2022年8月27日 (土曜日)

第20回東京音楽コンクール 声楽部門・本選

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第20回東京音楽コンクール 声楽部門 本選出場者

〇黒田祐貴(バリトン) KURODA Yuki, Baritone
E.コルンゴルト:オペラ『死の都』より「私の憧れ、私の空想(ピエロの歌)」
G.マーラー:『子供の不思議な角笛』より
「起床合図」
「美しいトランペットが鳴り響くところ」

〇前川健生(テノール) MAEKAWA Kensho, Tenor
G.ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』より「我が祖先の墓よ」
R.シュトラウス:オペラ『ばらの騎士』より「厳しさに胸を装い」
G.ヴェルディ:オペラ『リゴレット』より「彼女がさらわれた!~ほほの涙が」

〇川越未晴(ソプラノ) KAWAKOSHI Miharu, Soprano
G.ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』より 狂乱の場「あの方の優しい声が、私の心に響いたわ!〜苦い涙をこぼしてください」

〇池内響(バリトン) IKEUCHI Hibiki, Baritone
W.A.モーツァルト:オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より「カタログの歌」
V.ベッリーニ:オペラ『清教徒』より「ああ!永遠に私は貴女を失った」
G.ヴェルディ:オペラ『ファルスタッフ』より「夢かまことか」

園田隆一郎指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
(8月26日 東京文化会館大ホール)

音楽コンクールはピアノとヴァイオリンしか観に行った事ないので、声楽部門は初めて。ヴァイグレ指揮の二期会で2年続けてワーグナーの舞台で主要な役を歌われた清水勇磨さんを見聞きして素晴らしいと思い、でも全く知らなかったので「海外で長年経験を積まれたベテランで、最近日本に帰ってこられたから知らないのかな」とか思って調べたら2015年に東京音楽コンクール1位とあった。えー、じゃあまだまだ若手でいらっしゃたのね→東京音楽コンクールってすごいのね!(今更)と思い、観に行くことに。

本選に残った方々と曲目を確認してびっくり。大好きなコルンゴルトの「死の都」のピエロの歌が歌われるじゃないですか!この曲をオケ伴奏で聴けるなんてラッキー。あと、二期会の「ルル」でアルヴァ役を歌われた前川健生さんが出場とな。えー、だってアルヴァって準主役じゃないですか。でもコンクール出るのかあ、これは聴きものだと思った。

(演奏順)
1.黒田祐貴さん(バリトン)。「鬼のパンツはいいパンツ」の動画でお馴染み(なのか?)だが、すでにCDデビューもされている。コルンゴルト歌われてる時点で私の中では優勝。イタオペが圧倒的に多い出場者の中でコルンゴルトとマーラーというオーストリア物で勝負しててかっこいい。温かみのある美声もさることながら、舞台俳優のごとき長身で痩身、舞台映えしそうだ。舞台で是非見てみたいがどこかに所属してないのかな。

2.前川健生さん(テノール)。二期会に所属されているのですでに何度か舞台は見ている模様。私の記録があるだけでシュトラウスの「ダナエの愛」、前記の「ルル」など。とくにアルヴァ役は難役なのに(っていうかこのオペラ自体とんでもないのだが)頻発する高音をびんびん響かせて素晴らしかったのを覚えている(その後飼われた猫さんに「るる」と名付けたそうだ)。いやもう「薔薇の騎士」のテノール歌手のアリアを歌ってくれて、オケ伴奏のあのフルートの序奏を聴いただけで嬉しくてウルウル(←え)。リゴレットの有名なアリアで得意の高音を響かせてもううっとり。また二期会の舞台で拝見できるといいな。

3.川越未晴さん(ソプラノ)。何曲か歌う出場者の中で、「ルチア」狂乱の場という難曲中の難曲の長丁場1曲で勝負。清楚で可愛らしい外見で舞台映えしそうだ。最初はやっぱり緊張感に溢れていてなんかお母さんだったら耐えられない、かわいそうで客席から逃げ出しちゃうかもって思ったりもした(何故か親目線)。しかしだんだんのこの悲劇の主人公が憑依した感じで、難しいフルートとのデュエットもピタリとこなし素晴らしかった。それにしてもなんという心臓だろう。

4.池内響さん(バリトン)。こちらのバリトンも長身でスタイルがよい、「カタログの歌」から表情豊かに歌い(関西人なので芸人さん?ちょっと見取り図の盛山さんぽい)、聴衆の心をわしづかみに。やっぱり選曲は大事だと思った。そのあと続く2曲のイタオペのアリアで、響き渡る低音の美しさにもうノックアウト。コンクール観に行って「次にお金出してでも観に行きたい」って思うのが私の中の審査基準なんで、「聴衆賞」の1票は彼の投票箱に。

<審査結果>

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第1位
池内響(バリトン) 

第2位
前川健生(テノール)

第3位
黒田祐貴(バリトン) 
川越未晴(ソプラノ) 

聴衆賞
池内響(バリトン) 

皆さん順位がついてまずホッとした。自分が投票した池内さんが1位と聴衆賞だったのでよかった。それにしても審査員が錚々たるメンバーで、紹介されたときになんだかテンションが上がってしまった。市原多朗さん、伊原直子さん、大倉由紀枝さん、大島幾雄さん(部門審査委員長)、高橋薫子さん、永井和子さん、堀内康雄さん、彌勒忠史さん、吉田浩之さん、久保田真澄さん。なんかもう1曲づつ歌ってほしいくらい。とくに子供の頃から憧れのディーヴァ、伊原直子さんを久しぶりに舞台で拝見。お元気そうで嬉しい。皆さんこのご時世でマスク装着でそれは残念。

表彰がほぼ終わったあと、観客席に慌てて入ってきた女性二人に「優勝はどなたでした?」「聴衆賞は?」と聞かれて「池内響さんです」と答えると飛び上がって喜ばれていたので、池内さんのファンなのかな、ぜんぜん関係ないけど私も喜ばれて嬉しかった。

今朝、Twitterを漁ってたら声をかけて頂いた方と思われるつぶやきを偶然見つけた。

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餃子召し上がっていたんですね。上野の昇龍有名ですね、行った事ありますよ。残念ながらTwitterやってないのでお返事できないけど(お返事は求めてないだろうけど)。9月9日のコンサート私も行きたいけど、仕事の関係で行けなそうで残念。

 

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2021年6月19日 (土曜日)

コルンゴルト「死の都」ペトレンコ指揮(NHK-BS)

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コルンゴルト:歌劇「死の都」
テノール:ヨナス・カウフマン
ソプラノ:マルリス・ペーターゼン
バリトン:アンドレイ・フィロニャチク
メゾ・ソプラノ:ジェニファー・ジョンストン
バイエルン国立歌劇場合唱団
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
指揮:キリル・ペトレンコ

ブルーレイで発売予定とのことで当然購入を考えていたが、BSで放送するとのことで、飛び上がって喜んだ(買わないで済んだ)。夜中の放送だったけど、普通にリアタイした。あまりに観たかったので。

演出は現代の設定で、ヨナス・カウフマンはちょっと陰のあるイケメン・サラリーマンといったところ。マリエッタは自転車に乗って登場したりするし、リュートを弾きながら歌うあの有名なアリアは、家に何故かあったカラオケで、マイクを使って歌う。全体的にブルージュ感はいまいちないけど、さほど違和感はない。

舞台はまるでドリフの「全員集合」のごとくグルグル回る。大変目まぐるしく、歌手も大変そうである。それでも息切れすることもなくちゃんと歌っているので凄いなあと思う。とくに、マリエッタ役のペーターゼンはいろんな姿勢で、歌うんで凄いなあと。もちろん歌唱も素晴らしい。ヨナス・カウフマンも外見も(別に見た目かっこよい必要もない役だが)声も役に合っている。重い声なのでルネ・コロというよりは、ジェームス・キングに近いのかなあ(違うか)。

今持っているDVDの、日本でも歌ったトルステン・ケールは歌唱はよいもののまあ、見ててそんなに嬉しいものでもないし、日本の新国立と同じ演出のフィンランド歌劇場版のパウルも・・・うーん・・・ああ・・・ごめんなさいファンの皆さん見逃して。

マリエッタ役のペーターゼンは歌は素晴らしくスタイルもよくてダンサーという設定がぴったりだ。だが・・・個人的には「何か・・・誰かに似ている・・・そうだ、金髪のカツラ被って奇麗に女装した千鳥のノブさんじゃ」って思った。そう思ったら何度見てもノブさんに見えてしまうので、それはそれでまあ・・・可愛いんでいいかなって思う。



が、歌唱よりも演出よりも何よりも・・・ペトレンコの引き締まった指揮が素晴らしい。ラインスドルフの名盤に並ぶ演奏がやっと現れた(って私は思ってるけどどう?)。日本初演も東京とびわ湖とも観たけど・・・やっぱりこの曲(解説者も言ってたけど)は日本のオケには難しい・・・難しいんだねえ。

それにしても、この日は地上波でネトレプコの「ボエーム」の映画を放送、夜中に「死の都」って凄いオペラデーだったんだけど、若くてまだスマートだったネトレプコはよい、が、どうしてもムゼッタが可愛くないんで途中で観るのやめて夜中に備えて寝てしまった。前に見た時も同じように思ったんだけど忘れてた。舞台ならまだしも、映画だったらもうちょっと・・・ねえ。

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2018年5月 6日 (日曜日)

lfj2018 コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:イタリア奇想曲 op.45
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35

アレーナ・バーエワ (ヴァイオリン)
カスパル・ゼンダー 指揮
クルージュ・トランシルヴァニア・フィルハーモニー管弦楽団

(5月4日 国際フォーラムホールC)
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諸般の事情で行く予定はなかったのだが、当日急に行けることになり券を調達。2階席の中央前から3番目。わりといい席で鑑賞的にはベストに近いものだったが・・・。
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なんだろう、私の耳がおかしくなったのか。ヴァイオリンがあんまり聴こえない。遠い。まあ、全然聴こえないわけではないのだけど、細かいフレーズが聴こえない。線が細い。
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前にアマオケさんで聴いたときのヴァイオリニストのほうがよかったなあ。
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正直、オケも初めて聴くところだったが、なんか・・・イタ奇からもう金管楽器の音ひっくり返ったり、萎えるわあ。どうなの。
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まあ、ヴァイオリン協奏曲のあとのほうは結構ロマンティックな感じが出てきてよかったかなあとは思うものの。これだったらゲイゲキの福間さんに行ったほうがよかったなあと後悔。
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ヴァイオリニストの知り合いか、スタッフかわからないけど外人のブラヴォーがすごかった。

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お昼に銀座でヤバトン(名古屋の有名な味噌カツ屋)。トンカツ好きなので、美味しかったが店員の世話好き過ぎが東京にはないものなので、これがザ・名古屋なのかなあと思った(名古屋は新幹線で通るだけで、行ったことはないのだが)。

太るなあ。

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2017年1月16日 (月曜日)

コルンゴルト ヴィオランタ YouTubeより

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メモ的に。
YpuTubeでコルンゴルトの歌劇「ヴィオランタ」を聴こうと思ったら、出てきた音源。南米テアトロ・コロンのライブ。日本人・千田栄子さんがタイトルロール。素晴らしい。生で聴きたい。
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二期会もコルンゴルトやってよ、あんなに素晴らしいシュトラウスが上演できるんだから。

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2016年12月13日 (火曜日)

コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲 ブルーメン・フィルハーモニー 第44回定期

Blumen1005e1480605217182_2コルンゴルト/バレエ音楽「雪だるま」より序曲
コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲
ブラームス/交響曲第3番

指揮:寺岡 清高
ブルーメン・フィルハーモニー
ヴァイオリン独奏:白井圭

(2016年12月11日 第一生命ホール)
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招待はがきを頂いて、曲目を見て飛び上がって喜んだコンサート。メインはブラームスの交響曲だが、まあそれは置いといて。大好きなコルンゴルトを二曲も聴けるコンサートなんてなかなかない。
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あとでわかったんだけど、今回の指揮者の寺岡さんは、この日に先立つ12月8日に大阪交響楽団を指揮して以下のような演奏会を行っていたようだった。
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 コルンゴルト:「雪だるま」前奏曲とセレナーデ
       (ツェムリンスキー編)
 コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」

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あらまあ。なんという美味しいメニュー。甘党にはたまらない。ホットケーキにプリンとアイスクリーム乗っけてメイプルシロップぶっかけて食べるような。しかもソリストは小林美樹ちゃんと、視覚的にも甘々(彼女の演奏は決して甘々ではないが)。あら羨ましい。関西住みだったら絶対行ってたわ。
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で、東京では(あくまでメインは)ブラームス。ショートケーキにブラックコーヒーみたいなちょうどいいメニュー。しかし私はっていうとブラ3は前もってYoutube聴いて「あ、この曲ね」という程度の認識。コルンゴルトはCD持ってるけどね、雪だるまも。
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招待はがきは二人入れるやつだったので、クラシック超初心者の友人とともに参戦。
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開演前、クラヲタが一度は受ける質問を、彼女より受け付けた。
「前から聞きたいと思ってたんだけど・・・指揮者によって曲って変わるの? 例えば有名な・・・滝川クリステルと付き合ってた人のお父さんとか、有名な人だとやっぱり違うの?」
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回答は人それぞれなので、ここでは略すけど。「世界のオザワ」の一般的認識はこれなの、って驚いた次第。
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さて、本題。雪だるまはコルンゴルトが11歳の時に作曲して、作曲の先生だったツェムリンスキーが管弦楽に編曲した曲である。ということで、メロディはいかにもコルンゴルト的な甘みあふれるものだが管弦楽は師匠ツェムリンスキー風味という小曲ながら贅沢な作品。時節柄、クリスマスツリーがキラキラと輝いているような作風である。雪だるま作ろう!
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そして、メインの(わたし的に)ヴァイオリン協奏曲。全然しらないヴァイオリニストなので、「はてどんなかなあ」と思ったけど、演奏始まってすぐわかった。すごい美しい音であった。そもそも、きっといい楽器なんでしょうね、アマティとか(←テキトーですすいません知りません)。よいホールにほどよく響き、幸せな気分。ウィーンとハリウッドの香りたっぷりのコルンゴルトらしいリッチな演奏であった。
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あらこんな素晴らしい演奏をただで聴かせてもらってごめんなさい。なんでもウィーン・フィルの契約団員をされている方だそうで、2017年の東京春音楽祭にも出演予定である。ごめんなさいソリストに関して言えば私の持ってるギル・シャハム盤と遜色ないような。いやホントに素晴らしかった。ブラヴォーも出た。アンコールはバッハ無伴奏の一曲。これも素晴らしかった。
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ブラームスについては・・・あまり聞きこんでない曲なので感想は略。ただ、こちらのオケはアマオケではトップクラスだと(私は)思っているので、よい演奏だと思われ。
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(いつも素晴らしい演奏をありがとうございます。知り合いいないので全然お礼できなくてごめんなさい)
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アンコールは以下の通り。

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さて、友人とコンサートの帰りは当然食事して帰るわけですが、今まで第一生命ホールは一人でしか行ったことなかったので、たくさんの食べ物屋さんのどこかに入るのを楽しみにしていたが、友人いわく「なんか、ここのビルの中のお店、全然惹かれない」と。で、彼女が行こうと思ってたお店に行った(連れて行かれた)。
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安くて美味しい、そして混んでいる(人気店である)、そしてぎゅうぎゅうで落ち着かない、入り口席はドアが閉まってなくて寒い。店の内装と客の雰囲気は、東京なのに港町のよう。パッと見荒くれ漁師みたいな人(築地が近いからか)がたくさんいた。まるでいのしし亭。あたしの頭の中に「ピーター・グライムズ」の4つの間奏曲が流れまくった。
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モツ煮込みとかブリ大根とか大変美味しかったものの(そんでものすごく安い)、正直、トリトンで(わりとどーでもいい店で)落ち着いて何か食べたほうがよかったなあという気はした。せっかくボーナス出たのにおなか一杯食べて飲んで一人2千円のお会計。うう。ゲンちゃん食堂に行ってみたかったなあ。

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2014年5月 3日 (土曜日)

LFJ2014 びわ湖ホール4大テノール (丸ビル)

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今年もやってきた、ラ・フォルなんとか。今年はあまりお金がないので(いつもないけど)、コンサートを重視して屋台や食べものやグッズはあまり見ないように心がけ・・・とか言っても最終的にはよくわかんないんだけど。

本日は、初めて丸の内方面の無料コンサートに行ってみた。っつーのは、あのびわ湖4大テノールがコンサートを行うから。びわ湖「死の都」のあたしが見なかったほうの2日目パウルが、終幕の締めのあのアリアを歌うってことで。

丸ビル1階のマルキューブへ向かう。大手町駅は定期持ってるから旅費はかからないぜ(えへん!)

場所取りのためにちょっと早く行ったら、その前のプログラムをやってて、「魔笛」ハイライトということで。

てっきりピアノ伴奏で主役4~5人がアリアを歌う程度かと思ったらそんなでもなくて。

ちゃんとオケもあったし、指揮者もいたし(きれいな女性)、ちゃんと舞台衣装を着た合唱団もいたし、独唱者も若手のプロな感じだったし。歌もちゃんとよかったし。簡素ながら演出らしきものもあったし。

これ、タダなの??

最初から見ればよかったなあって思った。もうちょっと早く来てね。夜の女王のアリアとパ・パ・パのデュエットは聴けたけど。やっぱりLFJすげえわ。

そんで、それが終わってびわ湖テノール。実は私が訪れる前からお外にかなり長い行列ができていて、座れる席はとっくになかった(ようだ)。しょうがないので立ち見で1等席をゲット。とてもよく見えたし、コンサートホールでないながらなかなかよく聴こえた。残響がすごく長いなと。

今年びわ湖に行った時には、この4大テノールさんは聞けなかったようだったが(2010年の「トリスタン」のときに二塚さんは水夫で出てたようだ)、今日聴かせて頂いて、全員テノールながら皆さんそれぞれ個性があるなって思った。はなっからなんか普通じゃないアリアを一曲づつ歌って下さったけど、それぞれ素敵だった。「こびと」、「死の都」、「ルサルカ」・・・なんか凄いわ。「死の都」のアリアのあと、あたしの後ろの観客の女性たちから思わず「ああ・・・」とため息が漏れたほど。山本さんかっこよかったし美しい歌声だった。ああ、なんていい曲。

山本さんは東京いらっしゃったの初めて?ってことでびっくりした。あたしでさえ(別に縁もゆかりもない)びわ湖に二回も行ったのに・・・。なんじゃそりゃ。

関西人らしく、なんだかよくわからないお笑いコント?こうもりを見せてくれて、怪しいダンスを披露し、アンコールのオーソレミオもがんばってて、30分くらいだったけどとっても楽しかった。

しかし・・・待ち時間含めて1時間くらい立ちっぱなしだったので、足がものすごく疲れてしまった。前に立ち飲み屋に挑戦して1時間でリタイアした時を思い出した。歌を聴いてるときは結構大丈夫なもんだな、と思ったんだけど。明日もタダコンサートに行くつもりだったんだけど、ちょっと考えないとな。

そして次のコンサートへ。

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2014年4月29日 (火曜日)

びわ湖が羨ましい。

Kc460271 びわ湖では「ラ・フォル・ジュルネ」がいち早く開催されているようだ。東京からはもちろん遠いしゴールデンウィークは超飛び石連休なので(業務の都合で)どう考えても行くのは無理だ。

写真は3月にびわ湖に「死の都」を見に行った時に撮ったもの。おひるごはんを湖畔のカフェで食べながら、お店にあったびわ湖のラ・フォル・ジュルネの薄っぺらいパンフレットを眺めていたが、正直ちっともそそるものはないし、GWにまたびわ湖に・・・なんて全く思わなかった。東京のほうが豪華なプログラムに溢れていたし。

しかし。

コルンゴルト広め隊さんのツイートより
https://twitter.com/KorngoldHT

4/28日(月)@びわ湖ホール メインロビー
びわ湖ホール《死の都》のパウル役山本康寛さんやマリエッタ役砂川涼子さんにより、《死の都》より抜粋が歌われます。

これ、東京でもやってくれんか・・・そりゃだめか・・・・。楽しみにしてたけど、なんかつまんなくなってきた、東京のラ・フォルなんとか。びわ湖行きたかったよ~~。

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最近、死の都はフリッツ・レーマン盤を聴いている(ウチのはワルハル盤。ちなみにフリッツはロッテ・レーマンの弟)。録音も歌唱も古いけど演奏は熱気にあふれていてなかなか。このところ「死の都」を生で何回か見聴きしたせいなのか?これが一番しっくりくる(ラインスドルフ盤は破格に立派すぎる。遠い存在。)。ただ、うちのはカットが多い。 この盤はどうなのかは不明。あ、モノラルながら録音は悪くないです。

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2014年3月23日 (日曜日)

うちにあるコルンゴルトのDVDを見る

3回も観に行ってもうお腹いっぱい感のあるコルンゴルト。ヴァイオリン協奏曲も他のコンサートももういいやって思ってる。「題名のない音楽会」にまでコルンゴルト出てくる始末(シュトラウス特集だったんだけど)。スター・ウォーズの元ネタ?の「嵐の青春」出てきてちょっと興奮。

(ついでに関係ないけど、昨日だかの「らららクラシック」に草笛光子さん出てきて興奮。「火刑台上のジャンヌダルク」の録音残ってたんだね。全部あるなら聴いてみたい。)

なんか、暇だしもうお金もないのでゴロゴロゴロゴロ。うちにあるDVDを引っ張り出す。(ながら見で全部観たわけではない。) おなかいっぱいでもコルンゴルト見てしまう。

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こないだ2回も聴きに行ったケール主演のストラスブールの「死の都」。
てっきりついこないだの収録なのかと思えば10年以上前。髪形のせいもあるが、ケールは若い気がす。お人形オタクの風情。

こないだの新国立の舞台が美しすぎて、これは廃墟だのドイツの(趣味の悪い)キャバレー風な第2幕だの、どうも惹かれない。しかも結構ドイツ系オペラのヴィデオによく登場するデノケ女史は、声はホントに素晴らしいものの、あんまり見た目宜しくない。こないだの舞台のミーガンちゃんは美人だったもんね。美しい舞台は心いやされるわ、ホント。

「マリエッタの歌」の時に突然登場するコルンゴルト少年にそっくり男の子だけなんかいい演出。

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コルンゴルト:神童の冒険
ちょろっと見てずっとしまいっぱなしだったDVD。さすがハリウッドの売れっ子作曲家だっただけあって、ホームビデオでの家族映像が豊富。典型的幸せアメリカ裕福家族。・・・まあ、作曲家的にはあんまり幸せじゃなかったのかもしれないけど。なんか、R・シュトラウスもそうなんだけど作曲家が動いている映像ってのは結構「ハッ」とするものがあるな。

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映画「ロビンフッドの冒険」(ウチのはジャケット違う)
エロール・フリン、オリヴィア・デ・ハヴィランド主演。コルンゴルト音楽
たまーに近所で1週間くらい開催される安DVD販売コーナーで買ったもの。コルンゴルト音楽がふんだんに使われているのが嬉しいが、いかんせん初期のカラー(テクニカラー?)なので色が鮮やかすぎてとてもセンスが悪い。ので、いつもあんまり画面見ないでBGM代わりにしてしまう。「風とともに去りぬ」に出てたハヴィランドはカワイイが。

(その他、「死の都」で気づいた点・補足)
・「死の都」を見てていつも思ってたのが、第2幕でフランクとパウルがマリエッタをめぐって言い争う場面の音楽はマーラーの交響曲第5番の第2楽章に一瞬だけ似てね?

・今更だけど・・・シュトラウスと比べると、コルンゴルトって音をガンガン盛り過ぎなんじゃないかと。なんかもう・・・ホットケーキにバターたっぷりのせてにアイスクリームのっけてメイプルシロップとイチゴジャムかけたみたいな風情。まあ、それはそれで美味しそうだけどおなかいっぱい。

・大好きなコルンゴルトもこうも聴きすぎるとどうも・・・。NHKテレビでやってるリゴレットを見てると、もうなんか気が抜けるっていうかホッとする。気分的にガスター10欲しい感じ。

・実際は・・・新国「死の都」観賞の日は昼も夜もサブウェイのサンドイッチ(野菜多め)を食べていた。こってりたっぷり音楽を堪能したわりには健康的なメニューで、逆に痩せた感じ。あれは飽きないなあ。

・今、「日本『死の都』協会」を作ったら100人くらい集まりそうな感じだ。

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2014年3月21日 (金曜日)

またまた「死の都」新国立劇場(21日)

過去記事:びわ湖ホール/「死の都」(第一日目)

コルンゴルト「死の都」新国立劇場 (15日)

すいません。今月3回目の「死の都」舞台観賞。さすがにちょっとなあと思いつつも、どうしてももう一回観たくて、ぽちっとなしてしまったのが今週の月曜日。(いや、そのうち一回はDとかZとかだったらまだいいんだが、すべてAかS席・・・)

定価より千円ちょい引きで、その代わりに会場で券貰うまで「どこの席になるかわからへんで」という、ロシアンルーレットな席。S席だから相当悪いところはないだろうとは思うけど、過去に新国立でS席買って一階席の一番後ろだったという事実があるので、少し覚悟してたんだが。

なんと、一階席の前から9番目。少々中央からはずれるものの、はしっことかではない。自分史上、新国立のオペラで最高の席じゃないのかな、たぶん。今まで気付かなかった、舞台に左右二つずつある指揮者モニターの白黒画面も見えたし。なるほどねえ。

それにしても、「死の都」だけで今月何万使ったんだろう・・・。びわ湖の交通費と宿泊費入れたらじゅ・・・いやなんでもありません。

まあ、例えば。贔屓のフーゾクのねーちゃんができて、ちょっと通っちゃったと思えばそんなお金は普通じゃないのかな。人間、魔が差すということもあるしさー。

(こういう例えにホストクラブとかでないところが、クラヲタおっさんらしいあたし。女なのに。)

その代わり、「ラインの黄金」も行かないことにしたし。いいよね(←だれも怒らないし、困らない)。しかも明日会社だしさー。ちゃんと働くよ。

でま、さすがに最高の席で聴く「死の都」はやはり素晴らしく。15日より相当よかった。こないだの土曜日に聴いた時よりオケもずいぶん馴染んできたようで、普通にコルンゴルト・サウンドだった。(しかし、やはりコルンゴルトのオーケストレーションは演奏大変だ。演奏しにくそうだ。歌手も合わせ辛そう。)

15日はやや不安定だったケールも、今日は普通に良かった。日本になじんできたのかも。声がひっくり返ったり、かすれたりはほとんどない。いいパウルだった。演技も近くで見るととってもかわいい感じ。マリエッタが最初に登場する前とか、おめかししちゃったりしてて。

いやーそれにしてもマリエッタ役のミーガンちゃんときたら。歌うの4回目なのにパワーが落ちてない。凄い。全部で5回もうたうんだぜ、東京で。「幽霊マリー役の3倍くらい太ってるじゃん」とか思ったけど、やっぱりそのくらい太ってないとパワーがないのかな。15日に初めて聴いたときは、まだびわ湖の涼子ちゃんの激烈マリエッタが耳に残ってたので「あんまり・・・」って思ったけど、今日はもう凄い良かったわミーガン。

(砂川涼子さんの歌唱を聴きたくて、たまたまウチの録画機に残しておいた昨年と今年のNHKニューイヤーコンサートを見たんですけど。なんかミミとゾフィーって軽量級な役だったので全然違う人に見えましたわ。死の都出演にあたって「マリエッタ養成ギブス」でもしてたのかな?とか思うくらい。びわ湖一日目観れた人は勝ち組。)

あとは、日本人の方々もみなさんよかったです。新国立お馴染みの平井香織さんは、カツラと緑のドレスがとっても似合っててカワイイなあって思いました。ガストン役のダンサーの方もかっこよかった。しかし、外人巨漢歌手と一緒の舞台で見ると、日本人はちっちゃいね。いつものことだけど。

(今日のハイライト)
・フランク役の歌手は第一幕で登場したとたん、そこらへんにたくさんある写真立てを一つなぎ倒してしまい、ブリギッタ役の山下さんがちょっとびっくりしてたけどちゃんと歌ってたのでプロだなあと思った。っていうかあのセットは歌手はつまずきそうで大変だよねえ。

・第3幕でパウルが夢からさめたあと、舞台装置の後ろのブラインドがうまく締まらなくて「故障??」とか思ってひやひやした。千秋楽は直ってますように。

(その他、本日改めて気付いた点)
・それにしてもあの巨大な舞台装置がフィンランドからのレンタルなんて。わたし、物流会社に勤めているもので、あの大きな舞台装置とこまごました小道具を全部梱包して全部チェックしてフィンランドに送り返すという仕事を想像してしまい、ちょっと頭が痛くなってきてしまった。壊したら弁償かな?とか。夢のない話をしてすいません。

・今日は舞台近かったので小道具が良く見えてよかった。飾ってある写真立ての一つ一つ写真が違うのね。ちゃんと時代を感じる写真になってて(オペラグラスでじっくり見たけど、ちゃんと写真集とかにして見たいくらいステキ)、こだわりを感じましたわ。とにかくセンスがいい。アレ、やっぱりヨーロッパ人の仕事だわ。

・舞台上にたくさんあったマリーの遺品を入れたちっちゃいおうちみたいなのって「聖遺物筺」っていうんだねえ。ヨーロッパの美術館や教会にさんざん行ったはずなのに「何だろう」って思ってた。色々なものが入ってたね。レコードとか靴とか。第2幕のライティングはため息が出るわ。

・3幕でマリエッタが殺されたあと、パウルが夢から覚めたらいつの間にか舞台から消えてたんだけど、ベッドの横に穴(奈落?)があいて、そこからマリエッタは脱出してる・・・っていうしくみだった。

・歌わない役のマリーの女優さんに今回は注目。ふむ、色々と演技してたんだなあ。なかなか感動的だった。最後、動かなくなっちゃうところはさすがに胸がきゅううんとなった。まあ、マリエッタとは瓜二つではなかったけど。ヘチマとキュウリくらい違う。

・最後の最後にぽろっと涙が出たのは、曲に感動したというよりは、もうしばらくこの曲の舞台を生で見ることはないんだなあ・・・もしかしてもう一生ないかもって思ったから。作曲者もパパもうちょっと主役二人が休める部分を作れば、ヨーロッパ以外での上演もたやすいものになっただろうに。

・そーいえば、15日に新国でこの舞台観たあと、次の次の日の朝起きたらものすごい多幸感に襲われた。ドーパミンだかセロトニンだか(よくわからんけど)大発生した感じ。アレ、何だったんだろう。会社で超ハイになって自分でも怖かった。←薬とかやってないよ。

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今日は、京都駅で自分土産に買った「竹中缶詰のオイルサーディン」を食べてみた。ネギを載せてオーブントースターで焼いた。いろんなグルメ番組で激賞されていただけあってさすがに美味しかったが、そもそもオイルサーディンにそれほど思い入れがないので、もう買わないかと。高いし。余った大量の油がもったいなかった。パスタにすればよかった。

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2014年3月19日 (水曜日)

死の都楽しい?

このところ、「死の都」の感想ツィートを読むのにハマっている。
こんなこと今まで全然なかったんだけど。結構「死の都」公演のネットでの反響が大きくて面白いです。

で。「死の都」って言葉をオペラの名前だと思っていれば、なんてことないのですが、言葉の意味をそのものズバリに解釈してしまうと、なかなか凄い感じです。

・死の都なう。

・これから死の都行ってきます。

・死の都おもしろい!

・死の都、すっごいよかった!

・いいなあ、死の都行きたい。

とか書いてあるのを読むと、まるでこのところお亡くなりになったあの世の方々が「私残念ながら死んだけど、天国ってけっこう楽しいよ」とか「天国よいとこ一度はおいで」みたいなことを言ってるようで、または現世の人が「早く死にたい」とか言ってるみたいで、多分に厭世的な気分になります。いいえ、本当は希望に向かうオペラなんですけどね。

それにしても、わたし結構オペラ観に行くほうですが、新国立で何か上演して、こんなにいっぱい反響があるものなんですかね。みんなコルンゴルトが大好きになってしまうような危惧に襲われますね(いや、別にいいじゃないか)。

何と言うか、結構あとを引くオペラのような気がす。何回でも出かけてしまいそうだ、お金さえあれば。だって土曜日の新国立に出かけた次の日、わたしおうちでラインスドルフ盤はもちろん、古いモノラル録音の「死の都」やナクソス盤、ゲッツ・フリードリッヒ演出ビデオ、もう一日中エンドレスで聴いてたわ。そうでもしないと心のすきまが埋まらないような気がしたの。ああ、まるで恋のような気分だ。

そういえば、コルンゴルトが音楽をつけた「嵐の青春」って俳優時代のレーガン元大統領出演の映画があるのだが、早崎さんの著書の「コルンゴルトとその時代」にこの映画音楽を聴くために60回も映画館に通った人がいたって話が書いてあった。最初読んだ時は「そんなアホな~~」って思ったけど。わりとホントなのかも、そういう人実はいっぱいいたかも、って思ってしまう今日この頃。

「嵐の青春」
Kings Row (1941) - Final scene
http://www.youtube.com/watch?v=C2kmj8RL6-Y

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死の都、同じ演出の舞台のDVD。品切れ?らしい。もってないけど。

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