2008年7月 3日 (木曜日)

コクーン歌舞伎/夏祭浪花鑑

Pa0_0272_2 コクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」
中村勘三郎、中村橋之助、中村勘太郎、中村七之助、笹野高史、片岡亀蔵、坂東彌十郎、中村扇雀、その他

(6月26日・シアターコクーン)








まず、最初に。

長いことどこかあさってのほうにぶっ飛んでたこのブログ、やっと再開できることになりました。日曜日にPC買いに行って今日届きました。パソコンのことは詳しくないのですが、詳しい者に相談したり自分で見たりして「安くて音がよくてSDつっこむ穴があってブログが更新できれば」ということで(最終的には「よくわかんねー」)、今の機種(HP pavilion dv6000)になりました。

おかげさまで音は前より格段によくなり、BBCラジオなどはかなりいい音で聴くことができます。ミョーに横に長い画面は何の意味があんのやろーとか思いつつ。

しかしびっくりするほど早くセットアップでき、届いて40分でネットにも接続できたので(これは私の進歩なのか科学の進歩なのか。たぶん後者だ)今日から更新できます。

まだまだ使い辛いので、慣れるのに時間がかかる(正直、これを打ちながらもイライラしている)のですが、また前のようにゆっくり更新できたらと思います。

・・・ということですが、申し訳ない今日はクラシックの記事じゃなく歌舞伎です。ごめんね我慢してくれ。

Pa0_0271 コクーン歌舞伎はもう何回目だか忘れたが、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわのかがみ)という演目を見るのは二度目である。だいぶ前に見た時の印象は、「とにかく笹野さんが泥水に浸かり、泥水がはねるので観客はそれを避けるためにビニールをかぶったりしている。最後にパトカーがくる。」という感じ。

ま、そんなふうな私なのですが、一応テキトーなあらすじ。

魚売りの団七黒兵衛は、傷害事件を起こして拘留され、数ヵ月後に釈放された。団七には妻のお梶と一人息子がいる。団七は心を入れ替えて家族と生活するつもりだったが、金に汚いお梶の父親と衝突し、仲たがいの上義理の父を殺してしまう。父殺しの罪は重い。団七と義兄弟の契りを交わした仲である徳兵衛の計らいで、警察に追われるも玉島へ脱出する。

本当はもっといろいろ人が出てくるしめちゃくちゃ入り組んだ話なのだが、まあこんな感じでいいでしょう(ここでは)。

さて、このコクーン歌舞伎は毎年芸能人や有名人が観客に多く見受けられるのが恒例なのですが、今回は女優の木野花さんしか見かけなかった(地味)。あと、篠山紀信さんがいらしてたけど、見に来たというより撮影に来たのかもしれないのでこれは違うなあ。

まあ、最初から観客席を役者さんが縦横無尽に走りまわったりしているのはいつもながらのことで、本当にこれは楽しい。すぐそこで歌舞伎の人が見られるのはいつもとてもうれしい。なんだか彌十郎さんに話しかけられたりしてね。

見せ場である、父殺しの場面は、正直言ってこないだの秋葉原殺傷事件を思い出して(私だけ?)あまりいい気分ではなかったけれども。笹野さんが泥のお池に入って沈んでいき、その後どうやって這い上がったのかは見えない(いや、そのまま沈んでたら死んじゃうし)。笹野さんは(外見は年を召して見えるが)若い奥さんと小さい息子さんがいらっしゃるナリ。何人かいて、いつだか見に来てたお子さんが「お父さん、泥まみれでかわいそう」と言ってたらしい。

その鬼気迫る熱演はすばらしい。ビニールの合羽を着せられる観客はとてもうらやましい。一回そういういい席に座ってみたい。

最後は、追っ手に追われまくる勘三郎さんのものすごい運動量を見せ付けられて「ほほー、これを毎日二回やってるのか」と感心。いやほんとにすごいわ。殺陣もめちゃくちゃかっこいい。で、最後にはいつものように舞台の後ろが開き、シアターコクーンの裏の搬入口(というか駐車場)が見えて、パトカーがびゅーとやってくる。以前は日本のパトカーが来たが、今回はヨーロッパ公演の帰り?ということで「ポリツァイ」の文字が。あ、ドイツのパトカーだった。

しかし、以前見た時は夜の部だったので、暗闇から見えるパトカーの光がものすごく印象的で、衝撃的だった。今回、昼の部だったのでなんだか妙に明るくて、しかも駐車場で待ち構えてた一般市民が手を振っているのとかみえて(そこだけは)やや興ざめだった。なんだかなー。

終演後、友人が「あの最後の駐車場がどこにあるのか見たい」とのたまうので、文化村の裏を一周。すると、目的の駐車場の前に出演者の一人の彌十郎さんが出待ちの観客にサインをしてらっしゃるのに出っくわした。彼はちょっとこわもての(←失礼)役者さんなのですが、普段着はとってもラフで(パーカーとか着てた)とても気さくなでいい人そうでした。

開演前のお食事は。文化村近くの「プロローグ」にて。

Pa0_0273 千円でランチ食べ放題。おいしいしバリエーションが豊富ナリ。いろんなドリンク(酒はナイ)が楽しめて、デザートもあり。




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2008年4月19日 (土曜日)

勧進帳&浮かれ心中

Pa0_0228 四月大歌舞伎(夜の部)・将軍江戸を去る/勧進帳/浮かれ心中
坂東三津五郎、中村橋之助、中村勘三郎、片岡仁左衛門、坂東玉三郎、中村七之助、中村時蔵、その他

(2008年4月19日・歌舞伎座)



今日は4月唯一のライブ(予定では)。

今月は勘三郎さんの出演、しかもテレビのワイドショーでも取り上げられるほど話題の「浮かれ心中」と歌舞伎十八番の人気演目「勧進帳」、しかも仁左衛門さん&玉三郎さんも出演となれば、土日とあれば満員も決まっており。

私の席は2階席の前から3番目、しかし左から3番目で花道はあまり見えず。何故か私の隣と斜め前の席はあいていた。勧進帳の途中で何故か券をゲットして私の隣に乱入してきたおじさん、かなりの歌舞伎マニアらしい風貌で「中村屋!」とか掛け声をかけてたが、いつも一テンポ遅れている。「遅れてますよ」とか注意したろーかと思ったが、しなかった。

近くの桟敷席の客で(高齢のおばはん方)、上演中とにかくずっと喋り捲ってた方がいまして。あの・・・ここお家じゃないんですけど。ワーグナー上演だったら周りに張り倒されてます、きっと。

「将軍江戸を去る」
三津五郎さんの徳川慶喜で、幕末もの。最初の場面はいかにも幕末っぽい感じの若者たちが出てきて(三津五郎さんのご子息の巳之助君も出演。似てるなー)、なかなか「萌え~」な感じだったのだが、実はそのあとの場面はちっとも面白くなかった(ごめんなさい)。なんでかな~?と考えたら、この演目全然「おはやし」類がない。あれ、音楽も踊りもないんですよ、歌舞伎なのに。私は「no music no life」な人なんで、音楽のないものには惹かれないのよ。

で、「勧進帳」。歌舞伎ファンにとっては人気の演目だけれど、実はナマで見るの初めて。音楽的に結構「ロック魂」を感じるほどカッコイイ。近隣のおじさまおばさまたちはリズム取っちゃうほどノリノリ。なんと表現したらいいのやら、あの音楽は素晴らしいと思った。カッコよくもコミカルな仁左衛門さんの弁慶、中性的な魅力たっぷりの玉三郎さんの義経、台詞回しも絶妙な勘三郎さんの富樫と役者が揃った演目でした。

最後はこれが目的で行った「浮かれ心中」。原作は井上ひさしの「手鎖心中」。

<テキトーなあらすじ>お金持ちのボンボンの栄太郎は、のちのちは家を継がなければならないのだが、実は人を笑わせるのが好きで絵草紙作家になりたいという夢を持っている。夢をかなえるため栄太郎自ら勘当を願い出たのだが、一年だけの勘当ということで問屋の一人娘おすずと祝言をあげ、絵草紙作家として活動。おすずには一年契約ということは黙っている。

彼は売れたいためにスキャンダルを色々おこすが、どれも今ひとつぱっとせず。栄太郎の友人の太助がぞっこんの吉原の花魁を彼のために身請けしてやる。そしてしまいにはこの花魁と狂言の「公開心中」を実行しようとするが、実はこの花魁と恋仲の大工の清六に見つかり、事情を知らない清六に二人は刺されてしまう。花魁は命をとりとめるが、栄太郎はあの世へ。自分の作品の中に登場するネズミちゃんに乗って天に昇っていく。

Pa0_0227 終始楽しい演目で、役者さんみんな楽しんでやっているようだ。七之助さんの女形は本当にキレイだが、現代の若者らしく小顔で背が高い。彼のおとうさん世代の人は歌舞伎っぽくみな顔が大きい。このギャップはうーん・・・・。

最後の、ネズミに乗ってチュー乗りの場面は勘三郎さんはノリノリでやってらしたが・・・正直、見てるほうはヒヤヒヤ。BGMは「イッツァスモールワールド」を三味線・太鼓や鐘で歌舞伎っぽく演奏。いやー、ネズミだから。

勘三郎さんの出演の演目はいつも楽しいのだが、年々席が取り辛くなるような。今年のコクーン歌舞伎は取れるかなー。心配。



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ちょっといろいろと疲れたので、コメント返し遅れますゴメンナサイ。

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2008年1月13日 (日曜日)

浅草歌舞伎と昭和散策の旅2008

Pa0_0205新春浅草歌舞伎・第2部
祇園祭礼信仰記金閣寺・与話情浮名横櫛
片岡愛之助、中村獅童、中村勘太郎、中村七之助、市川亀治郎、市川男女蔵、坂東巳之助、中村亀鶴、その他

(2008年1月13日 浅草公会堂)



今日は本年初ライブ。恒例の新春浅草歌舞伎。前年は友人と一緒だったのだけど、彼女が今年はパスとのことで、自分勝手にちい散歩。

まず、前からすごく欲しかった犬印鞄製作所の鞄を買いに行き、ゲットして大喜び。しかし、すごく荷物になって一日困った。店が閉まるのが早すぎるもんだから歌舞伎の帰りに行くわけにいかなかったのね。


↓楽天での購入はここから!






そのあと、浅草寺へ遅い初詣。いやあ、さすが連休、混んでますな。

Pa0_0199 人ごみをかきわけ死に物狂いでお賽銭を投げ入れ、願い事を10回くらい必死に唱え(願いは一つ)、荷物が引っかかりながらも脱出。「日本一 凶・大凶の配合が多い」と言われる浅草寺のおみくじに挑戦。

土曜日に会った友人がダンナさんと浅草寺初詣で「凶」を引いてヘコんでた。確かに凶は多いらしく、私の前のカッポーの女の子も「凶」を引いてびびってた。私は有難いことに「吉」だった。たった一人で初詣なんか行って「凶」なんて引かれた日にゃー、浅草寺のカミサマも「もうこの人今晩自殺しちゃうかも」と思ったのかもしれん。

Pa0_0200
良かった良かった。今年も宜しくね。来年も来るね。

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Washing off all bad things in the past,now everything is clear and clean.

The brilliant light and glorious flower came out clean again being washed so well.

What you desire will finally gets profit, which means everything around you comes out quite well.

Time passing by, everything turns out to be better, just like the sun shines all day long.

(おみくじより。ホントにそうだといいねえ)

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そのあと、浅草を散歩。昭和レトロの世界を探検。正月だけあって屋台がいっぱい出ていて、屋台の奥で飲めるようになっておりまるで東南アジアみたいな風情。普通に串焼き屋さんなのにカニとかホタテとか店先に積んであったりとかして豪華。

「浅草の父母」って占い館もあった。まあ、「新宿の母」よりは父にも母にも意見が聞けて有難い気はする。

Pa0_0204 Pa0_0201











写真は浅草観音温泉。うーん、昭和だね。「男は黙ってサッポロビール」だと。by三船敏郎(?)。今は「踊り」とかはないだろうなあ、さすがに。


Pa0_0202 映画館。いやあ、いつもここのチョイスはグッドですね。まあ、普段は高倉健さんとかのヤ○ザ映画をよくやってますね。映画館から出てくる人が肩で風切ってみんな「健さん」になってます。

それにしても、「白い巨塔」の田宮二郎さんカッコイイですね。このポスター欲しいなあ。映画も見たいなあ。





で、さて、歌舞伎。
実は「浅草歌舞伎のお弁当ってどうなの?」という検索がこのところ結構ありましたので、一応書いておきます。まず入り口付近で普通に「歌舞伎茶屋」のお弁当屋さんが出てます。私はいつもここで買います(今日は1500円のにしました。大奮発。もっと安いのもある)。他にカツサンドとかあります。お茶はコンビニで買って行ったほうが安いかも。

券を切ってもらって中に入ると、お土産用に柿の葉寿司やさば寿司なんかも売ってました。
Pa0_0208 奈良からやってきた柿の葉寿司900円。大好物なので夕飯用に買いました。翌々日の昼間まで賞味期限アリでうれしいね。
他にお団子とかの浅草のお土産の和菓子を売っています。美味しそうだった。

他に食べ物以外のお土産としては、絵葉書セット(主要出演者集合)、一筆せん、エコバッグ、セロハンテープ(?)カレンダー、歌舞伎手帳など。絵葉書セットを友人に購入。ブロマイドなんかも売ってます(一枚500円。買わなかったけど)

で、開演。(写真は文とは関係ないけど殺風景だったので入れた)

Pa0_0206 「お年玉」と称した日替わりの出演者の舞台挨拶。去年は男女蔵さんだったが、今年は私がファンの愛之助さんだったです。偶然ですがホント有難かった。

まあ、歌舞伎役者さんだから最初は「おねぐゎい(チョン)、もうしあげたてまつりまするぅ~」みたいに江戸時代?の人になって出てくるが、途中から現代の関西のおにいさんに戻ります。イメージどおり実直な青年のようで安心します。

今日は観客の皆さんに質問を受け付けていて、挙手してあてられた人には手ぬぐいを配っていました。一階の人だけだったので私は質問できなかった(まあ、引っ込み思案なので一階席でも多分しなかったと思う)。好きなタイプの女性を聞かれて、少しビビリながらも「疲れているので癒される女性」と答えていた。よおおし、明日からアロマテラピーと足ツボマッサージ習いに行くぞおおお!!!(←ウソ)

Pa0_0207 最初の演目、 「祇園祭礼信仰記金閣寺」は舞台装置が華やかなわりになんだかなタイクツな演目で(ごめんなさい)、私の隣の女性も周りの人も結構舟こいでました。私もよくわからなかったのですがね。今年の干支にちなんで、ネズミが出てくる演目だったのかもしれませんが、子役がきぐるみで出てくることを期待してたのに、黒子が動かす原寸大のちっちゃいぬいぐるみでした。

お姫様役の亀治郎さんは、意外と(←失礼!)お綺麗で驚きました。普段はそんな感じじゃないのになあ。勘太郎くんは外見もですが声がものすごくお父さんに似てて、あれ?勘三郎さん出てるの?くらいのオドロキでした。獅童さんは、意外性のないキャストで(ケレン味いっぱいの悪役)ちょっとガッカリ。去年の女形役は面白かったのになあ。

で、目的であった「与話情浮名横櫛」は、こんなふうに題名だけ書くと「なんじゃらほい」と思うかもしれんが、昔に春日八郎さんが歌ってた「お富さん」の話である(・・・って書いてもワカラン人が多いと思うが)。♪いきなくろべえみこしのま~つにあだなすがたのあらいがみ~死んだはずだよお富さん~生きていたとはお釈迦さまでも知らぬ仏のお富さん~♪ という歌である。(幼少の頃、父がよく歌っていたのでうろ覚え。歌詞あってないかも)

愛之助さんが主人公の与三郎役、相手役のお富さんが七之助さんである。二人ともまだまだ若いなあと思った。愛之助さんは遠目に片岡仁左衛門さんにそっくりだと思った・・・血のつながりはないが。しかし、仁左衛門さんが与三郎だったらもっとヴェテランの味でうまいんだろうと思う(先日観にいった牡丹燈籠でやっぱりいいなあと思った)。でも愛之助さんはすごく頑張ってらっしゃった。これからも愛之助さんの成長を見続けるんだ、私は。余談だが、着物のすそをはだけて見える足がせくしいだった。

有名なセリフ、「え、御新造(ごしんぞ)さんぇ、おかみさんぇ、お富さんぇ、いやさ、これ、お富、久しぶりだなぁ。」の前の「待ってました!」の掛け声がイイねえ。

あと、小山三さんがお元気そうでよかった。長生きしてね。

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Pa0_0209 家に帰って食べた柿の葉寿司。美味しかった。さば寿司が柿の葉に包んであるだけでなんでこんなに美味しいのかは不明。



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クラヲタの方々ごめんなさい、音楽の話はまたね。
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2007年10月21日 (日曜日)

怪談・牡丹燈籠

Pa0_0179_2十月大歌舞伎(夜の部)・怪談牡丹燈籠/奴道場寺
片岡仁左衛門、坂東玉三郎、坂東三津五郎、片岡愛之助、中村七之助、中村錦之助、その他

(2007年10月21日・歌舞伎座)



ぅああ、もういい加減にしてくれ、私の過密スケジュール。
2週続けてのトリスタン全曲の後、風邪はひくわ、おとといは会社を早退するわ、本当に歌舞伎にいけるんかいな?と今週はひやひや。

しかも、来週はJリーグ観戦(浦和)ときている。完全に遊びだけでクタクタ。おいおい、そんなのお前の勝手だろ、自分で予定を詰め込んでいるだけじゃねえかって、言われても仕方がない。本当に。バカでぇ~す



しかし有難いことに、今日はそんなに体調は悪くなかったので、歌舞伎に出かけることができた。本当によかった。大体、今までこんなにいい席が取れたことはなかったので、絶対に外せなかったんだけれども。

1階花道から2番目の前から6番目。まあ、中央舞台はちと斜めに見る感じだが、花道を見上げるあの大迫力は他に代えがたい。

Pa0_0180 さて本日の演目。夏でもないのに怪談もの。8月納涼歌舞伎に続いて幽霊を七之助くんが演じるのであるが・・・。「怪談」とは名が付いているものの、怪談部分である有名なお露さんの部分は、 「トリスタンとイゾルデ」におけるモロルトに刺されてイゾルデに傷を治してもらったトリスタンのエピソードくらいな感じで、実際のところこの演目の重要な部分は怪談ではなく「人情もの」とか「世話もの」な感じである。だいたい、四谷怪談みたいに恐くないし



てなわけで今回の主役は「お露さん」でもそれに取り付かれて殺される「新三郎」でもなく、新三郎の世話を焼いてはお金を貰って細々と暮らす、玉三郎さんと仁左衛門さんが演じるところの「伴蔵とお峰」夫婦である。

今回は勿論、私がひいきにしているらぶりんこと片岡愛之助様を観にいったのであるが、お露にとりつかれて殺されてしまう重要な役柄なのに、第1幕だけで2幕に出番はナイ。さすがに今回も色男ぶりを発揮していたが・・・芸から言えば仁左衛門や玉三郎に比べればまだまだである(と、ファンなのにこんなこと書いていいのだろうか。まだ若く、将来に期待を込めて書いているので許して、後援会の方々)。

玉三郎さんは、いつも麗しいおいらんとか殿方を迷わす美女な役が多いイメージなのだが、今回は市井の人っつーか、ちょっと生活にくたびれた妻の役である。こんなんでも、本当に玉三郎さんはセリフ回しとか上手なので、綺麗なだけじゃないんだなあ、杉村春子さんばりの大女優(男だけどな)だと思う。しんみりしたり、すごく笑わせてもらったりしました。本当に近くで見ると細いのね。

仁左衛門さんは、こういった人情ものは本当にうまいなあと思う。見た目もいくつになってもかっこいいし。

今回、花道のすぐ横だったので、最初のシーンで七之助さんたちが乗ってる舟が花道を渡っていくシーンがド迫力でなんだかTDLの「カリブの海賊」を思い出しました。

今日思ったのは。
オペラとか、外国の舞台って(多分)悲劇は悲劇、喜劇は喜劇、怪談は怪談とかジャンルが決まっているじゃないですか。しかし、歌舞伎って終始一貫してないです。なんだか笑わせるな、と思っても最後は殺されちゃったりとか。今日は怪談で始まり、人情もので笑わされたと思ったら、最後は夫に妻が切られてしまう。歌舞伎って結構そういうの多いんじゃないかと。不条理ですな。

最後に伴蔵(仁左衛門)にお峰(玉三郎)が殺されるシーンは、ユニゾンのコーラスがえんえんと流れ、なんだかブリテンのオペラみたいだった。妙に感動した。

さて・・・。

「奴道成寺」は、踊り上手な三津五郎さんのダンス・ダンス・ダンス・オンステージ。ヨーロッパで言えばまったくのコメディア・デラルテ。三津五郎さんはアルレッキーノ?とかコロンビーナ?とかみたいなお面を3種類次々と付け替えて踊る。
外人はこういうののほうが楽しいかもしれないな。今日、何故か外国人観光客が多かったす。

今日は襲名披露っつーか、「日本俳優協会の名題試験」なるものに合格した玉三郎さん門下の2人の役者さんが参加してて、それを記念してだか「てぬぐい」をばらまいていたのだが、全くこういうのに運のない私はもらえなかった・・・私の前の席の金髪外人オニイサンに取られてしまった。残念だわ。


それから。
幕間に食べた、芋きんつばが激ウマだった・・・。

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クラシック・ネタじゃなくて申し訳ない。
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2007年8月26日 (日曜日)

ゆうれい貸屋・舌切雀

Pa0_0161 8月納涼大歌舞伎・第2部
「ゆうれい貸屋」(山本周五郎・原作)
中村福助、坂東三津五郎、片岡孝太郎、中村勘三郎、中村七之助、その他
「新版・舌切雀」(渡辺えり子・作・演出)
中村福助、坂東三津五郎、片岡孝太郎、中村勘三郎、中村勘太郎、中村七之助、中村芝のぶ、その他




夏はやっぱり納涼歌舞伎。納涼歌舞伎はいつもと違って3部制で、時間が短いぶんちょっとだけ値段が安い。少々渋めの演目の第1部と、「先代萩」全部でちょっとツウな感じの第3部に比べ、コメディもの2演目をあわせた第2部は初心者向けかと思う。なんだか歌舞伎観にいったっぽくないんだけど・・・。

ゆうれい貸屋は、山本周五郎原作の昭和25年に発表された小説を基にしています。

働けど、働けど我が暮らし楽にならざり・・・とすっかり怠け者になっている桶職人・弥六にすっかりあいそをつかして実家に帰る女房。そこへ元芸者の美人幽霊・染次が登場、昼間はダメだけど夜からは家事全般を引き受けるから、女房にしてくれ、と言い寄る。

しかし、当面の生活費はどうしましょう。ということで、二人で「ゆうれい貸屋」を開くことに。なんでも、他人に恨みをもつ人にお金を貰い、本物の幽霊を恨んでいる相手に派遣して脅かして恨みを晴らすというシステム。何人か色々なタイプの幽霊を面接、派遣社員として登録。時給は不明。

ゆうれい派遣業は大繁盛。しかし、ビジネスにはトラブルはつきもの。弥六も人のあざとさを知ってちょっとうんざり。メンバーも次々と自己都合(客先とのトラブル、成仏など)で辞めていく始末。


その後、帰宅して幽霊同志の色恋沙汰のトラブルに遭った弥六は、詰め掛けてきた家主や近所の人にお経を唱えてもらえるよう懇願。丁度実家から女房も帰宅、これからは心を入れ替えて働きますと誓い、めでたしめでたし。

終始爆笑、とても面白かったが、自分の後ろでタイミングの違うところで爆笑しまくってた女性は非常に気になった。友人は「なんだかNHKの『お江戸でござる』みたい。」と。私は「ドラえもんかバケルくんみたい」と思った。

「舌切雀」は、童話をベースにした新作歌舞伎。音楽はお琴や打楽器の普通の歌舞伎にはあまりない楽器が登場し、耳に心地よい。新国立劇場のオペラの衣装なんかも手がけているひびのこづえさんが衣装。舞台美術ともどもとってもカワイイ。

舞踊が中心の歌舞伎のようで、華やかな舞台。途中鳥の王様のための舞踏会みたいなのがあり、「白鳥の湖」から4羽の白鳥たちの踊りが微妙に邦楽風音階に編曲されてお琴で演奏されているのが興味深かった。ロック音楽っぽいドラムの入った音楽も出てきた。子供たちによるペンギンの踊りは可愛らしかった。

舌を切られる雀役の福助さんは、よく喋ってうるさい役だが普段の福助さんの個性に合っていると思う。黙ってれば綺麗なのにな。クソババァ役の勘三郎さんの怪演は・・・ここにいまさら書くまでもない。

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観劇前に、銀座でランチ。最近できたらしい?銀座ベルヴィア館の8階はちょっと高そうなレストランが色々と入っている。コンランのレストランとかなー。でもランチならリーズナブル。

Pa0_0162 タイ料理、ジャイタイ・ギンザ。内装はお洒落なカフェ風だが、入り口から見えるのはこんな怪しいタイの?お船。










Pa0_0163 ランチセットメニューは色々充実している。私と友人はエビ焼きそばとシーフード・サラダ、湯葉包み揚げとワンタンスープ、タピオカとココナツミルクのデザートのジャイタイプレート。1500円で非常に美味。

他にタイカレーや生春巻きとかのセットメニューもあった。どれも美味しそうね。でも・・・ちょっとビール飲みたくなるな、タイ料理。




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2007年6月22日 (金曜日)

コクーン歌舞伎・三人吉三

Pa0_0131 コクーン歌舞伎・三人吉三(6月21日シアター・コクーン)
中村勘三郎(和尚吉三)、中村橋之助(お坊吉三)、中村福助(お嬢吉三)、中村勘太郎(十三郎)、中村七之助(おとせ)、笹野高史(伝吉)


(←ポスター写真、切れちゃって「二人」になってしまったすいません。)

いやー、行ってきたわ。すごく面白かった。さすが券が取りにくかっただけのことはあった。券はいったいどこに回ってしまったんだろう?というくらい。mixiの勘三郎さんコミュでも券取れなかった~という嘆きの声がかなり寄せられた。

当日券は毎日出ているようなのだが。これも並ぶのタイヘン。多少はキャンセル分が出るようだが・・・。3時間半の長丁場を立ち見する方もいて。大変だなこりゃ。その価値はあるが。

で、まー。歌舞伎なんだけどこれは。そもそも。
私のようなワーグナー好きにはオドロキの内容。結構こういうのって「こじつけじゃね?」と思うことが多いんだけども。

すごーく「ニーベルングの指環」に似ている。
どこらへんか?というと。

・金(百両)と天下の名剣(庚申丸)を巡る、因果応報、人間の欲望の物語であるということ。全ては「金」を巡って人が殺されたりするので、このお金には呪いがかかっているのでは?とまで思う。

・血のつながりのない人間が、自分たちの腕をちょっと傷つけて血を杯に入れて兄弟の契りを交わすシーンがあること。(しかし、「リング」ではそんな契りなんて破られてしまうが、さすが日本は義理人情の国?、本当の兄弟より義兄弟のほうが大事だったらしい。)

生き別れた双子の男女の兄妹が偶然出会い、恋に落ちる。(「リング」ではそこらへんはまーまー寛容で、子供まで産んだりするが、日本ではかなりテキビシイ。兄妹の契りは畜生道とか言って二人の実の兄に殺され、首まで切られてしまう。うう~事情はあったにせよ、そこまでしないでも~~~)

この生き別れた双子は七之助さんと勘太郎さんが演じ、実際兄弟なのでやっぱりとても現実味がある。

<面白かった点>
・本当の犬が舞台を横切る。ハチ公みたいなカワイイ白い犬で、2回ほど登場するが、毎日やっていてたまに幕の内弁当の匂いにつられて客席に入ってしまったりしないのだろうか。カーテンコールでは調教師?に抱えられて出てきたが、イヤだったらしく、もがいてすぐに舞台横に逃げて行った。

・はじめのほうに出てくる、勘三郎さん演じる金貸し屋の太郎エ門(肉襦袢を着ているので最初わかり辛い)と片岡亀蔵さん演じる研師久兵衛の掛け合いが結構笑えた。特に亀蔵さんがノリノリで、「若大将」の歌を披露したりする。おもしれ~。

・勘三郎さん演じる太郎エ門が、お金百両を受け取ると「ちゃんと申告しますから~」と一言(場内爆笑)。たまたま、客席には落語家の林家○蔵さん(と多分、娘さん?)がいらしており、余計爆笑。

・客席の前のほうは座布団席(非常に手狭なので人が間を通るすきまなどない)なんだけど、普通にわざわざ役者さんが間を縫って登場したりする。通路があるのになあ。

・最終場面、びっくりするくらいの大雪が降ってくる。前のほうの人は今回は舞台から飛んでくる泥や水には悩まされることはないが、紙吹雪まみれになることうけあい。いいなあ、私もまみれたい。(私は2階席中央前から2番目でかなりよい席だったが、紙吹雪はぜんぜんこねー)

毎日公演があり、一日2回もある日があるのに、あの大量の紙はいちいち掃除するのタイヘンそうですな。

・椎名林檎の曲をバックにカーテンコール中、殺陣の人々とともに勘太郎さんを中心に、腕をぐるぐる回して踊りだす。アレ?来日中のアノ人のエクササイズ?練習したんだねえ。

・・・とにかく、面白かった。客席は本当に老若男女ノリノリ。来年もコクーン歌舞伎はやるんだろうけど、このぶんじゃもっと座席争奪戦になるの違いない。因みに去年は客席にりえちゃん、浜ちゃん夫妻、フジテレビ女子アナ一団など、華やかなものだったが、昨日は多少地味な感じ。○蔵さんたちの隣あたりに佐藤○作さん夫妻。(一緒に行った友人が大変芸能人に目ざといんだけれども・・・)


とにかくも。
東京は、今や世界でも有数の舞台芸術が元気な都市! (だよね?)
東京に生まれたことを誇りに思う一夜でした!





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場内のお弁当はイマイチ豪華さに欠けるので、事前にデパ地下でお弁当を買うことをオススメしますだ(私はそうしました)。
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ビリーズブートキャンプ

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2007年4月21日 (土曜日)

コクーン歌舞伎いくぅ?

Pa0_0094 あー、今日はとっちゃった、プラチナ・チケット。

最近はねー、オペラより歌舞伎のほうがよっぽどチケット取るの大変よ、とくに勘三郎さんのはね

渋谷のシアター・コクーンで今年6月に催される、コクーン歌舞伎。年々、座席のし烈な争奪戦が繰り広げられる。その要因は、シアター・コクーンの座席の少なさにあると思う。そして、歌舞伎座などでは見ることが出来ない大胆な演出、開演前に役者さんが客席に挨拶にきたり、幕間にハメを外したりするのもとても楽しい。

とくになんだか水や泥を使う演目が多いので、前のほうの座布団席のお客様は決して着物とか綺麗なカッコをしてきてはいけない。まー、ジェットコースターの水被りみたいなもんで、勘三郎さんはことさら客席に水がかかるように派手に演技している気がするんだけど。
一応、客席に被るビニールの用意はしてあります。去年は事前に水鉄砲をかかえた七之助さんたちによる、「ビニールを被る練習」のレクチャーが行われた。

今日は「歌舞伎会」って松竹の会員の友人の特権を使って(私が)、明日の一般前売りに先駆けて予約をすることができた・・・が、土日の公演はとっくに売り切れ(この前にゴールド会員なるものがあるらしい)。パソコン画面上で平日もあれよあれよといううちになくなっていく。
「早く、なんでもいいから予約しないと!!」とばかり、やっと平日の券を二人分ゲット。やれやれ~。開始15分でこれですか!

コクーン歌舞伎は観にいくの今年で3回目かな。昨年、「四谷怪談」をやったときにも観にいった。まー、舞台上も豪華で楽しい舞台であったが、実は客席も豪華であった。フジテレビの知ってる女子アナウンサーが何人もいたし、ビックリしたのはダウンタウンの浜ちゃん夫妻、そしてその隣にはなんと宮沢りえちゃん。他にも何人か芸能人の方がおいでになっていた(忘れたが)。友人の隣にいらしてた女性の方の話によると、「私、今日は2回目なんだけど、1回目のときは隣の席に大竹しのぶさんが座ってて。緊張して舞台どこじゃなかった。」と。芸能人でこんなに券を取ってしまっていては、我々下層階級の小市民にはなかなか回ってこないのではなかろうか。

というわけで、今年も楽しみでえす。

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2007年1月15日 (月曜日)

浅草歌舞伎と浅草途中下車の旅

少しまた日があいてしまい、更新を楽しみにして下さっている方には申し訳ないです。
せっかく大好きなガーニーのことを書いて、意外と反響もあったというのに・・・ごめんなさい、今日は放置プレイです。続きはまた。

まー、私も遊んでばっかりいたわけではなく(昨日は遊んでいたんですが・・・)、実は友人のおうちに不幸があり、土曜のお通夜に急遽、会計係のご指名を受けたのでありました。

全く予想外の突然の連絡だったため、まず慌てたのはン年前に作った喪服が体に合うかどうかでした。
しかし。

年明けにダイエットしていたお陰で2キロ痩せたため、なんとか入りました。もしダイエットしてなかったら・・・と考えたら、身が細る思いでした。

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Pa0_0036 で、昨日は友人(勿論別の友人)と前々から約束していた「新春浅草歌舞伎」を鑑賞に行きました。浅草はまだまだ正月気分。人ごみは大嫌いだが、賑わう浅草はよいものである。

新春浅草歌舞伎のHP
http://www.ntv.co.jp/event/kabuki/

まあ、前に書いたとおり私は歌舞伎役者さんの中では片岡愛之助さんが好きなので、当然彼目当てである。

Pa0_0034 第一部(午前の部)を鑑賞。まず「義経千本桜」の中の「すし屋」。愛之助さんは主人公の「いがみの権太」役である。

「義経千本桜」といいつつ、この演目には義経は出てこない。「タンホイザー」ってオペラなのにタンホイザーが出てこない、とかそんな感じ(そりゃ違うか)。ついでに「すし屋」なのに寿司は出てこない。ナゾである。ただ「お酢」を売っている店なの?

釣瓶鮓屋(つるべすしや)の長男の権太は勘当されているのに、たまに家に帰ってきたかと思うと母親に金をせびりに来る。鮓屋で働いている下男の弥助と鮓屋の娘お里は今夜祝言をあげることになっていたが、弥助は実は平清盛の息子・維盛で妻子ある身である。鮓屋の主人で権太の父の弥左衛門は清盛に恩があるので弥助をかくまっているのである。
ところが。維盛とその妻子を捕らえるためにやってきた敵方を欺くために、権太は一計を案じ自分の子供と妻を身代わりに敵に引き渡すが、権太のとーちゃんは権太がてっきりお金のために弥助一家を売ってしまったとカンチガイ。怒り狂って権太を刀で刺してしまう。権太は無事で生きている維盛とその妻子を笛で呼び寄せ、全てを告白して権太は死ぬ。悲しむ両親と妹。

よくわかんねーけど、こんな感じの筋である(たぶん)。歌舞伎の筋書きというのは現代の考え方とかなりずれまくっていて、「ナンデ?」と思うことが多いが、あまり深く考えてはいけない。ま、とにかく権太役の愛之助さんは大熱演で素晴らしかった。周りでは泣いている人もいた。

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Pa0_0035 休憩。お弁当。公会堂内で購入。900円ナリ。日本人に生まれてよかったなと思う瞬間。

で、次の演目は「身替座禅」。ま、歌舞伎のコメディア・デラルテといったところか。

都の大名・山蔭右京は愛人との逢瀬を楽しみたいがために、妻・玉の井に「最近夢見が悪いので、自分の家のお堂で一晩中座禅をしたい」と言う。嫉妬深いワイフの許可がやっと下りたのをいいことに、右京は家臣の太郎冠者に身代わりに座禅してもらい、自分は愛人のところへ行ってしまう。
楽しい一夜を過ごしたあと、右京はほろ酔い気分で太郎冠者の様子を見に行く。楽しいひとときのことを太郎冠者に自慢げに話してしまう右京だが、座禅をしていたのはなんと太郎冠者と入れ替わっていた妻・玉の井。ビビリながら逃げる右京を玉の井は猛然と追いかけていって幕。

見所は、すっかりお父さんそっくりに芸達者になった勘太郎くんの右京だが。それよりなんといっても、先ごろ自身の浮気?のために離婚騒動の渦中にいる獅童さんが嫉妬深い妻・玉の井を演じているところ(爆)。ちっとも女形が似合わないので、出てきただけで場内はザワザワとしてこらえきれない笑いが起こる。もうこうなると獅童はノリノリ。たまにこちら(観客)を見据えては、ニヤリ(ゾゾ~)。そもそもこんなコワイ役でいいのかどうかは不明。

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・・・というわけで、楽しい一時を過ごし。そのあとは浅草を散策。まずブロマイドのマルベル堂で買い物をしたあと(私は桂歌丸師匠のまだ20代と思われる・・・毛のある・・・ブロマイドなどを購入)、上司のお土産に有名な「亀十」のどらやきを購入。(少々値は張るが。今日おやつに食べたら本当に美味しかった。とくに皮の部分が少々コゲていてなんとも香ばしいし、そこらへんのどらやきとは違う。東京みやげ第一位に選ばれたという。殺人的な混みよう。)


歩き疲れたのでふと立ち寄ったのが「西山菓子店」 。近頃わざとレトロな店構えにしている新しいお店が多い中、全く地のままでレトロなお店である(店員のじじ様ばば様お嫁様もレトロ。嫁姑の会話なども昭和。)。ひび割れたダイヤル黒電話がセロテープで補修されながら現役で使われている。保留音はナシと見た。
渥美清さんがここのまんじゅうのファンだったらしく、写真も貼ってある。そのまま「寅さん」のセットになりそうな風情。小豆アイスクリームと名物の店頭のセイロで蒸したての福々まんじゅうを頂きましたが、どちらも昔っぽいレトロな味ナリ。パリパリのモナカの皮に入れたアイスモナカも食べたかったなあ。

夕飯は(また食べるんですか~?・・・←「途中下車の旅」風)。神谷バーが混んでいたので、雷門すぐ横のなのに比較的余裕のあった天ぷらの老舗「三定」へ。
創業160年超というのも驚くが、ここもやはり浅草らしくレトロな店構え。
旬の天ぷら盛り合わせやごぼうの素揚げをつつきながら、手酌でビールなどすすっていると、自分が池波正太郎にでもなった気分。日本人だねえ・・・っつーか、なぜビールを全く注がないんじゃ私の友人は。

そんなこんなで(ま、そのあとなつかしのアニメソング特集と銘打ったカラオケ大会が催された件は省略)楽しい一日はおしまい。

みなさんもたまには浅草見物はいかが?

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すいません、次回は音楽の話題を書きますので許して。
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2006年11月 8日 (水曜日)

梨園な話

禁断の会社更新であります。でも昼休みだからいいよね?

今日、朝のニュースを見ていたら、女優の米倉涼子さんが記者にインタビューされてて、海老蔵さんとサトエリの熱愛報道について「うらやましいなあ。私も頑張ろう!」と答えていたのがなんだかすごくかっこよくて『やっぱり女優さんだなあ』と関心した次第であった。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2687847/detail

とはいえ、海老蔵さんと米倉さんの報道があった頃は、私は二人の結婚を首を長くして待っていた。
なんでかっていうと、結婚すれば米倉さんが歌舞伎座に現れるかもしれないではないですか!!米倉さんが着物を着て歌舞伎座のロビーに立っているところを想像するだけでワクワクする!(なのに・・・残念。サトエリもキライではないが)

歌舞伎座に行きますと役者さんの奥様にも出会うことがあります。勘三郎さんの奥様には何度か。七之助くんそっくりですね。

でも、一番衝撃的(?)だったのが、橋之助さんの奥さんの三田寛子さんだった。
私の行った日がたまたま三男の中村宜男ちゃんの襲名披露の時でしたので、当然おかあさんの三田さんもお着物でいらしていたのですが。幕間の、花道のとこで。

私の前方30センチ先のところを、ハンカチを口に当てつつスゲー心配そうな顔をして風のように通り過ぎて行った。

いやー、なんたって まだオムツもしてるかもよ~みたいな乳幼児が初舞台だもん。ありえないって。口上とかも前日のワイドショーでは宜男ちゃんは「・・・・」ってな感じで終始無言であったが。

私の行った日にはちゃんとご挨拶できてた。いやー三田さんもホッと胸をなでおろしただろうな~。

ってなわけで、またね~。っつか、仕事仕事。

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2006年11月 4日 (土曜日)

歌舞伎座に行きました!「吉例顔見世大歌舞伎」

P1000665 世は3連休。


友人が風邪で遊びにこれなくなったので、急に思い立って歌舞伎座に歌舞伎を見に行きました。

都心に住んでいるので(←ここ強調)、歌舞伎座へは地下鉄で30分くらいで行けます(因みにサントリーホールまでは20分)。朝起きて突然行ったりもできます。前にも書きましたが、勘三郎さん出演の新演出とか襲名披露などの人気演目でなければ、当日行っても券は取れます。

しかも。私の経験からいうと、当日突然行ったときのほうがよい席は取れる気がします。値段を気にしなければ。

今日は10時に行ってみたのですが、別に余裕余裕。一等か二等席しか私は取る気はない。1ヶ月一万円生活みたいな暮らしをしてる私。たまーにする心の贅沢だもの。1万5千円くらい(引越し公演オペラに比べたら)普通普通。エステに行ったと思えばいい(←行ったことないけどな)。

しかし。

いつもどこへ行くにもラフなかっこで行く私。どうみても貧乏席取るみたいに思われる。なのでチケットオフィス入り口の係員のおにーさんに「当日券ありますか?」と聞いても「ありますが・・・大変申し訳ありません、昼の部の3階席は売り切れていまして、1等席・2等席のみとなっております。」と。

いいんだよ、どうせいい席しか買わないし。

で、いつもチケットオフィスにいて世話をしているおじちゃん(昔から歌舞伎座で働いているっぽい)にも、「すいませんねえ、昼の部の3階席は売り切れているんですよ。3連休で遠くからいらっしゃるお客さんが多くて、今日は残券がすごく少ないんですよ。申し訳ありません<m(__)m>」と。

いいって。


3階席は舞台から遠いから。そんなんだったらわざわざ見にこないよ。そんなに私貧乏っぽいかなあ・・・。

でもって、1階席中央前から6番目なんてトンデモなくいい席をゲット。



すげー。いままでで一番いいかも。きゃ~。

でも。あら。
私の前の席のおじさん。ヘア・スタイルがハイティンクっつーかクーベリックとおそろいなんだけど、何故か頭のてっぺんから毛が一本だけ出てて、しかも一回転カールしてるわ。

まるで磯野波平さんじゃないの!!!

気になる。視界に入って舞台に集中できない。ううううう(泣)。

気を取り直して。

今日のお弁当はこれです。
1500円。大奮発。
Pa0_0022







本日の主な出演者は、

P1000664 市川團十郎さん、市川段四郎さん、尾上菊五郎さん、片岡仁左衛門さん、中村福助さん、中村富十郎さん、坂東三津五郎さん、その他。

なかなかのゴーカメンバー。しかし気のつく所、若手がいない。若手は今月は演舞場での「花形歌舞伎」(エビちゃんとか)と国立劇場での「忠臣蔵」(ラブりん=愛之助さんとか)に取られてしまったっぽい?

今日の昼の部の演目は通し狂言「先代萩(せんだいはぎ)」と三津五郎さんの舞踊が二題。

はっきりいって「先代萩」よくわかんない。後半あまりに動きがスローモーなので半分寝てた(すいません)。
しかも、いつも女形の美しい福助さんが、男役ってのも解せない。そしていつもかっこいい役の多い仁左衛門さんが女形ですごい悪役ってのも(オルトルートみたいな感じ)解せない。ま、後のほうで正義の味方の男役で再登場するのだが。

面白いのは、着ぐるみのネズミさんが出てくるのですが、それが煙がもくもくと出てきて團十郎さんに早変り(早くもないが)ってのが、ちょっと「ラインの黄金」のアルベリッヒみたいかなと。

それにしても。
歌舞伎に出てくる子役ってのはなんであんなにお行儀いいのかしら?
今日は小学5年生くらい?のお姫様役の女の子と、小学2年生くらいの小さい男の子が出てきたんだけど。今回どちらもすごいセリフが多いです。しかも全然忘れないし。ま、歌舞伎の子役って全体的に同じトーンで棒読みなんだけれど、結構笑いを取ったりして。すごくびっくりしました。生意気にもかわいかったです。そういう子が将来舞台で活躍したり・・・するのかな?

三津五郎さんのダンスもなかなかステキでした。彼はホントに真のアーティスト。ベスト・オブ・カブキダンサーです。


商品代金合計\2,500(税込)/\2,381(税抜)以上お買い上げいただくと配送料が無料!なの。タワレコって。知ってた?
見てみようかなあ・・・歌舞伎って人に、DVD。

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2006年6月 3日 (土曜日)