2008年4月 3日 (木曜日)

アッテルベリ/チェロ協奏曲

P1040020_2クット・マグヌス・アッテルベリ/チェロ協奏曲
ウェルナー・トーマス=ミフネ(Cello)
カール・アントン・リッケンバウアー指揮/ベルリン放送交響楽団






過去記事:アッテルベリ/ピアノ協奏曲

アッテルベリ:交響曲第2番



突然だが、今日の夕飯。

P1040019_2 確か、ラタトゥイユっていうんだ、コレ。おフランスの料理。

ニンニク、鷹の爪、タマネギ、赤ピーマン、黄ピーマン、オレンジピーマン、ズッキーニ、フレッシュトマトをたっぷりのオリーブオイルで炒めただけ。あとは塩コショウ、ハーブを入れて煮る。しかも水は入れずにひたすら野菜の水分と旨みだけで煮るのである。(なので、なるべく良い油と美味しい粗塩が必要)

しかし、こんなにカラフルな野菜料理って他にあるだろうか。マチスやゴーギャンの絵画のようである。(違うか?)

しかし、こいつら西洋野菜は結構値が張る。本当はセロリとナスも入れたかったとこだが、そこまでいくと一品で千円くらいかかる。一人暮らしの自炊でそこまで金をかける気はない。

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さて、久しぶりの更新。

(本当は昨日更新しようかと思ったのだが、私の大好きな「あらすじで楽しむ世界名作劇場」の放送があったので、更新を断念。羽野晶紀さんの「二十四の瞳」を楽しみにしていたので。他の出演者が全くのバラエティ(お笑い)のノリだったのに対し、彼女はちゃんと芸術的な「モノドラマ」として成功していた。まあ企画担当者も良かったのかもしれないが。)

何を聴こうかと思ったが、先日のすみトリ地方オケ大会で、どれも良かったけどものめずらしさもありことさら印象深かった広響の北欧ものが頭に残っていますので、今日は北欧もの。

ここのブログでは、「こんなにつまらないのに何故か溺愛している交響曲第2番」で有名なクット・アッテルベリ。作曲家でありながら特許庁勤め。今日はチェロ協奏曲。珍しいドイツ製の演奏。

以前、CDで聴いた(が、ほとんど記憶にない)ピアノ協奏曲がなにやらグリーグの亜流だったのに対し、このチェロ協奏曲は・・・そうさなあ(考える)。チェロという楽器が大体どんな作曲家が作曲してもそれなりに聴こえてしまうので(それは偏見?)、結構聴ける。チェロ・コンは普通ドヴォルザークかエルガーっぽくなるかなというイメージなのだが、これはとくに「誰風」っていうのはあまり感じない。

第1楽章・アンダンテ・カンタービレ
第2楽章・アレグロ
第3楽章・アダージョ
第4楽章・アレグロ



どうも全体に切れ目なく演奏されるらしく、いつのまにか楽章が移っている。35分と結構長いので演奏者は大変だろう。
全体的な印象としては、チェロという楽器の特性もあるけど哀愁というか憂愁を帯びた音楽である。第3楽章のアダージョはメロディが美しく結構心にクルものがある。第4楽章もそうだけれど、なかなかオケの響きとかは独特でロマンティックでなかなかヨイ。まあ、コンサートではまず演奏されなそうだが。

ところで、このCDの演奏家のドイツ人チェリスト、ウェルナー・トーマス=ミフネさんとやらは、「三船さん」なのだろうか?日本人とのハーフとか?それとも関係ないの?

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2008年3月30日 (日曜日)

広島交響楽団演奏会<ノルウェー音楽集>

Fvjo2グリーグ:抒情組曲
シンディング:ヴァイオリン協奏曲
スヴェンセン:交響曲第2番

秋山和慶指揮/広島交響楽団
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)

(地方都市オーケストラ・フェスティバル2008年・すみだトリフォニーホール 3月29日)





昨日のコンサート。今日も行くんだけどすみトリ。
地方都市オケのこのフェスティバルの今年のコンサートは、びっくりするくらい意欲的なプログラムが並んでいて、結局3回も行くことになってしまった(金曜日のエルガーのヴァイオリン協奏曲も行きたかったが、天候不良で断念)。

中でも、ユニークなのはこの広響さんの曲目。マニアックすぎて聴いたことない曲が並ぶ。実はグリーグは私は歌曲と一般有名曲しか知らないので本日の「抒情組曲」は聴くの初めて。あれー。

シンディングも、「春のささやき」くらいで(なんか、多分聴けば知ってっかなーくらいな感じ)他の作品は全然有名じゃない感じだし、スヴェンセンも「男性かつらのメーカーかなー?」とか思ったくらいで聞いたこともない。

広島交響楽団は土地柄、北欧ものをよく取り上げる。土地柄っていうのは別に北欧の移民が広島に多いとかバイキングが有名とかじゃなくて、北欧音楽ファンにとっての「聖地」、私も一度は訪ねてみたいなーと思っている「ノルディックサウンド広島」というCDショップがあるからである・・・ってそんなことでもないのかな。(開演前にここの店長さんと指揮者の解説あり)

他の理由としては、かのシベリウスの権威、渡邉暁雄さんを音楽監督に迎えていたことや、オスモ・ヴァンスカを招聘してシベリウスを演奏したりしていたことがベースになっているときいた。

ということで、期待して聴いた。たまーに普段聴きなれていないオケ(地方のでも東京のでも)を冒険して聴くと「あれ、今日は外しちゃったかな~?」と失望したりすることがあるのだが、広響は全くそんなことない(←失礼?)。北欧音楽はやっぱり弦の美しさが際立ってこそだと思うのだが、本当に豊かな弦の響きだった。すみトリの残響の長さがまたマッチしててよい。うっとり。そういう弦の響きの波のあと、ちろりろりんと聴こえる木管楽器の音もチャーミング。

こんなプログラムが普段聞ける広島の人は羨ましいと思った。(チラシにあった過去の演奏会はトゥビン、アッテルベリ、これからの演奏会予定にニルセンやステンハンマルの交響曲が・・・涙)

普段、邪悪なことや○○や●●なことばかり考えている私にとっては、心が洗われる音楽たちでした。

だのに。予想通り客席はガラガラだった。群響戦争レクイエムのときはなんだったのやら。

演奏については、ホントに心が洗われるという他にはあまりない。グリーグはグリーグらしい本当にいい曲で堪能しました。頭の中で民族衣装にお下げ髪の女の子たちがダンスしてた。北欧ってステキ。

はるばるオスロからソリストを呼んで(客が少なくて申し訳ない)演奏されたシンディング日本初演。最初の楽章はワーグナーのマイスタージンガーみてぇな堂々たる音楽。まあ、全体的に邪悪な(←え)ところもなくうっとりと聴いた。

このあとのアンコールにブルという作曲家の「メランコリー」というメランコリーな曲が演奏された。大変美しい。ブル・・・?しらねー。

オーレ・ボルネマン・ブル(1810 - 1880)は、ノルウェーのヴァイオリニスト。「ノルウェー最初の国際的スター」と呼ばれている。作曲家でもある。
ブルがどれだけ有名だったかを示すのは、何といってもその葬式で、おそらくノルウェーの歴史の中でも、最も壮大なものであろう。ブルの遺体を運ぶ船を15
隻の蒸気船と何百隻もの(1,000隻だと言う人もいた)小舟が先導した。
(ウィキペディアより)

↑多分この人かと。ゆーめーな人らしい。この曲のCDも出ている。

休憩をはさんで後半はスヴェンセンの交響曲。

ヨハン・(セヴェリン・)スヴェンセン(1840年 - 1911年) はノルウェーの作曲家・指揮者・ヴァイオリニスト。スウェーデン統治中のノルウェーのクリスチャニアに生まれ、生涯のほとんどをデンマークのコペンハーゲンに過ごした。
より高名な親友のエドヴァルド・グリーグとは対照的に、スヴェンセンは和声の重要性よりも、管弦楽法の技能によって名を揚げた。グリーグがたいてい小編成のために作曲したのに対して、スヴェンセンはもっぱら大編成の、とりわけオーケストラの作曲家であった。最も有名な作品は、ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスである。存命中は、作曲家や指揮者として非常に人気があり、国から数々の栄誉を授けられた。しかしながらこの人気は長続きしなかった
コペンハーゲンにて他界、享年70であった。
(ウィキペディアより)

というわけで、本国でもイマイチ人気のない作曲家をプロのオケで聴ける幸せ。プロ・オケでは初演ということはアマ・オケでは演奏されているということか。

印象は・・・まあ俗に言う北欧のあんまり知られてない交響曲。やけに人当たりのよいブルックナーとかシベリウスといった感じだ。(すまん、あまりよくわからない。アッテルベリの交響曲とかと同じ印象。)
交響曲はマーラーばっかり普段聴いている耳にはただただすがすがしい気分。



ここでのアンコールはグリーグの有名な「過ぎし春」。バーバラ・ボニーとかキルステン・フラグスタートとかの歌ではよく知っているが、オケ版は初めて聴いた。うー、美しすぎるよう。

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2008年1月22日 (火曜日)

ラーション/偽装の神

P1000887ラーシュ=エリック・ラーション:カンタータ「偽装の神」(姿を変えた神)
  エリーサベト・セーデルストレム (ソプラノ) エーリク・セデーン (バリトン) ラーシュ・エークボリ (語り)
  スティーグ・ヴェステルベリ指揮/マッティン・リスタム・ヴォーカルアンサンブル ストックホルム放送交響楽団

(スウェーデン協会 1956年録音)

過去記事:ラーシュ=エリック・ラーション作品集 


今日は、ほのぼの癒し系と無調不安系の二つの顔を持つ男、スウェーデンのナゾの作曲家ラーションの声楽曲をいってみよう。

ところで、何、偽装て。それは。最近耳慣れた言葉ナリ。
もしかしてこれって「赤福の神」だったり「白い恋人の神」だったり、「ミートホープの神」だったりするわけですか?それとも「船場吉兆の神」と称して、横からコソコソ声で「頭が真っ白になったと言え」とかささやいたりするわけでしょうか。

いや、そんなことはないです。そんな偽装に満ちた陰鬱な曲ではありませぬ。
この曲についてはいつも参考にさせて頂いている、大束省三先生のご本「北欧音楽入門」(音楽の友社)に詳しいので、ちょっと引用させて頂きますと。

スウェーデン・ラジオ(放送局)から、当時すでにそのドラマ部門の長だったヤルマル・グッルベリの一連の物語詩、「偽装の神」の音楽の作曲について話があったのは1930年のことだった。ラーションはそれまでグッルベリとのいくつかの共同作業で成功していたが、今度の作品は規模が大きいので、書き始めたときには1940年になっていた。当時、デンマークとノルウェーはナチス・ドイツ軍に占領され、国民は塗炭の苦しみを嘗めていた。スウェーデンは中立政策を保持していたが、綱渡りの中立と言われる深刻な環境の中にあった。ストックホルムからのこのラジオ電波はこの両国は容易に聴き取れ、十分理解されるに違いない。海を挟んだフィンランドにもスウェーデン語を理解できる人はたくさんいる。この状況下でグッベルリは原稿の冒頭に五行詩を加えた。


この世の強き者のためではなく、弱き者のために
戦士のためではなく、農夫たちのために
不平も言わず その土地を耕した・・・
ひとりの神は笛を吹く
それはギリシャの物語


・・・というように、当時ナチの弾圧に苦しめられた北欧の人々を力づけることになったであろうこの曲は、ラーションの癒し系作曲家としての顔を見せている。

全部で31分ほどの曲。
冒頭から心動かされる暖かい旋律のホルンと弦楽によって始まり、ラジオ用の音楽っぽくさきほどの五行詩のナレーションが入るが、これがまたスウェーデン語なもんで(当たり前だが)、どこか知らない遠い国に行った感じがしてとても心地よい・・・もちろんスウェーデン語は私はわからないが(解説書に英語訳あり)。ラジオ放送音楽ということで万人にわかりやすいよう、メロディは全体に牧歌的でとても親しみやすい。たまにちょっぴり水戸黄門っぽい音楽になるときがある(←私だけ?)。

ここではスウェーデンの国際的名歌手、セーデルストレム (ゼーダーシュトレム)がいかにも北欧らしい清らかな声を聴かせている。彼女は同じスウェーデン協会レーベルでスウェーデンの作曲家による歌曲集のCDを出していて、それもとっても素敵であります。ああ、これもいつかご紹介しましょうね。大好きスウェーデン協会。

えーと、「偽装の神」はこんな感じで親しみやすいのに、CD後半から聴かれる合唱曲「ミサ・ブレヴィス」はまたしても「え」と声を出してしまう。作風また変ったぞ、オイ。今度はシェーンベルクの合唱曲みたいだ(冒頭は何故か「地には平和」にすごーく似てる)。これはこれで私は好きだ。



↓「偽装の神」は、これとは別の演奏だけど、手に入る。

Music Lars-Erik Larsson: God in Disguise

販売元:Intim Musik
発売日:2003/06/24
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2008年1月10日 (木曜日)

ニールセン/コンモティオ

4193mw7yncl














Nielsen: Orchestated By Holten Music Nielsen: Orchestated By Holten

販売元:Danacord
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カール・ニールセン (ボー・ホルテン 編曲)
 コンモティオ (Commoitio) (管弦楽のための編曲による)
 歌曲集〈6つの歌曲〉 (ルーズヴィ・ホルステン詩) リンゴの花 (Æbleblomst)
 歌曲集〈歌と詩〉 (J・P・ヤコブセン詩)
 - 絹靴は金の型から (Silkesko over gyldne læst) 報いはある (Det bødes der for)
  風俗画 (Genrebillede) 「モーエンス」の歌 (Vise af "Mogens")
 歌曲集〈5つの詩〉 (J・P・ヤコブセン詩)
 - スルタンの宮殿の庭で (I Seraillets Have) イルメリンのバラ (Irmelin Rose)
 ヴァイオリンソナタ第2番 (ヴァイオリンと管弦楽のための編曲による)
  ヘンリエッテ・ボンデ=ハンセン (ソプラノ) ビャーネ・ハンセン (ヴァイオリン)
  オーゼンセ交響楽団 ボー・ホルテン (指揮)





おとといだか、フジテレビの新ドラマ「ハチミツとクローバー」を見ました(原作は読んでない)。「のだめ」の美大版なのかと思ったら、こっちはあんまりドタバタではないのですね。私は音大には縁がないのですが、美大に通ってたのでこのドラマは大変懐かしいです。そうそう、こんな感じだったんだなあ・・・なんて。久しぶりに絵が描きたくなる・・・多分描かないけど。

ヒロインの成海璃子ちゃんはオドロキの中学生。飛び級か。

で、この登場人物の一人の部屋が、北欧風ファブリックに囲まれてて可愛かったな。私の学生時代はみんな貧乏だったから(とはいうものの、地方からやってきて美大に通う子は貧乏ではないです。自宅から通ったってかなりお金かかりますし。)こんなオシャレな部屋の子は誰もいなかったです・・・ま、時代もあるかな。

ハチミツとクローバー 10巻セット Book ハチミツとクローバー 10巻セット

著者:羽海野 チカ
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・・・。


えー、ところでアクセス数が昨日は多かったす。みなさんありがとう。さすがはマーラー。このブログが2ちゃんねるに載る日も近い・・・(←これは不安・・・いやだなあ)。

で、人気の記事のあとは、ややマニアックな内容のCDを。しかし、ワタシあんまり詳しくないカール・ニールセン。実際のところ、CDは持ってるけど交響曲は聴きこんでないし(「不滅」、正月に実家でCD引っ張り出して聴いたが、あまり以前聴いた記憶がない)。ま、オペラ「仮面舞踏会」は持ってるけどね。

(ワタシの北欧音楽鑑賞・・・基本がなってない。)

実はこのCDは以前紹介しました、私のお気に入りの一枚「デンマーク版ディーリアス」と同じシリーズのようです。同じダナコード・レーベルで指揮者ボー・ホルテンとソプラノのボンデ=ハンセンは同じ。管弦楽編曲も同じボー・ホルテン。

まず、コンモティオって曲。作曲者最後の大作とのこと。もとはオルガンのための曲で、それにしちゃ24分もかかる。実は原曲を聴いたことがないんだけど、この管弦楽編曲を聴く限り、一曲の交響曲を聴いているようだ。ブラームスに北欧の香りを足したような、堂々たる曲である。冒頭からかなり引き込まれる。きっとホルテンの編曲もうまいんだろう。

そのあとの歌曲集は初期の作品ということで、やはりホルテンの管弦楽編曲によるもの。同じ歌手で編曲者のせいなのか?前記のディーリアス・デンマーク語版と雰囲気は似ている・・・もしかしてマーラーの世界にも近いかも。あいかわらずデンマーク語の微妙な発音が本当にここちよい。うー、素敵だ。詩がまた、ヤコブセンのがあって、ディーリアスの歌曲と同じのが使われてたりする・・・イルメリンとか絹の靴とか。ディーリアスとの聴き比べも楽しい。

もっと聴きたいなあと思うんだけど、歌曲は残念ながら7曲しか入ってない。ここでもボンデ=ハンセンはとってもさわやかなうたいぶりでとっても好感が持てる。このCDを買ったのだって(そして「仮面舞踏会」も)彼女のデンマーク語の歌が聴きたいからだったのだ。

最後の曲はヴァイオリン・ソナタ第2番を編曲したヴァイオリン協奏曲。これまた原曲を知らないんでなんとも言えないけれど・・・原曲が聴いてみたいです。私よくわかりませんが、「協奏曲」というにはちと編曲がこじんまりしすぎています。どっちかっつーと「管弦楽伴奏つきのヴァイオリン・ソナタ」といった風情。しかもなんとなく終わってしまう。

あいかわらず、守備範囲外のCDの感想はこんな感じなので申し訳ない。値段もお高いので万人むきではないですが・・・。録音は北欧らしくたいへん良好です。



↓こんなのもあるで。

Delius: Norwegian Masterworks Music Delius: Norwegian Masterworks

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2007年8月21日 (火曜日)

ビョルリンク/北欧歌曲&バラード集

P1000807ユッシ・ビョルリンク/北欧歌曲&バラード集(1929~1960)
シェーグレン「夢の中であなたは私のそばにいる」、ダール「バッカナール」、エンデルス「小公女」、ステンハンマル「スウェーデン」、ラングストレム:3つのバラード、シベリウス「黒バラ」「葦よ葦よそよげ」「3月の雪の上のダイアモンド」「あいびきから戻った娘」、グリーグ「白鳥」、アルテーン「祝福された国よ」、ペッテション=ベリエル「森の高い松の木の間で」、セーデルマン「魔法の湖」、 コーリング「Evening Mood」、ヌードクヴィスト「海へ」、ショーベリ「調べ」

♪し~らないま~ちを 歩いてみ~た~い
ど~こ~か~遠くへ~行き~~~たあ~い~♪

(遠くへ行きたいby永六輔。何年か前、母と山手線に乗ってたら、向かいの席に何気ないしぐさのTシャツ姿の永六輔さんにでっくわした。あんな有名な人も山手線に乗るんだなあ。)

ああ、どっか涼しいところへ行きたい。行きたいわ。
お盆の間。日本中どこでも(北海道でさえも。白い恋人でさえも。)暑かったということだが。私の数少ない情報を収集した限り、ほとんどの日本国内は暑かった。避暑地と思われる長野だって暑かったって聞いた。友人のダンナの実家の北陸地方だって暑かったと思う。

でもそんなの関係ねー。(by小島よしお)

東京も、ちっとは和らいできたと思うが、やっぱりまだ残暑は厳しい。そんな夜はやっぱり北欧の音楽を。

うちには少なからず北欧の歌曲集のCDがある。とくにユッシ・ビョルリンクのものは多い。なんでかっていうと、好きな歌手だからというのもあるんだけど、彼の歌曲集には余り知らない作曲家の歌が比較的多くて、非常にそそられるのである。聴いていると、どこか遠い国に連れて行かれてしまうかも?みたいな、やや不安な気持ちになる。そこがまたよい。

グリーグ、シベリウス、ステンハンマルあたりまでは、「これはさすがに有名だな」と思うけれど。他の作曲家は「あんただれ?」という人が多い。ま、交響曲全集は持ってて、まあほかの歌曲はちょっと聴いたかなくらいのラングストレムのバラードなんて、もうほんとに「行ってみたいな~よその国~」的な、他の作曲家の何にも例えることができない感じ。もしかして珍品かも。

ここのblogでも以前取り上げたビョルリンクのジャズやポップス集でも歌ってた怪しい歌曲も2曲収録。

今後、紹介予定(いつ?)のスウェーデン協会のビョルリンクの同様の歌曲集(但しステレオ録音)でも堂々たる歌唱を繰り広げるヌードクヴィスト作曲「海へ」って曲は、他の歌手では聴いたことはないのだが(オッターが歌っているのがあるらしい)、ビョルリンクは得意だったのだろうか。まるで加山雄三の「海よ~オレの海よ~」を思い出される(ち、違う?)。まるでドラマティックなオペラ・アリアのようでめっちゃカッコイイ。皆に聞いて欲しいぞこの曲は。

どこまでも響き渡る、透明な声のビョルリンクは、北欧の歌曲はイタリア・オペラを歌っているときよりもぴったりきていて大変美しい。グリーグの「白鳥」なんて美しすぎて涙をさそう。

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2007年5月17日 (木曜日)

ラングストレム・交響曲第1番

Pa0_0110トューレ・ラングストレム:交響曲第1番嬰ハ短調「アウグスト・ストリンドベリ追悼」
レイフ・セーゲルスタム指揮/スウェーデン放送交響楽団

(瑞・STERLINGレーベル)




今日はスウェーデンの作曲家の交響曲を。
日本では本当に人気がない(と思う)、トューレ・ラングストレム。

テューレ・ラングストレム(1884-1947)はスウェーデンの作曲家。20世紀になってスウェーデンにモダニズムをもたらした最初の世代に属する。音楽評論家で指揮者でもあった。

ストックホルム出身で、ドイツに留学してベルリンとミュンヘンで音楽を学び、ハンス・プフィッツナーに師事。主として声楽とピアノのための曲をつくり、1922年から1925年までエーテボリ交響楽団の主席指揮者を務め、1924年にはスウェーデン作曲家協会を設立、1930年から1936年までスウェーデン王立歌劇場で広報の仕事に就いた。

初期の作品は「バッカス賛歌」などのように交響詩の形式をとった。それらの成功に続いて4つの交響曲の作曲に取り組んだ。第1番は1914年に作曲され、ストリンドベリの思い出にささげられた。第2番は1919年に作曲され、「祖国」の副題がつけられた。第3番は1929年で、副題は「星空の下の歌」。第4番は1936年で、副題は「祈り」である。他に3つのオペラを作曲している。(ウィキペディアより)



スウェーデンや北欧の歌手の歌曲集を買うと、たまにラングストレムの歌曲が入っていたりする。(交響曲第3番のもとになった?どっちが元になったのかわからないが同じメロディの歌曲「星の下の歌」がある。)コミック調?のものやら、女性が歌うような愛らしい歌もあり、全くつかみ所のない作曲家。

4つの交響曲はユロフスキによる全集があり、私はこれも持っているが、今日は単独で買ったセーゲルスタム指揮による1番。スウェーデンの作家ストリンドベリってのは全然知らないが、その人に捧げられたものらしい。

作風は何風というのだろう。具体的に何風って言えないんですよねえ。大体知られてないここらへんの年代の作曲家って「マーラー風?」とか「シュトラウス風?」とかになったりするんだけども。ちゃんと個性的であると思うのであります。全体的に男気のある力強い感じの曲ですが、ロマンティックでもあります。
(以前、どなたかのHPで「ラングストレムの交響曲は全然面白くない」と書いてあったのを読んで以来、「ワタシ、やっぱりヘンなのかしら」とか思ったり。)

一般的に面白いかどうか、あまり自信はないのですが、遠い東洋の島国でこんな曲を聴いている人もいますよ!ということをここに記録したいと思い、書いてみた次第であります。なんちて。


←ユロフスキによる交響曲全集


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2007年4月21日 (土曜日)

ラーシュ=エリック・ラーション作品集

Pa0_0093_1 ラーシュ=エリック・ラーション:田園組曲、劇音楽「冬物語」、小セレナード、管弦楽のための変奏曲、小行進曲、民謡の夜、エスプレーシヴォ
スティグ・ヴェステルベリ指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団・他

明日、選挙に行こうかどうか迷ってるのは誰だーい?
あたしだよ。

私は平日昼間は会社にいて、一日中選挙運動カーがわめき散らすのを聞きつつ仕事をしているので(「うっせーな、○○トモコ。おめへにはいれねー、きるゆー」とかつぶやきながら)、会社のある区の候補者は知ってるのに自分の住んでいる区のことがよくわからない。

家のポストにつっこんである「選挙公報」を眺めながら、誰に入れようか悩んでいる。都知事選みたいにヘンテコな人がいないので興味がわかない。自分が女だから女の人にしようかなあ~という程度。有名なげいのーじんやカクトーカもいないみたいだし。雨が降ったらさぼろうかな~。

さて。本日のお題は選挙にも歌舞伎にも何の関係も無い。
いかにも北欧っぽいジャケットのスウェーデン・ソサエティ盤でござい。

ラーションの名前は(ワールドカップんときサッカー選手にも同じ名前がいたね!)・・・どうなんだろう。あまり知られてないのかな。(感覚がマヒ)

ラーシュ=エリク・ラーション(1908-1986)は、スウェーデンの作曲家。
1925年~1929年までストックホルム音楽院で学び、さらにウィーンおよびライプツィヒに留学し、アルバン・ベルクほかに師事。帰国後、スウェーデン放送局の指揮者を務め、1947年から1959年までストックホルム音楽院で、1961年から1966年までウプサラ大学で教職についた。
作曲家としては折衷的で、後期ロマン派から、アルノルト・シェーンベルクの12音技法に由来する作曲技法まで幅広く手を染めたが、手法においては独特である。1932年にスウェーデンで最初に音列技法を用いたが、それ以外の時期の作品は、ポスト・シベリウスないしは新古典主義の音楽であり、ラーションの作品は凡そ作曲様式の多様性が特徴的である。 
(ウィキペディアより)

ていう具合に、なんとあのベルクに作曲を習っているのである。なので、前衛的なのかなーと思うとこのCDに入っている曲は80%くらい違う。

田園組曲、冬物語、小セレナードまでは「ああ、なんて美しい心癒される音楽なのかしら。このCD見つけてよかった。なんだか古ぼけたジャケット写真も録音もレトロで心癒されるわね。」などとしみじみと聴けるんだけど、「管弦楽のための変奏曲」で、突然奈落の底に落とされる。

まるで、今までフレンドリーでいいひとだった会社の上司が、ある日を境にがらりと態度が変わって就業時間中に意味不明なことを口走ったり挙動不審になったりなんかしてしまうような、そんな不安。

や。

別に最初から「ベルクに習いました~」みたいなことがわかっていて、この「管弦楽のための~」だけを突然聴いたのであれば、特に問題はなく、ナルホド的にすんなり入っていけるんだが。

ただ、前の曲との差が激しすぎるのである。そして、また小行進曲、民謡の夜と親しみやすいモードに戻り、最後は自作自演でベルクのソナタっぽいクールなピアノ曲で終わる。

二つの顔を持つ男って感じなのかーもしれない。

この作曲家は他に「偽装の神」って声楽曲もあってこれもなかなかいい曲なんだけど、それはまた別の機会に。

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2007年4月 2日 (月曜日)

P=ベリエル:ラップランド交響曲


ペッテション=ベリエル:交響曲第3番「ラップランド」
ミハイル・ユロフスキ指揮/ノールチェピング交響楽団

まあ、古今東西この世には色んな交響曲があるもんだが、この「ラップランド」交響曲のCDは自分で買っておきながらもすっかり忘れていたので、家で見つけてびっくりした。題名もステキだけど、曲もなかなかよいであります。

まずラップランド(サーミランド)て。自分、地理には本当に疎い人間なので、なんか寒いイメージはあるけどアラスカのほう?とか南極かしらとか途方もないことを考えていたのですが、北欧のノルウェー・スウェーデン・フィンランドにまたがる地方だそうです。

なんでもラップランドはスキー発祥の地らしく、紀元前2500年頃に描かれたと推定される岩絵には先の反り返った二つの板に乗る人間が描かれているという。

・・・ま、曲と関係ありませんが。

ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942)、スウェーデン北部ウランゲル生まれ。
1886年にストックホルムの王立音楽大学オルガン科に入学。すぐに作曲科で学ぶ。

1895年秋にストックホルムへ移り、音楽批評を始めた。翌年には、スウェーデンの大手新聞の音楽評論家として雇用され、1930年までそのポストにあった。彼の批評は正直であるが刺があり、評論は大衆に受け入れられて読まれたが、同時に敵意と嫉妬を煽った。
(ウノコーホー氏みてえなもんか。違うか。)

1914年にイェムトランドのストゥーシェン湖にあるフレーセー島に別荘を作り、1930年より、その地に永住した。
1896年にピアノのために8曲の小品を発表し、作曲家としては成功したと見なされる。その作品が『フレーセーの花々』である。

1942年12月にエステサンドの病院で逝去。

とゆーよーに、ペッテション=ベリエルといえばなんとしてもピアノ曲集「フレーセーの花々」が有名なようである。ホントにこの曲たちはチャーミングで聴いていて心癒されるものであるが(自分で弾けるのならば弾いてみてえ。だけど~僕にはピアノがない~。)、まあ、今日のお題は「ラップランド」であるからこれはおいといて。
彼の交響曲は5曲遺されていて、その中の3番目。

第一楽章 Allegro moderato
ラップランドの先住民サーミ人が口語で伝えてきた「ヨイク」って民謡が使われてるという。どれがそうなのか?
第二楽章 Moderato
なんだか荒々しい感じ。厳しい自然を感じさせる。中間はちょっと和みな雰囲気。
第三楽章 Tranquillo
8分の10拍子を使っている(・・・ということだがよくわからない)。静かなゆったりとした美しい曲。後半は心に迫るものがある。
第四楽章 Moderato
嵐に立ち向かう人という印象で出だしは英雄的。が、聞き進むうちになんとなくお茶目な表情も見せる。結構最後はこれだけ引っ張っておいて「アレ?オチは?どこ?」といった感じでなんとなく終わる。

まあ、全般的に「愛想のいいシベリウス」みたいな感じかと(???)。一般的な「名曲」のような決定打には欠けるが綺麗なメロディが出てくるし、ちょっと変った交響曲を聴きたい方にはおすすめ。


  ←「フレーセーの花々」
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2007年3月28日 (水曜日)

アッテルベリ/ピアノ協奏曲


ピアノ協奏曲変ロ短調
ルーヴェ・デルヴィンイェル(ピアノ)アリ・ラシライネン指揮/北ドイツ放送ハノーヴァー・フィルハーモニック


最近、気になっていること。
それは、家の近所の小さな八百屋さんで売っている、

至高の大根。

至高なのに、大根

マジックで値札に「至高の大根」と高らかに書いてある。それがまたコレ、一本200円もするのである。普通、大根は一本100円くらいで買えると思うんだけど。しかもそれは妙に小ぶりである。

・・・そんなにウメェのか?

「至高の」という言葉は、我々クラヲタの間では好んで使われるフレーズである。CDの広告にもよく出てくる熟語である。 「至高の指揮者」とか。 「至高のピアニスト」とか。

私のイメージの中にある「至高の指揮者」は何故かアーベントロート。実はCD持ってないし一回も演奏を聴いたことないが、すぐに彼の名が思い浮かんだ。それから・・・チェリビダッケとか、ヴァントとかもそんな雰囲気。日本でいえば朝比奈隆さんかも。ま、「至高」には全般的にブルックナーとかブラームスとかのドイツものが得意なイメージがある。

・・・

なのに、大根。大根は私の大好きな野菜の一つだが、実際はあまりよい例えには使われていない。

「大根役者」
とか
「大根足」
とか。なんとなく後ろ向きな、悲しいイメージ。

ああ、気になる、「至高の大根」。買ってみたいけれど、大根に200円ってのは、どうかと。食べてみて「ひ、100円のと変んないじゃん!」とか思ったらどうしよう。・・・そしてそこの八百屋のオヤヂがなんだかちょっとコワイんだよね。ミョーにこだわりの八百屋っぽい。「ナンデ至高なんですか?」と訊く勇気もなく・・・。(無論、写真なんて撮らせてもらう勇気もなく・・・)

・・・

で、まあいつもと同じように全く話はクルリンパと変わって(ココログがメンテナンスされて随分便利っぽくなったような雰囲気だがちっとも内容は進化してねー)、ちょいと前に交響曲を取り上げた、北欧の作曲家アッテルベリのピアノ協奏曲を。

前に書いたように、アッテルベリは専業作曲家ではない。特許庁の職員として働くかたわら、作曲もしたという人である。

ところで、ウィーンにも同様に作曲家&法律家の二足のわらじ(もっと他にも色々やってたようだが)を履いたユリウス・ビトナーがいる。

そんな、作曲家であって勤め人だったりするひとは、自分好きで作曲をしていたものだから、なんとなく自分の好きな作曲家と似たものを作ってしまうような気がする。ビトナーのオペラだってもー、ほとんどシュトラウスかワーグナーの世界をなんとなく自分流にアレンジしただけだったもん。

・・・ということで、このアッテルベリのピアノ協奏曲もそんな雰囲気から逃れられない。世に言うピアノ協奏曲の代表的傑作の3つ、グリーグとラフマニノフ、そしてチャイコフスキーのものをなんだかごたまぜにしたような雰囲気。

冒頭から、もうグリーグ(またはラフマニノフ)のパロディかよ!と思ってしまいうような感じ。映画音楽で、「カルミナ・ブラーナ」や「木星」なんかの有名曲を著作権にひっかからないように似た感じで作ってもらったみたいなのが流れたりすることがあるが、もうそんな感じである。そして、次から次へと「これラフマニノフ?」「これチャイコフスキー?」みたいな部分が溢れている。そしてそんな古今の傑作P協の洗練には足元にも及ばない。

ま、非常にほほえましい。

それよりも。
一緒に収録されている作品番号1のかなり若い頃の作品「ピアノと管弦楽のためのラプソディ」と「バラードとパッサカリア」のほうが、何故かメインのピアノ協奏曲よりも印象深くて完成度が高い気がするのはナンデカナ?

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まだ他のblogも見たいのかい?見たがりやさんだね!!
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2007年3月22日 (木曜日)

ブルムダール:交響曲第3番「切子面」

P1000741 カール=ビリエル・ブルムダール:交響曲第3番「切子面」
シクステン・エールリング指揮/ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団

ありゃ~、何この作曲家。
昨日は「フルトヴェングラー」&「ワーグナー」といふいかにも一般大衆受けしそうなチョイスだったので、180度変わって今日はいかにも理解に苦しみそうな選曲。

しかし、クラシックでも色々なジャンル・国がなくてはウチのblogは成り立たない。

ワーグナーやドイツ音楽は牛乳、肉。(からだをつくる)
イギリス音楽は野菜。(からだのちょうしをととのえる)
映画音楽はパンやじゃがいも。(ねつやちからのもとになる)

というように、すべての食物がなければ、人間の体は成り立たないのある。好き嫌いなくなんでも食べなければ。そして給食は、牛乳、おかず、パン、牛乳、おかず、パン・・・というように順々に「三角食べ」をしてどの品目もまんべんなくお口の中で混ぜ合わせてたべなければいけません。

でまー、今日はこの中に入ってない北欧音楽なわけですが。(あれ~?)北欧音楽はデザートかなあ?

ブルムダールについては過去記事、
Xデーは近い。さあみんなで宇宙船アニアラに乗って地球を脱出するのだ。
にいってみてくださあい。(ろくな記事ではありませんが)

この宇宙オペラ「アニアラ」で知られる(知られてない)スウェーデンの作曲家、ブルムダールの代表作(らしい)「切子面」という交響曲。20分くらいの単一楽章である。初演からすぐに大評判になった・・・らしい。よく知らんが。(スウェーデンのストックホルムでは結構評判いいのよ、この手品。byマギー司郎・・・って感じか)

このCDはタワレコのバーゲンで490円で買いました。ここで逃したら多分普通では出会わない。まさに一期一会である。普通、このへんの作曲家は手に入れたければノルディックサウンド広島に頼るしかないのである。

1950年の作。セリー技法に基づく作品だという。(クラシック聴き始めてかなり長いが、このセリーってのがいまだにさっぱりわからん。)
まあ、無調音楽だが、全然メロディがないわけでもないので比較的聴きやすい曲なんじゃないかと思う。

静かな感じで始まるが、真ん中からあとのヘンから妙にノリノリになってちょっとハルサイっぽくなる。トランペットのちょっとジャズっぽいファンファーレもかっこよいし耳に残る。しかし、最後はまた静かになって消えていく。シェーンベルクを土台にショスタコ・・・プロコ・・・ストラヴィンスキーっぽいロシア風味な感じである。

残念ながら、あまり音源が手に入らない作曲家だけれども。そんな未知の世界に飛び込むのもまた、楽しからずや、であります。


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ビール、じゃがいも、肉の三角食べ実行中。(即太る)
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2006年12月10日 (日曜日)

ヤルヴィ:ステンハンマル集


ヴィルヘルム・ステンハンマル:カンタータ「歌」より間奏曲、演奏会用序曲「エクセルシオール」、交響曲第1番、セレナーデ、交響曲第2番

ネーメ・ヤルヴィ指揮/エーテボリ交響楽団

話題のヤルヴィのステンハンマル集である。
おかげさまで(何が?)タワレコのクラシック部門ウィークリー・チャートの6位である(現在)。

比較的マニアックな作曲家なのに、これはすごい。でも、本当にクラシック聴き初めて「クラシックちょっといいかもなあ~」くらいの方でも薦められると思う(そういう該当者が周囲に皆無なのは残念である)。


判りやすくて、心のひだに深くしみこんでいくようないい曲ばかりであると思う。(悪く言えば、年代的に重なるマーラーみたいな毒がなく、そういうのを求める人には多少ものたりないかも。CDオビの「北欧のメンデルスゾーン」と書かれているのはそのへんか?)

例えば、大雪に降られて家に帰ってきたときに暖かいココアとか飲んでほっとする感じ。

なので、冬の寒い日の夜などにゆったり聴くのがぴったり。(もちろんあったかくしてね)

この曲の中で、交響曲第1番だけが私は初めて聴くものである。ま、金管の重奏から始まる感じはいかにも「北欧!」「ステンハンマル!」って感じだが、全体的にドイツ系の「あんまりよく知らないけど初めて聴く、いい曲」っていう印象である。ブラームスとブルックナーが極寒の地にて二人で暖炉でほのぼの暖まっている・・・みたいな(意味不明)。ついでにあとでワーグナーも来ちゃった、みたいな。で、華々しく終わる。でもすこ~し個性に欠けるかも?

このアルバムの第1曲めの「歌」ってのはホンマにしみじみいい曲。なのにポピュラーになってないのは何故。何かの「名曲集」みたいなのに入ってても違和感なさそー。

「エクセルシオール!」って曲も題名に違わぬ(コーヒー・チェーン店とは関係ないぜ)輝かしい曲。「高みに向かって」って意味だからね。ちょっとワーグナーっぽい。

そして2枚組の2枚目。「セレナーデ」はクーベリックのステンハンマルの項でもご紹介したけどと~っても魅力的な曲。「セレナーデ」といいつつ5楽章もあるんだけども。なんでも、ステンハンマルの「南国へのあこがれ」が表現されてるとゆー。やっぱり寒いからなー、スウェーデンは。
ホルンの重奏が大活躍する第3楽章「スケルツォ」がなんとしても好き。

最後に聴ける交響曲第2番は、第一楽章は北欧っぽい物悲しいメロディー。ステンハンマルに「北欧」を求めたいのならば、一番しっくりくるかも。でも、やっぱりドイツ風な力強さも聴かれる。終楽章など、なかなか勇壮でかっこいいぜ。

録音は全体に残響がよくて気分がよい。録音年は一番新しいのは2002年の「歌」で、演奏者の息使いまで聴こえる。他は1992と93年ではあるけれど、こちらも録音はよいと思う。

なにせ、これだけ聴けて1500円はよい。グリーグやシベリウスの次のステップとしての北欧音楽入門編として薦められると思う。(まー、私は全然ステップ踏んでないけどね~)

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引き続き応援を頼みます。
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2006年11月20日 (月曜日)

アッテルベリ:交響曲第2番

P1000669_1 クット・アッテルベリ (1887-1974)
 交響曲第2番 ヘ長調 作品6

 (組曲第3番 作品19 (ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽オーケストラのための)
 スティーグ・ヴェステルベリ指揮/スウェーデン放送交響楽団  

このところ、フィギュアスケートを見ていて思ったのだが。
ま、ミキティら日本人選手の活躍もすごーくすごーくうれしいのだが。

どうしても気になるのは、優勝した韓国のキム・ヨナ選手。フリー・プログラムで使った曲がRVWの「あげひばり」ってのが。

どーよ。

彼女にすごーく似合っているし、本当に綺麗なスケーティングである(軽い嫉妬)。RWVのちょっと中国っぽい音階が(彼女は韓国人だが)彼女のアジアン・ビューティな容姿と合っていて・・・くやしい、マオちゃんのライバルなのについうっとり見入ってしまう。なんで、ミキティはメン・コンなの。普通すぎやしね? 

あくまで嫉妬。

朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/20/20061120000052.html

カナダ大会のときのあげひばり。すっころんでるけど。
http://www.youtube.com/watch?v=WN8iCrn5he8&mode=related&search=


まあ、それはそれとして。
表題かんけーねーし。

北欧音楽シリーズ第?弾。
クット・アッテルベリ。またしてもナゾな作曲家の登場。あいかわらず人となりはよく知らないが、どうも職業作曲家ではなかったらしい。特許局に勤めてた。トウキョウトッキョキョカキョク。

「アッテルベリの主要な作品は、9曲の交響曲、劇音楽、オペラである。歌曲やピアノのための小品はほとんど書かれていない。音楽以外の仕事を主たる収入源にしたため、金銭を得るための作曲は行わなかった。(毎度お馴染みウィキペディアより)」

かっこいい!!!

芸術家の理想の姿だわ!

で、本日ご紹介の交響曲第2番。
一時期すごーくはまっていた。会社から帰って毎日聴いていた。もー、ホント大好きである。でも、誰にも薦められるものかどうか。

一言で言うと、毒がない。なさすぎる。 (よくいえばわかりやすい)
マーラー聴いている人には清らかすぎるし、ブルックナー聴いている人には哲学的ではなさすぎるし、シベリウス聴いている人には幼稚、ショスタコ聴いている人には・・・もういいって!

私にとっては、毒がないのがなんたって魅力。3楽章から成っている。このCDジャケット写真のような朝の澄み切った北欧の風景を思わせる第1楽章。夢見がちなアダージョではじまり途中早くなったり様様に変化する第2楽章。かなり激しい「熱血」な感じではじまり、結構盛り上がる第3楽章。いったい何を言わんとしているのか、とかあまり何も考えなくてもいい。多分、ほとんど実演で演奏されてないんじゃないか、と思う。勝手に。

アッテルベリは人並みに9つも交響曲を作っていて、私自身2番はこんなに気に入っているのにもかかわらず、なぜか他の曲で持っているのは大きな曲でピアノ協奏曲くらい、たぶん。しかもこの曲は出だしグリークの亜流っぽいし。

ま、気になる方は聴いてみてもいいかも。ちなみに紹介のCDは廃盤である。

交響曲1番と4番だけど、どう?

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2006年11月10日 (金曜日)

クーベリックのステンハンマル


ステンハンマル:交響曲第2番
トール・マン指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団