2017年7月 7日 (金曜日)

飯守さん・読響のブラームス&ワーグナー  フレイレ

1499435899526_2ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」から第1幕への前奏曲
ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」から"聖金曜日の音楽"
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」から"ワルキューレの騎行"
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲

読売日本交響楽団
指揮=飯守 泰次郎
ピアノ=ネルソン・フレイレ
(7月7日 東京芸術劇場)
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今日は経理の決算日だったのだが、どうしても早く上がりたいと頼み込んで、定時より15分早く退社。当然「何故!どうして!」「仕事は終わっているの?」という怒号が経理から巻き起こったが(←この表現、ややオーバー)、「あしたやるから、今日は許して!返して!」と、芸術劇場に向かう。
だってあたし総務なのに。なんで経理の繁忙期にも付き合わなきゃならんの。ただでさえ忙しいのに。
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どうしても、どうしても今日はこのコンサートに行きたかった。だって私の大好きなブラームスの2番コンチェルト、それに飯守さんのワーグナー。それにワーグナー大得意の読売日響。平日だけど行きたかった。私のために組まれたコンサートかよ!!と思った。
席は見事にお誕生日席。指揮者もピアニストも(背面からだが)良く見える席。
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(なお、日テレのカメラが何台も入っていました。「読響シンフォニックライブ」の収録をしていたようなので、放送するのでしょうね。)
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まずは来日中でソロリサイタルが大評判だった巨匠フレイレの弾くブラ2。席が舞台を真横から見下ろす席だったので、視覚的には楽しいものの音響的には近すぎ、残響長すぎでちょっと辛かった。ボワボワして聞き辛い。しかも補聴器のハウリング?が聞こえてそれもちょっとしんどい。
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しかし白髪のおじいちゃんたちの活躍するコンチェルトはなかなかたのしく。いかにも「伝統的なドイツ音楽です!!」みたいな飯守さんのかっちりとした指揮と、巨匠とはいえそもそもブラジル人、ラテン系のフレイレのやや自由な感じの演奏はかみ合っているようなかみ合ってないような。そんな演奏であった。この曲はそもそも弾くのすごく難しいのでナマで聴くとなかなかスリリングである。
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しかも、4月から団員となられたというソロ・チェリストの遠藤真理さんが第3楽章の美しいソロを受け持たれており。私の席からはとてもよく彼女が見えた。とても美しいソロで、弾いている姿も大変チャーミングであった。後半のワーグナーの演奏でも遠藤さんはいらしてて、熱のこもった演奏をされていてついつい(意味もなく)彼女に注目してしまった。
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フレイレの演奏は素晴らしかったので、大拍手に応えてアンコール。知ってるような知らないような曲で、でもフレイレが我々に語り掛けているようで、大変美しい味わい深い演奏だった。
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前半のちょっと細かいところで釈然としない(でも素晴らしい)演奏が終わって、後半のワーグナー管弦楽曲集は納得のいく演奏であった・・・途中までは。

飯守さんのワーグナーは水を得た魚のようだった。飯守さんがワーグナーを振ると、舞台の上のオケ団員は急に私の前からいなくなって、繊細な絵画が姿を表す。クノップフやジャン・デルヴィルの絵のような。飯守さんのパルシファルは素晴らしい。まるで舞台が切り取られているような感じ。定評のある読響のワーグナー。とくに金管セクションが素晴らしい。目前に天使が現れるようである。
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ワルキューレの騎行も、まあ耳なじみな曲ではあるけれどほんとに素晴らしい。大迫力である。金管がうまい。ティンパニーもかっこいい。
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ただ、最後に演奏された(私も大好きな)タンホイザー序曲は、残念だった。曲は途中から激しくなる直前に、客席より携帯の着信音が聞こえてきたのである。この音はバルコニー席の私でも聞こえるくらいだから、楽員の方にも(指揮者にも)聞こえたであろう。その瞬間にガクっと緊張感が落ちたのが真に残念。
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まあ、それを除けばいい演奏会であった。観客の拍手はなかなか鳴りやまなかったけど、オケのアンコールはなし。新国立の「神々の黄昏」はこのオケでするようなのでかなり期待できそう・・・こないだの東京交響楽団も素晴らしかったけど。
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明日はまた会社か。友人から山のようにお祝いメールまたはラインが届いていたのでお返事しなきゃ。ちなみに今年は短冊には「仕事が楽になりますように」と書いた。4~5月に働きすぎたので社会保険料も上がるし、給料は相変わらず少ないし。本当にしんどい。 生活は楽にならない。
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ゲイゲキといえば、前日に舞台中に死亡事故があったところ(ホールは違うが同じ建物)。ご本人もご家族も共演者もどんなにショックか。観客として立ち会った人もショックだったろうなと。
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2017年6月 4日 (日曜日)

飯守さんの「ジークフリート」 新国立劇場 2日目

1496575495579_2_3ワーグナー「ニーベルングの指環」
第二日 「ジークフリート」

【指揮】飯守泰次郎
【演出】ゲッツ・フリードリヒ
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【ジークフリート】ステファン・グールド
【ミーメ】アンドレアス・コンラッド
【さすらい人】グリア・グリムスレイ
【アルベリヒ】トーマス・ガゼリ
【ファフナー】クリスティアン・ヒュープナー
【エルダ】クリスタ・マイヤー
【ブリュンヒルデ】リカルダ・メルベート
【森の小鳥】鵜木絵里、九嶋香奈枝、安井陽子、吉原圭子
【森の小鳥】奥田花純(バレエ)
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【管弦楽】東京交響楽団

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(注意:オペラの感想というよりは半分は仕事のグチなので、ご承知の上で読んで)
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ん~~~~行ってきた。何はともあれ行ってきた。無事に行けただけでよかった。なんでかっつーと。
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金曜に私は会社の隣の席の男子に風邪をうつされた。ただでさえこんなにクソ忙しいのにそいつに仕事をブン投げられた上に、風邪までうつされたのである。お蔭で夜8時まで残業してたがどうしても体中が痛くて痛くて泣く泣く帰った。体温計の電池がなかったので計ってないけど熱あったと思う。おかゆ食べてアイスノンして寝た。普通なら次の日の土曜はゆっくり寝て休むところ、どうしても仕事が終わりそうもなく出勤。やっぱり咳が止まらず7時過ぎに退社。翌日ワーグナーの長大オペラ・・・。
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もしかしてどうしても行けなくて2万1千円を無駄にしてしまうかもしれない。いや無理して行ったとしても途中で体調悪くなって発作を起こして病院に担ぎ込まれるかもしれない。こないだ映画で観たホーキング博士のように・・・演目一緒だし。
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まあ、今日は熱もないようだし(計ってないけど)、咳も落ち着いてたようなので出かけた。でもやっぱりオペラが始まってからは若干咳が出たし、マスクも忘れてしまってもしかしたら隣の席のお兄さんに風邪をうつしてしまったかもしんない(ごめんなさい)。もっと困ったのが風邪のせいで耳がうまく聞こえなくなってたこと。もともと三半規管が弱いのですぐ耳にクル。「なんか今日ヴォリューム低くね?こんなに前の席なのに」とか思ってたけど、私の調子が悪いだけだった。ごめんねこんな聞き手で、東京交響楽団。
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ってな感じなのだが(7割の体調で申し訳ないが)一応感想。
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「ジークフリート」は昨年「東京ハルサイ」で聴いている。ヤノフスキの指揮で、あの伝説的なシャーガーさんのジークフリートで、である。この演奏は本当に素晴らしかったし、リングの中では若干苦手だった「ジークフリート」がとても近しい存在に思えてきたのも確か。やはりその時の演奏と今日も比べてしまったけれど、全体的には互角だった気がする。ただ、本日の公演の方が圧倒的だったのが、指揮者のワーグナーに対する愛情の深さだと思った。いや何もバイロイトでリング振ってる指揮者にイチャモン付けるつもりはないし、ヤノフスキも素晴らしいところもあるんだけど、・・・うーんなんというか、深い愛が感じられないのよね、なんかもっと歌ってほしいところもすいすい通り過ぎちゃうし。まあヤノフスキ自体はワーグナー愛してるんだろうと思うんだけど。
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飯守さんの演奏には愛がある、と思う。
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今日の席は、「ワルキューレ」に引き続き、オケも指揮者も舞台もよく見える横から見下ろす2階席。ここ、ホントに楽しい。小鳥さんのクラリネットのソロの人の表情とか、ティンパニーの人とかの表情とか観るの大好き。もちろん飯守さんもよく見える。
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第一幕。ミーメの人はラインゴールドの時と一緒。いかにもミーメっぽい性格テノールであり、シュトルツェとかツェドニクとか思い出す。まあ、シュトルツェは年代的にナマで聴いたことないけど。グールドは「おっきな子供」って感じ。ホントにおっきい人だ。お腹がすごい。痩せたらこの声は出ないのかな。3幕出ずっぱりで歌い切らなきゃならんので、第1幕は若干セーブしてた感。それでもうまい。ヘルデンテナー。この役歌いなれてる感ありあり。
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演出はびっくりしちゃうくらい普通。前回のキース・ウォーナーが新しい!!って思うくらい古い。ノートゥングの鍛え方だって、ウォーナー版は電子レンジでノートゥング溶かしてたけど、今回はト書き通り。ジークフリートがカンカン剣をたたくとちゃんと火花が散ってるの何。ホントに熱してるのかしら。
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さすらい人とのクイズ合戦にミーメビビりすぎ。グリムスレイ相変わらずヴォータンみありすぎ。
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演奏や演出に対する疑問じゃないけど、そもそもの疑問。ミーメはジークフリートにお父さんの名前を尋ねられて「しらんなあ」と答えるけど、さすらい人の質問には「ジークリンデとジークリンデの息子」どーのこーのと答えている。どういうことなんだろう。自分が育ててるのその子だってわかってないの?
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休憩45分。いつもの貧乏人のクセで幕間に食べるサンドイッチを事前に買ってしまって後悔。私の大好きなハッシュドビーフ(ハヤシライスやで)のご用意があった。600円で食べれたのに。ジークフリート弁当?とやらも美味しそうだったし。なんかもう、こんなに働いているのにケチるのやめようって思った矢先にこんなだもん。あたしのバカバカバカ~~~!!
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第2幕。風船みたいな空気でふくらんでるファーフナー。ちゃっちいのだがこんなもんだろう。ベルリン・ドイツ・オペラの来日時のジークフリートを私は観てないので舞台写真しか参考にできないんだけど、あの時のセットもも結構ちゃちくて可愛かった気が。
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今回の公演で(圧倒的な大評判の中)唯一批判の的なのが森の小鳥さんの衣装。まあ、そもそも1人(1羽)しか出てこない小鳥さんが、おどりの人含めて5人も出てくるのが衝撃だったんだけど、そのコスチュームも衝撃であり。場末のストリップ劇場の衣装かと。私の大好きなカワイイ安井陽子ちゃんがあんな衣装で歌っているのを見ていたたまれなくなった。両腕は羽がついているものの、全身肌色タイツで「おちち」と「局部」だけちょこっと布で隠してあるっつー。、まあ、フィンランドでやったオリジナルがあの衣装だから仕方ないんだろうけど・・・(西洋人だったらもっとやーらしかったかもね)。トーキョーリングの時の小鳥さんの着ぐるみが圧倒的に可愛かったので(宙づりになったり最後は全身肌色タイツになったりとか結構ハードではあったが)余計思ったのかも。
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アンケートにも「あの鳥の衣装はなんとかならなかったのか」と書いてしまった。
(後日の公演では改善された模様・・・歌手のみ腰巻が採用されたそうな)
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(ゲネプロの様子・・・4分くらいから小鳥出てくるから参考に見て)
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第3幕。グリムスレイのヴォータンはわたしはこれで見納めなので(たぶん)ガン見。セリで上がったりしながらあのパートを歌うのは(あのいい声で)たぶん本人も圧倒的に気持ちいいかと。ああ、エルダになりたい。エルダのようにほとんど寝ていたい。そしてたまにヴォータンに起こされたい。
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そしてジークフリートとの一騎打ち。私がこのオペラで最も好きな部分だ(森のささやきとともに)。ここらへんから飯守さんのワーグナーへの愛情が過多でね。ホント。ジークフリートにヴォータンの槍を真っ二つにされて、その場から立ち去るはずのヴォータンが、奥からスライドして登場してくる愛娘のブリュンヒルデを舞台横からじっと見守って、ジークフリートが登場する直前に立ち去るところが一番グッときた。「おとおさああああん!!」って思った。
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ブリュンヒルデを起こすジークフリートの戸惑い、キスで起こしたあとのブリュンヒルデの心の移ろいなども、こんなに事細かにオケが演奏しているのを聴いたことがない(まあ、そんなに「ジークフリート」ナマで聴いてないけど)。舞台横の対訳を見ながら「ああ、もう神様じゃなくなっちゃったんだもん、そうなのねえ」とか「そう、生まれて初めて女の子と会ったんだもんそうだよねえ」とか色々考えながら見てた。今までほんとにこの二人の二重唱に無神経だった気がして、ごめんなさいって感じ。
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あと、最後に「神様の世界さよならっ!!(意訳)」って感じで二人で槍とか盾とか一式うしろにぶん投げちゃうところがよかった。
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終わったあとはもちろん大喝采だったしブラヴォーもすごかったけど、何分にも6公演のうちまだ2日目。出演者を思いやりカーテンコールは短め。いやホントお疲れ様でした。飯守さん及び東京交響楽団愛のこもった素晴らしい演奏ありがとうございました。素晴らしい歌手さんたちは言うまでもない。
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前回の「ワルキューレ」の日もそうだったんだけど、アンケートに答えるとなんかくれるっていうので答えたら新国立劇場オリジナルクリップだった(前回はファイル)。連続でそういう日に当たるっていうのは運をちょっとづつ使い果たしてる感。
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本日は、新国立の他のホールではこんな親子向けのとか
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こんなジャニーズやアイドルが出るのとか1496575499009_2
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やってたので新国立劇場はわっかい女の子たちが普段より多かったが、あたしは・・・あたしは外国のでっかい(むさい)おっちゃんたちの楽しそうにじゃれあったり歌ったりするのを5時間もガン見・・・・・・はあ。
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2017年4月 1日 (土曜日)

東京・春・音楽祭 神々の黄昏

Photo_2ワーグナー:舞台祝祭劇 『ニーベルングの指環』 第3日 《神々の黄昏》

ジークフリート:アーノルド・ベズイエン
グンター:マルクス・アイヒェ
ハーゲン:アイン・アンガー
アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
ブリュンヒルデ:レベッカ・ティーム
グートルーネ:レジーネ・ハングラー
ヴァルトラウテ:エリーザベト・クールマン
第1のノルン:金子美香
第2のノルン: 秋本悠希
第3のノルン:藤谷佳奈枝
ヴォークリンデ:小川里美
ヴェルグンデ:秋本悠希
フロースヒルデ:金子美香

管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:トーマス・ラング、宮松重紀

指揮:マレク・ヤノフスキ

音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
映像:田尾下 哲

(4月1日 東京文化会館大ホール)

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終わったぜ。何はともあれ終わったのです。・・・っていうのも、今日はかなりスリリングな公演だったのだ。主役二人が直前に降板って・・・うそでしょ。エイプリルフールでしょ。まあ、わたしネットで知ってたので行ってみてがびょーん!!ってわけでもないけど。

だもんで、公演の前に「本日の代役の二人は3月29日に到着して歌ってくれてるのでそこんとこ理解してちょんまげ」(意訳)的なアナウンスがあった。まあ、直接的に言えば「無理を承知で受けてもらったので間違ってもブーはすんな」ってことで。わかったZE!!(カヴァー歌手がおらんのがびっくり。新国立はいつもカヴァーが控えてるじゃないか)

ま、桜の季節ってことで花見でもしようかと思ったら、2時から名物ファンファーレ。リング最終章だから一応動画も撮った(UPはしないよ。友人に自慢するための記録)。小雨だったので室内で演奏、そのままロビーへ。外寒かったので開演まで1時間もロビーで待機。

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お弁当。おいしいものを食べてこその人生なのです。

開演。席は前から28番目(!!)。満席のはずが、私の横4席は空席(!?) おまけにその前の4席も空席(!!?) おかげで大変見やすく、音も良好であったけどそれってどうなのよ。人気のこの公演、満席だからってあきらめた人もいるだろうに。まあ、当日券も出てたけどね。

主役(代役)二人。向かって右にジークフリート、左にブリュンヒルデ。なんだか聴いていて右スピーカー壊れてるのかな?的な。ジークフリート、声が小さい。そしてブリュンヒルデがものすごく声がでっかい。この差は。たぶん事情はいろいろ。ブリュンヒルデは今日だけ歌い、ジークフリートはもう一回公演も歌うし、セーブしてた感。そして(たぶん)ブリュンヒルデはすでに何十回もこのパート歌ってるだろう、そしてジークフリートはさほど経験ない感。だってプロフ見たら全然ドラマティックな役じゃないし。気の毒。

いつもながら、ヤノフスキの指揮は早いねえ。普段聴きなれているのはクレメンス・クラウスとかクナだもんで、「いやこんなはずでは」とかいろいろと考えるところはあったけんども。もう3回もこの人のワーグナーを聴いてたら慣れてしまった。慣れって怖いわ。

その後、登場のギービヒ家の人々。なんか3人かっこいいぞう。悪カッコイイ役のハーゲンはめちゃくちゃかっこいいし、ちょっと情けない役のグンターも演奏会形式ながら演技で情けなさ満載で。グートルーネは容姿、声ともにグートルーネみが満載。っていうか外見がなんかワーグナー家ぽくて、ヴィーラントの孫って言っても信じるわ。(失礼?)

ブリュンヒルデとヴァルトラウテのシーンは大変聴きごたえあり。音楽祭レギュラースタメンのクールマンはいつもながら抜群の安定感。そんでパワフルなティームとの掛け合いは凄かったねえ。ちょっとティームは怖かったくらい。「歌うジェット機」的な。

第一幕長いねえ。で、いつものように男子トイレの待ち列は長く。そして女子トイレはいつもガラガラ。私の行くコンサートはおっさん率高いのだ。

第二幕のコニエチュニーはどう見てもアルベリヒで。声、演技、すべてがアルベリヒだ。ヴォータン役なんてうそでしょってくらい。考えてみるとコニエチュニーもヤノフスキもポーランド人なのよね。全然そんな気がしない。ポーランド全然関係ない感。

第2幕は合唱団入るから楽しい。東京オペラシンガースはいつもながらうまい。今更だがN響もうまい。日本中からワグネリアンが集まる公演だもんな。いや、世界中からか。ドイツ人らしき一団も見かけたし(おそらくカタリナ・ワーグナーらだと思う。あとで考えてみると)、ロビーで中国から来たっていう女性も見かけた。新幹線に乗って日帰りで駆け付けた方も周りにはいて、終演と同時にバタバタ出て行った。忙しいのう。

ところで、本日は舞台後方に(また)安っぽいアニメーションが。このところ「けものフレンズ」にハマっている私なので、どう見てもこれってジャパリパーク。「いわやまちほー」「ぎーびひけちほー」みたいな。今にもフレンズたちが登場しそうだ。

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↑ハーゲンに呼び出されるフレンズたち。ギービヒ家の危機なのだ。

第3幕。素敵なおねーさんたち(ラインの乙女)登場。オペラ版Perfume的な。ジークフリート役は3幕でやっと自分のペースに。なんかジークフリートというよりはマイスタージンガーのダヴィット的な。これはこれでリリカルでいいのかもね。4日も歌うからこれは期待していい。仕事忙しいから行けないけど。

ブリュンヒルデの自己犠牲。いやあもうかっこいい。聴いていて今までのリング演奏を思い出して涙が出た。まあラインの黄金は行けなかった(その年「死の都」3回も観たのでな)んで3回しか聴いてないけども。ティームさん猛烈かっこよかった。29日にアメリカから(かな?知らんけど)飛行機で来てくれて音楽史上最重量級のブリュンヒルデ役を歌う!!もうネ申としか。

終了後はもちろん大拍手。カーテンコールはスタンディングオベーション。何はともあれお疲れ様でした、無事終わってよかったよかった。いつもならトンでもなく長いカミタソも、5時間ちょいのコンパクト演奏。4日はもともとのブリュンヒルデが登板だそうで、調子が良くなってればいいけど。とりあえず本日のブリュンヒルデはわたし的には大満足!!ありがとうございました。桜全然見なかったのか唯一の心残り。それと昨年のシャーガーさんは奇跡。

レベッカ・ティームの歌唱サンプルが聴ける。

来年はローエングリンか。うーん、パスかも(演目が嫌いなのではない)。

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.9《ローエングリン》上演決定!

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前日10時半まで残業で今朝は健康診断の再検査の結果貰いに行ったのでもう疲れちゃって。乱筆乱文ごめんなさい。再検査は全くなんともなく。まあ、健康はいいことなのだが、お金かけて検査してなんもなくて寂しいのは何故。

突然マンションの工事屋が入りケーブルテレビが見れるようになった。BSプレミアムも見られるので、シャーガーさんの放送も観れる。他には別にみたいものないんですが。

 

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2017年3月26日 (日曜日)

神たそ予習

もうすぐ「神々の黄昏」なんで、ちろっとだけ聴いてる(全部は気分的になんか無理)。
カール・エルメンドルフ指揮1942年バイロイトで。YouTubeでごめんなさいなかなか素晴らしい。
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アニヲタではないのでこっそり書くけど、どうも私 けもの沼にハマったらしく11話を見てからなんとなく「神々の黄昏」を聴くのとおんなじ気持ちになっている(なんかもう終わっちゃうんだなあ・・・あんなに幸せだったのに・・・そこに留まっていれば何も起こらなかったのに・・・どんどん破滅に向かっていく・・・的な)。かばんちゃんの自己犠牲。

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2017年3月24日 (金曜日)

シャーガーさんの映像

牛に美声を聞かせるシャーガーさん、初めてのワーグナーの舞台等、貴重映像多数。



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ついでにルネ・コロがまだポップス歌ってた頃の映像。若っ!!
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2017年3月20日 (月曜日)

東京・春・音楽祭 Voice n’ Violin (シャーガーさんと嫁コンサート)

1489932485246_2モーツァルト:
 歌劇 《フィガロの結婚》 序曲
 なんと美しい絵姿(歌劇 《魔笛》 K.620 より)
 ロンド ハ長調 K.373
ワーグナー(モットル/フレッツベルガー編):《ヴェーゼンドンク歌曲集》
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
レズニチェク:歌劇 《ドンナ・ディアナ》 序曲
J.シュトラウス2世:小さいときに孤児になり (喜歌劇 《ジプシー男爵》 より)
リスト(フレッツベルガー編):
 《愛の夢》 S541 より 第3番 変イ長調
 《ハンガリー狂詩曲》 S244 より 第2番 嬰ハ短調
レハール:友よ、人生は生きる価値がある (喜歌劇 《ジュディッタ》 より)
クライスラー(フレッツベルガー編):
 ウィーン奇想曲
 愛の悲しみ
バイチ/フレッツベルガー編:J.シュトラウス2世のテーマによる幻想曲

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テノール:アンドレアス・シャーガー
ヴァイオリン:リディア・バイチ
指揮:マティアス・フレッツベルガー
管弦楽:トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア
(2017.3.19 東京文化会館 小ホール)
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待ちに待ったコンサート。友人と出かけてきた。出演者のシャーガーさんは先月バイチさんと結婚されたばっかりで、別に夫婦だからこんなテノールとヴァイオリンなんて不思議な取り合わせになったわけでなく、何年も前からこの同じ事務所の3人(もしくはソプラノ歌手とかも)で世界中回ってきてたのである(・・・と思われる。YouTubeでたくさん動画が上がってるので)。
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堅苦しいクラシックのコンサートというよりは、野外でピクニックしながら観るみたいな楽しいショーのような感じなんじゃないかな本当は。花火とか上がっちゃったりとか。アンドレ・リュウとかっぽいのかな(違うか)。
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今回はなんかの都合で小ホールで室内オケとの共演。トウキョウミタカフィルさんは全く初めて見聞きするのだが、あんまりよく知らん曲もなかなか聞かせててとてもよかった。20人くらいだったのかな。こういうちっちゃいオケのプロは大体一人ひとり目立つのでうまいとこが多い(という偏見)。
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シャーガーさんはナマで聴くのは他はジークフリートだけだもんで(トリスタンも第九も行ってないので)、彼が歌うのは初めて聴くものばっかりである。「魔笛」のタミーノのアリアがこんなヘルデンテノールで立派に歌われるのを初めて聴いた。美人ヨメを思い浮かべて歌ってたに違いない。
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で、嫁であるが、大変美人である。ロシア生まれ(ウィーン育ち)であるという。大変スタイルがよい。ハルサイと合わせたのか、桜色のドレスがお似合いである。が、おしとやかな外見とはうらはらにヴァイオリンはバリバリ弾くタイプでかっこいい。こんなに美人でヴァイオリンがたいしたことなかったらものすごく悪口書いてしまうとこだったので(←え)、なんかほっとした。使用ヴァイオリンはクレモナとガルネリ貸与とあったけど、どっち使ったんだろう。素人なのでわからないわ。
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ヴェーゼンドンク歌曲は聴きなれないテノールと室内オケ版ということで、なかなか1曲目は耳が慣れなくてこまったけど、2曲目からはまるでジークムントが歌ってたみたいだったし、その後はトリスタンが歌っているようだった(まあ・・・根っこは一緒だしね)。しかしやっぱりワーグナーはオペラが聴きたいよう。
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後半はウィーンのオペレッタなどの曲集。なんかやっぱり・・・この指揮者はウィーンものが得意みたいだ(当たり前か)。急に水を得た魚のようだった。存在のみを知っている「ドンナ・ディアナ」は初めて序曲を聴いたがなかなか可愛らしいいい曲だった。
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シャーガーさんはもともとはオペレッタ歌手だったから(ルネ・コロと同様。甘い歌いぶりがコロを思い出して懐かしくなった。子供のころコロの歌う「こうもり」をよく聴いてたからね)、オペレッタのアリアなんかもう得意中の得意なんだろうな。演技を交えてとても楽しそうに歌う。結構良く見えるいい席だったのでなんか見ててこっちが笑ってしまうほど楽しそうだった。まるで「ちゃんちきおけさ」を歌う三波春夫先生のようだった。
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まあ、そんなこんなで楽しいプログラムが終わったわけだが(大幅に略)、この大拍手じゃアンコールは当然あるでしょ。で、指揮者が出てきて「なんかやりましょか?(意訳)」聴衆「イエース!!」指揮者「ワーグナー!?」聴衆「(大きく)イエーーーース!!!!」みたいな感じで。
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なんかこの時の我々はこんな感じだった。↓
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で、「冬の嵐は過ぎ去り」を歌唱。あ、シャーガーさんのジークムント初めて聴くよ! 全曲聴いてみたいよう。ジェームス・キングに比肩する素晴らしさ。美しい。
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アンコールは以下の通り。BSプレミアムで放送するそうだ が、ウチは見れない(泣)。一緒に行った友人ちは見れるので、うまくいけば録画してもらえるかも。
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友人はもちろん大感激してたのだが、「こんな大盛り上がりしたコンサート初めて」とか言ってたので私は「私はある。去年のシャーガーさんのジークフリートの時はもっとすごかった」と答えた。
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そして今回わかったこと。シャーガーさんは小ホールは向いてない。鼓膜が結構しんどかった。そしてすぐ横にいた指揮者はもっとつらそうだった。武道館とかでもマイクなしでいけそう(そりゃないか)。
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Twitter情報によると彼らは夜の飛行機でとっとと帰国の途に就いたそうな。ちょっとは日本食食べたかなあ、なんかせっかくの日本なのに気の毒だ。新婚旅行ってほどでもないし。次はもっとゆっくりしていってね!!!
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ロビーでCD売ってたので購入。日本では売ってないものだと思う(所属事務所のレーベルなのかな?)。今回の指揮者フレッツベルガーさんのピアノで。ヴェーゼンドンクとペトラルカのソネットと遥かなる恋人へを収録。一回しか聴いてないけど、意外とベートーヴェンがよかった、ピアノが(←え)。ベートーヴェンはやっぱりウィーンの人には近しい存在なんだろうな。
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2017年3月 9日 (木曜日)

前から怪しいとは思っていたが。

やっぱりそういうことか。

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2016年12月18日 (日曜日)

莱茵的黄金 

今週働きすぎて疲れた。残業続き。二回も出張(千葉)。土曜出勤。帰ったの11時。
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そんなことを踏まえて。本日は出かけたくなくてYouTubeでいろいろ見ていたら、中国のオペラハウスのリングの映像を見つけた。ラインゴールド。オール中国人。指揮者は女性である。友近さんにちょっと似てる。
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巨大なセットが素晴らしい。ラインの川底感がはんぱない。何のひねりもない演出がすごくいい。まあ、全く中国を意識してない衣装やセットなのだけど、そこはかとなく中国っぽく見えるのは何故。(逆に三国志みたいなリングとかあったらいいのにな)
 

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同じ演出の「神々の黄昏」もあり(貼らないけど)、欧陽菲菲さんみたいなブリュンヒルデ、グッチ裕三さんみたいなジークフリート(ローゲも同じ人かな)、吉川晃司さんみたいなグンター、大変うまく作られたグラーネ、最後はワルハラは崩壊するしライン川もちゃんと増水。お金かかってる感がすごい(転がってる石とかは発泡スチロールみたいだけど)。黄昏の指揮はゴロワノフみたいなおっちゃん。いろいろと「なんか少し違う」感がなんだかよい。
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2016年12月 4日 (日曜日)

シャーガーさんとレイチェルさんのトリスタン

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去年と今年、東京の(日本の)ワーグナー好きを狂喜させた二人の歌う「トリスタンとイゾルデ」がYouTubeにUPされたようなので、鑑賞。シャーガーさんが酷使されすぎなのか後半お疲れ気味なのと、舞台装置と衣装が「こんなしょぼいんだったら演奏会形式にしたほうがまだましでは」クラスなのと、指揮がややタメすぎで歌いにくそうなのと、レイチェル・ニコルズさんが第3幕で突然地毛のベリーショートで登場するので「かつら途中で脱げちゃったのかしら」と心配してしまうのと、主役よりマルケ王がかっこいいのはどうなのとか、突っ込みどころ満載ですが見られてうれしかったです。とくにレイチェルさんが絶好調で素敵です。
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ところで、M1の敗者復活戦に投票してみた。「三四郎」と「メイプル超合金」と「ミキ」に入れたけどどうでしょうね。でも、一番笑ったのはインディアンズの「ピアノ売ってちょうだい」のネタであった(←じゃあ入れろよ)。
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(M1観終わって)
優勝した銀シャリは面白かったし、まったく優勝に異論はないのだけど、M1の優勝の仕方では、敗者復活戦から勝ち上がってきて「え。この人だれ?」って思って見てみたら圧倒的に面白くて勢いで優勝しちゃうみたいなのをどうしても求めてしまうので・・・(サンドウィッチマンみたいな)。オペラで言えば代役で出てきた歌手が全然知らん名前で、いざ聴いてみると圧倒的に素晴らしかったみたいな・・・ええっとシャーガーさんとニコルズさんみたいな。そういうのが私は好きです。

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2016年11月17日 (木曜日)

シャーガーさん来日

短信。
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その1 
今日も10時まで残業だったのですが、シャーガーさんが3月に来日するので元気で生きていこうと思いました。(ハルサイ
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シャーガーさんのYouTubeを見せてにわかファンにしてしまったお友達と、一緒に行けるので楽しみです。
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その2
昨年の読売日響・カンブルランのトリスタン、全曲オンデマンドで見られるようです。歌手もオケも合唱も世界レベルのトリスタン。
http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=12662
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その3
今年の新入社員が何でもかんでも言葉を短く略すので、ちょっと会話に苦労します。今日は「最近、献血した友達がハーゲンもらったらしい」という話を聞き、「ハーゲン・・・あ、ハーゲンダッツね」と一瞬にして頭で変換できたので、自分を誉めてあげたいです。(昨年の私だったら、「神々の黄昏」のハーゲンしか思い浮かばなかったに違いない)

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