チャップリン/モダン・タイムス C・デイヴィス/新日本フィル

新日本フィルの生オケ・シネマ
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実は、上野のコルンゴルトのコンサートは行けなかった。券は取ってなかったんだけどとなりの区に勤めているので十分行けたはずである。
しかし。
ご存知な方はご存知の、消費税増加による流通の混乱。ウチでいつも頼んでいる○マ○便が全く機能してなくて、しかも待ちに待って荷物取りに来たおにーちゃんの、グチをずっと聞いてあげていて(あたしはとてもいい人に見られるらしいんだが、実際は心は暗黒なの。なんでよその会社の人のグチを聞いてあげなきゃならんの?)、全然無理だった。まあ予想はしてたんだけど。
残念だったのだがしょうがない。
なので(悲しいので)、今日は遠い昔(13年前!)にすみとりで開催された、「お宝フィルム ガラ・コンサート」の話を。このコンサートのプログラムは後生大事にウチの「コルンゴルトとその時代」の本にはさまれている・・・「エロール・フリン映画DVD4巻セット」の新聞広告とともに。
コンサート・ホールに大型スクリーン、その前にフルオーケストラ。合唱団まで配置。贅沢この上ない。長い人生?数々のコンサートに今まで通ったものの、これはかなり印象が強かった上位に入るコンサート。選曲も素晴らしかったし、演奏も(だって生演奏だもの)素晴らしかった。アンコールのRVWも忘れられない。ウォルトンの「ヘンリー5世」もよかったなあ。
もうね、時代が時代だから全部コルンゴルトだっていいんじゃないの? 「永遠の処女」と「シー・ホーク」と「嵐の青春」はぜひやってほしいわ。もちろん合唱とか独唱ありで。
新日本フィルさん、またこーゆーのやってくれないかなあ。 頼むよ。
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ベンジャミン・フランケル:バルジ大作戦
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮/クィーンズランド交響楽団
終戦記念日っつーことで戦争関係の音楽(・・・なんか、ちげー)。とはいうものの、なんかウチって戦争関係の音楽のCDが多いんじゃね? 戦争嫌いなのになあ。
うちに前からある、CPOから出てる「バルジ大作戦」のオリジナルスコアの録音。指揮はアルベルトである。アルベルトのコルンゴルトのコンサート、前に聴きに行ったのに「このおっさん誰」的な発言をしちまってごめん。ウチ、CDあった、しかも映画音楽。
過去記事:東京シティフィル・コルンゴルト/交響曲
正直に言うと、この「バルジ大作戦」って映画、一回も全部観たことない。たぶん何回かテレビでやってるはずなので挑戦はしているはず。もうほんとに・・・戦争映画って退屈。やはり根本的な所では私は女なんだと思う。ヘンリー・フォンダ主演。「第二次世界大戦末期1944年12月にドイツがアメリカ軍に対してしかけた大攻勢を描いたアメリカ映画」なんですって。まあ。
作曲者のベンジャミン・フランケルって人は一応(?)イギリス人ってことだからこの曲もイギリス音楽の範疇だってことね。この人、映画音楽は100以上作ってるらしいが、そこそこ普通のクラシック音楽も作ってるようだ。アルベルト指揮による交響曲全集も出てる。アルベルト、フランケル大好きだな。
フランケルの出世作(らしい)ヴァイオリン協奏曲はホロコーストによって虐殺されたユダヤ人を悼むための曲で「600万人の思い出に」って副題がついてる。フランクルって(この時代のヨーロッパの映画音楽作曲家の多くがそうだけど)やっぱりユダヤ人。
で、この「バルジ大作戦」の音楽は全体に戦争映画っぽく勇ましい感じ(オケの鳴りっぷりが素晴らしい。クラリネットなどの管楽器がカッコイイ。)だが、たまにイギリスの作曲家らしい繊細さも見せる。前奏曲の主題はパンツァー・リートってドイツの軍歌。CDの最後のほうの「ヘスラー指揮官の死」でもなんか不安な感じと共に歌われる(怖いんだけど~)。
パンツァー・リート
http://www.youtube.com/watch?v=SJ_1wyWmBVM&feature=related
そういえば、こないだカラオケ大会を友人たちとやったんだけど、それ用に(比較的)新しい曲を二つ覚えて行って(絢香の「おかえり」といきものがかりの「かえりたくなったよ」。無駄にハードル高い。)そのついでにパンツァー・リートも練習してったけど、カラオケになかった。残念。
パンツァー・リート
雪も嵐もなんのその
ほほ笑む日差しもなんのその
熱い昼間も
凍てつく夜も
埃まみれのこの顔に
浮かぶは我らの鋭気のみ
我ら無敵の戦車隊
嵐をついて突き進む
Ob's stürmt oder schneit,
Ob die Sonne uns lacht,
Der Tag glühend heiß
Oder eiskalt die Nacht.
Bestaubt sind die Gesichter,
Doch froh ist unser Sinn,
Ist unser Sinn;
Es braust unser Panzer
Im Sturmwind dahin.
↑ドイツ語歌詞も載せといたから、歌いたい人は歌ってね 歌わねーか。
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映画音楽集
クルト・ワイル:「ロイヤル・パレス」より
シュレーカー:大オーケストラのための4つの小品
シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽
ベルク:歌劇「ルル」よりオスティナート
ハウアー:Musik-Film
アイスラー:雨を描く14の方法
ローター・ツァグロセク指揮/ENSルシェルシュ
最近巨人を応援しているから。毎晩優勝をお祈りしているから(苦情は受け付けない)。
えーっと。
退廃音楽演奏の巨匠、ツァグロセクによる隠れた名盤(とっくに廃盤)。
そもそも大編成のための曲を小編成のオケのために(ハルモニウムって安っぽいオルガンが入っていてとてもチープな音がする)編曲された曲集である。えーと、そもそもこの編成の曲もあんのかな。実はドイツ語とフランス語で曲目が書いてあってよくわからん。
このCD、ずっと温存しててたまに聴くんだけど・・・こうやって曲目書いてみるとなかなかマニアックですなあ。もー、名前だけでもなんか変人揃いっつーか。かなりキテル感じがする。
しかし、一個一個は短いんでそんなに恐れることはない。しかも映画音楽(でも純粋に映画音楽なのかなあ)なので映像を思い浮かべればなかなかいい感じである。
最初のワイルという作曲家はもちろん「三文オペラ」で有名なんだが、他にも面白そうな作品をいっぱい書いている。曲の名前が面白い。
・ロシア皇帝は写真を撮らせ給う
・ニッカーボッカー氏の休日
・ヴィーナスのワンタッチ
・・・なんて感じなのだが、どんななんだろう。
このCDにちょろっと入ってる「ロイヤル・パレス」ってのは全体は一幕のオペラらしいんだけど、ジャズっぽくてなかなか素敵。出だしびっくりするが。出オチ。
シュレーカーの曲は「大管弦楽のための」ってわざわざ書いてあんのに(大事なことなので2回いいましたよ)わざわざ小編成にしてある。この編曲しか聴いたことがないからでかいオケでは想像つかない。2曲目の「ぽぽぽぽ」した音楽が好きでたまにこれだけのために引っ張り出して聴く。鼠先輩ではないからあしからず。3曲目もかわいくて好き。
シェーンベルクはまあ有名な曲だからまーいいや。「迫りくる危機→不安→破局」。どれも字面はいやな感じだ。
ベルクの「ルル」の演奏は、私に言わせて頂ければ「これはひどい」。あの愛するオペラの中核となるあの映画音楽・・・あんなにスリリングな音楽ってそんなにクラシックの中ではないと思うんだけど、大胆に小編成にされたうえに「のったりのったり」と演奏。ブーレーズのテンポの2倍くらいの遅さ。うああああ。
で。
他ではあんまり聴けない残りの二人。居残り。
ヨーゼフ・マティアス・ハウアーって作曲家については、なんか「シェーンベルクよりも先に12音技法を発明」したのに有名になってない人ってことしか知らん。まるで「世界記録を出したのに公式記録になってないスポーツ選手」とか「論文を書くのが一歩遅かったためにノーベル賞を他に人にとられてしまった化学者」とかを思い出すんだが、本人はどうだったんでしょう。
12音技法ってよくわかんないんだが いまだに。
12音技法に対してハウアーがこさえたのは「44のトローペの理論」っていうんだそうだ。まあ、このCDで聴ける Musik-Film という音楽は、何故かシェーンベルクのようにおどろおどろしくない。「かわいらしい」とさえ思う。他の曲もこんなかわいいのかなあ。もしかしたら、半ばホラー映画入ってる気がするシェーンベルクの12音技法の音楽よりも聴きやすいかもしれん。ちょっとなごむ。9つほどの小品集で「期待」とか「スポーツ」「嵐」とかの表題もかわいい(ドイツ語なのでよくわからんが)。
最後にアイスラー。ジャイアント・ロボに出てくる冷凍怪獣ではもちろんない。
ベルクやウェーベルンと並びシェーンベルクのお弟子であるが、なんだか破門。マルクス主義とやらに溺れ?ブレヒトと仲良しになる。その後世界を転々としたあと米国に亡命。映画音楽をずいぶんたくさん書いている。(その後国外追放で東ドイツへ)
このCDに入っている音楽は、オランダの(のちにフランス)映画監督のヨリス・イヴェンスの「雨」という記録映画につけられたもんだそうである。この映画監督はその道ではかなりビッグネームのようだが、私はもちろん知らない。
この「雨」という映画はただ、いろんな雨の情景を撮影しただけの映画のようである。なんか「つまんなそー」な感じがするが、曲はそんなでもない。そんなでもない・・・か?
もう、最後のほうまで聴くとだんだん感覚がマヒしてくる。もし、この世の音楽が全部こんなになっちゃったらどうだろう。うああああ。
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アラン・シルヴェストリ:バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ
あら~、犬もあたれば棒も歩くっていうけど(←暑さで頭やられた)。
近所の商店街に行ったら、CDショップで「もうこんなの誰も買わないぜ」というようなものを100円で何百枚か売っていた。
私にとっては宝の山だ。
で、(まあ、いわゆるガラクタ同然の中より)以下のようなものを購入。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」オリジナル・サウンドトラック
ウェーバー:グランド・ドゥオ・コンチェルタンテ [Import] (Weber, Carl Maria v.: Grand Duo Concertant, Variationen, Trio)
クロード・チアリ : 恋のアランフェス
ダイヤモンド・ユカイ : I'm The Best 世界の女は俺のもの
まあ、クラシックはほとんど置いてないCD屋なのであまり期待はできない感じだったが、なかなかどうして。1980~90年代の空気がつぶさに?感じられる。知らないアニメ音楽とか外国のポップスがほとんど。他に中山美穂やら井森美幸やらあった。買う人は買うかも。 私の好きなムード歌謡や演歌はなかった、残念。
バック・トゥ・ザ・フューチャーは欲しかったやつなので100円でってホントに不思議。これ、堂々の現役盤である。タワレコで普通に売ってる。しかもすべて新品未開封(新品というより・・・デッドストック?)。
まあ、映画のほうは誰でも見ていると思うので(見てない?)なんてことないが、頭の中ではかなり新しい映画だとてっきり思ってたら1989年である。19年も前か?
内容は意外と覚えてないもんで、ウィキペディアを読んでて「こんなのだったかなあ?」という感じ。第1作はマーティのパパとママの時代、第2作は未来、第3作はずっと昔の西部劇の時代。スピルバーグ&ゼメキスの大ヒット作シリーズである。
作曲はアラン・シルヴェストリ。ロバート・ゼメキス監督がよくコンビを組んでいる作曲家である。
もー、この音楽は大掃除とかするときに聴くとすごくはかどりそうな軽快な音楽。シンフォニックにしてノリノリな音楽である。大御所ジョン・ウィリアムズとはまた違う。
で、聴いただけで映画のシーンが頭に浮かぶ・・・と思いきや。
気分はもう年末。そうそう恒例の「M-1グランプリ」しか思い浮かばなかった。昨年優勝のサンドウィッチマンの顔とか。そんな私って・・・何。
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(ヒッチコック監督映画)
・サイコ
・めまい
・知りすぎていた男(アーサー・ベンジャミン作曲"The Stom Clouds Cantata")
・北北西に進路を取れ
・間違えられた男
(トリュフォー監督映画)
・黒衣の花嫁
・華氏451
クレア・ヘンリー(メゾ・ソプラノ)、アンブロシア・シンガーズ
エルマー・バーンスタイン指揮/ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
過去記事:バーナード・ハーマン イギリス映画音楽を振る
映画といえば、やっぱりヒッチコックだな。基本。
実家にいたときはよく衛星放送でヒッチコックの映画をテレビで見ていた。母も私もヒッチコックの映画が好きだったから(全作品は観てないが)、ビデオに録っては二人でよく見ていたものです。(ついでに、白黒の「ヒッチコック劇場」を毎週楽しみにしていた。今やそんなのゴールデンタイムにやんないよね。)
母は「ダイヤルMを回せ」が一番好きな映画で。私はやっぱり「知りすぎていた男」が一番好きだなあ。なんたってロイヤル・アルバート・ホールが使われてるのもいいし、おそらく世界一の投げやりソング「ケセラ・セラ」の挿入歌もよい。ドリス・デイが歌うこの歌は当時大ヒットしたようだが(リアルタイムでは知らん)、この映画を観ると一週間くらいこの歌を歌ってしまっている。耳に付く。
この「知りすぎていた男」の中心となる曲"The Stom Clouds Cantata"はロイヤル・アルバート・ホールで演奏され、曲の最後のシンバルの音を合図にどこかの首相が撃たれるということになっており(結局は助かる)、合唱と独唱が入るドラマティックでとてもカッコイイ曲。この曲がちゃんと聴きたくてCDを探したのだが、なかなか見つからず。やっと見つけたのがこのCDなのである。
(ちなみに、この映画「知りすぎていた男」はヒッチコックの1934年に作られた旧作のリメイク。旧作の英語の原題は同じで"The Man Who Knew Too Much"だが日本題は「暗殺者の家」である。お母さんが子供を助けるということで大筋は同じだがお母さんの特技がお歌じゃなくて射撃だったっけね。)
「サイコ」は、ホラー・サスペンス映画の傑作・・・とされる。曲も有名でテレビなんかでもよく緊迫した場面で使われたりする。ヘッドフォンで聴くと本当にキモチワルイ。夜はあんまり聴くもんじゃない。
しかし。
うちのオカンとビデオに録っておいたのを楽しみに見てて、それこそシャワー・ルームの殺人のシーンとか手に汗握ってみてたんだが。最後は・・・アレ? あ、そんなですか。ここまで引っ張っておいて。犯人はマザコンでしたか。そんなあ。
なんか、しらけちゃったなあ。本当にコレ名画なの?
(しばらくして同じ映画を観た友達にきいたらやっぱり同じ感想だった。)
「めまい」は高所恐怖症の男の話。ジェームズ・スチュワートとキム・ノヴァクの主演だったが、結末はなんだかあまり覚えていない(だいたい最後まで観たのか?)。キム・ノヴァクの息を呑むような美しさと音楽の美しさがマッチしてて妙に印象に残った。
その他、フランソワ・トリュフォー監督の映画にハーマンの作曲した音楽も収録されている。「映画音楽スコア・サントラを聴く」(立風書房)によると、ヒッチコックと喧嘩別れしてアメリカからイギリスに移ったハーマンにトリュフォーが音楽を依頼したのだという。「黒衣の花嫁」はヒッチコックを意識して映画が製作されたようだから、ハーマンの音楽はきっと効果的だっただろう(観てないけど)。「華氏451」ともども、美しい曲。
指揮は、自身も勿論有名な映画音楽作曲家のエルマー・バーンスタイン。ロイヤル・フィルの演奏もさすがというか、うまい。録音も鮮明。
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Bernerd Herrmann Conducts Great British Film Scores
アンナ・カレーニナ(ランバート)、オリヴァー・ツイスト(バックス)、The Ideal Husband(アーサー・ベンジャミン)、Escape Me Never(ウォルトン)、潜水艦轟沈す(RVW)、来るべき世界(ブリス)
バーナード・ハーマン指揮/ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
(PHASE 4 Stereo LONDON)
今日もまたレコード。レコードってホントにいいよね。一枚くらいなら。アナログで、目の前でオーケストラ聴いている気分。
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私は結構大きな商店街の近くに住んでいます(ネットなのであえて地名は隠すけど・・・わかっても黙っててね)。日曜となればまるでここは鎌倉か?とか思うくらいの観光地並みの大賑わいです。まっすぐ歩けねー
で、その立ち並ぶお店の中に、ところどころ5~6軒?いやもっとかも?週変りで色々なお店が入る。洋服屋さんや下着屋さんだったり、沖縄物産展だったり、金物屋さんだったり、布団屋さん、輸入調理器具屋さん(こないだル・クルーゼ鍋買った)、横浜の美味しいパン屋さん、乾物屋さん、車で巡回しているロールケーキ屋さん・・・・。
楽しくってしょうがない。
で、たまに。1年に一回くらい?中古レコード屋さんがくる。これは結構侮れない。わりとマニアックで映画音楽とか珍しいのあるんだぜ。もちろんクラシックもね。しかも大変お安いときている。
本日紹介のレコードは、「サイコ」や「市民ケーン」などでおなじみのアメリカの映画音楽作曲家、バーナード・ハーマンがキングスウェイ・ホールでナショナル・フィルを振った1枚。そうそう、その中古屋で発見したもの。でも状態は極めて良好だったす。
フェイズ4っつーのが懐かしい。確かストコフスキーがこの録音方式を使って録音してた記憶が(薄い記憶・・・)。
ということで、(録音技術者には知った名前は見当たらないが)かなり音は鮮明。ナショナル・フィルの素晴らしい演奏が余すところなく収録されています(と思う)。
(このハーマンのロンドン・シリーズは他に何枚か発売されていたようで、CD復刻もされておりますが、このイギリス作曲家のは廃盤みたい。アマゾンで一点ユーズドで出ています。ヒッチコックの映画音楽のはタワレコでも扱ってるみたいよ。)
作曲家はまー、イギリス音楽をよく聴く方ならばまあレギュラー・メンバーかと(アーサー・ベンジャミンはオーストラリアの人だべな確か)。まあ、ランバートとかバックスあたりだとこの作曲家の特徴とかはあまり出てへんような気もするが、とても浪漫チックな曲でうっとりしてしまう。
ベンジャミンの曲は何故か古式ゆかしいウィンナ・ワルツのような風情でとっても魅せられる。
B面(←意味がわからない人はお父さんに訊いてみてください)はまあ、有名どころの作曲家ではあるが、この中でRWV「潜水艦轟沈す」(49th Parallel) のしみじみとした素晴らしさよ。(一度だけナマのオケで聴いたことが。この曲短いけど大好き。)
そーいえば。この曲が気に入ってた頃、たまたまNHK衛星放送でこの「潜水艦轟沈す」(マイケル・パウエル監督)の映画が放映されたことがあり、私はビデオに取って楽しみに見ていた。
が。殆ど爆睡。いや~男の映画だ。何がなんだかわからんうちに寝てしまうだ。3回くらいトライしたが。RVWも形無しだ。気が付くといつも最後の場面で・・・・ま、自分の好きな曲の部分は最後なので充分なんだけど。戦争映画の音楽は勇壮で大好きだが、男くさーい戦争映画は基本的にニガテ。
http://www.amazon.com/49th-Parallel-Richard-George/dp/0792845846/ref=pd_bbs_sr_2/103-5831464-9642248?ie=UTF8&s=video&qid=1188828217&sr=8-2
やっぱり私はコメディ映画が好きだなあ。それも思いっきり単純なのが。動物かエディ・マーフィが出てくると最高。あ、動物映画は死なないやつね。泣いちゃうから。
<私の好きな映画>
・星の王子ニューヨークへ行く
・ホーンテッド・マンション
・ベイブ
・101
・シュレック
・・・・・・・精神的にガキなのよ、どうせ。
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ジョン・ウィリアムズ「未知との遭遇」組曲
「スター・ウォーズ」組曲
チャールズ・ゲルハルト指揮/ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
(1977年録音、キングスウェイ・ホール)
本日、まさに未知との遭遇。夕飯のお買い物をすませて「さあ、今日はサンマのお刺身を作りましょう」と、楽しく歩いていたらば。黒山の人だかり。 あれー、肩車されてるのはもしかして(前にテレビでみたことあるよ!)世界一小柄な中国の高校生の子?だよね。赤ちゃんみたいだけど、煙草も吸うんだよ。日本では禁止だけどね。 ※19歳で身長70センチ、何平平くんです。
肩車されて大喜び、しじゅう動いてたので、あんまりうまく写らなかったけども。かわいかったです。
で、肩車をしている大きな人は。世界一大きい人?(違うかな?・・・バスケの選手みたいな風貌。)
で、横に立っているのは世界一食べるギャル、ギャル曽根ちゃん。
反対側に立っているのは世界一お札で汗を拭く東MAXだね。
「世界ビックリ人間大集合」みたいな番組の企画だったんだね、きっと。沢山のびっくり人間と遭遇して、楽しかったね。
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で、今日は「未知との遭遇」。まあ~まったくみんな宇宙人よばわりだよ、ごめんなさい。
過去記事:スター・ウォーズ 帝国の逆襲!!
以前にもご紹介しました、RCAの製作者側で指揮者に転じた映画音楽指揮者チャールズ・ゲルハルトの指揮による、映画音楽シリーズ。
ジョン・ウィリアムズ指揮のを買えばいいのに、わざわざナンデこの指揮者を・・・・?と思われても仕方ない。
しかし、このダイナミックな指揮ぶりと、名録音。聞き逃す手はナイ。いやもう、プロデューサーはあの、ジョージ・コーンゴールド。作曲家コルンゴルトの息子さんだ。そしてレコーディング・エンジニアは(このblogで何回も名前が出てきた)名匠ケネス・ウィルキンソンである。
「スター・ウォーズ」組曲は、言うまでもない。かっこいいことこの上ない。メイン・タイトルやエンド・タイトルでのホルンの咆哮はしびれるぜ。
とはいえ。
ここでのメインは「未知との遭遇」と言っていい。
曲は、
バーンストーミング、母船の出現、パイロットの帰還、侵入者、ファイナル・シーン
となっています。どこの団体か明記されてないけど、合唱も入っていて色々と不気味な雰囲気や壮大な雰囲気をかもし出している。 その入り方は至極自然だ。録音が本当にうまいんだな。
ファイナル・シーンなんて、映画の最後のシーン(宇宙人が沢山降り立ってきて・・・)を思い出してウルウルします。映画音楽でこんな感動できる録音は珍しい。このRCAの「クラシック・フィルム・スコア」シリーズでも現役で売っている盤の一つ。お店ではあんまり見かけないけれど・・・(タワーのHPでは買えますから。ジャケット写真をクリックしてくり。巨人の写真じゃなくてよ。)。
・・・・っと。今日の収録の放送はいつなんだろう?聞くの忘れちゃったす。
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J・ウィリアムズ:「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(オリジナル・サウンドトラック)
映画館で映画を見なくなって久しい。
いや、実は映画は好きなんです。そもそも映画音楽好きだからね。一時期よく観には行っていました。ただし目黒シネマとかで、2本立てで安く、とか。
目黒シネマ、いいんだよね~。チョイスの仕方がセンスよいでございます。一時期、週末はしょっちゅう行ってたので、結構色々見てました。一回行くと次回から使える割引券もらえるので、また行っちゃう。
でも、2週間づつ入れ替わるから、一日間違えたりしたこともあった。タケちゃんの「座頭市」を観にいこうと思って、券売機にお金を払って、さあ入りましょうと思って愕然。「座頭市」は前日終わってた。
その日からやってたのは「キル・ビル」だったす。
いや~、泣くに泣けなかったす。
でもしょうがないから見たけどな。結局チャンバラものだからたいして変らんかなと。こんな間違いでもおきない限り絶対見ない映画だ、キル・ビル。(けっこう面白かったけど)
さて。
本日ご紹介のCDは、レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクス主演、スピルバーグ監督の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 。音楽はジョン・ウィリアムズ。
まあ、比較的最近の映画(私にしては)なので大体ご存知の方もおられると思いますが、一応内容を。
パンアメリカン航空のパイロットや医師、弁護士に偽装し(弁護士の資格は本当に取得した)、1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイルJr.(レオナルド・ディカプリオ)と、彼を追うFBI捜査官(トム・ハンクス)の姿を、痛快かつ人間味豊かに描く。
トム・ハンクス演じるFBI捜査官カール・ハンラティは実在の人物ではなく、彼を追い、また更生の手を差し伸べた複数の人物をモデルとした創作である。
なお、アバグネイルは21歳で逮捕され刑に服した後、その才能を生かして金融コンサルタント会社を設立。世界中に多くの顧客を抱え大成功している。(ウィキペディアより)
この映画が誰かが面白いとか好きとか言っているのを私は聞いたことがない。「長くてつまんね~」とか「退屈」とかいう意見しか。
いやー、実は私はこの映画が大好きなんですよ。
なんたって、普通に映画館で観にいって、そのあと目黒シネマでもう一回観にいったくらいですから。
まー、内容もさることながら。この長い映画で大好きな部分、それは冒頭のアニメーション。や、ぶっちゃけアレだけなの。アレが大好きなの。アレのためにDVD買おうとしたくらい。高いので断念してCDだけ買いました。それくらい好きなのよ。アレがなかったら2回は見なかったと思う。(残念なことにアニメーション作った人の名前は忘れちゃった。フランス人だと思った。)
ジョン・ウィリアムズ作曲の、(珍しくクラシカルでない)ジャズっぽい印象的な音楽に乗せて、これから映画で展開されるアバグネイル少年の、世界をまたに駆けた大冒険がちょっとクラシックでグラフィカルなアニメーションで描かれるのである。もう、この音楽とアニメだけでこの映画はいいよう。
紹介のCDは、ジョン・ウィリアムズの曲のほかに、映画で使われたちょっと(かなり)懐かしめの曲が入っており。「イパネマの娘」とかフランク・シナトラの「Come Fly With Me」とか、ジュディ・ガーランドとかナット・キング・コールとか。それもなかなかヨイでございます。
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