皇室の名宝展-1期 国立博物館
休日に行ったらとんでもないことになってることを見越して、平日に鑑賞。まあさすがにとんでもないことにはなってなかったけど、やっぱり混んでることは混んでる。入場制限あり20分待ち。
でもまあ、おおよそ美術に興味のある方なら無理をして見に行く価値は十分にある。
今回の名宝展は1期と2期に分かれているんだけど、正直あんまり工芸品に興味がないので2期は行かないかもしれない。2枚セットで券買うとお得なんですけれども。工芸品と源氏物語絵巻と聖徳太子によっぽど興味がないと、べつにいいかなあと思う。源氏物語・・・読んだことないんだよね。現代で言えば携帯小説みたいな感じかなあ。(そういえば、今日見た1期にも源氏物語絵巻あったわね。永徳の)
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まず。唐獅子図屏風(狩野永徳)のでっかさに心が躍る。15センチくらいの近さで鑑賞。さすがにこれは凄い迫力だ。一対の屏風の左はヒマゴさん(常信)が描いているが、やっぱり迫力の点でおじいさんには劣る。
で、まー、わたし的にメインの若冲だが。えーと、ぶっちゃけ今回は若冲だけの展示でも1300円払ってもいいくらいだった。今まで若冲をぽつぽつ見ることはあったけど、こんなに一室全部若冲の掛け軸なんて本当に壮観である。混んでるから見るのにすごく時間はかかったけど、これはもう大満足。鳥好き魚好き昆虫好き、ああもちろんお花好きにも大いにオススメ。こんなに細密に描かれた生物の絵というのも世界にもあんまりないと思う。イギリスの植物画もなかなか凄いけれども。
なんか若冲の絵って一種の呪いとか思い入れみたいなものが(一種の狂気というか)見る側にひしひしと伝わってきて・・・正直ちょっとコワイ。でもそれがいい。そして、絵を見てめったに涙ぐんだりしないんだけども、ちょっと涙出た。こんなに絵の中に入り込んで行けるもんなんだろうか。
有名な鶏や白いオウム(なんてカワイイ)、白鳳なんかももう目を留めて足を止めて(ごめんなさいすごい迷惑です私)めっちゃ見入ってしまった。あと、魚の絵凄かった、タコとかフグとか。カエルさんやムカデや小さなアリさんも可愛かった。生き物すべてを愛しているんだな、若冲って画家は。
で、そんなこんなでだいぶ堪能したあと次の部屋に行ったのだが、それからも巨匠の名作の嵐だったのに全然気が抜けてしまった。まるで精密な筆致で描かれた管弦楽
の大傑作をさんざ聞いたあと、気の抜けた室内楽を聴いたようなヘンな感じがした。おかしいなあ。大好きな円山応挙の虎ちゃんの絵でさえ、いつにもまして愛らしいトラ猫に見えてしまう。あんなに大きな絵なのに。クジャクもなんか普通。おかしいなあ。サカイホウイツだってもっとよくみたかったけど、正直もう疲れてしまっただ。
というわけで、これから行かれる方は若冲はあとにとっておいて、全部他の絵や工芸をご覧になってから最後に若冲部屋でゆっくりご覧になることをお勧めする・・・というかもー混んでてそんな都合よく行かないとは思うけどね。
(小栗判官絵巻と硯箱関係は見なかった。混んでてもう全然無理だったす。)
御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」
平成館 1期:2009年10月6日(火)~11月3日(火・祝)/2期:2009年11月12日(木)~11月29日(日)
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