2019年4月15日 (月曜日)

東京春祭/グレの歌

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シェーンベルク:「グレの歌」
指揮:大野和士
ヴァルデマール王(テノール):クリスティアン・フォイクト
トーヴェ(ソプラノ):エレーナ・パンクラトヴァ
農夫(バリトン):甲斐栄次郎
山鳩(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子
道化師クラウス(テノール):アレクサンドル・クラヴェッツ
語り手(バス・バリトン):フランツ・グルントヘーバー
管弦楽:東京都交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:マティアス・ブラウアー
合唱指揮:宮松重紀


今年2グレ目である。3グレ・4グレ行けるかどうかわからん。しかし、いやはや素晴らしかった。途中色々と「アレ?」「ドヤ?」と思うところはあったけれど。

人生5グレ目。それでもなお、初グレの若杉/N響を超える事はできない。YouTubeに残る演奏を折に触れて見聞きするけれど、アレをいまだに超えられない。トゥ—ランガリラがいまだに初めて聴いたサロネン/N響を超える演奏がないように。

それにしても思うのが、日本人は(というか東京のクラヲタは)なんとグレの歌を聴ける機会の多いことか。演奏会やオペラに行くと必ずTwitterで感想を検索して読んでいるけれど、異常なほどみんなの耳が肥えているのがわかる。世界的な歌手・指揮者や合唱団を集めての演奏でも「イマイチ」「行かなかった人正解かも」みたいな感想が並ぶ。

どうして。

先月、カンブルランのグレも聴いた。ホールのせいもあったのかもしれないけど、1階席の前の方だったにも関わらずけっこう混沌としていた。しかも、テンポが遅くて私は付いていけないところもあった。しかし、全体的にはよくまとまっていたし(破綻をきたしていなかった)。

今回の大野さんの指揮は、わたし的には好きな感じだった。緩急がはっきりしていてとても心揺さぶられた。正直カンブルランは・・・若干全体にノロい感じがしたので。ただ、大野さんの指揮は時々びっくりするくらい早くなったりするので歌手や語り手がついていけなくなったりする場面もあり、スリリングではあった。

カンブルランから一か月しか経ってないのでどうして比べてしまうけど、平均的に言ったらどうなんだろう・・・同じくらいなのかな。カンブルランは平均的にすべてよかった。歌手も酷い人はいなかったし(とび抜けてうまい人がいるわけでなく、みなうまかった)。

大野さんの今回のは、歌手のデコボコが激しかった。ネットでもかなりぶっ叩かれてたけどワルデマール王のテノールはほとんど・・・聴こえない。私は2階席の結構舞台に近い席だったのだけど、それでもなお。他の歌手は全員ちゃんと聴こえてたし。オケの音がでっかかったところではなく普通の演奏なときでさえテノールはよく聴こえなかった。なにかの罰ゲームでテノールだけプラスチックの密閉容器に閉じ込められているのでは・・・と思ったほど。テノールの歌うところはオケは抑えめに演奏してたのにも関わらず、それでもあんまり聴こえない。カンブルランの時のロバート・ディーン・スミスがなんと有難かったことか。

トーヴェ役のソプラノはみんなが言ってるほどひどくはないと思う。ただ「少女」ではないなあ。私の好みからいうと立派過ぎる。こればっかりは私のひいきのレイチェル・ニコルズさんの方に軍配を挙げちゃう。

名歌手しかキャスティングされない山鳩は、今や世界最高の山鳩歌手として君臨している藤村さんなので、もう文句はない。はは~~~とひれ伏してしまう。ブランゲーネとヴァルトラウテ(黄昏の)に関しては彼女の右に出る歌手はいないだろう(他の役もだけど)。日本にもイギリスみたいに「サー」とか「デイム」とかの称号があったら藤村さんはデイムにふさわしいと私は思う。

道化師クラウスの人は、ひどく酔っぱらっている体で登場してびっくりしたが、歌唱としては普通かなと思った。

農夫の甲斐さんはとっても素晴らしかった。藤村さんには負けじと・・・頑張ってた感があった。そうよ、海外で活躍されてる日本人歌手は皆さん素晴らしい。

往年のヴォツェックとして名高いグルントヘーバーのキャスティングには驚いたが、80歳超えとのことで杖をついての登場。しかし私は前日たまたまYouTubeで老ハンス・ホッターの見事な語りの映像を見てしまったのでいかんちょっと比べてしまった。大野さんももうちょっとテンポを遅くしてあげればいいのになって思った。

最後の合唱はさすがに東京オペラシンガース。盛り上げるだけ盛り上げて、終わりよければ・・・という感じか。全体的に言うとホールのせいか分離がよかったので細かいところまでよく聴こえてよかった。都響の演奏も美しかった。最初のヴァイオリンソロは「アレレ?」って思ったけどあとのほうはとても奇麗だったし、トランペットの難しいソロも立派に吹けていてよかった(読響のときはおっかなびっくりだったので)。

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2019年3月16日 (土曜日)

グレの歌 カンブルラン

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シェーンベルク:「グレの歌」
ソプラノ=レイチェル・ニコルズ
メゾ・ソプラノ=クラウディア・マーンケ
テノール=ロバート・ディーン・スミス、ユルゲン・ザッヒャー
バリトン・語り=ディートリヒ・ヘンシェル
指揮=シルヴァン・カンブルラン
読売日本交響楽団
合唱=新国立劇場合唱団(合唱指揮=三澤 洋史)

(3月14日 サントリーホール)
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給与計算真っただ中の中、むりやり業務を終わらせてフレックスで都心から遠く離れた会社から1時間以上かけてサントリーへ。なんと遠くなったのだろう。地方から都心に駆けつけるクラヲタの気持ちが少しわかる。帰りは20分くらいなんだけどね。
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券は早々に完売、しかし当日になって当日券は若干出ますとのことだったが、行ってみると(アッシジのときみたいに)当日券のところに人が並んでいるわけでもなく、結構普通に買えてるのを見て、「意外と当日券20枚に萎えて諦めちゃった人も多かったのかも」などと思ったりもした。
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生グレは4回目。ずいぶん昔になるけど、私にとっていまだにベスト生グレは若杉さんとN響の演奏である。YouTubeに上がっているのでご興味のある方はご覧になるとよい。さすがに日本人の主役二人の方はひと昔前感はあるものの素晴らしい(テノール独唱がオケに埋もれずちゃんと聞こえる)し、それをはるかに飛び越えた高いレベルのルンケルの山鳩の名唱は歴史に残るものだと思う。何より若杉さんのメリハリの効いた指揮と完璧なテンポ感は、録画でもよく伝わってくる。
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ところで今年はグレの歌当たり年。大規模なオケと合唱・名歌手を必要とするためにそう滅多にやらないこの曲を、3つの日本のオケが取り上げる。もしかして「日本グレの歌選手権」でもあんのかな?と思うくらい歌手が凄いゴーカである。ほぼみな外人で、主役級はバイロイト他世界の歌劇場で歌う名歌手を揃えてきている(藤村さんは言うまでもなく「外国人級」枠である)。とくにノットが語り手に名歌手トーマス・アレンをぶっこんできたのはイギリス人の本気を感じる。
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さてカンブルラン。何年か前の読響「トリスタンとイゾルデ」の時のイゾルデとブランゲーネの役の歌手をキャスティング。テノールにはヘルデン・テナーで有名なロバート・ディーン・スミスと万全である。
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とくに清楚にして声量もあるレイチェル・ニコルズのトーヴェを、私は一番楽しみにしてきた。相変わらずのキュートなショートヘア、ワンショルダーのシックでセクシーなドレスがお似合いですわレイチェル。紹介文を見ると近年はシュトラウスのエレクトラを歌ったらしい。えー、バッハの宗教曲のソリストもする人がエレクトラ・・・汚れ役もやるんだねえ。YouTubeを探すと予告編的なのが上がってたけど。
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肝心の演奏だが。カンブルランの演奏は全く意外なことにやや遅いテンポでゆったりと聴かせていた。前の「トリスタン」みたいな快速演奏を想像していたので全く驚いた。しかし、テンポが遅いからと言って全くだれることはない。
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ヴァルデマル王のDスミスは(私は一階席の左端に近い席だったので見えにくかったのだがどうも暗譜だったようだ)とにかく「王様感」が凄い。外見から言ってもう王様そのものである。そこに相手役の清楚な「少女トーヴェ」にニコルズはぴったり。そのままオペラの舞台でもよさそう。二人の歌唱はまったく重なることなく、紅白歌合戦のように世にも美しいメロディーを惜しげもなく交互に歌う。一個一個のメロディをオペラアリアにしてもいいくらいなのに、美メロの無駄遣い。
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さすがにオケの大音量でテノールは埋もれてしまったところもあったけど、後半は力いっぱいの美声で高音を響かせていた。凄い凄い。ニコルズもまるで周りは星空のように輝かしく、不思議な少女トーヴェを歌う。トーヴェはずっとこのまま、舞台に残って歌って欲しいと思ったけど前半しか出ないんだよね。
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さて、もう一人の主役山鳩。前のブランゲーネは主役を食う勢いの素晴らしいマンーケだったが今回の山鳩も素晴らしく。人間じゃなく鳩に何故こんなドラマティックな歌を?といつも思うが、深い表現を求められるので名歌手しか歌わない。(メゾソプラノの目標と思われる役だが、Twitterを漁ってたら清水カスミさんも聴きにいらしてたらしく「いつか歌ってみたい役」とのこと。彼女の山鳩聴きたいな。)
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第1・2部が終わり休憩。ワーグナーのオペラにも増しておっさん率高く、男性トイレの行列が見られた。
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第3部。いつものようにオケの後ろの座席に合唱団が現れたが、意外なくらい人数が少ない。「こんなもんだっけ?」と若干当惑。少数精鋭なのかしら。
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第3部は第1,2部とはちがい、後期ロマン派のねっとりと爛熟の世界から、のちのシェーンベルクの作品に近い無調なエキセントリックな感じになっていく。最初に大部分作曲したあと10年くらいしてあとのほうをオーケストレーションしたもんで(すでに無調の人になってた)、前半と後半の雰囲気が違う。それでふと思い出したが、ずいぶん昔にストラヴィンスキーの「夜鳴きうぐいす」というオペラを聴きに行ったときも同様な事情があり、もう前半と後半がまるで違う作曲家が作ったみたいになっててそれはもう凄い違和感だったのを覚えている。
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私の頭の中では、前半は昨年観たエドアルド・ムンク展の数々の絵画で、後半はこないだネットで観た映画「ティム・バートンのコープスブライド」のストップモーションアニメの白黒の世界が広がっていた。骸骨の家来とともに毎晩荒々しい狩りを続ける王様、怯えて大声を上げる農夫たち、わけのわからない歌詞の滑稽な歌を歌う道化師(中学生のころから「パレ・グローブとエーリク・パーって誰だろう。今は子供だからわかんないけど、大人になったらわかるんだろう」と思って人生を送ってきたけどいまだにわからん)、そして最後はシェーンベルクお得意のシュプレッヒシュティンメの感動的な語り・・・ああ、なんという素敵な世界。シェーンベルクは絵がヘタクソだったから奴に映像化はムリだけど、ティム・バートンに映像化して欲しいな。
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さすがに最後の合唱は新国立だけあって素晴らしかったが、もうちょっと人がいても良かったかな感。フライング・ブラボーもなく、よいお客さんに恵まれた。TVカメラが入り録音もしてたのでもしかしてアッシジみたいにCD化されるのかな。されたら欲しいな、レイチェルさんの歌をまた聴きたい。もうすぐ読響を離れるカンブルランへの感謝の拍手はなかなか終わらず、私も合唱団がはける最後まで拍手をした。まあ、曲に慣れているせいか初アッシジの時みたいな衝撃はなかったけれど、素晴らしい音楽を体いっぱいに浴びてとてもいい気分だった。
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読響シンフォニックライブで放送されるらしい。
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2019年2月10日 (日曜日)

ハンス・ロット/交響曲第1番 ヤルヴィ/N響

1549796754314_3R.シュトラウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品8
ハンス・ロット/交響曲 第1番 ホ長調

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン:アリョーナ・バーエワ
NHK交響楽団

(2月10日 NHKホール)

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みんな大好きハンス・ロット。「ヤマザキ春のパン祭り」ならぬ、「ハンス・ロット祭り」にやっと参加。何でも昨日の土曜日には昼間に神奈川フィルがみなとみらいでロットの1番を演奏、同じ日の夜にはヤルヴィ指揮のN響がロットの1番を演奏し、翌日の日曜(本日)の昼間にもヤルヴィ/N響でロットの1番を演奏。2日間に日本の首都圏で3回もこのレアな交響曲が演奏されたのである。3ロットともコンプリートされた方ももしかしていたかもしれない(Twitterでちらっと見たが何でもN響のトロンボーン奏者がインフルにかかり神奈川フィルの奏者が急遽カヴァーしたなんて話も)。
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私は言うまでもなく土曜日はタンホイザーに出かけてたため、神奈川もNHKも行けなかった。神奈フィル行きたかったなあ、行けば実穂子さんのリュッケルトも聴けたんだよね。まあ、新国タンホイザーもよかったのでこれは我慢我慢。
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日曜日のNHKで当日券を求めに参戦。結構残ってたのでよかった。知らなかったんだけどN響は自由席ってあるのね。まあ後ろの方なんだろうけど。係のおねいさんに一瞬自由席も勧められたけど今回はレアなコンサートなので奮発してA席で。
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NHKはバーエワちゃんの弾くシュトラウスのヴァイオリン協奏曲とのカップリング。大変申し訳ないが2月に会社が移転し通勤時間が大幅に伸び残業続きのため、あと昨日のワーグナー鑑賞もあり、疲れてシュトラウスは爆睡。ほとんど覚えていないので感想はなし。大枚はたいたのに勿体ない。許して。大好きなシュトラウスでこんなの初めて。
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さてロット。以前アマオケさんによる「田園前奏曲」の日本初演には出かけたことはあるが、交響曲はナマでは初めてである。日本のトップオケ、しかも名指揮者ヤルヴィの指揮ときたら、凄い演奏になるに違いない。
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音楽が始まって最初の方はさすがにあの「エデンの東」みたいなメロディが流れてきて謎の気恥ずかしさに襲われてなんかモジモジしてしまったんだけど(わ、わたしだけ?)、だんだんと・・・アレを思い出したわ、貴志康一の交響曲「仏陀」を。なんか若者が凄く頑張って交響曲を作っているけど、色々な作曲家の既存の曲に似てしまっている・・・ような。でも、この曲の「聴いたことある」感の大半はマーラーの交響曲だ。それはまあマーラーがあとで彼の曲を引用した(パクった・・・というよりも不幸な人生の彼を悼み彼の曲を後世に伝えるために、かと)ことに起因するのだけど。
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本当ならば忘れ去られるところであったロットの曲を、世界的に有名な指揮者が指揮し、腕のよいプロの楽団が演奏する。聴いていてなんだか私は「これでいいんだよ、拙いところもたくさんあるけれど、みんな君の音楽を愛しているんだよ。」とヤルヴィが語り掛けているような気がした。色々音が多すぎるとかうるさいとか、若書きの音楽にありがちの曲だけど、これはこれで良き。
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大好きな第3楽章のスケルツォ、私は周囲に観客がいない(しかも後ろは壁)ことをいいことに、心おきなくヘッドバンキング。1階の前のほうにいた観客も首を振ってノリノリだったのでいいんじゃないかな。
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第4楽章はなんか終わりそうで終わらなかったり、最後は意外にも静かな終結。聴衆の拍手は素晴らしく。いやはや約1時間の大曲が短く感じた。「えーこれ3回も行く人いるの?」とか聴く前は思ったけど・・・行く人の気持ちわかるわ~。私も3回はないけど、タンホイザーがなければ神奈川とNHK、両方行ってたと思う。
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珍曲マニアの知り合いに会うかと思ったけど、意外と誰にも会わず。昨日行ってしまったのかな。帰りに渋谷塔に寄り、バルビローリのトリスタン第2幕完全全曲盤(カットなしアメリカ初演)を発見?したので購入。フラグスタートはもとより、謎のトリスタンとブランゲーネ、マルケ王もみんな意外と良い歌唱。1290円はお買い得。1939年(!)録音。・・・実は昨日のワーグナーからまだ抜け切れてないの。

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2018年7月10日 (火曜日)

ザ・シンフォニカ第64回定期演奏会

Sym64_omote1ヨハン・シュトラウスⅡ:喜歌劇「こうもり」序曲
ヨハン・シュトラウスⅡ:ポルカ「クラプフェンの森で」作品336
ヨーゼフ・シュトラウス:「鍛冶屋のポルカ」作品269
ヨハン・シュトラウスⅡ:「トリッチ・トラッチ・ポルカ」作品214
Jヨハン・シュトラウスⅡ&ヨーゼフ・シュトラウス
ヨハン・シュトラウスⅡ   ワルツ「芸術家の生活」作品316
シューベルト(ウェーベルン編曲)  6つのドイツ舞曲 D.820
ヨハン・シュトラウスⅡ   ポルカ「雷鳴と稲妻」作品324
ヨーゼフ・シュトラウス   ワルツ「天体の音楽」作品235
リヒャルト・シュトラウス  歌劇「ばらの騎士」より
(オリジナル抜粋版)

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阪 哲朗指揮/ザ・シンフォニカ
(7月8日 オペラシティコンサートホール)
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相変わらず病気なので(おっさんずラブの)、林遣都君の出る「ストロベリーナイト」をケーブルテレビで観るのを楽しみにしていたが、前日急なコンサートのお誘い。まあ、ぎりぎりまでは観られるかなあと快諾したものの、結局最後の10分くらい観られず。まあ、どっかで観れるでしょう。なんか遣都君怖かったなあ。
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実はあまり・・・ウィンナワルツが得意ではないのでこのコンサートは行くつもりはなかったんだけど、演奏は素晴らしく、正月のウィーン気分を味わった。誘ってくれた友人に幕間で「あけましておめでとう」とか言いそうになった。真夏のクソ暑い初台。二曲目の「パホ♪」で一気に正月気分に。
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赤の他人シュトラウスの「薔薇の騎士」は組曲ではなく、オリジナルの抜粋版とのことだがこの曲も・・・私の中では真冬の曲なので(初めてウィーンに行った時にこの曲を国立歌劇場で観た。2月だった。)なんかいい感じに涼しい・・・いや外に出たら暑いけどな。
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というわけで、今回の本当の目的はこれだ。(ごめんなさあああい)
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ウチの近所のぴあがなくなってしまったので、ステージぴあを置いてあるところが近隣になかった。新国立にはあるということだったので、終演後すぐにゲットしに。田中圭沼に深くハマっている友人の妹さんと会社の女の子の分の合計3冊を頂いた。まだたくさんまだ残ってた。つか、こんなマニアックなところに取りに来る沼の人はおらんと思う。あ、田中さんのインタビューが載っているんだね。
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普段、私は音楽雑誌でさえも買わない人だったのだが、このところとにかくおっさんずラブの記事や田中さんの記事さえあれば何でも雑誌を買ってしまうという病気にかかっている。おっさんずラブは確実に経済を回している。普段演劇なんか見ない会社の女の子も、めでたく田中さんの舞台の券をゲットして、楽しみにしている(いいなあ)。
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アニメージュなんて久しぶりにみた(まだあんのか)。いや、学生時代、容貌からアニメオタクに間違われることが多かったので(怒)、この雑誌あまり手に取ったことはないんだけど。初めて買ったわあ。みんな、おっさんずラブに乗っかろうぜ。そして経済を回そう。田中さんと林さんをドラマに出演させよう。とりあえず私は何でも観ます。推しのいる生活は素晴らしい。あ、田中圭さんは星座と血液型一緒なのでちょっと親近感。

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2017年9月 3日 (日曜日)

懐かしい「グレの歌」の映像

子供のころからの重度クラヲタだったので、昔のアイドルとかの映像を見てもちっとも懐かしくない。昔からテレビは大好きなので歌番組とか当たり前に見てたのだけれど。
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懐かしくないなあ。聖子ちゃんとか伊代ちゃんとか。ごく普通。
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で。最近YouTubeで見つけて、強烈な懐かしさを覚えたのがオザワのグレの歌。今でこそいろいろなグレの歌を聴いているけど、私のマイ・ファースト・グレはオザワである。ある日ラジオかなんかで聴いて衝撃を受けて、おこちゃまの限りあるお年玉を使ってレコードを購入したのである。
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で。
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それってライブ録音だったはずだったんだけど、映像があるのは知らんかった。演奏はまあ自分の聴いていた演奏と同じで素晴らしい(いや当時はこれしか知らんかったもんでな)のだけど、映像を見て驚いた。なんというかものすごく時代を感じる映像なんである。カメラワークが昔のバラエティ番組とかそんな感じなんである。しょっぱなの周りがぼやーんとしてるのとか。画面2分割とか4分割とか。今あんまりしないよね、あーゆーの。
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アレだわ、サカナクションの「新宝島」みたい(あれはわざと昔の「ドリフの大爆笑」っぽく作ってあるんだが)。
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最近近所に「業務スーパー」ができたので(隣の駅にはあったのだが)休日は行ったりしているのだけど、いろいろ物色していると「あああああ」と叫んでしまう物件があった(心の中で)。
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ロジンスキ?指揮者と同じ名前なの?レーズン?なんでポーランド語?
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家に帰ってよく見たら「ロジンスキ」じゃなくて「ロジンキ」だった。はるばるポーランドから来たレーズン。しかも78円という価格。
ウチにニンジンが一本余ってたのでサラダを作ることに。
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ニンジンとレーズンのサラダはとっても簡単。レーズン嫌いじゃなければお試しあれ。(姉が重度のレーズン嫌いのため、子供のころから一般的にレーズンって嫌われ者だと思ってた。小学校のころ姉が給食のレーズンパンを残して持って帰ってきてたのでレーズンだけほじくって食べてた記憶がある)
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1.ニンジンを千切りにして、お塩を振って混ぜてしばらく置く。水気が出てくるのでキッチンペーパーで絞る。
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2.お酢、黒コショウ、オリーブオイル、砂糖かハチミツ、レモン汁、粒マスタードなどを混ぜる(適当)。水気を絞ったニンジンを混ぜる。レーズンを好きなだけ入れる。味がなじんだら完成。
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馬肉売ってたので馬刺しもお造りして食べた。家で馬刺しが食べられるとは。業務スーパー最高。
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2017年1月29日 (日曜日)

今頃見るニューイヤーコンサート。

09_johann_strauss_ii 正月にやったニューイヤーコンサートの再放送をしていたので録画で鑑賞。
(ウィーン渡航歴3回なのに苦手なウィンナワルツを克服しようと、毎年チャレンジしてみるのだがいつも最後まで見られないで他の番組を見てしまう)
で、初めの方でスケーターズワルツが始まったので「わあ、スケーターズワルツじゃん!大好きこれ!」と思ってノリノリで聴いていたものの、よく考えてみたらこれウィンナワルツじゃないじゃん(フランス音楽)。
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ちなみに「波濤を超えて」も好きだが、メキシコ音楽である。やんないの。
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昔、シモンボリバルとドゥダメルが来日する前に、ゲイゲキでポスターを眺めて「よくわからんけど楽しそうだし行こうかなあ・・・」と悩んでやめたことを今も後悔してる。悩んだ時は行くべきだと思った。
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先週、営業所の女の子(はたち)が会議に来たので、「成人式の写真を見せて」と言って見せてもらったら、スマホに大量の和服のおにゃのこたちの写真があったものの、写真に写っているすべての人間に動物の耳と鼻・ヒゲなどが書いてあった(流行りのアプリ・SNOWが入ってるらしい)。私はあきれ返って「これじゃまるでタヌキの成人式みたいじゃない!」と言ったら「違いますよ~!ネズミですよ!」と返されたけど、そういう問題じゃない。
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先週、会社で給与計算が佳境に入った遅い時間に、カチョーが役所からきた書類を見ながら「このパタハラというのはあまりなじみがないな。パタリロなら知ってるけど」20代の社員ら「パタリロ・・・?知らない・・・。何ですか?」シュニン「あ、なんか思い出した・・・タマゴかぶってるやつでしょ?」わたし「それはカリメロ・・・」 忙しすぎてみんな頭おかしくなってる。
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昨夜の「らららクラシック」に2011年のヴィエニアフスキコンクールファイナリストの弓新さんが出演されていましたね。ちょびっとだけどブラームス素晴らしかった。コンクール実況で見聞きした人が活躍してるの見るのうれしい。
 

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2015年4月24日 (金曜日)

陽気なインキネン ブルックナー第7番

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ブルックナー:交響曲第7番
指揮:ピエタリ・インキネン
ピアノ:アンジェラ・ヒューイット
日本フィルハーモニー交響楽団
(サントリーホール)
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(非常にPCの調子が悪く長い文章が書けませんので悪しからず。そろそろ買い替え時かなあ)
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ずっと残業で忙しく、平日はコンサートどこではなかったが、今日はついにそんな毎日にぶちぎれて定時きっかりにあがる。
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サントリーホールのコンサートに行きたい。
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ただ、それだけで何もない。誰でもよかった。どこどこの○○ラーメンが食べたい、と急に思い始めると止まらないように。とにかくサントリーの響きに身を委ねたい。
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ということで、本日はインキネン。なんでたまたまサントリー行くとインキネンなんだろう。ファンでもないのに。当日券がいつも余っているからなんではないだろうか。これは問題だ。
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インキネンは(チラシで見ると)イケメンである。でも、今まで行ったコンサートはちょっと指揮者が見え辛い席だったので、あまりよくわからなかった。だもんで今日は前から三番目にしてみた。まあ、よく見えた。インキネンは銀縁メガネをかけていた。メガネフェチ超歓喜。かっこいい。危くファンになるところであった。
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今日の曲目はブラームスとブルックナー。なんという重厚なブログラムなんだろう。うな重のあとにカツ丼食べるようなもんだ。しかし、今までの私の頭の中のインキネン情報によれば、すっきりさっぱりな演奏をする指揮者なので、おそらく胃もたれすることなく2曲聴くことができるだろう。
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一曲目ブラームス。私は強度のブラP協2フェチであるので実は1番はあまり印象にない。何回か聴いてみたものの、2番ほどいいとは思わなかった。でも1番のほうが有名なんだよね。
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本日はヒューイットさんの希望で、ピアノはファツィオリだという。ファツィオリ・ファン狂喜。でもブラームスに合うのかしら。すっきりさっぱりのインキネンの伴奏(ブラームスで伴奏って言うのもどうかと・・・)と、まるでバッハみたいなピアノで、いったい誰の曲だかわからなくなった。ただ、ファツィオリの音はとても綺麗で、私は大好き。こないだテレビで聴いたトゥランガリラ(カンプルラン&読響の)のピアノはファツィオリで、そういう曲にこそファツィオリは素晴らしい。
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二曲目ブルックナー。この指揮者のマーラーを2回聴いているのでブルックナーだってどんな演奏かだいたい想像がつく。しかしどっちかっつーと苦手なブルックナーなので(ただ、7番はわりと好きだ。第1楽章の「ラインの黄金」に似てる感、第2楽章の敬虔で美しいメロディ、第3楽章のバケラッタ、等)、このすっきりさっぱり感が結構好ましく。それと、サントリーホールの響きが良くて、強奏のあとの残響が会場にジグザグと響いて、波のように消えていく。それはとても美しくて、今さらながらいいホールだな、と思った。
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そして、日フィルの金管楽器には私のタイプのメガネ男子がすくなくとも3人存在することを発見。
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コンサート楽しい。しかし仕事ごっちゃり残してきたので明日は休日出勤(泣)。

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2015年2月15日 (日曜日)

ザ・シンフォニカ第57回演奏会 ブルックナー/交響曲第8番

ドビュッシー:管弦楽のための映像より「イベリア」
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1890年ハース版)

高関健指揮/ザ・シンフォニカ

(すみだトリフォニーホール)

いつもお世話になっているアマオケのザ・シンフォニカさんの演奏会。行かせて頂いたのは今回で5回目のようである。

本日は自由席のため、早めに外に並んで席ゲット。指定席の時は全然ギリギリで行くんだけど。まあ、自分も好きな席に座りたいんで。いつものように2階席の一人づつ座れるところをゲット。アレはいいねえ。他のコンサートホールもああいうの作ればいいのに。オケもよく見えるし、他人に邪魔されず贅沢な気分。

で。

今回は、比較的自分のテリトリー外の楽曲。だからろくな事は書けないのでごめんして。ドビュッシーは初めて聞く曲(えええ~~~??って言うかもしれないけど、私の音楽鑑賞は大変偏っていて、おふらんすものは殆どダメ)である。

ドビュッシーといえば。

先日、NHK教育で放送されたN響の「ペレアスとメリザンド」。私は途中まで調子よく聴いていたものの、途中で寝てしまった。まあウチのテレビは全録画機能がついているので、また聴けばいいやって思ってた。だのに。私は何かの間違いでコンセントを抜いてしまったのである。全録画8日分が一気に消えてしまった。

嗚呼。

ということを思い出しながら、イベリアを聴いていた。しかし、まあスペイン風だな音色だなとか思いつつ、何故かイベリコ豚食べたいなとか違うことを考えていた。

ごめんなさい。(なんという聴き手だ)

さて、メインのブル8。昨日、予習と称して高関さんの「ブルックナーの8番を語る」的な動画を(途中まで)見ていた。高関さんはハース版にこだわってらっしゃるらしい?ということであるが、私はブルックナーはハース版だろうがノヴァーク版だろうが全くわからない。ブルックナーはブルックナー。(あとでツィッターで見たところ、色んなところに面白い発見があったらしいんだけど、ワタシ全くわからず)

指揮者高関健ブルックナー交響曲第8番について語る
https://www.youtube.com/watch?v=QnW3OjeHmJo

動画を見るとわかるが、高関さんは大変イケボである(と、前に聴きに行った戦争レクイエムの時に知った)。

ブルックナー素人の私だが、8番は比較的親しんでいるほうである。でも実演は初めてかも。ブルックナーの実演、7番と9番しか聴いたことないらしい(自分のブログによると)。

それにしても。ブルックナーの演奏会というのは見た目地味である。大編成ではあるけれど。普段マーラーとかシュトラウスばかり実演を見ているからね。オーケストラ三社祭みたいなのが基本的に好きなので、それに比べるとブルックナーじゃホントに見た目の動きがないのである。

ブルックナーといえば、目立つものというとワーグナー・チューバを使用するってとこかな。で、本日は初めてワーグナー・チューバ使ってるのちゃんと見た。何故か他の演奏会でも、はたまたワーグナーの演奏会でも席の都合なのか見えなかった。いやただ気にしてなかったのかも。

今日はホルンの人たちが4人ほど楽器持ちかえで吹いてらっしゃるのを確認。そーゆー指定なんだろうけど何か大変そうである。曲中何回も持ちかえてたし、ホルンは唾たまるし。(私は学生時代ホルンとトランペット経験者なので金管楽器が気になる)

それと。

舞台の一番後ろでずっと座ってたパーカッションの人たちだが大変ヒマそうである。第3楽章のあとのほうで出番がやってきたようで(その前も出番があったのかは不明)、喜々としてトライアングルとシンバルを演奏してらしたが、そのあとの派手なはずの第4楽章は出番なく。

なんかかわいそう。お茶でも出してあげたい。

同じ打楽器のティンパニーの人は結構出番多くて、ずっと立ちっぱなしで。たまにはバチを一本持っててあげるとか手伝ってあげればいいのにとか思った。マーラーやシュトラウスみたいな派手な曲だと、大太鼓やら銅鑼やら、ウィンドマシンやら色々あるのに、ブルックナーって打楽器はほぼティンパニーばっかりなの。まあ、本来はシンフォニーはこういうもんなんだよね、ベートーヴェンとか。

全体に堂々としたテンポでゆったりとした演奏という印象(違うの?)。シンフォニカさんはお子さんの観客がいつも多いんだけど、楽しめたのかな。以前、マーラー9番の時に小学低学年っぽい子が普通におとなしく聴いてたのを見たので、恐れるほどでもないのかな。

なかなかブルックナーは聴く機会がないので(私が出向かないだけ)、貴重な経験でした。第4楽章かっこよかった。ブラヴォーも多く。よい演奏をありがとうございました。

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帰りにアルカキットのアカチャンホンポで出産祝いを購入。先週会社の同僚に赤ちゃんが生まれたんだけど、たまたまタイミングよく錦糸町に行く用事があってよかった。しかしたいした額でもない商品券なのに、豪華にお箱に入れてられてかわゆくラッピングされてしまった。でっかすぎて、前もって用意してた「出産祝い」ののし袋にも入らず。大したことではないけど何だか。次回からは「箱に入れないで!」って言おう。

それと。すみとりの向いにあった業務スーパーがなくなってた?帰りにいつもあそこでもやし買ってたのに。かなすい。

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2014年8月17日 (日曜日)

クーベリック/グレの歌

6379_1シェーンベルク:グレの歌
ヘルベルト・シャハトシュナイダー(テノール、ワルデマール)
インゲ・ボルク(ソプラノ、トーヴェ)
ヘルタ・テッパー(メッゾ・ソプラノ、山鳩)
キート・エンゲン(バリトン、農夫)
ローレンツ・フェーエンベルガー(テノール、道化師のクラウス)
ハンス・ヘルベルト・フィードラー(語り手)
バイエルン放送合唱団
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック指揮

【録音】
1965年3月9-12 ミュンヘン、ドイツ博物館コングレスザール(ライヴ録音)
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こないだ、塔で買ってきたCD。まあ、ここにいらっさるようなよいこのおともだちはわかってると思うけど、念のため言っておくとこのCDは犬では買えないので探さないように。

いかにも一昔前のグラモフォンの箱ものって感じのジャケットが懐かしい。中古レコード屋さんを漁ると今でも出てくるのかもね。探したことないけど。

かなり前の録音であるけれど、音はとても聴きやすい。演奏自体もそうなんだけど、バランスよくまとまっている。こんな大音量の録音しにくい曲でしかもライブなのに落ちついて聴ける。リマスターがうまくいっているんだろう。当然歌手の声もオケに隠れたりせず普通にちゃんと聴こえる。

(実演でこの曲を3回ほど聴いたが、そのたんびに「シェーンベルクは人間の声量というものをまるで計算しないで作っているな」と思う。マーラーの「千人」を聴いてごらんなさい。マーラーは歌手が一人で歌う部分では決してオケは大音響にしてないから。)

演奏はというと、いかにもクーベリックというか。ウチにはそんなにクーベリックのCDがあるわけでもないし、実演も聴いたことはないんだけど(聴いてたら凄いよね)、イメージ通りな印象。例えばケーゲルの指揮とは間逆な。ケーゲルは「いかにも新ウィーン楽派のシェーンベルク」な演奏で、やや狂気が入り混じっているけれど(たまに笑っちゃうくらい)、クーベリックの演奏はいかにも後期ロマン派の最末期に位置する作品という感じ。好みはそれぞれだし、どっちも好きだけどね。

で、歌手。

クーベリックだ!!っていうことでお店で飛びついて買ってきたものの(わりとオペラ全曲盤だといつも豪華メンバーだもんで)、残念ながらテノールはキングでもジェス・トーマスでもなく。ぜんぜん初耳のテノールである。もしかしたらどっかで活躍してたのかもしれんけど、わしゃしらん。かなり頑張っているけど、超メジャー級ヘルデンテナーに比べるとやっぱり声は少し劣る。でもまあ、苦手なマンフレート・ユングに比べればずいぶんマシ。あとのほうになるとかなりよい。慣れか。

トーヴェ役のインゲ・ボルクはR・シュトラウスの強烈役担当でお馴染みな歌手だが、やっぱりうまい・・・けども私はこの役はもうちっと清らかな声の方が好きなんだよね(まあ大体は超ドラマティックなソプラノが歌ってるけんども)。

ヘルタ・テッパーとキート・エンゲンの名前が並んでいるのを見ると「あ!マタイ受難曲じゃん!」って思ってしまう。カール・リヒターの録音の時の人たちだね。やはり往年の名歌手だけあって声に深みがあって二人とも素晴らしい。ただ、エンゲンはノーブルな声であんまり農夫っぽくないんだけど。道化のクラウスはぞんなに芸達者というわけでもなく、普通な歌唱。

最後の語りも全くオーソドックスだが、鑑賞を邪魔しないので有難い(どっかの誰かさんと違って)。曲が曲だけに大いに盛り上がって終るが、最後の拍手は入ってない。観客の雑音も非常に少ないのであまりライブっぽい感じがない。(ホーレンシュタインやヤマカズさんの千人のライブなんかと比べると)少し・・・さみしい。

今さらだが、国内盤なので対訳ついてるのが嬉しい。安いのに。

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2014年5月 4日 (日曜日)

LFJ2014 コルボ モーツァルト/レクイエム

モーツァルト:レクイエム K.626
レティツィア・シェレール (ソプラノ)
キャサリン・ピロネル・バチェッタ (アルト)
クリストフ・アインホルン (テノール)
ピーター・ハーヴェイ (バリトン)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ミシェル・コルボ (指揮)

(ホールA)

過去記事:LFJ 2013 フォーレ:レクイエム

昨年の素晴らしいフォーレに味をしめて、今年もまた成仏するべく行ってきた、コルボ先生のレクイエム。今年はフォーレじゃなくてモーツァルトで。激烈有名なモツレクだけどナマで聴くのは初めてである。モーツァルトあんまり得意じゃないから。

コルボ先生の指揮、そしてローザンヌの素晴らしい合唱団で聴けば、あんまり得意じゃないモツレクでも、きっと感動するに違いない。成仏しちゃうに違いない。そう思って券を買ったんだ。

コンサートホールとしては悪名高き?ホールAだが(でっかすぎるので)、フォーレの時にも書いたように、宗教合唱曲に限ってはその多すぎる残響が良い方に働いて、まるで外国の教会で聴いているような気分になるので、わりと好きなんだよね。

で、本日のモツレクも、モーツァルトだけになんだかウィーンのシュテファン大聖堂で聴いているような気になり、とても感銘深かった。まあ、本当言うと現地シュテファンではミサ曲は聴いたことがなくて日曜の礼拝のオンチな司祭様の調子っぱずれな歌しか聴いたことないの。音楽の都ウィーンの総本山的なシュテファンで、アレはないだろうと。

まあそれはそうと。

演奏はやはり予想通り素晴らしく。頭の先から爪の先まで神経の行き届いたローザンヌの合唱団の素晴らしさについては今さら語るまでもなく。大合唱でないのがまたいいよね。

もうすっかりコルボ先生の手兵になっているのか、我が(?)ポーランドのシンフォニア・ヴァルソヴィアも素敵な演奏。日本に来るのすっかり慣れちゃった感。たまにはシマノフスキとかやってほしいんだけど。

ソリストの方々も皆素晴らしく。ことに男声の方二人は。「あれ、名前聴いたことある」って思ったバリトンのピーター・ハーヴェイはなるほど、イギリスの名バリトン。テノールの美声も素晴らしい。シュライアーをちょっと思い出した。顔(頭?)はなんかブルース・ウィルスだったけど。

モツレクとはあんまりちゃんと向き合ったことない(もってるCDはバーンスタインだけ)んで、最初はどうかなって思ったんだけど、聴き進んで行ってラクリモサあたりになるともう自分はお花に囲まれて棺桶に入っていて、周りは私の死を悲しんで泣いているのであった・・・そんな気分になった。「みんな、あたしが死んだって悲しまないで。あたしまで悲しくなっちゃう」みたいな感じに襲われた。そんでもう半分死んだような感じになって、魂が飛んでいきそうになった。決して睡魔に襲われたわけではない。私は半分くらい成仏していた。お花畑見えてた。終曲あたりになると「うわっ」って我に返ったんだけど。

危なかった。

最後は去年のフォーレと同じような大拍手で。もちろん演奏への拍手もあったけれと、ほとんどはコルボ先生への感謝の拍手だったんじゃないかな。毎年ヨーロッパから直輸入の素晴らしい演奏を本当にありがとう・・・来年も元気で日本に来て演奏を聴かせてね・・・そんな気持ちなんじゃないかな。

ところでふと思ったけど・・・LFJの番組表をよくよく見たら中高生って500円で観れるのね、コレ。いいなあ。あたしが中高の頃はこんなのなかったもん。もし中高の頃こんなんあったらがんがん通ってるわな。いいなあ中高生。

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