2015年7月12日 (日曜日)

高校生のためのオペラ教室「蝶々夫人」 新国立劇場

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プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」(全曲)
蝶々さん:腰越満美
ピンカートン:樋口達哉
シャープレス:大沼徹
スズキ:小林由佳
ゴロー:糸賀修平
ボンゾ:畠山茂
ヤマドリ:小林由樹
新国立劇場合唱団
石坂宏指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
(2015年7月11日 オペラパレス)
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前々から羨ましく思ってた「蝶々夫人」。高校生ならば2160円で「蝶々夫人」全幕が見られる。まあ、どちらかと言えば学校行事で授業の一環として生徒に見せるというのが圧倒的に多いのだろう。あとはママとお付き合いで行くとかね。
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これ、当日まで券が余ってればあたしたちのような普通のオペラ・ゴーアーでも観ることは可能。ただし4320円。それでもまあ、オペラパレスでオペラまるまる一曲見られるとしたらちょっとお得であろう。ただし、素晴らしくいい席はすでに高校生の団体に買われているので、そこは覚悟しないと。
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私の行った土曜日は、当然午後の授業って高校はないはずなので、他の普通の日と比べて全部は売れなかったようだ。400枚ほど余っているとのことだったので、朝予約しようと電話をかけたけど、繋がらない。めんどうくさいので直接行くことに。でも、ボックスオフィスに行った時点ではもう3階と4階席しかなかった。
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そんなもんで3階席をゲット。なんかお得なのかそんなに普通に二期会に行くのと変わらないのか不明なのだが(今度やる日本人キャストの魔笛D席よりは高い)。3階とはいえ、横っちょのせり出したところの二番目だったので鑑賞には不自由はない。声はほんの少しS席相当よりは聞きづらいかも。
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はて。行ってみるともう、初台はプリーツミニスカートのJKと灰色のワイシャツ制服姿の男子高校生で溢れており。意外と「カワイイなあ、もう!」とは思えない。凄いアウェイ感。普通の日にディズニーランドに行ったら高校の遠足とぶち当たったような、ヘンな感じ。
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そもそも高校生が「蝶々夫人」とか普通に楽しめるのかがかなり疑問。ふとTwitterを見ると、これから見にいくという女の子が「ちょ~~wwwこれから見に行くっているのにチラシに結末書いてある~~~超ネタバレ!!」的なことを書いていたので、「オペラって結末わかってて観に行くものだよね、そもそも」とへんな感心。
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会場に入ってもなんだか場内は騒然としており。場内アナウンスも聴こえないくらい。「これからオケがチューニングしますのでお静かに」というアナウンスでやっと引率教師が黙らせて少し静かに。指揮者が出てきて男子学生たちは「ヒューヒュー」とか言いだして、ここはロックコンサート会場かと。
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まあ、演奏中はだれも騒ぐことなく(ここらへんは普通のオペラ上演よりむしろ静かな気がした。大部分は寝てたんじゃないかな)大変有意義に楽しむことができた。
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休憩は25分。化粧室に行こうとすると、男子が何やら騒いでた。「解説を下さ~~~~い!解説を!!」
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おお。予習なしで連れてこられたのか。学校も不親切ですこと。何か事前に解説をするとでも思ったのか学校は。普通は解説とかないもんね。あらすじは解説書を読めってことよね。
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また、別の男子(同じ男子かも?)は「休み時間25分なんてオレそんなに長い休憩いらね~し、はやくやって(終わらせて?)ほしいんですけどおおお」と意見。するとおともだちの男子が「いや、そもそも休憩ってオレらのためじゃないんじゃね?やってる人の休憩じゃね?」と回答。あたしもそれを聞いて「あっそうだよね、考えてみると」と感心。
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で。
セットはいつも新国でやられているのと同じやつらしく、やや簡素な感じ。演出は普通。まあそもそもあんまり読み替えとかしないだろうが。
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キャストはダブルキャストで、別キャストは蝶々さんは横山さんでピンカートンは村上さん。シャープレス須藤さんとスズキの山下さんとかなり豪華キャストで「こっち観たいなあ」とも思うけど、これは仕方ない。
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ただ、私の観たほうの蝶々さんの腰越さんはとってもかわいかったし(15歳っつーのは無理だが)、歌もかなり頑張ってたので全然よかった。「ああ、ここまで信じ切っちゃって、まだ捨てられたってのがわかんないのか」とか本気で思ってしまった。大変失礼ながら横山さんの蝶々さんだったら(声楽的に立派すぎて)ここまで感情移入できなかったかも。樋口さんのピンカートンも素敵だったけど、小柄でアメリカ人には見えないのが難だな。

(頂いた解説書には「オペラは声がすべてよ。見た目いっさい関係なし!」的なことが書いてあって「なるほど」とは思ったけど、今やオペラはビジュアルも大事なんだよね。)

手慣れているせいか演奏水準はすごく高く、合唱がやっぱり限りなく美しく(蝶々さんの登場シーンなんかね、もうね)、普通に楽しめたし、通常通り泣けた。みな芸達者だ。
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終わってからの高校生の反応を観察してみたものの、みんな別に普通の日常会話に終始しており(結構寝てた人が多かったような、Twitterだと)、楽しんでたかどうかは不明。「またオペラを観たい」との答えが95%という、昨年のアンケート結果はホントなんだろうか。疑問。
ま、みんなこれから渋谷や新宿に遊びに行くんだろうな、とはオモタ。

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2015年6月28日 (日曜日)

神奈川フィル オール・プッチーニ プログラム

プッチーニ:交響的奇想曲
歌劇「ラ・ボエーム」より
歌劇「蝶々夫人」より
歌劇「妖精ヴィッリ」より
歌劇「トゥーランドット」ハイライト(演奏会形式)
大隅智佳子(ソプラノ並河寿美(ソプラノ) 西村悟(テノール)ジョン・ハオ(バス)井上雅人(バリトン) 
神奈川フィル合唱団(合唱)
現田茂夫指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
(神奈川県民ホール)
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本日は神奈川県民まで。代理で行かせて頂いたのだった。(そもそも行こうかなとは思ってたが)
有難いことに全部プッチーニ。前半はプッチーニのデビュー曲?的な管弦楽曲と有名なアリア集。後半は「トゥーランドット」のハイライト。しかしハイライトというよりは「ピンポンパンが出ないのでそれ以外はずいぶん演奏した」というイメージ。パンフレットによると、80分くらいやった。時間は計ってないので実際はよくわからない。
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ところで。
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私の神奈川フィルのトゥーランドット率は非常に高い。今まで見聞きしたトゥーランドット、人生最初のトゥーランドットがスカラ座引っ越し公演なのは除き、他は全部神奈川フィルである。まあ、そのうち2回はハイライトだけど。
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どうも、「トゥーランドット」というと開演前に中華街で中華料理食べて、そのあと鑑賞するっていうイメージである(私の中で)。まさか、神奈川フィルが中華街が近いからと言って、トゥーランドットを得意としている・・・とかじゃないよね。
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さて。
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一曲目は初めて聴く曲。何でもミラノ音楽院の卒業作品だという。初めから「なんか悲劇が起こりそう」的な感じである。いかにもプッチーニ的な。で、普通に聴いているとそのうち突然非常に耳慣れた音楽が流れてくる。
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あ、これか。これが(解説書によく書いてある)プッチーニの若き日の作品の引用か。
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そう、「ボエーム」の冒頭が出てくる。結構重要なメロディ。これによって「ボエーム」ってオペラのの中の「若さ」とか「青春」的なものを表しているんだよね。しかし、オペラの冒頭に自分の実質最初の作品のメロディーを引用するなんて、きっとこの曲に自信があったんだろう。
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そして「ボエーム」の第一幕の有名なミミとロドルフォの場面。お二人ともとてもフレッシュな歌唱。素敵だ。なんかカワイイとさえ思ってしまう(失礼)。
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そして本日トゥーランドットを歌う予定の、並河さんが登場。「ある晴れた日に」を歌った。お綺麗で堂々たるスタイル。声も堂々としていて、声量もあり、凄い。期待できそう。
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後半は「トゥーランドット」。前記のようにピンポンパンがいないので、奴らの活躍する部分とクイズを3問出す部分はカツ・アイ。なので、並河さんの歌う部分は結構少ない感じがした。かなすい。
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いや、ホントに並河さんが他を圧倒してて物凄い声量でよかった。体中に声が響き渡っててぴんぴん響いている感じだった。ワーグナーとか歌ってもよさそう。ヴェーヌスとか歌っているそうだが。
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ジョン・ハオさんが結構好きなので、楽しみにしていたのだけど、やっぱりそもそも歌うとこ少ない。もっと聴きたかったな。前半でアリア一曲歌ってもよかったのに。
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この曲の最後はいつも盛り上がり、拍手大喝采となるのだが(みんなこの曲好きだよね)、本日もそうであった。だのに、マエストロ現田さんは早々に「バイバイ」と手を振って帰った。オケもしかり。打ち上げが控えていたのかなあ。
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何にしろ、中華街のコース料理みたいな美味しい楽しい演奏会でありました。いい演奏を有難うございました。
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演奏会で売ってるオケのグッズは(いかにも感が強いので)あまり買わないのだけど、このキャラは大変可愛いし色のセンスもいいので、ちっちゃいタオルを買ってしまった。安かったし。それと中華街であまりに色々な食べものを買ってしまい(海軍カレーやらベビースターラーメンやらシュウマイやら)、結構反省している。.

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2014年11月 2日 (日曜日)

藤原歌劇団/ラ・ボエーム (砂川・村上組)

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プッチーニ:「ラ・ボエーム」

ミミ:砂川涼子
ロドルフォ:村上敏明
ムゼッタ:伊藤 晴
マルチェッロ:須藤慎吾
ショナール:柴山昌宣
コッリーネ:伊藤貴之
ベノア:折江忠道
アルチンドロ:柿沼伸美
パルピニョール:岡坂弘毅

総監督:岡山廣幸
指揮:沼尻竜典
演出:岩田達宗
合唱:藤原歌劇団合唱部  
児童合唱:多摩ファミリーシンガーズ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

(オーチャードホール)

過去記事:びわ湖ホール/「死の都」(第一日目)

サントリーホールへ。

<あらすじ> 貧乏暮らしの男女が一瞬にして恋に落ちるが、その後女の病気が原因で別れ、結局病気が悪化して死ぬ。

待ちに待った「ボエーム」。藤原歌劇団の舞台を見るのは初めてである。まー、基本的にはワーグナーやR・シュトラウス好きだから二期会のほうが出かけるのは多くなるよね。

今回、出かけたのは今年の3月にびわ湖ホールまでわざわざ出かけて観に行った、「死の都」のマリエッタを歌ってた砂川さんがすっかり気に入ってしまったからである。

ホント、びわ湖ではびっくりするほど素晴らしい声だったし舞台姿も可愛かった。女のあたしでも惚れちゃうくらいだ。(いえ、そのケはないです)

でも、やっぱり彼女は当たり役のミミを聴くべきかなあと。彼女のミミをナマで見聴きするのを夢見ていたら、結構すぐ叶ってしまったのである。ラッキーだった。実はこの3連休に毎日藤原のボエームは上演されるのだが、昨日と明日はあのバルバラ・フリットリがミミを演じることになっている。そのことはもちろん知ってたけど、あえて日本人組で。昨日のフリットリは素晴らしかったということはネットで伝わっているけど、まああんまり興味なし。あくまで聴きたいのは砂川さんなんで。

このボエーム、前に砂川&村上コンビで教育テレビで放送されたのは観た。でも、やっぱり・・・砂川さんはナマで聴くべき歌手である。アレはね、ホントにそう思った。・・・フレーニの本当の素晴らしさは録音では伝わらないように。

そんでまー。

実は私はボエームを生で観るのは3回目である。すくねー。初ボエームはもちろんクライバーのスカラ座来日公演である(たまたまだが、本日の指揮者の沼尻さんもそうらしい。それを知ってとても嬉しくなった。あの公演を知らない人は日本でボエーム振る資格ないと思う。)。2回目はサントリーホールでの演奏会形式だった。

で、今日はイタオペだというのにたった一人で参戦。超初心者向けオペラなため、いつもオペラに連れて行く友人を誘ってもよかったかなーとも思ったが、私はボエームにおいて人と泣けるツボが違うので、なんか恥ずかしくて一人で行ったのだ。

実は私、第2幕で泣いちゃうのだ。なのに続く第3幕やミミが死んじゃう第4幕はそんなーでもない(感動はするものの)。だからとても恥ずかしい。

今日ももう、「ダメだダメだ」って思いながら、あのファンファーレのあと第2幕の幕が上がったら合唱団が歌ってて、もうダメだった。そっから泣いてた。とくに今回子供合唱団がものすごくうまくて(とくに演技が)、もうダメだった。助けて、誰も泣いてない。ムゼッタのアリアの最後の盛り上がる部分もダメ。ハンカチ出して泣いてるし。

で、えーと。

歌手の方々ですが、砂川さんはやっぱりとっても素敵だった。でも思ったのは、前のボエームの公演の写真より美しくなってないか? お化粧のせいなのか(失礼?)。全然綺麗だった。声はやっぱり素晴らしい。しかし、肺病で死にそうな役なのに声はすごいパワフル(フレーニもそうだったけど、そこはオペラではしょうがないのかなー)。第4幕の死にそうなよたっとした演技はリアルでよかった。

村上さんのロドルフォももちろん素晴らしく。今日は残念ながらオーチャードなので舞台の後ろのほうで歌うとちょっとオケに音が負けてしまう時もあったけれど(あ、私は今日は一階席前から6番目でした)、高い声も不安なく響かせていて素敵でした。外人組ロドルフォが調子悪い話も漏れ伝わっているのでこれは頼もしい。やっぱり日本人頼りになる。

声が素晴らしかったのは須藤さんのマルチェロ。前に(偶然)日伊声楽コンコルソのお披露目コンサートに行き、第一位だった歌声を聴いたのが最初。その時も素晴らしい声であった。その後あまり舞台に接する機会に恵まれず(飯守「トリスタン」のチョイ役くらい?)、ちゃんとした役で見聴きするのは初めて。でも、やっぱり凄くパワーアップしてた。声はサミュエル・ラミー系かな(よく知らんが)。演技とかもとてもチャーミング。今後ますます楽しみな歌手さんである。

今回が藤原デビュー?ということでムゼッタを歌った伊藤晴(ハレ)さんも素敵だった。プロフ写真からもっとスーブレット系の可愛らしい声なのかな、と勝手に想像してたけど、全然違ってて堂々たる声(と演技)だった。もっと色々聴いてみたいな。

沼尻さんの指揮するオケも生き生きとして素晴らしく。まあ、このヘンになるとオケも暗譜で弾けたりしね? 手慣れた感じで良かった。テンポもかなりオーソドックスで、落ち着いて聴けた。

その他、気付いた点。

・第一幕で、ろうそくの火を貰いに行ったミミだが、ろうそくの火を貰ったとたんに火が消えてしまい、ミミもロドルフォも観客もみんな「え?」ってなったのが面白かった。

・上演前に総監督の人が曲の解説をしたんだが(元バス歌手だったらしく、声がシヴーイ)、ミミとかの当時のパリのお針子って結構「娼婦的」な存在だったらしい。あー、そうなのね。そんな気はしてたんだけど、ちょっとショック。椿姫的ショック。だから貴族んとこの世話になってたのね。経済的理由だからと言って、それを許しちゃうロドルフォもアレだわ。

・この舞台、全体的に薄汚れた感じがなんかいかにもそれっぽくてよかった。第2幕の舞台や衣装など全体的に色彩がマッチしてて(佐伯祐三の絵がモチーフのようだ)、新国立も参考にしてほしいわ。

・前記のとおり、第2幕の合唱団がすごーくうまくてよかった。大人も子供も生き生きとした演技が楽しかった。演出もよかった。あれだけでももう一回観たいが・・・仕事で疲れちゃってなあ。(明日のカルウォーヴィチも残念、パスです。)

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2014年1月26日 (日曜日)

ショルティ箱より~ドイツ語トゥーランドット(ハイライト)

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プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」(ハイライト)
トゥーランドット:クリステル・ゴルツ
カラフ:ハンス・ホップ
リュー:テレサ・シュティッヒ=ランダル
ピン:ホルスト・ギュンター
パン:ペーター・オッファーマンズ
ポン:ユルゲン・フェルスター
アルトゥム:クルト・シーベナー
ティムール:ヴィルヘルム・シルプ
役人:ハイナー・ホルン

ケルン放送交響楽団・合唱団 フンボルト・グラマースクール少年合唱団
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮

(1956年 モノラル)

あまりに忙しくて、あまりCDを聴く暇もないため音楽記事が書けなくて申し訳ない。たまには何か書こう。とは言うものの、ネタになるCDがないのである。で・・・たまたま昨日の記事、ベームの「影のない女」の主役二人が歌っている「トゥーランドット」のCDのハイライトがショルティ箱に入っていたので、これにしようっと。

西ドイツ放送に保管されているアーカイヴからの歴史的録音。こういったものは録音は古いものの、スタジオ録音が多いので大体はコンディションは良好である。で、この手のものの常として、イタオペでも普通にドイツ語である。これって結構普通のイタリア・オペラだとそんなに違和感はないんだけど、「トゥーランドット」って大好きなオペラでもうイタリア語の歌詞が沁みついてしまっているので、結構違和感がある。「誰も寝てはならぬ」は「カイネルシュラーフェ」?とか歌いだしててなんか変。

でも主役二人はワーグナーやシュトラウスを得意にした歌手だけにやっぱり素晴らしい。かつてのヘルデンテナーのホップが歌うなんか変な「誰も寝てはならぬ」も、声楽的にはかっこいい。ゴルツも立派だけどニルソンなんかに比べると血の通った女性らしさがある。ステキ。

アルファーノ補筆の二人で歌う部分は・・・何と言うかホントにワーグナーのオペラにしか聞こえない。「イヒビンカラーーーフ」なんてまるでジークムント。ワルキューレ第1幕みたいで、大変スリリングでここは聴きごたえがある。最終トラックだけリピートして聴いてしまった。いやほんと、ワグネリアンのお客さんここだけでも聴いてもらいたいわ。胸熱。

オケ伴奏のほうは・・・若きショルティなため、やっぱりすごくダイナミックである(名盤と言われるラインスドルフ盤もこれくらいガンガンやって欲しいなって思う)。でもこういう曲はやっぱりステレオだといいな、って思ってしまう。つか、もしこれがステレオ録音だったら全曲盤買ってもいいわ。

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全曲盤↓

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2012年7月 8日 (日曜日)

プッチーニ/トスカ  レナータ・テバルディ(1955)

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プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲

フローリア・トスカ:レナータ・テバルディ(ソプラノ)
マリオ・カヴァラドッシ:フェルッチョ・タリアヴィーニ(テノール)
スカルピア男爵:ティト・ゴッビ(バリトン)
チェザーレ・アンジェロッティ:マイケル・ランドン(バス)
堂守:グウィン・ハウエル(バス)
スポレッタ:デイヴィッド・トゥリー(テノール)
シャルローネ:ロナルド・ルイス(バス)、他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)

録音時期:1955年6月30日
録音場所:コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス
録音方式:モノラル(ライヴ)
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先日のチョーチョーさんからやっぱりブッチーニっていいな、なんて思いつつあいかわらず大量にある未聴のCDの中からこれを発見。 トスカはカラスの有名な全曲しか持ってなかったな、そういえば。

今回はカラスのライバルとして有名なテバルディのライブ。二人とも世紀の大歌手として名高いが声とか外見とか見事に全然違う印象。二人ともかなり舞台映えする容姿の人だが、カラスは「ギリシャ系の濃い顔」、テバルディは「イタリア人にしては比較的薄い顔」としてあたしの頭にある。そんで声と顔が比例してる気がする(なんとなくだけど)。

ドイツものが好きすぎてイタリアものにまで手が回ってないあたしなので、ウチにテバルディのCDはとても少ない。テバルディのトスカ、全曲聴くの初めて。

さてこの全曲盤は有名な録音(らしい)。モノラルでライブだけどまあまあ状態はよい。でも、たまーにがしゃがしゃ傷があり。年代的には仕方ないか。

で。テバルディ、タリアヴィーニ、ゴッビと大歌手が揃ってしまったらもう何も言うことはないという感じだ。オペラハウスにまだ神様がいた時代の演奏。いいなあ、こんな演奏がコヴェントガーデンで行われてたなんて不思議。テバルディの気品のある声、タリアヴィーニの美声、ゴッビの貫録。いまさらあたしがここで書くまでもない。

まあそう思いつつ、最初から最後まで平常運転的に「さすがは歴史的録音」などと普通に聴いていたんだが、最後のほうでカヴァラドッシが処刑されるシーンのテバルディの取り乱し方は半端なく、オケもとんでもなく凄くて、ちょっと(かなり)前にテレビでみた「アンドレア・シェニエ」日本公演(モナコとテバルディの出たやつ)の凄さを彷彿とさせ(あれ初めて観たときびっくりして一晩眠れなかったんだ)、一度聴き終わったあとまた3幕の途中からもう一回聴いてしまった。ああ、これ生で観たら凄かったろうなあ。間髪入れずの拍手もキモチイイ。

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Pa0_0032昨日は七夕だった。やっぱり雨だった。足元のお悪い中、渋谷の某飲み屋にてお誕生パーティが開催された。ここは行くの2度目なんだけどとても安く雰囲気もよく、とっても美味しい。また行きたい。 ・・・ダイエット中だったが、まあいいや。

時節柄東京でも七夕飾りをあちこちで見かけたが、「願い事」をみるとそこの駅の利用年齢層というのが見てとれるのは面白いと思う。乗り換えで利用する大手町の笹の葉の願い事はなんとなくアダルティで年齢層の高さを感じ、渋谷の地下街の笹の葉の願い事は子供・若者が多いなという印象。

私は大手町では「会社がつぶれませんように」と書き、渋谷では「結婚できますように」と書いた。前者はおそらくかなうと思う(合併したし、親会社は先日記念カステラ配られたくらい業績いいし)が、後者はどうも自信ががない。考えるたびに命の火が消えていきそうな感じだ。

だいたい、七夕に願い事を書いてかなった記憶が幼少より全くない。むしろ何を書いたのかも記憶にない。もしかして子供の頃は「カルロス・クライバーに会えますように」とか書いてたかなあ・・・。

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2012年6月30日 (土曜日)

プッチーニ/歌劇「蝶々夫人」みなとみらいホール

Pap_0031_2プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」 (全曲・イタリア語上演・字幕付)

蝶々さん/山崎美奈
ピンカートン/カルロ・バリチェッリ
シャープレス/堀内康雄  
スズキ/相田麻純
ゴロー/晴雅彦
ヤマドリ/大山大輔
ボンゾー/清水那由太
神官/近藤圭
ケイト/鷲尾麻衣
指揮/沼尻竜典
管弦楽/桐朋学園オーケストラ
合唱/新国立劇場合唱団

(みなとみらい大ホール  ↑写真は違う

チョーチョーさんをナマで観聴きするのは3度目。1回目はロンドンのロイヤル・オペラで。2回目はオール日本人キャスト&佐藤しのぶで。1回目は無論オール外人なので日本人からすれば失笑ものだったけど、2回目は全くの正攻法演出で(しかも人気絶頂期の佐藤さんだったし)、かなり高い水準だったんじゃないかなと思う。とても綺麗な舞台だったのを覚えている。

・・・・で、本日は?

前売を買わず、当日券で聴いてきた。結構最近コンサート関係行き過ぎな感じがしたので(しかも友人ともよく遊ぶし)、ちょっとだけ節約(ネットを利用した前売りで買うと手数料がかかる)。

一等席だと6000円もするので二等で。三等だと三階席の後ろのほうで聴こえない恐れがある。4500円でオペラ。いいじゃない?てことで二階席の右側の席。まあ、少しだけ左側が欠けるけど演奏会形式だからいいや。この手の楽曲にありがちのずらりと並ぶゴングがよく見えた。

開演前にここの館長さんである池辺晋一郎さんがひょっこり二階席から出てきて挨拶。オヤジギャクは健在。客席から「照明が眩しすぎるぞ~~~」というヤジが飛び気の毒。池辺さんのせいじゃないんじゃね?

今回は演奏会形式で舞台にオケが乗り、その後ろに狭い舞台がしつらえてあるスタイル。その後ろにスクリーンのような舞台効果を上げるセットがあり。なかなか綺麗。

全然知らない歌手ばっかりかと思いこんでたら。チョーチョーさん役の歌手、どうも見覚えが。ああ、そうか。

過去記事:マスカーニ/イリス in 芸術劇場

イリスを歌ってたミナ・タスカ・ヤマザキさんが山崎美奈さんだっていうのに気付くの遅かった。なんだあ。開演前は期待し過ぎちゃったし。あんまり・・・印象なかったものでイリス。

ということでやや私は低いテンション。しかもピンカートンの歌手の人、名前からてっきりイタリア人かと思ったらオーストラリア人。アレレ、声量ないなあ。ゴロー役の人のほうがうまくね?みたいな。

しかもまあ、第2幕で歌われるあの世界一有名なアリア「ある晴れた日に」もちっとも泣けなくて。

「蝶々夫人でちっとも泣けないで、感動もしないで帰宅するかもしれない・・・」という危機感を持ってしまったのだが。

わりと結構今回のプロジェクトは後半戦に(だけ?)クライマックスを持ってくる計画だったようで(って思ったのはあたしだけ?)。

チョーチョーさんの子供が出てくるとこ(勿論演奏会形式のため実際は出てこない)から突然キて、オケも盛大に盛り上がり、ミナ・タスカ・ヤマザキさんも「さすがは欧米でチョーチョーさんを名刺代わりにしている歌手ね」って思える歌唱をおっぱじめた。

ということで、このあとは沼尻さんの指揮ということで予想通りの(大盛り上がりの)展開で港に船が到着したあとも結構泣けたし(涙は出なかったが鼻水が止まらない)、そのあと登場したピンカートンもテノーラルな魅力満載で、最初っからこうならいいのにとか思った。

最後はとってもブラボーの嵐で、さすがプッチーニは裏切らないなあと思った。

その他、気がついた点。

・主役二人の他の人は最初からみんなよかった。

・合唱団がめっぽううまかった。新国だから当然か。

・オケかなり頑張ってた。

・ゴロー役の人は遠目に見て林家たい平さんに似ていた。謎のニワトリ風の赤いとさか。歌はとてもうまかった。

・ボンゾー役の人はプロレスの悪役風(長州力とか)。

・ヤマドリ役はピンカートンよりかっこよかった。あたしだったら間違いなく再婚するのになあ。声もよくてドン・ジョバンニとかぴったりだろう。

・第一幕の終わりにミラーボールが登場し、きらきらと美しかった。何か昔のクラブとかみたいで懐かしい気がした。ミラーボールの日本シェアナンバー1の会社をこないだテレビでみたなあそういえば(たぶん「がっちりマンデー」)。

・今日に限ったことじゃないが、最後のほうでスズキとケイトがお話するところはいったい何語でしゃべったんだろうと思った。英語・・・??

・ロビーで蝶々夫人Tシャツとやらを売ってたんだが、誰が買うんだろう・・・と思ったら買ってる人を見かけた。もしかして知ってる人かも?って思った。

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みなとみらいホールで9月にやる予定の「避難訓練コンサート」に行きたいんだけど、普通の日の昼間なので有給とらないと行けない。無料だけど、そこまでして行く価値あるのだろうかという疑問もあり。しかし「イギ民」聴きたいし避難訓練もしてみたい。

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2012年4月 8日 (日曜日)

2011年チャイコン優勝者の修道女アンジェリカが凄い件

昨年、チャイコフスキーコンクールで優勝したバービーちゃん・・・じゃなくてSun Young Seoさんが来日しないかなあとずっと思ってるんだけど、どうもドイツにいらっさるみたいでなかなかこないみたいです。優勝者ガラコンサートにも来ないしね。ロンドンでやったガラコンには出たみたいだ、確か。

ぜひ生で聴いてみたい。

で、ふと思い立ってYouTubeで探したら、「修道女アンジェリカ」の最後のシーンの映像があったんだが、色々凄い。周りの合唱団はドイツ人?で見た目美しいのに、主役の彼女だけ・・・めちゃくちゃ東洋人なんだわ(もし森三中にいても全く不自然でない)。衣装も演出も色々ドイヒー。アンジェリカに見えないし。でもホントに歌唱は素晴らしい。




彼女が日本に来て、なんか歌うようなことがあったら誰か教えて下さい。絶対行くわ。

私の名はミミ
http://www.youtube.com/watch?v=NlTwjF_ljqg

女の愛と生涯(ニュース映像)
http://www.youtube.com/watch?v=N2XRdBkLYHE&feature=relmfu

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2011年7月23日 (土曜日)

プッチーニ/外套 (ドイツ語)

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プッチーニ:歌劇「外套」
(歌唱:ドイツ語) 

クリステル・ゴルツ(ジョルジェッタ)
ギュンター・トレプトウ(ルイージ)
アルミン・ヴェルトナー(ミケーレ)

ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン交響楽団
ヴィルヘルム・ロイブナー(指揮)

1950年11月ウィーンでのスタジオ録音(モノラル)
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塔の宝箱(ガラクタ箱ともいう)より救出。490円。
ご存じWalhallレーベルの放送用?録音シリーズ。イタリアものでも何でも自国語でやってるので(その曲をよく知っていれば)違和感はあるが、ひと昔かふた昔前のドイツ系の名歌手の声が聴けるのがいい。我々ワーグナー好きやシュトラウス好きにはたまらない。スタジオ録音なのでモノラルながら音はなかなか聴ける。ウィーン・フィルだったらいいのになあと思うけど、ウィーン響もなかなかよ。ロイブナーって指揮者も普通に盛り上げてなかなか。まあ若きサヴァリッシュとかに比べるとアレだが。

<あらすじ>
船の上。船長さんが妻の浮気に気付き、妻の浮気相手の乗務員を殺して外套で死体を隠す。外套を持ち上げ死体を妻に見せつけ、驚愕する妻の顔を死体の顔に押しつける。-完-

短いオペラである。

さて、プッチーニはこの「外套」って劇を見て気に入ってオペラ化したようなのだが、プッチーニがこの物語のどこにグッときたんだかよくわからん。奥さんの顔を死体に押しつけるとこかなあ。あとは別に普通だよねえ。

実はあんまりこの曲よく聴いたことないんで(三部作、CD持ってないし、舞台上演にも行ったことない)、ほぼ初めて聴くような感じである。むかーしラジオで聴いたくらいか。まあ・・・・題名といいあらすじといい何とも陰気で地味なオペラだが、音楽はプッチーニらしく美しい。もしもレオンカヴァルロの「道化師」と続けて上演したら「船と舞台の違いだけでだいたい同じ筋やんけ」と思うかもしれない。音楽的には聴かせどころは沢山あるようで、途中の手回しオルガンの音楽はちょっとペトルーシュカみたいでよい。

歌手。
エロイ人妻役ではあたしにまかせてゴルツ様だが、ここでも役にぴったりな歌唱。好きだなあゴルツ。ゴルツが歌ってるからコレ買ったんだけどね。

ズートハウスなんかとともに一昔前の代表的なヘルデンテナーのトレプトウもなかなか聴かせる(まあ、すごく時代がかってるけど)。フルトヴェングラーのスカラ座リングでジークムント歌ってた人だね。ジャケット写真見るとなんかヒトラーみたいで恐いけど。

まあ、定価で買うほどのものでもないけど。

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昨日の夕方の隅田川。何台もの屋形船が行き来してた。いいなあ。しかし、橋の上でも天ぷら油臭い。

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2009年3月28日 (土曜日)

トゥーランドット in 神奈川県民ホール

Pa0_0379プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
横山恵子(トゥーランドット)、水口聡(カラフ)、志村文彦(ティムール)、木下美穂子(リュー)、近藤政伸(アルトゥム皇帝)、晴雅彦(ピン)、大野光彦(パン)、大槻孝志(ポン)、与那城敬(役人)
びわ湖ホール声楽アンサンブル、二期会合唱団、赤い靴ジュニアコーラス
沼尻竜典指揮/神奈川フィルハーモニー管弦楽団

演出/粟國淳
(2009年3月28日 神奈川県民ホール)

びわ湖ホールと神奈川県民ホールと東京二期会の共同制作の舞台。

もー、帰ってきて今思い出しても鳥肌立つ。膝がガクガクするくらい。もしかして風邪? 今日は寒かったしねえ。今回は舞台の絵を描いて載せるつもりだったんだけど、なんか描けないのでやめた。ごめんね。

待ちに待ったトゥーランドット。ペア券買うとA席が安くなるんで友人を巻き込んで鑑賞。(演出がチト普通と変わってるらしいということはナイショ)。一番好きな2階席の右側のせり出しているところの一番前。舞台も指揮者もよく見える席だ(別にことさら指揮者を見る必要はないが)。

Yamucha オペラの前に、やっぱり中華街でおいしくランチ。

今日は「好々亭」ってところにしてみた。飲茶のコースはとってもウマー。1680円でこれはアタリだ(写真は二人分)。まあ中華街は今や価格破壊が進んでいるようで、2千円も出せば相当美味しいコースが食べられるのである。

で、かんじんのオペラのほうだが。

どうも前情報としてフリッツ・ラングの映画「メトロポリス」をベースにしてるっていうことで、幕があいて最初は例の未来の工場の場面で労働者が働いてたりしてて(オペラやや初心者の友人を誘った手前)「こりゃ大丈夫かなあ・・・マズイなあ」と思ったのだった。が、労働者役の合唱団以外の人は結構普通の中華な衣装だったのでそんなに違和感がなかった。だったら全部中華風にすればよかったのに、とか言わないの。労働者階級の人々が頭の孫悟空がつけるワッカみたいなのは中華風?

旗持ってカックンカックン歩く役人の人の列はメトロポリスの映画と同じだった・・・かな?(映画見たのずいぶん昔だったんで記憶が薄い) 休憩時間にロビーで歩き方のマネしてたのは私だ。

最初に歌う役人の人はなんだかちょっと豪華な高田総統みてえなカッコだなあとか思った。違うか~。

カラフ役は福井敬さんとダブルキャストで水口さんだったのだが、やっぱりテノールというよりはバリトンとテノールの中間といった感じだった(元バリトンのため)。でも力強いし高音も別に逃げてなかったので良かったと思った。実は福井さんが好きなんで少し惜しかったが。うう。

木下美穂子さんは、昨年「戦争レクイエム」なんてマニアックなパートで聴いてはいたがやっぱりすごくお上手である。よく通る声がふくよかで美しい。一幕からアリアはを歌ってブラボー。リュー歌うとこ少ないので少し残念。

←蝶々さんも素晴らしい。

一幕最後のカラフがドラ叩く場面は、舞台にドラがないのでどうすんのかな?と思ったがオケでドラが鳴るだけでカラフは舞台後方に向っていくだけだった。

大盛り上がりであっというまに1幕が終わった。イタオペは本当に短い。

(ところでトイレの件だが、2階のトイレは男子トイレも女子用になっていた。女性客が多いかなという予想は当たった。ワーグナーではそんなことはないが)

第2幕。やはり一番期待の横山恵子さん。ま、普通にトゥーランドットの衣装である。スタイルがよくて遠目に見てエロカッコイイ。

それにしても・・・うー、今日も絶好調。伸びのあるメタリックな声が本当にカッコイイ。今一番うまいって思う日本人ソプラノ。なぞなぞを出す場面は「え、こんな答えなの?」とか思いながらも緊迫の舞台。あ、全然言い忘れてたけど沼尻さんの指揮はいつもながら本当に的確なテンポで間延びすることはない。マゼールとは大違いだ(←比べるな)

第3幕。一番注目されるネッスンドルマ。あー、私はそんなにここんとこは重要でもないんだけども。テノール歌手としては今や日本では最も知られているアリアだけにプレッシャーも人一倍だろうが、水口さんは高音もクリアしてた。

木下美穂子さんもちゃんと泣かせどころ(「口をふさいで~私をしばって~」なんてちょっとドMともいえる)をキチンと歌って涙をさそっていた。うー、本当にうまいわ。なんか自殺するとこなのに役人に自らさされに行って死ぬ。そんで複数の男子に担がれて退場するんだが、なんだかおっことしたら大変だなあとかヒヤヒヤする。

プッチーニが書くのをやんなっちゃって筆を止めたところで一度薄い幕が下り、舞台は暗くなってなんか全然違う音楽になってしまったけどアルファーノの補筆パートへ。恵子ちゃんは相変わらずガンガンと美声を響かせていたがやっぱりカラフのキスには降参。うう、いつもの通りだ。

そして朝。暗かった舞台が明るくなり、合唱団が総登場。やっぱり最後は大盛り上がり。大ブラヴォー。ほんまにこのオペラの最後は何回見ても鳥肌たつくらい凄いわ。

カーテンコールはやはりリュー役の木下さんが一番ブラヴォーがすごかった。でも私は同じくらいのブラヴォーを横山恵子さんに贈りたい。あ、結構横山さんには女性のブラヴォーが多かったけどアレ、私じゃないからね。

(追加情報)
・第2幕で謎のデカイ頭の宇宙人?が3人登場。なぞなぞの答えをみせま~す。
・第3幕でオッ○イ丸出しのダンサー3人登場。あ、胸は偽物ですのでねんのため。

Pa0_0377 今日の自分みやげ。右は「横浜大世界」の点心セット千円。いつも思うけど色々入っててひとり暮らしには嬉しい。こういうセットが他の店にもあればいいのにね。

左はよしもとで買った大好きなモンスターエンジンの「神々の戯れステッカー」。レアで凄く嬉しいけれど、はてどこに貼るかは不明。



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2008年7月28日 (月曜日)

神奈川フィル/トゥーランドット(ハイライト)

Pa0_0303 プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」(ハイライト・演奏会形式)
福井敬(カラフ)、岡田昌子(トゥーランドット)、大隅智佳子(リュー)、栗原剛(役人)、大塚博章(ティムール)、その他 司会・近藤政伸
現田茂夫指揮/神奈川フィルハーモニー管弦楽団・合唱団
(7月27日・ミューザ川崎)

毎年やってる、ミューザサマーフェスタでのコンサート。去年は2回くらい行ったような気がするが、今年はたぶんこれだけ(気が向いたら他の日も行くかも)。

この日はとっても人気があったらしく、買いに行ったときにはあと2~3枚しかS席がのこってなく。3階席。とってもこのシリーズはリーズナブルなので、3000円。

しかし、ホールがいいんだかオケや合唱団はとてもよく聴こえた。曲がダイナミックなせいもあるが。

考えてみたら、演奏会で「トゥーランドット」聴くの初めてだ。東洋っぽさをかもし出すためのドラやゴングがいっぱい並んでいるのを見るのはまたオツだ。

このシリーズのコンサートは初心者にも身近にクラシックに親しんでもらうため、1時間くらいの長さにおさめてある。なので、私からすれば全曲やらないのは残念だし、欲求不満が残る。カットされたのは主に、ピンポンパンの場面。仕方ないっちゃ仕方ない。ただ、ちゃんと合唱団が参加してたので曲のスペクタクルな雰囲気は味わえた。(合唱、素晴らしかった。子供の合唱の部分ではちゃんと子供っぽく歌ってた・・・みたいな)

第1幕の最後の3回のドラがなかったのが残念だが。

歌手について。最初の「役人」の人の声があまり3階席まで届かなかったのは残念。他の歌手の声は全然聞こえたので、席のせいでなく声量のせいでしょう。

福井さんは、いつもどおりな美しい声でした。ナマで「誰も寝てはならぬ」を合唱もついて聞けるのは、大感激。ほんとに素晴らしい。

この日、福井さんとともにお目当てだったのが、大隅智佳子さん。実はお名前はよく拝見するのだが、お声を聴くの初めてである。東京オペラプロデュースの公演で、たまたま行った日にはいつも彼女の日でなかったので、ずっとお声を聴きたいと思ってたのである。

この日の彼女はプロフィール写真よりもずっと可憐な舞台姿でして(遠目だったからか?)、あの写真はなんとかしたほうがいいなと思うんですが・・・余計なお世話。

今度二期会でタチアーナを歌われるだけあって、清純にしてとてもふくよかな通る声で素晴らしいと思いました・・・というか私の好きな声。歌うとこ少なくて残念よ。

トゥーランドット姫役の岡田さんは、全く初めて聞く歌手の方なのですが(まだ芸大大学院生だという)、お声はよく通るのですが。うーん。阿修羅みたいな髪型?でした。トゥーランドット役、日本人には難しいね。

さて、今回のコンサートは神奈川フィルの合唱団をご指導しておられる声楽家の近藤政伸さんがわかりやすく解説をしつつ、また演奏、みたいな感じだったので、ま、よくオペラに行く人にとっては「全部知っていること」が当然語られたのでありますが。

それって実際、「まあ、それはそれで、黙って聴くかな」くらいな普通のマナーは持ち合わせているのだけれど(当然でしょ)。

だのに。

私のとなりにいた紳士・・・じゃなくて紳士じゃねえよ、開演ぎりぎりに走りこんできたおっさんがこの解説を聞きつつ「あ、まあそうだな、ははは」とかいちいち反応したり、イタリア語のアリアの題名を解説者より先に発言したり(「ネッスンドルマ!」とかな)、横でブツブツうるさくて、私がついにキレて横で「うるさいな」と小声で言っても全く気づかず。

私の反対の横にいた大学生くらいの男の子も気がついてイライラしだしてたまに振りむいたりしてた。そんな感じであまり演奏に集中できなかった。滅多にあることではないが・・・ホント、やめてほしい。

帰り際に「うっせーな」?とか何かしら言葉を吐き捨てて帰ろうと思ったら、おっさんは終わったとたんにろくに拍手もぜずにぱ~~~っと出て行った。演奏者に対してもホントに失礼。いいコンサートだったのに残念でした。



Pa0_0302 終演後、世界のナベアツへ・・・・じゃなかった「世界のやまちゃん」へ。南海キャンディーズのやまちゃんも、ついには世界レベルまで達したのか?と思いきや、別に関係なかった。

ここは、手羽先がおいしいとこらしい。ミソカツは食べなかったが・・・エビフリャーなるものを注文。ま、エビフライですけどね。プリプリとして美味。さすが名古屋の味。

思いもよらず、何故かマグロのフライが美味しかったんですが・・・たぶん名物でもなんでもないような気がするが。

写真は、「名古屋赤味噌ラガー」ってビール(発泡酒)。キモチワルイイメージだが、黒ビールみたいな味だった。この発想はまるで、最近流行りの「わさびラムネ」「カレーラムネ」の趣かと。あと、カクテルに「デビルマン」とか「悪魔の夏休み」とかあり、「何故・・・この名前?」とか思い。(デビルマンはあまり「頂けない」ようだった。)


さてえ。帰宅して11時よりバイロイト音楽祭実況のマイスタージンガーを聴きつつ「あ~やっぱり酔っ払いにはムリだあ」と30分でダウン。で、朝5時に目覚めてまた聴いたら・・・最後の歌合戦の場面だったす。ワーグナーはさすがに長いなあ。最後の大ブーイングがいかにもバイロイトらしいぜ。

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