2008年6月 6日 (金曜日)

エルガー/ミュージック・メイカーズ



エルガー:ミュージック・メイカーズ
ディム・ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
サー・エイドリアン・ボールト指揮/ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団・合唱団


(注・・・今日の記事はこの曲とはあまり関係なく、私のバカな妄想です。勝手に頭の中で広がっているイメージで繰り広げますので、気にしないで下さい。というかエルガー・ファンの方、ごめんなさい。)


前から気になってた。気にはなってたんだが。

「エルガー・ハウス」

5年前くらいの失業中(←暗)に一ヶ月に一回だか、目黒駅から坂道をてくてく降りて職業安定所(今はどこかの区と合併して場所が変ったと思う)に通う途中の電柱に、「エルガー・ハウス」の広告がずっとあり。

これって何?お金持ちの家?分譲マンション?作曲家エルガーとは関係あるの?結婚式場?

失業者という暗い気持ちの中、春の日差しと桜の花びらとともに燦然と輝く「エルガー・ハウス」の文字。ちょっと塀の向こうを覗いてみても・・・なんだかよくわからず。

そして・・・頭の中になんともいえない想像が広がる。そこは何かきっと英国っぽい庭園でバラなんか咲き乱れちゃって、執事がいてコックがいて、でっかい帽子をかむってひじの上まである白い手袋をしているような貴婦人達が談笑してたりなんかして。

「おっほっほっほっほ・・・・」

きっとここって職安通いのアタシには対極のところだわ。





・・・・と思いつつ、それから年月が経ったんだけど。

今日、この曲のことを調べようと思ったら、たまたま「ぐるなび」にここのことが載ってた。

http://r.gnavi.co.jp/g880500/

あら~~~。何か私の想像通りのとこじゃないこと?やっぱり英国庭園で、バラだって咲いてるみたいだし、しかもサー・エドワード・エルガーってバラが咲いてるそうじゃないの。

G880500w_2 





しかも、完全予約制だし、ずいぶん値段高いじゃないの。一般庶民向けじゃないわね。あたしみたいに、パソコンの前で目をサラのようにして「なるべくぐるなびのクーポンの割引率の高い店にしなくっちゃ」とか考えてて、仲間との飲み会には必ず割引券をプリントアウトしていく役目(毎回大活躍!)の人には無縁のとこだわ。だって、ぐるなびのくせに割引が全くないのよ(驚)。

すげーステぇタス。ラグジュアリィ。デビ夫人か。ま、普通はこんなとこ行くのムリだわ。

でも・・・・、妄想だけしよう、blogだし。妄想は私の勝手だしさー。

妄想1・・・今年の誕生日はここでするわ。夜はムリだからランチでもいいわ。カッポーじゃなくたって、女友達同士だって、ママンとだって素敵じゃない。ああ、なんて素敵なの? 何着ていこうかしら~。やっぱドレスかしら。ところで今から予約は間に合うかしらー。(悲)

妄想2・・・結婚式をここでする(←悲しいからもーやめてェェェェsweat02)。曲はもちろんエルガーだ・・・って別にワーグナーがあったっていいじゃないか。マイスタージンガーは外せねぇ。そして「愛の挨拶」、エニグマ変奏曲、威風堂々は絶対。そして最後はもちろん戦争レクイエム・・・黙祷・・・ちーん。「さあみんなここで眠ろう。」


・・・。

ほんとに悲しくなってきたので、曲のことに移る。

・・・といっても、解説するほどこの曲のことはあまりよくわからん。いかにもエルガーらしい英雄的というかエゲレス紳士的な雰囲気満載の声楽曲である。ニムロッドとか交響曲第1番(だよね?)とか過去の自分の曲とか使ってるから、そうそう、エルガーの「英雄の生涯」みてえな感じ・・・って誰かの受けうりだったっけ。

♪俺たちゃ、音楽作る人~~。そして夢を夢見る。(naoping訳)

お馴染みの独唱者、ディム・ジャネットの美声も素敵よ。日本では演奏されたことあんのかな?結構好きだぞ、この曲。

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2008年5月 7日 (水曜日)

メレディス・デイヴィス/ディーリアス・田園詩曲

P1080033 ディーリアス:田園詩曲「私はかつて人の多い都会を通って」
ヘザー・ハーパー(SOP) ジョン・シャーリー=カーク(BR)
メレディス・ディヴィス指揮/ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団



過去記事:ディーリアス・田園詩曲

正直、連休明け初出勤というのは誰でも頭にくる(と思う)。

会社が引越したあと、初めて普通の(GWの合間でない)満員電車に乗ったの、今日。悪名高き?東西線。ああ、もうハンパじゃないですわ。肋骨折れるかと思いました。コレがこれから毎日なんてもう、信じられません。泣きます、マジ。

で、また久々に会社行くとね、仲のよい上司(女)の連休中の報告を何十分も聞いて。あ、子供の部活のテニス話です。連休中は毎日子供の部活を見に行ってたらしく真っ黒になってました、いつものように。よくそんなに事件が毎回あるなあと思いながらも、それでなんだか安心して仕事にかかるんです(そんな上司が結構好きなんですよ私)。

勿論、私の連休話なんか訊ねる人はいませんな(訊ねるのは超カワイソーだと思っているのです、多分。)。私はいつもの通り、ウーパールーパーのように真っ白です。曇りの日か、日が当たらないとこにしか出かけないので。

そんじゃ本題。 またかよ。ドンだけ好きなんだよ田園詩曲。

英国音楽でも(私の中では)随一の名曲として存在するディーリアスの「田園詩曲」だが、あまりに好きなためにかなり最初のほうで(焦って)取り上げてしまったので(今みたいに一日200も300もアクセス数がない頃よ)なんだか埋もれてしまった感じだし、(blogの初めの頃って文章が「どーせ誰も読んでないし好きなこと書いちゃえ~~」っぽいし)もう1回取り上げましょう。

この曲、バルビローリとこのM・ディヴィスの2種類しか録音の存在が確認されてないんですが、他にあるんでしょうかね。あるといいんだが。

まず。
メレディス・デイヴィスという指揮者の知名度があまりに低い気がする。英国音楽のCDを集めている人、とくにディーリアスかRVWのお好きな方は、この人の指揮したCDは何枚か・・・いやかなり沢山お持ちだと思うが、どうだろう。

英語圏で、「デイヴィス」の人は多い。
「佐藤」とか「鈴木」のたぐいだろうか。

デイヴィスという指揮者も、当然多い。

サー・アンドルー・デイヴィス(Davis)
サー・コリン・デイヴィス(Davis)
デニス・ラッセル・デイヴィス(Davies)
カール・デイヴィス(Davis)
メレディス・デイヴィス(Davies)・・・
まだいるかな?

私の知ってるだけでこんだけいる。サーのついた二人は今更私が語るまでもないイギリスの名指揮者。
デニス・ラッセルとカールはアメリカ人。デニス・ラッセルはかつてバイロイトにも登場した指揮者。今や髪はなくなっているはずである。カールは確かすみトリで実演に接した指揮者である(チャップリンの「街の灯」の上演をしながらオケで生演奏した)。映画音楽の指揮者の巨匠。

しかし。
私が長年愛用している「指揮者のすべて」(音楽の友社)には、メレディスの名がない。なんという軽い扱いなんでしょう。ひどいわ。「戦争レクイエム」の初演(総指揮)だって携わったのに。日本ウィキペディアにも彼の項目がないというヒドイ扱い。

あの「村のロメジュリ」全曲盤の指揮者なのによ。

で。(怒ってもしょうがないんですが)
この「田園詩曲」での演奏は前にも書いたとおり、情熱的な(うなり声満載の)バルビローリとは方向性が違い、もっと大人でゆったりとしていて(バルビローリが大人じゃないという意味では決してない)遠い昔のロマンスを思い出して浸っている感じがヨイ。シャーリー=カークの独唱がまた渋くてよい。これをもとに映像にしたいくらい。

ヘザー・ハーパーのソプラノも勿論よい。フェリアーやベイカーたち英国女声歌手の伝統を守っている歌い方(っつーのがあるのかどうかしらんが)なのがヨイ。いわく言いがたいが・・・わかる人にはわかるんじゃないかと。

・・・なので、みんなメレディスさんのほうも気にしてやってくれぃ。頼むよ。

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2008年5月 1日 (木曜日)

バルビローリ/ゲロンティアスの夢(ローマ・ライヴ)

P1080030エルガー:オラトリオ「ゲロンティアスの夢」 Op.38
ジョン・ヴィッカーズ(テノール)、コンスタンス・シャクロック(メゾ・ソプラノ)、マリアン・ノヴォコフスキ(バス)
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)、RAIローマ交響楽団・合唱団
(1957年、ローマ)



今日はメーデーだから、ショスタコのメーデーを取り上げるブログ様が多いと思うが(そんなことない?)・・・ウチにはCDがナイので却下。

実は。
今勤めている会社が引越した。引越したらすごく遠くなってしまい、ほとんどありえないくらい駅から毎日歩くのである。私、こんなに便利なところに住んでいるのに。

毎日3食自炊を自慢にしていたが、へとへとに疲れてて昼の弁当が作れなくなり、夜もラーメン屋のお世話になっている。
会社の周り、デニーズとローソンしかない。郵便局は駅に戻ってまた駅の反対側に歩かなければならない。会社の自転車は大きすぎて足が届かなくて乗れない。総務課としては致命的。

会社にもし客とか配送屋がきたら、3階の部屋の一番はしから駆け足で部屋を出て、階段を下りて1階まで行かなきゃならない。建物にはエレベータがない。殆ど障害物競走。

正直、こんなとこに引っ越した会社の意図がわからん。

女子社員の目下の楽しみは「会社の隣で飼ってる柴犬」だけである。もっとも、犬はみんなに触られて迷惑そうだが。

ま、そんなこんなで5月病なんか軽く通り越して厭世的な感じなのですが(←そんなことくらいで?)、そんな気分にぴったりなのが、ご存知ゲロ夢。

この曲の往年の名盤・決定盤として名高いのはバルビローリ&ハレ管&ベイカー女史の録音だが、今回発売されたのはローマでの客演・ライヴ録音。出たばっかりのほやほや、産みたて。

いや、録音は古い。1957年であるから、勿論モノラルである。(でも。かなり聴きやすいので心配なし)

歌手は、往年の名ドラマティック・テノール、ジョン・ヴィッカーズが瀕死のゲロンティアスを歌っている。

「神様、仏様、オラ、死んじまうわ~」

ライヴだけあって、熱演。たまに声がひっくり返ってしまうのもそれっぽい。まあ、死にそうなのだからオッケー。

他の歌手はあんまりよく知らない歌手(つか、知らない)だが、バスもアルトもなかなか立派だと思う。とくにアルトは知的で好きな声だった。例の「アレルヤ」も高い声で歌っている。曲の最後の歌唱は本当に素晴らしく、コレ実演だったら間違いなく泣くと思った。(終わったあとの拍手は残念ながら入ってない)

まあ、この演奏の中心は指揮者バルビローリの普段にも増して強烈な唸り声(お父さん、お粥ができたわよ~いつもすまないねえ~うううううう~~~~~)と、ラテンの血溢れるイタ公たちの熱い演奏・歌唱(合唱)であると思う。そもそも(何回も言っているが)サー・ジョンは半分はイタリア人であるから、楽員の人たちとの息はぴったりだったのでは?と思えるほどスゴイ気迫溢れる演奏である。

もしかしてヴェルレクに近いかもしんね。(←これはウソ)

まあ、この曲にさほど思いいれのない人は聴く必要がないと思うが、そーでない方は買ってソンはないかと(どっちなんだい?)。

オマケで入ってる「幻想交響曲」についてはまた。っつか、わたくしのレパートリー外なのでちょっと待って。




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2008年4月22日 (火曜日)

イギリス皇室冠婚葬祭の音楽

P1080028 A Royal Century
1.エルガー「威風堂々」第4番
2.ハンデル(ヘンデル)「司祭ザドク」
3.ホルスト「木星」
4.ヴォーン=ウィリアムズ「テ・デウム」
5.パリー「イエルサレム」
6.ハンデル「サウル」葬送行進曲
7.メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」結婚行進曲
8.ハンデル「ベレニーチェ」メヌエット
9.ジェレマイア・クラーク「トランペット・ヴォランタリー」(デンマーク王子の行進)
10.エルガー「戴冠式行進曲」
11.ハンデル「王宮の花火の音楽」メヌエット
12.パーセル「アブデラザール」ロンドー
13.ヴェルディ「レクイエム」リベラ・メ
14.エルガー「威風堂々」第2番

(いろんな有名な演奏家が演奏している)



過去記事:おめでとう企画!エリザベス女王戴冠式実況盤

最近、このブログの更新が少ねー、とお嘆きの方々。

「あらー、もしかしてnaopingちゃんにもついに春がきて、デートで忙しいのかしら~」とか。
いや、ただ単に「年度のはじめで会社が忙しいのかしら~」とか。
そんなことを考えてる読者の方もいらっしゃるかもしれないが(いや何にも考えてないと思う)、実は全然違うんだよね。

会社、あいかわらずヒマだし。デートとか別に忙しくないし。

あの。

あんまり、このブログには悲しいことは書きたくないんだけど。先週、仲良しの友人の家庭に急なご不幸がありまして、別に自分のことでもないのにとてもその状況を受け入れることができなくて、前は泉のように沸いていた文章が最近うまく頭から出てこなくなっちゃったのね。人の死ってホントに辛いよね。

読者の皆様、本当にお体は大切に。政府管掌・生活習慣病予防健診は毎年受けられますよう。

で・・・。こんな時にナンだが更新。生きている上で逃れることの出来ぬ冠婚葬祭にちなんで、イギリス王室の冠婚葬祭で使われた音楽集。

はて。

ずらりと並ぶ、イギリスの作曲家・・・って、違う人もいるけど。男にして音楽の母、ヘンデルはそもそもドイツ人だがイギリスに帰化してハンデル(ハンドル)になった。お祝い事には欠かせない、鯛の御頭つきのような作曲家である。それに結婚行進曲はやっぱりメンデルスゾーンがお馴染み。ウチにあるこの曲のCDはコレだけなので、もし私に奇蹟が起こってこの曲を使うことがあったらこのCDを使うわ、きっと。あればいいがなぁ。

よくわかんない作曲家、ジェレマイア・クラークの曲は、聴けば「あ、あ、ああ~~~これね」と思うトランペットの曲である。なんか皇室っぽいシチュエーション(日本のにも)のときによく使われる。

ジェレマイア・クラーク(ジェレミアとも、Jeremiah Clarke,1674年 – 1707年7月16日)は、イギリスの作曲家。鍵盤楽器のために作られた『デンマーク王子の行進』(一般的にはトランペット・ヴォランタリーといわれ、長い間ヘンリー・パーセルの作だとされてきた)が最も有名である。

1674年におそらくロンドンで生まれたとされている。セント・ポール大聖堂でジョン・ブロウに師事する。その後、王室礼拝堂のオルガン奏者となる。身分が上の美しい女性に恋したことから、彼は銃で自殺した。彼のポストの後任にはウィリアム・クロフトが就任した。
(ウィキペディアより)

↑昔すぎて経歴がテキトーである。

それと、ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」の主題となったのがパーセルのアブデラザールのロンドーって曲である。サッカーの実況中継でお馴染みヴェルレクのリベラ・メは何故かムーティのビックリ熱狂的な演奏(独唱がレナータ・スコットで素晴らしい)が収録されていてこのCDの中では異質。

で、寄せ集め的な企画CDなのですが、演奏は不思議と一流どころを集めている・・・みたい(音源がEMIだからか)。グローブスとかボールトとかプレヴィンとかサージェントとか。ジェフリー・テイト指揮の結婚行進曲は、(たかが行進曲などといって侮ってはイカン)指揮者の唸り声まで入ってて何か有難い感じがする。


あー、そうそう、何に使われた音楽かを書いておかないとね。(まあ、他国のことなどあんまり興味がないかもしれないけども)

1.エルガー「威風堂々」第4番(ジョージⅥ世・戴冠式1937年)

2.ハンデル(ヘンデル)「司祭ザドク」
 (エドワードⅦ世とジョージⅤ世・戴冠式)

3.ホルスト「木星」 
(エリザベスⅡ世・戴冠式1953年)

4.ヴォーン=ウィリアムズ「テ・デウム」
 (ジョージⅥ世・戴冠式/エルザベスⅡ世25周年記念1977年)

5.パリー「イエルサレム」 
(ジョージⅤ世・感謝祭1929年)

6.ハンデル「サウル」葬送行進曲(ジョージⅤ世・葬儀1936年)

7.メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」結婚行進曲(アリス王女・結婚式1904年)

8.ハンデル「ベレニーチェ」 (ヨーク公・結婚式1902年)

9.ジェレマイア・クラーク「トランペット・ヴォランタリー」 (デンマーク王子の行進) (メアリー王女・結婚式1922年/エリザベスⅡ世・戴冠式1953年)

10.エルガー「戴冠式行進曲」 (アリス王女・結婚式1904年/ジョージⅤ世・戴冠式1911年)

11.ハンデル「王宮の花火の音楽」メヌエット (アン王女・結婚式1973年/アンドリュー王子・結婚式1986年)

12.パーセル「アブデラザール」ロンドー (チャールズ皇太子&ダイアナ妃・結婚式1981年)

13.ヴェルディ「レクイエム」リベラ・メ (ダイアナ妃・葬儀1997年)

14.エルガー「威風堂々」第2番 (エリザベスⅡ世・戴冠式1953年)

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2008年4月14日 (月曜日)

古すぎてコワイ~イギリスのアカペラ音楽集

P1070024 The English Singers of London
1928年録音のエリザベス様式の音楽







今日はちょっと珍しい?イギリスもの。


うー。このCDのもとの録音は80年前と古いであります。コレ、確か何年か前に渋谷塔の地下で行われた大バーゲンで仕入れたもの。700円とかで買った覚えがあります。

買った当時は結構気に入ってた。ちょうど英国音楽に懲りだしてた頃だったし。その昔、アメリカのコレクターが収集したもののCD復刻・・・みたい。The English Singers of Londonというアカペラ合唱団の録音・・・みたい。

曲の時代は色々で、1500~1600年代の作曲家とか(知らないんだけど)、有名どころではパーセル、ウォーロック、そして民謡の編曲はほとんどがヴォーン=ウィリアムズ、たまにグレインジャーの名が見える(ブリッグ・フェアとか)。それぞれどれも味わい深いものがあるが、とくにヴォーン=ウィリアムズのは「なるほどヴォーン=ウィリアムズじゃわい」と思う。・・・というかヴォーン=ウィリアムズの他の作品がイギリス民謡っぽいのかしらん。

1928年の録音など、私のようなヒストリカル好きのダットン愛好家にしたら別に恐れるものではない。しかし。
が、この録音は、リマスタリングなし(多分)。蓄音機の音そのままなのである(多分)。なので終始針の音がしゅるしゅるばりばりと聴こえる。また、CDの最初と曲の合間合間に男性のナレーションが入る。異様に古い喋り方である(英語なのでよくわからんが、ニュアンスで)。・・・たまに声が震える。

買った頃はまだ実家に住んでたので、母親とたまにこのCDを聞いて、「なんかさー、なんか昔っぽくておかしくねー?古すぎね?」とか笑っとった。

しかし。

一人暮らしになってから、あまりコレ聴いてない。一人で夜聴くと、すごーくコワイんだ。・・・何か出そうである。

そんで、何かを思い出した。アレ、あの映画。
ニコール・キッドマン主演のホラー映画「アザーズ」。

アザーズ DVD アザーズ

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2002/11/20
Amazon.co.jpで詳細を確認する

私はアレを映画館に見に行った。いや、ほんとにホラー映画って嫌いで、とくに血が出たり特殊メイクとか出てくるのはやなんだけど。(「リング」の貞子とかは平気だ)

でもこの映画は、ふつふつとコワイっちゃコワイのだけど、映像がなにしろキレイだし、そこはかとない哀愁があるしセットとか芸術的だと思う(考えてみるとトム・クルーズのこういったセンスは素晴らしいと思う)。コレ見た方は知ってると思うけど、ブルース・ウィルスの映画「シックス・センス」にどんでん返しな結末がとても似ている。(「シックス・センス」も好きな映画の一つ)

そして、CDの話に戻ると。

このナントカシンガーズで歌っている人々の解説書の写真も古い。そしてコワイ。なんだかこの丸いテーブルが・・・まるでみんなで霊をおろしてるとこみたいで余計コワイのである。(想像しすぎ?)

↓ほら、何か妖精とか映ってそうじゃない?

P1070025











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2008年3月23日 (日曜日)

群響/戦争レクイエム

P1040018_2 ブリテン:戦争レクイエム
木下美穂子(ソプラノ)、吉田浩之(テノール)、福島明也(バリトン)
高関健指揮/群馬交響楽団・合唱団・高崎市立京ヶ島小学校合唱部

(地方都市オーケストラ・フェスティバル2008年・すみだトリフォニーホール)

過去記事:アルミンク/戦争レクイエム









今日のコンサート、いろんな予定がばたばたとなくなり急に行けることになりました。

朝は急に群馬の友達(群響とは別件)が上京してきたのでお茶をして、その足ですみトリへ。その途中すみトリに電話。当日券あるかどうか確かめたかったのだが、どうも電話が繋がらず。やっと繋がったと思ったら、係のおねいさんに「まだ、当日券が出るかどうかわかりません。2時半に当日券が出ましたら発売します。」とゆーことを言われた。行ってみなきゃわからんと。これは勝負だ。すみトリとの勝負。どうしていつも勝負というのは急にやってくるのだろう。勝負下着は着てないし・・・そんな急に部屋に来いなんて言われても困るわ。どうしてくれるの行ってみて券なかったら。

で、行ってみた。

なんと!1時半に行ったのに、もう5人並んでるし。しかも、相当の招待券が出てたらしく、当日券はその引取りが一通り終わってからみたいだった。結構私の後ろも並んでた。何この大盛況。

で、1階席27列めの席をやっとゲット。いやはや、必死だった。ということで満員でありました(ひえ~)。ご来場のかなりの人はタダなの?(私はA席で4500円だった)

開演前に指揮者の高関さん(イイ声だ)の曲目解説があり。「現代音楽だけどそんなに聴きにくいものじゃありませんよ」ということだったが、そんなこと言ってもなあ。

舞台に演奏者が揃い、しかしなかなか始まらない。ナンデカナ~?と思ったらハープの弦が切れちゃったのだという。やっと弦を張り(ハープ奏者のおねいさんは汗だくで手をパタパタやって扇いでた)、やっと始まり。どんまい。

で、オール日本人によるこの演奏は。
こないだのアルミンク指揮の素晴らしいメンバーによる演奏からたった2週間しか経ってない。しかも同じ場所。両方聴いてる人ももちろんいるんだろう。(日経新聞によるその日の批評は大変素晴らしいものであった・・・当然だが)

比べるのは申し訳ない。

しかし、今日の演奏も大変感銘深いものだった。アルミンクはメンバーからいえばある程度素晴らしいものになるということは予想はつく。でも今日は・・・正直予想がつかず。

やや感情を抑えつつどこまでも内面の美しさに徹したアルミンクの演奏に比べ、今日のは心のままのありったけをぶつけた演奏だったように思う。合唱団は勿論、栗友会さんの完璧な(外国へ持っていっても遜色ない)歌唱に比べたらピアニッシモな所はやや弱いかもれない。でも「怒りの日」とか強い部分は迫力でかなりクルものがあり感動してしまった。なんでなんだろうなこれは。

少年合唱を担当したのは高崎の小学校の合唱部だった。これがまー素晴らしかった。アルミンクの時の少年少女合唱隊は本当に澄んだ歌声で、天使が舞い降りてくるような感じだったが、今日の少年合唱は普通に子供らしい歌声で、またこれからドアの向こうにガス室が待っていて殺される寸前みたいな必死感があった(まー、本人たちは何に対して必死だったのかは知らないが)。こっちのほうがブリテンの思いには近かった気がする。

オケは、金管楽器がはじめはなんだかちょっと揃わなかったような気もしたけれど、高関さんの気迫溢れる指揮とあいまって良かった。

独唱者。アルミンクのときにややふるわなかったソプラノ・パートだが、今日の木下美穂子さんはさすがイタリア・オペラで活躍している方とあってふくよかなよく通る声を響かせていた。今回感動が増したのはソプラノが素晴らしかったせいもある。

吉田さん、福島さんも日本を代表する歌手の方なのでそれぞれ良かったけれど、とくに吉田さんは私の好きな歌手の方なので、良かったです。英国風というのとは違う意味で、リリックな美声でした。

沢山の観衆の前での演奏はやはり気合が違うらしく、そして聴いているほうも居心地の悪さもあまりなかったので今日は落ち着いて聴くことができました・・・まあ、途中で出て行く方も何人か見受けられ、私の前のご婦人はテノール&バリトンが「さあ、もう眠ろう」と歌ってたころにはもう既に爆睡。

小学生低学年?の男の子を連れてきた親御さんたちは「ねえ、これいつ終わるの?」と苦痛の叫び(小声で)を上げていたお子さんに対して困った顔をしていたが・・・正直連れてきたアンタらが悪いのだよ。

曲が終わって静寂のあと大拍手。ブラボーもなかなか多かった。

ロビーではヴァイオリンを抱えて燕尾服来た高崎ダルマを発売。ちょっと欲しかったけど1500円じゃなあ。

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2008年3月17日 (月曜日)

グレインジャー/バリトンのための歌曲(民謡)集


パーシー・グレインジャー・エディション Vol 2
Song for Bariton
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)
ペネロピ・スウェイツ(ピアノ)

実は。

私は、皆様に言っておかなければならないことがある。それは。
花粉症だと大大宣言してたにもかかわらず、ここ一週間ばかりほとんどその兆候がなくなってしまったのだ。治ったのだろうか?それとも最初から花粉症じゃなくて、単に鼻かぜだったのかしら~?

50組も買った使い捨てマスクもまだ3分の1しか使ってないままだし、あんなに激賞した「ハナノア」も一本使い切らずに・・・(2本目も買ったにもかかわらず)最近してないなあ。

でも、もしかしたら花粉症かと思ってしてきた沢山のことのうちのどれかが効果があったのかもしれない。それのどれかがなのかはわからないけれど。やめたとたんまた発症したらコワイので、毎朝のヨーグルト、朝晩の紫蘇黒酢、夜寝る前のハーブティー、そして毎日たくさんの野菜を食べる事はやめてない。毎晩だった晩酌もしてない。

とりあえずどれも健康にはいいかと思う。

180pxpercygrainger さてー、今日はこのブログ初登場の作曲家・・・っつーか作曲家っていうべきなのか?またはピアニストでもあり、民謡収集家、発明家、ドM?とか色々な側面を持つパーシー・グレインジャー(写真・無駄に美形)である。

といっても、私は何たって英国音楽は聴き始めて日が浅いので(←え)、グレインジャー(だけの)は2枚しかCD持ってない、多分。しかも、テノールによる歌曲(民謡)集とこのバリトンによる歌曲(民謡)集で、有名どころ(リンカーンシャーの花束とか)はナイ。このCDだって、たまたま英国人で一番好きなバリトン歌手スティーヴン・ヴァーコーが歌っているから買っただけだ。

で。
グレインジャーという人のこと書こうとすると、色々なエピソードがありすぎて、ここでは書ききれない。そもそも、イギリス人というよりは・・・オーストラリア生まれだし。

まず、グレインジャーの生い立ちだが。

パーシー・グレインジャー(1882年7月8日 - 1961年2月20日)は、オーストラリア生まれのピアノ奏者、作曲家である。メルボルン近郊のビクトリア州ブライトンで生まれ、ニューヨーク市で亡くなった。 父親のジョン・H・グレインジャーは有名な建築家で、メルボルンのプリンセス橋(1888年竣工)を設計している。(ウィキペディアより)

パーシー・グレインジャーの母ローズは、めちゃくちゃ息子を溺愛していた。1895年に夫と別れてパーシーとともにフランクフルトに移り住み、音楽教育を受けさせた。その後二人はロンドンからアメリカへ移り、アメリカの市民権を得た。この母親は1911年に飛び降り自殺をするまで息子と一緒に住み、支配し続けた。母親が生きている間は彼は他の人々と親しい関係を結べなかった。

母親の死から数年経ってパーシー46歳の時、金髪青い目の母親そっくりのスウェーデン美人と結婚した。結婚式はハリウッド・ボールにて2万人の観客の前で行われた。

彼は色々なものを集めるのが趣味で、また自分でも作ったりしていた。蝋管蓄音機を用いてイギリス中を回り民謡を録音した。謄写版を使って手紙を沢山印刷して友人達に郵送した。

まー、そんな色々な収集物・・・つーかガラクタを保管しているのが、メルボルンにある、グレインジャーの偉業を讃えて創立されたグレインジャー博物館であり・・・←本人が作ったんだけどさ。

晩年はシンセサイザーみたいな音楽装置(自由音楽機)を考案した。
79歳まで本当にいろんなこと(ここでは書けないくらい)をしたり作ったりしてたのに、1200以上の作品と編曲、エッセイやら著作、書簡2万8千点を残している。また、菜食主義者だったり運動好きだったり(演奏会場から演奏会場まで突っ走ってた)した。

忙しい人である。

こんなヘンな人だったグレインジャーだけど、このCDの作品(というか民謡の編曲)は、聴いていてとても癒される。ヴァーコーの美声とあいまって、お気に入りの一枚である。とくに、「勇士ウィリアム・テイラー」って民謡は大のお気に入り。イアン・ボストリッジも歌っているから、国内盤の対訳もあるので載せちゃうね。

勇士ウィリアム・テイラー

さあて、2人の恋人の話を歌って聞かせよう
その2人はリッチフィールドの町に住んでた
若者の名はウィリアム・テイラー
娘の名前はサリー・グレイ

ウィリアムは兵隊に志願した
兵隊になって町を出た
彼は出て行き、かわいいサリーは残されて
ため息をつき、悲しむばかり

両親はサリーを押さえつけ
彼女の心は嘆きと悲しみであふれた
そしてついに誓いをたてて行った
私もここを出て兵隊になりますと

彼女は男に変装し
男の服を身に着けた
そして探しに行ったのさ。勇士ウィリアム・テイラーを

彼を探しに、彼女は出かけた

ある日彼女が仲間にまじり
演習していた最中に
チョッキの下で銀鎖がほどけ
ユリのように白い胸がのぞいた

それを見つけた隊長が近寄り
なぜまたここに来たのかと尋ねた
「私が来たのは、恋人を探すため
あの人は私にひどい仕打ちをしたのです」



・・・といった感じで始まるのだが(長いので以下略)、後半にサリーは恋人ウィリアム・テイラーがアイルランド女と結婚した事を知らされ、恋人とその奥さんをまちぶせして撃ち殺し(好きだ~ったのよ♪あなた~ズドーン)、そして戦艦の司令官に任命される・・・という内容である。

それにしても、英国歌曲や民謡のたぐいは国内盤が少ないので、対訳があまりなくて残念。

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2008年3月15日 (土曜日)

大友さんの「海の交響曲」

P1030013 東京交響楽団・芸術劇場シリーズ第95回
ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴズによる変奏曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第1番「海の交響曲」
大谷康子(ヴァイオリン)
サリー・ハリソン(ソプラノ)、オーウェン・ジルフーリー(バリトン)
大友直人指揮/東京交響楽団・東響コーラス


うはー、ついに行ってきたよ、(ア・)シーシンフォニー。といっても、ディズニーシーのアトラクションじゃないよ。マルハの新製品でもない(ありそー)。ヴォーン・ウィリアムズの名曲だよ。

見よ、海そのものを!

あんたたちで勝手に見てろ!

のシーシンフォニーだよ。 ↑結構気に入っている。

今日は、久しぶりにコンサート・ホールで盲導犬ちゃんに会いました。以前よくコンサートで会うワンちゃん(つか、ワンちゃんは見分けがつかないので、連れている方で判断)がいたのですが、ホント久しぶりでした。多分飼い主さんが私と趣味が似ているんだと思う。前は若杉さんの千人とか、グルベローヴァのリサイタルとかでお会いしたから随分前だ。相変わらずおりこうさんでイスの下でねんねしてた。どんな大音響にも動じない。今日なんて一階席前から二番目だったのにね。また、このワンちゃんカワイイんだよね(撫でたい~でもガマンガマン)。犬は大型犬だよね、やっぱり。

・・・てことで、私も今日は前から2番目でした。いやあ、近い・・・近いって。指揮者の真後ろよ。先週の戦争レクイエムとはえらい違い。

つーことで、大友せんせーの長い足を久しぶりに見て、感動。日本人とは思えないぞ、そのスタイル。うーんかっこいいぞ。私~去年一緒に写真撮ってもらったんですけど ・・・・覚えてない・・・よね。

で、第1曲めはRVWのグリーンスリーヴズ幻想曲。ああ、なんて美しいの。幸せだわ。こんなに近くでこの曲が聴けるなんて。まるで私のために演奏してくれてるみたいだわ。

2曲目はゆーめーな、かのゆーめーな、フェリックス・メンデルスゾーン=バルソルディ作曲・ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64、略してメコ

あー、私にとってはアウト・オブ眼中。レパートリー外。一枚もCD持ってない。RVWのほうは何枚か持ってるのにさー。来てた殆どの観客は真逆だと思うんですが。

ということで、大谷さんの春らしいちゅーりっぷのようなドレスと、スタイルを長年維持しててえらいなあなんて女性の視点から見てたりした。グヮルネリ弾いてたんだ~なんてあとで気が付いたし。仮面ライダーキバ・ファンなら食いつくこと間違いなし。←ないない。

ま、演奏はどうとかより、大谷さんってとってもカワイイなあと思った。演奏終わった瞬間の「あ、無事終わったァ」っぽい表情とか、拍手にこたえて出てきたときコケそうになったりした時とか、すごくカワイイ女性だなあと思った。オマケに、休憩時間にロビーに出てきてお友達が来てて「あ~!来てくれたの~?」なんて駆け寄ったりして、すっごく普通だったなあ。

で、メイン・ディッシュの「海の交響曲」。
こないだの「戦争レクイエム」に続き、またしても英国人の歌手が来日。ソプラノさんは体型からして「オペラ歌手は体が楽器です」という雰囲気。

もー、ホントに舞台から近かったので、見上げる感じ。正直、もうちょっと払ってあと3つくらい後ろに行きたかったよう。オケの音がナマっぽいし。でも、意外なほど歌手の歌はうるさくなかった・・・つーことは、後ろのほうの人はよく聴こえたかしら、ちょっと心配です。

前のほうは前のほうで、楽しいこともあります。ヴァイオリンがパートからパートへリレーのようにメロディが受け継がれていくのを間近で見るのは楽しいです。(逆に管楽器や打楽器は全く見えませんが)

「ここがこんな演奏だった」とか「ここがうまかった」とかいうより、自分の好きな部分をしみじみと堪能することに徹していました(だってめったにこの曲やらないんだもん)。最初の壮大な合唱とか、それに続く船長さん(バリトン)の「今日は歌って聞かせやしょう」みたいな最初の歌とか、第2楽章の幻想、第3楽章の軽快な感じ、そして何と言ってもExplorers、第4楽章「探検者たち」ので出しの静かな宇宙を感じさせる部分とか。「なぜ心は満たされぬ、そして偽りの人生よ、どこへ」の女声合唱のとことか。イイね~とかヘラヘラしながら聴いてた。 ←ヘン

独唱者お二人は、どちらも私はすごく好きな声で、本当に嬉しかった。ソプラノの声はスウィートにしてラヴリー、歌ってないときもニコニコしてて可愛かった。バリトンはホントに船長さん声だったのがステキ。外見はなんか船長というよりコック長さんみたいな感じだったけど。

合唱団さんたちは大健闘だったと思います。相変わらず辻さんステキ~。

ああ、それと大友さんの最後のほうで左手をぱあ~っと揚げたのがメチャかっこよかったです。

曲の終結は静かに、フライング拍手もなく暫く沈黙が続いて、指揮者が手を下ろして拍手喝さい。良かった良かった(つか、曲知らないのかも?そんなことないか)。もうちょっと後ろの席だったら歌手さんたちにブラボー言いたかったなあ。



で。

えーと、関係ないけどブリテンの「春の交響曲」をそろそろやってくんないかね?どっかで。春になると聴きたくなります。

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2008年3月 9日 (日曜日)

アルミンク/戦争レクイエム

1305_handbill_2ブリテン:戦争レクイエム
ジェラルディン・マクグリーヴィー(ソプラノ)、ロバート・マーレイ(テノール)、石野繁生(バリトン)
クリスティアン・アルミンク指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団、栗友会合唱団、東京少年少女合唱隊






すみだトリフォニーホールが10周年だという。おめでとうございます。私はすみトリには結構行ってる。遠いんだけどな。このホール内の暗い色合いとか真四角な感じ(もちろん響きも)が気に入っています。ま、プログラムもいいから遠くまで出かけているわけなんですが(うちから小一時間かかる)。

今日は戦争レクイエム。この曲の実演を聴くのは3回目。このブログをはじめてからは2回目になる。あまり人気のなさそーな曲なのに、わりと演奏頻度は高いんじゃないかな。今月もー1回やるし。

過去記事:
戦争レクイエムin神奈川県民ホール(2007年3月17日)

ブリテンのブリテン指揮による「戦争レクイエム」

本日の演奏会は、墨田区民および墨田区在勤在学の人は半額料金なんだそうだ。私はもちろんどれでもないので満額はらわにゃならん・・・会員でもないし。S席9千円はちょっとなあ・・・と思ったので7千円のA席。音テキにはブレンドされてて良かった。が、正直、あんまり見えなかったなあ。アルミンクは近くで見ようぜやっぱり。

本日は「すみだ平和祈念コンサート」。1945年3月10日の東京大空襲の日を忘れないため(・・・ゴメン忘れてた)にということで、コヴェントリー大空襲によって爆撃されたコヴェントリー大聖堂の再建を記念して作られたこの曲が選ばれたということで。なんて意義があることなのかしら。

しかし。1階席は7割の入り。2・3階は知らないが。お安くしときますわ~とか言っても、この曲ではどうだろう。ブリテン好きな私でも結構聴くと心が沈んでしまうのだが、全然知らない人だったら・・・かなり辛くないか。

案の定、私のとなりの席の中学生か高校生くらいの女の子は、最初のテノール独唱の部分から舟をこぎ始めた(♪はーるの~うら~ら~のーすみだ川~)。対訳を途中で追えなくなっていた。アレレ、どこ歌ってるか教えてあげようか?

・・・というのも。

今日は何故か字幕スーパーなし。対訳の紙を入り口で渡された。すっごく小さい字だぜ。しかも、演奏中は観客席は薄暗いから、読むのはかなりつらい。まあ、あんまり読んではなかったけど。

昨年の今頃の県民戦争レクイエムは、「おいそりゃやりすぎだろ!」と思うほどの過剰な字幕スーパー+映画上演だったけれど、あれはあれでわかりやすかった。今日は曲そのものを聴くという点ではよかったけど、字幕ほしかったな~。

で、演奏は。
独唱者はソプラノとテノールがイギリス人、バリトンが日本人。別に一人日本人にしたのは予算をケチったのではなく(ないよね?)、この曲の性格としてテノールとバリトンは戦争で戦う敵同士だから、別の国にするのが望ましいと思う(できれば)。ブリテン指揮の録音ではテノールはイギリス人(ピアーズ)、バリトンはドイツ人(F=D)だったのは有名。(ついでにソプラノはロシア人のヴィシネフスカヤ。)

でも、今回は金髪青い目(だと思う)の白人と、黒髪黒目の黄色人種とを組み合わせることにより、より敵・味方感が倍増した。お二人とも見た目にも若い兵士感がバッチリだぜ。軍服着て出てくればよかったのに(ウソ)。

テノールのマーレイは、私が普段CDで聴いているようなイギリス伝統のテノールの声であった。この声でこの曲が聴けるのはどんなにうれしいか。去年の県民でのテノールも素晴らしかったが、本場ものにはかなわない。もっと色々なイギリスもの聴きたいなあ、ついでだから。

バリトンの石野さんは、例の「ローエングリン」で伝令を歌って他の外人の歌手(何故か不調だった)を出し抜いて素晴らしい声を聴かせていた人だったので、今回おおいに期待してた。つか、石野さんを聴きに行ったようなもんだ。
で、期待通り今日も素晴らしい響き渡る声だったす。つか、彼はアルミンク指揮のもとでしか聴いたことないんだけど、もっと他のオペラの舞台とかで聴いてみたい。シュトゥットガルトの歌劇場の人だというが、うまい日本人はみんな外国へ行ってしまうのだな。

ソプラノのマクグリーヴィーは、おそらくどこかで聴いたことある人だと思うんだけど、思い出せない(うー)。このところ聴いていたブリテン盤のヴィシネフスカヤ様があまりに強烈で、そこから抜け出せず(うー)。

合唱は、栗友会さんだからヘタなわけない。もう全然期待通りだった。児童合唱は、舞台ウラから響いてくる感じで演奏中は全く舞台には出てこないが、これが幻想的で素晴らしかった。お能の笙みたいな音が聞こえ児童合唱が聞こえてくるのだが、ここはまるでカーリュー・リヴァーのよう。合唱に関してはなにも言うことがない。何かあったとすれば私が何か聞き漏らしているんだろう。(カーリュー・リヴァー≒隅田川)

それにしても、この曲をナマで聴くということは(何の曲でもそうだが)なんと色々な発見があることだろう。途中のガムラン音楽のような打楽器は、このホールではなんと美しく響いたことだろう。

・・・というか、今日の演奏はとても美しかった。心に響くものは多かったけれど、とにかく美しかったから、ブリテンの意図からは外れてた・・・かも?(ブリテンはリハーサル録音では少年合唱に「きれいな音にしようとしちゃだめだ。これはおぞましい現代音楽なんだから!」と言ってたよ)。まあ、音楽だから美しいほうがいいのかもしれないけども。あ、見た目にも美しかったです、指揮者も。

曲の最後の方はどんどん魂が天に昇っていく感じ。静かに曲が終わると、しばらく沈黙。そして拍手。曲が曲だけにブラボーはやや控えめ。反応はどうしていいのかワカラン感があり。 拍手はまーまー長かったが・・・みんな、寝てた? つまんなかった?

(帰りにブリテン自作自演盤をロビーにて買い求める人アリ。)

帰りの電車にて。となりにいたカッポーの会話。

女 「今日は・・・なんか映画観てるみたいだった。」
男 「そうそう・・・あの歌詞書いたオーウェンって人、25歳で死んだんだって。オレらと同い年だってよ。」
女 「知ってるよ~、解説に書いてあったもん。」

あれ・・・若者も結構まともに受け止めてたみたいね。意外と心配なしよ。

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正直、今日は本当に疲れてしまった。いい演奏だったが。コメント返しは明日でごめんご。

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2008年3月 6日 (木曜日)

ボールト指揮/海の交響曲

Pa0_0222ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第1番「海の交響曲」
シェイラ・アームストロング(ソプラノ)、ジョン・キャロル・ケイス(バリトン)
サー・エードリアン・ボールト指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団

さて、花粉症キャリアウーマンとなったあたしの近況。

読者の皆様の強い勧めにより、「鼻うがい」(小林製薬・ハナノア)の修行に励んでいたところ(3回くらい)、ついに昨日の夜できるようになり、まるで生まれ変わったような感じでした。朝また鼻うがいをして会社にいったのですが、マスクをしていれば薬を飲まなくてもほとんど鼻をかまずに過ごせましたし。くしゃみなんか2~3回くらいしたかな?くらいよ。

ああ、なんということでしょう!こんな素晴らしい事をやらないで花粉のシーズンを過ごしている花粉症の人がいるなんて!いや私の周りは100%鼻うがいバージン(またはドーテイ)なのであった。

コツとしては、「アー」と言いながら溶液を鼻に挿入するときに、コレをまるでサカリのついたネコの夜鳴きのような感じで発声するとうまくいく。ま、これは私だけかもしれないが。

多くの方にこのハナノアの素晴らしさを、強く勧める次第である。

また、なるべく西洋医学に基づいた薬(化学的な?というか)は常用したくないので、無農薬のハーブティーなど取り寄せてみました。実験(治験?)結果はブツが届いたらご報告するとして。

モーリスメセゲの無農薬ハーブティー





さて、花粉の話はおいといて、もうすぐ大友康平じゃなくて直人氏の「海の交響曲」の公演も近いということなのでこの曲。今日はRVWの演奏の古典中の古典、サー・エイドリアンの演奏でな。二つある全集(古いモノラルのは一曲欠けてるがの)のうち新しいステレオのほう。

上のジャケット写真でわかるように、私の持っているのは国内盤全集である。ふふ。これが今から考えるとどんなにありがたいことか。三浦淳史さんの解説と、この「海の交響曲」の対訳がついているんだからね。

6枚組8563円(当時)。
今は輸入盤で4715円。

←輸入盤の全集。

RVWの交響曲全集というと、輸入盤量販店のバーゲンコーナーでたまに登場し、「いつか聞くかもしれないし」と他のCDたちのついでに買われてはいくが、全く聴かれずにいつの日か棚の奥の奥のほうにしまわれている。そして何か他の探し物をしているついでに突然発見される。

「あらこんなところにヴォーン=ウィリアムズが」
と、それはあたかも冷凍庫の奥に凍らせたまま食べ忘れていた、先月特売で買った国内産牛肉のごとくの大発見。
だが、「いや、今日はいいや、また今度食べよう(聴こう)、まだ食べれるし」みたいな感じにまた同じ場所に戻される。

こんな情景が全国のクラヲタさんたちのリスニング・ルームで年に何回も繰り広げられているに違いない。

ああ、悲しいことだ!

が。

私も実はこの全集引っ張り出すのってずいぶん久しぶり。いや、このところあんまり聴かないんだよね、ごめんなさい。久しぶりに聴いてみますと、なんかこの微妙な音質の古ぼけ加減が(古い表現で恐縮だが)胸がきゅーんとなる。

ま、曲のほうは。実演は相当よいと思うから、聴きに行こうか迷ってる人は是非行かれるべきではないかと思う。実は私は実演でこの曲を聴いたことはまだないんだけどさー。

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2008年3月 2日 (日曜日)

花粉症に効きそう?リベラ/Free

P1010001 Libera / Free
・生まれくる日
・ステイ・ウィズ・ミー
・ヴォーカ・メ
・生命
・アヴェ・ヴェルム
・いつもあなたのそばにいるから
・真実の力
・ア・ニュー・ヘヴン
・誓い~ジュピター
・哀歌
・トワイライト
・ビー・スティル・マイ・ソウル
/他


花粉症宣言をしてから、日本各地より激励のメールを頂き(←ウソ)、今日はちょっとこの病を受け入れる気持ちもわいてきた。外に出かけなければ、なんてこと