
あったのかなかったのかわからないお盆休みの代わりに、今週は2日ほど有給休暇を取った。そのうち火曜日に上野のトビカンでやっているボストン美術館展へ。
しかし大失敗。乗り換えの山手線内で気が付いた。メガネ忘れた。取りに帰るのももうめんどうくさく、まあ悪いのは左目だけで(0.1ない)、右目は普通に見えるのでなんとかなるだろうと思って(予約もしてしまったし)そのまま行く事に。
ひさしぶりに回らないお寿司ランチ。ひところ築地に2度ほど行ってたのでやっぱり・・・やっぱりちょっと落ちるなあ。しかし築地は値段が倍したので仕方ない。近所のパック寿司よりはぜんぜん美味しい。

さて東京都美術館。ボストン展はびっくりするくらい・・・空いていた。いや学生はバリバリ夏休みのはずだから混んでるだろうと思ったけど。人生リタイア組のおじいさん?または老夫婦が多かった。あと何人か「夏休みの宿題」らしきお子さんがメモを取ってたりとか。
まあ、空いているのはありがたい。めっちゃ混んでいたら絵画や説明に近寄ることもできないし、何も見えなかっただろうし。作品ごとにいちいち「ド近眼」っぽく超近寄って鑑賞。しかも作品を傷めぬよう、場内はものすごく暗かったため余計見えなかった。
展示品はなんというか・・・日本、エジプト、ヨーロッパ、インドと多岐にわたって展示されていたので・・・正直言って「私、何を見に来たのだろう」とぼんやりした気分でいた。ラストに飾ってあった増山雪斎という画家の日本画が、おそらく若冲と間違えたんだろう(私が)、それらの絵はよかった、あとは狩野派の絵がたくさんあったのもなかなかよかった。
日本史と古文が苦手なため、絵巻ものとか見ても「?」だし。なんか遣唐使の物語絵巻が大々的に展示されており、「遣唐使として中国行ったけどなんか高床式の建物に幽閉されて、囲碁やったことないのに建物の格子状の天井で勉強させられて試験でやらされて、負けそうだったけど碁石を一個食べたお蔭で勝っちゃった(てへぺろ)」みたいなのを見た(面白くはなかった)。
エル・グレコの宗教画は「目が悪くても色合いで遠くから見てもすぐグレコだってわかるのねん」と感動した。あと、金持ち所有の宝石アクセサリーはさすがに奇麗だった。金持ちは何故宝石に走るのかわからん。
グッズ売り場はなんかガラガラでさみしかった。何も買わなかった。ガチャガチャほしかったけど細かい金がなく、くずすのもめんどうくさくてやらなかった。そもそも何のガチャだったのか覚えていない。
ボストンがあんなに空いていたのに・・・リニューアルまもない西洋美術館はめちゃくちゃ人がいたので、そっちに流れたのね、なるほどなあと思った。
実はこれ書いてる今日も有給休暇なんで、またこれから上野へ。東京音楽コンクール声楽の決勝へ。誰が勝ち進むかも知らんうちに券はとってあったのだけど、なんとコルンゴルトのアリアが歌われると知りテンションマックスだ。
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会社で従業員の前職の源泉徴収票を眺めていたのだが、何故かお茶の水のディ〇〇・〇〇オンの雑居ビルの会社の転職者が多くて「何でだろう、昔よくここで中古レコード買ってた」とつぶやいたら、一緒に働いている20代のおにゃのこが、「え、レコード買うんですか?」と驚かれた。なんでも彼女は最近レコードにハマっているらしい。若いのに不思議だなと思った。
「こないだレコードプレイヤー買ったんですよ。レコードはお茶の水のディ〇〇・〇〇オンで買いました」とにこやかに語っていた。彼女は彼氏もいるし普通のおにゃのこなのになんか趣味が微妙に自分と合ったりするのがよくわからない。お互い美術好きで、前も山田五郎さんのYouTubeの熱心なリスナーということでびっくりしていたことがある。私も前から好きでよく見てたので。
何のレコード買ったのかと聞いたら、プレスリーとプラターズとビートルズだった。ジャケ写見せてもらって「あ、サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドじゃないか!」と驚愕した。
しかし「レコードは針をたまに替えなきゃならないよ。減っちゃうからずっと使えないんだよ。私はいつも電気屋にナガオカの針頼んでたけど。今もあるんだろうかナガオカ(←あります!)。」と言ったら驚かれた。「え、針って替えるんですか?調べてみます」とのこと。教えて良かった。