2009年9月26日 (土曜日)

ビョーク / メダラ



過去記事:タヴナー&ビョークのコラボ


珍しく、今日はポップスのCDで。実はビョークはとくにファンでもない。過去記事にも書いたけど、一時期は映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の影響で彼女の声を聴くのさえ無理だったが、最近はもう大丈夫だ。アテネ・オリンピックの影響である。

P1110240 このアルバム「メダラ」は2004年のアテネ・オリンピックの開会式の時にビョークが歌った「オーシャニア」が入っている。だから買ったんだけどね。「歌った」というよりは大がかりなパフォーマンスであった。このビョークの出てるほんの2~3分のお陰で、アテネ・オリンピックの4時間近いHDDの録画をいまだに消せないでいる。

ああ、もう、本当に。涙が出るほどこの曲(だけ)が好きなんである。世界中の選手が入場して、場内が暗くなって突然ビョークが現れる。そんで歌い始めると彼女のドレスの裾が選手団の上にびろーんと広がるんだな。その歌の歌詞が素晴らしい。オリンピック選手団に向って「あなたたちはよく頑張った」って言えるのは世界中でクーベルタン男爵とビョークぐらいかもしれん。ビョークはまるで選手みんなのおかあさんみたいである。スクリーンで上映されてたCGのビデオも素敵だった。

母なる大洋へほんの一息の場所で
あなたたちのすばしっこい足は
わたしの砂にその跡を刻みつける
あなたたちはよく頑張った
わたしの濡れた抱擁から抜け出てから
砂浜へと這い上がってきた
男の子は誰もが一匹のヘビで一輪のユリで
真珠の玉はどれも一匹のヤマネコで
ひとりの女の子

(以下略 新谷洋子/訳)

このCDの曲の伴奏はほとんど人の声を合成して作ってあるという意欲的なもんで、もちろん「オーシャニア」もそうである。開会式んときは気が付かなかったんだけど。他の曲はヘッドホンで聴いてると耳もとで女の人が「はーはー」言ってたり、結構キモチワルイのもある。

一回だけ「オーシャニア」を自分で歌おうと挑戦したこともあった。カラオケにあったし。でもこれは絢香の歌以上に無謀であった。英語だし。それと、このCDで気に入らないのは、輸入盤の原語の歌詞が書いてあるところが黒地の紙に黒いインクで印刷されているってことで、はっきり言って全然よめねー。ふざけてる。

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2009年6月16日 (火曜日)

ペッテションの交響曲第2番を聴きながら、恐怖のおすそわけをする。

P1110201 アラン・ペッテション:交響曲第2番
スティグ・ヴェステルベリ指揮/スウェーデン放送交響楽団

あー、いや。もうね。大変だから。
私のこの胸にだけしまっておけない。誰かに伝えたい、この苦しみを、この不安を。

昨日、隣の区の大きな病院へ。もちろん、親知らずを抜くためだったのだが。

その日はヌイてくれず。顎のレントゲンを撮ったのと、診察と説明で終わった。どうも抜くのに一時間はかかるらしく、行ってすぐ「スポン」って抜くようなそんな簡単なものではないらしい。

病状の?説明のあと、書類を貰った。どうも患者本人と誰か(親とか?)の同意(署名)が必要らしい。

めんどくせ・・・。

・・・

ねえ。

みんな、読者のみんな。
親知らず抜くのって、ただ抜くだけでしょって思ってない? 私もそう思ってた。誰に聞いてもそうだった。そりゃ麻酔が切れれば痛くなるし熱も出すかもしれないけど。2日もねてりゃ治るでしょ。何言ってんのオーバーだよたかが親知らず抜くくらい。みんなやってるよ、って。

あ、あたしも「そうだよね~。あははは。バカだよね~」とか言ってたんだけど。

どうもそんな簡単なことでもないらしいんだわ。私、小顔なんだよね。小顔って羨ましいとか女友達には言われるんだけど、そんなこともないの。アゴが小さいのに歯は普通に大きいのよね。だから歯の根っこが曲がって生えてるらしいんで。だからスポンっていけばいいけど、なかなかそうもいかないらしい(だから病院行かされるわけだが)。

で、抜歯の日にちを決めて、受付でお金払って帰りの送迎バスの中で説明の書類をぼんやりと眺めてたら。

こんなガクブルの事実が書いてあった。

(この項目には暴力的または猟奇的な記述・表現が含まれている可能性があります。不快に感じる方は閲覧をご遠慮ください。)

・手術の名称・方法
 埋伏智歯抜歯術:手術は局所麻酔後、歯肉に切開を入れ、粘膜骨膜弁を形成し、顎骨を露出させ、埋伏智歯の位置と歯軸の方向を確認後、歯牙の周囲の骨を骨ノミあるいは骨レバーを用いて削除し、タービンバーや骨ノミで歯牙を分割して抜去します。抜歯後、不良肉芽(炎症を起こしていた病巣)を掻き出して、止血を確認し、縫い合わせます。さらに、止血を確実にするため、抜歯後は20~30分ガーゼを噛んだままにしてもらいます。

うわあううううあうう。

もう、私 想像しただけで倒れそうです。私の口内で「キル・ビル」とか「バトル・ロワイアル」とか再現される感じ。血みどろスプラッタ・ムービーが繰り広げられてしまうということだな、うん。

で、さて。

こういう内容にはピッタリと思われる(いや~ほんとにピッタリよ)、このところ大人気?のスウェーデンのトラウマ作曲家アラン・ペッテションの交響曲。

ペッテションは交響曲を17曲ほど作ったが、第1番は破棄された(17番も未完のため破棄)ため、彼の発表されている交響曲は2番が最初ということである。

まあ、私はペッテションのCDは2枚しか持ってないので詳しいことは言えないんだけど、印象としては「難解」「暗い」「絶望」「怨念」・・・etc.という感じだ。だが、この2番はまだ7番ほどのどん底の絶望感はない。なんか聴いていると断片的にマーラーの交響曲第5番を思い出す。でも・・・マーラーがまだ可愛く思える。どういうこと?

42分のノンストップ・シンフォニー(単一楽章)。これでも交響曲なわけ? ペッテションらしく、キリキリと追い詰められいていく。もしも手術中にこの曲をBGMに流してもらったら、自分の中の隠れた「M」を開花させてしまいそうだ。途中でモーツァルトの「フリーメイソンのための葬送音楽」が流れる・・・らしいが、残念私はその曲は知らないんだ。多分「ここのことかなあ?」とは思うけれど。

で。

無事抜歯が終わって生きてたら、ぜひ声楽付きの 交響曲第12番「広場の死者」にも挑戦してみたいと思っている。

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2009年2月22日 (日曜日)

シベリウス/交響曲第1番&2番 バルビローリ


シベリウス:交響曲第1番、第2番
サー・ジョン・バルビローリ指揮/ハレ管弦楽団

(シベリウス・エディションより)

花粉症はまだ出てないよ~。問題は明日だ。

花粉症予防は食生活から・・・っていうわけで今日はシソの葉を10束も購入(150円)。これで怒涛のシソメニューを毎日繰り広げようかと思ってる。昼は納豆&シソの葉スパゲッティ、夜はシソ入り味噌ハンバーグ。

(あ、あのね、ハンバーグを作るときにナツメグは入れないでお味噌と刻んだシソの葉を入れてみて。もうびっくりの美味しさだから。食べるときソースなんかいらないから。試してみて。)

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今日は鬼門。

鬼門のシベリウス交響曲でえす。

あー、シベリウスはね、「フィンランディア」止まりなの。あとは歌曲くらいなの、私が聴くのは。

北欧好きなのに、シベリウスの交響曲聴かない。演奏会でたまたま曲目に入ってた、とかじゃないと聴かない。ついでに言えば、ブルックナー(ロマンティックと8番以外)も殆ど聴かない。つか、聴いて何番かって区別がつかない。

なんでかぁ?って考えた。それは、

・私の頭が「標題音楽」しか受け付けてくれんから。
・精神性を重んじたような?音楽が苦手だから。
・何曲もあるから。(3~4曲くらいだったらまだいいんだが)

かなあ、と思う。その点、マーラーは聴いてて楽だ。奴の音楽は感情表現が豊かだから、「悲しい」「苦しい」「楽しい」とかが聴いていてすぐわかる。

だのに。ブルックナーとシベリウスは。聴いていて何を考えているのかよくわからない、あいつらは。いつもしかめっ面で難しそうな顔をしているし。なによ、もう。愛想が悪いったらありゃしない。

しかも、交響曲にほとんど表題のようなものがない(と思う)ので、どう聴いたらいいのかわからんのだ。作者がどんな気持ちで書いているのか、想像できないと私ダメなんである。

シベリウスの場合、最初に聴いたCDがベルグルンドの全集であった。シベリウスに詳しい人から推薦されて買ったのであるが・・・まあシベリウスの本質のようなものは伝えているような気がするのだが、やっぱり「うーん?」と思った。難しさ倍増。

ということでまた放置に次ぐ放置で。その後何年かして私のフェイバリット指揮者(死人の部)のバルビローリの全集を安く売っていたのをゲット(まだ売ってる)。もしかして・・・好きな指揮者だったらなんとかしてくれるかもしれない。

・・・といいつつ、また何年も放置。今日、久しぶりにあけてみた。うわ、五枚も入ってる・・・。
一枚めは管弦楽曲集。「フィンランディア」と「カレリア組曲」を聴いただけで「素晴らしい」。でも今回はここまで。交響曲を制覇しなくては。

さっそく1番と2番を聴いてみるぞ。

1番もう全然普通にオッケー。しっかりと受け止められるぞ。さすがバルビローリ、聴かせ上手だわ。静かなる男シベリウスの曲を思いっきり分かりやすい音楽に仕立て上げてくれる(いい意味で)。情熱のこもった演奏でとーってもわかりやすい。そもそも1番はわかりやすいんだがな。これなら演奏会で聴いても大丈夫、寝ない。

で、2番!って思ってCDを止めずにそのまま聴いてたら、私は北欧の深い森に迷い込んでしまった。・・・何これ。って収録順が順番通りではなかった。これ4番だった。いきなり4番は・・・キツイ。4番目でこんなだったか。最後のほうの番号の曲などもう全然わかんないかもしれない。ううう(不安)。

で、ホントに2番。これはね、しべ煮・・・じゃなくてシベ2って位だから一番有名なのね多分。もう最初っからバルビローリ節炸裂で、これも聴ける聴ける。ほんとに語り上手の聴かせ上手だなバルビは。ま、ここまでは余裕だ。第一楽章の冒頭は指揮者がオケとの対話を楽しんでいるような感じがする。第4楽章なんか・・・一緒に歌えるわ、コレ。

ここまでは順調順調。ぜんぜん大丈夫。チャイコフスキーとかとそんなに変わらん。

というわけで・・・3番に続く・・・かどうかわからない。あ、他の誰かの演奏を推薦されても、聴かないから無駄です、あしからず。


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※ちょっと疑問。この映像のBGMが誰の曲か知りたい。あ、心霊ビデオだから大丈夫な人だけ見て。
http://www.youtube.com/watch?v=1uURbN8XygA&feature=related

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2009年1月 7日 (水曜日)

ラングストレム歌曲集

P1110130シベリウス&ラングストレム歌曲集
エリザベス・マイヤー=トプシュー(ソプラノ)
ペル・サロ(ピアノ)













私は三日月に三回お辞儀をしました
三つの願い事があったからなの
一つはあなたのこと
二つめもあなたのこと
三つめも愛するあなたのことよ
でもだれにも内緒よ
私は三日月に三回お辞儀をしました
地面に頭を傾けて

もし三日月が願いを全部かなえてくれたら
また三回お辞儀をするわ
そして私が花嫁の冠を身に着けたとき、
周りの木々は成長し始め
樺の木は手を振り
カラマツは私のために歌を歌ってくれるの

雲よ、あなたの翼で彼を乗せて運んで
彼は私のように若いの
彼は私のように暖かいの
彼はラブリーで誰よりも強いの
そして幸せに安らかに、
夜が明けるまで
彼の腕の中でもう一度眠りたいの

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正月明けて頭狂ったのかと思った人もいるかもしれんが、これはスウェーデンの作曲家テューレ・ラングストレムの歌曲「三日月の下の少女」を自力で訳してみたもんである。もちろん言語はスウェーデン語だから英語訳を訳したものだが。はっきりいってよくわからない(微妙に違ってるかもしれない)。少女の歌だから少女っぽくしてみたらなんだかセーラームーンを思い出した(←古い)。月に代わってお仕置きよ!なんて。

P1110131 この曲は非常に愛らしい。やや難解なラングストレムの交響曲からは想像もつかない可愛らしさである。写真だけで想像するとガタイのよさそうなおっさんのラングストレムだが(猫がカワイイhappy01)、歌曲はどれも北欧の空気を感じるし大変繊細である。シベリウスやグリーグみたいなメジャー作曲家にはない味わいがある。短調の曲はえもいわれぬ孤独感がある。そうそう、「告別」って歌曲は交響曲第3番のメロディと一緒である。

ここに挙げたのはコントラプンクトから出てるマイヤー=トプシュー盤。ワーグナーを得意とする歌手らしく声が輝かしい。
他にセーデルストレムが歌ったのもウチにはあるんだが、そっちのほうがさすがに年の功というか?味わい深い。ユッシ・ビョルリンクも何か歌ってたな確か。つか、今日の記事誰もわかんねえよ。

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2008年9月16日 (火曜日)

アッテルベリ/交響曲第1番&4番

P1110105クット・アッテルベリ:交響曲第1番 
交響曲第4番「小さな交響曲」

アリ・ラシライネン指揮/フランクフルト放送交響楽団









過去記事:アッテルベリ:交響曲第2番

今日は、最近開店した「フジヤマ製麺」にいってきたのりゃ。らんらんるー。
つけめんのお店である。

Pa0_0322 ラーメンにはちっとはうるさい?私だが、(ラーメン界で言うところの)つけめんって実は初めて食べる。ここは結構有名店なのでお高いのであるが、確か麺2玉まで同じ値段だったと思うから、男性だったらそれを頼むがよろし。私は女性であるから「並」って注文したが。



これで充分です!!

Pa0_0321 つか、これラーメンじゃないぞ、私の国では。分類的にこれは「うどん」だ。この太さ、もっちりとした歯ごたえ。
付け汁は何故か濃ゆいゆず風味。その中に焼き豚?やらメンマ?やらナルト?やら入ってる。

理解できん。これはなんだ?つけ麺はみなこうしたもの?

まー、美味しかったけど。(しょっちゅう通うほどではない)
この食べ終わったあとの付け汁ってどうしたらいいの? お蕎麦の付け汁だったら「そば湯」が出てきて飲むけど(私はそば湯が大好き。そば湯飲むためにそば食べるのかもしれない。)これは飲んだら塩分が多くてな。




さて、関係ないけど今日はアッテルベリ。裸子来年の指揮で合ってる縁。

交響曲第1番 ロ短調 (op.3) は王立音楽院へ応募するため1910年に完成し、1912年に自身の指揮でエーテボリで初演された。若さと才気に溢れる作品である。古典的な4楽章構成の作品で、第一楽章にはブラームスやリヒャルト・シュトラウスの影響が見受けられる。第二楽章は、民謡風の印象的な旋律を発展させた緩徐楽章で、早くもアッテルベリの特徴が現れている。(ウィキペディアより)

わたくしの大好きな2番同様、聴きやすい。長さは普通に40分。音楽に毒気のようなものを求める人には縁のない曲だ。ふっ、そんな人はショスタコでも聴いてればいいのさ。
おそらくスウェーデンのいなかのほうの風景ってこんな感じなのかな~とか思う。一点の曇りもない空。

第1楽章 Allegro con fuoko
第2楽章 Adagio
第3楽章 Presto
第4楽章 Adagio-Allegro energico

第4楽章の出だしが天国的に・・・ってほどでもないけどナカナカ美しい。本当の天国というよりは銀座天國くらいか。いや、天國はうまいぞ。そんな高い天ぷら食べたことないけど、たぶん予想では。 いやそれは「てんくに」では

そんでまあ、後半はまたアッテルベリらしくもりもり元気いっぱいのフィナーレである。「映画はハッピーエンドじゃなきゃいやだ~。」という人にはぴったりだ。最後はウルトラマンとか出てきそうである。

そして第4番。「小さな交響曲(Sinfonia piccola)」というなんか自由が丘のパティシエが作った新作ケーキみたいな名前だが、全体に21分と短いというだけでとくにキャーカワイイってわけではない(まあ、カワイイっちゃカワイイのか?)。これも普通のアッテルベリ・毒のないシリーズ。

第1楽章 Con forza
第2楽章 Andante
第3楽章 Scherzo
第4楽章 Finale.Rondo

アンダンテが優雅で宜しい。そしてスケルツォにちょっとマーラーのにほひが。やっぱり終わりはハッピーに。

1番も4番も(2番も)、「いやー、これを聴かないで一生を終わるなんて惜しいですぜ、ダンナ」というほどではないんだが・・・興味がある方はぜひ。もっと評価されるべき、か?

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2008年9月11日 (木曜日)

ニールセン/交響曲第4番「不滅」

P1110103 ニールセン:交響曲第4番「不滅」
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/フィンランド放送交響楽団

過去記事:ニールセン/コンモティオ

ニールセン・仮面舞踏会








ニールセンと言えば「不滅」、「不滅」といえばニールセンである。お菓子といえばナボナ、ナボナといえば王さん。やはりWBCの監督は星野さんじゃなくて王監督になるのかなあ。森の歌もよろしく。 ←あ、これはショスタコだった。

最近、「不滅」の人気はいかほどなんだろう。イカほどもタコほどもよくわからんが、何でもあの「のだめ」に登場したというではないか(あいかわらず読んだことはない)。まったく「のだめ」様様である。クラシックの作曲家は自分の曲の人気を上げたければ二ノ宮先生にワイロを送るべきである。R・シュトラウスだって彼の曲の中では すげー代表作ってほどでもない「ティル」が漫画で取り上げられたおかげで今一番人気ではないか・・・ないのか?

マーラーだって、ツウなマーラー・ファンにとっては「アレはねえ、彼の曲の中ではねえ、ちょっと・・・」といった感じに言われがちな8番「千人の交響曲」も、(アニメが私ぜんぜん詳しくないのでどういういきさつなのかはよくわからないが)アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のラストに第一部の後半が使われたおかげで、一挙にマーラーの代表作に・・・なったのか?いや、私は8番が一番好きですけどね。

セリフなし版。
http://jp.youtube.com/watch?v=84IBL7II5Lo

で、不滅。

不滅・・・実は私あんまり聴いたことないんだよね。このCDは新橋のキ○ラヤの投げ売りで買ったと思った。2枚組で700円くらいだったかな~。このシリーズ、ブラヴォー。

で、このCD何故か指揮者の表示がナイ。中を開けてやっと「おお、この指揮者はサラステか」とわかる仕組みになっている。まるで週刊誌の袋とじ記事のようだ。(1枚目はサラステ指揮の4番と5番。2枚目の「ニールセンのその他の作品群」はサー・アンドリューとサラステと知らないフィンランド指揮者の混合)

この「不滅」は楽章の切れ目なしに演奏されるが、一応4楽章構成っぽくはなっているようだ。

Ⅰ.アレグロ
Ⅱ.ポコ・アレグレット
Ⅲ. ポコ・アダージョ・クアジ・アンダンテ
Ⅳ. アレグロ

「不滅」という仰々しい名前のわりに全体に35分ほどで(私が普段聴いているような曲よりもびっくりするくらい短い)、わかりやすい北欧っぽい?ブルックナーといった感じか。実はブルックナーやシベリウスが少々苦手なのですが、この曲は大丈夫だ。カラヤンが録音したお陰で一気にメジャーリーガーとなったという曲である(ホルストの「惑星」もそんな感じだったと思う)。

(「不滅」という名前は、本当は「消し去り難いもの」「滅ぼし得ぬもの」って意味なんだよ~ん、とかコメント寄せられても返答に困るのでいちおー書いておく。)

サラステという指揮者は他の演奏をあまり聴いたことがないのでよくわかんないのだが(昔はサロネンと並んで美形指揮者だったようなんだが、今はどうなんだろう)若々しい颯爽とした感じの演奏で好感が持てる・・・ような。他に聴いたことがないので実はわからない。やっぱりカラヤンがいいのかな?誰かお薦めを教えてくれるかしらん・・・それを買い求めるかどうかはわからないけど。

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2008年4月 3日 (木曜日)

アッテルベリ/チェロ協奏曲

P1040020_2クット・マグヌス・アッテルベリ/チェロ協奏曲
ウェルナー・トーマス=ミフネ(Cello)
カール・アントン・リッケンバウアー指揮/ベルリン放送交響楽団






過去記事:アッテルベリ/ピアノ協奏曲

アッテルベリ:交響曲第2番



突然だが、今日の夕飯。

P1040019_2 確か、ラタトゥイユっていうんだ、コレ。おフランスの料理。

ニンニク、鷹の爪、タマネギ、赤ピーマン、黄ピーマン、オレンジピーマン、ズッキーニ、フレッシュトマトをたっぷりのオリーブオイルで炒めただけ。あとは塩コショウ、ハーブを入れて煮る。しかも水は入れずにひたすら野菜の水分と旨みだけで煮るのである。(なので、なるべく良い油と美味しい粗塩が必要)

しかし、こんなにカラフルな野菜料理って他にあるだろうか。マチスやゴーギャンの絵画のようである。(違うか?)

しかし、こいつら西洋野菜は結構値が張る。本当はセロリとナスも入れたかったとこだが、そこまでいくと一品で千円くらいかかる。一人暮らしの自炊でそこまで金をかける気はない。

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さて、久しぶりの更新。

(本当は昨日更新しようかと思ったのだが、私の大好きな「あらすじで楽しむ世界名作劇場」の放送があったので、更新を断念。羽野晶紀さんの「二十四の瞳」を楽しみにしていたので。他の出演者が全くのバラエティ(お笑い)のノリだったのに対し、彼女はちゃんと芸術的な「モノドラマ」として成功していた。まあ企画担当者も良かったのかもしれないが。)

何を聴こうかと思ったが、先日のすみトリ地方オケ大会で、どれも良かったけどものめずらしさもありことさら印象深かった広響の北欧ものが頭に残っていますので、今日は北欧もの。

ここのブログでは、「こんなにつまらないのに何故か溺愛している交響曲第2番」で有名なクット・アッテルベリ。作曲家でありながら特許庁勤め。今日はチェロ協奏曲。珍しいドイツ製の演奏。

以前、CDで聴いた(が、ほとんど記憶にない)ピアノ協奏曲がなにやらグリーグの亜流だったのに対し、このチェロ協奏曲は・・・そうさなあ(考える)。チェロという楽器が大体どんな作曲家が作曲してもそれなりに聴こえてしまうので(それは偏見?)、結構聴ける。チェロ・コンは普通ドヴォルザークかエルガーっぽくなるかなというイメージなのだが、これはとくに「誰風」っていうのはあまり感じない。

第1楽章・アンダンテ・カンタービレ
第2楽章・アレグロ
第3楽章・アダージョ
第4楽章・アレグロ



どうも全体に切れ目なく演奏されるらしく、いつのまにか楽章が移っている。35分と結構長いので演奏者は大変だろう。
全体的な印象としては、チェロという楽器の特性もあるけど哀愁というか憂愁を帯びた音楽である。第3楽章のアダージョはメロディが美しく結構心にクルものがある。第4楽章もそうだけれど、なかなかオケの響きとかは独特でロマンティックでなかなかヨイ。まあ、コンサートではまず演奏されなそうだが。

ところで、このCDの演奏家のドイツ人チェリスト、ウェルナー・トーマス=ミフネさんとやらは、「三船さん」なのだろうか?日本人とのハーフとか?それとも関係ないの?

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2008年3月30日 (日曜日)

広島交響楽団演奏会<ノルウェー音楽集>

Fvjo2グリーグ:抒情組曲
シンディング:ヴァイオリン協奏曲
スヴェンセン:交響曲第2番

秋山和慶指揮/広島交響楽団
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)

(地方都市オーケストラ・フェスティバル2008年・すみだトリフォニーホール 3月29日)





昨日のコンサート。今日も行くんだけどすみトリ。
地方都市オケのこのフェスティバルの今年のコンサートは、びっくりするくらい意欲的なプログラムが並んでいて、結局3回も行くことになってしまった(金曜日のエルガーのヴァイオリン協奏曲も行きたかったが、天候不良で断念)。

中でも、ユニークなのはこの広響さんの曲目。マニアックすぎて聴いたことない曲が並ぶ。実はグリーグは私は歌曲と一般有名曲しか知らないので本日の「抒情組曲」は聴くの初めて。あれー。

シンディングも、「春のささやき」くらいで(なんか、多分聴けば知ってっかなーくらいな感じ)他の作品は全然有名じゃない感じだし、スヴェンセンも「男性かつらのメーカーかなー?」とか思ったくらいで聞いたこともない。

広島交響楽団は土地柄、北欧ものをよく取り上げる。土地柄っていうのは別に北欧の移民が広島に多いとかバイキングが有名とかじゃなくて、北欧音楽ファンにとっての「聖地」、私も一度は訪ねてみたいなーと思っている「ノルディックサウンド広島」というCDショップがあるからである・・・ってそんなことでもないのかな。(開演前にここの店長さんと指揮者の解説あり)

他の理由としては、かのシベリウスの権威、渡邉暁雄さんを音楽監督に迎えていたことや、オスモ・ヴァンスカを招聘してシベリウスを演奏したりしていたことがベースになっているときいた。

ということで、期待して聴いた。たまーに普段聴きなれていないオケ(地方のでも東京のでも)を冒険して聴くと「あれ、今日は外しちゃったかな~?」と失望したりすることがあるのだが、広響は全くそんなことない(←失礼?)。北欧音楽はやっぱり弦の美しさが際立ってこそだと思うのだが、本当に豊かな弦の響きだった。すみトリの残響の長さがまたマッチしててよい。うっとり。そういう弦の響きの波のあと、ちろりろりんと聴こえる木管楽器の音もチャーミング。

こんなプログラムが普段聞ける広島の人は羨ましいと思った。(チラシにあった過去の演奏会はトゥビン、アッテルベリ、これからの演奏会予定にニルセンやステンハンマルの交響曲が・・・涙)

普段、邪悪なことや○○や●●なことばかり考えている私にとっては、心が洗われる音楽たちでした。

だのに。予想通り客席はガラガラだった。群響戦争レクイエムのときはなんだったのやら。

演奏については、ホントに心が洗われるという他にはあまりない。グリーグはグリーグらしい本当にいい曲で堪能しました。頭の中で民族衣装にお下げ髪の女の子たちがダンスしてた。北欧ってステキ。

はるばるオスロからソリストを呼んで(客が少なくて申し訳ない)演奏されたシンディング日本初演。最初の楽章はワーグナーのマイスタージンガーみてぇな堂々たる音楽。まあ、全体的に邪悪な(←え)ところもなくうっとりと聴いた。

このあとのアンコールにブルという作曲家の「メランコリー」というメランコリーな曲が演奏された。大変美しい。ブル・・・?しらねー。

オーレ・ボルネマン・ブル(1810 - 1880)は、ノルウェーのヴァイオリニスト。「ノルウェー最初の国際的スター」と呼ばれている。作曲家でもある。
ブルがどれだけ有名だったかを示すのは、何といってもその葬式で、おそらくノルウェーの歴史の中でも、最も壮大なものであろう。ブルの遺体を運ぶ船を15
隻の蒸気船と何百隻もの(1,000隻だと言う人もいた)小舟が先導した。
(ウィキペディアより)

↑多分この人かと。ゆーめーな人らしい。この曲のCDも出ている。

休憩をはさんで後半はスヴェンセンの交響曲。

ヨハン・(セヴェリン・)スヴェンセン(1840年 - 1911年) はノルウェーの作曲家・指揮者・ヴァイオリニスト。スウェーデン統治中のノルウェーのクリスチャニアに生まれ、生涯のほとんどをデンマークのコペンハーゲンに過ごした。
より高名な親友のエドヴァルド・グリーグとは対照的に、スヴェンセンは和声の重要性よりも、管弦楽法の技能によって名を揚げた。グリーグがたいてい小編成のために作曲したのに対して、スヴェンセンはもっぱら大編成の、とりわけオーケストラの作曲家であった。最も有名な作品は、ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスである。存命中は、作曲家や指揮者として非常に人気があり、国から数々の栄誉を授けられた。しかしながらこの人気は長続きしなかった
コペンハーゲンにて他界、享年70であった。
(ウィキペディアより)

というわけで、本国でもイマイチ人気のない作曲家をプロのオケで聴ける幸せ。プロ・オケでは初演ということはアマ・オケでは演奏されているということか。

印象は・・・まあ俗に言う北欧のあんまり知られてない交響曲。やけに人当たりのよいブルックナーとかシベリウスといった感じだ。(すまん、あまりよくわからない。アッテルベリの交響曲とかと同じ印象。)
交響曲はマーラーばっかり普段聴いている耳にはただただすがすがしい気分。



ここでのアンコールはグリーグの有名な「過ぎし春」。バーバラ・ボニーとかキルステン・フラグスタートとかの歌ではよく知っているが、オケ版は初めて聴いた。うー、美しすぎるよう。

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2008年1月22日 (火曜日)

ラーション/偽装の神

P1000887ラーシュ=エリック・ラーション:カンタータ「偽装の神」(姿を変えた神)
  エリーサベト・セーデルストレム (ソプラノ) エーリク・セデーン (バリトン) ラーシュ・エークボリ (語り)
  スティーグ・ヴェステルベリ指揮/マッティン・リスタム・ヴォーカルアンサンブル ストックホルム放送交響楽団

(スウェーデン協会 1956年録音)

過去記事:ラーシュ=エリック・ラーション作品集 


今日は、ほのぼの癒し系と無調不安系の二つの顔を持つ男、スウェーデンのナゾの作曲家ラーションの声楽曲をいってみよう。

ところで、何、偽装て。それは。最近耳慣れた言葉ナリ。
もしかしてこれって「赤福の神」だったり「白い恋人の神」だったり、「ミートホープの神」だったりするわけですか?それとも「船場吉兆の神」と称して、横からコソコソ声で「頭が真っ白になったと言え」とかささやいたりするわけでしょうか。

いや、そんなことはないです。そんな偽装に満ちた陰鬱な曲ではありませぬ。
この曲についてはいつも参考にさせて頂いている、大束省三先生のご本「北欧音楽入門」(音楽の友社)に詳しいので、ちょっと引用させて頂きますと。

スウェーデン・ラジオ(放送局)から、当時すでにそのドラマ部門の長だったヤルマル・グッルベリの一連の物語詩、「偽装の神」の音楽の作曲について話があったのは1930年のことだった。ラーションはそれまでグッルベリとのいくつかの共同作業で成功していたが、今度の作品は規模が大きいので、書き始めたときには1940年になっていた。当時、デンマークとノルウェーはナチス・ドイツ軍に占領され、国民は塗炭の苦しみを嘗めていた。スウェーデンは中立政策を保持していたが、綱渡りの中立と言われる深刻な環境の中にあった。ストックホルムからのこのラジオ電波はこの両国は容易に聴き取れ、十分理解されるに違いない。海を挟んだフィンランドにもスウェーデン語を理解できる人はたくさんいる。この状況下でグッベルリは原稿の冒頭に五行詩を加えた。


この世の強き者のためではなく、弱き者のために
戦士のためではなく、農夫たちのために
不平も言わず その土地を耕した・・・
ひとりの神は笛を吹く
それはギリシャの物語


・・・というように、当時ナチの弾圧に苦しめられた北欧の人々を力づけることになったであろうこの曲は、ラーションの癒し系作曲家としての顔を見せている。

全部で31分ほどの曲。
冒頭から心動かされる暖かい旋律のホルンと弦楽によって始まり、ラジオ用の音楽っぽくさきほどの五行詩のナレーションが入るが、これがまたスウェーデン語なもんで(当たり前だが)、どこか知らない遠い国に行った感じがしてとても心地よい・・・もちろんスウェーデン語は私はわからないが(解説書に英語訳あり)。ラジオ放送音楽ということで万人にわかりやすいよう、メロディは全体に牧歌的でとても親しみやすい。たまにちょっぴり水戸黄門っぽい音楽になるときがある(←私だけ?)。

ここではスウェーデンの国際的名歌手、セーデルストレム (ゼーダーシュトレム)がいかにも北欧らしい清らかな声を聴かせている。彼女は同じスウェーデン協会レーベルでスウェーデンの作曲家による歌曲集のCDを出していて、それもとっても素敵であります。ああ、これもいつかご紹介しましょうね。大好きスウェーデン協会。

えーと、「偽装の神」はこんな感じで親しみやすいのに、CD後半から聴かれる合唱曲「ミサ・ブレヴィス」はまたしても「え」と声を出してしまう。作風また変ったぞ、オイ。今度はシェーンベルクの合唱曲みたいだ(冒頭は何故か「地には平和」にすごーく似てる)。これはこれで私は好きだ。



↓「偽装の神」は、これとは別の演奏だけど、手に入る。

Music Lars-Erik Larsson: God in Disguise

販売元:Intim Musik
発売日:2003/06/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年1月10日 (木曜日)

ニールセン/コンモティオ

4193mw7yncl

カール・ニールセン (ボー・ホルテン 編曲)
 コンモティオ (Commoitio) (管弦楽のための編曲による)
 歌曲集〈6つの歌曲〉 (ルーズヴィ・ホルステン詩) リンゴの花 (Æbleblomst)
 歌曲集〈歌と詩〉 (J・P・ヤコブセン詩)
 - 絹靴は金の型から (Silkesko over gyldne læst) 報いはある (Det bødes der for)
  風俗画 (Genrebillede) 「モーエンス」の歌 (Vise af "Mogens")
 歌曲集〈5つの詩〉 (J・P・ヤコブセン詩)
 - スルタンの宮殿の庭で (I Seraillets Have) イルメリンのバラ (Irmelin Rose)
 ヴァイオリンソナタ第2番 (ヴァイオリンと管弦楽のための編曲による)
  ヘンリエッテ・ボンデ=ハンセン (ソプラノ) ビャーネ・ハンセン (ヴァイオリン)
  オーゼンセ交響楽団 ボー・ホルテン (指揮)





おとといだか、フジテレビの新ドラマ「ハチミツとクローバー」を見ました(原作は読んでない)。「のだめ」の美大版なのかと思ったら、こっちはあんまりドタバタではないのですね。私は音大には縁がないのですが、美大に通ってたのでこのドラマは大変懐かしいです。そうそう、こんな感じだったんだなあ・・・なんて。久しぶりに絵が描きたくなる・・・多分描かないけど。

ヒロインの成海璃子ちゃんはオドロキの中学生。飛び級か。

で、この登場人物の一人の部屋が、北欧風ファブリックに囲まれてて可愛かったな。私の学生時代はみんな貧乏だったから(とはいうものの、地方からやってきて美大に通う子は貧乏ではないです。自宅から通ったってかなりお金かかりますし。)こんなオシャレな部屋の子は誰もいなかったです・・・ま、時代もあるかなえー、ところでアクセス数が昨日は多かったす。みなさんありがとう。さすがはマーラー。このブログが2ちゃんねるに載る日も近い・・・(←これは不安・・・いやだなあ)。

で、人気の記事のあとは、ややマニアックな内容のCDを。しかし、ワタシあんまり詳しくないカール・ニールセン。実際のところ、CDは持ってるけど交響曲は聴きこんでないし(「不滅」、正月に実家でCD引っ張り出して聴いたが、あまり以前聴いた記憶がない)。ま、オペラ「仮面舞踏会」は持ってるけどね。

(ワタシの北欧音楽鑑賞・・・基本がなってない。)

実はこのCDは以前紹介しました、私のお気に入りの一枚「デンマーク版ディーリアス」と同じシリーズのようです。同じダナコード・レーベルで指揮者ボー・ホルテンとソプラノのボンデ=ハンセンは同じ。管弦楽編曲も同じボー・ホルテン。

まず、コンモティオって曲。作曲者最後の大作とのこと。もとはオルガンのための曲で、それにしちゃ24分もかかる。実は原曲を聴いたことがないんだけど、この管弦楽編曲を聴く限り、一曲の交響曲を聴いているようだ。ブラームスに北欧の香りを足したような、堂々たる曲である。冒頭からかなり引き込まれる。きっとホルテンの編曲もうまいんだろう。

そのあとの歌曲集は初期の作品ということで、やはりホルテンの管弦楽編曲によるもの。同じ歌手で編曲者のせいなのか?前記のディーリアス・デンマーク語版と雰囲気は似ている・・・もしかしてマーラーの世界にも近いかも。あいかわらずデンマーク語の微妙な発音が本当にここちよい。うー、素敵だ。詩がまた、ヤコブセンのがあって、ディーリアスの歌曲と同じのが使われてたりする・・・イルメリンとか絹の靴とか。ディーリアスとの聴き比べも楽しい。

もっと聴きたいなあと思うんだけど、歌曲は残念ながら7曲しか入ってない。ここでもボンデ=ハンセンはとってもさわやかなうたいぶりでとっても好感が持てる。このCDを買ったのだって(そして「仮面舞踏会」も)彼女のデンマーク語の歌が聴きたいからだったのだ。

最後の曲はヴァイオリン・ソナタ第2番を編曲したヴァイオリン協奏曲。これまた原曲を知らないんでなんとも言えないけれど・・・原曲が聴いてみたいです。私よくわかりませんが、「協奏曲」というにはちと編曲がこじんまりしすぎています。どっちかっつーと「管弦楽伴奏つきのヴァイオリン・ソナタ」といった風情。しかもなんとなく終わってしまう。

あいかわらず、守備範囲外のCDの感想はこんな感じなので申し訳ない。値段もお高いので万人むきではないですが・・・。録音は北欧らしくたいへん良好です。


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2007年8月21日 (火曜日)

ビョルリンク/北欧歌曲&バラード集

P1000807ユッシ・ビョルリンク/北欧歌曲&バラード集(1929~1960)
シェーグレン「夢の中であなたは私のそばにいる」、ダール「バッカナール」、エンデルス「小公女」、ステンハンマル「スウェーデン」、ラングストレム:3つのバラード、シベリウス「黒バラ」「葦よ葦よそよげ」「3月の雪の上のダイアモンド」「あいびきから戻った娘」、グリーグ「白鳥」、アルテーン「祝福された国よ」、ペッテション=ベリエル「森の高い松の木の間で」、セーデルマン「魔法の湖」、 コーリング「Evening Mood」、ヌードクヴィスト「海へ」、ショーベリ「調べ」

♪し~らないま~ちを 歩いてみ~た~い
ど~こ~か~遠くへ~行き~~~たあ~い~♪

(遠くへ行きたいby永六輔。何年か前、母と山手線に乗ってたら、向かいの席に何気ないしぐさのTシャツ姿の永六輔さんにでっくわした。あんな有名な人も山手線に乗るんだなあ。)

ああ、どっか涼しいところへ行きたい。行きたいわ。
お盆の間。日本中どこでも(北海道でさえも。白い恋人でさえも。)暑かったということだが。私の数少ない情報を収集した限り、ほとんどの日本国内は暑かった。避暑地と思われる長野だって暑かったって聞いた。友人のダンナの実家の北陸地方だって暑かったと思う。

でもそんなの関係ねー。(by小島よしお)

東京も、ちっとは和らいできたと思うが、やっぱりまだ残暑は厳しい。そんな夜はやっぱり北欧の音楽を。

うちには少なからず北欧の歌曲集のCDがある。とくにユッシ・ビョルリンクのものは多い。なんでかっていうと、好きな歌手だからというのもあるんだけど、彼の歌曲集には余り知らない作曲家の歌が比較的多くて、非常にそそられるのである。聴いていると、どこか遠い国に連れて行かれてしまうかも?みたいな、やや不安な気持ちになる。そこがまたよい。

グリーグ、シベリウス、ステンハンマルあたりまでは、「これはさすがに有名だな」と思うけれど。他の作曲家は「あんただれ?」という人が多い。ま、交響曲全集は持ってて、まあほかの歌曲はちょっと聴いたかなくらいのラングストレムのバラードなんて、もうほんとに「行ってみたいな~よその国~」的な、他の作曲家の何にも例えることができない感じ。もしかして珍品かも。

ここのblogでも以前取り上げたビョルリンクのジャズやポップス集でも歌ってた怪しい歌曲も2曲収録。

今後、紹介予定(いつ?)のスウェーデン協会のビョルリンクの同様の歌曲集(但しステレオ録音)でも堂々たる歌唱を繰り広げるヌードクヴィスト作曲「海へ」って曲は、他の歌手では聴いたことはないのだが(オッターが歌っているのがあるらしい)、ビョルリンクは得意だったのだろうか。まるで加山雄三の「海よ~オレの海よ~」を思い出される(ち、違う?)。まるでドラマティックなオペラ・アリアのようでめっちゃカッコイイ。皆に聞いて欲しいぞこの曲は。

どこまでも響き渡る、透明な声のビョルリンクは、北欧の歌曲はイタリア・オペラを歌っているときよりもぴったりきていて大変美しい。グリーグの「白鳥」なんて美しすぎて涙をさそう。

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2007年5月17日 (木曜日)

ラングストレム・交響曲第1番

Pa0_0110トューレ・ラングストレム:交響曲第1番嬰ハ短調「アウグスト・ストリンドベリ追悼」
レイフ・セーゲルスタム指揮/スウェーデン放送交響楽団

(瑞・STERLINGレーベル)




今日はスウェーデンの作曲家の交響曲を。
日本では本当に人気がない(と思う)、トューレ・ラングストレム。

テューレ・ラングストレム(1884-1947)はスウェーデンの作曲家。20世紀になってスウェーデンにモダニズムをもたらした最初の世代に属する。音楽評論家で指揮者でもあった。

ストックホルム出身で、ドイツに留学してベルリンとミュンヘンで音楽を学び、ハンス・プフィッツナーに師事。主として声楽とピアノのための曲をつくり、1922年から1925年までエーテボリ交響楽団の主席指揮者を務め、1924年にはスウェーデン作曲家協会を設立、1930年から1936年までスウェーデン王立歌劇場で広報の仕事に就いた。

初期の作品は「バッカス賛歌」などのように交響詩の形式をとった。それらの成功に続いて4つの交響曲の作曲に取り組んだ。第1番は1914年に作曲され、ストリンドベリの思い出にささげられた。第2番は1919年に作曲され、「祖国」の副題がつけられた。第3番は1929年で、副題は「星空の下の歌」。第4番は1936年で、副題は「祈り」である。他に3つのオペラを作曲している。(ウィキペディアより)



スウェーデンや北欧の歌手の歌曲集を買うと、たまにラングストレムの歌曲が入っていたりする。(交響曲第3番のもとになった?どっちが元になったのかわからないが同じメロディの歌曲「星の下の歌」がある。)コミック調?のものやら、女性が歌うような愛らしい歌もあり、全くつかみ所のない作曲家。

4つの交響曲はユロフスキによる全集があり、私はこれも持っているが、今日は単独で買ったセーゲルスタム指揮による1番。スウェーデンの作家ストリンドベリってのは全然知らないが、その人に捧げられたものらしい。

作風は何風というのだろう。具体的に何風って言えないんですよねえ。大体知られてないここらへんの年代の作曲家って「マーラー風?」とか「シュトラウス風?」とかになったりするんだけども。ちゃんと個性的であると思うのであります。全体的に男気のある力強い感じの曲ですが、ロマンティックでもあります。
(以前、どなたかのHPで「ラングストレムの交響曲は全然面白くない」と書いてあったのを読んで以来、「ワタシ、やっぱりヘンなのかしら」とか思ったり。)

一般的に面白いかどうか、あまり自信はないのですが、遠い東洋の島国でこんな曲を聴いている人もいますよ!ということをここに記録したいと思い、書いてみた次第であります。なんちて。


←ユロフスキによる交響曲全集


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2007年4月21日 (土曜日)

ラーシュ=エリック・ラーション作品集

Pa0_0093_1 ラーシュ=エリック・ラーション:田園組曲、劇音楽「冬物語」、小セレナード、管弦楽のための変奏曲、小行進曲、民謡の夜、エスプレーシヴォ
スティグ・ヴェステルベリ指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団・他

明日、選挙に行こうかどうか迷ってるのは誰だーい?
あたしだよ。

私は平日昼間は会社にいて、一日中選挙運動カーがわめき散らすのを聞きつつ仕事をしているので(「うっせーな、○○トモコ。おめへにはいれねー、きるゆー」とかつぶやきながら)、会社のある区の候補者は知ってるのに自分の住んでいる区のことがよくわからない。

家のポストにつっこんである「選挙公報」を眺めながら、誰に入れようか悩んでいる。都知事選みたいにヘンテコな人がいないので興味がわかない。自分が女だから女の人にしようかなあ~という程度。有名なげいのーじんやカクトーカもいないみたいだし。雨が降ったらさぼろうかな~。

さて。本日のお題は選挙にも歌舞伎にも何の関係も無い。
いかにも北欧っぽいジャケットのスウェーデン・ソサエティ盤でござい。

ラーションの名前は(ワールドカップんときサッカー選手にも同じ名前がいたね!)・・・どうなんだろう。あまり知られてないのかな。(感覚がマヒ)

ラーシュ=エリク・ラーション(1908-1986)は、スウェーデンの作曲家。
1925年~1929年までストックホルム音楽院で学び、さらにウィーンおよびライプツィヒに留学し、アルバン・ベルクほかに師事。帰国後、スウェーデン放送局の指揮者を務め、1947年から1959年までストックホルム音楽院で、1961年から1966年までウプサラ大学で教職についた。
作曲家としては折衷的で、後期ロマン派から、アルノルト・シェーンベルクの12音技法に由来する作曲技法まで幅広く手を染めたが、手法においては独特である。1932年にスウェーデンで最初に音列技法を用いたが、それ以外の時期の作品は、ポスト・シベリウスないしは新古典主義の音楽であり、ラーションの作品は凡そ作曲様式の多様性が特徴的である。 
(ウィキペディアより)

ていう具合に、なんとあのベルクに作曲を習っているのである。なので、前衛的なのかなーと思うとこのCDに入っている曲は80%くらい違う。

田園組曲、冬物語、小セレナードまでは「ああ、なんて美しい心癒される音楽なのかしら。このCD見つけてよかった。なんだか古ぼけたジャケット写真も録音もレトロで心癒されるわね。」などとしみじみと聴けるんだけど、「管弦楽のための変奏曲」で、突然奈落の底に落とされる。

まるで、今までフレンドリーでいいひとだった会社の上司が、ある日を境にがらりと態度が変わって就業時間中に意味不明なことを口走ったり挙動不審になったりなんかしてしまうような、そんな不安。

や。

別に最初から「ベルクに習いました~」みたいなことがわかっていて、この「管弦楽のための~」だけを突然聴いたのであれば、特に問題はなく、ナルホド的にすんなり入っていけるんだが。

ただ、前の曲との差が激しすぎるのである。そして、また小行進曲、民謡の夜と親しみやすいモードに戻り、最後は自作自演でベルクのソナタっぽいクールなピアノ曲で終わる。

二つの顔を持つ男って感じなのかーもしれない。

この作曲家は他に「偽装の神」って声楽曲もあってこれもなかなかいい曲なんだけど、それはまた別の機会に。

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2007年4月 2日 (月曜日)

P=ベリエル:ラップランド交響曲


ペッテション=ベリエル:交響曲第3番「ラップランド」
ミハイル・ユロフスキ指揮/ノールチェピング交響楽団

まあ、古今東西この世には色んな交響曲があるもんだが、この「ラップランド」交響曲のCDは自分で買っておきながらもすっかり忘れていたので、家で見つけてびっくりした。題名もステキだけど、曲もなかなかよいであります。

まずラップランド(サーミランド)て。自分、地理には本当に疎い人間なので、なんか寒いイメージはあるけどアラスカのほう?とか南極かしらとか途方もないことを考えていたのですが、北欧のノルウェー・スウェーデン・フィンランドにまたがる地方だそうです。

なんでもラップランドはスキー発祥の地らしく、紀元前2500年頃に描かれたと推定される岩絵には先の反り返った二つの板に乗る人間が描かれているという。

・・・ま、曲と関係ありませんが。

ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942)、スウェーデン北部ウランゲル生まれ。
1886年にストックホルムの王立音楽大学オルガン科に入学。すぐに作曲科で学ぶ。

1895年秋にストックホルムへ移り、音楽批評を始めた。翌年には、スウェーデンの大手新聞の音楽評論家として雇用され、1930年までそのポストにあった。彼の批評は正直であるが刺があり、評論は大衆に受け入れられて読まれたが、同時に敵意と嫉妬を煽った。
(ウノコーホー氏みてえなもんか。違うか。)

1914年にイェムトランドのストゥーシェン湖にあるフレーセー島に別荘を作り、1930年より、その地に永住した。
1896年にピアノのために8曲の小品を発表し、作曲家としては成功したと見なされる。その作品が『フレーセーの花々』である。

1942年12月にエステサンドの病院で逝去。

とゆーよーに、ペッテション=ベリエルといえばなんとしてもピアノ曲集「フレーセーの花々」が有名なようである。ホントにこの曲たちはチャーミングで聴いていて心癒されるものであるが(自分で弾けるのならば弾いてみてえ。だけど~僕にはピアノがない~。)、まあ、今日のお題は「ラップランド」であるからこれはおいといて。
彼の交響曲は5曲遺されていて、その中の3番目。

第一楽章 Allegro moderato
ラップランドの先住民サーミ人が口語で伝えてきた「ヨイク」って民謡が使われてるという。どれがそうなのか?
第二楽章 Moderato
なんだか荒々しい感じ。厳しい自然を感じさせる。中間はちょっと和みな雰囲気。
第三楽章 Tranquillo
8分の10拍子を使っている(・・・ということだがよくわからない)。静かなゆったりとした美しい曲。後半は心に迫るものがある。
第四楽章 Moderato
嵐に立ち向かう人という印象で出だしは英雄的。が、聞き進むうちになんとなくお茶目な表情も見せる。結構最後はこれだけ引っ張っておいて「アレ?オチは?どこ?」といった感じでなんとなく終わる。

まあ、全般的に「愛想のいいシベリウス」みたいな感じかと(???)。一般的な「名曲」のような決定打には欠けるが綺麗なメロディが出てくるし、ちょっと変った交響曲を聴きたい方にはおすすめ。


  ←「フレーセーの花々」
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2007年3月28日 (水曜日)

アッテルベリ/ピアノ協奏曲


ピアノ協奏曲変ロ短調
ルーヴェ・デルヴィンイェル(ピアノ)アリ・ラシライネン指揮/北ドイツ放送ハノーヴァー・フィルハーモニック


最近、気になっていること。
それは、家の近所の小さな八百屋さんで売っている、

至高の大根。

至高なのに、大根

マジックで値札に「至高の大根」と高らかに書いてある。それがまたコレ、一本200円もするのである。普通、大根は一本100円くらいで買えると思うんだけど。しかもそれは妙に小ぶりである。

・・・そんなにウメェのか?

「至高の」という言葉は、我々クラヲタの間では好んで使われるフレーズである。CDの広告にもよく出てくる熟語である。 「至高の指揮者」とか。 「至高のピアニスト」とか。

私のイメージの中にある「至高の指揮者」は何故かアーベントロート。実はCD持ってないし一回も演奏を聴いたことないが、すぐに彼の名が思い浮かんだ。それから・・・チェリビダッケとか、ヴァントとかもそんな雰囲気。日本でいえば朝比奈隆さんかも。ま、「至高」には全般的にブルックナーとかブラームスとかのドイツものが得意なイメージがある。

・・・

なのに、大根。大根は私の大好きな野菜の一つだが、実際はあまりよい例えには使われていない。

「大根役者」
とか
「大根足」
とか。なんとなく後ろ向きな、悲しいイメージ。

ああ、気になる、「至高の大根」。買ってみたいけれど、大根に200円ってのは、どうかと。食べてみて「ひ、100円のと変んないじゃん!」とか思ったらどうしよう。・・・そしてそこの八百屋のオヤヂがなんだかちょっとコワイんだよね。ミョーにこだわりの八百屋っぽい。「ナンデ至高なんですか?」と訊く勇気もなく・・・。(無論、写真なんて撮らせてもらう勇気もなく・・・)

・・・

で、まあいつもと同じように全く話はクルリンパと変わって(ココログがメンテナンスされて随分便利っぽくなったような雰囲気だがちっとも内容は進化してねー)、ちょいと前に交響曲を取り上げた、北欧の作曲家アッテルベリのピアノ協奏曲を。

前に書いたように、アッテルベリは専業作曲家ではない。特許庁の職員として働くかたわら、作曲もしたという人である。

ところで、ウィーンにも同様に作曲家&法律家の二足のわらじ(もっと他にも色々やってたようだが)を履いたユリウス・ビトナーがいる。

そんな、作曲家であって勤め人だったりするひとは、自分好きで作曲をしていたものだから、なんとなく自分の好きな作曲家と似たものを作ってしまうような気がする。ビトナーのオペラだってもー、ほとんどシュトラウスかワーグナーの世界をなんとなく自分流にアレンジしただけだったもん。

・・・ということで、このアッテルベリのピアノ協奏曲もそんな雰囲気から逃れられない。世に言うピアノ協奏曲の代表的傑作の3つ、グリーグとラフマニノフ、そしてチャイコフスキーのものをなんだかごたまぜにしたような雰囲気。

冒頭から、もうグリーグ(またはラフマニノフ)のパロディかよ!と思ってしまいうような感じ。映画音楽で、「カルミナ・ブラーナ」や「木星」なんかの有名曲を著作権にひっかからないように似た感じで作ってもらったみたいなのが流れたりすることがあるが、もうそんな感じである。そして、次から次へと「これラフマニノフ?」「これチャイコフスキー?」みたいな部分が溢れている。そしてそんな古今の傑作P協の洗練には足元にも及ばない。

ま、非常にほほえましい。

それよりも。
一緒に収録されている作品番号1のかなり若い頃の作品「ピアノと管弦楽のためのラプソディ」と「バラードとパッサカリア」のほうが、何故かメインのピアノ協奏曲よりも印象深くて完成度が高い気がするのはナンデカナ?

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まだ他のblogも見たいのかい?見たがりやさんだね!!
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2007年3月22日 (木曜日)

ブルムダール:交響曲第3番「切子面」

P1000741 カール=ビリエル・ブルムダール:交響曲第3番「切子面」
シクステン・エールリング指揮/ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団

ありゃ~、何この作曲家。
昨日は「フルトヴェングラー」&「ワーグナー」といふいかにも一般大衆受けしそうなチョイスだったので、180度変わって今日はいかにも理解に苦しみそうな選曲。

しかし、クラシックでも色々なジャンル・国がなくてはウチのblogは成り立たない。

ワーグナーやドイツ音楽は牛乳、肉。(からだをつくる)
イギリス音楽は野菜。(からだのちょうしをととのえる)
映画音楽はパンやじゃがいも。(ねつやちからのもとになる)

というように、すべての食物がなければ、人間の体は成り立たないのある。好き嫌いなくなんでも食べなければ。そして給食は、牛乳、おかず、パン、牛乳、おかず、パン・・・というように順々に「三角食べ」をしてどの品目もまんべんなくお口の中で混ぜ合わせてたべなければいけません。

でまー、今日はこの中に入ってない北欧音楽なわけですが。(あれ~?)北欧音楽はデザートかなあ?

ブルムダールについては過去記事、
Xデーは近い。さあみんなで宇宙船アニアラに乗って地球を脱出するのだ。
にいってみてくださあい。(ろくな記事ではありませんが)

この宇宙オペラ「アニアラ」で知られる(知られてない)スウェーデンの作曲家、ブルムダールの代表作(らしい)「切子面」という交響曲。20分くらいの単一楽章である。初演からすぐに大評判になった・・・らしい。よく知らんが。(スウェーデンのストックホルムでは結構評判いいのよ、この手品。byマギー司郎・・・って感じか)

このCDはタワレコのバーゲンで490円で買いました。ここで逃したら多分普通では出会わない。まさに一期一会である。普通、このへんの作曲家は手に入れたければノルディックサウンド広島に頼るしかないのである。

1950年の作。セリー技法に基づく作品だという。(クラシック聴き始めてかなり長いが、このセリーってのがいまだにさっぱりわからん。)
まあ、無調音楽だが、全然メロディがないわけでもないので比較的聴きやすい曲なんじゃないかと思う。

静かな感じで始まるが、真ん中からあとのヘンから妙にノリノリになってちょっとハルサイっぽくなる。トランペットのちょっとジャズっぽいファンファーレもかっこよいし耳に残る。しかし、最後はまた静かになって消えていく。シェーンベルクを土台にショスタコ・・・プロコ・・・ストラヴィンスキーっぽいロシア風味な感じである。

残念ながら、あまり音源が手に入らない作曲家だけれども。そんな未知の世界に飛び込むのもまた、楽しからずや、であります。


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ビール、じゃがいも、肉の三角食べ実行中。(即太る)
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2006年12月10日 (日曜日)

ヤルヴィ:ステンハンマル集


ヴィルヘルム・ステンハンマル:カンタータ「歌」より間奏曲、演奏会用序曲「エクセルシオール」、交響曲第1番、セレナーデ、交響曲第2番

ネーメ・ヤルヴィ指揮/エーテボリ交響楽団

話題のヤルヴィのステンハンマル集である。
おかげさまで(何が?)タワレコのクラシック部門ウィークリー・チャートの6位である(現在)。

比較的マニアックな作曲家なのに、これはすごい。でも、本当にクラシック聴き初めて「クラシックちょっといいかもなあ~」くらいの方でも薦められると思う(そういう該当者が周囲に皆無なのは残念である)。


判りやすくて、心のひだに深くしみこんでいくようないい曲ばかりであると思う。(悪く言えば、年代的に重なるマーラーみたいな毒がなく、そういうのを求める人には多少ものたりないかも。CDオビの「北欧のメンデルスゾーン」と書かれているのはそのへんか?)

例えば、大雪に降られて家に帰ってきたときに暖かいココアとか飲んでほっとする感じ。

なので、冬の寒い日の夜などにゆったり聴くのがぴったり。(もちろんあったかくしてね)

この曲の中で、交響曲第1番だけが私は初めて聴くものである。ま、金管の重奏から始まる感じはいかにも「北欧!」「ステンハンマル!」って感じだが、全体的にドイツ系の「あんまりよく知らないけど初めて聴く、いい曲」っていう印象である。ブラームスとブルックナーが極寒の地にて二人で暖炉でほのぼの暖まっている・・・みたいな(意味不明)。ついでにあとでワーグナーも来ちゃった、みたいな。で、華々しく終わる。でもすこ~し個性に欠けるかも?

このアルバムの第1曲めの「歌」ってのはホンマにしみじみいい曲。なのにポピュラーになってないのは何故。何かの「名曲集」みたいなのに入ってても違和感なさそー。

「エクセルシオール!」って曲も題名に違わぬ(コーヒー・チェーン店とは関係ないぜ)輝かしい曲。「高みに向かって」って意味だからね。ちょっとワーグナーっぽい。

そして2枚組の2枚目。「セレナーデ」はクーベリックのステンハンマルの項でもご紹介したけどと~っても魅力的な曲。「セレナーデ」といいつつ5楽章もあるんだけども。なんでも、ステンハンマルの「南国へのあこがれ」が表現されてるとゆー。やっぱり寒いからなー、スウェーデンは。
ホルンの重奏が大活躍する第3楽章「スケルツォ」がなんとしても好き。

最後に聴ける交響曲第2番は、第一楽章は北欧っぽい物悲しいメロディー。ステンハンマルに「北欧」を求めたいのならば、一番しっくりくるかも。でも、やっぱりドイツ風な力強さも聴かれる。終楽章など、なかなか勇壮でかっこいいぜ。

録音は全体に残響がよくて気分がよい。録音年は一番新しいのは2002年の「歌」で、演奏者の息使いまで聴こえる。他は1992と93年ではあるけれど、こちらも録音はよいと思う。

なにせ、これだけ聴けて1500円はよい。グリーグやシベリウスの次のステップとしての北欧音楽入門編として薦められると思う。(まー、私は全然ステップ踏んでないけどね~)

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引き続き応援を頼みます。
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2006年11月20日 (月曜日)

アッテルベリ:交響曲第2番

P1000669_1 クット・アッテルベリ (1887-1974)
 交響曲第2番 ヘ長調 作品6

 (組曲第3番 作品19 (ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽オーケストラのための)
 スティーグ・ヴェステルベリ指揮/スウェーデン放送交響楽団  

このところ、フィギュアスケートを見ていて思ったのだが。
ま、ミキティら日本人選手の活躍もすごーくすごーくうれしいのだが。

どうしても気になるのは、優勝した韓国のキム・ヨナ選手。フリー・プログラムで使った曲がRVWの「あげひばり」ってのが。

どーよ。

彼女にすごーく似合っているし、本当に綺麗なスケーティングである(軽い嫉妬)。RWVのちょっと中国っぽい音階が(彼女は韓国人だが)彼女のアジアン・ビューティな容姿と合っていて・・・くやしい、マオちゃんのライバルなのについうっとり見入ってしまう。なんで、ミキティはメン・コンなの。普通すぎやしね? 

あくまで嫉妬。

朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/20/20061120000052.html

カナダ大会のときのあげひばり。すっころんでるけど。
http://www.youtube.com/watch?v=WN8iCrn5he8&mode=related&search=


まあ、それはそれとして。
表題かんけーねーし。

北欧音楽シリーズ第?弾。
クット・アッテルベリ。またしてもナゾな作曲家の登場。あいかわらず人となりはよく知らないが、どうも職業作曲家ではなかったらしい。特許局に勤めてた。トウキョウトッキョキョカキョク。

「アッテルベリの主要な作品は、9曲の交響曲、劇音楽、オペラである。歌曲やピアノのための小品はほとんど書かれていない。音楽以外の仕事を主たる収入源にしたため、金銭を得るための作曲は行わなかった。(毎度お馴染みウィキペディアより)」

かっこいい!!!

芸術家の理想の姿だわ!

で、本日ご紹介の交響曲第2番。
一時期すごーくはまっていた。会社から帰って毎日聴いていた。もー、ホント大好きである。でも、誰にも薦められるものかどうか。

一言で言うと、毒がない。なさすぎる。 (よくいえばわかりやすい)
マーラー聴いている人には清らかすぎるし、ブルックナー聴いている人には哲学的ではなさすぎるし、シベリウス聴いている人には幼稚、ショスタコ聴いている人には・・・もういいって!

私にとっては、毒がないのがなんたって魅力。3楽章から成っている。このCDジャケット写真のような朝の澄み切った北欧の風景を思わせる第1楽章。夢見がちなアダージョではじまり途中早くなったり様様に変化する第2楽章。かなり激しい「熱血」な感じではじまり、結構盛り上がる第3楽章。いったい何を言わんとしているのか、とかあまり何も考えなくてもいい。多分、ほとんど実演で演奏されてないんじゃないか、と思う。勝手に。

アッテルベリは人並みに9つも交響曲を作っていて、私自身2番はこんなに気に入っているのにもかかわらず、なぜか他の曲で持っているのは大きな曲でピアノ協奏曲くらい、たぶん。しかもこの曲は出だしグリークの亜流っぽいし。

ま、気になる方は聴いてみてもいいかも。ちなみに紹介のCDは廃盤である。

交響曲1番と4番だけど、どう?

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2006年11月10日 (金曜日)

クーベリックのステンハンマル


ステンハンマル:交響曲第2番
トール・マン指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
同:セレナーデ
ラファエル・クーベリック指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
(Swedish Society SCD 1114)


あまり一般的には馴染みの少ないスウェーデンの作曲家の中でも、ステンハンマルは知られている作曲家の一人であろう。 (←エラソー)

一時期、スウェーデンの作曲家のCDを集中的に集めていた。日本の大きなCD量販屋さんでもスウェーデンの作曲家のCDを手に入れるのは至難の技であると思う。ことに「スウェーデン協会」のCDは。

スウェーデンの作曲家の名前が並んでいると、あまり知らない人ばっかりなのでとても心がざわざわする。セデルマン、エリック=ラーション、ペッタション=ベリエル、フルメリ、ブロムダール、アッテルベリ、ラングストレム、アルヴェーン・・・。「知らん作曲家の名前フェチ」なもんで、エヘ。


私は見つけ次第、スウェーデン協会のCDを買っていた。スウェーデン協会のCDはなにせ、いかにも北欧の雰囲気がジャケット・デザインにも表れていて大好きである。

本日ご紹介のCDは、スウェーデン協会のCDには珍しいラファエル・クーベリックの指揮による「セレナーデ」と、トール・マン指揮の交響曲第2番を。どちらの指揮も、よいよ。クーベリックのはとくに明るい気持ちにさせてくれる。

ウチにあるスウェーデン音楽のほとんどがそうなんだけど、ホントに心が癒される。寒い国の音楽って本当に暖かい。初めて聴いたのに懐かしかったりする。交響曲第2番も「セレナーデ」もどっちも大好き。とくに「セレナーデ」のホルンの重奏の「ぱーぱぱぱぱぱ」って遠くから聞こえてくるみたいな感じのメロディが大好き。


しかし。このCDはタワレコでは売ってないみたいなので、他で探して頂くしかないなあ。広島とか。
ま、ヤルヴィ盤に期待するとして。


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スウェーデン音楽はこのへんからニューモンしてって。ナクソスだし。

『スウェーデン管弦楽曲集』
【曲目】
スウェーデン祝祭音楽 (セダルマン)
カンタータ「歌」 - 間奏曲 (ステンハンマル)
田園組曲
「冬物語」 - エピローグ (ラーション)
「フレセンの花々」 - 4つの小品 (ペッタション=ベリエル)
「ロスラーゲン」 - ポルカ
劇音楽「グスタフ=アドルフ2世」組曲 - 悲歌
夏の徹夜祭 (アルヴェーン)
「弦楽のためのセレナード」 - 行進曲 (ヴィレーン)
【演奏】
オッコ・カム(指揮)、ヘルシンボリ交響楽団

ナクソスでオッコ・カムはエライ。どれも馴染み深くてすばらしい。絶対好きになるよこれは。(断言しすぎ)

『スウェーデン管弦楽曲集 第2集』
【曲目】
ラーション:
 抒情的幻想曲 Op.54
フルメリー: フルート、弦楽とハープのための田園組曲 Op.13B
ブロムダール: 「眠れぬ夜」より アダージョ
アッテルベリ: ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽のための組曲 第3番 Op.19-1
ラングストレム: 弦楽のための悲歌的ディヴェルティメント 他
【演奏】
サラ・リンドロフ(fl)、サラ・トロベーク(vn)、ヨハンナ・ペーション(va)
ペッター・スンドクヴィスト(指揮)、スウェーデン室内管弦楽団

「抒情的幻想曲」がめっちゃクル。フルメリもブロムダールも、イイ。
ああ、もう聴いて欲しいわ~。(←強引)
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CDを買ったり、投票したりして下さい。
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2006年10月28日 (土曜日)

ペッテション:交響曲第7番

P1000658 アッラン・ペッテション;交響曲第7番
アンタル・ドラティ指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
交響曲第16番
フレデリック・L・ヘンケ(アルトサックス)ユーリ・アーロノヴィッチ指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(スウェーデン協会 SCD1002)



今日は六本木ヒルズに行ってきました。

Pa0_0019 でも、遊びでも仕事でもないよ。健康診断です。六本木ヒルズの中のクリニックに健康診断(半ば人間ドック)に行って来たのです。

六本木ヒルズはハロウィンでした。お子さんたちが思い思いに着飾っている。(おかーさんたちも)
(日本人には馴染みのないこの祭。やはりさすが外国人居住者の多い六本木ですこと。)
Pa0_0020_1 ところでハロウィンって何する日?子供がよその家に侵入してお菓子を強奪する日としか私は知らない。



実は、私はあまり健康診断が好きではない(好んでする人はいないと思うが)。
見た目元気そうなのに、健康診断行くたびに何かと引っかかったりいらん病気が発見されたりで、毎回毎回本当にイヤである。死に至る病にはかかったことはない(現に生きてるし)のでまあいいのであるが、それにしても体に何も心配がない人が羨ましい。

Pa0_0021 そんなわけでまたしてもブルーな気分で終わり、何だかもうこんなときは好きなもの食べよう!と思い、ヒルズで回ってない寿司を食べたり。美味しかった。バリウムのあとでちょっときつかったが。

病は気から、か。

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こんな気分の沈む日は、ワーグナーとかR・シュトラウスとか華々しい音楽は敢えて避けて。

あまり一般的ではないが一部に熱狂的なファンがいる(と思う)アッラン・ペッテションの交響曲をご紹介します。

グスタフ・アッラン・ペッテション(Gustav Allan Pettersson, 1911年9月19日 - 1980年6月20日)は、スウェーデン出身の交響曲作曲家。17の交響曲のほか、いくつかの協奏曲や小品を残す。

暴力的でアルコール中毒な父と、病弱な母とともに4人兄弟の末子として幼年期を過ごす。1930年からはストックホルム王立音楽院でヴァイオリンとヴィオラを学び、後にストックホルム・フィルにヴィオラ奏者として入団。

パリへ留学し、オネゲルやミヨーと親交を結び、スウェーデンへ帰国後は作曲家として活動するが関節炎を患い、後にはペンももてないほどになる。 1980年、癌のため死去。

・・・というように何かと暗そうな人生を送った彼の交響曲は全体的に暗い・・・と思う。CD2枚しか持ってないのでなんともいえないが、私の知っている限り、暗い。

具体的には、マーラーやショスタコーヴィチの交響曲の暗いところを集めてつなぎ合わせたんかいな?と思うくらい暗い。(なので、そういうのが好きなドMな人にはたまらない?)

このCDの交響曲第7番と16番は両方とも楽章はなくて単一楽章である。
まず第7番だが・・・とにかく出だしから暗い上に、「ファンファファファーンファン」というメロディの執拗な繰り返しである。これに耐えてずっと(演奏時間約40分)聴いているのは苦行である。

しかし。

聴いているといいことはある。まず最初に15分くらいしたところで、すこし曲に温かみが混じってくる。それが終わってまた暗く厳しい音楽が戻ってくる。

人生そううまくは行かないものである。

そして、25分くらいすると、曲に光がさしてくる。もう「待ってました!」というくらいに美しい音楽がやってくるのである。ここまで聴いてきてよかった!と思わせる。ここはかなりクル。気が弱っている人はほとんど号泣してしまうと思う。逆境のときにやさしくされると泣いてしまう・・・そんな感じ。

しかも、今までの暗いとこをすっとばしてそこだけ聴くと別にどーとも思わないので注意が必要です。

で、カップリングの16番のほうですが、アルトサックスの独奏が入っていてどっちかというと協奏曲っぽい。フリージャズっぽいかんじもあるので、こっちのほうが実は聴きやすいかなとも思います。かっこいいです。

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今日もどうか一つ。
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2006年8月 8日 (火曜日)

新橋投売りで買ったCDシリーズ2

Langemuller 「ベルリン・フィルによるデンマーク音楽」
 P.E.ランゲ=ミュラー(1850-1926):  <ルネッサンス>序曲/
  付随音楽<むかしむかし>から食卓の音楽/セレナード/婚礼の音楽/真夏の歌/ 
N.W.ガーゼ(ガーデ)(1817-90):<おとぎ話>からポロネーズ/婚礼のワルツ/
 H.C.ルンビー(1810-74):幻影

 D.F.クーラウ:<妖精の丘>から序曲/
 ニールセン:歌劇<仮面舞踏会>から序曲/若い雄鶏の踊り

エミール・レーセン/ゲオア・ホーベア指揮/ベルリン・フィル
付録:ゲオア・ホーベア
 フレデリック・シュネラー・ペーテアセン指揮/ベルリン国立歌劇場管
    (CLASSICO CLASSCD 513)1940年&1920年代録音・デンマーク輸入盤


これも昨日のボウエンと同じ新橋もってけドロボーセール?で購入したものです。
しかし、今日のは行きあたりばったりで購入したんじゃないのでげすよ。一応、普通のショップで2000円前後で見つけて三回くらい悩んだ(それで買わなかった)ものです。



525円で売ってたら買うでしょ!そりゃ。

いかにもthat'sヒストリカル!ってジャケットがいい。これは購買意欲をそそる。また、『フルトヴェングラー時代のベルリン・フィルによる』っていうのにもそそられる。

ネット通販のサイトではこのような解説が。

デンマークでは、1930年代に管弦楽作品を録音することは、技術的・経済的に困難な状況だった。ホーベア(1972-1950)はベルリンのオーケストラと以前から接触していて、ベルリン・フィルと録音することをレーセン(1887-1964)と共に企てた。録音は1940年9月にベルリンで行われることになった。同年4月にデンマークはドイツに占領されたが、録音は予定通り行うことになる。しかし、<むかしむかし>の中の歌曲が管弦楽曲に編曲されているのは、政治的理由で歌手がキャンセルしためと思われる。当時の水準を知るため、1920年代の録音が付録として付いている。1940年録音 付録:1925-28年録音

http://www.aria-cd.com/oldhp/label/classico.htm

え、当時の水準て。演奏水準?それとも録音水準?
でも。ベルリン国立歌劇場て結構一流オケだと思うんですが・・・?失礼じゃね?
       ↓
でも。聴いてみるとやっぱりBPOじゃない録音は軍楽隊レヴェルなのである。ベルリン・フィルうまかったんだ、やっぱり。


・・・・

おおっと、曲の説明をしていない!どれも いかにも北欧音楽らしい曲たちよ。珍しいランゲ=ミュラーの「むかしむかし」は(まあ、そのものずばり)超メルヘンチック。とくに「セレナーデ」は出だしから胸キュンよ。

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<ドキュメント>
「新橋のセレクト・イン・キムラヤ」にそもそも何故行ったのか。

東京のOL・N子さん談(※モザイク画面・音声は変えてお送りします)
一年ちょっと前の話なんですけどぉ。
本当は私、はじめは香水を買いに行ったんですよ~。いつも新橋で買っていたので。
で、ある日友人と待ち合わせの時間があいてしまったので、電気製品売り場も覗いてみたら、フロアの奥に怪しい一角が。なんかDVDとか売ってる奥ですね。
何故かクラシックのCDが置いてあったのですよー。しかも、新譜も前のほうにはあったにはあったんですが・・・。
その奥にはなんか珍しいCDがものすごい安さで売っているんです。もう私とりこになってしまって、それからはCDを買いに行くだけに新橋に行くようになって、一枚が二枚、二枚が三枚に・・・。

・・・・・・・
今もその一角はあるのかは不明です。

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さあ、明日新橋に行ってみよう!
でもどのキムラヤ?

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↓naopingオススメ!↓


カッコーを呼び寄せるための笛です。
アクセサリーとしても可愛いね。多分。
アクメ社製 カッコー笛 (イギリス製)
価 格: 3,400円 (税込 3,570円)
送 料: 500円 (税込 525円

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2006年6月26日 (月曜日)

バーバラ・ボニーの北欧歌曲

Bonney ダイヤモンド・イン・ザ・スノウ~北欧歌曲集/バーバラ・ボニー

曲目等、詳しい紹介はこちらに載っています。↓

http://www.universal-music.co.jp/classics/special/bonney/pocl1920.html

今日は、私の愛してやまない北欧歌曲と、その出会いについて書きたいと思います。

最初に掲げたジャケット写真、日本のおじさまたちのアイドル、バーバラのCDでございます。私、実はこのジャケットが気に入りません、べつにバーバラさんはいいんだけど、なんでしょうこの少女マンガの巻頭カラー付き表紙みたいな色は。北欧音楽のCDジャケットが全体的にハイセンスなことを思うと、私、耐えられません。

そして、解説オビの「ある時期スウェーデンに生活の拠点を置いたことがあります。」って。バリトン歌手のホーカン・ハーゲコードと結婚してたってはっきり書けばいいのに。

はあ。まあ、それはいいとして。こんなに文句を言いながらなんでこのCD買ったのかと申しますと。北欧音楽は国内盤が非常に少ない。歌曲においてはほとんどないのでは(他は舞台上の重要な相手役であるフォン=オッターさんくらいかもしれん)。対訳はとってもとっても大事なのよママン。しかも有名所をおさえているしね。だからとてもありがたいのよこのCDは。

<随想・私と北欧歌曲との出会い> 

何年か前。
何かのコンサートに行って、開演前にいつものように大量のチラシ類を「いるの」と「いらんの」とより分ける重要な作業にいそしんでいた時。一色刷りの紙っぺらのちらしを発見。北欧歌曲の夕べみたいなのであった。北欧外人2人(ソプラノとバリトン)。伴奏ピアノも外人。なのにコンサート会場はえれェローカルに東高円寺。曲は有名所(グリーグとかシベリウスとかだったと思う)とあまり有名でない所半々くらい。バリトンはRolf Nykmark ソプラノはRagnhild Groven Holmboeという人で、ソプラノの人はグローヴェンという作曲家のムスメだかマゴなんだからしい。

未知の世界にものすごい興味を持った私は、当日出かけてみることにしました。

全体的に聴いたことのない曲が多く、あぜんとした。こんな美しい音楽を今まで知らなかったのは迂闊だった。何か目の前にキラキラと美しいものが舞い降りてきたような感じであった。・・・まるでシベリウスの名曲「ダイヤモンド・イン・ザ・スノウ」のように。(しかし、後半は食事を取るひまもなく会場に入ってしまったためお腹が空きすぎて意識が朦朧とし、目の前に幻として見えるのはノルウェーサーモンやキャビアのオードブル・・・おいおいマッチ売りの少女かよ

Gloven 何か大きなものを掴んだ感じがした私は、普段コンサート会場ではほとんど記念のCDを買うことはないのに、この2人の歌ってるCDを買った。二度と出会えない気がしたので。(WIVOX 001)
ソプラノの人は声がかすれ気味なのが気になるが、グリーグやシベリウスの他にグローヴェンの歌曲を2曲だけ歌っていて、これは本当に素敵なのよ。歌詞の意味はぜんぜんわかんないけど。

ってなわけで、北欧歌曲にはまってしまった私はその後とりいそいで色々な歌手のCDを次々とゲット。そうそう、神のごときフラグスタートと、不世出の名テノール、ユッシ・ビョルリンクは基本でしょ。二人とも朗々たる声でばりばり歌いまくってくれるわよ(ところでなんでオネエ言葉なの)。ま、それらはまた別の機会にご紹介するとして。

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で、このボニーのCD。このCDを最初に聴いたときは、「はい?」と心の中でハテナマークがついた。今まで聴いていた北欧歌曲とぜんぜん違う。朗々と歌い上げるというより、昔を思い出しながら語りかける感じ。(前の結婚生活を思い出してか?) しみじみとしてすごくいいです。アンデルセンの歌詞のグリーグ「あなたを愛す」なんてセクシーなくらい。あー、こういうアプローチもあるんだなあ、といたく感心した次第で。

以上のようなことから、だんだんと色々な北欧の作曲家(オーケストラの曲なんかも)を聴くようになったのでした。なので、そんな素敵なきっかけを作ってくれたあのコンサートに本当、今感謝しています。

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2006年6月20日 (火曜日)

B・ニルソンの少し珍しい録音(シアベク)

Nilsson ポウル・シアベク:歌曲集「中国の笛」
ビルギット・ニルソン(sop) トール・マン指揮・スウェーデン放送交響楽団(1949年録音)
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」
ビルギット・ニルソン(sop) ベルンハルト・ゼンナーシュテット(bs)フェレンツ・フリッチャイ指揮
スウェーデン放送交響楽団(1953年録音)(BLUEBELL ABCD 075)スウェーデン輸入盤

ビルギット・ニルソンが亡くなったことを知ったのは、実は1ヶ月くらい前である。現在住んでいる所でネットを繋げるまで、あまり音楽の情報は入らなかったし、新聞もとってなかったのでホント全く知らなかったのである。しかもCD量販店にもあまり出入りはしなかった。ひさしぶりにタワーレコードに行ったら、「追悼ビルギット・ニルソン」という文字を目にしてかなり驚いた。「どぇ~~」と心の中で叫んだ。

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クラシック音楽関係の情報というのはネットや音楽雑誌がなければほとんど入ることはない。実際恥ずかしいことなのかもしれないが、ごく最近の若手演奏家や指揮者・声楽家の名前をあまり知らない。CD量販店に行ってはじめて「ほおお、こういう人が今活躍しているのか」と思う。はっきり言って最近活躍しているミュージシャンだったらJ-pop(って今言うんだかどうかしらん)の類のほうがよっぽど聞く機会が多い。Def-Techは結構好きでCDも持ってるし。

最近、CD量販店でうろうろしていたら、ふと日本人演奏家のコーナーで写真集が目に留まり、「(タレントの)千秋が最近フルートを吹いているのか、しかも写真集まで出してるなんて。子供産んでからもいろいろがんばってえらいわねえ」とか思ったりしたが、(おいおい眼鏡合ってないぞ) しばらくしてテレ朝「題名のない音楽会」で「最近話題のビジュアル系フルート奏者、写真集も大好評・・・」と紹介されて張り切って出てきたのが全然違うフルート奏者さんだったので、(今時ビジュアル系って言い方もどうかと思うが)へええ、最近のクラシック界も変ったもんだと思ったりしたこともあった。

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で、話題を戻すと。本日ご紹介のCDは、スウェーデンのレーベル、ブルーベルから出ているシアベクというデンマークの作曲家の歌曲集です。この歌曲集は(ま!ご想像の通り)マーラー「大地の歌」のテクストとなった中国の詩をハンス・ベドゲが訳したものがもとになっています(そしてさらにまたデンマーク語訳)。

曲の印象としては「大地の歌」よりも軽く、繊細でチャーミングな曲だと思います。オーケストラ伴奏はガラス細工みたいね。そしてニルソンの歌声も透明で素敵。デンマーク語ってなんだか独特の微妙な発音で難しそう。
それにしても、とかく大ワーグナー歌手としての登場が多い彼女ですが、こういったリリカルな曲で聴くのもまたよいかも。

このCDでは演奏時間では殆どメインの「青ひげ」も、フリッチャイ指揮ってことで名演だと思います。いずれもニルソンの30代前半の録音です。

どう?

みんな付いて来てる?

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↓関係ないが、かっこいいので。

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2006年6月15日 (木曜日)

ヒゥーゴ・アルヴェーンの音楽

アルヴェーンの管弦楽作品集

Alfven ヒゥーゴ・アルヴェーン 祝典音楽 作品25
  ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 スティグ・ヴェステルベリ(指揮)
 スウェーデン・ラプソディ第1番《夏至祭の夜明かし》 作品37
その他   
 (スウェーデン・ソサエティ SCD1003)輸入盤

本日は珍しく、北欧ものをひとつ。一時期北欧音楽のCDを集めていて、ことにスウェーデン・ソサエティのものを集めていました。なんででしょう?

ジャケットが好きなんですねー。それが第一です。だめですかー 無知なもんで

スウェーデン・ソサエティのCD、あまり東京でも見かけません。何故か池袋のHMVには比較的あるなーと思っています。渋谷や新宿では見かけないですね。最近お亡くなりになったビルギット・ニルソン大先生のCDは見ましたがー。

「聖地」に行けばいいんでしょうけどね。(北欧音楽マニアの方は「ノルディックサウンド広島」のことをそうおっしゃるのでしょう?)

考えてみますと、スウェーデンの作曲家って音楽の教科書にのるような人がいませんねー。フィンランドのシベリウスとかノルウェーのグリーグみたいな。地味っぽい感じですね。でもいい作曲家がいっぱいいますよ。アルヴェーン、ステンハンマル、ラーション、アッテルベリ、ショーベリ、ラングストレム・・・。歌曲にたくさんいいものがありますし(く~、大好きだー北欧歌曲)。追々ご紹介していきたいです・・・

ってそんなに詳しくないので、ご専門の方のサイトに行ったほうがいいかもしれませんねーーー。(←弱気)

ってなわけで、一番お気に入りのジャケットのアルヴェーンのCDを挙げておきます(カワイイでしょ??でしょでしょ)。「夏至祭の夜明かし」は有名な、「今日の料理」に出だしがそっくりな、アレですね。

チャンチャカチャラララチャンチャンチャーン♪

 

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