2017年4月 1日 (土曜日)

東京・春・音楽祭 神々の黄昏

Photo_2ワーグナー:舞台祝祭劇 『ニーベルングの指環』 第3日 《神々の黄昏》

ジークフリート:アーノルド・ベズイエン
グンター:マルクス・アイヒェ
ハーゲン:アイン・アンガー
アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
ブリュンヒルデ:レベッカ・ティーム
グートルーネ:レジーネ・ハングラー
ヴァルトラウテ:エリーザベト・クールマン
第1のノルン:金子美香
第2のノルン: 秋本悠希
第3のノルン:藤谷佳奈枝
ヴォークリンデ:小川里美
ヴェルグンデ:秋本悠希
フロースヒルデ:金子美香

管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:トーマス・ラング、宮松重紀

指揮:マレク・ヤノフスキ

音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
映像:田尾下 哲

(4月1日 東京文化会館大ホール)

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終わったぜ。何はともあれ終わったのです。・・・っていうのも、今日はかなりスリリングな公演だったのだ。主役二人が直前に降板って・・・うそでしょ。エイプリルフールでしょ。まあ、わたしネットで知ってたので行ってみてがびょーん!!ってわけでもないけど。

だもんで、公演の前に「本日の代役の二人は3月29日に到着して歌ってくれてるのでそこんとこ理解してちょんまげ」(意訳)的なアナウンスがあった。まあ、直接的に言えば「無理を承知で受けてもらったので間違ってもブーはすんな」ってことで。わかったZE!!(カヴァー歌手がおらんのがびっくり。新国立はいつもカヴァーが控えてるじゃないか)

ま、桜の季節ってことで花見でもしようかと思ったら、2時から名物ファンファーレ。リング最終章だから一応動画も撮った(UPはしないよ。友人に自慢するための記録)。小雨だったので室内で演奏、そのままロビーへ。外寒かったので開演まで1時間もロビーで待機。

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お弁当。おいしいものを食べてこその人生なのです。

開演。席は前から28番目(!!)。満席のはずが、私の横4席は空席(!?) おまけにその前の4席も空席(!!?) おかげで大変見やすく、音も良好であったけどそれってどうなのよ。人気のこの公演、満席だからってあきらめた人もいるだろうに。まあ、当日券も出てたけどね。

主役(代役)二人。向かって右にジークフリート、左にブリュンヒルデ。なんだか聴いていて右スピーカー壊れてるのかな?的な。ジークフリート、声が小さい。そしてブリュンヒルデがものすごく声がでっかい。この差は。たぶん事情はいろいろ。ブリュンヒルデは今日だけ歌い、ジークフリートはもう一回公演も歌うし、セーブしてた感。そして(たぶん)ブリュンヒルデはすでに何十回もこのパート歌ってるだろう、そしてジークフリートはさほど経験ない感。だってプロフ見たら全然ドラマティックな役じゃないし。気の毒。

いつもながら、ヤノフスキの指揮は早いねえ。普段聴きなれているのはクレメンス・クラウスとかクナだもんで、「いやこんなはずでは」とかいろいろと考えるところはあったけんども。もう3回もこの人のワーグナーを聴いてたら慣れてしまった。慣れって怖いわ。

その後、登場のギービヒ家の人々。なんか3人かっこいいぞう。悪カッコイイ役のハーゲンはめちゃくちゃかっこいいし、ちょっと情けない役のグンターも演奏会形式ながら演技で情けなさ満載で。グートルーネは容姿、声ともにグートルーネみが満載。っていうか外見がなんかワーグナー家ぽくて、ヴィーラントの孫って言っても信じるわ。(失礼?)

ブリュンヒルデとヴァルトラウテのシーンは大変聴きごたえあり。音楽祭レギュラースタメンのクールマンはいつもながら抜群の安定感。そんでパワフルなティームとの掛け合いは凄かったねえ。ちょっとティームは怖かったくらい。「歌うジェット機」的な。

第一幕長いねえ。で、いつものように男子トイレの待ち列は長く。そして女子トイレはいつもガラガラ。私の行くコンサートはおっさん率高いのだ。

第二幕のコニエチュニーはどう見てもアルベリヒで。声、演技、すべてがアルベリヒだ。ヴォータン役なんてうそでしょってくらい。考えてみるとコニエチュニーもヤノフスキもポーランド人なのよね。全然そんな気がしない。ポーランド全然関係ない感。

第2幕は合唱団入るから楽しい。東京オペラシンガースはいつもながらうまい。今更だがN響もうまい。日本中からワグネリアンが集まる公演だもんな。いや、世界中からか。ドイツ人らしき一団も見かけたし(おそらくカタリナ・ワーグナーらだと思う。あとで考えてみると)、ロビーで中国から来たっていう女性も見かけた。新幹線に乗って日帰りで駆け付けた方も周りにはいて、終演と同時にバタバタ出て行った。忙しいのう。

ところで、本日は舞台後方に(また)安っぽいアニメーションが。このところ「けものフレンズ」にハマっている私なので、どう見てもこれってジャパリパーク。「いわやまちほー」「ぎーびひけちほー」みたいな。今にもフレンズたちが登場しそうだ。

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↑ハーゲンに呼び出されるフレンズたち。ギービヒ家の危機なのだ。

第3幕。素敵なおねーさんたち(ラインの乙女)登場。オペラ版Perfume的な。ジークフリート役は3幕でやっと自分のペースに。なんかジークフリートというよりはマイスタージンガーのダヴィット的な。これはこれでリリカルでいいのかもね。4日も歌うからこれは期待していい。仕事忙しいから行けないけど。

ブリュンヒルデの自己犠牲。いやあもうかっこいい。聴いていて今までのリング演奏を思い出して涙が出た。まあラインの黄金は行けなかった(その年「死の都」3回も観たのでな)んで3回しか聴いてないけども。ティームさん猛烈かっこよかった。29日にアメリカから(かな?知らんけど)飛行機で来てくれて音楽史上最重量級のブリュンヒルデ役を歌う!!もうネ申としか。

終了後はもちろん大拍手。カーテンコールはスタンディングオベーション。何はともあれお疲れ様でした、無事終わってよかったよかった。いつもならトンでもなく長いカミタソも、5時間ちょいのコンパクト演奏。4日はもともとのブリュンヒルデが登板だそうで、調子が良くなってればいいけど。とりあえず本日のブリュンヒルデはわたし的には大満足!!ありがとうございました。桜全然見なかったのか唯一の心残り。それと昨年のシャーガーさんは奇跡。

レベッカ・ティームの歌唱サンプルが聴ける。

来年はローエングリンか。うーん、パスかも(演目が嫌いなのではない)。

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.9《ローエングリン》上演決定!

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前日10時半まで残業で今朝は健康診断の再検査の結果貰いに行ったのでもう疲れちゃって。乱筆乱文ごめんなさい。再検査は全くなんともなく。まあ、健康はいいことなのだが、お金かけて検査してなんもなくて寂しいのは何故。

突然マンションの工事屋が入りケーブルテレビが見れるようになった。BSプレミアムも見られるので、シャーガーさんの放送も観れる。他には別にみたいものないんですが。

 

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2017年3月26日 (日曜日)

神たそ予習

もうすぐ「神々の黄昏」なんで、ちろっとだけ聴いてる(全部は気分的になんか無理)。
カール・エルメンドルフ指揮1942年バイロイトで。YouTubeでごめんなさいなかなか素晴らしい。
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アニヲタではないのでこっそり書くけど、どうも私 けもの沼にハマったらしく11話を見てからなんとなく「神々の黄昏」を聴くのとおんなじ気持ちになっている(なんかもう終わっちゃうんだなあ・・・あんなに幸せだったのに・・・そこに留まっていれば何も起こらなかったのに・・・どんどん破滅に向かっていく・・・的な)。かばんちゃんの自己犠牲。

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2017年3月24日 (金曜日)

シャーガーさんの映像

牛に美声を聞かせるシャーガーさん、初めてのワーグナーの舞台等、貴重映像多数。



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ついでにルネ・コロがまだポップス歌ってた頃の映像。若っ!!
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2017年3月20日 (月曜日)

東京・春・音楽祭 Voice n’ Violin (シャーガーさんと嫁コンサート)

1489932485246_2モーツァルト:
 歌劇 《フィガロの結婚》 序曲
 なんと美しい絵姿(歌劇 《魔笛》 K.620 より)
 ロンド ハ長調 K.373
ワーグナー(モットル/フレッツベルガー編):《ヴェーゼンドンク歌曲集》
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
レズニチェク:歌劇 《ドンナ・ディアナ》 序曲
J.シュトラウス2世:小さいときに孤児になり (喜歌劇 《ジプシー男爵》 より)
リスト(フレッツベルガー編):
 《愛の夢》 S541 より 第3番 変イ長調
 《ハンガリー狂詩曲》 S244 より 第2番 嬰ハ短調
レハール:友よ、人生は生きる価値がある (喜歌劇 《ジュディッタ》 より)
クライスラー(フレッツベルガー編):
 ウィーン奇想曲
 愛の悲しみ
バイチ/フレッツベルガー編:J.シュトラウス2世のテーマによる幻想曲

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テノール:アンドレアス・シャーガー
ヴァイオリン:リディア・バイチ
指揮:マティアス・フレッツベルガー
管弦楽:トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア
(2017.3.19 東京文化会館 小ホール)
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待ちに待ったコンサート。友人と出かけてきた。出演者のシャーガーさんは先月バイチさんと結婚されたばっかりで、別に夫婦だからこんなテノールとヴァイオリンなんて不思議な取り合わせになったわけでなく、何年も前からこの同じ事務所の3人(もしくはソプラノ歌手とかも)で世界中回ってきてたのである(・・・と思われる。YouTubeでたくさん動画が上がってるので)。
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堅苦しいクラシックのコンサートというよりは、野外でピクニックしながら観るみたいな楽しいショーのような感じなんじゃないかな本当は。花火とか上がっちゃったりとか。アンドレ・リュウとかっぽいのかな(違うか)。
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今回はなんかの都合で小ホールで室内オケとの共演。トウキョウミタカフィルさんは全く初めて見聞きするのだが、あんまりよく知らん曲もなかなか聞かせててとてもよかった。20人くらいだったのかな。こういうちっちゃいオケのプロは大体一人ひとり目立つのでうまいとこが多い(という偏見)。
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シャーガーさんはナマで聴くのは他はジークフリートだけだもんで(トリスタンも第九も行ってないので)、彼が歌うのは初めて聴くものばっかりである。「魔笛」のタミーノのアリアがこんなヘルデンテノールで立派に歌われるのを初めて聴いた。美人ヨメを思い浮かべて歌ってたに違いない。
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で、嫁であるが、大変美人である。ロシア生まれ(ウィーン育ち)であるという。大変スタイルがよい。ハルサイと合わせたのか、桜色のドレスがお似合いである。が、おしとやかな外見とはうらはらにヴァイオリンはバリバリ弾くタイプでかっこいい。こんなに美人でヴァイオリンがたいしたことなかったらものすごく悪口書いてしまうとこだったので(←え)、なんかほっとした。使用ヴァイオリンはクレモナとガルネリ貸与とあったけど、どっち使ったんだろう。素人なのでわからないわ。
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ヴェーゼンドンク歌曲は聴きなれないテノールと室内オケ版ということで、なかなか1曲目は耳が慣れなくてこまったけど、2曲目からはまるでジークムントが歌ってたみたいだったし、その後はトリスタンが歌っているようだった(まあ・・・根っこは一緒だしね)。しかしやっぱりワーグナーはオペラが聴きたいよう。
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後半はウィーンのオペレッタなどの曲集。なんかやっぱり・・・この指揮者はウィーンものが得意みたいだ(当たり前か)。急に水を得た魚のようだった。存在のみを知っている「ドンナ・ディアナ」は初めて序曲を聴いたがなかなか可愛らしいいい曲だった。
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シャーガーさんはもともとはオペレッタ歌手だったから(ルネ・コロと同様。甘い歌いぶりがコロを思い出して懐かしくなった。子供のころコロの歌う「こうもり」をよく聴いてたからね)、オペレッタのアリアなんかもう得意中の得意なんだろうな。演技を交えてとても楽しそうに歌う。結構良く見えるいい席だったのでなんか見ててこっちが笑ってしまうほど楽しそうだった。まるで「ちゃんちきおけさ」を歌う三波春夫先生のようだった。
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まあ、そんなこんなで楽しいプログラムが終わったわけだが(大幅に略)、この大拍手じゃアンコールは当然あるでしょ。で、指揮者が出てきて「なんかやりましょか?(意訳)」聴衆「イエース!!」指揮者「ワーグナー!?」聴衆「(大きく)イエーーーース!!!!」みたいな感じで。
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なんかこの時の我々はこんな感じだった。↓
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で、「冬の嵐は過ぎ去り」を歌唱。あ、シャーガーさんのジークムント初めて聴くよ! 全曲聴いてみたいよう。ジェームス・キングに比肩する素晴らしさ。美しい。
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アンコールは以下の通り。BSプレミアムで放送するそうだ が、ウチは見れない(泣)。一緒に行った友人ちは見れるので、うまくいけば録画してもらえるかも。
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友人はもちろん大感激してたのだが、「こんな大盛り上がりしたコンサート初めて」とか言ってたので私は「私はある。去年のシャーガーさんのジークフリートの時はもっとすごかった」と答えた。
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そして今回わかったこと。シャーガーさんは小ホールは向いてない。鼓膜が結構しんどかった。そしてすぐ横にいた指揮者はもっとつらそうだった。武道館とかでもマイクなしでいけそう(そりゃないか)。
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Twitter情報によると彼らは夜の飛行機でとっとと帰国の途に就いたそうな。ちょっとは日本食食べたかなあ、なんかせっかくの日本なのに気の毒だ。新婚旅行ってほどでもないし。次はもっとゆっくりしていってね!!!
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ロビーでCD売ってたので購入。日本では売ってないものだと思う(所属事務所のレーベルなのかな?)。今回の指揮者フレッツベルガーさんのピアノで。ヴェーゼンドンクとペトラルカのソネットと遥かなる恋人へを収録。一回しか聴いてないけど、意外とベートーヴェンがよかった、ピアノが(←え)。ベートーヴェンはやっぱりウィーンの人には近しい存在なんだろうな。
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2017年3月 9日 (木曜日)

前から怪しいとは思っていたが。

やっぱりそういうことか。

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2016年12月18日 (日曜日)

莱茵的黄金 

今週働きすぎて疲れた。残業続き。二回も出張(千葉)。土曜出勤。帰ったの11時。
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そんなことを踏まえて。本日は出かけたくなくてYouTubeでいろいろ見ていたら、中国のオペラハウスのリングの映像を見つけた。ラインゴールド。オール中国人。指揮者は女性である。友近さんにちょっと似てる。
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巨大なセットが素晴らしい。ラインの川底感がはんぱない。何のひねりもない演出がすごくいい。まあ、全く中国を意識してない衣装やセットなのだけど、そこはかとなく中国っぽく見えるのは何故。(逆に三国志みたいなリングとかあったらいいのにな)
 

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同じ演出の「神々の黄昏」もあり(貼らないけど)、欧陽菲菲さんみたいなブリュンヒルデ、グッチ裕三さんみたいなジークフリート(ローゲも同じ人かな)、吉川晃司さんみたいなグンター、大変うまく作られたグラーネ、最後はワルハラは崩壊するしライン川もちゃんと増水。お金かかってる感がすごい(転がってる石とかは発泡スチロールみたいだけど)。黄昏の指揮はゴロワノフみたいなおっちゃん。いろいろと「なんか少し違う」感がなんだかよい。
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2016年12月 4日 (日曜日)

シャーガーさんとレイチェルさんのトリスタン

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去年と今年、東京の(日本の)ワーグナー好きを狂喜させた二人の歌う「トリスタンとイゾルデ」がYouTubeにUPされたようなので、鑑賞。シャーガーさんが酷使されすぎなのか後半お疲れ気味なのと、舞台装置と衣装が「こんなしょぼいんだったら演奏会形式にしたほうがまだましでは」クラスなのと、指揮がややタメすぎで歌いにくそうなのと、レイチェル・ニコルズさんが第3幕で突然地毛のベリーショートで登場するので「かつら途中で脱げちゃったのかしら」と心配してしまうのと、主役よりマルケ王がかっこいいのはどうなのとか、突っ込みどころ満載ですが見られてうれしかったです。とくにレイチェルさんが絶好調で素敵です。
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ところで、M1の敗者復活戦に投票してみた。「三四郎」と「メイプル超合金」と「ミキ」に入れたけどどうでしょうね。でも、一番笑ったのはインディアンズの「ピアノ売ってちょうだい」のネタであった(←じゃあ入れろよ)。
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(M1観終わって)
優勝した銀シャリは面白かったし、まったく優勝に異論はないのだけど、M1の優勝の仕方では、敗者復活戦から勝ち上がってきて「え。この人だれ?」って思って見てみたら圧倒的に面白くて勢いで優勝しちゃうみたいなのをどうしても求めてしまうので・・・(サンドウィッチマンみたいな)。オペラで言えば代役で出てきた歌手が全然知らん名前で、いざ聴いてみると圧倒的に素晴らしかったみたいな・・・ええっとシャーガーさんとニコルズさんみたいな。そういうのが私は好きです。

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2016年11月17日 (木曜日)

シャーガーさん来日

短信。
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その1 
今日も10時まで残業だったのですが、シャーガーさんが3月に来日するので元気で生きていこうと思いました。(ハルサイ
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シャーガーさんのYouTubeを見せてにわかファンにしてしまったお友達と、一緒に行けるので楽しみです。
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その2
昨年の読売日響・カンブルランのトリスタン、全曲オンデマンドで見られるようです。歌手もオケも合唱も世界レベルのトリスタン。
http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=12662
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その3
今年の新入社員が何でもかんでも言葉を短く略すので、ちょっと会話に苦労します。今日は「最近、献血した友達がハーゲンもらったらしい」という話を聞き、「ハーゲン・・・あ、ハーゲンダッツね」と一瞬にして頭で変換できたので、自分を誉めてあげたいです。(昨年の私だったら、「神々の黄昏」のハーゲンしか思い浮かばなかったに違いない)

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2016年10月 9日 (日曜日)

飯守さんの「ワルキューレ」 新国立劇場

1475926161602ワーグナー「ニーベルングの指環」
第一日 「ワルキューレ」
【ジークムント】ステファン・グールド
【フンディング】アルベルト・ペーゼンドルファー
【ヴォータン】グリア・グリムスレイ
【ジークリンデ】ジョゼフィーネ・ウェーバー
【ブリュンヒルデ】イレーネ・テオリン
【フリッカ】エレナ・ツィトコーワ
【ゲルヒルデ】佐藤 路子
【オルトリンデ】増田 のり子
【ヴァルトラウテ】増田 弥生
【シュヴェルトライテ】小野美咲
【ヘルムヴィーゲ】日比野 幸
【ジークルーネ】松浦 麗
【グリムゲルデ】金子 美香
【ロスヴァイセ】田村由貴絵
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【指揮】飯守泰次郎
【演出】ゲッツ・フリードリヒ
【美術・衣裳】ゴットフリート・ピルツ
【照明】キンモ・ルスケラ
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

(2016年 10月8日 オペラパレス)
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昨日行ってきた。大変に評判がよかったのでかなり期待してた。しかも会場に行ってみたらとってもいい席だったので券を取った時の自分に感謝した。A席なのに、2階席で横からオケも指揮者も見下ろせて、舞台も切れることなくよく見える。前回のラインゴールドの時の反省から(頭でっかい座高の高いおっさんがまん前に座ってた)、1階席はもうやめたんだった。
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しかし、自分的にはまずったこともあって。先週の日曜に買ったバレちゃんのパルシファルのDVDを見たばっかりだったものだから。(オペラ歌手にしては)スタイルのよい美男美女の主役(しかも歌もうまい)の映像を見たもんだから。
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「ワーグナーのオペラなんだから外見は二の次」という超お約束がすっかり私の視覚にはもう通じなくなってしまった。だもんでジークムントとジークリンデのカッポーのラブシーンは、なんかもう大相撲の「がっぷり四つ」にしか見えなくなり、困った。どうしよう、ああどうしよう。もう目をつぶって観るしかない(いや、聴くしかない)。
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とか思ってちょいと目をつぶって聴いていたら、あら不思議。グールドさんかっこいいわ。イケボっていうの。声だけ聴いたら、歌いまわしとかジェームス・キングをちょっと思い出し。かっこいい。美声だし。
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脳内はこんなかんじ。
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いや、終幕までずっと目をつぶってたわけではないので安心せい。
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ま、今回ホントに声楽にはホント穴がない。みんなよい。ワルキューレは何回か見ているが、て、日本で観たものでは歌手は一番ではないかな。
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それにしても。
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今年の東京で観れるワーグナー上演の凄さよ。春にはあのジークフリート二期会トリスタンはありいの、この秋はこの新国ワルキューレにウィーン国立のワルキューレ、ティーレマンの塩城ラインの黄金まである。私はスケジュールとご予算の都合であとの二つは残念ながら見送ることになりそうなのだけど、なんだかこれってバブル期みたい。もうね、平野ノラが「おったまげ~~~」って叫んじゃいそうな勢い。はいオッケーバブリー。
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で、今回のワルキューレ。初めて聞いたんだけどヴォータンのグリムスレイがほんとにヴォータン。あんたホントにヴォータンなんじゃないの?って聞きたくなるくらい外見も声もヴォータン。声はハンス・ホッターみたいなソフト路線じゃなくて、どっちかっつーとジョージ・ロンドンかな(違うか)。グリムスレイ、シアトルそのまんま演出リングにも出演していて、ホントにアーサー・ラッカムの絵じゃねえのってくらいヴォータン。でもヨハナーンやってもきっとヨハナーンかと(見てないけど)。
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ブリュンヒルデのテオリン。なんか前に観たときよりちょっと太った印象(ジークリンデほどでっかくないけど)。でも、「ただ声がでっかいだけの人」みたいな勝手な印象が(私は)あったんだけど、全然違ってた。とても人間的で、深い表現。ジークムントを自分で作って運命を作っておいて、うまくいかなくなると娘に丸投げっていう自分勝手で大きな子供みたいなヴォータンを愛しながらも、悩み苦しみ、ジークムントに心から同情して運命を変えてあげようとする。「この女があなたのすべてだと?地位も名誉もいらないと?(意訳)」とジークムントに言う場面はピアニッシモで切々と歌い、観客の心をえぐった。私含めて周りの人結構泣いてた。さすが世界中でブリュンヒルデ歌っているだけある。
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新国立では準レギュラーみたいな扱いのツィトコーワたん。相変わらず可愛らしいわん。声も深くて素敵。山のようにでっかい人々の中にいて、ことさらスリムで小柄に見える。怒り爆発のフリッカをなだめようと、ヴォータンにひょいっと一瞬持ち上げられるツィトコーワたんかわゆす。まあ、こんなに若くて美しい奥さんの言うことだったら神々の長ヴォータンも聞くしかないかな。
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憎まれ役のフンディングのペーゼンドルファーもほんとに憎たらしそうないい声である。外見もなんかフンディングっぽいし(それは誉め言葉なんだろうか)。いやほんと憎たらしいです。そもそもこんなに悪い役ではないと思うんだけど。演出上、ホントにやなやつになってた。
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ジークリンデ役のウェーバーは体格のわりに、かなり走り回ったり頑張ってた。体きく系太った人なのかしら。とてもたくさんのブラヴォー(ブラーヴァ)をもらってたけど、わたし的にはすこーしだけ歌い方にクセを感じる。でも、声はよく出ていたし表現は感動的であったのでよかったのでは。他の歌手がみんな良すぎるから高望みをしてしまうんだね。
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演出。もうこれは昔懐かしの演出って感じである。もういろいろ演出家の自分勝手な演出のものを見ているので、読み替えもなくストレートなものであると私は感じた。第一幕でフンディングの手下がたくさん出てくるのも別に私には普通に見えたし、第2幕で木馬に乗ってるヴォータンが子供返りしているようで可愛かった。結構ネットでは話題となってた第3幕のワルキューレの騎行のシーン(お嬢さんたちがほとんど裸の男性にまたがってるやつね)でも、「別に・・・このくらい普通じゃね?」みたいな感じで見てた。ただ、思ったのは、トーキョー・リングの時のワルキューレ役の歌手さんたちも今回同様大変そうだったなあと。他の劇場ではワルキューレさんたちはただ槍と盾持ってあちこち歩き回ってるだけのが多い気がするのになあ。
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最後の炎の場面は、遠目に観るとホントの炎みたいに見えるけど、よく見ると映像なんだよね。うまくできてる。その昔の日本でのトンネル・リングなんて「ホントの炎を使わなきゃやんないもん」ってゲッツくんごねたらしいね。結局舞台横で消防署が待機してたんだっけ。昔話だねえ。
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あー、で、最後にオケ。私は今年素晴らしいワーグナーを聴きすぎた、日本のオケで。春祭のN響、こないだの読響(トリスタン)。ここらへんはもしかしてヨーロッパの普通の歌劇場のオケ(まあ、単体で活動するドレスデンとかウィーン・フィルとかはまた違うかもだけど)よりうまかったかも。私は飯守さんのファンなのであんまり悪く言いたくないんだけど、東フィルさんだってよいときは凄くいいので・・・今回はうーん感がほんの少し。まあ最後の盛り上げは素晴らしかったので、よかったかなと。
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(こないだの二期会トリスタンの時に、幕間でふつうの観客の男の人がオケピ内で準備中のヴァイオリン奏者の一人に「(オケが)本当に素晴らしい音ですね」みたいなことをおっしゃっていて、これまた全然赤の他人の私が横で「うーん、ホントに」ってうなずいてしまったのを思い出す。)
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まあ、上演は全体的にはまれにみる名演で、「これだけの歌手を日本で見られる幸せを是非!」っていう宣伝文句(Twitterで読んだ)には嘘はない。あと3公演あるのでお金のある方、学生さんとか安く行ける環境にある方は是非出かけられることをお勧めします。(私は今回は2度目はもうなし。金ないし。)
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新国立劇場/ワルキューレ(トーキョー・リング2009)
ケンペ/ワルキューレ(コヴェントガーデン1957)
飯守さんの「ワルキューレ」その1(二期会)
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その他、公演と関係ないこと。
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・新国立はポケストップは何個かあった。でもポケモンは一個も出てこなかった。
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・今回はアンケートに答えるともれなくなんかくれるっていうので、答えてみた。何くれるのかなって思ったら(前に避難訓練のときもらった新国立劇場のウエットティッシュかなって思ったけど)、クリアファイルだった。これからの公演名が書いてあるだけのもんで、何てことなかったけど、裏面が座席表になっててこれは便利だなと思った。(舞台写真とかだったら嬉しかったんだが。)
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・幕間に成城石井で購入した柿の葉寿司を食べたんだけど、美味しかったなあ。帰りにもう一個買って帰ろうかと思ったらもう店になかった。2割引きだったけどちゃんとメイドイン奈良だった。あたしってなんでこんなに柿の葉寿司好きなんだろう。

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2016年10月 2日 (日曜日)

シャーガーさんパルシファル

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今日買って今日全部見てしまった。ああシャーガーさん尊い。
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『パルジファル』全曲 チェルニャコフ演出、ダニエル・バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン、アンドレアス・シャーガー、ルネ・パーペ、他(2015 ステレオ) icon

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いつまで聞けるのか知らないけど、シャーガーさんの歌う千人が聴ける。やっぱりルネ・コロっぽい。そんでこのテノール・パートを作曲したマーラーに感謝を捧げたい(←何故)

http://www.rtve.es/alacarta/audios/fila-cero/fila-cero-festivales-verano-euroradio-23-09-16/3732498/

(シャイー指揮。0:13:40くらいから演奏。第二部「マリア崇敬の博士」は1:06:10くらいから。ちなみに藤村実穂子さんも出演。)

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