2023年5月 1日 (月曜日)

METライブビューイング/ローエングリン

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METライブビューイング  :  ワーグナー《ローエングリン》
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:フランソワ・ジラール
ローエングリン:ピョートル・ベチャワ
エルザ:タマラ・ウィルソン
オルトルート:クリスティーン・ガーキー
テルラムント:エフゲニー・ニキティン
ハインリヒ:ギュンター・グロイスベック

<あらすじ> 名前を尋ねると白鳥が迎えに来るシステム

東劇にて鑑賞。ベチャワ様のローエングリンはバイロイトその他の映像で見聞きしたが(いつも素晴らしい、かっこいい、しかしいつもコスチュームが「白鳥の騎士」とは程遠い)、もうすぐ日本でエレクトラを歌うというガーキー様が観たくて。

ベチャワ様のインスタで何度も舞台の写真をみていて「どんな演出だろう、核戦争後の地球かな?」とか思ってたけど、どうかな? 舞台はシェルターの中であり、ローエングリンは宇宙船に乗って地球を救いにやって来た異邦人(宇宙人)と言ったところか。

舞台衣装で印象的なのは、合唱団の着ているマント付きのドレスで、ビラビラとめくると色々な色に変わり出演者の心情や音楽を表したりするのだ。しかし、あまりに色々と変わるので(合唱の人大変そう)、あとの方では妙にツボにハマってしまいジワジワ来てしまった。沖縄の海にいるマンタの大群みたいにも見える。

ライブビューイング名物の出演歌手のインタビューでは、主役プリマドンナ二人がメリケンの方なんで、いやあよく喋る喋る、役柄と全然違うキャラクターなもんでちょっと困る。そしてワーグナーの楽劇の中では中くらいの長さなのに、幕間が長すぎて16時半始まりで終わったの21時過ぎ。

歌手の中ではまあ、タイトルロールはいつものように美声を響かせてうっとり聞き惚れるばかりだった(往年のジェス・トマスを思わせる声と風貌)が、なんと言ってもエルザ役のタマラ・ウィルソンの透明な美声には驚嘆。一世を風靡した(そしていつの間にかいなくなった)チェリル・スチューダーを思い出した。そして演出上では多分主役のオルトルート役ガーキーの強烈演技と歌唱、日本でのエレクトラが楽しみ。

それにしてもまあ、METはやっぱりMET、演奏その他諸々がヨーロッパと違いアメリカだなあと思う。

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あなた!ちょっと聞いて下さる?私はこことは別にSNSをやっておりますのですが、そっちで「ローエングリン」の感想を書いたらなんとピョートル・ベチャワ(本物)から「いいね」を頂いたのでびっくり。ベチャワもっと好きになったわ。実演見たんじゃなくて、映画ですよ、映画。

 

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2023年3月18日 (土曜日)

映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(まあまあネタバレあり)

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月曜日、アカデミー授賞式の日に「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(エブエブ) 」を観てきた(auマンデーだったので)。観た回の日比谷の映画館は7割の入り。1100円で映画が見られるのはありがたいけれど、銀座・日比谷界隈はラーメンの値段が高く、1100円のラーメンを食べて(一番安いのだぜ)なんとなく釈然としなかった。まずくもなく、かと言ってさほど美味しくもなく。

会社の女の子が公開後すぐに見に行って、「(色々な意味で)是非観て下さい」とのことだったので「どんなもんかなー」と思ったけど、まあ・・・想像を絶するカオスっぷりにドン引き。これを観た後にどんな映画を観ても、「普通に意味がわかるって素晴らしい」って思うと思った。

映画の内容は、「主人公はLGBTの娘を認めることのできない母親。夫とは離婚の危機にある。ある日父親と夫とともに自営のコインランドリーの税金の申告にIRSへ行ったが、エレベータの中で普段冴えない夫が急に豹変し(中略)、国税局の中で数ある敵に立ち向かう(中略)ハートウォーミングな家族再生の物語」である。(たぶん)

おバカ映画である。次から次へと場面が変わり、頭がついていくのがやっと。観客の何割かは落伍者が出ていたようである(女子トイレで、「速攻寝た」という話をしていた女子たちがちらほらいたので)。私は全然寝なかった。寝る暇などなかった。金払ったものをどうして寝ようか。途中出て行く人も何人か。寝てはなるものかと一生懸命ついていってみてたけど、やっぱりよくわからない。えーと、あのう・・・って感じ。しかし、最後はハッピーエンドでほっこりとし、なんならちょっと感動までした。でもやっぱり・・・ここまでのことを描くのにこのめちゃくちゃな設定はいるかなあ、などと思った。

あとで知ったのだが、映画「スイス・アーミー・マン」の監督だとのことで「ああ、なるほどなあ」と思った。「スイス・・・」はあのダニエル・ラドクリフが最初から最後まで死体役で出演する映画で、わたしは(たぶんアマゾンでみたと思うが)どんなおバカ映画でも最後まで見るという謎の自信があるのだが、これは最後まで見た記憶がない。ラドクリフは好き好んでこの映画に出演を決めたそうだが、なんかなあ。


しかしまあ、ヘンな映画慣れしているせいか、税務局の女性(助演女優賞もらった)が「私は優秀なのでこんなにトロフィーを貰っているのよ」と自慢げに見せるシーンを見て、わたしはその独特な形を見て「ああ、あれは多分おしりの〇〇に・・・」などと想像したら主人公が戦うシーンで予想通りに使用されたので「えええ??」というよりは「やっぱりなー」と思った。・・・という具合に下ネタがあるのでそういうのが嫌いな人は見ない方がいいかもしんね。

アジア人初めて米アカデミー賞獲得したミシェール・ヨーは60歳だそうだが、あんなに体利くのかすごいなーと(まあ特殊撮影だろうけどそれでもねー)思った。カンフーシーンとか。夫役のキー・ホイ・クァンは「グーニーズ」や「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」で子役で出演していた人だが、すでに51歳となっていて時の流れを感じた。アカデミー賞授賞式では大村崑さんみたいな容貌になっていたが、やっぱり演技をずっと見ていると「面影あるな」とは思った。もう一人のヒロインというべき主人公の娘役のステファニー・スーは、アジアのおっさんおばさんばっかり出てくる中でギリギリの奇麗どころ(かなりお世辞)だが、井上真央ちゃんと渡辺直美ちゃんを足して2で割った感じ・・・かな? 彼女がいろんなカッコして出てくるのが楽しい・・・けど、映画の核となるベーグルの意味がイマイチよくわからないので・・・いったい何。

IRS(アメリカの国税庁)の監察官役の女性は、現実とは別の世界ではヒロインとカップル?になっているが、同居する部屋では手の指がソーセージ状になっており、ピアノを弾くのは足で・・・なんか柔道一直線の近藤正臣さんを想起させた。

報道の通りアカデミー賞7部門受賞。なんか審査基準がさっぱりわからない。ちなみに何年か前にアカデミー賞作品賞取った(そして評判はこれよりずっとよい)「グリーン・ブック」より私はずっと好きだ。予定調和な映画が私はあまり好きじゃないし、どちらかというと「あっ」っと驚かされるような映画が好きである。そして、エブエブと同じようにアカデミー賞作品賞とって賛否両論だった「シェイプ・オブ・ウォーター」が私は大好き。

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2022年9月18日 (日曜日)

トップガン&トップガンマーヴェリック 連続上映(ネタバレほとんどなし)

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公開からずいぶん経っているが、最近友人が「大変によかった」と激賞していたのと会社のおにゃのこも見ていて「絶対映画館で観た方がいいですよ」とのことだったので、全く興味なかったけど観に行くことに。

飛行機爆音系なのでどうせなら思いっきり音のいい映画館で、と思って川崎チネチッタのサイトを見てたら、ちょうど新旧トップガンを続けて上映するとのことで(川崎だけじゃないけど)、ちょうどいいからこれに行く事に。関東地方でのトップガンマニアは「チネチッタのライブザウンドで観るのが一番!」的な感じで多く書かれていたので、なおさらいいなって思った。昨日行ってきたのだけど、土曜日でまあまあ混んでいたのであまり人のいない前から6番目にした。人と間隔を空けたいので。

合計4時間を超える鑑賞時間で、17分ほど休み時間があったくらいだが全然退屈しなかった。さすがはハリウッドの王道映画である。1986年の旧トップガンは「オープニングのロゴがやっぱり今より古い感じがするな~」とは思ったけど、リマスター版とのことで画像はなかなか奇麗だった。そしてまだ若いピート役トム・クルーズの肌がつやつやしているのと(シワとかほとんどない)、ヒロイン・チャーリー役のケリー・マクギリスの美しさ、そして同僚パイロットたちの美しい筋肉美をおおいに楽しんだ。どっちかっつーとずんぐりしているトム・クルーズよりも、ライバルであるアイスマン役のヴァル・キルマーのほうがスタイルもよくかっこいいなあと思って見てた。

映画館行く前にYouTubeでの「トップガントリビア」みたいなのを見てから行ったので観ながら「なるほどなあ」とは思った。これから連続上映を見る人はこれを見てから行くといいよ。ベッドシーンは、アメリカでの試写会の時にはなかったんだけど「なんでベッドシーンないの?」って観客から抗議がきたので付け加えられたのだとか。ヒロイン役の人はもう次の映画の撮影に入っていたので、髪の毛がブロンドからブラウンになってたもんで暗い部屋で撮影されてたし、別の追加シーンでは髪の色をごまかすために突然帽子を被ったりしてる。

さて、続編のマーヴェリックだが、(前作観ないで観た人は)「相変わらずトムはかっこいいなあ」とか思った人が大部分だろうが、何しろ36年も経っているので続けて観ると「いやいや、やっぱりずいぶん年は取ったな」とは思う。あいかわらずかっこいいことはかっこいい。渋いセクシーなおっさんになっている。前作同様あいかわらずバイクをぶっとばしているが、画面に映るバイクのおしりの「KAWASAKI」の文字に「わーい、なんか川崎の映画館で観てるから嬉しい」とか思ってしまった(関係ないけど)。あと、前作では出てこなかったPCやiPhoneなど普通に出てきて「文明の発達は凄いな」とか思った。


旧トップガンに出ていたヒロインの女優さんは現在はどうも外見のイメージが変わってしまったらしく(西洋人はしかたないね)、続編はジェニファー・コネリーが新しく相手役で出演。シングルマザーで飲み屋のおかみさんをしているという役。ベッドシーンは(文句の出ないうちに)一応あり。続編は旧トップガンと色々なシーンをリンクさせているので、続けて見ると「ああ、これは旧トップガンでも出てきたあのシーンね」って思い出しながら観れる。飲み屋でさんざんな目に遭わせてしまった人が、翌日教官として配属されて生徒が気まずいとか、ビーチバレーのシーンがビーチラグビー?になってたりとか。もちろんマーヴェリックだけ観ても十分に楽しめるようにできているけど、「あ、元親友の息子さんが・・・(感動)」とか「あのセクシーでかっこよかったアイスマンが。。。(涙)」とか10倍くらい感情移入しちゃうので連続上映おすすめ。

旧トップガンから続投のアイスマン役のヴァル・キルマーが続編でも出演しているけど、この俳優さんは(プライベートで)のどのがんを発症して声を失っていたらしく、演技うまいなと思ってたけど家帰ってWikipedia見てびっくりした。AI技術により会話はできるようになったみたい。

などとまあ・・・色々説明するよりも「テレビじゃなくて映画館で観た方がいい」って思うし、できれば音のいいなるべく大きなスクリーンで追加料金を払ってでもみたほうがいいし、ついでに言うと川崎チネチッタは追加料金なしで低音のがんがん利いたよい音で大きなスクリーンで見られるので、行ける距離に住んでる方はかなりお勧め。3000円で新旧観れますし。なんかもうクライマックスの爆撃シーンはあまりの音の大きさと迫力で(座席が・・・ぶるぶる震えるのよ)口をあけたまま半分固まって見ていた。難しいことは何にも考えずに轟音と迫力の大画面に身をまかせるのがよろし。

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2022年8月11日 (木曜日)

映画「タング」

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初日、朝一番の回で鑑賞。
実はミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」の当日券の戦いに惨敗してしまい(まあ、まさかSnowmanの人の出演の舞台の券が取れるとはさらさら思ってないが。あ、別にファンじゃなくて映画のファンです)、特に何も用事がなかったのと、たまたまいつも行く品川の映画館が会員ならば火曜と木曜は1300円で(ネットで予約すれば)見られるということを知ったから。

このところ映画を観るのでよく予告を見るけど、この「TANG」はとても心に刺さったので観に行くことは決めていた。しかしまあ、初日かよって。私はニノさんのファンでも何でもないんだけど。子供の頃にロボットが恐ろしく好きだったもんで。幼稚園の頃だかさんざねだってブリキのおもちゃのロボットを買ってもらったのを思い出す(黒い、すごいクラシックなやつ)。母によると私はあまりものをねだらない子供で、ロボットだけはおもちゃ屋のショウウインドー見てすごく欲しがってきかなかったらしいので買ってやったらしい。そんな幼少のことなのに今でもはっきり覚えている。

いやほんと、TANGはかわいいのよ。絶賛上映中だからいっさいネタバレしないけど、ロボットながら動きとかしぐさとか本当にかわいい。あざとカワイイというか、お前絶対それ狙ってるだろってくらい。おそらくCGでうまく作ってあって、俳優さんたちはハリボテを前に演技したりしてたんだろうけど。

好きな女優さんが何人も出てて、かまいたちの濱家さんも好きなのでそれもよかったなあ。でも・・・ロボットがすべて食ってる(私の中では)。あ、ニノさんもやっぱりハリウッド映画出てるくらい演技はうまいなって思った。

あとは・・・音楽が大変心にくる(冒頭からウルウル)。あとで調べたら作曲は服部隆之さんとのこと。ああ、なるほどねと思った。こないだ観たラジエーションハウスもそうだったから、私の琴線に触れる音楽なのかも。

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今週3日間在宅勤務してて、一人で面白くないのでポーランド音楽100年(36枚組)をちょろちょろと聞いてたら、「おそらく日本有数のクラヲタでも聴かなそうな近代・現代音楽」ばっかりなのに突然「ポーランド民謡集」みたいな少年少女合唱団の歌が入ってて(ナンデ?)。もちろん知らん歌ばっかりの中突然「森へ行きましょう娘さんハッハーハ♪」の曲が流れてきたので、仕事中に大声で一緒に歌ってた。近所に聴こえたら「暑さのせいでとうとうおかしくなったか」って思われるかも。っていうか、あれポーランドの曲なのね。

 

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2022年7月23日 (土曜日)

バック・トゥ・ザ・フューチャー in コンサート /神奈川フィル

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アラン・シルヴェストリ:映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(ロバート・ゼメキス監督)
齊藤一郎指揮/神奈川フィルハーモニー管弦楽団
(2022年7月22日NHKホール)

神奈川フィルさんが神奈川県民ホールからはるばる(そうでもない?)NHKホールにいらっしゃって演奏されるというので、興味を持って聴きに行ってきた。

券には「アラン・シルヴェストリは出演いたしません」と明記してあった。そりゃそうだろうなとは思った。それにしてもまあ・・・S席9800円もするのに子供何人か連れのご家族はどんなに裕福なご家庭なんだろうと感心した。私は2階席の後ろの方だったが、それでも大スクリーンと大編成のオケに圧倒された。印象としてはR・シュトラウスの交響詩とか(いや、グランドピアノもあったのでコルンゴルト?)演奏するくらいの人数はいたと思う。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(以下BTTF)はすでに何回も観ているが、実は映画館では観たことはない。一番最初に観たのは何故か銀座の山野楽器で、ホームビデオ化された頃だろうか、店内の大きなテレビで映されていて、ちょうどドクがあの時計台に登って試行錯誤しているところで黒山の人だかりになっていた。

初めて全部観たのはテレビだったし、しかも吹き替え版なので原語で観たのも今日が初めてだ。やっぱり本人のしゃべっている声で観るのは吹き替えとは違うし、マーティ本人(マイケルJフォックス)の声は若干かすれてるのもなんかいい。

オケが舞台に入って指揮者が登場して、映画上演前にメインテーマ。おお、心が躍るぜ。しかしまあ、前に何度かチャップリンの映画のシネマコンサートに行っているので、いやチャップリンは無声映画だからさ、演奏は休みなしなわけよ。BTTFはそんなにずっと演奏してるわけではない。ロック音楽がかかってる時は演奏してないし若干音楽ない時間もあるわけだから気を抜く時もあるしまだマシでは・・・いやどっちが大変なのか楽なのか比べられないけど。

そうは言っても、映画とぴったり合わせるのは大変だと思う。今日は指揮台の前にモニター画面が合って、なんか棒2本くらいと〇が映画に合わせて映し出されて、それを見て指揮している感じだった。しかしもう完璧に合っていたもので、正直映画が面白過ぎてすぐに生演奏だってのを忘れてしまう、いつもの通りに。

それにしても何とうまくできている映画なのだろう。伏線回収のチャンピオンと言える映画である。全部が伏線回収(全3作全部)である。このシリーズのマニアというほどではないのでそんなに大きなことは言えないんだけど、先日テレビで放送されたときに(ネットで見て)知ったのだが、学園祭のオーディションで審査する先生が(主題歌歌ってる)ヒューイ・ルイスだったこととかを今日改めて確認した。他にもまあ色々あるんだけども。

映画だもんでてっきり「休み時間ないんだろうな」と覚悟していたら、「INTERMISSION」と画面が出て休憩。後ろの席から「いんたーみっしょんってどういう意味?」との発言が聞こえたり。いやもう何だか普通にクラシックの演奏会と一緒にしちゃだめだと自分に言い聞かせた。私のとなりのカッポーは音楽が鳴るたびに二人で手で拍子取ったり、こそこそしゃべったりとかして、「これがブルックナーの交響曲の演奏会だったら周囲の誰かがぶん殴ってるかも」とか思ったけどしょうがない。

休み時間が終わってBTTF3の音楽が演奏されて映画再開。まあ何回も観てるしどうなるかも知っているからハラハラドキドキとまでは行かないまでも、やっぱり何回観てもいいなと。そして死ぬまでにもうあと何回観てもいいかと。公正な目で見て、たぶん数ある映画の中で一番よくできてて一番面白い、完璧な映画だと思う。

最後にドクが未来から戻ってきて、デロリアンが空中を飛んで、こちらに方向転換して飛んできたときに初めてスクリーンの上にあった照明が画面と合わせてピカーッとなって(ああ、この時に使うんだこれ)おしまい。

大拍手のあと指揮者が慌てて舞台から出て行って、マーティの扮装でギター持って再登場、アンコールに応えてメインテーマと3の音楽をやってくれて、もうノリノリ。

本当はパンフレット的なものがあったら欲しかったんだけど、物販的なものがあまりに列をなして混んでたので何にも買わず。いやそんなにマニアじゃないからいいんだけど、記念になるものが欲しかったなあ。オリジナルステッカー1枚貰ったけど。パソコンに貼ろうかな。

どこかに熱狂的ファンが乗ってきたデロリアンが停まってたりしないかな、と思ったけどなかった(駐車場に停めてたらしい)。あと、今回のコンサートは一応ドレスコードあったんだけど(1950年代または1980年代のカッコで)、すっかり忘れてて普段着で行った。けど、私わりと物持ちがいいのでもうこれ何年着てるのかなみたいな服で行ったので許して。まあそれらしきカッコの人はいた。外に映画で出てきた黄色い放射能防護服着た人がいて、みんな並んで記念写真撮ってもらってた。さすがにこの季節は暑そうだなと思った。

あと、演奏会終わって場内放送で「皆様、気を付けて2022年7月22日にお帰り下さい」と言ってたのがなんかウィットに富んでてよかったなと思った。

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2022年7月22日 (金曜日)

映画「エルヴィス」

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ちょっと鑑賞から時間が経ってしまったけど月曜日に友人と鑑賞。私は「ミニオンズ」を希望したが却下されてこの映画に。事前に会社で一緒に働いているおにゃのこ(26歳)に「今度エルヴィス観に行くんだ」と言ったら「え、なんすか?」って返事を想像してたら「わあ、私も行くんですよ。私、エルヴィスのファンなんです。」と。私はお父さんがファンだからとかそーゆーのなのかと思ったけどそうでもないらしい(お父さんの年代でもちょっと前っぽいかと)。

なんでもエルヴィス・プレスリーが映画「リロ&スティッチ」に出てくるらしい。私はディズニー映画は比較的見るほうなんだけどこれは私は見たことがなかったので、どういう形なのかは不明。

実は事前の情報をあまり入れてなかったので、「ボヘミアン・ラプソディ」みたいにPOPでちょっと笑えて最後は泣けてハッピーエンドみたいな感じなのかと思ってたら、全然そんなことなかった。まず上映時間が159分と長かった。前日「パルシファル」観に行ったあとだったのに、こっちのほうが長く感じた(←え)。そんでもって暗い。たしかに音楽映画なので美術的にはPOPでかっこよかったけど、予想以上に重い、暗い映画だった。終わったあとどんよりとした気分になった。

しかも、トム・ハンクスが出ていることも知らないで観たので、「え、この老人もしかして・・・」と途中で気が付いたくらい。トム・ハンクスというとディカプリオ主演の「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」が大好きなのだが、関係性からいうとなんか逆なのかな。トム・ハンクスのほうが悪役。でもまあ、さすがにトム・ハンクス出てると映画が締まるし、ハズレがないなと思った。

それにしてもまあ。俳優兼歌手という主演のオースティン・バトラーのうまいこと。歌は(ネットのインタヴューでみたが)若いころの歌は俳優さんが自分で歌ってて、真ん中へんはエルヴィスと俳優さんの声の融合、晩年はエルヴィスご本人という。エルヴィスの動きとかの指導は、ボヘミアン・ラプソディのフレディの時のムーヴメントコーチにしてもらったそう。

実は年代的にあんまりプレスリーって熱心に聴いたことなくて(ここらへんの年代だとトム・ジョーンズのほうが好きだ)、今回熱心に歌を聴いたのは初めてに近かったんだけど、さすがに「世界一売れたソロ・シンガー」ということでほぼ全部歌は知っていた。あと、エルヴィスの一人娘とマイケル・ジャクソンは結婚してたっていうのは頭にあって、コンサート会場だかホテルだかでジャクソン5と被ってたみたいなシーンがあって「ふう~ん」って思った。

他に、パンチの効いた歌を歌う黒人のオバチャンがすごくかっこよかった(どうも演じてた女優さんが最近亡くなったっていうニュースをネットで見た)。いや、そもそも私はモータウン好きだし黒人さんの歌は好きなんですよ。プレスリーは白人だったけど、住んでいる地域の影響で黒人音楽に強い影響を受けたっていうのはすごくよくわかる。ちょっとだけ(フロリダに渡った)ディーリアスを思い出した。

トム・ハンクス演じるマネージャーがこき使ったせいで、晩年は(といっても亡くなったのは42歳)ボロボロになりながら歌っていたが(最後のシーンでは立っていられないので座ってピアノ弾いて歌ってた)、何だか往年のピンク・レディーとかフィンガー5とか思い出した(←古い)。

映画は今月始まったばかり?だと聞いているがもう一日1回しか上映してない。これは・・・もうすぐ終了してしまうのではないか?子供向けではないから、夏休みシーズンにはもうやってないのかも。観たいと思っている方はお早目に。

この映画とは関係ないが、映画館に映画観に行くとたくさんの予告のどれかに長澤まさみさんが必ず出てくるので、「彼女はちゃんと休めているのだろうか、ブラック企業ではないのか」と仕事柄心配になってしまう。

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先日、別の映画を観に行ったときにウーバーイーツと同業者のmenuというデリバリーの割引券を貰ったので、今週の在宅勤務の時に使ってみた。携帯でちょいちょいっと選んで20分もするとアツアツのトンカツ弁当が届けられたので、なんかドラえもんの秘密道具感があった。今時普通のことなんだけど、すごく感動した(美味しかったなあ)。1200円割引であともう一回頼める。まあ、近隣に美味しいお店はゴロゴロあるので割引なかったらもう頼まないでいいかな、とは思ってるけど(←非道)。

別件だが友人の一人がコロナになってしまった。一人暮らしなのでものすごく心配でグループラインで毎日連絡している。デリバリーももし使ってくれたら便利かなと思ってクーポンコードを教えたりした。置き配してくれるようだし病気のときこそこういうのはいいかなって思う。

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2022年7月 3日 (日曜日)

映画「ライトスタッフ」(午前十時の映画祭)

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前日「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をテレビで見て、ちょっと前のアメリカ映画っていいなあって思ったので同年代のこの映画を日本橋にて鑑賞。日曜なので午前中ながらなかなか席はうまっていた。1983年の映画だが、何しろ長い。193分もある。休憩ないから途中でトイレに行けない。


内容は・・・1950年のNASAによる「マーキュリー計画」の話。宇宙飛行についてはソ連のスプートニクに出し抜かれてしまい、あせりまくったアメリカ政府が選りすぐったパイロットの中から選ばれた7人(マーキュリーセブン)の、宇宙飛行への挑戦の記録である。(映画によると最初はサーファーとか曲芸師とかを宇宙飛行士にと考えてたらしい。今考えると信じられないが)

実話をもとにしているとのことなので(若干脚色もあるらしいが)、ドキュメンタリー要素半分、エンターティメント要素半分な感じである。日本での公開当時はさすがに長すぎたのか、終盤の(わりとどうでもいい)せくしーねーちゃんの月の光ダンスはカットされたようだ。

映画の中で心に残ったのは、宇宙飛行士を選ぶための色々なテストのシーン、なんか長いメスシリンダーみたいなのに息をゴム管で吹き込んで肺活量を競うとか、密室に閉じ込められて急なアクシデントに耐えられるか、とか、チンパンジーと一緒にテスト受けたりするのが面白かった。

この映画はアカデミー賞4部門を受賞したとのことで、作曲賞も獲得している。実は「午前十時」で上映されるまでこの映画をあんまり知らなかったんだけど、音楽だけはしょっちゅうテレビ番組でBGMでかかってたので知っていた。しかし、なんか「チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を微妙に改変したやつなのかな」とか思ってたので、これがまさか普通に映画音楽でしかもアカデミー賞とってるなんて意外だった。だってさサビの部分だけだけどそっくりじゃん。あと、紆余曲折して失敗に失敗を重ねてやっと宇宙飛行に成功したというのに、その時だけなぜかホルストの「惑星」を使用していたのが何だかなあ・・・と思った。いやここが一番の見せ場で作曲家の腕の見せ所じゃないのか!!って思った、監督の指定なのかもだけど。


ちょっと前にNHKの「映像の世紀」で「宇宙への挑戦」みたいなのを見た気がするので、興味深く観ることができた。若干古い映画なのでもちろんアマゾンプライム他でも見られるんだろうとは思うけど、こういう宇宙ものはやっぱり映画館の大きなスクリーンでいい音で鑑賞すると全然違うもんだと思った。(今月「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も大画面で見る予定なのでそれも楽しみ)

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ふと思い出しのだが、前にちゃんと映画館で見たクリント・イーストウッドの「スペースカウボーイ」が改めて見たいなって思った。あれは完全にフィクションだけど。

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2022年6月25日 (土曜日)

映画「東京オリンピック SIDE:A & B」

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昨日(月イチの有休)SIDE:Aの上映がもう終わりそうなので、慌てて鑑賞。近場の品川で見ようかと思ったら、もうレイトショーでしかやってなく、終電にも間に合わない感じだったので日本橋で。金曜日・平日の午前中で3人くらいしか観客はいなかった。正直、Aだけ見て帰るつもりだったのだが、終わった後20分後に同じ映画館で上映されるとのことで、慌ててBも券を買いに行った次第。お昼は高っかいホットドックを館内で買い食べた。

東京2020と同じように色々なトラブル(主に監督に)に見舞われ評判の悪いこの映画。実は私はカンヌ映画祭で常連になるような(日本の)監督は好きではないようで(何故かなあ?)、河瀬直美監督の映画はあまりちゃんと見たことない。是枝監督の映画も実は苦手・・・。だけど映画館で観に行くほどオリンピック映画が好きなので、行かなきゃならんと思った。

映画は藤井風さんの鼻歌?の君が代で始まる。全体的に音楽は少なく、ナレーションは基本的になし。関係者と選手と一般国民のインタビュー映像と競技の映像で綴られる。インタビュー映像の顔面が超ドアップで、前の方に座るとものすごく辛い。某柔道監督の顔のシミの一つ一つがよおおく見えるし、大会責任者(交代前)のシワの一つ一つが(見たくないのに)良く見える。気分が悪くなる。観に行く方は後ろの方の席を選ぶがよろし。

AとBを同じ日に観てしまったために、どっちがどっちかもうわからなくなっている(なので混じってたらごめんなさ~い)。SIDE:Aは競技そのものの映像が主で、Bは大会関係者やそれを取り巻く日本の人々の反応やコロナに立ち向かう医療関係の方々・患者さんなどの映像が主である。SIDE:Aはとても明るい気分で観ることができた。日本人大活躍のスケボーやソフトボールなどの競技のほかに、難民の選手や乳飲み子をかかえたママさん選手(だんなさんが育休取ったのかな、一緒に来日して赤ちゃんの世話をしている)、出場が決まってたのに出産のため(当然のように)出場を諦めて応援に回る日本人バスケ選手の姿などが映し出される。赤ちゃんがいても来日し競技をし、競技の合間にお乳をあげる外国人選手の姿は、なんだかパワフルで圧倒された(そういう選手は1人でなく2人ほど撮影されている。もっといたかも?)。あと、アメリカの黒人の選手のメイクもすごく個性的で、カールしたつけまつげに鉛筆を何本も載せてみたいな、と思った。

最後にエンドロールとともに流される藤井風さんの歌が深く印象に残る。

SIDE:Aが意外と良かったので、SIDE:Bも続けて観たものの、少なくとも我々日本人にとってはかなり辛い内容であった。これは監督のせいじゃなくて、忘れていた現実を思い出したから。閉会式での大竹しのぶさんと子供たちのあの歌声が流れ、悪夢の閉会式を思い出されたし(大竹さんは好きな女優さんですが)、あの何年も前から何百回もみた「トキオ~」の映像が「日本人は何て貧乏くじを引かされたものか」と悪い記憶がよみがえったり。当初の企画段階の開会式・閉会式の担当者の人々、MIKIKOさんや椎名林檎さん、野村萬斎さんのにこやかな表情を見て、胸がいたくなった。そして途中で勝ち誇ったような顔でインタビューに答える佐々木宏さんを見て「ああ、もし違う人だったら・・・」などと思ったりもした。

あと、思い出したくないのが陸上男子リレーのバトンパス失敗は・・・すっかり忘れてたのにまた「ああ・・・」となってしまった。リアルを残さなければならないのは仕方ないけど、あれは選手も関係者も悪夢だったろうし、映像に残して欲しくなかっただろうな。あと、(今も終わってないけど)コロナ関係の映像は「あの頃はあんなに大変だったんだなあ」と今見るとちょっと身震いした。

というように、SIDE:Bは観るのにちょっと覚悟が必要かも。観た後結構へこんでしまった。おまけにSIDE:Aで素晴らしかった藤井風さんの音楽はBではぜんぜん出てこない。最後の歌も誰が歌ってたんだろう。エンドロール追ったけどだれかわからなかった。もしかしてもう歌が間に合わなくて監督が自分で歌ってんのかとか思ったり。しんどい。

せめて、食堂の食べ物を美味しいと喜ぶ外国人選手の映像があったりしたらちょっとは救われるかなあ?と思った。

 

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2022年5月27日 (金曜日)

映画「シン・ウルトラマン」

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有休休暇を取得。友人もたまたま同じ日に有休を取ってたので一緒に横浜で遊ぶ約束をしていたが、神奈川方面は豪雨。東京も結構ひどい雨だったので雨天順延。はて、有休をどうしようと思ったけど、行きたい美術展などない。で、「シン・ウルトラマン」を観に行くことに。

どちらかというと、私は(多くのウルトラおたくと同じように・・・ってわたしはウルトラおたくではないですが)ウルトラマンよりもウルトラセブン派である。ウルトラセブンは何より主題歌が素晴らしい。わたくし的にはR・シュトラウスのアルプス交響曲+英雄の生涯+マーラーの千人の交響曲みたいな曲風だと思う。「英雄の調」と言われる変ホ長調であることも注目に値する。

さて。シン・ウルトラマンの映画を観る前に、数多くの日本映画の予告を見させられたが、シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに続きシン・仮面ライダーも作られているようだ。実は私は元おんなのこであるので、仮面ライダーはとくに見た覚えはなかった。(なら、ウルトラセブンは何で見てたんだろう。ミラーマンも見てたけど)

シン・ウルトラマンは現代の話になるので、パソコンもあればスマホも登場する。YouTubeもある。そうだよねえ。だもんで、ウルトラマンの正体はすぐばれるし、変身シーンの映像もすぐに世界中に拡散されてしまう。そうね、なるほどね的な。

ま、色々考えさせられながら映画を観ていたが・・・印象に残ったのは俳優さんの顔面のドアップのシーンが多くて。お奇麗な女優さんはまだいいとして(長澤まさみさんはでっかくなっても奇麗だ。)。大スクリーンで見ると男性の俳優さんはシワやシミがクローズアップされててかなり残酷だなあと思った。

しかし、主役である「サンシャイン斎藤工」さんはそんなことはない。どんなにドアップになっても美しい。さすがは超絶怒涛のセクシー俳優である。セクシーを愛しセクシーに愛された男である。もうなんか斎藤工さんをこころゆくまで鑑賞する映画だ。ついでに言うと(あんまり出てこないけど)竹ノ内豊さんもかっこいい。

たぶんもう一回映画館で観ることはないだろうけど、わたくし的には「シン・ゴジラ」よりはぜんぜん面白かった。ウルトラマン世代の大人も現代の子供も安心して楽しめる内容となっている。そしてテレビで見るウルトラマンと怪獣よりも、映画のスクリーンで見るとすごくでっかく見えた。「何故日本だけに怪獣が現れるのか?」という疑問が映画でも語られていたが、アメリカの映画だったらアメリカにばっかり宇宙人が攻めてきたりするやん、それと一緒だよ。

ありがたいことにハッピーエンドのようだった。そして最後に流れる米津さんの歌もよい。途中になぜ五木さんの歌が?と思ったり(「日本沈没」の挿入歌らしい)。いろいろなこだわりが見られて、マニアは何回も観るのだろうな。

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2022年5月 4日 (水曜日)

劇場版 ラジエーションハウス

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ここに劇場版ラジハがある。ドラマのファンだったので(原作は全然読んでない)映画館まで観に行った。「大ヒット上映中」とあったが、GWでしかも水曜日サービスデーなのに朝一番とあってガラガラだった(品川だし)。どうせテレビでやるんだろうけど、好きなドラマの劇場版は基本的に映画館まで観に行っちゃう主義。

絶賛上映中のためネタバレはしない。ちょっとはするかな。観に行く予定の方は読まない方がいいかも。

 

 

ドラマは最後まで見たけどモヤモヤしたまま終わってしまったんで、全てがストンときたのでスッキリ。主演の本田翼ちゃんも窪田正孝さんもすごいファンと言うわけでもないんだけど(え、好きですけど)、本田さんの髪型にしてもらったり(わたしの専属美容師は「本田翼にしてくれ」と言っても馬鹿にしたり笑ったりしないのでとてもいい人です)、窪田さんのドラマを割とよく見たりしている(「エール」はもちろんだけど、実は視聴率の悪かった「ヒモメン」が1番好きです。)。

ラジエーションハウスは医療ものなんだけど、100%くっそ真面目なドラマじゃなくて、割とコメディ要素もあったり、出演者みんな個性的で本当に仲が良さそうなのでそこも気にいっている。好きな役は広瀬アリスさんと山口紗弥加さんかな。

今回の映画は、テレビでやったとしたら2話分になるのかな。最初はもうすぐ赤ちゃんが生まれる夫婦が車で甘春総合病院に向かう途中、酔っ払い運転の車に追突されて・・・という話と、後半は甘春先生のお父さんが危篤で離島に駆けつけたところこれまた大事件が・・・とかいう感じ。特に後半は、親類が映画のような離島で医者やってるのでとても興味深く見た。「わたしは行ったことないけど、島の医者ってこんな感じなのかなあ」って思いながら見た。実際のところ小笠原諸島は1週間に一回しか船は出ないはずなので「そんなに安易に行けないよなあ」とか思ったけど(だから、サラリーマンのわたしはおいそれとは遊びに行けないのであるが)。まあ映画だしね。

えーと感想は、感想は・・・面白かった。しかし盛りだくさんにいろんなことが起こりすぎて「いや、現実にはこんなにいろんなこといっぺんに起こらないだろう」とは思ったけど医療現場なんて事件の連続なのかな。あと、印象的だったのは山崎育三郎さんの熱演で・・・「あれ、この人ミュージカル俳優だったよね?」とか途中で思い出したりした。わたしはドラマ1も2も見てたので登場人物の人となりは全部わかった上で見たけど、全然ドラマ見たことなくて初見だったらどうかな?まあまあ楽しめるかな?という感じ。

GWなので映画館はとても混んでいて(ラジハだけ混んでないの?)、売店は再開してたけどすっごい並んでて何も買えず。他の人はコナンとかドラえもんとか見たのかな。ファンタビもやってたし。本当は「SING」をハシゴしようかと思ったけど、そっちは一日に1回しかもうやってないせいか満員に近かったのでやめて帰ってきた。コロナのせいで人ごみが辛い体質になってしまった(オペラや演奏会は行くけど)。 

駅に向かう途中に、輸入食料品の安売りの出店が出ていたので、ついつい可愛さに釣られてお菓子を買ってしまった。家に帰って気がついたけど、オバケちゃんのポテトスナック(100円)の原産国がポーランドだったので嬉しい(割とそういうこと多い)。

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お昼になるところだったので、激混みの駅の売店でお弁当を購入。結構みんな高いんだけどまあこれは許される範囲かな(1150円くらい)。チキン南蛮が美味しかったです(特にタルタルソースが)。

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全く関係ない話で恐縮だけど、衝撃だったんで。日谷ヒロノリさんと佐久間一行さんて同一人物って今日初めて知ったわ。(こないだ「クセスゴ」で見た「陶芸家」の歌が気に入ってて録画をつい何回も見てしまう。)

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