2011年12月29日 (木曜日)

三波春夫/俵星玄蕃

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年末っていうと、私が決まって聴きたくなるのは第九ではなくてこの三波春夫先生歌唱の「俵星玄蕃」(たわらぼしげんば)である。この間歌舞伎で「松浦の太鼓」って忠臣蔵ものを観てきたから、なおさら聴きたくなった。12月になると必ずといっていいほどCDを取り出して聴く。私が持っている、数少ないクラシック以外のCDのひとつ。

名曲である。歌謡浪曲なので普通の歌謡曲より長い。8分くらい?

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俵星玄蕃(たわらぼしげんば)は、三波春夫の曲。「長編歌謡浪曲」と呼ばれる。「元禄名槍譜」(げんろくめいそうふ)の副題が付くことがある。

作詞は北村桃児(三波自身のペンネーム)。作曲は長津義司。

「忠臣蔵」(元禄赤穂事件)にからんだ架空の人物である俵星玄蕃[1]を主人公とした曲。「歌謡曲(演歌)」「浪曲」「講談」の3つが織り込まれており、それぞれに通じた三波の、芸の集大成のような構成となっている。

三波自身は振りをつけて演じている。また現在でも、日本舞踊の題材として用いられることがある。

先述通り、多様な素養を必要とする曲で、歌詞も長大であるため、歌いこなすには相応のレベルが求められる。現在は演歌歌手の島津亜矢が得意としており、テレビ番組などで披露している。また変わったところでは、落語家の柳亭市馬が持ちネタの一つとしており、CDまで発売している。(ウィキペディアより)

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昔。って言っても持っているのはCDなので大人になってからだけど。初めてこの曲を聴いたときの衝撃は忘れられない。母親が毎日聴いていた演歌・ナツメロのラジオ番組で、フルコーラス流してたのを聴いたんだと思う。どうしても忘れられないので銀座の山野楽器まで行って買ってきた。

歌謡浪曲、馬鹿にしてはいけない。もうね、ワーグナーのオペラアリアみたいなんである。「ヴォータンの別れ」とか、「ブリュンヒルデの自己犠牲」とかそんなんに匹敵すると思う。

浪曲場面の

「一人の浪士が雪をけたててサク、サク、サークサークサークサーク
”先生!” ”おう、蕎麦屋か~~~”」の所など、何度聞いてもカッコイイ。しびれる。そして、お蕎麦が食べたくなる。

三波先生が晩年に近い頃だか、紅白で歌うというので(珍しく)楽しみにして見ていたが、フルバージョンではなかった(便所神の歌でさえ、フルバージョンだったというではないか。見てないけど)。当然ながら声もかなり衰えていたので少し残念だった。


フルバージョン、映像で見ることができる。これは貴重。
http://www.youtube.com/watch?v=fnX1vD0TBJU&feature=relatedicon

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2010年7月 8日 (木曜日)

ショルティ箱1枚目。

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・オッフェンバック:「ホフマン物語」より「ホフマンの舟歌」
コヴェントガーデン・オペラ・ハウス(1959)
・ドリーブ:「ラクメ」より鐘の歌
サリ・バラバス(ソプラノ)SDR交響楽団(1952)
・サン=サーンス:「サムソンとデリラ」より「あなたの声に心は開く」
ジュリエッタ・シミオナート(メゾソプラノ)シカゴ・リリック・オペラ(1956)
・グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
ベルリン・フィルハーモニック(1959)
・チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」より手紙の場面
レナータ・テバルディ(ソプラノ)シカゴ・リリック・オペラ(1956)
・マスカーニ:「カバレリア・ルスティカーナ」より「ママも知る通り」
ジュリエッタ・シミオナート(メゾソプラノ)シカゴ・リリック・オペラ(1956)
・ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲
ロンドン・フィルハーモニック(1955)
・モーツァルト:「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら」
ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)シカゴ・リリック・オペラ(1956)
・ヴェルディ:「椿姫」第一幕への前奏曲
コヴェントガーデン・オペラ・ハウス(1959)
・ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」より「国を裏切る者」
エットーレ・バスティアニーニ(バリトン)シカゴ・リリック・オペラ
・ボイト:「メフィストーフェレ」より「いつかの夜」
レナータ・テバルディ(ソプラノ)シカゴ・リリック・オペラ(1956)
・ポンキエルリ:「ラ・ジョコンダ」より L’amo come il fulgor
レナータ・テバルディ(ソプラノ)、ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)シカゴ・リリック・オペラ(1956)
「時の踊り」
コヴェントガーデン・オペラ・ハウス(1959)

話題の(?)ショルティ箱の一枚目。スパゲッティ・カルボナーラを作り、食しながら鑑賞。料理のBGMとしてもよろしく、じっくり聴いてもよろしい。76:29という目いっぱい収録。録音はほとんどモノラルでたまーにオケ部分だけステレオになったりする(実はこれがあたしは嫌いなんだけどヘッドフォンで聴かない限りそんなには気にはならない)。

・みんながよおく知ってる曲もあれば、「うーん、よくしらない」みたいなのもある(ジョコンダとか全部聴いたことないもんな)。

・大好きなホフマンの舟歌が入ってて素敵。歌はなし。

・ラクメの超絶アリアを歌う歌手は知らんのだがすげえ。有名な人なのかもしんね。

・こないだお亡くなりになったばっかりのシミオナート女史の歌が聴けてうれしい。実は一枚も持ってないんで・・・聴きたかったんだよね。イタリア語だけどデリラはぴったりね。

・ルスランとなんちゃらはステレオ録音でいきなりのBPO。ダイナミックな演奏だ。さすがはショルティ。

・テバルディ女史がイタリア語で切々と歌う「手紙の場面」。胸がきゅうんとする。(この曲のここの部分だけが大好きで、新国まで見に行ったっけ・・・何故かあんまり面白くなかったけんども。)

・シミオナートと言えば「カヴァレリア」。定番でしょ。

・ジャケ裏曲目で「ラ・トラヴィアータ」とありつつ「セヴィリアの理髪師」ともあるもんで、どっちの曲が飛び出してくるのかドキドキしたが、椿姫だった。良かったあ。さすが怪しい廉価盤。これもステレオ録音・・・かな。

・バスティアニーニが一曲だけ歌ってるけど、素敵だ。

・・・という感じで(かなりかいつまんでテキトー)なかなか楽しめる。2枚目(クリステル・ゴルツ様のエレクトラ&デラ=カーザ様のアラベラ)も楽しみだ。

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そういえば、(W杯)ドイツが負けてしまったな。後半戦しか生で見てないけど、がっかりだクローゼ。タコのパウルは本当に百発百中なのね。タコにパウル(Paul)ってドイツ名前はなんかカッコイイぞ(何か詩の題名から取ったみたい。残念ながらコルンゴルトのオペラではないようだ)。パウルは実はイングランド生まれでドイツ在住っていう複雑な生い立ちなのな。英ウィキペディアには「職業 預言者」って書いてあったんだが本人(タコ)はどう思っているんだろうか。そして、誰があんなこと思いついたんだろう。まあ水族館の人だろうけど。

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2009年8月20日 (木曜日)

ベーレンスの思い出

一昨日お亡くなりになったべーレンス。私が彼女のナマ歌声に接したのは3回でした。


・1991年12月23日 東京文化会館
ワーグナー・コンサート
小澤征爾指揮/新日本フィルハーモニー

初めて憧れのベーレンスに接したのでしたが、コンサート前にお知らせが。残念ながら、どうも日本にきてお風邪を召してしまったようでした。ややひっかかる声のヴェーゼンドンク歌曲集や「ブリュンヒルデの自己犠牲」を鑑賞。アンコールは「聖しこの夜」であった記憶があり。


日にち・オケ等は失念。確かサントリーホール。
アンナ・トモワ=シントウとのジョイント・コンサート

ベーレンスの息子さんとトモワ=シントウの娘さんがご結婚した縁で(お孫さんの写真もあった)、何故か日本でコンサートを開くことに。お二人はまったくキャラクターが違う声ながら、ワーグナーはもちろん特にR・シュトラウスでT=シントウはリリックな役(アラベラ、など)、ベーレンスはドラマティックな役(サロメ、エレクトラなど)が得意ということで、なかなか幅広い楽しいコンサートであったと記憶。確か、最後は二人で「エレクトラ」の最後の場面を演じた記憶がある。


・1998年9月29日
ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの「ワルキューレ」。

過去記事:ハイティンク/リングinロンドン「ワルキューレ」


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2009年8月19日 (水曜日)

ベーレンス、逝く

歴史に残るワーグナー歌手である、ヒルデガルト・ベーレンスさんが昨日亡くなったそうです。享年72歳。

草津国際フェスティヴァルの記事
http://kusa2.net/J/index.php?e=390

草津での演奏会と授業のために日本にいらしてたんですね。もう声は盛期を過ぎてらしたとはいえ、彼女のブリュンヒルデが大好きだったので、すごくショックです。
日を改めて記事を書きたいと思います。

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2008年4月24日 (木曜日)

フラグスタート/ヴェーゼンドンク歌曲集&グリーグ歌曲集

P1080029ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
グリーグ:歌曲集/他

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)他

過去記事:フラグスタート/山の娘



うあああああああああああああ。

どうしてなのよ。指折り数えて毎日。
待ちに待った「ケンペのリング」「ベームのリング&おまけいっぱい」の発売日だってのに、今日タワレコのHP見たらどっちも来月中旬の発売になっちょる。

どういうことよ。

私のここのところの希望の星はこれしかなかったのにさー。これのどっちかをゴールデン・ウィーク前に買って、とくにビッグな予定もなくさみしいGWをワーグナー漬けで楽しく過ごすという予定だったのにさ。

というわけで、「えーんえーん」と枕をぬらしつつ布団に入る前に、大好きなフラグスタートでも聴こう。

この盤の歌唱はVocal Archivesというナゾのレーベルのものだが、普通に出ているEMI盤とは違う音源なのだろうか・・・ナゾ。とにかく、キルステンちゃんお得意の作曲家のワーグナーとグリーグが聴ける、お得な一枚。  

しかも。

この作曲家の中に挟まれている、アルフ・フールム(Alm Hurum)というナゾの作曲家の歌曲「明るい夜」というのが大変素晴らしい。ことにピアノ伴奏がとても美しく、琴線に触れる。きっと他の作品も素晴らしいに違いない。フールムは日本ウィキペディアには載ってないみたいなの。

ヴェーゼンドンク歌曲の艶やかな深い声もたまらなく素晴らしいが(1948年録音、52~3歳ってとこか)、さすが母国語のノルウェー歌曲は自信に満ちていてスケールが大きい。他の歌手では出せない、雄大な北欧の自然が感じられる・・・北欧行ったことないので勝手な想像だけど。

グリーグはピアノ伴奏のとオケ伴奏のとある。オケ伴奏のものは雄大すぎて、なんだかワーグナーの楽劇を聴いているがごとし。つか、グリーグに聴こえない。個人的には北欧歌曲ってさりげなさ、はかなさとかが魅力だと思うんで、私はピアノ伴奏の方が好き。

うーん。

それにしても。4連休2回(4月28日も会社は休みなので)。例年どおり、ほとんど飲んだ暮れか女友達とのちい散歩で終わりそうな予感。今年こそ温泉旅行heart02とかを目指していたのに(影も形もナイ)。誰かなんとかしてくれ。

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2007年9月11日 (火曜日)

カルショーの本とフラグスタートのグリーグ

P1000815 フラグスタート・グリーグ・リサイタル
君を愛す/エロス/バラに囲まれて/波に揺れる舟/小屋/初めての出会い/春へ贈る歌/桜草に寄せて/睡蓮に寄せて/夢/モンテピンチョより/小さなキルステン/野心、他
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、エドウィン・マッカーサー(ピアノ)


このところ、こないだ購入したカルショーの書いた「ニーベルングの指環 リング・リザウンディング」を読んでいるんですが、まだ3分の1くらいです。

Book ニーベルングの指環 リング・リザウンディング

著者:ジョン・カルショー
販売元:学習研究社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(今更ですが)とにかく面白いです。ショルティのリングのCD(レコードでもいいけど)を持っている方はとくに面白く読めますし、去年発売のカイルベルト盤を聴いている人も面白いと思うし、またはクナッパーツブッシュの人となりとかも垣間見えて楽しいです。最近興味のある、レコードをつくる側のことも知ることができる。レコードを作る人も、会社員なんだなあというのが素直な感想。

ま、文句を一つ言えば、とってもこの本重いです。中学生にも読めるくらいの大きな字で書いてあり(老眼の人でもってこと?)、400ページ以上あるのでちょっと電車の中で読もうと思って持ち歩くことが出来ません。腕が鍛えられそうでいいかもしれませんが。もっと字を細かくしたり、2段にしたりとかできなかったのかなあ。

ま、そんな中で(まだ読み終わってもいない本について書くのは気が引けるが)。今のところ大変印象深いのが、大歌手キルステン・フラグスタート(1895-1962)とカルショーの交流です。これから読む人のために詳しい内容は書きませんが、とかく謎めいて気難しそうなイメージの彼女の人となりが知れてとても興味深い。

例のフルトヴェングラーとの「トリスタンとイゾルデ」の事件(第2幕の愛の2重唱の高音を、ウォルター・レッグの奥さんのシュワルツコプフが声出した)が大衆にバレてしまったので、傷ついたフラグスタートはEMIとは縁を切り録音もしなくなって影に引っ込んでしまった。

そんな(まだ歌える)フラグスタートを再び録音現場に引っ張り出し、文字通り社運を賭けたデッカのリングに(何らかの役で)登場させるためにあらゆる手を尽くし頑張ったのがデッカのカルショーであり。

で、その時のデッカとのいくつかの契約で録音されたのが今回紹介のレコードである(あろう)。残念なことに私の持っている英デッカ・レコード盤はまたしても録音データがないときてる。彼女の登場する「ラインの黄金」が最後の録音で1958年だから、その周辺の録音であろう(激しくテキトーですいません)。ステレオ録音。

ショルティ・リング「ラインの黄金」のフリッカはかなり声が太くなっていて、「うーん、オペラ的にはどうだろう」と思うこともしばしばですが、このグリーグ歌曲集は純粋に素晴らしく大変に味わい深い。年数を重ねた芳醇なブランデーのようである(本当はそんな高いブランデーはとんと縁がないが)。また言うまでもないけれど、グリーグの歌曲のなんて美しいこと。現存の歌手とは全く違う味わい。

ところで。
晩年のフラグスタートの歌声はふかぶかとしてあのカスリーン・フェリアーを思わせる。カルショーのこの本によると、「電話で話したところ、喋り方や声がフェリアーにそっくりでびっくりした」そうな。

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2007年7月26日 (木曜日)

マリア・カラス/永遠の名唱集

P1000800 マリア・カラス/永遠の名唱集
・ああそはかの人か(椿姫)
・さようなら、過ぎ去った日々よ(椿姫)
・自殺!(ジョコンダ)
・早く来て、明かりをつけておくれ(マクベス)
・いつか私も晴れの身となり(ナブッコ)
・優しいささやき(ルチア)
・若いインドの娘はどこへ(ラクメ)
・あらゆる苦しみが待ち受けていても(後宮からの逃走)
・影の歌(ディノーラ)
・その日から(ルイーズ)
・誰もが甘い愛の命ずるままに(アルミーダ)
・無慈悲な女神(巫女)

・麗しい光が(セミラーミデ)
・遊びの仲間に入れてください(ハムレット)
・再び望みを(清教徒)
・優しくかすかな彼の微笑み(トリスタンとイゾルデ)
・清らかな女神よ(ノルマ)
マリア・カラス(ソプラノ)
サンティーニ、ヴォット、ブリティス、シモネット、バジーレ指揮/トリノ放送交響楽団、ローマ放送交響楽団、ミラノ放送交響楽団、その他

(1949年~56年録音)

ミューザ川崎(あるぺんしんふぉにー)はどう考えても会社から遠いので、悩んだ末あきらめた。行きたかったんだけどなあ。

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今年はマリア・カラス(1923年12月2日 - 1977年9月16日)の没後30年記念だそうだから、9月以降記念のCDがたくさん発売されるようである。

私はどっちかっつーとドイツ・オペラ好きなので、イタ・オペはプッチーニ以外からっきし弱い。

ヴェルディ、ドニゼッティ、ロッシーニとかそのへんのイタ・オペのオイシイとこは椿姫以外、題名とアリアくらいしかわからんので、実際、このカラスのアリア集でしか聴かないようなオペラがたくさんある。

このずいぶん前に発売された、フォニット・チェトラの2枚組のCDは大変素晴らしい。

これ、6千円もしたのである(どんだけー!)。国内盤2枚組とはいえ、今考えると信じられないお値段である。なのになんで買ったかっつーと。

わたくし溺愛のオペラ、シャルパンディエの「ルイーズ」のアリア「その日から」と「イゾルデの愛の死」が収録されているから。ただそれだけである。大歌手カラスがどんなふうに歌うのか聴いてみたかった。

今これらを入手するのは、そんなに大層なことではないと思うが。当時は(約20年前・・・)これしかなかったんだと思う。

(このCDの音源のほとんどは、イタリアのRAIの放送していたラジオ番組からの録音らしい。1940~50年代、熱狂的な人気を博していた番組だといい、カラス、テバルディはいうに及ばず、F=ディースカウ、シュワルツコプフなども出演してたそうだ。すげー。)

このルイーズのアリアは本当に素晴らしい。心ときめくオトメの心を切々と歌っている。全曲盤のコトルバスとは一味違う。イゾルデもイタリア語だけれど大変素晴らしい・・・なんか別の曲みたいだけども。カラスは歌手という前に舞台女優なんだと思う。歌唱がどうの、というよりどのオペラも演じきっているというか。彼女は「モーツァルトは退屈」と私と同じような発言をしてシュワルツコプフを苦笑させたというが、ここではモーツァルトも一曲歌っている。

秋の夜長(って・・・まだ7月じゃないか!!)にしみじみとカラスの名唱を聴きつつ、赤ワインでも飲みながら旬のお魚を食べるのもまた味わい深いものである(結局そっちか・・・)。




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2007年4月 6日 (金曜日)

キング&リザネック ガラコンサート Ⅱ


キング&リザネック ガラコンサート
R・シュトラウス:「インテルメッツォ」より
「ナクソス島のアリアドネ」より「全てが清らかな国がある」
ワーグナー:「リエンツィ」より「万能なる父よ、見おろしてください!」
「タンホイザー」よ「おごそかなこの広間よ」
「神々の黄昏」よりジークフリートのラインへの旅
「ワルキューレ」より「冬の嵐は過ぎ去り」「君こそは春」
ジェームズ・キング(テノール)、レオニー・リザネック(ソプラノ)
ハインツ・ワルベルク指揮/ミュンヘン放送管弦楽団

<二枚目・ドイツ・オペラの部>



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あらー、忘れてたわ。
あさっては都知事選挙じゃないのよ。大変よ。
なんたって私ってば都民だからさー。うまれてからずっと都民じゃない。もしかしたら死ぬまで都民かもしれないじゃない。だから都知事選挙には是非行かなきゃならんのよ。

候補者は次の通り。

1.山口節生(不動産鑑定士)
2.吉田万三(歯科医師)
3.外山恒一(ストリートミュージシャン)
4.石原慎太郎(都知事)
5.浅野史郎(大学教授)
6.黒川紀章(建築家)
7.ドクター・中松(国際創造学者)
8.高橋みつる(タクシー運転手)
9.佐々木崇徳(勝訴証拠評論家)
10.桜金造(タレント)
11.高島龍峰(易学者)
12.内川久美子(風水研究家)
13.鞠子公一郎(ディレッタント)
14.おがみ おさむ(作家)

怪しい。怪しすぎる。もー、ストリートミュージシャンとかディレッタントとか。 ♪おやまゆうえんち~とか。

ディレッタントってなんだろう?と思って調べてみたらば、 ”仕事としてではなく自分自身のために芸術や学問を「楽しむ人」を意味する。”だって。

そんだったら私もディレッタント?仕事じゃないけど音楽や芸術を楽しんでるし。っていうかそれって肩書きじゃないではないか。

うーん・・・気になる。

それと、ドクター・中松氏は「発明家」ではなくて「国際創造学者」なのか。それと、「勝訴証拠評論家」て。ナンか、細かくね?そして長くね?

易学者や風水研究家に東京都を任せていいもんかどうか。全部占いや風水で政治を行うのか・・・まあ、それもアリかな?
「こんなん出ましたけど~」

で、まあ冗談はおいといて、ホントに真面目に投票するわけですから、いったい誰に?ということですね。私は黒川紀章さんがいいと思ってた。建築家というのがもー、私の好みの職業なのである。 ま、そんだけといえばそんだけである

しかし。困ったことが。
私は実はオリンピック・オタク。東京でぜひ、2016年のオリンピックを開催してもらいたい。地元開催というのを一度は肌で体験したい。前の東京オリンピックは生まれてないからね

でも、黒川さんはオリンピックしない派のようだ。さてどうしよう。はて。 (選ぶポイントはたったこれだけというのも、私のアホさ加減丸出しである・・・)

・・・さて投票日当日だが。各投票所に一番乗りをすると、投票箱の中身をチェックする役をやらしてくれるよ。一回やってみたいもんです。

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さて、昨日の後編。(前置きなげー)
このCD2枚組の二枚目、ドイツ・オペラの部である。

もうこの二人といえばR・シュトラウスとワーグナーのスペシャリスト。得意中の得意のアリアが並ぶ・・・というほど沢山曲が入っているわけではない。合間のオケだけの部分がけっこう長い。(というか、一枚目も二枚目もオケの部分はカットしてCD一枚にしても良かったのではないか? 入らなかったのかしらー。 「時の踊り」なんていらねーし。しかも輸入盤にしてはお高いし。)

リザネックに関しては、私があまりどーこーいっても仕方がないのだが、それにしてもやっぱり立派ではある。きっと実演で聴いたら迫力で感動するのではないか(って昨日も書いたじゃん!)。

ドイツもののほうがなんとなく歌っている人も聴いているこっちも慣れた感じがする。「リエンツィ」というオペラは実は全曲を一回も聴いたことがない(ええっ??)。しかしこの中の有名なアリアでもキング様はやっぱりかっこいい。護民官リエンツィ!悲劇の英雄そのままである(よく筋は知らないが)。

ところで、リエンツィというオペラは相当長いようです。PONTから出ている完全全曲盤はナントCD4枚組です(グッドールの例の「トリスタン」でトリスタン歌ってるミッチンソンがリエンツィ役なんですって!指揮は違うけど)。で、ワーグナー指揮で初演のときに夕方6時頃から始まって終演は夜半にまでなってしまったそうな。でも聴衆は熱狂的だったみたい。2回目の上演は「カットしようよー」とワーグナーは提案したが、歌手は反対したのだと。

そしてそして。二人の代名詞「ワルキューレ」のジークムント&ジークリンデ。ここではやっぱり素晴らしい。私の中ではジークムントイコールジェームズ・キング。んもー、ずっと聴いていたいです。聴衆のブラヴォーもすごーい。こんなコンサートに行ったら、もう死んでも死に切れないいい。



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2007年4月 5日 (木曜日)

キング&リザネック ガラ・コンサート


キング&リザネック ガラコンサート
ポンキエルリ:「ジョコンダ」より
プッチーニ:「トスカ」より
レオンカヴァルロ:「道化師」より
ジェームズ・キング(テノール)、レオニー・リザネック(ソプラノ)
ハインツ・ワルベルク指揮/ミュンヘン放送管弦楽団

<一枚目・イタリア・オペラの部>



日本全国のジェームズ・キング・ファンの方(ここの読者では多分2~3名)に贈る。
本日はこないだ仕入れたジェームズ・キング皇太子様歌唱のリサイタル集です。現役全盛期当時、相手役としてオペラ上演では大抵キャスティングされていたレオニー・リザネックとのジョイントコンサートの模様・・・の2枚組の一枚目のイタリアオペラの部。

あーもー。もーいいわー。ジェームズ様。やっぱりステキだわ。

なのに。どうなのよ。レオニー。

申し訳ない。大変申し訳ない。レオニー・リザネックのファンの方。私はリザネックがニガテである。どーゆーわけか。

あの、硬い発声法がどうもダメなのである。あと、文章にしにくいのだが、小刻みに声を震わせる独特の歌い方が・・ああダメ、なのである。このCDもキング様が歌ってなかったら、買ってない、モチロン。

カール・ベームの「リング」、キングが歌っているのにいまだに手を出せないのは、相手役がリザネックってわけだからなのである。シュトラウスの「影のない女」もベーム盤はこの二人が夫婦役である・・・が持ってるけどね。

しかし、アリア集であれば、まあなんとか。キング様の美声を堪能しよう。イタリア・オペラのキング様もこれまたステキである。
リザネックだってもしかしたら実演で聴いたら迫力で感銘を受けるかもしれない(←憶測)。収録の「歌に生き愛に生き」はド迫力で聞かせる。

キング様はキング様で名アリア「星は光りぬ」と「衣装をつけろ」を歌っています。 「星ピカ」と「イショー」 、ああ、もうこれだけでこのCD一枚目の価値はある。血管切れそうになりながら歌っている。デル・モナコにも負けない絶唱だと思う。(ドイツオペラのCD2枚目は後日。)


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2007年3月13日 (火曜日)

歌うことはボクシング!J・キング名唱集

P1000738 ジェームズ・キング(テノール)
ベートーヴェン:「フィデリオ」より
ワーグナー:「ローエングリン」「パルシファル」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
R・シュトラウス:「影のない女」より
ヴェルディ:「オテロ」より

昨日blogに格闘技まがいなことを書いて、テレビをつけたらHIRO'Sって格闘技の番組をやっていました。(あらー)

楽しく見ていたら、お笑いコンビ「塩コショー」のベルナール・アッカさんが出場していました。「エンタの神様」にたまーに出演していたのを見ていたのですが、外人さん二人で「プロ野球の外人助っ人」とか「外タレ来日時のボディガード」とかのネタを流暢な日本語で披露していましたっけ。お笑い好きの私から見てもとても面白いコンビだと思います。

アッカさんは、お笑い芸人ながら色々な肩書きを持っている人のようです。昨日見た限りでは体のつくりは本当に格闘家のようだし、初めての試合にしてはなかなか立派な戦いぶりでした。もちろん勝利を収めていましたよ。

アッカさんのblog
http://d.hatena.ne.jp/bell-brown/

・・・で、今日はこないだ買ったジェームズ・キング様のアリア集の紹介っつーか、感想をのべよう。
このところ、yokochanさんやNiklaus Vogelさんとの交流では話題の中心は専らキング様。
実際、yokochanさんが激賞されているとおり素晴らしい(シビれちゃう)歌唱なのですが、会社の昼休みにCDの解説書を(ドイツ語、英語)眺めていたら、キングさんへのインタヴューに対する言葉でこんなことが書いてありました。

I find that singing is very like boxing. With singing,too, you can get very demoralized if something goes wrong. It's terrible if your voice breaks on a high note, but you just have to force yourself to go on, just like a boxer who get one on the head.

歌うことはボクシングに似ています。歌っていて、もし何かうまくいかなかったら意気消沈してしまうでしょう。高音で声が壊れてしまったらと思うと恐怖です。しかし、それでも頭に一発受けてしまったボクサーのように、歌い続けなければなりません。

(なんか中国旅行の日本語ヘンテコパンフレットのような訳で非常に申し訳ない。しかもあってるかどうか非常に不安。英語得意な人訳して。)

へー、彼がそんなことを。
そういえば、キングの歌はいつも何かと戦っている感じを受けるな、と私は思っていたのでちょっとびっくり。歌う格闘家ジェームズ・キング??

そもそも、私がジェームズ・キングの歌を初めて聴いたのはフィリップスから出てたベームのリングのハイライト盤のLPでした。キングの歌は「ワルキューレ」でジークムントがノートゥングを引き抜く場面から1幕の終わりまで収録されていました。

(正直なところ、自分はまだ中学生で「リング」のあらすじはあまりよくワカリマセンでした。ラジオでバイロイト音楽祭を聴いていたくらいです。)

このレコードを聴いて、ジークムントはジークリンデを脅しているのかと思いました(爆)。二人が兄妹にして恋人なんてずいぶんあとで知りましたよ。甘いシーンなしでそこだけ聴くとジークムントってコワイ人なのかなあと思ってました。

そのあと、バーンスタインの「大地の歌」のレコードを買いました。バーンスタインがVPOをドライブしまくる中、キングがまたドライブしまくりの歌唱で、なんだかすごくびっくりしたのですが、それでもよく聴いていました。

キングのジークムントが素敵だなと思い始めたのはかなり遅くて、ショルティのリング全曲を買ってしかもよく聴くようになってからだと思います。それでも相変わらず私の中ではキングは何かと戦っており、しかも苦悩しているという印象です。

ということで。

本日紹介のCDは(前置き長いです)もちろん彼の得意な代表的なレパートリーを歌っています。(ジークムント以外の)

しかし、キングはいつも苦悩しててほしい、戦っていてほしいという私の勝手な意見からいうと「マイスタージンガー」のヴァルターは(歌は素晴らしいのですが)ちと違和感があります。しかも、ヴァルター役のものと思われるカワユイ衣装の笑顔のキングはちょっと私ダメかも。ドSな私はいつも彼は苦しんでいてほしいと思っているのだわ。

得意の「影のない女」皇帝のアリアをかなり長く聴くことが出来、この歌唱もたいへん立派。いまだにこの皇帝という役は不可解だが。

ベーレンスとの「オテロ」は、取り合わせからいうとなんだかブリュンヒルデがジークムントに死の告知をしているとこを思い出しちまうのですが、やはり苦悩の歌手?キングはオテロも合っていると思います。

というふうになにやら勝手なことばかり書かせて頂きましたが、やっぱりキングは私の大好きな歌手には違いありません。



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