2009年9月26日 (土曜日)

ビョーク / メダラ



過去記事:タヴナー&ビョークのコラボ


珍しく、今日はポップスのCDで。実はビョークはとくにファンでもない。過去記事にも書いたけど、一時期は映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の影響で彼女の声を聴くのさえ無理だったが、最近はもう大丈夫だ。アテネ・オリンピックの影響である。

P1110240 このアルバム「メダラ」は2004年のアテネ・オリンピックの開会式の時にビョークが歌った「オーシャニア」が入っている。だから買ったんだけどね。「歌った」というよりは大がかりなパフォーマンスであった。このビョークの出てるほんの2~3分のお陰で、アテネ・オリンピックの4時間近いHDDの録画をいまだに消せないでいる。

ああ、もう、本当に。涙が出るほどこの曲(だけ)が好きなんである。世界中の選手が入場して、場内が暗くなって突然ビョークが現れる。そんで歌い始めると彼女のドレスの裾が選手団の上にびろーんと広がるんだな。その歌の歌詞が素晴らしい。オリンピック選手団に向って「あなたたちはよく頑張った」って言えるのは世界中でクーベルタン男爵とビョークぐらいかもしれん。ビョークはまるで選手みんなのおかあさんみたいである。スクリーンで上映されてたCGのビデオも素敵だった。

母なる大洋へほんの一息の場所で
あなたたちのすばしっこい足は
わたしの砂にその跡を刻みつける
あなたたちはよく頑張った
わたしの濡れた抱擁から抜け出てから
砂浜へと這い上がってきた
男の子は誰もが一匹のヘビで一輪のユリで
真珠の玉はどれも一匹のヤマネコで
ひとりの女の子

(以下略 新谷洋子/訳)

このCDの曲の伴奏はほとんど人の声を合成して作ってあるという意欲的なもんで、もちろん「オーシャニア」もそうである。開会式んときは気が付かなかったんだけど。他の曲はヘッドホンで聴いてると耳もとで女の人が「はーはー」言ってたり、結構キモチワルイのもある。

一回だけ「オーシャニア」を自分で歌おうと挑戦したこともあった。カラオケにあったし。でもこれは絢香の歌以上に無謀であった。英語だし。それと、このCDで気に入らないのは、輸入盤の原語の歌詞が書いてあるところが黒地の紙に黒いインクで印刷されているってことで、はっきり言って全然よめねー。ふざけてる。

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2009年6月16日 (火曜日)

ペッテションの交響曲第2番を聴きながら、恐怖のおすそわけをする。

P1110201 アラン・ペッテション:交響曲第2番
スティグ・ヴェステルベリ指揮/スウェーデン放送交響楽団

あー、いや。もうね。大変だから。
私のこの胸にだけしまっておけない。誰かに伝えたい、この苦しみを、この不安を。

昨日、隣の区の大きな病院へ。もちろん、親知らずを抜くためだったのだが。

その日はヌイてくれず。顎のレントゲンを撮ったのと、診察と説明で終わった。どうも抜くのに一時間はかかるらしく、行ってすぐ「スポン」って抜くようなそんな簡単なものではないらしい。

病状の?説明のあと、書類を貰った。どうも患者本人と誰か(親とか?)の同意(署名)が必要らしい。

めんどくせ・・・。

・・・

ねえ。

みんな、読者のみんな。
親知らず抜くのって、ただ抜くだけでしょって思ってない? 私もそう思ってた。誰に聞いてもそうだった。そりゃ麻酔が切れれば痛くなるし熱も出すかもしれないけど。2日もねてりゃ治るでしょ。何言ってんのオーバーだよたかが親知らず抜くくらい。みんなやってるよ、って。

あ、あたしも「そうだよね~。あははは。バカだよね~」とか言ってたんだけど。

どうもそんな簡単なことでもないらしいんだわ。私、小顔なんだよね。小顔って羨ましいとか女友達には言われるんだけど、そんなこともないの。アゴが小さいのに歯は普通に大きいのよね。だから歯の根っこが曲がって生えてるらしいんで。だからスポンっていけばいいけど、なかなかそうもいかないらしい(だから病院行かされるわけだが)。

で、抜歯の日にちを決めて、受付でお金払って帰りの送迎バスの中で説明の書類をぼんやりと眺めてたら。

こんなガクブルの事実が書いてあった。

(この項目には暴力的または猟奇的な記述・表現が含まれている可能性があります。不快に感じる方は閲覧をご遠慮ください。)

・手術の名称・方法
 埋伏智歯抜歯術:手術は局所麻酔後、歯肉に切開を入れ、粘膜骨膜弁を形成し、顎骨を露出させ、埋伏智歯の位置と歯軸の方向を確認後、歯牙の周囲の骨を骨ノミあるいは骨レバーを用いて削除し、タービンバーや骨ノミで歯牙を分割して抜去します。抜歯後、不良肉芽(炎症を起こしていた病巣)を掻き出して、止血を確認し、縫い合わせます。さらに、止血を確実にするため、抜歯後は20~30分ガーゼを噛んだままにしてもらいます。

うわあううううあうう。

もう、私 想像しただけで倒れそうです。私の口内で「キル・ビル」とか「バトル・ロワイアル」とか再現される感じ。血みどろスプラッタ・ムービーが繰り広げられてしまうということだな、うん。

で、さて。

こういう内容にはピッタリと思われる(いや~ほんとにピッタリよ)、このところ大人気?のスウェーデンのトラウマ作曲家アラン・ペッテションの交響曲。

ペッテションは交響曲を17曲ほど作ったが、第1番は破棄された(17番も未完のため破棄)ため、彼の発表されている交響曲は2番が最初ということである。

まあ、私はペッテションのCDは2枚しか持ってないので詳しいことは言えないんだけど、印象としては「難解」「暗い」「絶望」「怨念」・・・etc.という感じだ。だが、この2番はまだ7番ほどのどん底の絶望感はない。なんか聴いていると断片的にマーラーの交響曲第5番を思い出す。でも・・・マーラーがまだ可愛く思える。どういうこと?

42分のノンストップ・シンフォニー(単一楽章)。これでも交響曲なわけ? ペッテションらしく、キリキリと追い詰められいていく。もしも手術中にこの曲をBGMに流してもらったら、自分の中の隠れた「M」を開花させてしまいそうだ。途中でモーツァルトの「フリーメイソンのための葬送音楽」が流れる・・・らしいが、残念私はその曲は知らないんだ。多分「ここのことかなあ?」とは思うけれど。

で。

無事抜歯が終わって生きてたら、ぜひ声楽付きの 交響曲第12番「広場の死者」にも挑戦してみたいと思っている。

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2009年2月22日 (日曜日)

シベリウス/交響曲第1番&2番 バルビローリ


シベリウス:交響曲第1番、第2番
サー・ジョン・バルビローリ指揮/ハレ管弦楽団

(シベリウス・エディションより)

花粉症はまだ出てないよ~。問題は明日だ。

花粉症予防は食生活から・・・っていうわけで今日はシソの葉を10束も購入(150円)。これで怒涛のシソメニューを毎日繰り広げようかと思ってる。昼は納豆&シソの葉スパゲッティ、夜はシソ入り味噌ハンバーグ。

(あ、あのね、ハンバーグを作るときにナツメグは入れないでお味噌と刻んだシソの葉を入れてみて。もうびっくりの美味しさだから。食べるときソースなんかいらないから。試してみて。)

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今日は鬼門。

鬼門のシベリウス交響曲でえす。

あー、シベリウスはね、「フィンランディア」止まりなの。あとは歌曲くらいなの、私が聴くのは。

北欧好きなのに、シベリウスの交響曲聴かない。演奏会でたまたま曲目に入ってた、とかじゃないと聴かない。ついでに言えば、ブルックナー(ロマンティックと8番以外)も殆ど聴かない。つか、聴いて何番かって区別がつかない。

なんでかぁ?って考えた。それは、

・私の頭が「標題音楽」しか受け付けてくれんから。
・精神性を重んじたような?音楽が苦手だから。
・何曲もあるから。(3~4曲くらいだったらまだいいんだが)

かなあ、と思う。その点、マーラーは聴いてて楽だ。奴の音楽は感情表現が豊かだから、「悲しい」「苦しい」「楽しい」とかが聴いていてすぐわかる。

だのに。ブルックナーとシベリウスは。聴いていて何を考えているのかよくわからない、あいつらは。いつもしかめっ面で難しそうな顔をしているし。なによ、もう。愛想が悪いったらありゃしない。

しかも、交響曲にほとんど表題のようなものがない(と思う)ので、どう聴いたらいいのかわからんのだ。作者がどんな気持ちで書いているのか、想像できないと私ダメなんである。

シベリウスの場合、最初に聴いたCDがベルグルンドの全集であった。シベリウスに詳しい人から推薦されて買ったのであるが・・・まあシベリウスの本質のようなものは伝えているような気がするのだが、やっぱり「うーん?」と思った。難しさ倍増。

ということでまた放置に次ぐ放置で。その後何年かして私のフェイバリット指揮者(死人の部)のバルビローリの全集を安く売っていたのをゲット(まだ売ってる)。もしかして・・・好きな指揮者だったらなんとかしてくれるかもしれない。

・・・といいつつ、また何年も放置。今日、久しぶりにあけてみた。うわ、五枚も入ってる・・・。
一枚めは管弦楽曲集。「フィンランディア」と「カレリア組曲」を聴いただけで「素晴らしい」。でも今回はここまで。交響曲を制覇しなくては。

さっそく1番と2番を聴いてみるぞ。

1番もう全然普通にオッケー。しっかりと受け止められるぞ。さすがバルビローリ、聴かせ上手だわ。静かなる男シベリウスの曲を思いっきり分かりやすい音楽に仕立て上げてくれる(いい意味で)。情熱のこもった演奏でとーってもわかりやすい。そもそも1番はわかりやすいんだがな。これなら演奏会で聴いても大丈夫、寝ない。

で、2番!って思ってCDを止めずにそのまま聴いてたら、私は北欧の深い森に迷い込んでしまった。・・・何これ。って収録順が順番通りではなかった。これ4番だった。いきなり4番は・・・キツイ。4番目でこんなだったか。最後のほうの番号の曲などもう全然わかんないかもしれない。ううう(不安)。

で、ホントに2番。これはね、しべ煮・・・じゃなくてシベ2って位だから一番有名なのね多分。もう最初っからバルビローリ節炸裂で、これも聴ける聴ける。ほんとに語り上手の聴かせ上手だなバルビは。ま、ここまでは余裕だ。第一楽章の冒頭は指揮者がオケとの対話を楽しんでいるような感じがする。第4楽章なんか・・・一緒に歌えるわ、コレ。

ここまでは順調順調。ぜんぜん大丈夫。チャイコフスキーとかとそんなに変わらん。

というわけで・・・3番に続く・・・かどうかわからない。あ、他の誰かの演奏を推薦されても、聴かないから無駄です、あしからず。


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※ちょっと疑問。この映像のBGMが誰の曲か知りたい。あ、心霊ビデオだから大丈夫な人だけ見て。
http://www.youtube.com/watch?v=1uURbN8XygA&feature=related

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2009年1月 7日 (水曜日)

ラングストレム歌曲集

P1110130シベリウス&ラングストレム歌曲集
エリザベス・マイヤー=トプシュー(ソプラノ)
ペル・サロ(ピアノ)













私は三日月に三回お辞儀をしました
三つの願い事があったからなの
一つはあなたのこと
二つめもあなたのこと
三つめも愛するあなたのことよ
でもだれにも内緒よ
私は三日月に三回お辞儀をしました
地面に頭を傾けて

もし三日月が願いを全部かなえてくれたら
また三回お辞儀をするわ
そして私が花嫁の冠を身に着けたとき、
周りの木々は成長し始め
樺の木は手を振り
カラマツは私のために歌を歌ってくれるの

雲よ、あなたの翼で彼を乗せて運んで
彼は私のように若いの
彼は私のように暖かいの
彼はラブリーで誰よりも強いの
そして幸せに安らかに、
夜が明けるまで
彼の腕の中でもう一度眠りたいの

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正月明けて頭狂ったのかと思った人もいるかもしれんが、これはスウェーデンの作曲家テューレ・ラングストレムの歌曲「三日月の下の少女」を自力で訳してみたもんである。もちろん言語はスウェーデン語だから英語訳を訳したものだが。はっきりいってよくわからない(微妙に違ってるかもしれない)。少女の歌だから少女っぽくしてみたらなんだかセーラームーンを思い出した(←古い)。月に代わってお仕置きよ!なんて。

P1110131 この曲は非常に愛らしい。やや難解なラングストレムの交響曲からは想像もつかない可愛らしさである。写真だけで想像するとガタイのよさそうなおっさんのラングストレムだが(猫がカワイイhappy01)、歌曲はどれも北欧の空気を感じるし大変繊細である。シベリウスやグリーグみたいなメジャー作曲家にはない味わいがある。短調の曲はえもいわれぬ孤独感がある。そうそう、「告別」って歌曲は交響曲第3番のメロディと一緒である。

ここに挙げたのはコントラプンクトから出てるマイヤー=トプシュー盤。ワーグナーを得意とする歌手らしく声が輝かしい。
他にセーデルストレムが歌ったのもウチにはあるんだが、そっちのほうがさすがに年の功というか?味わい深い。ユッシ・ビョルリンクも何か歌ってたな確か。つか、今日の記事誰もわかんねえよ。

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2008年9月16日 (火曜日)

アッテルベリ/交響曲第1番&4番

P1110105クット・アッテルベリ:交響曲第1番 
交響曲第4番「小さな交響曲」

アリ・ラシライネン指揮/フランクフルト放送交響楽団









過去記事:アッテルベリ:交響曲第2番

今日は、最近開店した「フジヤマ製麺」にいってきたのりゃ。らんらんるー。
つけめんのお店である。

Pa0_0322 ラーメンにはちっとはうるさい?私だが、(ラーメン界で言うところの)つけめんって実は初めて食べる。ここは結構有名店なのでお高いのであるが、確か麺2玉まで同じ値段だったと思うから、男性だったらそれを頼むがよろし。私は女性であるから「並」って注文したが。



これで充分です!!

Pa0_0321 つか、これラーメンじゃないぞ、私の国では。分類的にこれは「うどん」だ。この太さ、もっちりとした歯ごたえ。
付け汁は何故か濃ゆいゆず風味。その中に焼き豚?やらメンマ?やらナルト?やら入ってる。

理解できん。これはなんだ?つけ麺はみなこうしたもの?

まー、美味しかったけど。(しょっちゅう通うほどではない)
この食べ終わったあとの付け汁ってどうしたらいいの? お蕎麦の付け汁だったら「そば湯」が出てきて飲むけど(私はそば湯が大好き。そば湯飲むためにそば食べるのかもしれない。)これは飲んだら塩分が多くてな。




さて、関係ないけど今日はアッテルベリ。裸子来年の指揮で合ってる縁。

交響曲第1番 ロ短調 (op.3) は王立音楽院へ応募するため1910年に完成し、1912年に自身の指揮でエーテボリで初演された。若さと才気に溢れる作品である。古典的な4楽章構成の作品で、第一楽章にはブラームスやリヒャルト・シュトラウスの影響が見受けられる。第二楽章は、民謡風の印象的な旋律を発展させた緩徐楽章で、早くもアッテルベリの特徴が現れている。(ウィキペディアより)

わたくしの大好きな2番同様、聴きやすい。長さは普通に40分。音楽に毒気のようなものを求める人には縁のない曲だ。ふっ、そんな人はショスタコでも聴いてればいいのさ。
おそらくスウェーデンのいなかのほうの風景ってこんな感じなのかな~とか思う。一点の曇りもない空。

第1楽章 Allegro con fuoko
第2楽章 Adagio
第3楽章 Presto
第4楽章 Adagio-Allegro energico

第4楽章の出だしが天国的に・・・ってほどでもないけどナカナカ美しい。本当の天国というよりは銀座天國くらいか。いや、天國はうまいぞ。そんな高い天ぷら食べたことないけど、たぶん予想では。 いやそれは「てんくに」では

そんでまあ、後半はまたアッテルベリらしくもりもり元気いっぱいのフィナーレである。「映画はハッピーエンドじゃなきゃいやだ~。」という人にはぴったりだ。最後はウルトラマンとか出てきそうである。

そして第4番。「小さな交響曲(Sinfonia piccola)」というなんか自由が丘のパティシエが作った新作ケーキみたいな名前だが、全体に21分と短いというだけでとくにキャーカワイイってわけではない(まあ、カワイイっちゃカワイイのか?)。これも普通のアッテルベリ・毒のないシリーズ。

第1楽章 Con forza
第2楽章 Andante
第3楽章 Scherzo
第4楽章 Finale.Rondo

アンダンテが優雅で宜しい。そしてスケルツォにちょっとマーラーのにほひが。やっぱり終わりはハッピーに。

1番も4番も(2番も)、「いやー、これを聴かないで一生を終わるなんて惜しいですぜ、ダンナ」というほどではないんだが・・・興味がある方はぜひ。もっと評価されるべき、か?

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2008年9月11日 (木曜日)

ニールセン/交響曲第4番「不滅」

P1110103 ニールセン:交響曲第4番「不滅」
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/フィンランド放送交響楽団

過去記事:ニールセン/コンモティオ

ニールセン・仮面舞踏会








ニールセンと言えば「不滅」、「不滅」といえばニールセンである。お菓子といえばナボナ、ナボナといえば王さん。やはりWBCの監督は星野さんじゃなくて王監督になるのかなあ。森の歌もよろしく。 ←あ、これはショスタコだった。

最近、「不滅」の人気はいかほどなんだろう。イカほどもタコほどもよくわからんが、何でもあの「のだめ」に登場したというではないか(あいかわらず読んだことはない)。まったく「のだめ」様様である。クラシックの作曲家は自分の曲の人気を上げたければ二ノ宮先生にワイロを送るべきである。R・シュトラウスだって彼の曲の中では すげー代表作ってほどでもない「ティル」が漫画で取り上げられたおかげで今一番人気ではないか・・・ないのか?

マーラーだって、ツウなマーラー・ファンにとっては「アレはねえ、彼の曲の中ではねえ、ちょっと・・・」といった感じに言われがちな8番「千人の交響曲」も、(アニメが私ぜんぜん詳しくないのでどういういきさつなのかはよくわからないが)アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のラストに第一部の後半が使われたおかげで、一挙にマーラーの代表作に・・・なったのか?いや、私は8番が一番好きですけどね。

セリフなし版。
http://jp.youtube.com/watch?v=84IBL7II5Lo

で、不滅。

不滅・・・実は私あんまり聴いたことないんだよね。このCDは新橋のキ○ラヤの投げ売りで買ったと思った。2枚組で700円くらいだったかな~。このシリーズ、ブラヴォー。

で、このCD何故か指揮者の表示がナイ。中を開けてやっと「おお、この指揮者はサラステか」とわかる仕組みになっている。まるで週刊誌の袋とじ記事のようだ。(1枚目はサラステ指揮の4番と5番。2枚目の「ニールセンのその他の作品群」はサー・アンドリューとサラステと知らないフィンランド指揮者の混合)

この「不滅」は楽章の切れ目なしに演奏されるが、一応4楽章構成っぽくはなっているようだ。

Ⅰ.アレグロ
Ⅱ.ポコ・アレグレット
Ⅲ. ポコ・アダージョ・クアジ・アンダンテ
Ⅳ. アレグロ

「不滅」という仰々しい名前のわりに全体に35分ほどで(私が普段聴いているような曲よりもびっくりするくらい短い)、わかりやすい北欧っぽい?ブルックナーといった感じか。実はブルックナーやシベリウスが少々苦手なのですが、この曲は大丈夫だ。カラヤンが録音したお陰で一気にメジャーリーガーとなったという曲である(ホルストの「惑星」もそんな感じだったと思う)。

(「不滅」という名前は、本当は「消し去り難いもの」「滅ぼし得ぬもの」って意味なんだよ~ん、とかコメント寄せられても返答に困るのでいちおー書いておく。)

サラステという指揮者は他の演奏をあまり聴いたことがないのでよくわかんないのだが(昔はサロネンと並んで美形指揮者だったようなんだが、今はどうなんだろう)若々しい颯爽とした感じの演奏で好感が持てる・・・ような。他に聴いたことがないので実はわからない。やっぱりカラヤンがいいのかな?誰かお薦めを教えてくれるかしらん・・・それを買い求めるかどうかはわからないけど。

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2008年4月 3日 (木曜日)

アッテルベリ/チェロ協奏曲

P1040020_2クット・マグヌス・アッテルベリ/チェロ協奏曲
ウェルナー・トーマス=ミフネ(Cello)
カール・アントン・リッケンバウアー指揮/ベルリン放送交響楽団






過去記事:アッテルベリ/ピアノ協奏曲

アッテルベリ:交響曲第2番



突然だが、今日の夕飯。

P1040019_2 確か、ラタトゥイユっていうんだ、コレ。おフランスの料理。

ニンニク、鷹の爪、タマネギ、赤ピーマン、黄ピーマン、オレンジピーマン、ズッキーニ、フレッシュトマトをたっぷりのオリーブオイルで炒めただけ。あとは塩コショウ、ハーブを入れて煮る。しかも水は入れずにひたすら野菜の水分と旨みだけで煮るのである。(なので、なるべく良い油と美味しい粗塩が必要)

しかし、こんなにカラフルな野菜料理って他にあるだろうか。マチスやゴーギャンの絵画のようである。(違うか?)

しかし、こいつら西洋野菜は結構値が張る。本当はセロリとナスも入れたかったとこだが、そこまでいくと一品で千円くらいかかる。一人暮らしの自炊でそこまで金をかける気はない。

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さて、久しぶりの更新。

(本当は昨日更新しようかと思ったのだが、私の大好きな「あらすじで楽しむ世界名作劇場」の放送があったので、更新を断念。羽野晶紀さんの「二十四の瞳」を楽しみにしていたので。他の出演者が全くのバラエティ(お笑い)のノリだったのに対し、彼女はちゃんと芸術的な「モノドラマ」として成功していた。まあ企画担当者も良かったのかもしれないが。)

何を聴こうかと思ったが、先日のすみトリ地方オケ大会で、どれも良かったけどものめずらしさもありことさら印象深かった広響の北欧ものが頭に残っていますので、今日は北欧もの。

ここのブログでは、「こんなにつまらないのに何故か溺愛している交響曲第2番」で有名なクット・アッテルベリ。作曲家でありながら特許庁勤め。今日はチェロ協奏曲。珍しいドイツ製の演奏。

以前、CDで聴いた(が、ほとんど記憶にない)ピアノ協奏曲がなにやらグリーグの亜流だったのに対し、このチェロ協奏曲は・・・そうさなあ(考える)。チェロという楽器が大体どんな作曲家が作曲してもそれなりに聴こえてしまうので(それは偏見?)、結構聴ける。チェロ・コンは普通ドヴォルザークかエルガーっぽくなるかなというイメージなのだが、これはとくに「誰風」っていうのはあまり感じない。

第1楽章・アンダンテ・カンタービレ
第2楽章・アレグロ
第3楽章・アダージョ
第4楽章・アレグロ



どうも全体に切れ目なく演奏されるらしく、いつのまにか楽章が移っている。35分と結構長いので演奏者は大変だろう。
全体的な印象としては、チェロという楽器の特性もあるけど哀愁というか憂愁を帯びた音楽である。第3楽章のアダージョはメロディが美しく結構心にクルものがある。第4楽章もそうだけれど、なかなかオケの響きとかは独特でロマンティックでなかなかヨイ。まあ、コンサートではまず演奏されなそうだが。

ところで、このCDの演奏家のドイツ人チェリスト、ウェルナー・トーマス=ミフネさんとやらは、「三船さん」なのだろうか?日本人とのハーフとか?それとも関係ないの?

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2008年3月30日 (日曜日)

広島交響楽団演奏会<ノルウェー音楽集>

Fvjo2グリーグ:抒情組曲
シンディング:ヴァイオリン協奏曲
スヴェンセン:交響曲第2番

秋山和慶指揮/広島交響楽団
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)

(地方都市オーケストラ・フェスティバル2008年・すみだトリフォニーホール 3月29日)





昨日のコンサート。今日も行くんだけどすみトリ。
地方都市オケのこのフェスティバルの今年のコンサートは、びっくりするくらい意欲的なプログラムが並んでいて、結局3回も行くことになってしまった(金曜日のエルガーのヴァイオリン協奏曲も行きたかったが、天候不良で断念)。

中でも、ユニークなのはこの広響さんの曲目。マニアックすぎて聴いたことない曲が並ぶ。実はグリーグは私は歌曲と一般有名曲しか知らないので本日の「抒情組曲」は聴くの初めて。あれー。

シンディングも、「春のささやき」くらいで(なんか、多分聴けば知ってっかなーくらいな感じ)他の作品は全然有名じゃない感じだし、スヴェンセンも「男性かつらのメーカーかなー?」とか思ったくらいで聞いたこともない。

広島交響楽団は土地柄、北欧ものをよく取り上げる。土地柄っていうのは別に北欧の移民が広島に多いとかバイキングが有名とかじゃなくて、北欧音楽ファンにとっての「聖地」、私も一度は訪ねてみたいなーと思っている「ノルディックサウンド広島」というCDショップがあるからである・・・ってそんなことでもないのかな。(開演前にここの店長さんと指揮者の解説あり)

他の理由としては、かのシベリウスの権威、渡邉暁雄さんを音楽監督に迎えていたことや、オスモ・ヴァンスカを招聘してシベリウスを演奏したりしていたことがベースになっているときいた。

ということで、期待して聴いた。たまーに普段聴きなれていないオケ(地方のでも東京のでも)を冒険して聴くと「あれ、今日は外しちゃったかな~?」と失望したりすることがあるのだが、広響は全くそんなことない(←失礼?)。北欧音楽はやっぱり弦の美しさが際立ってこそだと思うのだが、本当に豊かな弦の響きだった。すみトリの残響の長さがまたマッチしててよい。うっとり。そういう弦の響きの波のあと、ちろりろりんと聴こえる木管楽器の音もチャーミング。

こんなプログラムが普段聞ける広島の人は羨ましいと思った。(チラシにあった過去の演奏会はトゥビン、アッテルベリ、これからの演奏会予定にニルセンやステンハンマルの交響曲が・・・涙)

普段、邪悪なことや○○や●●なことばかり考えている私にとっては、心が洗われる音楽たちでした。

だのに。予想通り客席はガラガラだった。群響戦争レクイエムのときはなんだったのやら。

演奏については、ホントに心が洗われるという他にはあまりない。グリーグはグリーグらしい本当にいい曲で堪能しました。頭の中で民族衣装にお下げ髪の女の子たちがダンスしてた。北欧ってステキ。

はるばるオスロからソリストを呼んで(客が少なくて申し訳ない)演奏されたシンディング日本初演。最初の楽章はワーグナーのマイスタージンガーみてぇな堂々たる音楽。まあ、全体的に邪悪な(←え)ところもなくうっとりと聴いた。

このあとのアンコールにブルという作曲家の「メランコリー」というメランコリーな曲が演奏された。大変美しい。ブル・・・?しらねー。

オーレ・ボルネマン・ブル(1810 - 1880)は、ノルウェーのヴァイオリニスト。「ノルウェー最初の国際的スター」と呼ばれている。作曲家でもある。
ブルがどれだけ有名だったかを示すのは、何といってもその葬式で、おそらくノルウェーの歴史の中でも、最も壮大なものであろう。ブルの遺体を運ぶ船を15
隻の蒸気船と何百隻もの(1,000隻だと言う人もいた)小舟が先導した。
(ウィキペディアより)

↑多分この人かと。ゆーめーな人らしい。この曲のCDも出ている。

休憩をはさんで後半はスヴェンセンの交響曲。

ヨハン・(セヴェリン・)スヴェンセン(1840年 - 1911年) はノルウェーの作曲家・指揮者・ヴァイオリニスト。スウェーデン統治中のノルウェーのクリスチャニアに生まれ、生涯のほとんどをデンマークのコペンハーゲンに過ごした。
より高名な親友のエドヴァルド・グリーグとは対照的に、スヴェンセンは和声の重要性よりも、管弦楽法の技能によって名を揚げた。グリーグがたいてい小編成のために作曲したのに対して、スヴェンセンはもっぱら大編成の、とりわけオーケストラの作曲家であった。最も有名な作品は、ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスである。存命中は、作曲家や指揮者として非常に人気があり、国から数々の栄誉を授けられた。しかしながらこの人気は長続きしなかった
コペンハーゲンにて他界、享年70であった。
(ウィキペディアより)

というわけで、本国でもイマイチ人気のない作曲家をプロのオケで聴ける幸せ。プロ・オケでは初演ということはアマ・オケでは演奏されているということか。

印象は・・・まあ俗に言う北欧のあんまり知られてない交響曲。やけに人当たりのよいブルックナーとかシベリウスといった感じだ。(すまん、あまりよくわからない。アッテルベリの交響曲とかと同じ印象。)
交響曲はマーラーばっかり普段聴いている耳にはただただすがすがしい気分。



ここでのアンコールはグリーグの有名な「過ぎし春」。バーバラ・ボニーとかキルステン・フラグスタートとかの歌ではよく知っているが、オケ版は初めて聴いた。うー、美しすぎるよう。

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2008年1月22日 (火曜日)

ラーション/偽装の神

P1000887ラーシュ=エリック・ラーション:カンタータ「偽装の神」(姿を変えた神)
  エリーサベト・セーデルストレム (ソプラノ) エーリク・セデーン (バリトン) ラーシュ・エークボリ (語り)
  スティーグ・ヴェステルベリ指揮/マッティン・リスタム・ヴォーカルアンサンブル ストックホルム放送交響楽団

(スウェーデン協会 1956年録音)

過去記事:ラーシュ=エリック・ラーション作品集 


今日は、ほのぼの癒し系と無調不安系の二つの顔を持つ男、スウェーデンのナゾの作曲家ラーションの声楽曲をいってみよう。

ところで、何、偽装て。それは。最近耳慣れた言葉ナリ。
もしかしてこれって「赤福の神」だったり「白い恋人の神」だったり、「ミートホープの神」だったりするわけですか?それとも「船場吉兆の神」と称して、横からコソコソ声で「頭が真っ白になったと言え」とかささやいたりするわけでしょうか。

いや、そんなことはないです。そんな偽装に満ちた陰鬱な曲ではありませぬ。
この曲についてはいつも参考にさせて頂いている、大束省三先生のご本「北欧音楽入門」(音楽の友社)に詳しいので、ちょっと引用させて頂きますと。

スウェーデン・ラジオ(放送局)から、当時すでにそのドラマ部門の長だったヤルマル・グッルベリの一連の物語詩、「偽装の神」の音楽の作曲について話があったのは1930年のことだった。ラーションはそれまでグッルベリとのいくつかの共同作業で成功していたが、今度の作品は規模が大きいので、書き始めたときには1940年になっていた。当時、デンマークとノルウェーはナチス・ドイツ軍に占領され、国民は塗炭の苦しみを嘗めていた。スウェーデンは中立政策を保持していたが、綱渡りの中立と言われる深刻な環境の中にあった。ストックホルムからのこのラジオ電波はこの両国は容易に聴き取れ、十分理解されるに違いない。海を挟んだフィンランドにもスウェーデン語を理解できる人はたくさんいる。この状況下でグッベルリは原稿の冒頭に五行詩を加えた。


この世の強き者のためではなく、弱き者のために
戦士のためではなく、農夫たちのために
不平も言わず その土地を耕した・・・
ひとりの神は笛を吹く
それはギリシャの物語


・・・というように、当時ナチの弾圧に苦しめられた北欧の人々を力づけることになったであろうこの曲は、ラーションの癒し系作曲家としての顔を見せている。

全部で31分ほどの曲。
冒頭から心動かされる暖かい旋律のホルンと弦楽によって始まり、ラジオ用の音楽っぽくさきほどの五行詩のナレーションが入るが、これがまたスウェーデン語なもんで(当たり前だが)、どこか知らない遠い国に行った感じがしてとても心地よい・・・もちろんスウェーデン語は私はわからないが(解説書に英語訳あり)。ラジオ放送音楽ということで万人にわかりやすいよう、メロディは全体に牧歌的でとても親しみやすい。たまにちょっぴり水戸黄門っぽい音楽になるときがある(←私だけ?)。

ここではスウェーデンの国際的名歌手、セーデルストレム (ゼーダーシュトレム)がいかにも北欧らしい清らかな声を聴かせている。彼女は同じスウェーデン協会レーベルでスウェーデンの作曲家による歌曲集のCDを出していて、それもとっても素敵であります。ああ、これもいつかご紹介しましょうね。大好きスウェーデン協会。

えーと、「偽装の神」はこんな感じで親しみやすいのに、CD後半から聴かれる合唱曲「ミサ・ブレヴィス」はまたしても「え」と声を出してしまう。作風また変ったぞ、オイ。今度はシェーンベルクの合唱曲みたいだ(冒頭は何故か「地には平和」にすごーく似てる)。これはこれで私は好きだ。



↓「偽装の神」は、これとは別の演奏だけど、手に入る。

Music Lars-Erik Larsson: God in Disguise

販売元:Intim Musik
発売日:2003/06/24
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2008年1月10日 (木曜日)

ニールセン/コンモティオ

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カール・ニールセン (ボー・ホルテン 編曲)
 コンモティオ (Commoitio) (管弦楽のための編曲による)
 歌曲集〈6つの歌曲〉 (ルーズヴィ・ホルステン詩) リンゴの花 (Æbleblomst)
 歌曲集〈歌と詩〉 (J・P・ヤコブセン詩)
 - 絹靴は金の型から (Silkesko over gyldne læst) 報いはある (Det bødes der for)
  風俗画 (Genrebillede) 「モーエンス」の歌 (Vise af "Mogens")
 歌曲集〈5つの詩〉 (J・P・ヤコブセン詩)
 - スルタンの宮殿の庭で (I Seraillets Have) イルメリンのバラ (Irmelin Rose)
 ヴァイオリンソナタ第2番 (ヴァイオリンと管弦楽のための編曲による)
  ヘンリエッテ・ボンデ=ハンセン (ソプラノ) ビャーネ・ハンセン (ヴァイオリン)
  オーゼンセ交響楽団 ボー・ホルテン (指揮)





おとといだか、フジテレビの新ドラマ「ハチミツとクローバー」を見ました(原作は読んでない)。「のだめ」の美大版なのかと思ったら、こっちはあんまりドタバタではないのですね。私は音大には縁がないのですが、美大に通ってたのでこのドラマは大変懐かしいです。そうそう、こんな感じだったんだなあ・・・なんて。久しぶりに絵が描きたくなる・・・多分描かないけど。

ヒロインの成海璃子ちゃんはオドロキの中学生。飛び級か。

で、この登場人物の一人の部屋が、北欧風ファブリックに囲まれてて可愛かったな。私の学生時代はみんな貧乏だったから(とはいうものの、地方からやってきて美大に通う子は貧乏ではないです。自宅から通ったってかなりお金かかりますし。)こんなオシャレな部屋の子は誰もいなかったです・・・ま、時代もあるかなえー、ところでアクセス数が昨日は多かったす。みなさんありがとう。さすがはマーラー。このブログが2ちゃんねるに載る日も近い・・・(←これは不安・・・いやだなあ)。

で、人気の記事のあとは、ややマニアックな内容のCDを。しかし、ワタシあんまり詳しくないカール・ニールセン。実際のところ、CDは持ってるけど交響曲は聴きこんでないし(「不滅」、正月に実家でCD引っ張り出して聴いたが、あまり以前聴いた記憶がない)。ま、オペラ「仮面舞踏会」は持ってるけどね。

(ワタシの北欧音楽鑑賞・・・基本がなってない。)

実はこのCDは以前紹介しました、私のお気に入りの一枚「デンマーク版ディーリアス」と同じシリーズのようです。同じダナコード・レーベルで指揮者ボー・ホルテンとソプラノのボンデ=ハンセンは同じ。管弦楽編曲も同じボー・ホルテン。

まず、コンモティオって曲。作曲者最後の大作とのこと。もとはオルガンのための曲で、それにしちゃ24分もかかる。実は原曲を聴いたことがないんだけど、この管弦楽編曲を聴く限り、一曲の交響曲を聴いているようだ。ブラームスに北欧の香りを足したような、堂々たる曲である。冒頭からかなり引き込まれる。きっとホルテンの編曲もうまいんだろう。

そのあとの歌曲集は初期の作品ということで、やはりホルテンの管弦楽編曲によるもの。同じ歌手で編曲者のせいなのか?前記のディーリアス・デンマーク語版と雰囲気は似ている・・・もしかしてマーラーの世界にも近いかも。あいかわらずデンマーク語の微妙な発音が本当にここちよい。うー、素敵だ。詩がまた、ヤコブセンのがあって、ディーリアスの歌曲と同じのが使われてたりする・・・イルメリンとか絹の靴とか。ディーリアスとの聴き比べも楽しい。

もっと聴きたいなあと思うんだけど、歌曲は残念ながら7曲しか入ってない。ここでもボンデ=ハンセンはとってもさわやかなうたいぶりでとっても好感が持てる。このCDを買ったのだって(そして「仮面舞踏会」も)彼女のデンマーク語の歌が聴きたいからだったのだ。

最後の曲はヴァイオリン・ソナタ第2番を編曲したヴァイオリン協奏曲。これまた原曲を知らないんでなんとも言えないけれど・・・原曲が聴いてみたいです。私よくわかりませんが、「協奏曲」というにはちと編曲がこじんまりしすぎています。どっちかっつーと「管弦楽伴奏つきのヴァイオリン・ソナタ」といった風情。しかもなんとなく終わってしまう。

あいかわらず、守備範囲外のCDの感想はこんな感じなので申し訳ない。値段もお高いので万人むきではないですが・・・。録音は北欧らしくたいへん良好です。


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