2023年9月16日 (土曜日)

東京交響楽団名曲全集第190回 /原田慶太楼 森麻季 森谷真理 大西宇宙

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ロッシーニ:『セビリアの理髪師』から序曲、「それじゃ私だわ・・・嘘じゃないわね?」 ♡★
モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』から「彼に向けてください、そのまなざしを」★
モーツァルト:『フィガロの結婚』から「手紙の二重唱」 ♡♢
プッチーニ:『つばめ』から「ドレッタのアリア」 ♡
レオンカヴァッロ:『道化師』から「鳥の歌」♢、「ネッダ!シルヴィオ!こんな時間に…?」 ♢★
ヴェルディ:『椿姫』から序曲、「ヴィオレッタとジェルモンの二重唱」 ♡★
バーンスタイン:『キャンディード』から「着飾って、きらびやかに」 ♢
ベッリーニ:『ノルマ』から「ご覧なさい、ノルマ」 ♡♢
コルンゴルト:『死の都』から「ピエロの歌」 ★
ドヴォルザーク:『ルサルカ』から「月に寄せる歌」 ♡、第2幕 ポロネーズ

東京交響楽団 原田慶太楼指揮
森麻季 ♡、 森谷真理♢(ソプラノ) 大西宇宙★(バリトン)
(ミューザ川崎シンフォニーホール 2023年9月2日)

友人を誘って参戦。実は最初にプログラムにあった「中国のニクソン」の江青女史のアリアを楽しみにしていたのだが、曲目変更されててちょっとがっかり。マニアック過ぎたからかなあ?しかしまあ、私のオペラ鑑賞およびコンサート鑑賞、かなりの割合でこのお三方登場のものが多いので、当然券を取った。日本の声楽界は今やこの三人を中心に回ってるのでは、と思ったり。

ロッシーニとモーツァルトは私は鬼門なので、字幕対訳なくて「ふうん?」って感じでただ美声を楽しんでいた感じだったけど、大好きなプッチーニから俄然テンション上がりまくりで、先日 日本フィルで全曲鑑賞したばかり道化師や、昨年同じキャストで演奏会形式で見聞きした椿姫など実際の舞台を思わせる歌唱と演技を楽しんだ。森さん相変わらず美しいお声とお姿。そして私の一番好きなオペラアリアであるピエロの歌をついに大西さんの歌で聴けて、もうこれから襲い来る年末調整業務もこれで乗り越えられるわ、とか思ったり。

どの歌唱も素晴らしかったけど、中でも森谷さんのクネゴンデのアリアはビックリするくらい素晴らしくて、(YouTubeなどで)数多くの名歌手で聴いてたけど生で聴くとこんなに凄いんだーと感激。いや、私は彼女のサロメ やルルを生で見聞きしてた訳だからそんなにビックリしなくても、とは思ったけど。

友人は森谷さん聴くの初めてで、私以上にビックリ・感動してて、私が今度森谷さんのリサイタルに行く事を話したら、「えー、私も行きたい」と。しかしリリ・ブーランジェとシマノフスキなんて、マニアック過ぎて大丈夫かな。(どんな作曲家?と聞かれて「早死にの女流作曲家と、ポーランドのホ○」などと手短に説明。)

ニコ生で生中継されてて家で録画を見直したのだけど、キャンディードが著作権の問題?で消えてて残念。原田さんがいつかまたこの四人で!とのことだったので一応リクエスト。

・「死の都」第一幕マリエッタのアリア

・「ルイーズ」その日よ

・「アラベラ」アラベラとズデンカの二重唱、またはアラベラとマンドリーカの二重唱

お願いしまーす。

 

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2023年7月28日 (金曜日)

読売日本交響楽団 第630回定期 ヴァイグレ&樫本大進 細川&シュレーカー

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モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K. 477
細川俊夫:ヴァイオリン協奏曲「祈る人」(国際共同委嘱/日本初演)
モーツァルト:交響曲第31 ニ長調 K. 297 「パリ」
シュレーカー:あるドラマへの前奏曲
指揮 : セバスティアンヴァイグレ
ヴァイオリン : 樫本大進
読売日本交響楽団

(7月27日 サントリーホール)

ヴァイグレがシュレーカーを振る!これは行かなくちゃ!とは思ったけど普通の木曜日だったので券は取らず。しかし定時で上がれたので、当日券で鑑賞。勿論、1等席だぜ!ウィークデイのせいか一捻りした曲目のせいか結構空席が目立った。私だってシュレーカーがなかったら絶対行かない(モツ苦手、現代音楽苦手)

フリーメイソンなんちゃらは、初めて聴くが何だかずいぶん前に旅行したザルツブルクを思い出して懐かしい気分。普段モーツァルトを耳にしてもそんなこと無かったのにな。

細川さんの新作を、ベルリンフィルのコンマス樫本さんが演奏。祈る人、という題名は、このところのコロナ禍や戦争、そして作曲家自身の母の死と、ご病気をしていたことが背景にあり、樫本さんが演奏する姿が何か祈る人のようだ、と思っていたこともあり付けられたようだ(と、ご自身の解説にあった)前の曲と相まって団員の誰か亡くなったのかな?みたいな雰囲気(んなこたあない)。さすがベルリンフィルのコンマスは違うな、音がいいな、とか思いつつ鑑賞。拍手は盛大で、作曲者も舞台上へ。はて、ところで私、細川さんを見るの初めてで、名前といつも耳にする曲の雰囲気から勝手にスタイリッシュで黒が似合うシブいオヤジを想像してて、本人は人の良さそうな方だったので自分の勝手な想像を笑った。

樫本さんのアンコールはイザイの無伴奏ソナタ第4番とのこと。ヤバいくらいカッコいい曲と演奏だった。

さて、休憩時間が終わって自分の席の2列前を見ると、さっきまで舞台で弓を振るっていた方が座ってる。観客の品の良いお婆様たちに「素晴らしい演奏をありがとうございました」とか言われていた。知り合いかな。私はシャイな人なんでそんな事言えないわ、世界の樫本さんに向かって。

パリは飛ばして。

待ちに待ったシュレーカー。いやあ、この曲大好きなんですよ。あ、元になったオペラ「烙印を押された人々」ね。オペラのほうはCD全曲盤持ってる。ヴァイグレ盤じゃなくてツァグロゼクの国内盤ね。モツの小編成から突然の大編成。鳥肌が立っちゃう繊細な弱音から大音量まで、ナマでこの曲聴くの初めてで本当に幸せでみんなありがとう(←誰に感謝?)。まるでアーニャみたいな怪しい表情でにやにやしながら聴いてた。20分くらいの曲なんてもったいない、1時間くらいやってほしい。日テレカメラ来てたからこの曲も放送しないかな。樫本さんだけかな。

こんなマイナー曲ながら意外と拍手鳴り止まず、オケがはけたあとヴァイグレ再登場。いつか演奏会形式でも全曲やってくれないかなあ。

 

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2023年6月25日 (日曜日)

森本隼太 ピアノ・リサイタル2023「幻想」 銀座王子ホール

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ラモー:新クラヴサン組曲より「ガヴォットと6つの変奏」「サラバンド」
ショパン:幻想ポロネーズOp.61
ブラームス:幻想曲Op.116
バッハ/ブゾーニ:半音階的幻想曲とフーガ
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
リスト:ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲 S.161
(6月24日 銀座王子ホール)

18才の巨匠(私が勝手に呼んでいるだけ)、森本隼太 さんのピアノ・リサイタルに行ってきた。王子ホール は初めて行ったが、ロビーや階段に絵画が貼ってあったり色々豪華だった。王子製紙のコンサートホールである。

曲順はプログラムとは変わって、いきなり幻想ポロネーズから演奏。昨年浜離宮でも演奏を聴いたけど、今回は前から2番目の席だったので、この時も幻想ポロネーズは弾いたが迫力が倍増。ただ、クラシックのリサイタルでは別になくてもいいと思うのに、本人によるMCとかたどたどしい曲目紹介が相変わらずで、微笑ましくて観客の笑いを誘っていた。たまに出る京都弁もかわいらしい。いやはやずっとこんなでいて欲しい。

ラモーは本当に好きなんだなあ、と思うくらい楽しさが伝わってきたし、ブラームスからは何かが彼の体に入って来たのかな、と思うような入神の演奏。バッハ/ブゾーニは流石にイタリアに留学してイタリア人師匠に習ってるだけあるなあと思うし、モーツァルトの解説は面白かったし。でも何と言っても最後のリストの何かに取り憑かれたような演奏が凄かった。前は気付かなかったが演奏中は終始鼻歌を歌ってたり唸ったり、自由な感じだった。アンコールは2曲でマズルカ13番と2曲目は・・・(貼りだされてなくてわかんなかった。あとでHPで確認)

コンサートとは関係ないが、隣の席のご婦人の香水がかなりきつくて、マスクしててもなおしんどかった。外国のオペラハウスではたまーにそういうことはあったが日本ではそうそうない。「出かけるときに旦那さんに言われませんでした?」とか聞きたいくらいだった。

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それにしてもまあ、こんなご時世なのに普通にチャイコフスキー国際コンクールが開催されているようで、普通にYouTubeで中継されている。司会者やスタッフは終始にこやかで、何事もなかったように画面に出ている。ピアノ部門では2名ほど日本から出ているようだが(他の部門は知らん)、どうか何事もなく無事で帰国して・・・いやよい成績を挙げられますようお祈りしています。

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2023年5月13日 (土曜日)

LFJ2023 ベートーヴェン 有料コンサート(三協&第九)

5月4日 名手たちによる彩のコンチェルト

懐かしきLFJが復活。しかし、あまり普段聴かないベートーヴェンのためあまり気分は上がらず。本日はレミ・ジュニエを久しぶりに拝むため券を買った。まあ、あんまりやらない曲(たぶん)なんで聴けてよかった。本当はレミくんのソロのコンサートが聴きたいものだ。

ベートーヴェン:ピアノと管弦楽のためのロンド※
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲

谷口知聡 (ピアノ)※

辻彩奈 (ヴァイオリン)
伊東裕 (チェロ)
レミ・ジュニエ (ピアノ)
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 (オーケストラ)
松本宗利音 (指揮者)

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しかし、渋い曲のわりにAホールがかなりいっぱいになっていたので良かったな。東京シティフィルなのも豪華。例年だと海外から謎のオケが来てあんまり上手くなくてガッカリしたりすることもままあるし。

国際フォーラムの屋台村は当然大変な混雑。屋台は値段お高めなのにね。しかし夕方だったせいか、交通会館の名店「ひょっとこラーメン」は並んでなくて、初めて食べる事が出来た。サッパリしてて美味しかった。また食べたい。


5月6日 交響曲第9番「合唱付」

種谷典子 (ソプラノ)
鳥谷尚子 (アルト)
宮里直樹 (テノール)
河野鉄平 (バリトン)
東響コーラス (合唱)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 (オーケストラ)
リオ・クオクマン (指揮者)

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ラフォルジュルネの有料コンサートは2回しか行かなかったけど、最後の第九は前から券取ってあったので夜9時より参戦。前から7番目でこの陣容で3000円はお買い得?

いつも東響のコンサートでお世話になっている?東響コーラスさんが神奈川フィルと共演。lfjではお馴染みのクォクマンが若々しいバネの効いた?指揮ぶりで圧倒。全体的に早めのテンポでスイスイ進み、好ましい。しかし・・・私にとって第九🟰年末なんで、年末調整を思い出しちょっとブルーに。しかし、演奏は素晴らしかったし、あのでっかいAホールいっぱいの観客を前に演奏して、出演の皆さんはさぞ気持ちが良かったろうな、と思う。

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ついでに・・・

この日はイギリス国王の戴冠式。実は英国音楽オタクなので(エリザベス女王戴冠式のCD持ってる)、3時くらいからBBCのYouTubeでずっと観てた。何なら国際フォーラムに入ってからも携帯で観てた。パッパーノが指揮したり、アフリカ系プリマドンナのプリティ・イェンデ、日本でもお馴染みのブリン・ターフェルなどの出演を楽しんだ。そして何より大好きなウォルトンの「戴冠式テ・デウム」をウェストミンスターで生で聴ける人をガチで嫉妬。

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2023年2月19日 (日曜日)

第31回Kissポート・クラシックコンサート/大友直人・横山幸雄・他

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モーツァルト:オペラ『魔笛』より 序曲
ブルッフ:スコットランド幻想曲 Op.46
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
指揮:大友直人
ヴァイオリン:福田麻子
ピアノ:横山幸雄
管弦楽:東京交響楽団(2月13日 サントリーホール)

チケットがあまりに安かったので、主催者の長い挨拶があるのでは、とか帰りに何かの寄付を募られるのか、とか某アイドル夫婦の娘さんの飛び入りフルート演奏があるのか、とか色々妄想していたが、全然そんなことはなく。普通のコンサートであった。当日券は席を選べなかったので、ビビって最安席(1400円)にしてしまったが、もっといい席にすればよかった。でも、1階席の後ろから2番目だった。

福田さん独奏のブルッフはヴァイオリン協奏曲と違ってそんなによく聞いた事はなかったんだけど、さすがは大友さんの指揮とあって、ドイツ人の曲というよりヴォーン・ウィリアムズみたいに聞こえた。そう言えば、大友さんのコンサートってイギリス物しか行った事なかったわ。(まあ、スコットランドって付いてるから若干イギリス物かな?) 福田さんのヴァイオリンの音は澄み渡ってて後ろの方までちゃんと響いてて美しかった。

横山さんのピアノは初めて生で聴くのかな。さすがはヴィルトゥオーソ!って感じで凄かった。いや、この曲大好きなんですよ。ピアノ・アンコールはグノーのアヴェマリアの横山さんによる編曲のもの。最初「リスト編曲のパラフレーズ?」と思ったくらい超絶技巧。

とはいうものの。

こんなこと言いたくないが、(後ろのほうの席だったからあんまり聴こえなかったのかもしれないけど)オケどうしたの?というくらいソリストとオケがあってなくて。いやこないだ新国立でタンホイザー演奏してた同じオケだよね、もしかしてぶっつけ本番?ワーグナー演奏でお疲れ?などと思った。私の聞き違いだといいなあと思った。ソリスト2人が良かっただけに残念。

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そういえば、先日N響で演奏されたシマノフスキの4番にはどうしても行けなくて(給与計算中だったので)、好きな曲なので本当に悲しい思い。普通の日にやらないでほしいわシマノフスキ。今度やるスタバトは行くけどさあ。

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2023年1月14日 (土曜日)

第20回東京音楽コンクール優勝者コンサート

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第20回東京音楽コンクール 優勝者コンサート
・トランペット:河内桂海 *金管部門第1位
トマジ:トランペット協奏曲
・バリトン:池内響 *声楽部門第1位及び聴衆賞
プッチーニ:オペラ『ジャンニ・スキッキ』より 「声は瓜二つだったか」
モーツァルト:オペラ『フィガロの結婚』より 「訴訟に勝っただと」
ヴェルディ:オペラ『ドン・カルロ』より 「私の最後の日がきました」
・ホルン:吉田智就 *金管部門第1位
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 Op.11
・ピアノ:中島英寿 *ピアノ部門第1位及び聴衆賞
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
指揮:高関健
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
司会:朝岡聡
(1月9日 東京文化会館大ホール)

過去記事:第20回東京音楽コンクール 声楽部門・本選 

昨年の東京音楽コンクールの優勝者によるコンサート。声楽部門の本選を聴きに行って、ついでなのでお披露目コンサートも行く事に。しかしまあ上野は混んでいた。開演前に上野公園に行ったら「牡蠣フェス」なる催しをやっていたので、カキフライを並んで買って食べた。一人だったので牡蠣を右手に持ちながらビールを買うのは難しく、断念。しかし牡蠣はとても美味しかった。画学生時代、卒業制作期間中カキフライ弁当を毎日ほか弁で買って食べていたら「もうたくさん」状態だったので、食べるの久しぶり。(生ガキは大好きなので当たりませんようにと毎回祈りながら食べる。)

祝日とあってコンサートはなかなかの人の入り。ロビーは人でごった返していた。イベント割で前売り買っておいたけど、「絶対に陰性証明か接種証明書を持ってきてくださいね」とくぎを刺されていたので今回は忘れず。皆様、文化会館主催のコンサートは接種証明を忘れずに持って行こうね。割引きになるものがあります。

さて演奏。今回は金管楽器の1位がお二人だったので2曲聴けることに(儲かったのかな?)。ピアノとヴァイオリン以外の楽器のコンクールは全く行ったことないので興味深く聴いた。しかしまあ、やはりピアノとヴァイオリンのように演奏家人口が多くない(管楽器は私みたいに学生時代にブラバンでかじってる人は多そうだが)、そもそも有名な協奏曲も少ない。たまたまトマジはCD持ってたけど、実はシュトラウスは初めて聴く。トランペットの子は緊張感がこちらにも伝わってきてしまいどうもリラックスして聴くことができなかった。ホルンの子は(私は3階席だったのでそんなに良く見えなかったが)汗びっしょりで吹いていたようだ(司会者によると)。

声楽部門の優勝者の池内さんは、他のコンテスタントと比べるとかなり年上だしすでにコンサートや舞台で活躍されている人なので、全く緊張感なく見ることができた。途中司会者とのトークも挟まれたが、関西人だけあってトークも慣れたもの。それにしてもマイクいらなくね?と思うほど話す声も大きい。アリア3曲歌われたが、私は前日に「ドン・カルロ」のロドリーゴのアリアはYouTubeのホロトフスキーで予習。ホロ様もかっこよかったが池内さんもかっこよかった。

さてコンサートの花形はさすがにピアノ協奏曲。私はグリーグのピアノ協奏曲にトラウマがあり(学校の音楽鑑賞教室でこの曲が演奏されたが何故か前奏とともに大爆笑が起こり、すでにクラヲタの卵だった私はたいそう恥ずかしかった。それと小学校のときからホフナング音楽祭で育ったのでこの曲は鬼門)、「うわなんでこの曲なの、ブラームスかラフマニノフならいいのに」とか思ったけど、意外なことに大変感動した。この曲ナマで聴いて良かったの初めて。(昔コンサートで聴いたヒロコナカムラの演奏でも「うーん・・・」とか思ったくらい)

ピアノの中島さんは小柄でまだ少年のような外見だったが、実際は20代後半らしい。しっとりと落ち着いたスケールの大きい演奏で、第1楽章から「これは凄いぞ」と思いながら聴いてたら第1楽章の終わりで拍手が起こった。とくにマナー知らずな観客というわけでもない(他の曲は楽章間で拍手なんか起こらなかったし)から、自然に起こった拍手なんじゃないかな。オケと合わせて披露したのこれが初めてらしい。ラフマニノフとかシューマンとか聴いてみたいな。

最後も大喝采でもさすがにこのご時世だったのでブラボーはなし。高関さんの好サポートもあってよい演奏会でした。司会の朝岡さんはこういう催しの時にたまに登場されるけどホントにオペラ好きなんだなって思うわ。局アナの時よりこういう仕事のほうが楽しいんだろうね。(こういった司会とかインタビューとかの才能が全く私はないので仕事にできる人は羨ましい)

帰り道で東南アジア人と思われる男の人に「〇〇駅に行くにはどの電車に乗ったらいいか」と聞かれ、『ああ、まただ』と思った。優しそうで親切そうなオーラが丸出しなのに、実は方向音痴で説明ヘタ英語もヘタ。おまけにコミュ障。よく外人さんに道とか聞かれるのが悩み。まあ、地元だったのでカタコトの英語を駆使し、「this train OK!バイバイ!」みたいな感じで電車につっこんでサヨナラした。まあ、本当にわかんなかったら駅員に丸投げするけど、最近駅員が駅にあまりいなくて困る。

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会社でバディを組んで?働いている会社の女の子が、なんと先週末に陽性になってしまい、今週は休んだりたまに在宅勤務で働いたりしていた。コロナなのに働かせるのかこの会社は~とか思ったけどやっぱり仕事は万全ではなく、そのぶん私の仕事が激増して昨日は夜11時過ぎまで残業。おまけに会社は節電してて寒い(フェイクファーして仕事してるの私くらいか)。他の社員も結構風邪引いたり体壊して休んだりしてるけど、私はただ疲れているだけで風邪とかぜんぜん引いてない。オペラやコンサートの券とってあるから気を付けてるからかなあ。N響のシマノフスキは取れなくて残念だけど、今年はコンサート目白押しなので倒れられない。

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2022年12月25日 (日曜日)

花房英里子(メゾソプラノ)コンサート / 東京文化会館小ホール

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上野deクラシック
レスピーギ:最後の陶酔 P8
4つの歌 P125より 第4曲「昔の歌に寄せて」
ベルク:『7つの初期の歌』より
第2曲「葦の歌」
第3曲「夜鳴きウグイス」
第5曲「室内にて」
第7曲「夏の日」
トマ:オペラ『ミニョン』より 「君よ知るや南の国」
モーツァルト:オペラ『皇帝ティートの慈悲』より 「行こう、だが愛しい人よ」
チャイコフスキー:6つの歌 Op.6より 第6曲「ただ憧れを知る者だけが」
オペラ『オルレアンの少女(ジャンヌ・ダルク)』より 「さあ、時は来た」
ヴェルディ:オペラ『ドン・カルロ』より 「むごい運命よ」
〈アンコール〉
R.シュトラウス:オペラ『ナクソス島のアリアドネ』より 「さあ、仲直りしましょう」
花房英里子 (MS) 木下志寿子(ピアノ)
(12月21日 東京文化会館小ホール)

毒展のついでに何かリサイタルやってないかと探したらたまたまあったので。
1100円なんて安い~と喜んでいたら、どうも「イベント割」対象公演だったらしく、もちろん4回目の接種済であったが証明書も何も持ってなくて(もってたらもっと安かった)、しかたなく定価で入場。かなしす。

お値段のせいか、それと平日午前中だったせいかお年寄りが多め。まあこういう公演は上野とはいえ民度は若干低めなわけでで、隣の老夫婦の奥さんは鈴のついたカバンを始終いじっていたし、なんとびっくりなのは反対隣のお兄さんがベルク演奏中に携帯の着信音を盛大に鳴らしていたことで・・・怒りそうになったが我慢。

1時間ほどのコンサートだったが、イタリア語、ドイツ語、フランス語、ロシア語ともりだくさんな、ご本人の思いの丈を詰め込んだ、贅沢なラインナップ。

花房さんは前回の東京音楽コンクール声楽部門第2位及び聴衆賞とのこと。ポスター写真やアーティスト写真は明るいお嬢さんと言った感じだった(私の勝手な印象)が、今日拝見したところショートの髪形でしっとりとした大人の雰囲気。お声は底光りするような美声で、どのジャンルの曲も歌いこなされていてとてもよかった。 

ベルク目当てで行ったんだけど、後半のチャイコフスキーや有名なエボリ公女のアリアも素晴らしかった。思いがけずアンコールで大大大好きなナクソス島の作曲家のアリアを歌ってくださって本当に行って良かったなあ。っていうかもしかして実穂子さんを意識されてるのかもって思ったり。いつかシュトラウスのズボン役で新国の舞台に立たれますように、応援しております(1月の新国の「タンホイザー」で小姓役でご出演予定。髪型はそのせいかな?)。

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2022年7月31日 (日曜日)

パシフィックフィルハーモニア東京 ツェムリンスキー/抒情交響曲

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ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」
ベルク/抒情組曲より3曲(T.ファーベイによる弦楽オーケストラ編)
ツェムリンスキー/抒情交響曲 作品18
指揮:飯森範親
ソプラノ:森谷真理
バリトン:大西宇宙
パシフィックフィルハーモニア東京
(7月30日 東京芸術劇場)

攻めたプログラミングが特徴?の東京ニューシティ管弦楽団がいつのまにか名称を変更してた。大西宇宙さんのコンサート予定を見てたらこのコンサートがヒットしたけど「このオケはなんぞや。新しくできたのか?」と思った。いやもうどこの団体がやろうが抒情やるんなら聴きに行かなきゃ。昨年大西さんが関西でも歌われてたけど私は自粛して行けず。東京でも歌ってもらえて感謝感謝。

観客は前日のブルックナーとは違い、土曜日でも満員とは行かず。何故か昔行った飯守さん&新響のトリスタンを思い出すような・・・巣鴨のとげぬき地蔵界隈から連れてこられたようなおばあちゃんたちが多く・・・私の隣のおばあちゃんたちも開演前に持ってきた何か料理のおすそ分けをしていたり(あらあ、ありがとーとか言いつつ)、神聖なるベルクの演奏中に飴を音を立ててムキムキしてカラカラを音を立てながら舐めてたり。

まあしかたないや。そういうこともあっての実演。

この日はよく考えられたプログラム。核になるのはベルクの「抒情組曲」か。アルバン・ベルクは「ヴォツェック」からの断章がプラハで演奏された際に(指揮はツェムリンスキー)プラハ在住のハンナ・フックス・ロベッティン夫人(アルマ・マーラーの最後の夫のフランツ・ヴェルフェルの姉にあたる)と知り合い、不倫関係になる。この「抒情組曲」にはこのハンナへの秘密の暗号というかラブレターみたいなことが組み込まれている。ツェムリンスキーの「抒情交響曲」の中の「私はお前のもの」「あなたは私のもの」と歌う音楽が組み込まれていたり、ワーグナーのトリスタンの前奏曲の旋律が登場したりする。

(まあ、音楽的に耳で聴けるのはこれくらいなんだけど、ベルクの自筆の原稿にはまず題名の下に「私のハンナのために」と書かれており、さらにハンナ・フックス(HとF)とアルバン・ベルク(AとB)の音が出てくるところには意味深く注釈がついていたり・・・ともうとにかく楽譜自体が熱烈なラブレターになっているとのことである。これは当然ハンナ・フックスに贈られ、あろうことかフランツ・ヴェルフェル経由?でアルマの手に渡り、ベルクの死後ヘレーネ・ベルク夫人に返された。ひどいねーアルマ。未完の「ルル」第3幕の補筆がなかなか進まなかったのもヘレーネが許さなかったからである。「ルル」にも隠された何かが見つかったらヤダもんねー。)

とはいうものの、演奏会では「抒情組曲」は全曲演奏されず。貰った演奏会プログラムにはシールが貼ってあって訂正されていたのでそもそもは全曲やる予定だったのかな。第1・5・6楽章だけ演奏。だもんで「抒情交響曲」が出てくる部分は演奏されなくて「アレ?」と思った。

トリスタンの前奏曲と愛の死はてっきり管弦楽だけの演奏なのかと思ったら、前奏曲が終わったら白いドレスに身を包んだ森谷女史が登場し、イゾルデの最後の歌を歌った。見事であったが、歌が入る場合はもうちょっとオケは抑えるべきじゃないかな、とは思った。前から10番目くらいの席だったけどちょっと声は埋もれてたんで。彼女はR・シュトラウスを歌う歌手だが決してワーグナー歌手ではないので(いやワーグナー歌手が歌う歌手であっても実演ではちょっと音は抑えると思う)。でも隣のおばあちゃんたちは演奏が終わってすぐ「(森谷さん)すごいわねー、すてきねー」と激賞していたのでよかったんじゃないかな。

さて(順番は違うが)メインのツェムリンスキー。森谷女史は衣装を変えて赤いドレスで登場。髪型も変えていたかな。この曲をナマで聴くのは3回目だ。1回目はかなり前にN響で(ソプラノが釜洞祐子さんだったのは覚えている)、次はアルミンク指揮の新日本フィル。N響の時は「この曲がナマで聴けるとは!」と興奮したし、アルミンク指揮の時はこの曲と指揮者の資質が合っていたのか本当に素晴らしい演奏で、たぶんこのコンビでは私にとってはベストコンサートかと思う。

日本で今一番乗りに乗っている2人のソリストは本当に素晴らしかった。素晴らしいとしか言いようがない。しかしこれは誰のせいでもなく作曲家のせいなんだけど、オケの音が厚すぎて強奏の時はすぐに声が埋もれてしまう。なので実演で聴くときは比較的オケが薄いところの方が私は好きだ。2曲目の「お母さま、若い王子様が!」と歌うのなんか大好きだ。あれってもう今で言う「推し活の歌」じゃない?

・お母さん、推しのコンサートを観に行くのにどんな髪型でどんな服を着てったらいい?
・なんでそんなにびっくりするの?いや私だってこっちが何を着ようが向こうは知ったこっちゃないし見てないことくらいわかってるわよ。
・でも推しの前では奇麗でいたいのよ。もしかして一瞬でも見られるかもしれないじゃない。
・できれば私の付けているアクセサリーを舞台に投げて、彼に受け取ってもらいたいわ。
・そんなにびっくりしないでよお母さん。そりゃ推しが受け取ってくれないことだってわかってるわよ。それどころかだれかに踏みつぶされてしまうでしょうよ。誰のプレゼントかもわからないだろうし。でもいいの。

このあとは男女の愛を交互に歌い(「大地の歌」のごとく二人の声は重なり合うことはない)、いつしか男性のほうが「もうキスなんかたくさんだ!」って怒りだしちゃうし、そんでまあうらみっこなしで別れましょうねとなる。これが不倫を歌った音楽かどうかは知らんけど。そういやツェムリンスキーはアルマの作曲の先生だったけど、当然のようにアルマに恋をしアルマに振られた。

演奏してくれるだけでありがたい、いい曲なのにあんまり演奏されない曲だもんでとげぬき地蔵のおばあちゃんたちはどういう反応だろう、ちょっと心配になったけど、終わったらまた隣のおばあちゃんたちは「素敵だったわね~!!いい曲ね~!!」と激賞していたのでよかったなと思った。私は休み時間にトイレに行って戻ってくる間に席を間違ってしまったりしたので、それを見てて隣のおばあちゃんが「こっちよこっち!」と(知り合いでもないのに)教えてくれたので親切だな、と思った。

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帰りに池袋で夕飯を買ったけど、どんだけトンカツ好きなんだよ私。笠原さんの笑顔に負けて買ってしまった。見た目よりずっとさっぱりしてて美味しかったです。

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フェスタサマーミューザ2022  ブルックナー/交響曲第9番 井上道義/読響

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ハイドン:交響曲第45番「告別」
ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)
指揮:井上道義  読売日本交響楽団
(7月29日 ミューザ川崎シンフォニーホール)

過去記事:フェスタサマーミューザ ブルックナー/交響曲第8番 井上道義/読響

3年前にたまたま同じオケ&指揮者で8番を聴いて、たいそうよかったので今回の9番も行く事に。在宅勤務で会社のネットワークが途中でつながらなかったりスリリングな一日であったが、なんとか仕事を終わらせて川崎へ。

8番がよかったせいか、平日にもかかわらずこの日は意外と混んでいた。3階席から見たところ8割~9割は埋まっている感じ。あいかわらず学生から中高年ビジネスマンからシニア世代までの男性観客で溢れていた。女性はブルックナーはすきじゃねえの。私もずっと苦手だったが、ワーグナー経由で飯守泰次郎さんのブルックナーに行くようになって良さに気付いた。ブルックナーって昔は「おじいちゃん、シベリアで捕虜になった話はもう何回も聞いたわよ」みたいな感じで、どれを聴いても年寄の昔話みたいに感じて面白くなかったんだけどね。

ブルックナーは女子トイレが空いているのでとてもありがたい。前はワーグナーでもそうだったんだけど、最近は女性もワーグナーの良さに気付いてしまったようで女子トイレでも結構並ぶ。

この日も前と同じように指揮者のプレトークあり。間に合わなかったので途中から聞いたけど、いろいろな気になる発言。「死ぬのはちっとも怖くない」(え、前に大病から生還したのに?)「ブルックナーを配信で聴くなんて意味がない」(まあ、そうだけどこのご時世だから来れない人もいるよね)など。

そんなこんなで演奏。舞台の後方に大スクリーンがあり、「なんかあるのかな?」と思ったらハイドンの時の演出だった。ハイドンの「告別」は最終楽章で楽員が一人づつ舞台からはけていく・・・という指定があることで有名だが(いくらハイドン音痴の私でもそれくらいの知識はあり)、この演奏が終わったら夏休みに入る(いや、まだブルックナーがあるけど)楽員さんの楽しい夏休み風景のスナップ写真がスクリーンに次々と映し出された。指揮者も譜面台に体を投げ出して寝てたり色々とやってた(みたい)。楽員さんがバイロイト行った写真があって羨ましく思った。

ブルックナーの9番は前に飯守さん&新響で聴いたことがある。その時は・・・正直そんなによくわかんなかった(いいな、すげえなと思ったけど)。今回は、だんだんわかってきた。最後の交響曲で、未完成。ふうん。私の印象は「病院で死の床に居て、余生を送っているってこんな感じ?」みたいな曲だなあと思った。そろそろ死について考えることもあるよなあ(結構友人とか友人のダンナとか死んでるし、私だってコロナになるかもだし)。

それと。読響さんでは先日二期会の「パルジファル」に行ったので、そのことを思い出した。こないだは演出のせいで(決して悪い演出じゃなかったしこういう視点もあるんだなあとは思ったけど)あまり曲に集中できなかったんだけど・・・いやあの第3幕のパルジファルがクンドリーに「あなたは泣いている・・・でも御覧なさい、野はほほえんでいるのです」と歌う場面の一連の音楽はいつもながら本当に美しくて・・・いやあれより美しい音楽はこの世にあるのかなくらい。ブルックナーを聴きながら、あの場面の時の気持ちがずっと全部、みたいな音楽だなと思った。きっと読響は意識してるのだと思う。

予想はしていたが、拍手は鳴りやまず。楽員さんがほとんどはけたくらいに指揮者が再登場しソロカーテンコール。引退を発表されているが本当にやめるのかなあ。やめるやめるサギじゃないの。いやまだまだ。

帰りに知り合いに会って、コロナ禍からクラヲタの人にお会いしたのが久しぶりだったので話が弾みすぎて家に帰ったら日が変わってた。それにしてもこのご時世で9番聴くだけのために関西から東京へ・・・。じゃあ私も東京からびわ湖に行ってもいいのかなあ、その頃はちょっとは収まってるかなあなどと思ったり・・・いやわからんけど。

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2022年1月 9日 (日曜日)

ウィーンで観た「こうもり」(随分昔)

新年ということで、正月(ずいぶん過ぎてるけど)いえばウィンナ・ワルツ、正月といえば喜歌劇「こうもり」ということで、めっちゃ昔にウィーン国立歌劇場で観た「こうもり」の話。観た当時の感想は残ってない。書いてないので。

年末年始にウィーンに行って、その時スケジュールが合って見られるオペラが「こうもり」しかなかった。一緒にウィーンに行った友達はいつもオペラ初心者だったけど、いつも自分の行きたい演目しか行かない(鬼か)。オペラ初めて見る友人なのにクルシェネクの「ジョニーは演奏する」なんてこともあったぜ。なのに・・・今更こうもりか。

当時、メンバー見て知ってる人はアンゲリカ・キルヒシュラーガー(オルロフスキー)と、イルディコ・ライモンディ(アデーレ)くらい。例年、第3幕冒頭で漫談みたいなことをする看守フロッシュ役を、オーストリアでは多分有名な俳優フリッツ・ミューラーが演じた。ドッカンドッカン大爆笑を誘っていたが、ドイツ語だったので全然わからず。

(ちなみに、フリッツ・ミューラーは結構色々と映画に出てたようで、今ではスケートの技で名前が残っているイナ・バウアー選手主演の映画「白銀は踊る」という映画にも出てたみたい。)

ちょっと前に久しぶりにこの時の「こうもり」のプログラムをしみじみ眺めていたら、「おお!」と思った。行った時はイマイチなキャストだと思ってたけど、アルフレード役がヘルデンテノール、トルステン・ケールだったりした(覚えてない!)。そんで一番びっくりしたのが、指揮者がファビオ・ルイージだったってこと。ルイージのこうもり!今となってはなんか貴重じゃないか!まだ30代か?残念ながら、どんな演奏だったか全く覚えてないけど!

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