2021年4月17日 (土曜日)

〜エルガー夫妻に捧ぐ〜 スペシャルコンサート

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・エルガー:弦楽セレナーデ ホ短調(弦楽四重奏曲版:Graham Bastable)
・2つの小品より「夜の歌」「朝の歌」
・序曲「南国にて(アラッショ)」からカント・ポポラーレ
・ソスピリ
・エニグマ変奏曲より第1変奏"C.A.E"、第9変奏"Nimrod"、第14変奏"E.D.U"
・ピアノ五重奏曲イ短調

アンコール:「愛の挨拶」メドレー(大久保勇也編曲)

杉原蓮子、井川知海(ヴァイオリン)
大久保勇也(ヴィオラ)
杉原正恵(チェロ)
村上恵三子(ピアノ)

水越健一(ご案内)
主催:日本エルガー協会
後援:英国エルガー協会
(2021年4月11日 ミューザ川崎音楽工房市民交流室)

日本のエルガー研究の権威、日本エルガー協会の会長より直々にご案内が来たので行ってきた。話によると本当は昨年行われるはずだったが、コロナ禍で延期に。エルガーの愛妻キャロライン・アリス・エルガー(1848~1920)の没後100年を記念して開かれるものだったそう。

まあ、エルガーの作品の室内楽中心のプログラムとしては妥当な感じかなあとは思うものの、いややっぱり一般的にはかなりマニアックな選曲なのかな。とくに、日本では演奏したのを何かで見たことがないピアノ五重奏曲の演奏はかなり珍しいかと。正直言うとこの曲をするので聴きに行ったと言ってもいい。

過去このブログで書いたのだけど、一時期ポーランドのネットラジオを聴くことにハマっており(今もたまに聴くけど)、それでたまたま海外のコンサートを放送する番組でこの曲のライブ収録が放送されたときに、初めて聴いたのだった。私も大変いい曲だと思ったんだけど、その時の聴衆の反応が大変素晴らしくて今も印象に残っている。

演奏は・・・印象に残ったのはヴァイオリンの井川知海さんという方で、全く初めて演奏を聴かせて頂いたのだけどピアノ伴奏のソロ曲「朝の歌」で大変輝かしい、明るい音色でとてもいいな、好きな弾き方だなって思ったんだけど、プロフィールを見たらどうもポーランドに留学・ショパン音楽大学でアンジェイ・クルカ先生に学んだそう。「あ、そうだそうだ、クルカ先生だ!」って思った。あとはもう、彼に大注目で。

メイン・プログラムのピアノ五重奏曲では、全然違う作曲家なのにクルカが弾いたザレンプスキのピアノ五重奏曲のCDを聴いているような気になった。きびきびとした弾きぶり、素敵な音、ファンになった。そういえばクルカ先生が弾くとどんなにマイナーな曲でも5割増しにいい曲に聴こえるんだよね(いや、ザレンプスキもエルガーも大名曲ですよ!)

エルガーのクインテットはもっと弾かれてもいいし、聴かれてもいいかと思う曲だし(室内楽曲にしてはちょっと長いかな)。YouTubeにも沢山上がっているけど、ここはハリエット・コーエンの古い録音をリンク。エルガー監修の録音とのこと。

Elgar Piano Quintet -- Harriet Cohen/Stratton Quartet (complete)

会場は初めて入ったミューザの会議室みたいな感じのところで、一番後ろに座ったけど、室内楽でもやはりちょっと近すぎた感で、最初少し耳が慣れず。だんだん慣れてきた。観客は40人くらい?でほとんど出演者の生徒さんとか知り合いのようだった。まあ、私も主催者の知り合いだからおんなじようなものか。(主催者の知り合いはずいぶん新国立のダブルビルに行ってしまったそうで。私も実は「イオランタ」は見たかったのだが、ちょっとワーグナーにお金を使い過ぎて自粛。あと、何年か前に聴いたプレトニョフの大名演が薄れてしまうのもさみしかったので)

アンコールとして用意されていたのは、ヴィオラ担当の大久保さんが編曲された「愛の挨拶」を中心としたエルガー・メドレー。何でもエルガー夫人の死去・葬儀の日々をつづった編曲ということでかなり凝ったものだった。

この日のコンサートは(主催者から)エルガー夫妻に捧げられたもので、演奏者の真正面に夫妻の席が備えられていた。最後にお二人のためにそれぞれ花束を贈呈。コロナ禍でイギリスからの来日は大変だったろうか。それとも、幽霊さんは関係ないのかな。ひょいっと来れるのかな。いいな。またイギリス行きたいな。




帰宅してからクルカ先生のCDを聴きまくったけど、エルガー関係なくてすいません。

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コンサート後すぐに感想アップする予定が、この一週間部署異動で業務が突然忙しくなり毎晩帰宅は10時~11時。遅くなってすいません&あんまり大したこと書けずすいません。

(以下、どーでもいい話)
イギリスと言えば。先日YouTubeを見漁ってたら、「ロンドンで一番美味しいフィッシュアンドチップスのお店に行ってきた」っていうイギリス留学生の動画があったんで見た。それはずいぶん立派なレストランだったんだけど、私がかなーり前にロンドンの友人に「大体のイギリス料理は不味いけど、ここのは美味しいよ」って、外人(イギリス人じゃないって意味)がやってるロンドン中心から離れたちっちゃなテイクアウトの店に連れて行ってもらったんだけど(店の名は忘れた)、なんか店のキャラクターが「オバケのQ太郎を魚にした感じ」で不気味可愛くて、入ってた袋を日本に持って帰ってきたくらい気に入ってた。それがまあ、上がってた動画のお店が同じキャラクターだったので、もしかして評判を呼んで繁盛して大きくなったのかしらん。お魚でっかくて美味しかったなあ。また食べたい。

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2021年2月14日 (日曜日)

ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」

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ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』featuring SPAM®
【脚本・詞】エリック・アイドル
【音楽】ジョン・ドゥ・プレ&エリック・アイドル
【原作】映画『Monty Python and the Holy Grail』より
【上演台本・演出】福田雄一

【出演】山田孝之/賀来賢人/小関裕太 
三浦宏規/矢本悠馬/じろう(シソンヌ)長谷川忍(シソンヌ)/新妻聖子

“歌って踊るひとびと”
坂元宏旬 高原紳輔 常住富大 広瀬斗史輝 横山敬 横山達夫 井上花菜 植村理乃 小山侑紀 竹内真里 永石千尋 森加織(男女別五十音順)

(2月13日 東京建物Brillia HALL)

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今回は初めて行くホール。方向音痴なので「いつも行くゲイゲキとは逆の出口」と頭に叩き込んで参戦。新しいからまあ、外見はカッコイイしトイレとかも奇麗だったけど、正直クラシックのコンサートホールに慣れているので、重厚感はあまりなく「うーん、印象としては国際フォーラム?」みたいな感じ。

この日はワーグナーの命日とのことだったが、特に関係なくモンティパイソン。まあ強いて言えば「パルシファル」の聖杯伝説系の話だからちょっとは関係あるかなあ(←こじつけ)。

今月はたまたま、私の大好きなイギリス古典映画二つのオマージュした舞台(片方はコロナ禍のため舞台を映画化したものを上映)を見れるのでこんなご時世でも結構楽しみにしていたのだが、とりあえず「モンテイ・パイソン」は無事に観ることができて本当に良かった(後述するが色々あった)。

「モンティ・パイソンのSPAMALOT」は映画「モンティ・パイソンとホーリーグレイル」をエリック・アイドルがミュージカル舞台化したものである。映画をもとにしたものではあるが、(今日見た印象だと)完全に一緒ではなく何割は違うかなあ、という感じ。

このミュージカルの上演は日本ではもう3回目ということだが、「ホーリー・グレイル」の大ファンの私は、「いつか観に行きたい」とは思っていたものの、ユースケ・サンタマリアさんなど人気俳優が出演することが多いので、毎回大手町に貼ってある巨大ポスターを眺めながら「いいなあ・・・でもきっと見れないなあ」って思ってた。

しかし、今回観に行けることになったのは、幸か不幸かコロナのせいで競争率が下がったお蔭である。とは言え、もちろん当日券なんかないし大入り満員。何かと「見づらい」という前情報が多かったブリリアであったが、2階席の一番前(端っこに近いが)だったのでかなりよく見えた。が、何故か私の席の隣は黒いシートがかけてあり座れないみたいで、もしかして前の観客の頭がかぶって見えない席なのかな?と思った。

私の映画のなかの特にお気に入りのシーンは何より「ニッ!」の騎士と、騎士ロビンの雄姿を称える歌が歌われながら、結局敵が来ると恐れおののいて逃げてしまうところと、人食い狂暴ウサギ、閉じ込められている沼の王子、手足を切られてもなお立ち向かってくる黒騎士などであるが、全部舞台で見ることができて良かった。

特に今回キャスティングされたシソンヌのじろうさんが、「いやホントにオリジナルキャストでしょ」っていうくらいモンティ・パイソンのキャラに合っていて(キンキン声がテリー・ジョーンスみたいよ)、「沼の王子」では相方の長谷川さんと「シソンヌ・コント・ライブ」さながらで「有吉の壁」ファンの私は大喜びだった。

たまたま・・・だが、この舞台は私の好きなものが沢山詰まっていて、まずは「勇者ヨシヒコ」の山田孝之さん(ヨシヒコではおなじみのシーンが出てきたりした)、「今日から俺は!」の賀来賢人さんと矢本悠馬さんとシソンヌ、そして「いつか生の舞台で歌声を聞いてみたい」と思っていた新妻聖子さん、もう私にとってはベストメンバーでしょって思うくらい。

テレビ放送もない舞台上演、下ネタや著作権の関係とかで「これ絶対DVD化無理でしょ」みたいなネタも沢山で「これがナマの舞台の醍醐味だよね」と思った。鬼滅の刃ネタやら色々・・・。

新妻聖子さんは大変素晴らしい歌声を響かせていたが、歌詞はほとんど内容がなくてそれも凄い良かった。「東宝っぽいわ~。帝国劇場にまた出れるわ~」みたいな。第2幕で「出番がなくて~、楽屋でUber Eatsでタピオカミルク注文するところだった~」とかそんなだったけど歌はさすがにうまいな~って思った。

まあ、正直言ってくだらないことこの上ない舞台なのだが、元ネタの映画よりはまとまってたので(映画はもっと意味不明)、良かったと思う。私が思ってたより観客はゲラゲラ笑ってて、ここだけコロナの影響ないのかなあって思って嬉しかった。

あと、(わたくし的には)前日に会社の上司が体調不良で休んで、(上司が)念のためPCR検査受けたんだけど終演後に「陰性でした」との連絡あり、ホッと胸をなでおろした(もし上司が陽性だったら、多分濃厚接触者になるから観に行けなかったかもだし。今後もオペラの券取ってあるし)。あと、家に帰ってこのBlogを書いていたら突然の地震。東京は大したことなかったけど東北は結構強くて(お見舞い申し上げます)、なんかもう色々あったなあって思った。


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スポンサーはSPAM®とのこと。私、そういえばSPAMって買ったことないなあ。今度食べてみようかな。

グッズは色々売っていたが、パンフレット以外は特に何も買わず。パンフレットは何故かワーグナーのオペラかな?と思われるくらい立派な装丁で、2500円もした。SNSによると、日が経つにつれて育つらしいので楽しみ(湿気を帯びて膨らむらしい)。

 

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2020年11月 4日 (水曜日)

ヘンデル/歌劇「リナルド」 BCJオペラシリーズVol.2

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ヘンデル:歌劇「リナルド」(セミ・ステージ形式)
鈴木優人 (指揮・チェンバロ)
バッハ・コレギウム・ジャパン (管弦楽)
リナルド:藤木大地(カウンターテナー)
アルミレーナ:森麻季 (ソプラノ)
アルミーナ:中江早希(ソプラノ)
ゴッフレード:久保法之(カウンターテナー)
エウスタツィオ:青木洋也(カウンターテナー)
魔法使い:波多野睦美(アルト)
アルガンテ:大西宇宙(バリトン)
使者:谷口洋介(テノール)
セイレーン:松井亜希(ソプラノ)
セイレーン:澤江衣里(ソプラノ)
砂川真緒(演出)
菅尾友(ドラマトゥルク)
(オペラシティ・コンサートホール)

過去記事:モンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」 バッハ・コレギウム・ジャパン

(すでに大反響で大好評のこの公演。もう1日経ってしまって色々書かれたものを読んでしまったので書くことあんまりないんだけど、まあ一応自分の記録として書くね。)

過去記事はこのBCJオペラシリーズの第1回。そもそも海外キャストも交えてのシリーズのはずが、コロナ禍でオール日本人キャストになってしまった・・・というのはこないだの新国立の「夏の夜の夢」と一緒である。しかし、「夏の夜の夢」が「オール日本人でも結構いけるじゃん」な感想だったのに対し、今回のヘンデル「リナルド」は、「これ、オール日本人でこその上演じゃね?」って思った。

そもそも、私はこの公演の券取ってなくて(気が付いたら売り切れてたんだったかな)、コロナ禍からちょっと緩和状態になったので(一人づつ席を空けなくてよくなったので)券が取れたんじゃなかったかな。前回のポッペアでも歌った、レイチェル・ニコルズが魔女アルミーダ役だったのかー、って後で知ったくらいなんだけど。

最近、欧米で流行ってんだかわりとヘンデルのオペラを見聞きするようになったんだけど、それはネット配信とか映画館だけだったんで、実はヘンデルのオペラを生で観るの初めてである。ヘンデルって、子供の頃は音楽の父?で教科書に載ってて、もこもこのカツラ被って音楽室に肖像画貼ってあるってだけの人だったので、大人になって自分が楽しんで観るようになるなんて予想もしなかった。

とくに、こないだ映画館で観たメトの「アグリッピーナ」はホントに面白くて。舞台を現代に移した大胆な演出で、「あれ、もしかしてバロックオペラって何でもアリなの?」って思った。いやこんな、吉本新喜劇みたいなのでいいの?的な。

なので、今回の「リナルド」の演出は、ちょっと頭の古い?聴衆には受け付けないのかもしれないけど(←失礼?)、私はすぐ受け入れられた。まず、最初の写真のように、このオペラはロールプレイングゲーム(RPG)の中の物語として演出されている。(始めに宅急便の荷物を受け取り、その中にゲームの登場人物のフィギュアが入っている)なので、主役リナルドはこのゲームをやってる「ゲームオタク」の少年、という設定である。

ヒーローのはずのリナルドは、前髪を下ろしてメガネをかけた、「R」の文字のついたTシャツを着ている冴えない風貌だ。こないだ新国立で見た藤木大地さんのオベロン役では「なんかムロツヨシっぽい」って思ったけど、今回は・・・なんか「南海キャンディーズの山ちゃん」みたいだなって思った。でも、声はやっぱりいつもの藤木さんの美声で。

ヒロインのアルミレーナは森麻季さんで、それはもう美しかったんだけど、そもそも主人公のオタク青年はゲームの中のアルミレーナのファンであり、写真集(わざわざ小道具として作った)を持ってたりする。このオペラには3人もカウンターテナーが登場するのだけど、かなり沢山の歌を歌うアルミレーナの父ゴッフレートとその兄弟のエウスタツイオも大健闘。

しかしまあ、考えてみるとカウンターテナーの役は、女声のアルト歌手でもできるわけなので、それこそいろいろな演出ができるわけだよね。

そして、リナルドとアルミレーナの十字軍に敵対するエルサレム軍のカップルは、中江早希さん演じる魔女のアルミーダと、大西宇宙さん演じるアルガンテ。いやほんと、この二人は悪役であったのにもかかわらず、主役を食うほどの勢い。大西さんは半ばこの方が目当てで行ったようなものなんで、あいかわらず立派な押し出しと堂々たる歌唱で素晴らしかったのだけど、正直名前さえ知らなかった中江さんは本当に素晴らしい声と演技で。(まあ、今回は色々と行ってよかったって思う要素はあるものの)今回の一番の収穫は彼女の事を知ることができたこと、かな。

実は、私はB席で舞台を見下ろすバルコニー席だったので、舞台の左半分近く見えなかった。だもんで、ちょっと演出的にわからないところもあったのだけど、それでも中江さんのコミカルな演技(一升瓶をラッパ飲みしたりする)と素晴らしい声は伝わってきたし、いや何でほんとあんなに高い声が出るの。第2幕の怒り狂うアリアは(二人のチェンバロ奏者の超絶技巧の掛け合いと共に)、いやほんと素晴らしかったなあ。思わず禁止のブラヴォー言ってしまった客もいたんじゃない?

あと、もちろんBCJの方々の超絶技巧も素晴らしく。とくに大活躍の打楽器の方(稲妻、雨、風なども担当)も素晴らしくて、私なんか「アルプス交響曲」だの「ラインの黄金」だの慣れているはずなのに、稲妻の音にいちいちビックリしたりしました。

それと、私は学生時代にブラスバンドなどでトランペット吹いてたもので、華々しい場面で現れる古楽器のトランペットに大注目。アレ、もしかしてバルブないの?どうやってメロディ吹くの?すごく気になった。だってカウンターテナーの超絶技巧の歌唱と張り合ったりするんだもの。思わずオペラグラスでガン見。

・・・と色々書いてみたけど(まとまらなくてすいません)、今年あんまりオペラみてないけど観たものはみんな良かったです。でも今回はホントに格別。楽しかったなあ。有料のネット配信もあったみたいだけど、本当は・・・それでちゃんと舞台を観たいかな、とも思ったけど我慢我慢。

最後は大拍手がなかなか収まらず。でも、ウィーンでテロがあったせいなのか?(考えすぎ?)若干藤木さんの表情が暗かった気も・・・しました。今は日本にいらっしゃるけど、そもそもはウィーンで活躍されている方だからね。(ウィーン・フィルははるばる日本に来たそうだけど・・・)

しかしまあ、オール日本人キャストならではの演出(外国人勢ではできなかったでしょ)。楽しかった~。行けてよかった。子供の頃は遠い存在だったヘンデルが身近に、バロックオペラがますます好きになった。

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2020年10月19日 (月曜日)

能「隅田川」/ブリテン「カーリュー・リヴァー」連続上演「幻」

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■能「隅田川」
狂女    観世喜正
梅若丸   観世和歌
渡し守   森 常好
旅人    舘田善博
笛     竹市 学
小鼓    飯田清一
大鼓    亀井広忠
後見    観世喜之 遠藤喜久
地謡    弘田裕一 駒瀬直也  中森貫太 
      中所宜夫 佐久間二郎 小島英明 
      桑田貴志 中森健之介

◆オペラ「カーリュー・リヴァー」
指揮    鈴木優人(オルガン)
狂女    鈴木 准
渡し守   与那城 敬
修道院長  加藤宏隆
旅人    坂下忠弘 
霊の声   横須賀芸術劇場少年少女合唱団団員
巡礼者たち 金沢青児 小沼俊太郎 吉田宏
      寺田穣二 寺西一真 山本将生 
      奥秋大樹 西久保孝弘 
演奏 カーリュー・リヴァー・オーケストラ
 フルート    上野星矢
 ホルン     根本めぐみ
 ヴィオラ    中村翔太郎
 コントラバス  吉田 秀
 ハープ     高野麗音
 パーカッション 野本洋介
 オルガン    鈴木優人
副指揮      平野佳子 
合唱指揮     谷本喜基
演出:観世喜正 ■、彌勒忠史 ◆
(10月18日 横須賀芸術劇場大ホール)

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過去記事:ブリテン/カーリュー・リヴァー

隅田川+カーリュー・リヴァー(藝大奏楽堂)

はるばる横須賀まで行ってきた。隅田川とカーリューの組み合わせを観るのはもう3回目だし、遠いし行くのやめておこうかな、とは思ったけど、何かもう意地のようになっていて(ブリテンのオペラは行ける限り行こうぜみたいなものがある)、ぎりぎりA席をゲットして参戦。

ところで。

最初にこの組み合わせを観たのは観世能楽堂だったんだけど、この演奏の記録をネットで探したのだけど、トンと出てこない。パンフレットは実家にあるんだか、なくしちゃったのか手元にないし。なんだろうなんか気持ち悪い。

さて、前に観たカーリューも主役は同じ鈴木准さんである。不思議なのは今月同じブリテンの「夏の夜の夢」を新国立劇場で上演したが、前の藝大でやった時も同じ月に新国立劇場で「ピーター・グライムズ」を上演したのである。だもんで、新国立の今や常連の鈴木准さんだが、ブリテンのオペラではどっちも出られてない。同じ月じゃなかったらおそらく出てたんじゃないだろうか、何らかの役で。

ブリテンは他にも、同じ月に「戦争レクイエム」を二つの別団体が演奏したっていうこともあった。同じすみトリで。というようにあまり日本では演奏されないブリテンなのに、やるときは何故かかぶりがち、という私の認識。

まあ、それは置いといて。

今回の上演。申し上げた通りお能「隅田川」を観るのは3回目である。だけど、今回観て発見したことがある(個人的に)。それは。

「隅田川」ってメシアンの「アッシジの聖フランチェスコ」に似てない???

いや部分的にだけど。「アッシジ」の私の一番好きなところの第1幕「重い皮膚病患者への接吻」の場。狂女と皮膚病患者との違いはあるけど、「隅田川」の時に「地揺」っていうの?その他合唱隊みたいな人々が若干不協和音で発声してた?のを聴いて、なんか「アッシジ」っぽいなあと思った。

それと。今まで男声だけだったところに、ソプラノの天使が降臨して歌うところが、「隅田川」の子供が出てくるところに似ているなあって思った。

メシアンって親日家っていうし、きっとお能も観てるんじゃないかな(知らんけど)。「アッシジ」もなんか男ばっかり出てくるし、あまりドラマティックじゃなく静かに演じられるところが能っぽいじゃないですか(←私だけ?)。前回の「隅田川+カーリュー」を鑑賞した時は全然そういう発想はなかったんだけど。やっぱりカンブルランの日本初演を聴いた後だからかなあ。

で、「カーリュー・リヴァー」のほうは。藝大で観たときは何か舞台上にゴミがいっぱい?浮浪者?みたいな演出でちょっとイヤだったんだけど、今回は打って変わって美しい衣装と舞台。藝大のほうの演出はあまり動きがない印象だったけど、今回の狂女は百合の花を持ってくるくる踊っているように歌う。能というよりまるでプリマドンナ。全然違うね。

でも・・・残念だったのは(しかたないんだけど)オペラのときはみんな黒いマスクをしていたこと。まあコロナ対策なんだけど、なんだか・・・キリスト教じゃなくてなんか違う宗教のような感じで。ビスミラー!ハラマハラヒム!って言っちゃいそう。だいたい、このオペラは狂女は男性が演じているけれど、准さんは女装がお似合いなんですよ(藝大での上演の時奇麗だった)。それも楽しみにしてたのに・・・。与那城さんも実は・・・イケメンなんですよ(←みんな知ってるよ!)。マスクで隠れてて勿体ないな~。

現在ブリテンのテノールで第一人者のイアン・ボストリッチもこの「カーリュー・リヴァー」を演じている動画があるけれど、なんだか・・・彼はでっかいからちっとも女性に見えないですね。声楽的にはもちろん素晴らしいんだけど。

とか色々と文句がある(コロナに)ものの、公演は素晴らしいものだった。小編成のオケも1人1人がトップ奏者であったので皆さん印象に残った。

(ふと心配になる、来月見る予定のいくつかのオペラはどないなるんでしょう。歌手はまさかみんなマスクするんじゃないでしょうね)

あともう一つ・・・自分の好みの問題であるけど、お能の子役さん(狂女役の方の娘さん)もオペラのほうのボーイソプラノの子も・・・うますぎるので。私はもうちょっと下手なほうが好きです(自分勝手)。いやほんと、こないだの「夏の夜の夢」の少年合唱もめちゃくちゃうまかったけど、日本の合唱のレベルは凄いね。

・・・とまあ色々書かせて頂いたけど。こんなすごい公演がたったの一回だけなんて!もったいない。演奏もだけど、あの美しい衣装はどうするんですか? 他のオペラで使うのかな?って思うほど豪華だったし、本当に・・・再演してください、東京で(横須賀は会社より遠い・・・)。

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本日は在宅勤務だったのでYouTubeで「カーリュー・リヴァー」の他の公演だのお能の「隅田川」だの聴きながら?仕事してたのですが、たまたま出てきた「戦争レクイエム」の動画がやばかった。いやあの・・・テノールもバリトンもイケメンすぎてですね、仕事がはかどらないじゃないですか。テノールはワイルドだし、バリトンはブラピかと。いやほんと仕事しろ私。




<ちょこっとお知らせ>
このブログが、ココログのトップページにピックアップされるらしいです。「ココログ編集部で読み応えのあるブログや素敵なブログをピックアップして、日替わりで2件づつ紹介しています」とのこと。10月20日~29日の間の一日だけなのですが、使用画像として「マーラーとシェーンベルクとR・シュトラウスのカリカチュア」を選んでみましたのでお暇な方は毎日覗いてみて下さい。

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2020年10月 4日 (日曜日)

ブリテン「夏の夜の夢」新国立劇場(初日)

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ブリテン:歌劇「夏の夜の夢」
演出・ムーヴメントレア・ハウスマン
(デイヴィッド・マクヴィカーの演出に基づく)
美術・衣裳レイ・スミス

美術・衣裳補ウィリアム・フリッカー
照明ベン・ピッカースギル(ポール・コンスタブルによるオリジナルデザインに基づく)

舞台監督 髙橋尚史
レア・ハウスマン(演出・ムーヴメント)
オーベロン:藤木大地
タイターニア:平井香織
パック:河野鉄平
シーシアス:大塚博章
ヒポリタ:小林由佳
ライサンダー:村上公太
ディミートリアス:近藤 圭
ハーミア:但馬由香
ヘレナ:大隅智佳子
ボトム:高橋正尚
クインス:妻屋秀和
フルート:岸浪愛学
スナッグ:志村文彦
スナウト:青地英幸
スターヴリング:吉川健一
児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
飯森範親/指揮

まずは新国立劇場開幕おめでとうございます。

初日に行ってきた。普段は新国立の初日は行かないようにしているが(まだこなれてない気がするので、大体後の方を狙う)、先行予約の時に一日目の4階の前から2番目の席が一つだけぽこっと残ってたのですかさず予約。しかし、その時はまだ感染対策のため一人おきの席しか取れなかったのに、公演の近々になって緩和された。だもんで、別にその時に無理矢理押さえておかなくてもよかったんだなと(悲しみ)。

まあ、このようなこと(コロナ禍)は日本の歴史において初めてだから仕方ないけど、当日券を取った人が自分より前に座ってるの正直悲しかった。それから私の前に座った人、傘を手すりにひっかけてたので(みんなの視界に入るでしょ!)「すいません、傘を下ろしてもらっていいでしょうか」と珍しく直談判したわ。ワタシ引っ込み思案なのに。そのあとちゃんとお礼は言いましたよ。

まあ、前から2列目だったのでよかったこともあった。4階席1列目は当日券もあり全部埋まってたけど、2列目はあまり埋まってなかった。だもんで、私の両隣は空いていた。いやほんとこれは奇跡のソーシャルディスタンス。快適であった。隣に誰もいないのに慣れちゃったから。

観劇の前に、腹ごしらえ。自粛期間中からずっと食べたかったSUBWAYのサンドイッチを食べた。本日のカスタマイズは、「チリチキン、ハニーウォーツをトースト、野菜多め、オリーブピクルスホットペッパー全部、ドレッシングはマヨネーズ」である(結構普通)。自分の行動範囲にあるSUBWAYが今のところオペラシティしかないもんで、つぶれてもらっちゃ困る。大好きなんだもん。(夜のテレビ番組でたまたまSUBWAYの特集やってて、かなり経営難らしかった。)

さて。

コロナ禍なので、そもそもの主要キャストはほとんど外国人だったのに、来日できず変更されてオール日本人。指揮者でさえ、急遽飯森さんに。海外とのリモート演出で「ニューノーマル時代の新演出版」とのこと。だもんで、歌手の方々はソーシャルディスタンスを保っており、恋人同士役だろうが夫婦役だろうがみんなちょっと離れて舞台に立ってる。

話が前後するが、私がこのオペラを生で観るの実は二度目だ。一度目はとんでもなく前。東京二期会で若杉さんの指揮だった。オケは今日と同じ東京フィル。あまりに前すぎて演出とかあんまり覚えてない。初見ながら面白かったのと、舞台美術が美しかったというのは覚えている。若杉さんは結構ブリテンのオペラを上演して下さってたよね。

演奏のせいでも演出のせいでもないけど、このオペラは「夜の夢」だもんで、第1幕と2幕は真夜中の「妖精さんたちが活躍している時間」のことで、ブリテンの音楽がものすごく眠い。まるでNHKでたまに放送される「おやすみ日本 眠いいね」みたいな感じのゆるーい音楽が繰り広げられる。私は家で聴いていても結構うとうとしてしまうので在宅勤務のBGM向けではない音楽。

さて歌手さん・出演者さんのことについて。まず、少年合唱の方々が素晴らしかった。ソロで歌う部分も「よくこんな大舞台であがらないなあ」と思ったし、声もちゃんと4階まで届いてた。演出上、舞台で楽器を叩きながらの役もあったし凄いね。最後の合唱などホントに美しくて涙が出た。ただ、演奏会やオペラのあとに必ずTwitterの感想を観るのだけど、「子供たちを舞台に上げてこんな危険にさらすのはどうかと思う」などという感想があり、びっくり。ブリテンの少年合唱の入ってる曲を女声合唱で代用するくらいだったら、もうその上演は中止にするべきかと。そのくらい大事だ。

パック役の河野さんも素晴らしかった。セリフだけなので俳優さんなのかと思ったら、声楽家の方だった。大変そうな役だけど、普通にイギリスの俳優さんみたいな感じで良かった(海外活動長い方のようだ。道理で。)。オウベローン役の藤木さんはさすがの美声でとてもよかったけど、遠目に見るとやっぱりムロツヨシみがあった(私だけか)。ほんと、藤木大地さんが日本人で・・・日本にいてくれてよかったよね。彼がいなかったらこの公演成り立たなかったかも。今度鈴木さんとやるヘンデルの「リナルド」もだけど。

他に、すったもんだの恋人たち2組の歌声もよかったし(ソーシャルディスタンスのため全然すったもんだじゃないけど)、クインス役の妻屋さんも元気な姿をみれてよかったし、日本人キャスティングでも全然できるんだよね。まあ、予定通り外国からいらっさる歌手さんたちの上演だったらどんなに凄かったかな・・・とちょっと思ったけど(それを言っちゃあおしめえよタコ社長)、もうこの状況の中、全然凄かった。

 

なんか今日はオペラを観たっていうより・・・純粋にシェイクスピアの演劇を(音楽付きで)観たような感じだった。シェイクスピアの原作のオペラってたあくさんあるけど、他の作曲家のオペラはそんな風に思わないのに。やっぱり英国の作曲家のオペラだからかなあ。いやあ、行ってよかった。もう一回行きたいくらい(他のオペラの券取りすぎてもう行かないけどね)。またしてもブラヴォー言えなくて苦しい。いつになったらブラヴォーできるようになるのかな。


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ロビーの展示。カリヤザキさんのお花じゃなくなってた。いやなんでエジプトなの。

 

 

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ダイエットに成功したお陰で、昔にプランタンで買ったワンピースが余裕で入るようになり、嬉々として着て行った。誰にも会わなかったけども(悲)。自粛期間中に合わなくなった洋服を随分捨てちゃったけど、捨てなきゃ良かったかな。

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2020年7月 8日 (水曜日)

METライヴビューイング/ヘンデル・アグリッピーナ

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ヘンデル:歌劇「アグリッピーナ」
ハリー・ビケット指揮
デイヴィッド・マクヴィカー演出
出演:ジョイス・ディドナート、ブレンダ・レイ、ケイト・リンジー、イェスティン・デイヴィーズ、マシュー・ローズ
メトロポリタン歌劇場
上映時間:3時間56分(休憩1回)
上演日:2020年2月29日
言語:イタリア語

バースデー休暇を取得(ただの有給)。ホントはバースデーは昨日だったのだけど、決算最終日のため取れず。天気悪いので家でゴロゴロしてる予定だったが、Twitter等でめちゃくちゃ面白かったなどという感想をたくさん見かけたので、予約して品川の映画館へ。家から15分でメトロポリタンに行けるなんて近いねえ。

映画館に行くの久しぶり。いつもは「またかよウザイなあ」と思う「映画泥棒」の映像さえ懐かしく。映画好きだからコロナ自粛中もネットで映画はずいぶん観てるけど、やはり映画館は迫力が違う。今は千鳥格子状にしか座れないようになっているけど、平日でしかもオペラなもんで全然混んでなかった。一日一回の上演ながら観客は10人くらいしかいなかったかな。他に上演してたのかしらんが、休日は大賑わいだったはずのシネコンが「死の都」みたいな風情。

はて、ヘンデル(ハンデル)のオペラはどこのカテゴリーに入れるべきなのか、と迷うところだが前に「アリオダンテ」の時にイギリスの作曲家に入れたので同様に。4時間もかかるのかあ・・・などと思ったが(ワーグナーだと6時間でも平気なんだが)結構大丈夫だった。っていうか、バロックオペラの形態をとった吉本新喜劇みたいである。「どうしたらこんなにちゃんとうまく歌ってるのにはっちゃけられるのか」という驚き。何百年も前の、あんなもこもこのカツラをかむった人が作ったオペラだということを忘れてしまうほど面白かった。

内容はまあ、ポッペアとかネローネとかバロックではおなじみのメンバーだが人が死んだりすることはなく、ハッピーエンドである。現代劇ふうにしてあるのでみんなスマホ持ってたり、アップルのノートパソコンとかが普通に使われている。長さを考えなければ、クラヲタじゃなくてもゲラゲラ笑って楽しく観られるように作られている。おおざっぱなあらすじしか見て行かなかったので本当はどういうのか知らないのだけど、居酒屋のシーンはとても楽しく観られた。ポッペアがベロンベロンに酔っぱらってたり、クラブのピアノ弾きがクラブサン弾いてたりとか。

前に「アリアドネ」の作曲家役で大変かっこよかったケイト・リンジーがネローネ役で出演。またもやズボン役ではっちゃけていたが、彼女の「女の人の役」を一回も見たことないので、私の頭の中ではこの人の性別は「男」としてインプットされている(ズボン役の先輩としてはフォン・オッター女史もいるけど、彼女も大体男役でしか見たことない。)。 リンジーはここでもかっこよかったけど(このカッコだとスマホの顔認証ができないらしい)、なんかヤク漬けのような役でコカインをキメたあとアリアを歌ったり、腕立て伏せをしながらアリアを歌ったりとか大変そうだった。

みんな大変素晴らしい超絶技巧を聴かせまくっていたが、タイトルロールの他に印象的だったのが太目のジュリア・ロバーツみたいな容姿のポッペアの役の人の熱演と、ナルチーゾ(だっけ?)役の人が頭はあんななのに(「陸王」のこはぜ屋の経理のおじさんみたいだなって思った)、声は大変美しい男声アルトで、ちょっとカスリーン・フェリアみたいでいいな、好きな声だなと思った。普段はどんな容姿なんだろうか。

なお、休憩時間に次回上演予定の「オランダ人」の予告をやっていて、物陰にたたずむマリー役の藤村実穂子さんを見かけたが、メトデビューとは言えなんでこんな端役なのかしら。次回はヴェーヌスとかクンドリーとかで見たいな、映画館でもいいから。あと、ミレッラ・フレーニの追悼としてちらっとアリアを歌うのが上映されたが(アドリアーナ・ルクブルール)、映画館の大音響で聴くととおーーーーーい昔に実演でミミを見聞きしたのを思い出し、ちょっとうるっと来てしまった。フレーニってすっごい声量なんだよね、ナマで聴くと。ちらっとフォン・オッターが司会者として出てきてかっこよかった(オルロフスキー役のとこなのかな?)。

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2019年11月16日 (土曜日)

ヘンデル「アリオダンテ」ウィーン国立歌劇場ライブストリーミング

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Dirigent Christophe Rousset
Regie David McVicar
Ausstattung Vicki Mortimer
Licht Paule Constable
Choreographie Colm Seery
Orchester Les Talens Lyriques
Chor Gustav Mahler-Chor
 
Ariodante Stephanie Houtzeel
Ginevra Chen Reiss
Dalinda Hila Fahima
Polinesso Max Emanuel Cencic
Lurcanio Josh Lovell
Il Re di Scozia Peter Kellner
Odoardo Carlos Osuna

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貧困の極みなのでライブストリーミングの課金をやめようと思っているのだが、バロックオペラは観たいので引き続き契約は続行中。お正月の「こうもり」も観たいしなあ・・・お金ないくせに。

ところでヘンデル(ハンデル)はどのカテゴリーにしたらいいか迷うところだ。そもそもドイツ生まれだけどイギリスに帰化したしなあ。でもこのオペラの初演はロンドンらしいのでとりあえずイギリスの作曲家ということで。しかもイタリア語のオペラなのでイタリア・オペラかもしれんし・・・(悩)。

<あらすじ>
16世紀のスコットランド。女性が不倫すると死刑になるという時代の話。悪者ポリネッソはスコットランドの王位を得たいがために王女ジネヴラに求婚するがすでにアリオダンテと婚約していた。そこでポリネッソは悪だくみをして王女を不貞の罪に陥れようとする。最後は誤解が解けて祝福の合唱で幕が降りる。

あらすじ途中でめんどくさくなってしまった。まあ、バロックオペラなのでおんなじ歌詞を何回も歌うしなかなか話も進まないので音楽的には結構退屈かなと思ったりもするけど、なかなか演出が面白く出演者も美男美女が多いので飽きずに最後まで見られた。

バロックオペラの魅力は何と言っても性別が錯綜しているところだと思う(私は)。ヒーローの役のはずのオルランドは当然のように男装の麗人であり(女性なのに背が高くてなかなかかっこいい)、悲劇のヒロインのジネヴラ役の歌手も女優さんかなって思うほど奇麗。彼女を(心ならずも)陥れてしまうダリンダ役の人もチャーミングである。彼女に思いを寄せるルルカニオ役の男性もかっこいい。

舞台も1幕目はウィーン美術史美術館から飛び出てきたのではないかと思うくらい美しいが・・・物語が進むにつれてなんか色々と象徴的なものが出てきて・・・なんだかよくわからんことも。まあ古いオペラって一周回って前衛的になるのかな。

美男美女たちの出演者に混じって、悪役のポリネッソの人が本当に悪役顔で・・・(笑)。スキンヘッドに髭でいやなんかプロレスラーみたいな感じで武藤敬司さんを思い出したんだけど、カウンターテナーだから声は女性のアルトなもんで・・・最初歌いだしたときに「え」って声がでちゃうくらいびっくりした。「クロちゃんでーーーす。ワワワワ~」なんてもんじゃなかった。

あと、オペラだけどバレエダンサーの人々が全体的に大活躍で。第一幕でヒロインが歌いながらバックダンサーの女性たちと踊っているのはまるでナントカ坂46みたいだし、男性のバックダンサーが躍っているところはジャ〇ーズ系っぽくてよかった。

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2018年9月24日 (月曜日)

エルガー「神の国」 大友直人/群馬交響楽団

Kingdom15_3エルガー:オラトリオ「神の国」作品51
嘉目 真木子(ソプラノ)
坂本 朱(メゾ・ソプラノ)
清水 徹太郎(テノール)
原田 圭(バリトン)
大友直人指揮 群馬交響楽団・合唱団

(9月23日 群馬音楽センター)
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過去記事:群響/戦争レクイエム

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はるばる高崎まで行ってきた。高崎、新幹線で行けば結構すぐなんだが、お金節約のために湘南新宿ラインで。こないだのノットの「ゲロンティアス」に感動したので調子に乗って「神の国」まで券をゲット。ホテルまでブッキング。ネット予約のため、本当に予約取れてるのか当日まで不安だったがちゃんと取れていた。
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「神の国」・「ゲロンティアス」ともども日本ではあまり演奏されない。同じ英国作曲家の声楽曲、ブリテンの「戦争レクイエム」とはえらい違いである。「神の国」も「ゲロンティアス」も確かわたしは今回含めて2回しかナマで聴いてないと思う。どちらも今後私が生きている間にまた聴けるのだろうか。一般的にはどっちもなんかとっつきにくいといえばとっつきにくい。(仏教徒の多い)日本人にはなじみの少ないキリスト教がテーマ(ざっくりと言って)なせいなのかとは思うけど、そんなこと言ったらマタイ受難曲だってヨハネ受難曲だってキリストさんの音楽だよねえ。
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こないだのノットの「ゲロンティアス」、聴きに行かれた方はエルガーの音楽にみな感銘を受けられたと思う。まー、こんないい曲知らなかったわ!って思われたと思う。そしてきっとこれからもっと演奏してほしいなって思った人も多かったと思う(希望的観測)。ええ、演奏されるといいな。
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さてこの「神の国」であるが、何を隠そう実は私が英国音楽を好きになったきっかけとなった曲である。この曲がなければ、もしかしたらこのBlogもなかったかもしれない。そのことについては改めて記事にしようと思っているのでここには書かないけど(引っ張るなあ)、とにかく私には記念碑的な曲である。たとえグンマーであろうと行かなければならない。
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群馬交響楽団・合唱団については、前に「戦争レクイエム」をすみだトリフォニーで聴かせて頂いた。たまたま同じ月にお同じすみとりで新日本フィルが「戦争レクイエム」を演奏した。申し訳ないが新日本フィルの合唱団(栗友会)のほうが実力は上である。でも、感銘を受けたことについては実はあまり変わらなかった。演奏の内に向かう美しさについては新日本フィルが上だが、圧倒されたのは群響の演奏のほうだった。
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群馬交響楽団の合唱団さんは、一つの曲に取り組む時間が(プロの合唱団より)長いから・・・ということを聞いた(合唱経験者に)。そのぶん曲に対する思い入れが強いんだと思う。音楽に対する愛情をものすごく感じる。いや、プロやプロ級の合唱団だって愛情は強いに決まってるんだけど、うーん、どう言ったらいいんだろう。
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たまたま、今回も我々聴衆は7月の(絶品の)ゲロンティアスを心に残したまま、「神の国」の演奏を聴いた。いや、あの世紀の名演と比べるなんて失礼だし、そもそも曲も違うし。でも感銘を受けたことについてはどちらも変わらない。そして10年も前に聴いた戦争レクイエムの演奏を思い出していた。そう・・・こんな感じだったよね。もう・・・愛しか感じないの。「ああ、わかった。本当に歌うの好きなんだなあ」と。
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でもまあ・・・演奏とは関係ないところで、色々と残念なこともあった。そもそも、群馬音楽センターというホールは(有名な建築家の設計によるもので、なるほどカッコイイけど)音響が至極残念である。残響があんまりなく、カラッカラな音がする。川崎とかすみだとか、まともな残響のあるホールで演奏して欲しかった。もうすぐ群響の演奏会場はもっといいところに変わるということを聞いたのでそれは・・・よかったねと思うが、今回はせっかくのいい演奏がホントにもったいない。あと、私は気が付かなかったが、場内の蛍光灯?が切れてチカチカしていたところがあったそうな。
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(それと、まあ演奏とは関係ないけど、解説書のエルガーの没年が間違っている。そこは・・・校正の時に気が付いて下さい。まー、私が気が付いたわけじゃないけど。)
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文句ばっかり言ってもしかたないので、歌手の方々について。大変素晴らしかった。とくにソプラノのあとのほうで歌うスケールの大きなアリアは素晴らしかった。それと「びわ湖4大テノール」の一人の清水さんの美声については言わずもがな。聞きほれた。
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こんな珍しい曲なのに私のいた1階席は満員のようだった(2階は知らないけど)。さすがに音楽の盛んな県の住民だから?なのかもしかしてはるばる東京から聴きに行った人が多かったからなのか、聴衆のマナーもよく、フライング拍手もなく本当によかった。演奏会が終わってからの指揮者のトークもあり、かなりの人がロビーに残っており、なんて熱心なのだろうと感心した・・・っつーか私も最後までいたし、合唱団の反省会?まで聞いてた。
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知人が何人も聴きに来てたので、高崎で飲んだ。話が弾み過ぎて12時まで飲んでた。泊りがけの演奏会行脚は楽しい。そんで、「戦争レクイエム」の時に私がコメントした「東京にいるのでなかなか群馬までは・・・と思うのですが何か機会があったら群響&合唱団の方のコンサートを聴いてみたいと思いました。」が実行できてよかった。
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Kingdom14

可愛い。公衆電話界で一番可愛い。

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2018年7月16日 (月曜日)

エルガー/ゲロンティアスの夢  ノット/東響(ミューザ川崎)

Gero_pc_tso_2エルガー:オラトリオ ゲロンティアスの夢 Op.38
ジョナサン・ノット(指揮)/東京交響楽団
マクシミリアン・シュミット(テノール)
サーシャ・クック(メゾソプラノ)
クリストファー・モルトマン(バリトン)
東響コーラス

合唱指揮:冨平恭平
(7月15日 ミューザ川崎)
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途方もない過去記事:一周年記念・ゲロンティアスの夢

バルビローリ/ゲロンティアスの夢(ローマ・ライヴ)

あまり張り切って聴きに行く状況ではなかったので(なんで?)、券を取るのが結構遅くなってしまった。サントリーは高い席しか残っておらず川崎へ。
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エルガーの最高傑作(たぶん)、ゲロンティアスは日本では何回か演奏されているので、私はナマで聴くのは初めてではない。CDも何種類か持っている。まあ、この曲は平均的なクラシック好きよりは(若干)知っているほうかなと思う。
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そんで。ちょっと記憶のすみっこに引っかかっていたのが、今年のGWにLFJで乱入して何人かのクラヲタさんたちと飲んでた時に、「あのノットが選んで指揮する曲なのだから、当然聴きに行くということはわかっているのだけれど、CDを買って聴いてはみたものの良さがさっぱりわからない。英国音楽が好きなら、この曲の良さを説明して欲しい(大意)」などということをとある方より言われたのだが、正直なんも返答できんかったってコト。だってさー、大体CD聴いてみて良さがわからんかったらもうそれは最初っから合わなかったってことじゃねえの。

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しかし・・・そんな事を言って、せっかくの英国音楽を聴く数少ないチャンスの芽を摘んじゃいけないわ。ナマで聴いたら・・・もしかしたら感動するかもしれない。
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ところで、私はもしかしてノット指揮は初めてなのかな、演奏聴くの。これを東響が演奏するってことを知った時に「えー、ノットがゲロ夢やんの?何故?」と思ったくらいだから、英国人であることさえ知らなかったみたい。レパートリーからドイツ系か、アメリカ人かと思ってた。この方、英国音楽あんまやらんのね。ゲロンティアスも振るの初めてだという。なんかすごい。だって、今回の演奏者、合唱団とオケが日本人、独唱者だって主役はドイツ人、天使はアメリカ人、バリトンだけやっと英国人。
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英国人の心みたいなこの曲(・・・っていうかどの程度この曲は本国でもメジャーなのか知らん)をこんなアウェイでするのはとんでもなく冒険じゃないの? まあ、満を持して・・・という感じだったのだろうけど。
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で、ざっくりとした感想。
私は4階席だったもので(4階もあったんかーい)ややテノール歌手は聞こえ辛い時もあったものの、他は高い席と遜色なくよく聴こえた。さすが日本有数の良ホールである。何故か(エルガー曲ではやたらと出てくる)ハープの音は際立ってぽろんぽろんとよく聴こえた。あとティンパニーの音がよく聴こえた。
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それと何より・・・何より合唱団の声がとても迫力があった。合唱団は舞台の後ろの客席にいらっしゃったので、物理的な高さが同じくらいだったから余計聴きやすかったのかもしれない。そして今日聴こえてきた合唱は、バルビローリ盤や他の英国産の録音で聴くような英語圏の合唱団の歌と遜色ないと思った。合唱ド素人の私が言ってもあまり信ぴょう性ないんだけど。うまいだけでなく、すごく血が通ってたなあと思った、今日の歌唱。暗譜なのかな。
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ということで、そんなに感動する予定ではなかったのだが(予定立てて感動するものではないのだが)第2部の後半あたりから涙が・・・というか何故かとめどなく鼻水が止まらなくなり。ハンカチが鼻水でぐしょぐしょになった。周りの人も結構ぐしゅぐしゅしてた。季節的に鼻炎ではないだろう。今回は残念ながら字幕がなかったので、プログラムの対訳を追いながらの鑑賞だった(まあ内容は知ってたんだけど一応ね)。

自分の生活の中で曲の内容とリンクすることが最近多く、このところの水害で亡くなられた方に思いをはせたりもした。それと、自分の近くで起こった近親者の生き死に・・・最近の高校のクラスメートと中学の時の親友のダンナさんの相次いでの急死も思い出された。まあ、どちらの知り合いもゲロンティアスみたいに「ワシもうすぐ死ぬで。死にたくない~。お友達よ誰か助けて~。」などと言うヒマもなく、何もお別れも言わずに死んでしまったんだけど(心筋梗塞とかだったもんで)。.

(あと、雑な発想で申し訳ないのだがテレビの「世にも奇妙な物語」の一篇「ラスト・シネマ」を思い出した。人間が死ぬときに見るという「走馬燈」を編集して映画として死んだばっかりの人に見せるっていう話ね。アレ、割と好きで心に残っている。)
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いらしていた観客の方々は(想像すると)威風堂々とかチェロコンとかしか知らないしこの曲聴くの初めて、みたいな方が圧倒的に多かったと思うのだが、まるで・・・マタイ受難曲を全部聴いた時とか、いやはたまたマーラーの2番か3番聴いたあとみたいなブラヴォーと拍手の嵐だった。なんか私が作ったわけでもないのに妙に誇らしい気がした。「ねっ、英国音楽もちゃんといい演奏で聴けばいい曲でしょ?」みたいな。誰目線だよ。.

ちなみにたまたま隣に座ってた知らない男の人は、例の天使の最後の「アレルヤ!」で歌手がちゃんと高音出したので(人によっては低い音に逃げる時もある)、ちっちゃくガッツポーズしてた。私は「おお、この人わかってる人や!」って思った。

独唱者はみなよかった。前記のように国籍は色々で三国同盟みたいだったけど、純粋に声質だけで選ばれた印象。ドイツのテノールなのに英国テノールの声がちゃんとしていたし、メゾの人は深い声が・・・ディム・ジャネットというよりは(私の好きな)イヴォンヌ・ミントンを想起させた。バリトンの人は声量に圧倒された。
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サントリーでの演奏は聴いてないのだがネットでの感想を呼んだ限りでは圧倒的によい評判だったようであったし、川崎でもとてもよい演奏と、よい観客の皆様であった。フライング拍手やフラブラもなく。熱狂的な拍手は合唱団が順番に退場するまで続いた。オケがはけたあとも指揮者と独唱者が出てきてカーテンコール。,

さて、前記の「この曲の良さを教えて」と聞いてきた方の感想は、Twitterの感想を検索してたらひょっこり出てきた。大満足されたようでよかった。何か変な事言わなくてよかった。自分の好きな指揮者は信じるコトである(なんかエラソーですいません)。.

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家に帰って、午前中から見ていたドラマ「5時から9時まで」(山Pがお坊さんの役で石原さとみちゃん主演のやつ)の続きを期間限定無料配信で見たが、涙腺が緩んでいたのかまた泣いてしまった。そのあと新番組のドラマ(アニメのアレの実写版ね)「この世界の片隅に」を見て、またもや泣いてしまった。人間の生み出した(作り出した)ものを見て、わざわざ泣く。そんな不思議なことを人間はいつから、どうやって編み出したのだろう・・・とかアホなことを考えてた。あと、自由自在に涙をコントロールできる俳優さんはすごいなと思った。俳優って・・・演奏家って・・・人間の歴史においてどういう職業なんでしょうね(そっからかい!)。

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「海の日」は前日同様あまりにも暑くて、出かけず。(ケーブルテレビで)楽しみにしていたテレビドラマ版の「ウォーターボーイズ」の一挙放送を見ていた。映画版はちゃんと映画館で見たしテレビでも見た記憶があるが、テレビドラマはいまいち出演者に小粒感が(当時)拭えず、全く見たことがなかった。

今見ると・・・まあとんでもない豪華メンバーである。主役に山田孝之さん、サブ主役に森山未來さん、瑛太さん、主役の親友に田中圭さん、シンクロのメンバーの中に星野源さん・・・。今や主役張れるでしょみんな。まあ、そもそも映画でのメンバーの後輩の話だし、映画よりはるかに数々の困難を乗り越えて最後の文化祭にこぎつけるため(11話も引っ張らなければならんしな)大変に長く、「なんでこんなに教頭先生はシンクロやらせたくないのかしら」とずっと思って見てた。布施明さん好きなので見てるの辛い。あと、肝心な時にいつも真鍋かおり先生は懐妊するし、今ではゆるぎないイケメン枠の玉木宏さんは映画版と同じとんでもないおもしろ枠で登場するのがよい。

YouTubeにドラマのメイキングがあったので事前に見てたのだが、合宿など本当に大変そう(シンクロは役者さんが本当に演じている)で、最後の発表会は甥とか親戚の子とか見てるみたいなハラハラ気分だった。それと、あとのほうはついついあんまり出番の少ない田中圭さんと星野さんを探せ!という感じになってた。田中さんは「クランクアップで唯一泣いた」というドラマだったそう(その後「おっさん」のクランクアップ時にも泣かれていたが)。

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2017年12月16日 (土曜日)

ブルーメン・フィル 第47回定期演奏会 シベリウス エルガー他

Blumen47_3ウォルトン:「スピットファイア」前奏曲
シベリウス:交響曲第3番
エルガー:交響曲第1番
指揮:寺岡 清高
ブルーメン・フィルハーモニー管弦楽団
(2017年12月10日 杉並公会堂)
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年末調整業務で忙しく、感想を書くのが遅れてしまった。いつも入場はがきを頂くので、(趣味と合わないプログラムでなければ)行かせて頂いている。アマオケだけれどもこちらはプロと遜色ない演奏をいつも聴かせて頂いている。
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前回行った時は大好きなコルンゴルトを聞かせて頂いたが、今回も英国好きのわたくしとしては大好物プログラム。シベリウスも過去に5番を聞かせて頂き、大変満喫しました。いつも2人の入場を許されるはがきを送って頂くので、今回はいつもアマオケのタダ券回してもらってるヲタ友を(お礼も込めて)誘って行った(いつものように席はバラバラ)。世の中持ちつ持たれつということで。
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いつもコンサート前にロビーでコンサートをしてくれるので楽しみに早めに行ったのだが、なんだかクリスマスに因んだ合奏曲で、「ええ・・・」という感じ。しかも全くMCなしで「安室奈美恵のコンサートかよっ」と突っ込みたくなった。いや何も言いませんですが。
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まず、大好きな「スピットファイア」前奏曲。この曲はついこないだ「M-1グランプリ」で優勝が決まった時に流れたなあ。そんで「ああっ!スピットファイアだ!!なんで?嬉しい!!」とか(別に誰が優勝してもどうでもよくなって)大騒ぎしてしまう。去年もそうだった・・・ような・・・。
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しかしまあ、ナマで聴くの初めてである。この指揮者さんはとても盛り上げ上手なので、普段でも大好きなこの曲が数倍よく聞こえる。なんて素敵な曲なのだろう。ウォルトンのこのへんのカッコイイ音楽ばっかり集めたコンサートを開いてほしいわ。映画音楽と、皇室関係もので。
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しかし、大体この曲は「前奏曲とフーガ」となっているので、フーガがないと「あ、後半ないんだ」とちょっとがっかりする。演奏時間の関係なのかな。
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コンサート前半シベ3。実はあまりなじみのない3番なので事前に一回聴いたくらいだが、ナマ演奏はとてもよかった。シベリウスに造詣の深い?友人もよかったとほめてたからよかったんだと思う。
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後半、メインのエルガー。「交響曲第1番」と名の付く交響曲の中ではマーラーの巨人と並んで好きな交響曲。まあ、マーラーの1番はかなり若い頃の作品なのに対して、エルガーの1番はかなりおっさんになってからの作品である。ということで・・・まあ、ここのオケさんはプロ並みの演奏力ということで忌憚ない感想を書かせていただくと。
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この指揮者さんはちょっと聞かせ上手過ぎた。盛り上げ上手だし、何も考えなければとても素晴らしい演奏だし感動もするだろうと思う。だが、私はこの曲の演奏についてはCDや演奏会で本場ものの演奏を聞くことがほとんど。日本人指揮者でも英国スペシャリストの尾高さんの指揮で、とか。なので、どうしても「大英帝国の夕暮れ」的な演奏を耳が求めてしまう。日本で言えばわび・さび的な。まあ、これはどうも仕方がない。技術の高さゆえのわがまま。ごめんなさい。
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アンコールはまた・・・ニムロッド。英国もののコンサートでは必ずニムロッドがアンコールになるのだけど、正直ちょっと飽きた。こないだの尾高さんのコンサートの時もだったし。いい曲なんだけど。ここは是非「威風堂々」をお願い。ダメですか?
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・・・とまあ、いつもよりちょっと辛口感想になってしまい申し訳ないのですが、いつも楽しませて頂いておりますので、またよろしくお願いします。
 
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次回のこのオケのコンサートはヴェル・レクらしい。憧れのディーヴァ、加納悦子さんが出演なさるので行きたいなあとは思いつつ、これはいくら何でもタダ券は貰えないよなあ・・・・。

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