで。
晩年のフラグスタートの歌声はふかぶかとしてあのカスリーン・フェリアーを思わせる。カルショーのこの本によると、「電話で話したところ、喋り方や声がフェリアーにそっくりでびっくりした」そうな。

-----

人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2007年7月26日 (木曜日)

マリア・カラス/永遠の名唱集

P1000800 マリア・カラス/永遠の名唱集
・ああそはかの人か(椿姫)
・さようなら、過ぎ去った日々よ(椿姫)
・自殺!(ジョコンダ)
・早く来て、明かりをつけておくれ(マクベス)
・いつか私も晴れの身となり(ナブッコ)
・優しいささやき(ルチア)
・若いインドの娘はどこへ(ラクメ)
・あらゆる苦しみが待ち受けていても(後宮からの逃走)
・影の歌(ディノーラ)
・その日から(ルイーズ)
・誰もが甘い愛の命ずるままに(アルミーダ)
・無慈悲な女神(巫女)

・麗しい光が(セミラーミデ)
・遊びの仲間に入れてください(ハムレット)
・再び望みを(清教徒)
・優しくかすかな彼の微笑み(トリスタンとイゾルデ)
・清らかな女神よ(ノルマ)
マリア・カラス(ソプラノ)
サンティーニ、ヴォット、ブリティス、シモネット、バジーレ指揮/トリノ放送交響楽団、ローマ放送交響楽団、ミラノ放送交響楽団、その他

(1949年~56年録音)

ミューザ川崎(あるぺんしんふぉにー)はどう考えても会社から遠いので、悩んだ末あきらめた。行きたかったんだけどなあ。

---

今年はマリア・カラス(1923年12月2日 - 1977年9月16日)の没後30年記念だそうだから、9月以降記念のCDがたくさん発売されるようである。

私はどっちかっつーとドイツ・オペラ好きなので、イタ・オペはプッチーニ以外からっきし弱い。

ヴェルディ、ドニゼッティ、ロッシーニとかそのへんのイタ・オペのオイシイとこは椿姫以外、題名とアリアくらいしかわからんので、実際、このカラスのアリア集でしか聴かないようなオペラがたくさんある。

このずいぶん前に発売された、フォニット・チェトラの2枚組のCDは大変素晴らしい。

これ、6千円もしたのである(どんだけー!)。国内盤2枚組とはいえ、今考えると信じられないお値段である。なのになんで買ったかっつーと。

わたくし溺愛のオペラ、シャルパンディエの「ルイーズ」のアリア「その日から」と「イゾルデの愛の死」が収録されているから。ただそれだけである。大歌手カラスがどんなふうに歌うのか聴いてみたかった。

今これらを入手するのは、そんなに大層なことではないと思うが。当時は(約20年前・・・)これしかなかったんだと思う。

(このCDの音源のほとんどは、イタリアのRAIの放送していたラジオ番組からの録音らしい。1940~50年代、熱狂的な人気を博していた番組だといい、カラス、テバルディはいうに及ばず、F=ディースカウ、シュワルツコプフなども出演してたそうだ。すげー。)

このルイーズのアリアは本当に素晴らしい。心ときめくオトメの心を切々と歌っている。全曲盤のコトルバスとは一味違う。イゾルデもイタリア語だけれど大変素晴らしい・・・なんか別の曲みたいだけども。カラスは歌手という前に舞台女優なんだと思う。歌唱がどうの、というよりどのオペラも演じきっているというか。彼女は「モーツァルトは退屈」と私と同じような発言をしてシュワルツコプフを苦笑させたというが、ここではモーツァルトも一曲歌っている。

秋の夜長(って・・・まだ7月じゃないか!!)にしみじみとカラスの名唱を聴きつつ、赤ワインでも飲みながら旬のお魚を食べるのもまた味わい深いものである(結局そっちか・・・)。




-------

人気blogランキングへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年4月 6日 (金曜日)

キング&リザネック ガラコンサート Ⅱ


キング&リザネック ガラコンサート
R・シュトラウス:「インテルメッツォ」より
「ナクソス島のアリアドネ」より「全てが清らかな国がある」
ワーグナー:「リエンツィ」より「万能なる父よ、見おろしてください!」
「タンホイザー」よ「おごそかなこの広間よ」
「神々の黄昏」よりジークフリートのラインへの旅
「ワルキューレ」より「冬の嵐は過ぎ去り」「君こそは春」
ジェームズ・キング(テノール)、レオニー・リザネック(ソプラノ)
ハインツ・ワルベルク指揮/ミュンヘン放送管弦楽団

<二枚目・ドイツ・オペラの部>



Pa0_0086

あらー、忘れてたわ。
あさっては都知事選挙じゃないのよ。大変よ。
なんたって私ってば都民だからさー。うまれてからずっと都民じゃない。もしかしたら死ぬまで都民かもしれないじゃない。だから都知事選挙には是非行かなきゃならんのよ。

候補者は次の通り。

1.山口節生(不動産鑑定士)
2.吉田万三(歯科医師)
3.外山恒一(ストリートミュージシャン)
4.石原慎太郎(都知事)
5.浅野史郎(大学教授)
6.黒川紀章(建築家)
7.ドクター・中松(国際創造学者)
8.高橋みつる(タクシー運転手)
9.佐々木崇徳(勝訴証拠評論家)
10.桜金造(タレント)
11.高島龍峰(易学者)
12.内川久美子(風水研究家)
13.鞠子公一郎(ディレッタント)
14.おがみ おさむ(作家)

怪しい。怪しすぎる。もー、ストリートミュージシャンとかディレッタントとか。 ♪おやまゆうえんち~とか。

ディレッタントってなんだろう?と思って調べてみたらば、 ”仕事としてではなく自分自身のために芸術や学問を「楽しむ人」を意味する。”だって。

そんだったら私もディレッタント?仕事じゃないけど音楽や芸術を楽しんでるし。っていうかそれって肩書きじゃないではないか。

うーん・・・気になる。

それと、ドクター・中松氏は「発明家」ではなくて「国際創造学者」なのか。それと、「勝訴証拠評論家」て。ナンか、細かくね?そして長くね?

易学者や風水研究家に東京都を任せていいもんかどうか。全部占いや風水で政治を行うのか・・・まあ、それもアリかな?
「こんなん出ましたけど~」

で、まあ冗談はおいといて、ホントに真面目に投票するわけですから、いったい誰に?ということですね。私は黒川紀章さんがいいと思ってた。建築家というのがもー、私の好みの職業なのである。 ま、そんだけといえばそんだけである

しかし。困ったことが。
私は実はオリンピック・オタク。東京でぜひ、2016年のオリンピックを開催してもらいたい。地元開催というのを一度は肌で体験したい。前の東京オリンピックは生まれてないからね

でも、黒川さんはオリンピックしない派のようだ。さてどうしよう。はて。 (選ぶポイントはたったこれだけというのも、私のアホさ加減丸出しである・・・)

・・・さて投票日当日だが。各投票所に一番乗りをすると、投票箱の中身をチェックする役をやらしてくれるよ。一回やってみたいもんです。

---
さて、昨日の後編。(前置きなげー)
このCD2枚組の二枚目、ドイツ・オペラの部である。

もうこの二人といえばR・シュトラウスとワーグナーのスペシャリスト。得意中の得意のアリアが並ぶ・・・というほど沢山曲が入っているわけではない。合間のオケだけの部分がけっこう長い。(というか、一枚目も二枚目もオケの部分はカットしてCD一枚にしても良かったのではないか? 入らなかったのかしらー。 「時の踊り」なんていらねーし。しかも輸入盤にしてはお高いし。)

リザネックに関しては、私があまりどーこーいっても仕方がないのだが、それにしてもやっぱり立派ではある。きっと実演で聴いたら迫力で感動するのではないか(って昨日も書いたじゃん!)。

ドイツもののほうがなんとなく歌っている人も聴いているこっちも慣れた感じがする。「リエンツィ」というオペラは実は全曲を一回も聴いたことがない(ええっ??)。しかしこの中の有名なアリアでもキング様はやっぱりかっこいい。護民官リエンツィ!悲劇の英雄そのままである(よく筋は知らないが)。

ところで、リエンツィというオペラは相当長いようです。PONTから出ている完全全曲盤はナントCD4枚組です(グッドールの例の「トリスタン」でトリスタン歌ってるミッチンソンがリエンツィ役なんですって!指揮は違うけど)。で、ワーグナー指揮で初演のときに夕方6時頃から始まって終演は夜半にまでなってしまったそうな。でも聴衆は熱狂的だったみたい。2回目の上演は「カットしようよー」とワーグナーは提案したが、歌手は反対したのだと。

←ミッチンソン主演「リエンツィ」完全盤

そしてそして。二人の代名詞「ワルキューレ」のジークムント&ジークリンデ。ここではやっぱり素晴らしい。私の中ではジークムントイコールジェームズ・キング。んもー、ずっと聴いていたいです。聴衆のブラヴォーもすごーい。こんなコンサートに行ったら、もう死んでも死に切れないいい。

←キング様歌唱の「魔弾の射手」。

----

↓他のblogも見たいのかい?見たがり屋さんだね!byにしおかすみこ
人気blogランキングへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年4月 5日 (木曜日)

キング&リザネック ガラ・コンサート


キング&リザネック ガラコンサート
ポンキエルリ:「ジョコンダ」より
プッチーニ:「トスカ」より
レオンカヴァルロ:「道化師」より
ジェームズ・キング(テノール)、レオニー・リザネック(ソプラノ)
ハインツ・ワルベルク指揮/ミュンヘン放送管弦楽団

<一枚目・イタリア・オペラの部>

←えなり君の彼女。




日本全国のジェームズ・キング・ファンの方(ここの読者では多分2~3名)に贈る。
本日はこないだ仕入れたジェームズ・キング皇太子様歌唱のリサイタル集です。現役全盛期当時、相手役としてオペラ上演では大抵キャスティングされていたレオニー・リザネックとのジョイントコンサートの模様・・・の2枚組の一枚目のイタリアオペラの部。

あーもー。もーいいわー。ジェームズ様。やっぱりステキだわ。

なのに。どうなのよ。レオニー。

申し訳ない。大変申し訳ない。レオニー・リザネックのファンの方。私はリザネックがニガテである。どーゆーわけか。

あの、硬い発声法がどうもダメなのである。あと、文章にしにくいのだが、小刻みに声を震わせる独特の歌い方が・・ああダメ、なのである。このCDもキング様が歌ってなかったら、買ってない、モチロン。

カール・ベームの「リング」、キングが歌っているのにいまだに手を出せないのは、相手役がリザネックってわけだからなのである。シュトラウスの「影のない女」もベーム盤はこの二人が夫婦役である・・・が持ってるけどね。

しかし、アリア集であれば、まあなんとか。キング様の美声を堪能しよう。イタリア・オペラのキング様もこれまたステキである。
リザネックだってもしかしたら実演で聴いたら迫力で感銘を受けるかもしれない(←憶測)。収録の「歌に生き愛に生き」はド迫力で聞かせる。

キング様はキング様で名アリア「星は光りぬ」と「衣装をつけろ」を歌っています。 「星ピカ」と「イショー」 、ああ、もうこれだけでこのCD一枚目の価値はある。血管切れそうになりながら歌っている。デル・モナコにも負けない絶唱だと思う。(ドイツオペラのCD2枚目は後日。)

←えなり君の彼女(しつこい)

-------


なんとなく、ぽちっとして下さると助かるです。
人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年3月13日 (火曜日)

歌うことはボクシング!J・キング名唱集

P1000738 ジェームズ・キング(テノール)
ベートーヴェン:「フィデリオ」より
ワーグナー:「ローエングリン」「パルシファル」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
R・シュトラウス:「影のない女」より
ヴェルディ:「オテロ」より

James King - Operatic Arias ←タワレコでの購入はこちら!


昨日blogに格闘技まがいなことを書いて、テレビをつけたらHIRO'Sって格闘技の番組をやっていました。(あらー)

楽しく見ていたら、お笑いコンビ「塩コショー」のベルナール・アッカさんが出場していました。「エンタの神様」にたまーに出演していたのを見ていたのですが、外人さん二人で「プロ野球の外人助っ人」とか「外タレ来日時のボディガード」とかのネタを流暢な日本語で披露していましたっけ。お笑い好きの私から見てもとても面白いコンビだと思います。

アッカさんは、お笑い芸人ながら色々な肩書きを持っている人のようです。昨日見た限りでは体のつくりは本当に格闘家のようだし、初めての試合にしてはなかなか立派な戦いぶりでした。もちろん勝利を収めていましたよ。

アッカさんのblog
http://d.hatena.ne.jp/bell-brown/

・・・で、今日はこないだ買ったジェームズ・キング様のアリア集の紹介っつーか、感想をのべよう。
このところ、yokochanさんやNiklaus Vogelさんとの交流では話題の中心は専らキング様。
実際、yokochanさんが激賞されているとおり素晴らしい(シビれちゃう)歌唱なのですが、会社の昼休みにCDの解説書を(ドイツ語、英語)眺めていたら、キングさんへのインタヴューに対する言葉でこんなことが書いてありました。

I find that singing is very like boxing. With singing,too, you can get very demoralized if something goes wrong. It's terrible if your voice breaks on a high note, but you just have to force yourself to go on, just like a boxer who get one on the head.

歌うことはボクシングに似ています。歌っていて、もし何かうまくいかなかったら意気消沈してしまうでしょう。高音で声が壊れてしまったらと思うと恐怖です。しかし、それでも頭に一発受けてしまったボクサーのように、歌い続けなければなりません。

(なんか中国旅行の日本語ヘンテコパンフレットのような訳で非常に申し訳ない。しかもあってるかどうか非常に不安。英語得意な人訳して。)

へー、彼がそんなことを。
そういえば、キングの歌はいつも何かと戦っている感じを受けるな、と私は思っていたのでちょっとびっくり。歌う格闘家ジェームズ・キング??

そもそも、私がジェームズ・キングの歌を初めて聴いたのはフィリップスから出てたベームのリングのハイライト盤のLPでした。キングの歌は「ワルキューレ」でジークムントがノートゥングを引き抜く場面から1幕の終わりまで収録されていました。

(正直なところ、自分はまだ中学生で「リング」のあらすじはあまりよくワカリマセンでした。ラジオでバイロイト音楽祭を聴いていたくらいです。)

このレコードを聴いて、ジークムントはジークリンデを脅しているのかと思いました(爆)。二人が兄妹にして恋人なんてずいぶんあとで知りましたよ。甘いシーンなしでそこだけ聴くとジークムントってコワイ人なのかなあと思ってました。

そのあと、バーンスタインの「大地の歌」のレコードを買いました。バーンスタインがVPOをドライブしまくる中、キングがまたドライブしまくりの歌唱で、なんだかすごくびっくりしたのですが、それでもよく聴いていました。

キングのジークムントが素敵だなと思い始めたのはかなり遅くて、ショルティのリング全曲を買ってしかもよく聴くようになってからだと思います。それでも相変わらず私の中ではキングは何かと戦っており、しかも苦悩しているという印象です。

ということで。

本日紹介のCDは(前置き長いです)もちろん彼の得意な代表的なレパートリーを歌っています。(ジークムント以外の)

しかし、キングはいつも苦悩しててほしい、戦っていてほしいという私の勝手な意見からいうと「マイスタージンガー」のヴァルターは(歌は素晴らしいのですが)ちと違和感があります。しかも、ヴァルター役のものと思われるカワユイ衣装の笑顔のキングはちょっと私ダメかも。ドSな私はいつも彼は苦しんでいてほしいと思っているのだわ。

得意の「影のない女」皇帝のアリアをかなり長く聴くことが出来、この歌唱もたいへん立派。いまだにこの皇帝という役は不可解だが。

ベーレンスとの「オテロ」は、取り合わせからいうとなんだかブリュンヒルデがジークムントに死の告知をしているとこを思い出しちまうのですが、やはり苦悩の歌手?キングはオテロも合っていると思います。

というふうになにやら勝手なことばかり書かせて頂きましたが、やっぱりキングは私の大好きな歌手には違いありません。



------

ぜひぜひご協力をお願いします。
人気blogランキングへ

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2007年3月 7日 (水曜日)

ジャネット・ベイカーの色々歌っちゃうわよ。

P1000736ディム・ジャネット・ベイカー、フォーレ、シューベルト&シュトラウス、英国歌曲を歌う
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
(全27曲)

おととい、昨日と、「もし、音楽に詳しい男性の友人がいて、ここらへんのCDを貸してくれたらちょっとクラっときちゃいそうな」曲を想定し、続けて紹介してみたが(まわりにそんな人はいませんが)、今日はちょっとまた地味目なCDで、好きな歌手の一人、ジャネット・ベイカーの歌唱を。

ハイネックの素敵なセーターを着てさりげなく微笑んでる彼女のジャケット写真はお気に入り。こういう品のいいイギリスのオバサマに「まあ、午後のお茶にいらしたの?ちょうどイングリッシュ・マフィンが焼きあがったところよ。さあおあがんなさい。」とか気さくに言われたい。

(最近そういうの食べてないなあ・・・饅頭やお煎餅ばっかり)

ジャネット・ベイカーっていうと、マーラーがお好きな方、またはエルガーなどの英国ものを聴く方、または指揮者バルビローリが好きな方で、CD持ってない方はいないと思うが、どうだろう。そ、そうでもない?

彼女はメゾ、またはアルトという地味な声域、しかもとりたてて美人ではないということで(失礼!)やや地味な存在のように思う。「イギリスのクリスタ・ルードヴィヒ」みたいな感じか。
何を歌わせても何でも器用にこなすが、器用なだけでなく知性的ですべての曲において深い感銘を残す。深い声がなんとも魅力的。

紹介のCDは、そんな彼女の魅力を伝えるもの。フランス語、英語、ドイツ語の歌曲を取り上げている。私はフランス語はさっぱりわからん(というか、ドイツ語も英語もアヤしい)のだが、彼女はフレンチ・レパートリーの録音は他にも結構あるみたいなので得意なのだろう。ここで歌われるフォーレの歌曲は、輸入盤で対訳がない上あまりよく知らない曲なのだが、とても素敵で発音も滑らかである。心和む、というか。

自国の歌曲はまさに彼女の得意中の得意というところで、スタンフォード、パリー、ウィリアム・ブッシュ、ウォーロック、RVW、ガーニー、ブリテン、アイアランド、クィルターの素敵な曲がちょっとづつ聴ける。どれもいいんだけど、ウィリアム・ブッシュの曲「Rest」や一曲だけ入っている大好きなガーニーの曲「The Fields are full」がとてもお気に入り。もちろん有名なRVWの「リンデン・リー」も心に染みるうたいぶり。

うちにはほとんど存在しないシューベルトの歌曲が6曲歌われている。いかにもドイツ歌曲らしいっつーか。(←あまりよく知らない)

そして最後にR・シュトラウス。有名な「明日!」はしみじみとゆっくりと語りかけるような。最後はデーメルの詩による「解き放たれて」。

という感じで、ざっと書いてみたがどの国の曲も完成度が高い歌唱だと思う。まったく英国を代表するすばらしい歌手であると思う。

彼女の現役最後の一年を追ったドキュメンタリー

--------

なんとかへばりついています。応援お願いします。
人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年7月11日 (火曜日)

ビョルリンクの歌謡曲集

Bjorling ユッシ・ビョルリンク・コレクション第6集
(ナクソスヒストリカル 8.110790)


ちょっと古めのディカプリオ?といった風情のこの歌手は北欧の代表的リリックテナー、ユッシ・ビョルリンクです。後年はでっぷり太ってしまったけど、なかなか若いころは素敵ですね。本日ご紹介しますのは、このビョルリンクによるポピュラーソング集です。
CDオビ解説によりますと、
”1930年19歳でストックホルムでデビューを果たした後、38年のメトデビューに至るまでの間、ビョルリンクは密かに寄り道をしていました。ビョルリンクが自伝の中で明かして判ったことですが、エーリク・オーデの芸名で、ジャズやタンゴをはじめとした数多くのポピュラー・ソングを歌っていたのでした。”
とあります。私、ネットでこのCDを見つけてどうしても聴いてみたくて買いにいきました。
でも、まー、なるほど、アレがそうだったのかーと思いました。実はこのCDの中の一曲(「小公女」って曲)収録されているCDを他に持っていました。そうか、あれは昔で言えばポピュラーソングなのね。勝手に納得

これから買ってみようと思っているかた!是非言っておきますわ、私。22曲入って70分近く・・・ほとんど全部同じです。まずほとんどワルツです。北欧の昔の歌謡曲は3拍子しかなかったんかいな!!!というほど。そしてメロディーラインもほとんど同じ、編曲もほぼ一緒。たまーにジャズっぽいのとかタンゴとかありますが。

そして日本で言えば津村謙とか林伊佐緒の世界。「ダンスパーティの夜」とか「上海帰りのリル」とか。あの手の昔のムード歌謡が好きなお父さんおじいちゃん方は全く違和感なく入れます。(えーと、私は・・・実は好きです。CDじゃなくてレコードを父から奪って聴いてます)

そしてイタリア・オペラで聴かせるあのビロードのような美声はそのままです。いいですね~。(^_^)


録音は当然ものすごく古い(1931~1935年)ですが、ナクソスヒストリカル頑張ってるせいか、とくに聞き辛いことはありません。しゃかしゃかノイズもまたオツなもの。

----------------------------
↓何故か一瞬50位以内に入っていました。応援してね!

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月 9日 (日曜日)

フラグスタート/山の娘

Flagstad キルステン・フラグスタート/グリーグ:歌曲集「山の娘」エドウィン・マッカーサー(P)
ベートーヴェン「フィデリオ」より/ウェーバー「オベロン」より/ヴァーグナー「ローエングリン」「ワルキューレ」「神々のたそがれ」より
ユージン・オーマンディ(cond.)他 (Romophone 81023-2)輸入CD

キルステン・フラグスタート(1895~1962)は私にとってはカスリーン・フェリアーと同じくらい敬愛する歌手です。ワーグナーを歌ってはもちろん最大最高の歌手ですが、もともと北欧のお方なのでグリーグの録音は多いようです。新旧何枚か持っています。

フラグスタートは大体1935?~45年くらいがいい感じだと思います(私は)。かなりお年を召してからもDECCAに録音を残してらっしゃいますが(ショルティのリングとか、ワルキューレ第3幕とか)、やっぱり40歳前後のほうが絶対よいと思います。しかし、どおおおしても古い録音になってしまいますが、そこは忍耐忍耐忍耐

ご紹介のCDは、グリーグが1940年、他は1937年なので、まさに一番いい時期です。年代的にはかなり古いですがスタジオ録音なのでぜんぜん聞き辛いことはありません。
山の娘(それは歌う(誘惑) 、ヴェスレモイ、ブルーベリーの丘の斜面、逢引き、愛、小山羊のダンス、悪い日 、イェットレの小川で)のほうはとってもさわやかな歌唱で夏の暑い日にはぴったり。蒸し風呂のように暑い東京の狭いマンションから北欧にいきなりトリップよー。

それで山かなんかをトレッキングしてたら、超若かりしころの三つ編お下げ髪のフラグスタートにばったり出会うの。「こんにちは~」「山の天気は変りやすいからね~」とか話しつつさわやかな歌声を山々に響かせてくれているかんじ。キルステンは山の娘で、水を汲みに遠いところまで毎日歩いていかなければならないの。重くて大変よ。ペーター! おじいさーん! 
(実は対訳がないのでどういう内容の歌詞なのかわからない。オッター盤を買わなければならないでしょうか・・・)

あとのドイツものアリア集はお馴染みのレパートリーですが、オーマンディ/フィラデルフィア管というのがちょっと珍しいかもしれませんね。こっちもまた全盛期の力いっぱい美しい歌唱です。

------------------------

↓クリックして頂くととてもさわやかな気分。
人気blogランキングへ

↓大好きな北欧食器が満載!覗いてみてね!

| | コメント (0) | トラックバック (0)