2009年8月15日 (土曜日)

フランケル/バルジ大作戦

ベンジャミン・フランケル:バルジ大作戦
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮/クィーンズランド交響楽団

終戦記念日っつーことで戦争関係の音楽(・・・なんか、ちげー)。とはいうものの、なんかウチって戦争関係の音楽のCDが多いんじゃね? 戦争嫌いなのになあ。

うちに前からある、CPOから出てる「バルジ大作戦」のオリジナルスコアの録音。指揮はアルベルトである。アルベルトのコルンゴルトのコンサート、前に聴きに行ったのに「このおっさん誰」的な発言をしちまってごめん。ウチ、CDあった、しかも映画音楽。

過去記事:東京シティフィル・コルンゴルト/交響曲

正直に言うと、この「バルジ大作戦」って映画、一回も全部観たことない。たぶん何回かテレビでやってるはずなので挑戦はしているはず。もうほんとに・・・戦争映画って退屈。やはり根本的な所では私は女なんだと思う。ヘンリー・フォンダ主演。「第二次世界大戦末期1944年12月にドイツがアメリカ軍に対してしかけた大攻勢を描いたアメリカ映画」なんですって。まあ。

作曲者のベンジャミン・フランケルって人は一応(?)イギリス人ってことだからこの曲もイギリス音楽の範疇だってことね。この人、映画音楽は100以上作ってるらしいが、そこそこ普通のクラシック音楽も作ってるようだ。アルベルト指揮による交響曲全集も出てる。アルベルト、フランケル大好きだな。

フランケルの出世作(らしい)ヴァイオリン協奏曲はホロコーストによって虐殺されたユダヤ人を悼むための曲で「600万人の思い出に」って副題がついてる。フランクルって(この時代のヨーロッパの映画音楽作曲家の多くがそうだけど)やっぱりユダヤ人。




で、この「バルジ大作戦」の音楽は全体に戦争映画っぽく勇ましい感じ(オケの鳴りっぷりが素晴らしい。クラリネットなどの管楽器がカッコイイ。)だが、たまにイギリスの作曲家らしい繊細さも見せる。前奏曲の主題はパンツァー・リートってドイツの軍歌。CDの最後のほうの「ヘスラー指揮官の死」でもなんか不安な感じと共に歌われる(怖いんだけど~)。

パンツァー・リート
http://www.youtube.com/watch?v=SJ_1wyWmBVM&feature=related

そういえば、こないだカラオケ大会を友人たちとやったんだけど、それ用に(比較的)新しい曲を二つ覚えて行って(絢香の「おかえり」といきものがかりの「かえりたくなったよ」。無駄にハードル高い。)そのついでにパンツァー・リートも練習してったけど、カラオケになかった。残念。

パンツァー・リート

雪も嵐もなんのその
ほほ笑む日差しもなんのその
熱い昼間も
凍てつく夜も
埃まみれのこの顔に
浮かぶは我らの鋭気のみ
我ら無敵の戦車隊
嵐をついて突き進む

Ob's stürmt oder schneit,
Ob die Sonne uns lacht,
Der Tag glühend heiß
Oder eiskalt die Nacht.
Bestaubt sind die Gesichter,
Doch froh ist unser Sinn,
Ist unser Sinn;
Es braust unser Panzer
Im Sturmwind dahin.

↑ドイツ語歌詞も載せといたから、歌いたい人は歌ってねheart 歌わねーか。



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2008年10月 9日 (木曜日)

アイスラー/雨を描く14の方法

P1110111映画音楽集
クルト・ワイル:「ロイヤル・パレス」より
シュレーカー:大オーケストラのための4つの小品
シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽
ベルク:歌劇「ルル」よりオスティナート
ハウアー:Musik-Film
アイスラー:雨を描く14の方法
ローター・ツァグロセク指揮/ENSルシェルシュ








最近巨人を応援しているから。毎晩優勝をお祈りしているから(苦情は受け付けない)。



えーっと。

退廃音楽演奏の巨匠、ツァグロセクによる隠れた名盤(とっくに廃盤)。
そもそも大編成のための曲を小編成のオケのために(ハルモニウムって安っぽいオルガンが入っていてとてもチープな音がする)編曲された曲集である。えーと、そもそもこの編成の曲もあんのかな。実はドイツ語とフランス語で曲目が書いてあってよくわからん。

このCD、ずっと温存しててたまに聴くんだけど・・・こうやって曲目書いてみるとなかなかマニアックですなあ。もー、名前だけでもなんか変人揃いっつーか。かなりキテル感じがする。

しかし、一個一個は短いんでそんなに恐れることはない。しかも映画音楽(でも純粋に映画音楽なのかなあ)なので映像を思い浮かべればなかなかいい感じである。

最初のワイルという作曲家はもちろん「三文オペラ」で有名なんだが、他にも面白そうな作品をいっぱい書いている。曲の名前が面白い。

・ロシア皇帝は写真を撮らせ給う
・ニッカーボッカー氏の休日
・ヴィーナスのワンタッチ

・・・なんて感じなのだが、どんななんだろう。

このCDにちょろっと入ってる「ロイヤル・パレス」ってのは全体は一幕のオペラらしいんだけど、ジャズっぽくてなかなか素敵。出だしびっくりするが。出オチ。

シュレーカーの曲は「大管弦楽のための」ってわざわざ書いてあんのに(大事なことなので2回いいましたよ)わざわざ小編成にしてある。この編曲しか聴いたことがないからでかいオケでは想像つかない。2曲目の「ぽぽぽぽ」した音楽が好きでたまにこれだけのために引っ張り出して聴く。鼠先輩ではないからあしからず。3曲目もかわいくて好き。

シェーンベルクはまあ有名な曲だからまーいいや。「迫りくる危機→不安→破局」。どれも字面はいやな感じだ。

ベルクの「ルル」の演奏は、私に言わせて頂ければ「これはひどい」。あの愛するオペラの中核となるあの映画音楽・・・あんなにスリリングな音楽ってそんなにクラシックの中ではないと思うんだけど、大胆に小編成にされたうえに「のったりのったり」と演奏。ブーレーズのテンポの2倍くらいの遅さ。うああああ。

で。

他ではあんまり聴けない残りの二人。居残り。

ヨーゼフ・マティアス・ハウアーって作曲家については、なんか「シェーンベルクよりも先に12音技法を発明」したのに有名になってない人ってことしか知らん。まるで「世界記録を出したのに公式記録になってないスポーツ選手」とか「論文を書くのが一歩遅かったためにノーベル賞を他に人にとられてしまった化学者」とかを思い出すんだが、本人はどうだったんでしょう。

12音技法ってよくわかんないんだが いまだに。

12音技法に対してハウアーがこさえたのは「44のトローペの理論」っていうんだそうだ。まあ、このCDで聴ける Musik-Film という音楽は、何故かシェーンベルクのようにおどろおどろしくない。「かわいらしい」とさえ思う。他の曲もこんなかわいいのかなあ。もしかしたら、半ばホラー映画入ってる気がするシェーンベルクの12音技法の音楽よりも聴きやすいかもしれん。ちょっとなごむ。9つほどの小品集で「期待」とか「スポーツ」「嵐」とかの表題もかわいい(ドイツ語なのでよくわからんが)。

最後にアイスラー。ジャイアント・ロボに出てくる冷凍怪獣ではもちろんない。
ベルクやウェーベルンと並びシェーンベルクのお弟子であるが、なんだか破門。マルクス主義とやらに溺れ?ブレヒトと仲良しになる。その後世界を転々としたあと米国に亡命。映画音楽をずいぶんたくさん書いている。(その後国外追放で東ドイツへ)

このCDに入っている音楽は、オランダの(のちにフランス)映画監督のヨリス・イヴェンスの「雨」という記録映画につけられたもんだそうである。この映画監督はその道ではかなりビッグネームのようだが、私はもちろん知らない。

この「雨」という映画はただ、いろんな雨の情景を撮影しただけの映画のようである。なんか「つまんなそー」な感じがするが、曲はそんなでもない。そんなでもない・・・か?
もう、最後のほうまで聴くとだんだん感覚がマヒしてくる。もし、この世の音楽が全部こんなになっちゃったらどうだろう。うああああ。

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2008年7月13日 (日曜日)

シルヴェストリ/バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ



アラン・シルヴェストリ:バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ

あら~、犬もあたれば棒も歩くっていうけど(←暑さで頭やられた)。

近所の商店街に行ったら、CDショップで「もうこんなの誰も買わないぜ」というようなものを100円で何百枚か売っていた。

私にとっては宝の山だ。

で、(まあ、いわゆるガラクタ同然の中より)以下のようなものを購入。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」オリジナル・サウンドトラック


ウェーバー:グランド・ドゥオ・コンチェルタンテ [Import] (Weber, Carl Maria v.: Grand Duo Concertant, Variationen, Trio)


クロード・チアリ : 恋のアランフェス

ダイヤモンド・ユカイ : I'm The Best 世界の女は俺のもの

まあ、クラシックはほとんど置いてないCD屋なのであまり期待はできない感じだったが、なかなかどうして。1980~90年代の空気がつぶさに?感じられる。知らないアニメ音楽とか外国のポップスがほとんど。他に中山美穂やら井森美幸やらあった。買う人は買うかも。 私の好きなムード歌謡や演歌はなかった、残念。

P1110059 バック・トゥ・ザ・フューチャーは欲しかったやつなので100円でってホントに不思議。これ、堂々の現役盤である。タワレコで普通に売ってる。しかもすべて新品未開封(新品というより・・・デッドストック?)。

まあ、映画のほうは誰でも見ていると思うので(見てない?)なんてことないが、頭の中ではかなり新しい映画だとてっきり思ってたら1989年である。19年も前か?

内容は意外と覚えてないもんで、ウィキペディアを読んでて「こんなのだったかなあ?」という感じ。第1作はマーティのパパとママの時代、第2作は未来、第3作はずっと昔の西部劇の時代。スピルバーグ&ゼメキスの大ヒット作シリーズである。

作曲はアラン・シルヴェストリ。ロバート・ゼメキス監督がよくコンビを組んでいる作曲家である。

もー、この音楽は大掃除とかするときに聴くとすごくはかどりそうな軽快な音楽。シンフォニックにしてノリノリな音楽である。大御所ジョン・ウィリアムズとはまた違う。

で、聴いただけで映画のシーンが頭に浮かぶ・・・と思いきや。

気分はもう年末。そうそう恒例の「M-1グランプリ」しか思い浮かばなかった。昨年優勝のサンドウィッチマンの顔とか。そんな私って・・・何。

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2007年10月 3日 (水曜日)

ヒッチコック映画音楽集

Pa0_0173バーナード・ハーマン作曲/ヒッチコック映画音楽集

(ヒッチコック監督映画)
・サイコ
・めまい
・知りすぎていた男(アーサー・ベンジャミン作曲"The Stom Clouds Cantata")
・北北西に進路を取れ
・間違えられた男
(トリュフォー監督映画)
・黒衣の花嫁
・華氏451
クレア・ヘンリー(メゾ・ソプラノ)、アンブロシア・シンガーズ
エルマー・バーンスタイン指揮/ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団

過去記事:バーナード・ハーマン イギリス映画音楽を振る




映画といえば、やっぱりヒッチコックだな。基本。
実家にいたときはよく衛星放送でヒッチコックの映画をテレビで見ていた。母も私もヒッチコックの映画が好きだったから(全作品は観てないが)、ビデオに録っては二人でよく見ていたものです。(ついでに、白黒の「ヒッチコック劇場」を毎週楽しみにしていた。今やそんなのゴールデンタイムにやんないよね。)

母は「ダイヤルMを回せ」が一番好きな映画で。私はやっぱり「知りすぎていた男」が一番好きだなあ。なんたってロイヤル・アルバート・ホールが使われてるのもいいし、おそらく世界一の投げやりソング「ケセラ・セラ」の挿入歌もよい。ドリス・デイが歌うこの歌は当時大ヒットしたようだが(リアルタイムでは知らん)、この映画を観ると一週間くらいこの歌を歌ってしまっている。耳に付く。

この「知りすぎていた男」の中心となる曲"The Stom Clouds Cantata"はロイヤル・アルバート・ホールで演奏され、曲の最後のシンバルの音を合図にどこかの首相が撃たれるということになっており(結局は助かる)、合唱と独唱が入るドラマティックでとてもカッコイイ曲。この曲がちゃんと聴きたくてCDを探したのだが、なかなか見つからず。やっと見つけたのがこのCDなのである。

(ちなみに、この映画「知りすぎていた男」はヒッチコックの1934年に作られた旧作のリメイク。旧作の英語の原題は同じで"The Man Who Knew Too Much"だが日本題は「暗殺者の家」である。お母さんが子供を助けるということで大筋は同じだがお母さんの特技がお歌じゃなくて射撃だったっけね。)

「サイコ」は、ホラー・サスペンス映画の傑作・・・とされる。曲も有名でテレビなんかでもよく緊迫した場面で使われたりする。ヘッドフォンで聴くと本当にキモチワルイ。夜はあんまり聴くもんじゃない。

しかし。

うちのオカンとビデオに録っておいたのを楽しみに見てて、それこそシャワー・ルームの殺人のシーンとか手に汗握ってみてたんだが。最後は・・・アレ? あ、そんなですか。ここまで引っ張っておいて。犯人はマザコンでしたか。そんなあ。
なんか、しらけちゃったなあ。本当にコレ名画なの?

(しばらくして同じ映画を観た友達にきいたらやっぱり同じ感想だった。)

「めまい」は高所恐怖症の男の話。ジェームズ・スチュワートとキム・ノヴァクの主演だったが、結末はなんだかあまり覚えていない(だいたい最後まで観たのか?)。キム・ノヴァクの息を呑むような美しさと音楽の美しさがマッチしてて妙に印象に残った。

その他、フランソワ・トリュフォー監督の映画にハーマンの作曲した音楽も収録されている。「映画音楽スコア・サントラを聴く」(立風書房)によると、ヒッチコックと喧嘩別れしてアメリカからイギリスに移ったハーマンにトリュフォーが音楽を依頼したのだという。「黒衣の花嫁」はヒッチコックを意識して映画が製作されたようだから、ハーマンの音楽はきっと効果的だっただろう(観てないけど)。「華氏451」ともども、美しい曲。

指揮は、自身も勿論有名な映画音楽作曲家のエルマー・バーンスタイン。ロイヤル・フィルの演奏もさすがというか、うまい。録音も鮮明。

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Pa0_0172














ふぉっふぉっふぉっ・・・クリック頼む。

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2007年9月 3日 (月曜日)

バーナード・ハーマン イギリス映画音楽を振る

P1000811Bernerd Herrmann Conducts Great British Film Scores
アンナ・カレーニナ(ランバート)、オリヴァー・ツイスト(バックス)、The Ideal Husband(アーサー・ベンジャミン)、Escape Me Never(ウォルトン)、潜水艦轟沈す(RVW)、来るべき世界(ブリス)
バーナード・ハーマン指揮/ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団

(PHASE 4 Stereo LONDON)

今日もまたレコード。レコードってホントにいいよね。一枚くらいなら。アナログで、目の前でオーケストラ聴いている気分。

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私は結構大きな商店街の近くに住んでいます(ネットなのであえて地名は隠すけど・・・わかっても黙っててね)。日曜となればまるでここは鎌倉か?とか思うくらいの観光地並みの大賑わいです。まっすぐ歩けねー

で、その立ち並ぶお店の中に、ところどころ5~6軒?いやもっとかも?週変りで色々なお店が入る。洋服屋さんや下着屋さんだったり、沖縄物産展だったり、金物屋さんだったり、布団屋さん、輸入調理器具屋さん(こないだル・クルーゼ鍋買った)、横浜の美味しいパン屋さん、乾物屋さん、車で巡回しているロールケーキ屋さん・・・・。

楽しくってしょうがない。

で、たまに。1年に一回くらい?中古レコード屋さんがくる。これは結構侮れない。わりとマニアックで映画音楽とか珍しいのあるんだぜ。もちろんクラシックもね。しかも大変お安いときている。

本日紹介のレコードは、「サイコ」や「市民ケーン」などでおなじみのアメリカの映画音楽作曲家、バーナード・ハーマンがキングスウェイ・ホールでナショナル・フィルを振った1枚。そうそう、その中古屋で発見したもの。でも状態は極めて良好だったす。

フェイズ4っつーのが懐かしい。確かストコフスキーがこの録音方式を使って録音してた記憶が(薄い記憶・・・)。
ということで、(録音技術者には知った名前は見当たらないが)かなり音は鮮明。ナショナル・フィルの素晴らしい演奏が余すところなく収録されています(と思う)。

(このハーマンのロンドン・シリーズは他に何枚か発売されていたようで、CD復刻もされておりますが、このイギリス作曲家のは廃盤みたい。アマゾンで一点ユーズドで出ています。ヒッチコックの映画音楽のはタワレコでも扱ってるみたいよ。)

作曲家はまー、イギリス音楽をよく聴く方ならばまあレギュラー・メンバーかと(アーサー・ベンジャミンはオーストラリアの人だべな確か)。まあ、ランバートとかバックスあたりだとこの作曲家の特徴とかはあまり出てへんような気もするが、とても浪漫チックな曲でうっとりしてしまう。

ベンジャミンの曲は何故か古式ゆかしいウィンナ・ワルツのような風情でとっても魅せられる。

B面(←意味がわからない人はお父さんに訊いてみてください)はまあ、有名どころの作曲家ではあるが、この中でRWV「潜水艦轟沈す」(49th Parallel) のしみじみとした素晴らしさよ。(一度だけナマのオケで聴いたことが。この曲短いけど大好き。)

そーいえば。この曲が気に入ってた頃、たまたまNHK衛星放送でこの「潜水艦轟沈す」(マイケル・パウエル監督)の映画が放映されたことがあり、私はビデオに取って楽しみに見ていた。

514mg31c6xl

が。殆ど爆睡。いや~男の映画だ。何がなんだかわからんうちに寝てしまうだ。3回くらいトライしたが。RVWも形無しだ。気が付くといつも最後の場面で・・・・ま、自分の好きな曲の部分は最後なので充分なんだけど。戦争映画の音楽は勇壮で大好きだが、男くさーい戦争映画は基本的にニガテ。


http://www.amazon.com/49th-Parallel-Richard-George/dp/0792845846/ref=pd_bbs_sr_2/103-5831464-9642248?ie=UTF8&s=video&qid=1188828217&sr=8-2





やっぱり私はコメディ映画が好きだなあ。それも思いっきり単純なのが。動物かエディ・マーフィが出てくると最高。あ、動物映画は死なないやつね。泣いちゃうから。

<私の好きな映画>
・星の王子ニューヨークへ行く
・ホーンテッド・マンション
・ベイブ
・101
・シュレック

・・・・・・・精神的にガキなのよ、どうせ。

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2007年8月29日 (水曜日)

未知との遭遇!!


ジョン・ウィリアムズ「未知との遭遇」組曲
「スター・ウォーズ」組曲
チャールズ・ゲルハルト指揮/ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
(1977年録音、キングスウェイ・ホール)




本日、まさに未知との遭遇。夕飯のお買い物をすませて「さあ、今日はサンマのお刺身を作りましょう」と、楽しく歩いていたらば。黒山の人だかり。


Pa0_0164_2  あれー、肩車されてるのはもしかして(前にテレビでみたことあるよ!)世界一小柄な中国の高校生の子?だよね。赤ちゃんみたいだけど、煙草も吸うんだよ。日本では禁止だけどね。 ※19歳で身長70センチ、何平平くんです。

肩車されて大喜び、しじゅう動いてたので、あんまりうまく写らなかったけども。かわいかったです。

で、肩車をしている大きな人は。世界一大きい人?(違うかな?・・・バスケの選手みたいな風貌。)

で、横に立っているのは世界一食べるギャル、ギャル曽根ちゃん。
反対側に立っているのは世界一お札で汗を拭く東MAXだね。

「世界ビックリ人間大集合」みたいな番組の企画だったんだね、きっと。沢山のびっくり人間と遭遇して、楽しかったね。


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で、今日は「未知との遭遇」。まあ~まったくみんな宇宙人よばわりだよ、ごめんなさい。

過去記事:スター・ウォーズ 帝国の逆襲!!

以前にもご紹介しました、RCAの製作者側で指揮者に転じた映画音楽指揮者チャールズ・ゲルハルトの指揮による、映画音楽シリーズ。

ジョン・ウィリアムズ指揮のを買えばいいのに、わざわざナンデこの指揮者を・・・・?と思われても仕方ない。

しかし、このダイナミックな指揮ぶりと、名録音。聞き逃す手はナイ。いやもう、プロデューサーはあの、ジョージ・コーンゴールド。作曲家コルンゴルトの息子さんだ。そしてレコーディング・エンジニアは(このblogで何回も名前が出てきた)名匠ケネス・ウィルキンソンである。

「スター・ウォーズ」組曲は、言うまでもない。かっこいいことこの上ない。メイン・タイトルやエンド・タイトルでのホルンの咆哮はしびれるぜ。

とはいえ。

ここでのメインは「未知との遭遇」と言っていい。

曲は、

バーンストーミング、母船の出現、パイロットの帰還、侵入者、ファイナル・シーン

となっています。どこの団体か明記されてないけど、合唱も入っていて色々と不気味な雰囲気や壮大な雰囲気をかもし出している。 その入り方は至極自然だ。録音が本当にうまいんだな。

ファイナル・シーンなんて、映画の最後のシーン(宇宙人が沢山降り立ってきて・・・)を思い出してウルウルします。映画音楽でこんな感動できる録音は珍しい。このRCAの「クラシック・フィルム・スコア」シリーズでも現役で売っている盤の一つ。お店ではあんまり見かけないけれど・・・(タワーのHPでは買えますから。ジャケット写真をクリックしてくり。巨人の写真じゃなくてよ。)。




・・・・っと。今日の収録の放送はいつなんだろう?聞くの忘れちゃったす。

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2007年6月10日 (日曜日)

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

P1000766 J・ウィリアムズ:「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(オリジナル・サウンドトラック)




映画館で映画を見なくなって久しい。会社の男の子はてっきり私は「映画を観ない人」と思っているらしく、誘いもしねー。

いや、実は映画は好きなんです。そもそも映画音楽好きだからね。一時期よく観には行っていました。ただし目黒シネマとかで、2本立てで安く、とか。

目黒シネマ、いいんだよね~。チョイスの仕方がセンスよいでございます。一時期、週末はしょっちゅう行ってたので、結構色々見てました。一回行くと次回から使える割引券もらえるので、また行っちゃう。

でも、2週間づつ入れ替わるから、一日間違えたりしたこともあった。タケちゃんの「座頭市」を観にいこうと思って、券売機にお金を払って、さあ入りましょうと思って愕然。「座頭市」は前日終わってた。

その日からやってたのは「キル・ビル」だったす。

いや~、泣くに泣けなかったす。

でもしょうがないから見たけどな。結局チャンバラものだからたいして変らんかなと。こんな間違いでもおきない限り絶対見ない映画だ、キル・ビル。(けっこう面白かったけど)



さて。

本日ご紹介のCDは、レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクス主演、スピルバーグ監督の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 。音楽はジョン・ウィリアムズ。

まあ、比較的最近の映画(私にしては)なので大体ご存知の方もおられると思いますが、一応内容を。

パンアメリカン航空のパイロットや医師、弁護士に偽装し(弁護士の資格は本当に取得した)、1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイルJr.(レオナルド・ディカプリオ)と、彼を追うFBI捜査官(トム・ハンクス)の姿を、痛快かつ人間味豊かに描く。

トム・ハンクス演じるFBI捜査官カール・ハンラティは実在の人物ではなく、彼を追い、また更生の手を差し伸べた複数の人物をモデルとした創作である。

なお、アバグネイルは21歳で逮捕され刑に服した後、その才能を生かして金融コンサルタント会社を設立。世界中に多くの顧客を抱え大成功している。(ウィキペディアより)



この映画が誰かが面白いとか好きとか言っているのを私は聞いたことがない。「長くてつまんね~」とか「退屈」とかいう意見しか。

いやー、実は私はこの映画が大好きなんですよ。
なんたって、普通に映画館で観にいって、そのあと目黒シネマでもう一回観にいったくらいですから。

まー、内容もさることながら。この長い映画で大好きな部分、それは冒頭のアニメーション。や、ぶっちゃけアレだけなの。アレが大好きなの。アレのためにDVD買おうとしたくらい。高いので断念してCDだけ買いました。それくらい好きなのよ。アレがなかったら2回は見なかったと思う。(残念なことにアニメーション作った人の名前は忘れちゃった。フランス人だと思った。)

ジョン・ウィリアムズ作曲の、(珍しくクラシカルでない)ジャズっぽい印象的な音楽に乗せて、これから映画で展開されるアバグネイル少年の、世界をまたに駆けた大冒険がちょっとクラシックでグラフィカルなアニメーションで描かれるのである。もう、この音楽とアニメだけでこの映画はいいよう。

紹介のCDは、ジョン・ウィリアムズの曲のほかに、映画で使われたちょっと(かなり)懐かしめの曲が入っており。「イパネマの娘」とかフランク・シナトラの「Come Fly With Me」とか、ジュディ・ガーランドとかナット・キング・コールとか。それもなかなかヨイでございます。

←キムさんのにも入っている。

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2007年3月15日 (木曜日)

風と共に去りぬ


←映画はこちら

マックス・スタイナー:「風と共に去りぬ」
チャールズ・ゲルハルト指揮/ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団

昨日は、去年結婚したお友達と飲みに行っていました。

本当は、行きたかったお店があったのですが、人気なお店だったらしく予約でいっぱいでした。結構渋谷駅から離れていたんですがね。さすが白い日

Pa0_0066 で、その近辺にあったVingt2(番番)というお店に入ってみた。もう、なんだかフランス料理屋かと思うくらい、外見も内装もとってもスタイリッシュでオシャレ。なのに焼き鳥屋さんです。

カウンターはカッポーも多いのに、私らの隣のグループはどっかの会社の新入社員歓迎会、逆の隣では若い会社員の男性だけのボヤキ飲み会が執り行われていました。・・・というか、ここはとっても安いのです。

まー、白い日ということだったんですが、彼女はちょっと暗い顔をしていました。「私も貰ったんだけど・・・これ・・・どう思います?」と、20センチ×15センチ×5センチくらいの箱を見せた。包み紙には「風○堂、風○堂、風○堂、風○堂・・・」と扇子の模様が呪いのように印刷されていました。あの、こんなセンスのないもの、だれに貰ったの?保険屋のオバチャン・・・?と尋ねるまでもなく、彼女のダンナ様でした。

「い、いまどきゴーフルだったらどうしよう・・・」と二人で危惧する中開けてみますと、会社のご進物とかによくある「シガー」と「リーフパイ」が入っていました。

彼女の落胆はまれに見るものでした。
「だって、渋谷の東急東横店だって期間限定とか、オシャレなパッケージに入ったチョコとかいくらでも売ってるじゃないですか・・・。私、バレンタインのときに凄く苦労して選んだのに。こんなのいつだって買えるじゃないですか・・・(泣)」

いや、あの・・・気持ちはお察ししますが。30代後半から40代の男性の大半は、そんな気の利いたセンスはないと思っていいと思うよ。

・・・。

ま、そんなこんなで、そんなこととは全然関係ないけど、本日はこないだ購入した「クラシック・フィルム・スコア・シリーズ」の中の一枚、マックス・スタイナー作曲の「風と共に去りぬ」。今更語るまでもない、ハリウッド屈指の大作の音楽集である。

映画で使われた音楽の楽譜を用い、RCAのプロデューサーで指揮者のチャールズ・ゲルハルトが自ら組織したナショナル・フィルを振って録音したという、このシリーズ。

因みにナショナル・フィルっていうオケはその場しのぎの寄せ集めの録音用オケではない。自由契約でロンドンの5大オケの首席級演奏家を集めた ゆーしゅーなオーケストラなのである。なので、演奏は素晴らしい。

しかも、1970年代の録音ながら、録音は今聴いても大迫力。それもそのはず、このシリーズではデッカ黄金時代に大活躍していた技術者ケネス・ウィルソンがレコーディング・エンジニアをつとめています。

(最近私は家にあるCDのケネス・ウィルキンソン探しに夢中。カイルベルトのステレオ・リングも彼だし、かの名録音ショルティの「千人の交響曲」も彼がエンジニアをしている。その他ショルティでは「さまよえるオランダ人」やウォルトンの「ベルシャザール王の饗宴」など、古さを感じさせない素晴らしい録音がたくさんあります。)

ということで、録音のことばっかりになってしまいましたが、作曲者マックス・スタイナーについても少し。

マックス・スタイナー(1888 - 1971)オーストリア系アメリカ人の映画音楽作曲家。

祖父のマクシミリアン・シュタイナはアン・デア・ウィーン劇場の支配人で、父のガボール・シュタイナーはウィーンの遊園地の経営者だった。名付け親はリヒャルト・シュトラウス。ピアノの手ほどきをヨハネス・ブラームスに受け、15歳でウィーン帝室音楽院(現在のウィーン国立音楽大学)に入学し、グスタフ・マーラーから教えを受けた。彼はその才能で4年の課程を1年で終えた。

16歳のときオペレッタ「美しいギリシア娘」を作曲した。第一次世界大戦のときはロンドンにいたが、1914年にニューヨークに渡った。

1929年、スタイナーは「リオ・リタ」の映画版の音楽を製作するためにハリウッドに招かれた。1933年の「キングコング」の映画音楽によって名声を得た。その他何百もの映画音楽を作曲し、ワーナー・ブラザーズの音楽部門でもっとも有名な作曲家であった。
(ウィキペディアより)

名づけ親がシュトラウス。ピアノのセンセがブラームス。作曲のセンセがマーラー。なんて豪華メンバーなのでしょう。出身や経歴からして同様にウィーンからハリウッドに渡ったコルンゴルトと重なるところもあります。

(製作当時はかなりタイトなスケジュールで、この長大な映画(223分)の音楽を埋めなければならない!ということで医者に覚せい剤を打ってもらって作曲していたそうな。ああ、恐ろしきハリウッド。)

さてこのCDであるが、とにもかくにもオケのすざまじい鳴りっぷりが素晴らしい。ゲルハルトにかかってはSFだろうが冒険活劇だろうがラブロマンスだろうが大して差はない。朝出勤途中で聴いていると、憂鬱な気分も吹っ飛ぶというものである。彼の指揮したCDを聴いたあとで、ショルティのワーグナーなど聴いても、なんだか物足りなく感じるほどなのです。

冒頭、「セルズニック・インターナショナル映画会社」のテーマ音楽が流れ、続いてあの有名なメインテーマが流れる。もうトリハダものである。

実は、あまりにヨイので、近所の商店街で「風と共に去りぬ」のDVDを500円で購入。まだはじめのほうだけしか見てないけど、1939年という時代が全く感じられない美しい映像に魅了される。

こんなすごい映画を作る国に日本が戦争に負けてもしょうがないなあ、とまた思ってしまったのであった。

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地道にやってます。応援ありがとうございます。
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2007年3月 9日 (金曜日)

スター・ウォーズ 帝国の逆襲!!

P1000737

ジョン・ウィリアムズ:「スターウォーズ/帝国の逆襲」
チャールズ・ゲルハルト指揮/ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団








←購入はこちら。




ああ、もう。
近年まれにみる・・・ヘコんじゃったわよ。どうする。
あまりにヘコんだんで、遥か地球の裏がわの南米ブラジルまで落ち込んで、サンバを踊って今めでたく日本に戻ってきたのだわ。

ヘコんだこと、ニ題。

その1.
先週買ったばかりの「ソニーのCDウォークマン」が今日、再生しなくなった。けっこう高かったのによ~。(どうしていまどきiPodじゃないの?・・・という会社の20代の男の子にも言われた質問はここでは受け付けない)

その2.
パートのオバサンとウチの上司(女)と韓国女優は綺麗ね~という話で盛り上がっていて、私が「でも、韓国の女優さんは殆ど整形っていいますよね。あちらでは整形普通だし。」といったら、パートのオバサンいわく「まあ、あんなに綺麗になれるんだったら、私も整形しちゃうんだけど、もう遅いわね~。naopingさんだったら結婚はこれからだし、整形したら??

て。

あの、私、親に貰ったこの顔、イジル気ないです、けっこうカワイイって言われてるし年のわりに ・・・・・はい?

ありゃりゃオバサン動じない。さらに追い討ち「ほんと、整形すればいいわよ~あんなに綺麗になれるんなら~韓国行っていますぐしちゃったら~?」て。何のフォローもなしですか。生まれてン年、そんなヒドイこと言われたのはじめて。

ちくしょ。

・・・こんな日は。
全く人畜無害。スカっとする映画音楽。大好きなJ・ウィリアムズの帝国の逆襲で逆襲してやる(誰を?)。しかもヘソまがりな私は作曲者指揮じゃなくて(わざわざ探して購入した)映画音楽指揮者の巨匠、チャールス・ゲルハルト&作曲家コルンゴルトのご子息ジョージ・コルンゴルト氏プロデュースによる名盤をチョイス。

過去記事
ゲルハルト/コルンゴルト映画音楽集
J・ウィリアムズ:コール・オブ・ザ・チャンピオンズ

いやー、こりゃいい。録音も演奏もゲルハルトらしくキラキラしているし。ダイナミックな指揮は彼の真骨頂!さすが映画音楽の巨匠だ。ツボを心得てるっていうか。

冒頭はあの、「20世紀フォックス」のファンファーレから始まる(ニューマン作曲)。「チャンッチャカチャーン!パパパパパ~!!」とな。改めて聴くと威勢がいいな。

実は、この「帝国の逆襲」の映画、見たんだかなんだか記憶がない。ウィキペディアであらすじ書いてあったけれど、マニアックすぎてイマイチピンとこないし。

でも、音楽はいいんだな。ジョン・ウィリアムスはR・シュトラウスやコルンゴルトの華麗さも、ラヴェルやドビュッシーなんかの繊細さも取り入れた、いいとこ取りの音楽。ルーカスやスピルバーグが好んで彼を起用するのはわかるね。今更ながら。

コルンゴルト作曲のものを含め、ゲルハルト指揮の映画音楽のCDを何枚か持っている(集めている)が、どれもがっかりしたものはない。映画音楽のCDは(クラシック同様かそれ以上?)すぐ廃盤になってしまうので、見つけたときが買い時。興味のある方はお求めになることをおすすめする。何も考えずにスカっとしたい方はとくに。

・・・。
別にスカっとしねェ。

←こちらもゲルハルト指揮。「未知との遭遇」は感動。



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2007年1月 4日 (木曜日)

ショスタコーヴィチ:ベルリン陥落


ショスタコーヴィチ:映画音楽『ベルリン陥落』Op.82 (1950)(グリンカ博物館所蔵自筆譜(1996年アドリアーノ校訂)に基づく世界初録音)
モスクワ・カペラ&青少年合唱団 (セルゲイ・クリヴォボコフ合唱指揮)、エレナ・アレクセイエヴァ (ピアノ)、モスクワ交響楽団、アドリアーノ指揮

もーーーー私ったら。
実家帰ったらこんな恐ろしいものが発見されました。題して
「WAR FILM MUSIC」って3枚組。しかも前島秀国先生の日本語解説つき。

本日はその中より、ショスタコーヴィチのものをご紹介。



「ベルリン陥落」

女教師ナターシャに思いを寄せる製鉄工員アリョーシャは、スターリンに目をかけられるほどの国家的逸材。プロポーズの真っ最中にドイツ軍の奇襲を受けたアリョーシャは出征するが、ナターシャはベルリンの強制収容所に連行されてしまう。恋人を救うべくベルリン占領に闘志を燃やすアリョーシャ。彼をはじめとするソ連兵の破竹の進撃の影には、常に偉大なる指導者スターリンの的確な作戦指示があった。遂にベルリン侵攻を果たしたアリョーシャたちは、死闘の末にドイツ国会議事堂にソ連旗を掲揚。ベルリン空港に降り立ったスターリンの前で、アリョーシャとナターシャはめでたく再会を果たし、祖国の忠誠を誓うのであった。(解説書より)

アリョーシャて。ナターシャて。もう大変である。

実は私はこの映画を全部ではないが、ハイライトで見たことがある。(以前このblogにも書きましたが)2001年に開催された新日本フィルによる「巨匠の映画音楽 お宝フィルム ガラ・コンサート」にて、この映画のフィルムの一部を上映した。もちろん生演奏とともに。

その画像は強烈だった。ギャグかと思った。



スターリンのそっくりさん出演
(岡田真澄さんではない)。その上ヒトラーのそっくりさんも出演(チャップリンではない)。なんだかロシア語でがなりまくってるヒトラー。
もう一回見たい。

音楽は。いかにも英雄的っつーか、合唱もありいの、ピアノ独奏もありいの。かなり聴き応えある。深く考えなければ、なかなかイイ。「森の歌」を引用している部分もあり、なるほど合唱は「森の歌」っぽい壮大さ。こういうのがお好きな方は自動的にハマると思う(どーゆーの?)。後半ちょっとあまりに盛り上がりすぎて一瞬クラクラっとめまいが。

(余白に収められている同作曲家による「忘れがたき1919年」組曲もちょっとラフP協っぽくてナカナカいいぜ)

さて、「ベルリン陥落」のCDはこれだけではない。なんと、日本では吹奏楽関係で演奏されているようで、全日本吹奏楽コンクール「高校編」のCDに入っているし(おいおい、別の曲じゃないだろうね?)、広島ウィンドオーケストラの演奏で国内盤が出ている。侮れないぜ、日本の吹奏楽界。





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2006年8月17日 (木曜日)

赤い靴

Redscd 映画:「赤い靴」
マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー監督・製作・脚本
出演/アントン・ウォルブルック/マリウス・ゴーリング/モイラ・シアラー/ロバート・ヘルプマン/レオニード・マシーン/その他(1948年公開・イギリス)

CD:ブライアン・イースデール作曲:レッド・シューズ・バレエ
ケネス・オルウィン指揮/フィルハーモニア管弦楽団


赤い靴 DVD 赤い靴

販売元:ビデオメーカー
発売日:2000/07/28
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本日は、大好きなバレエ映画「赤い靴」のご紹介を。すでに有名な映画なので、そんなにこと細かくは書きませんが、本当にいい映画なので、まだご覧になってない方はぜひご覧下さい。

Reds2 私は、この映画は(も)音楽のほうから入りました。
イギリス音楽映画音楽集みたいなCDをある日手に入れて、その中に入っていたのです。15分ほどの音楽ですが、オンド・マルトノがきゅいーーんと入っていたりするのはちょっと革新的。

でも全体にとてもノスタルジックで心に残る音楽でした。音楽は何回も聴いて頭に入ってしまいました。


作曲家が音楽を付ける映画が「作曲家の話」だったりすると、とっても張り切るらしい。(コルンゴルトにもそんな映画があった)
バレエ音楽の部分以外の曲も(オペラの部分とか)すごく張り切っている。(あまり音楽について触れられているのを読んだことがない。残念だ。)



Reds3  で、少しして衛星放送で放送したので見ました。映像は想像してたのよりもっと実験的な映像で面白かったです。特撮?みたいな感じなことを沢山していて、実際のバレエの舞台ではありえない感じ。まさに映画だなあって感じです。
(そこらへんに落ちている新聞紙が人間となってそれと踊る有名なシーン→)

でも、大きな画面で見たいなあと思っていたら、国立近代美術館フィルムセンターで上映するという情報を得て、一人で見に行きました。すごい満員でびっくりしました。

Reds1 主人公のヴィッキー・ペイジ役のモイラ・シアラーは本当にカワイイです。バレエもすごいうまい。見入ってしまいます。

内容は・・・、まあぶっちゃけ女性の永遠の悩み。「愛を取るか仕事を取るか」。

草刈民代さんみたいに結婚してもバレリーナを続けている人もいるのに・・・。最後は何回見ても釈然としない。何とかならなかったのだろうか・・・。

<あらすじ>
レルモントフ・バレエ団の持ち主のボリス・レルモントフは、世界的に名高い人物だがバレエの鬼で、結婚が決まったプリマ・バレリーナを即刻クビにしてしまうほど容赦ない。ボリスはある日新人バレリーナと新進の作曲家を契約。バレリーナを主人公にして新しいバレエをこの新進作曲家に依頼。これがアンデルセン童話をもとにしたバレエ「赤い靴」。上演は大成功。しかし、こともあろうにこのバレリーナと作曲家が恋に落ちてしまうのである。さあて、どうなる?

あとは、各々確認して頂きたい。


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いつもすいません。がんばります。

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2006年7月25日 (火曜日)

((;゚Д゚))ホラー&スリラー映画音楽集

Filmnoir Film Noir
(映画名と作曲者)
知りすぎた男(アーサー・ベンジャミン)/ユージュアル・サスペクツ(ジョン・オットマン)/デッド・ゾーン(マイケル・ケイメン)/サイコ(バーナード・ハーマン)/ピアニストを撃て(ジョルジュ・ドリリュー)/北北西に進路を取れ(バーナード・ハーマン)/わかれ路(J・ニュートン・ハワード)/フランケンシュタインの花嫁(フランツ・ワックスマン)/間違えられた男(バーナード・ハーマン)/めまい(バーナード・ハーマン)/黒衣の衣装(バーナード・ハーマン)/タクシー・ドライバー(バーナード・ハーマン)/殺しのドレス(バーナード・ハーマン)/エレファントマン(ジョン・モリス)/隣人(マイケル・スモール)/真実の行方(ジェームズ・ニュートン・ハワード)/裸のランチ(ハワード・ショア)/カサブランカ ~時のすぎゆくままに
(Musicclub MCCD 416)演奏者不明

夏ですね~(今日はあまり暑くはないですが)。夏といえばホラー映画。そもそも私は映画館にあまり行かないので、ホラー映画もさほど見ません。でも、心霊ものとか結構好きですね。「リング」とかね

(ワーグナーの「リング」ももちろん大好きだが)


こないだの休みなんかも「オカルト心霊動画ブログ」なんか見てました~(コワイのであえてリンク・TBせず)。でもそのあとなんだか体が妙に重~くて、友達との待ち合わせに遅れたり、出かけて帰ってみたら部屋の鍵がかかってなかったり、クーラーつけっぱなしだったりと、別の意味でひやっとしましたね~。

そんな私が、一時期凝っていたのがヒッチコックの「知りすぎた男」。映画の中でドリス・デイが歌いまくる「ケセラ・セラ」とともに印象に残るのは、劇中のロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートシーンで演奏される、アーサー・ベンジャミン作曲の The Storm Clouds Cantata 。この曲のCDが欲しくて、CD量販店のサウンドトラックのコーナーでやっと見つけたのがこのCDです。

しかし、困ったことにこのCDにはこのカンタータの前半しか入っていません。さあ、アルト独唱が始まるぞ~、これから盛り上がるぞーというときに終わってしまうのです。これはサギでしょ~。合唱団と歌手を頼む予算はなかったらしい。

その後、エルマー・バーンスタイン指揮ロイヤル・フィルの大変素晴らしい演奏が手に入ったので、こちらのCDは用無しに。でも、本日改めて全部聴いてみると、けっこう面白かったです。

このCDは、このコワイジャケットほど怖い曲ばっかりというわけでもなく、どちらかといえばサスペンスな映画の曲が多いです。

(そもそもフィルム・ノアールとは1940年代から50年代にかけて流行した暗黒のムードと謎めいたトーンに彩られたハリウッドの犯罪スリラーをさす・・・らしい)

聴いていて本当にコワイ曲は、「サイコ」(実際の映画は、さほど怖くなくて最後は「こんなオチ、アリっすか~??」と爆笑してしまった)と、「フランケンシュタインの花嫁」(いやこれはほんとに聴いていて愉快なもんじゃないです。全部聴きたくない)、「エレファントマン」(悲しい音楽だが映画が怖かったので、思い出してコワイ)くらいです。「めまい」なんて本当に普通に聴いても美しい曲ですね。(映画はよくわかんなかったですが・・・あれれ?)




あれ?  




あなたの後ろに、
ホラー、白い影がーーー。





(うそですよー!!)

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2006年7月 8日 (土曜日)

H.G.ウェルズ「来るべき世界」

来るべき世界
映画「来るべき世界」Things To Come
(1936年イギリス映画)ウィリアム・キャメロン・メンジーズ監督
音楽:サー・アーサー・ブリス

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映画音楽を語る際、私の場合は画面より音のほうが先だということは昨日のblogに書いた通りなのですが、この「来るべき世界」もそうです。

そもそもイギリスの作曲家ブリスの音楽に興味があり、作曲家自作自演のCD"Bliss conducts Bliss"(DUTTON 2501)を買いました。この中に新旧2種類の「来るべき世界」の録音が入っています。

映画音楽から編まれた組曲は、とても平和でチャーミングなものから攻撃的(スターウォーズみたいよ)な曲までいろいろ入っています。この曲はどういったところで使われるのか想像しながら聞くのはたのしい。

そんなこんなでこの曲のCDは4枚ほど家にあります。その中から。ナクソスから出ているミューア・マシーソン指揮のオリジナルな音源(36年録音)はやっぱり録音は古いのですが、映画の雰囲気をそのまま伝えます。最後には(ま、映画と同じだから)合唱なんか入ってます。
Things To Come: Original Film Music Themes 1936-1947 ←ナクソス盤。

一般的にオススメなCDは一番新しくて録音もいいガンバ指揮の"The Film Music of Sir Arthur Bliss"です。(Chandos  CHAN 9896)
この映画からの収録曲目は一番多いのではないかと思います。
「来るべき・・・」の他に"Welcome the Queen"といういかにもイギリス的な行進曲とかも入っています。これもとってもブリスらしいモダンテイスト溢れてて大好きな曲です。

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さて、映画本編のほうのご紹介ですが。1936年のSF映画ときいて、ものすご~くチャチなものをご想像の方。
それは大きな間違いです!

1936年ていうと第2次世界大戦の始まる直前でしょ?そんな時代に作られたというのにこのセットはすごい。金かかってると思います。特殊撮影のようなことも勿論されているけれど、フィルムの継ぎ目?みたいなのはけっこう自然です。うまーく作られています。

Thingstocome セットが超かっこいいぜ!

<あらすじ>1940年、イギリスの架空都市エヴリタウンに敵が急襲し戦争が始まる。独裁者の支配、伝染病の蔓延などを乗り越え、超未来的な地下都市を建設する。合理的・科学的な生活を送る人々。しかし、旧体制派が科学万能主義に反旗を翻し・・・。

(おいおい、HMVからそのままコピーかい)

映画で描かれる未来2036年は、手塚治虫氏による鉄腕アトムなんかの未来都市そのまま。街中に立体的に高速道路が張り巡らされている。

Thingstocome2 パソコンのようなものも出てくるし、薄型大画面テレビ(←写真)も今よりずっと進歩しててガラスみたいなのに映し出されています。渋谷ツタヤ?の未来版みたいな街頭大型スクリーンで演説したり。携帯電話なんてもー腕時計型だぜー。

家具も透明プラスチックでミッドセンチュリーでおしゃれーだし。目黒通りで売ってても不思議じゃないかもよ。
服はなんだか日本の時代劇のカミシモみたいで変だけどな。

未来都市の建設の場面では、有名なバウハウスのデザイナー、モホリ=ナギの実験映像が用いられています。これがもう、ブリスの音楽とあいまってイカス!のです。「鉄ものフェチ」の私にはたまりません。

そもそも、ブリスをこの映画の作曲に起用したしたのは、原作者ウェルズだそうです。ウェルズ自身がブリスに声をかけ、まだ撮影も始まってないのに34年6月にはもうスコアができあがっていたので、ほんとに「音楽が先」な映画なのです。しかも「未来都市の建設の場面」の音楽はブリスの作曲のまま使われて、音楽に合わせて画面が構成されたのだそうです。原作者、相当のお気に入りのご様子。

この映画の音楽は公開時にレコード化されてイギリスで初、ミュージカル以外のものとしては世界初のサウンドトラックとなりました。(DVD解説より)

このDVDが日本で発売されたのは本当につい最近。ずっとビデオが欲しかったけど、レンタルで見かけただけでかなわず。DVDを見つけたときは
「まってました!」
という感じですぐ買いました。SFや特撮ものがお好きな方は是非是非おすすめ。とにかくこの年代で撮影技術のクォリティの高さやデザイン感覚の新しさは度肝を抜かれます。

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2006年7月 7日 (金曜日)

翼よ!あれが巴里の灯だ

Waxman フランツ・ワックスマン:「翼よ!あれが巴里の灯だ」"The Spirit of ST. Louis"
ジョージ・シャーリー(ナレーター)ローレンス・フォスター指揮ベルリン放送交響楽団

(Capriccio 10 711)

自分の誕生日だからといって、七夕だからといって、マーラーの誕生日だからといって今日は何の関係もない映画音楽(と、飛行機)のお話です。(でも七夕だから星とか空関係にしたかった)

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これは有名なリンドバーグの大西洋横断飛行を描いた映画の音楽です(主演・ジェームス・スチュワート)。日本での題名は「翼よ!あれが巴里の灯だ」ですが、原題はリンドバーグの乗っていた飛行機の名前The Spirit of ST. Louisです。

私の場合、昔の映画は先にCDを買って音楽を知っていて、映像はたまたまテレビでやったりDVDが発売されたりしてあとから見ることになります。この映画もそうで、映画はCDを買ったかなりあとにテレビで見ました。すると、「ああ、CDと同じね」なんて思うわけです。

本末転倒です。

フランツ・ワックスマン(1906~67)ドイツ生まれ。ベルリン音楽院で学ぶ。映画との関わりは「嘆きの天使」の編曲指揮からだが、(当時のユダヤ人音楽家がみんなそうだったように)1934年ナチスの迫害に遭いハリウッド入り。映画音楽は他に「サンセット大通り」「レベッカ」「聖衣」「尼僧物語」など多数

この曲はまったく映画の持っているイメージ通り。空を飛んでいるワクワク感でいっぱいです。また、ジョージ・シャーリーのナレーションも素敵。ナレーションの入った曲ってなんだかいいですよね。歌じゃなくて。
(ところでジョージ・シャーリーって昔のベルリン・ドイツ・オペラの来日公演の「ニーベルングの指環」で「ラインの黄金」のローゲ役をした人じゃないかなあ。なんだかサミー・デイビスJrみたいな演技をしてた・・・。←古すぎ?)

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<以下、飛行機の話>

私は飛行機が大好き。乗るのはもちろん(何かわくわくしますね!)見るのも好き。べつに飛行機の形に詳しいわけではないけれど、複葉機とか、ライト兄弟が乗っていたのとか、そういう昔の飛行機の写真とかフィルムを見るのが好き。

何年か前、普通に働きながら版画を作って展覧会に出品したり、たまーに売れたりしていたことがあった。ある年、東京都美術館の出品作を考えていて「飛行機の歴史を主題とした絵が描きたいな」と思った。できれば飛行場じゃなくて昔の飛行機がたくさん見たい。

そう思い、そういう施設があるのかどうかネットで調べたところ航空科学博物館というのを見つけた。
成田国際空港の近くだったから、ほとんど海外旅行気分でカメラ片手に出かけた。東京から成田に行く電車(鈍行)に乗って。

しかし。遠い。ほんとに遠い。

しかもやっと成田空港駅についたと思ったら「パスポート見せてください。荷物検査も・・・」とほとんど旅行者扱い。「パスポート・・・いるのか。そんなもんもってきてないし」 

そのときは身分証明書?のようなものを見せてしぶしぶパス。それから一時間に一本しかないバスに乗る。山こえ谷こえ。乗客は私一人だったので(平日だった)運転手さんに「ここらへんで降りてあっちに歩いていけばあるよー」と言われ、下車。草ぼうぼうのけものみちを分け入ってやっとそれらしき建物を発見。やれやれ。

平日だから客は航空機ヲタのおにーさん方を5人くらい見かけただけだった。館内で婦女子は私と食堂のウェイトレスと売店の売り子さんだけだった。

でも。でも。
飛行機好きだったら一度は行ったほうがいいよ。もう、天国よ。入り口にドーンと釣り下がっている「アンリファルマン複葉機」を見ただけで、来て良かった!と思ったもん。ほんとの飛行機の操縦席に乗ったり、ジャンボジェットのエンジンの大きさに驚いたり。


また行きたいなあ。遠いけど。

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2006年6月29日 (木曜日)

E・バーンスタイン/イームズの音楽

Elmer_bernstein_1  エルマー・バーンスタイン・Music for Film of Charles & Ray Eames

目黒通りが「家具屋さん通り」と言われて久しい。(目黒通りに舞台芸術振興会の立派な建物ができたことから強引に「バレリーナ通り」と呼ばせようと思ったNBSの目論見は外れたぜ・・・)ただのバス通りだったのに、今や流行のミッドセンチュリー家具や北欧のインテリアのお店が多く並ぶ。何か店が潰れたと思うと、次に行って見るとお洒落なインテリアショップに早代わりしている。近頃はおかげで日曜ともなるとカップルや若い夫婦の格好のデートコースとなっているようである。

そんな家具屋さんの商品の中でも北欧のアルネ・ヤコブセンなどとともに圧倒的な人気を誇るのがEAMES(イームズ)の家具である。ことに、カラフルなプラスティックの丸みを帯びたイスが大人気である。イームズの家具はアメリカのチャールズとレイのご夫婦でデザインされている。(この2人もとても私は好きで、二人の写真のポスターを部屋に貼っている)

Photo 去年の秋ごろ、目黒区美術館で「チャールズ&レイ・イームズ展」が催された。私は最初の土曜日と最終日の日曜日と二回も出かけてしまった。イスや家具がたくさん展示されていて、「イスに座ってもいいです」コーナーもあり私は憧れのラウンジチェア(写真)に座り、何やらクレージー・キャッツの映画に出てくる重役のようじゃとか思いつつ友人と遊んだりしたのだ。

この展覧会のもう一つのメインはこの夫婦が作った教育or記録映画である。100本も超える映画を作ったという。コレクションしていたおもちゃをこれでもかこれでもかと並べて撮影した「おもちゃの汽車のトッカータ」とか。「くらげ」とか「パン」とかの映像もあったし。しかしなんといっても素晴らしかったのは「パワー・オブ・テン」という教育映画である。

「パワー・オブ・テン」の内容は、こんなかんじ。

10億光年の宇宙のかなた(銀河系?)からカメラはずっと地球に近づいていく。地球からアメリカ大陸に近づき、公園の芝生を映し出す。どんどん近づくとピクニックの男女がお昼寝をしてる。お昼寝の男性の手にカメラが近づいていくと、その中の細胞のそのまた奥の原子を映し・・・というようにどんどんミニマムな世界になる。ほんとに面白い映像であった。
文章にしてもよくわからないので、イームズのサイトで写真をごらんください。
http://www.powersof10.com/

その映像に音楽に音楽をつけているのが、映画音楽の作曲家で有名なエルマー・バーンスタインです。彼の作曲した映画音楽には「十戒」や「荒野の七人」などがあり、近頃では戦争映画「レマゲン鉄橋」の音楽がテレビのBGMに使われていてよく耳にする方も多いと思う。(・・・といってもわかんないか。テレ朝「いきなり!黄金伝説」でよゐこの濱口くんが海に入って魚をモリで突き「とったどぉー」と叫ぶときの勇壮な音楽である。って番組HPには書いてあった

そんなE・バーンスタインによるイームズ製作のフィルムの音楽を集めたのが本日ご紹介するCDです。残念ながら「パワー・オブ・テン」の音楽(一昔前の宇宙ものみたいな電子音楽だった気がする)は入っていませんが、「おもちゃの汽車のトッカータ」と、ポラロイド社のコマーシャルの音楽、イームズ夫婦のおしゃれなお家のスチール写真を集めたフィルムの音楽、ウェスティングハウス社の電器製品をアルファベット順にミュージカル風に紹介したとても楽しい音楽が収録されています。CDなので映像は見えませんし、録音もあまりよろしくないので、ご興味のある方はどうせなら映像の入っているDVDが出ていますので(このCDに収録されている作品の全てが入ってるわけではないようですが)そちらを買ったほうがいいかなと思います。

ま、こういうCDもあるんだくらいに記憶に留めておいてください。

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