2022年5月 7日 (土曜日)

メトロポリタン美術館展

 

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6日の金曜日の18時に予約。混んでる美術展は金曜の夜に行くのが私のデフォ。20時までやってるからね。目論見はあたり、GWながらそんなに混んでなかった(19時過ぎはガラガラ)この美術展に休日に行った友人2人ぐらいに聞いたら「とっても混んでいた」とのこと。まあ金曜日は本来なら休日ではないんだけど1ヶ月一回以上有給は取らなあかんので。ゆっくり1時間半鑑賞。

美術展は先日スコットランド国立美術館展に行ったばっかりなので、ついつい比べてしまう。どっちも良かったけど結構作家は被ってた。印象としてはメトは若干宗教画が多いかな。実は先月バッハのマタイ受難曲を聴きに行ったばっかりだったので、キリスト様の絵を見るたびに頭でマタイ受難曲が鳴りだす。逆にマタイ受難曲を生で聞くといつも、ヨーロッパで見たルーベンスやら無名の画家やらの数々の宗教絵画が頭に浮かぶ。

宗教絵画をお好きでご覧になる方は、マタイ受難曲を(あの長い)全部聞いたりするんだろうか。私はクラヲタで良かったなと思うことの1つが、マタイ受難曲を最初から最後まで退屈せずに聴けるってことだ。実際キリスト教である人は宗教画を見ると「あ、あのシーンだな」ってすぐわかるんだろうけど、私も(家は真言宗だけど)絵を見て大体「このシーンだな」って思う。これはギリシャ神話の絵画を見ると結構「あ、知ってる」って思うのと一緒だ。シュトラウスのオペラ好きなもんでね。

出品リストを見ると63点ほどあったらしい。1番最初にフラ・アンジェリコの「キリストの磔刑」(タクケイって読むんだそうだ)を見たが、近隣に2人連れの30代だか40代だかの女性が、お連れの友人に「これ、これはぜひ見てね!アンジェリコは天使って意味なの!」(いや、貼ってある説明に書いてあるよね)とか言いながらめっちゃドヤ顔で説明してたので『うっざいなあ、クラシック音楽における私みたいなやつだ』と思って避けてたけど、鑑賞している間中いろんなところで出っくわしたのでうんざりした。「人のふり見て我がふり直せ」ってこの事だなあと思った。そもそもこのご時世、鑑賞中はあんまり喋っちゃいけないんじゃないか? もういいのかな。

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しかしまあ、全作品見てずいぶん素晴らしい絵があったにも関わらず、「やっぱりフラ・アンジェリコが1番いいな」と思ってまた頭に戻ってじっくり鑑賞。あ、フラ・アンジェリコって「受胎告知」が有名だよね。本物は見た事ないけど徳島の大塚国際美術館で複製を見たし、記念写真も撮ったわ。

お土産物屋がいつも通り充実していたが、あんまりそそられず(最近は以前みたいにドカ買いしなくなった。大人になったものだ)。フラ・アンジェリコとカラヴァッチョとエル・グレコの絵葉書(何に使うんだろう)と、カルロ・クリヴェッリという画家の「聖母子」のチョコレートを購入。アルミ缶に絵のシールが貼ってあるだけなんだけど、なんかキリスト教っぽくて珍しかったので。空いたら飴でも入れて持ち歩くのにしよう。

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これとは全然関係ないが、先日見た「ラジエーションハウス」のドラマのほうで(FODで見たのかな)、浜野謙太さんが主役でマッチングアプリで知り合った美女(堀田真由さん)が、実は人の顔を認識できない脳の病気で・・・という回で、「あれの元になったのは、チャップリンの『街の灯』じゃないのかな」って絵を鑑賞中に突然閃いた。いやホント関係ないけど。堀田真由さんって綺麗だよね(しみじみ)。

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2022年5月 3日 (火曜日)

スコットランド国立美術館展 東京都美術館

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GWの初日に鑑賞。友人と約束し、予約して券まで発券してしまったので何があっても行かなきゃならない。昼間は雨降ってなかったのに、夕方よりとんでもない豪雨。券は16時半の回であった。金曜日は20時まであいているし夕方はそもそも昼間よりはすいているのではと思ったもんで。

しかし、雨天のおかげでおかげさまで場内はかなりすいていた。祝日とは思えないくらい。館内はとても快適だった。

スコットランド国立美術館はエディンバラにあるそうで、エディンバラと言えばエディンバラ音楽祭くらいしか思い浮かばなかったが、絵を見終わった後の美術館の紹介動画を見てなんて綺麗な都市だろうと思った。そしてこの美術館の成り立ちみたいなことが語られていて、話によるとどうもどこかの資産家が「この美術館にたくさん寄付をするけど条件がある。1つはうちの(亡くなった)ワンちゃんを描いた(無名の画家のかいた)油絵をずっと展示すること、もう1つは今飼ってるワンちゃんを自分の死後も面倒見てくれること」とか言って(美術館側としてはそんなのお安いご用な感じだろう)たっくさんの寄付をした結果随分素晴らしいコレクションになったらしい(うろ覚えなので間違ってたらすいません)。犬好きの国らしい(まあ、イギリスでなくスコットランドだけど)。

日本にやってきたコレクションもかなり素晴らしいものだった。記事の頭の絵はベラスケスの18歳かそこらの作品で、恐ろしいうまさである。藝大だったら一発で受かるだろう(例えが変)。時代は1500年代くらいから1800年代末までのかなり見やすい年代のものばかり。スコットランドなので若干英国の画家の割合が多いかなあと思うが、代表的なところだとエル・グレコの「祝福するキリスト」とか、レンブラント、ルーベンス、絵の具の名前で有名なヴァン・ダイク、ヴァトー、ブーシェ、ゲインズバラ、アングル、コンスタブル、ターナー(ロンドンで見たのより随分地味な作品)、晩鐘でない方のミレイ、コロー、シスレー、スーラ、モネ、ゴーギャン、ドガ、ホイッスラーなどの有名どころ、そしてわたしの好きなヴュイヤールも思いがけなくあって嬉しかった。

1番最後にチャーチという画家のナイヤガラの滝の絵は流石にでかかった。でかいだけだが。

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↑これは写真を撮っていいスポット。

ゆっくり見られて1時間半。グッズも充実していたが、やばいことに布の鞄とか縫えるセット(リバティ?)とかあってものすごく欲しかったけど、白っぽい布ばかりで汚れそうだったので(既に頭の中で縫って使い倒すところまで想像)、やめておいた。わたしはイケアの安くて丈夫な布でないと鞄はダメだ。イケアも遠いから行ってないなあ(わたしにとってイケアは布屋なもんで、渋谷のは違う店)。

グッズ屋を早々に切り上げて、土砂降りの中を移動。ブーツの中は雨でぐちゃぐちゃ。しかし、店名から前から気になってた「HALKA」へ。モニューシュコのオペラと同じ名前ながら、ポーランドとは全く関係ないインド、ベトナム、タイ料理屋というから節操がない。でも、美味しかったのでよろしい。特に「モモ」というカレー味の小籠包みたいなのが美味しかった(ネパール料理。これ書いてたらまた食べたくなった)。

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2022年4月26日 (火曜日)

特別展 「宝石 地球がうみだすキセキ」<国立科学博物館>

いつものように、有給休暇は上野でお寿司を食べて、展覧会へ。
今日はちょっといいお寿司にした(1800円くらい)。仕事で気に病むことがあり、美味しいものを食べてリフレッシュ(なかなかそうもいかんが)。

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今週末、友人とトビカンに行く約束をしているので、今日はカハクヘ行くことに。大人気の宝石展だが、そんなに宝石には興味なし。でもアクセサリーは好きなので(買うより作る方)見に行くことに。イヤホンガイドはなぜかカズレーザーさん。まあ、面白いとは思うけど人気声優さんでないのは近頃珍しい。誰得なの?

平日昼間だがまあまあ人はいた。キュウキュウというほどではなく見やすい感じ。女性が多い。

始めの方は、こんな原石な展示がたくさん。これはなんだったかな?アメジストだっけ。すっごいでっかい石の展示たち。

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石鹸か?と思うくらいでっかい宝石の展示。

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色々な、初めて知るような宝石がたくさん。

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アンモライト。アンモナイトの化石ね。

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大変美しい宝石とアクセサリーの数々の展示で、キラキラしてて目が痛くなるくらいだった。展示のうち、最初の階は撮影自由だった(上の階に上がると貴重品ばかりで撮影不可)。みんなバシバシ撮影してたので、「なんでこんなん写真撮ってるの。手にはいる訳でもないのに」とか思ったが、ブログに書いてて気がついた。もっと撮ればよかった。宝石好きのマダムたち(・・・というにはちょっと違う外見だったけど)が「これ見たことあるわ」とか「前私こういう原石持ってたけどあげちゃったの」とか自慢だかなんだかわからんけど盛り上がってて楽しそうだった。

たくさんの美しい豪華なジュエリーやアクセサリーの展示を見ていると、どこからともなく怪盗キッドがマントでひらりと飛んできたり、ルパン三世が天井から綱を伝って降りてきたりとかするところを想像してしまう。

カメオの展示が美しかったので、写真を撮った。
これはキリスト様を彫刻したもの、アクセサリーではなく、飾り用だね。割とでかい。

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これは指輪。とても古いものらしい。
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最近、買った宝石というと、入り用があり慌てて法事用に買った真珠のネックレスくらいだ(一応鑑定書付きの本物だが安い)。カメオのブローチが欲しいなあ、とか思ったけど別につけていくことはなさそうだし、無駄かなあ(←オペラに行くのだって普段着で行くくらいの普通のクラヲタ)。ミュシャのカメオとかあったけど撮影できない部屋だったので、撮らず。

グッズはいつものように充実していたが、欲しいものはあまりなく(ボールペンかわいいなあとか思ったけど)。友達のお土産に佐久間ドロップ買ったくらい。ガチャガチャに挑戦するも、なんか1番ハズレの黒い小石みたいなのが出てきた。500円もしたのにただの石かよ。悲しい。

 

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2022年3月30日 (水曜日)

空也上人と六波羅蜜寺 (東京国立博物館)

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昨日は月イチで取得する、有給休暇の日だった。大体上野の寿司屋で美味しくて安い平日ランチを食べ、その後何らかの美術展を観賞して帰る、ていうのがいつものコース。この日はいつもと違い、夜にコンサートの券を取っていた、そう、東京春祭のシーズンだもんでね。そしてその前に花見。

で。

いつも楽しみにしているお寿司屋さんに14時ごろに行った。12時〜13時くらいを外せば、平日はすぐ入れる。しかし、お花見シーズンプラス学生は春休みということで、すっごい並んでいた。これは入れない。諦めて他の寿司屋へ(あくまで寿司を食べることしか頭にない。一蘭のラーメンとかない)。

そちらはそんなに混んでなかった。まあ、すぐには入れなくてちょっと外で待ったけど入れた。1300円のおすすめ握りを食べた。カツオのたたきが美味しかった。でも、「わさびは入れますか。」と聞かれて当然「お願いします」と答えたのに、10貫くらい出たものの半分くらいわさび入ってなかった。卵とかはわさびないのは当然だけどさあ。

まあ、全体的には味は美味しかったので、そっちの店の選択もありかなと。っていうか何でそんなにお寿司が好きなんだろうね私。

さて、お寿司の後は美術鑑賞。空也上人が見たかったのでそちらへ向かう。予約なしでも入れた、そんなに人気なかったのかな。空也上人のいらっしゃる六波羅蜜寺は多分、中学か高校の修学旅行で行ったはずなので、1回は空也上人はお目にかかったはずなのであるが、いかんせん遠い昔のことなので覚えてない。そして中高生より「力強い芸術」を愛する厨二病を患っていた女子だったので、かっこいい四天王とかそーゆーのばかり注目してたのかもしれない。

しかし、空也上人の像ってすごくない?口からちっちゃい仏像が出てるなんて(6体あって南無阿弥陀仏の六文字を表しているらしいよ)、ギリシャ彫刻やロダンの彫刻でも見たことないよ。作者は運慶の四男の康勝って人らしいけど、天才じゃないかしら。まあ、なんか改めて本物をしみじみと見ていると、ちょっと芥川賞取った某芸人さんに似てるなあとも思ったけど。

空也上人さんの他は私の大好きな四天王さんたち(かっこいい!)や運慶の像、運慶のお子さんの像、平清盛像など。一部屋にせいぜい14〜5体くらいしか仏像的なものはないから、すぐ見終わってしまう。もし春休みに地方から東京に出てきて、同じ建物の「ポンペイ展」も見ようと思えば体力的には全然可能である(金はかかるがのう)。わたし的にはポンペイ展の方が面白かったかな。

その後、上野界隈で花見を。しかし、その日は雨も降りそうな寒さで。結局雨は夜まで降らなかったんだけど。お腹を満たすために駅で買った美味しいアップルパイと栗入りのどら焼きを食べて、夜のコンサートへ向かう。

⇩天気が悪くてあんまり綺麗に映らなかったトーハクの桜。

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2022年2月26日 (土曜日)

上野リチ展(三菱一号美術館)

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木曜日に有給をとって参戦。日曜美術館で開催を知り、東京開催を首を長くして待っていた。平日だったのだが意外と混んでいた(ぎゅうぎゅうというわけではない)。女性率は9割ほど。てか、男性がいると目立つくらいな感じ。

ウィーン好きなので、上野リチの名前は前から知っていた。前は「リッチ先生」と呼ばれていたように記憶。日生劇場のレストランの内装を担当したこと、京都の美大の先生で、トリスのCMのアニメーション作ってた柳原良平さんの先生であったこと、など。

上野リチはウィーンの裕福なユダヤ人の家に生まれた。日本人建築家の上野伊三郎と出会い結婚する。夫と共に日本に渡ったが、思うに時代はナチスが猛威をふるってた頃だと思うんで、たまたま日本人と出会って日本に来たということで(当時の他のユダヤ人よりは)そんなに酷い目には遭わなかったんじゃないかな、と想像。女性ながらデザイナーとしてウィーンでも日本でも(京都や高崎)満州までも大活躍した。

彼女のデザインは女性受けする印象。色もとても可愛く、お花や動物で満載である。当時のウィーンらしさもあり(ウィーンのゼセッションで買った沢山の絵葉書があんな感じ)、日本の美術の影響も受けていることもあってとても親しみやすい。もしも布地が販売されていたなら欲しいな。何か作りたい。でも洋服を作るにはちょっと派手すぎるので、鞄とかがいいかな。

彼女のデザインは動物でも植物でも今にもちょこまかと動き出しそうという印象。京都美大での生徒だった柳原良平さんのトリスのCMのアニメーションがすごく印象が似ている(トリスおじさん)。絵のタッチも細い線と貼り絵っぽいベタ塗りの部分で構成されているところなど、柳原さんは上野先生に多大な影響を受けているんだなあと思う。

想像していた通り、グッズは充実。女の子たち(及び元女の子たち)が大喜びで大量購入していた。私は目当てにしてたがまぐちが売り切れていたので、一筆箋を2つ買っただけで済んだ。それよりも・・・ウィーンに行くと必ず利用するスーパー、ユリアスマインルのコーヒーが売ってたのに狂喜した。インスタントコーヒーがついつい欲しくなって大変迷うところだったが、高かったのでやめた。前日に実はとんでもない買い物をしてしまったので(後述)。

それにしても。全く関係ないけど丸の内で平日に遊ぶと謎の罪悪感に襲われる。ビジネスマンたちの昼休みとかち合ったからだろうか。上野だと全然そんな感じはしないのは、上野が観光地だからかな。そして美味しいものにあたるのは難しい。お昼ご飯を食べようにも美味しいところは高いし、混んでいる。たまたま空いていた蕎麦屋さんに入ったが、丸の内で昼時に空いているということは、どういうことか嫌というほどわかった。目当てにしていた寿司屋さんが閉まっていたということもあったが、とても悲しい思いをした(美味しくなかったというよりは、値段の割に貧相だった。もしロンドンやNYだったら美味しく頂いたかも、くらいな感じ)。上野がいいな、ランチは。

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前日、iPadならKindleでちょっと前のレコ芸が読み放題ということを知り、懐かしく見ていた(中学から大人になるまで毎月買ってたんで)が、とある記事が目に入った。ああ、これはヤバイ・・・と思ったが密林なら犬や塔より一万円くらい安かったのでポチってしまった。CD36枚組なんていつ聴くんだい、とは思ったけどまあいいや。一生懸命働いてるし。もうすぐ届くそうだ、と連絡がきて嬉しすぎてよく眠れない。

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2022年1月29日 (土曜日)

特別展「ポンペイ」(東京国立博物館)

どうも、林家ポンペイです。ちゃんら~~~ん。

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どうしても1か月に一回有休を消化しなきゃならん会社の決まりなので、全然仕事終わってないのに無理やり休み(しかももう今月は残業してはいけないので上司にぶんなげざるを得ず。不本意だ。)。周りとの兼ね合いで木曜日なんて中途半端な日になってしまった。用事もないのでやっぱり上野へ。

上野に行けばもうお決まり、回らないお寿司へ。この日はいつもより高いやつにした。さすがに美味しかった。一個一個目をつぶってうんうんって言って食べた。うに・・・マグロの大トロ・・・あなご・・・うまい。平日ランチのため1800円くらい。D78481858261477f902cc95a98f70954

さてポンペイ展。ちょっと入場料お高いけど、なかなか見ごたえはあった。いつもは使わないけど音声解説もダウンロードで購入。機材を借りれば600円だけど、携帯ダウンロードだと730円。自分のイヤホンなら安心だし(このご時世)、一度ダウンロードすれば今年の12月まで何回でも見れるようだ。画像も紹介されているものは見えるし(拡大もできる)、物語仕立てで面白かったので家帰ってからもう一回聴いたわ。

平日なので、さほど混んでなかった。ただ、会話は(なるべく)禁止、90分以内に観て下さいとのことで制限はあったが、解説を聞きながらゆっくり見てたら大体一時間半くらいだった。

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場内は撮影自由。↑ ポンペイウス劇場の俳優さん達の男女像。この時代の演劇関係の人、何故かしゃくれがち。

動物が好きなのでどうしても動物ばっかり撮影してしまう。

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豚さんの「おもし」?漬物でも作ってたのかな。
全体的に現代とあまりデザイン的には変わらない気がする。だって約2000年前ですよ。

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おうちの入口にある「猛犬注意」のモザイク。番犬飼ってる家には色々なところで見かけたそう。全然猛犬じゃないけど「タイピー日記」のブリちゃんに似てて可愛いね。ついついTシャツ買ってしまった。

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カワイイイノシシさんとワンちゃん。造形が2000年近く前とは思えない。


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ナイル川・・・だったかな(忘れとる)。カバさん、ワニさん。

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見て見て、可愛い~~~~全然現代の猫さんの絵と変わらないじゃないですか。何故これのグッズがないんじゃい。縫ぐるみあったら買っちゃう。

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タコ焼き器・・・みたい(卵焼き器かな?)。上野のアメ横で売ってた巨大タコ焼きできそう。(今もあるのかな)

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発掘された真っ黒こげのパン。大きさは違うけど、ウィーンに行くとゼンメルって丸くてケシの実ついたパンが出てくるけど、形が似ているな。売店でこの黒焦げパンのクッションなどを販売。買わなかったけど。

そうそう、ポンペイの遺跡は前に行った大塚国際美術館にもレプリカいっぱいあったな。アリアドネさんもいたし(秘儀の間)。

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大塚で撮った(レプリカ)。懐かしいな~。また行きたいな。コロナが静まったら行くわ。

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本物。やはり廃れ具合が違うな。はるばるイタリーから来て頂きありがとうございました。いつかポンペイにも行ってみたい(無理か)。

ギリシャ神話ものの展示が多いので、シュトラウスのオペラ好きにはたまらん。バッカスさん普通に出てくるし、ディオニソス、アガメムノン、その他色々・・・。ああ・・・影のない女もエレクトラもないんだ(急に思い出した)。

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2021年10月30日 (土曜日)

大英博物館ミイラ展 国立科学博物館

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1か月に1回、有休を取らなければならないので何の用もないのにお休み。ハテ何しよう?やっぱり展覧会だよね、ということでバンクシー展とミイラ展で迷ったが、こないだのゴッホ展の時に行ったお寿司屋さんが美味しかったので、また上野に。

平日限定ランチが安くて美味しいのよね。

今回は天ぷらとお寿司が食べられる定食をチョイス。天ぷらも最近食べてないし。でも・・・正直言うと天ぷら付けると当然お寿司も種類が半減するので、あんまりこれは良くないなって思った。もちろん天ぷら(海老2、ナス、レンコン)は揚げたてあつあつで大変美味しかったけど。次回は上にぎりに挑戦してみようかな。沢山働いているから(今月は・・・残業40時間くらい)いいよね。

さて。(前日に)予約をしてミイラ展へ。だが、平日なので普通に当日でも入れるみたいだった(まあまあ混んでたけど)。そういう季節なのか、修学旅行の学生さんの自由行動の人、そんで何故か小さい子供連れのお母さんも何人かいた。子供、学校休みなのかな。私はちっちゃい子供を連れたお母さんがお子さんに説明するのを見るのか大好き。私はそんなにエジプト詳しくないので、「へー、そうなんだ」って思いながら聞く。間違っててもどうせ記憶に残らないので(私はバカなので)気にしない。

私は言うまでもなく(←知らんがな)大英博物館に行った事あるし、エジプトのコーナーばっかり見てた(あまりに多くて時間がそれで終わってしまった)んで、「あー、見たことある(気がする)」という展示もまあまああった。ただ、私の行った頃はもちろんミイラにCTスキャンする展示なんかなかったので、是非見たかった。まあ・・・ちょっと前に渋谷のBunkamuraでもやってたけど、いかんせん規模が小さくてね。

それと。あえて見に行ったのは・・・テレビ東京「有吉の世界同時中継」の影響。特番の時から毎回録画して何回も見る。エジプトと同時中継(生中継ではない)して本物のミイラのお棺を開けるんだよね(毎週やってるww)。展覧会行く前にもう一回観て、また今観てる。どんだけ好きなんだろ。古代エジプト史全然わからんのに。俺たちのテレ東は眞子さんの結婚会見(と云う名の苦情)の時もいつもと変わらず映画を放送してたけど(いやそれは関係ないけど)、何かエジプトにコネでもあるのかね。お金なさそうなのに。謎が多すぎる。

あと、前の放送から観ているドラマ「ラジエーションハウス」。CTスキャンをするシーンを興味深く毎回見ており(私自身も、昔ちょっと体に変化があり医者がすすめもしないのに受けたCTスキャンで病巣が見つかり、命を救われた人だもんで)、ミイラの中身を包帯をあけずにみられるなんて、医学・科学の発展ってすごいなって思ってる。

今回の展示は、様々な性別・年齢のミイラさん6人のスキャン映像と死因、お名前や身分などが(わかる限り)表示されている。いやあんた、凄いことだよこの人2000年前に生きてた人だよ。まさか(全然知らない)こんな異国の地に来ることになるとは。どんな気持ちか聞きたいよ。何百年後かにもっと科学が進歩して・・・ミイラとお話しできたりするのかな(ねえよ)。

とはいうものの・・・死因がわかるとは言ってもミイラって内臓を取り除かれているものなんで、脊髄なんかでわかる動脈硬化とか、歯でわかる歯槽膿漏とかせいぜいガンとかしかわからないみたい。だよねえ・・・大腸癌とかは腸見ないとわからないんだから当然と言えば当然。それと、ミイラになっている人って比較的身分の高い人かと思うんだけど、結構女性も身分が高く「神官」だったりする印象。

あと、印象に残ったのはあとのほうの展示で、エジプトとギリシャは近いもんでやっぱり文化交流があったのか、ギリシャの神とエジプトの神のコラボレーションとかあって面白かった。ミイラのマスクのデザインが急にギリシャ彫刻っぽくなったりするのも面白いね。

・・・というふうに、私の知識と言えばイシスとオシリスの神くらいだもんで、好きな割にはあまり書くことがないんだけど、とにかく面白かった・・・のと、普通に見てても1時間半くらいかかったんで、結構足が疲れてしまった。グッズは結構前回の渋谷のエジプト展で買ってしまったので、今回は買わず。ただ、ガチャガチャで猫ちゃん神が出てきたので満足。家帰って携帯の歩数を見たら(まあ、色々買い物行ったりしたけど)11000歩にもなっていた。

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ツタンカーメン・・・のレプリカなので撮影OKよん。

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YouTubeでショパンコンクールばっかり見てるので、本日おすすめ動画にジュネーヴのコンクールのチェロ部門優勝者のファイナル演奏が出てきた。ちゃんと仕事してるなYouTubeの自動表示機能。そんで全曲聴いてみたけどなんで・・・ルトスワフスキなの。そんなんコンクールの曲目に入ってるのすごいし、練習時間限られた中で演奏するスイスロマンド管すごい。これ優勝しちゃうのすごいし、コンテスタントが暗譜なのもすごい。しかもファイナル残った他の2人がエルガーなんすよ。あと残った3人が日本、韓国、カナダで全員アジア系なの凄い。カナダは音楽教育力入れているのかどこでも大活躍ですね。あ、優勝おめでとうございます。

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2021年9月28日 (火曜日)

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント

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今月一回も有休を取ってなかったので(しかも残業が・・・ヤバイ)、急遽有休を取得。しかし何の予定もない。よく考えると「そーいえばゴッホ展やってたな」と思い出し、急遽予約を入れて行くことになった。開いてた時間が13時からと夕方からの時間しかなかったので、13時からの時間を予約。

平日だから上野で美味しいランチが食べられるかも、と思い、食べログで探して良さそうなお寿司屋さんを見つけた。回らない寿司だけどそんなに高くなさそう。1400円程でお寿司ランチ。お味噌汁には海老の頭が入っていた。

何年もテイクアウトのパック寿司しか食べてなかったので、「やはり、ちゃんとした寿司屋の寿司はいつも食べているものは別物なのか」とショックを受けた。しみじみ美味しかった。いやもっと値段の張る寿司屋だったらもっととんでもなく美味しかったのかもしれんけど。

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さてゴッホ。前にも書いたが私はゴッホはとりたてて好きな画家ではない。しかし、本物も絵を前にすると色々な気持ちが頭をよぎる。そもそも絵を描くのが好きで絵の勉強を何年もしてた私だが、現在は生活のため全然違う(給与計算の)仕事をしているので、ゴッホの絵を見ると「本当に私はこれでよかったのか」とか(普段は全く思わないのに)思ってしまうのである。

まあ、それはさておき。今回の展覧会はとある会社(ミュラー社)の社長令嬢ヘレーネ・クレラー=ミュラーが、結婚後なんか満たされなさを感じてとある先生に美術の講義を受けたあと、それで好きになったゴッホやそのほかの気に入った絵画を家の財産があるのをいいことに買いまくったが、そのうち会社は傾いたり(いや絵画収集が原因ではないんだろうけど)立ち直ったりして、色々とあったけど彼女の亡くなる一年前にクレラー・ミュラー美術館を建てて、そこからゴッホやその他のコレクションが日本にやってきて開催された展覧会である(図録買ってないので記憶だけでぼんやりまとめてみたが、違ってたらすいません)。他にゴッホ美術館収蔵の絵もやってきたので、結構な数のゴッホの絵をみる事ができる。「ひまわり」はないけど。

ゴッホの絵は、結構晩年の(とはいえ37歳だかで死んだんで画業は10年くらいだ)明るい黄色っぽい絵しか見たことがなかったんだけど、絵を始めた頃はドラクロワを尊敬しており(まあ、死ぬまでだけど)、今日知られている絵なんかずっと暗い色調の絵が今回沢山展示されていた。それよりもっとその前の初期の鉛筆やら版画用のクレヨン(たぶんダーマトグラフのようなもの?)で描いたモノクロームの絵も沢山あり、とても新鮮に見えた。まあ、絵を描き始めた最初の頃のデッサンは正直言って「わたしのほうがうまいかも」とか思ったけど。

それと、(いつも思うけど)ゴッホはあまりに厚塗りなので、油絵具は高いだろうにどうやって費用を捻出していたのか(生前絵はほとんど売れなかったというのに)、とても不思議に思う(弟テオのお蔭かな)。あの厚塗りが人々の心をとらえて離さないのかとは思うんだけど。たくさんあった展示の絵の中で、「ほぼ一日で描いた」らしい「緑のブドウ園」という絵が心に残った。とにかくすっごい厚塗りであり、絵を乾かすのに時間がかかったに違いない。

あと、ゴッホ以外の絵もなかなか良かった。そもそもルドンの「キュクロープス」(一つ目の怪人の絵だね)が展示されるというので観に行ったんだけどね。

平日の昼間だったが、場内は結構混んでいた。世の中には予防接種を済ませた人が多かったと思うが、ずっと咳してる人が場内に1人いてちょっと怖かった。絵を見るために観客が近寄ってしまうのはしょうがないとは言え、入場前に並んでいる時に私の後ろでずっと私の後ろにくっついて大声でしゃべっているカッポーがいて、「どうか離れて下さい」と言いたくなった。言わなかったけど。

トビカンの展示ではいつも結構なグッズが売っているものだけど、今回もなんかたくさん買ってしまった。前の部署は「会社にお土産買ってくるの禁止、バレンタインも禁止」なところだったんだけど、今の部署はみんなお土産を買ってくるんで今回は久しぶりに購入。貰ってばっかりで悪いからね。塩キャラメルチョコレートクランチなるものを会社に、ビックリマンシールおまけつきのポテトスナックとひまわり柄の可愛い缶入りチョコレートとゴッホ柄のタオルハンカチを自分に。いやまあほんと経済を回すためだからさあ、沢山働いているから許して。

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あと、昼飯のお寿司屋さんでゴッホの絵の素敵なコースターをゲット。「上野の街ぐるみでゴッホを宣伝」感はあったけれど・・・上野の森美術館では蜷川実花さんの展覧会もあったね。行きたかったけどゴッホ展で力尽きた。

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家に帰って「日本初、こんなに大きなウミヘビが発見されました!」ってニュースを「おおっ」って思って興味深く見てたのに、それをぶった切って「おめでたいニュースが入ってきました。嵐の櫻井さんと相葉さんが同時に結婚を発表しました!」とな。ウミヘビが気になってしょうがない。

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2021年9月20日 (月曜日)

怖いクラシックコンサート

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怖いクラシックコンサート
チャイコフスキー:オペラ『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズ
ラヴェル:「亡き王女のためのパヴァーヌ」
(絵画:ベラスケス/王女マルガリータ)
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』より「かわいい坊や」
(絵画:ドラクロワ/怒れるメディア)
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
(絵画:ファレーロ/サバトに赴く魔女たち)
ビゼー:オペラ『カルメン』より
前奏曲、ハバネラ、手紙の二重唱、第2幕への間奏曲、闘牛士の歌、第3幕への間奏曲、第4幕フィナーレ
(絵画:ゴヤ/エッチング「闘牛技」
アンコール・サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
(絵画:ブリューゲル/死の勝利)

ソプラノ:砂川涼子
メゾソプラノ:谷口睦美
テノール:笛田博昭
バリトン:与那城敬
指揮:三ツ橋敬子
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
解説:中野京子
司会:笠井美穂
(9月19日 東京文化会館大ホール)

過去記事:怖い絵展 上野の森美術館

「怖い絵」シリーズで大人気の中野京子さんの監修・解説によるコンサート。「怖い」とは題名だけで(ムソルグスキー以外は)ちっとも怖いものはないし、曲目も私から言わせると超々初心者向けである。普通ならスルーする出し物だが、出演歌手がやたら豪華だったし、中野さんの著作のファンの友人を誘ってみたら快諾だったので行く事に。一人じゃ行かなかったかな。

舞台に巨大スクリーンを配して、曲に因んだ絵を映し出して中野さんの解説を聞く、という趣旨の演奏会。音楽評論家とかの解説ではないちがう視点の解説だったので、これはこれで面白いなと思った。とくに「カルメン」なんて「いや今更なに?」という曲目でも、「そういえば闘牛士って出てくるけどそんなに気にしたことないな」とか考えたりもした。

1.チャイコフスキー:オペラ『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズ
特に選曲は意味がなく、中野さんがお好きだからということである。ふうん。

2.ラヴェル:「亡き王女のためのパヴァーヌ」
有名なマルガリータ王女の解説。近親婚を繰り返したせいであんまり長生きできなかった一族の王女様の話。近親婚でも血の濃さは実の親子以上とのこと。だが「一族みんな下唇ベロンチョ」の話はなかった。ラヴェルはこのマルガリータ王女の肖像画からインスピレーションを得て作曲した、という。この曲をどっか街中で耳にした晩年のボケてしまったラヴェルが「美しい曲だ、誰の曲?」と尋ねたそうな。

3.プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』より「かわいい坊や」
王女メディアの絵を取り上げるなら、ケルビーニのオペラがあるやん、とは思ったけど、イタオペ・ファンの人の間では有名だけど一般的ではないし、歌手のレパートリーの問題もあるしというわけで蝶々さんに。そもそもの予定では「私のお父さん」のアリアが歌われるはずだっただったんだけど何故か蝶々さんに。えー、ジャンニスキッキだったら何の絵だったんだろうか。砂川さんは(何年経っても)相変わらずチャーミングだし声量があって素晴らしい声。ベテランの味である。最後のピンカートンのチョーチョーさんを呼ぶ声は笛田さんが歌唱。いい声。

4.ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
この曲、ナマで聴くの初めてだし、たぶんまともに全曲聴いたの小学校の音楽の授業以来かもしんね。有名曲は有名曲だけあって、ちゃんとした演奏で聴くとやっぱりいい曲だと思う(前に聴いた「新世界」も思った)。この時展示されたファレーロの絵は初めて見た。こういう「こんな機会でないと知らない絵」が出てくるのいいね。

5.ビゼー:オペラ『カルメン』より
休憩後はカルメンのハイライト。実は「カルメン」を全曲生で見たことがなく(←ええええ)、あまり親しみのない楽曲ではあるが、この手の演奏会やガラコンサートに行くと大体「カルメン」ハイライトになるので相当人気があるものと思われ。今回は二期会の谷口さんのカルメンと与那城さんのエスカミーリオ、藤原の砂川さんのミカエラと笛田さんのドン・ホセという、日本の二大歌劇団の代表選手による演奏。生の舞台ではありえない配役でこれはこれで貴重かな。

この曲にて解説の絵はゴヤのエッチング。中野さんは実際にスペインで闘牛をご覧になったそうで、それを見ているからエスカミーリオのアリアも臨場感のあるものに感じるのかなと思った。ただ、「闘牛士の歌」の時に演奏中に色々と絵を映し出していたのに、かっこいい与那城さんに見とれてしまってすっかり絵を見忘れてしまったのを後悔。

谷口さんに限ったことではないが、歌手がカルメンを演じる時は何故か片腕を腰に当ててかっこよく構えて歌うので、今更ながらカルメンというキャラクターの独自性について考えてしまった。谷口さんのカルメン、お奇麗で声もステキだった。

藤原歌劇団代表スターによる「手紙の二重唱」はほんと魅力的だし、いや何と言っても笛田さんの声量のある美声はずっと素敵で、彼の出る舞台はみんな見たいくらい(まあ、そもそもイタオペそんなに観ない人なのでアレだけど)。

アンコールの「死の舞踏」は好きな曲なので(中学生のときよく聴いてたな)、生で聴けて嬉しい。

帰りにアンケートに答えると名画の絵葉書が貰えてなんか嬉しかった(さすが上野って感じ)。選べなくて何が貰えるかわからんかったけど、私はデュフィの黄色いヴァイオリンの絵だった。友人はゴッホのなんかだった。

なお、この公演は有料ライブ配信され、有料だが9月25日までアーカイヴで見られるとのこと。ご興味のあるかたはどうぞ。生のほうが演奏はいいに決まってるけどね。
https://ticket.rakuten.co.jp/music/classic/rtxphrr/

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さて。私がこのコンサートを企画した場合、本当に怖いクラシックを入れるべきなんじゃないかな。どうしてもメジャー曲じゃなくなるけど。ちゃんと「怖い絵」展に登場した絵ばかりである。

1.R・シュトラウス:「サロメ」より7つのヴェールの踊り
(絵画:ビアズリーのサロメ)
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2.ベルク:ルル組曲より オスティナート
(絵画:ウォルター・リチャード・シッカート「切り裂きジャックの寝室」)
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3.ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
(絵画:ジェリコー「メデュース号の筏」)

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4.プーランク:「カルメル派修道女の対話」よりフィナーレ
(絵画:ドラローシュ「レディ・ジェーングレイの処刑」)
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2021年4月18日 (日曜日)

あやしい絵展/国立近代美術館

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昨日の土曜日に鑑賞。15:30にネット予約したが、結構混んでいた。まあ、ぎゅうぎゅうってほどでもなかったけど。休日にしては丁度いい感じかな。

前に開催されて大ヒットした「怖い絵展」の続編的な感じか、または「うらめしや~、冥途のみやげ展」の系譜を継ぐのかな。こういうちょっとオカルトホラー系の展覧会が好きな人にとってはたまらない。

こういう企画展にはありがちなのだが、私のように美術史を一通り勉強したり、足しげく展覧会に通ってる者でも、日本美術史ではあまり知られていない人は結構いるもので、知らない画家の作品が沢山展示されていた。絵はまあ、うまいっちゃうまいんだけど、「この絵、買っておうちに飾るか?」って言われるといやあ・・・絶対いらないし、もし仕事から家に帰ってこの絵が出迎えてくれてもなんか・・・毎日ビビりまくるなあ、っていう画家さんの絵がちらほら。

特に印象に残ったのは、この展覧会のチラシや入場券になっている絵の甲斐庄楠音という画家の絵の数々で・・・美人画とは程遠い女性の肖像画である。何を思って描いたんだろう、気になる。「幻覚(踊る女)」など、こんな人が目の前に現れたら怖いなって思う。ある意味ダークウェブ的な。

あと、女流画家の梶原緋佐子という人の絵も印象に残った。いかにも「市井の女」をリアルに描いた絵の数々。「唄へる女」など、ちっとも奇麗でないけど、リアル大正時代の一般の女はこんな感じだったのかな。

しかしながら、こんないかにも不気味な絵ばっかりというわけでもなく、普通にみんなの大好きなミュシャのサラ・ベルナール・シリーズのポスターとか、(私が)ロンドンで沢山見た「ファム・ファタル(宿命の女)」な一連のロセッティやバーン・ジョーンスなんかの展示もあるし、更にこういった企画物ではレギュラー・メンバーのオーブリー・ビアズリーの「サロメ」の挿絵や、それに影響を受けた数々の日本の挿絵画家の絵も見ることができる。いや、何てビアズリーの影響は大きいことか。「パタリロ!」の魔夜峰央さんだってビアズリーの影響を多分に受けていると思うし。

色々と興味深いテーマに溢れていて、「怖い絵展」を楽しまれた方はきっと楽しく見られると思う。まあ、一番人気のあった部屋は普通に高畠華宵の美少女絵だったりするわけだけど・・・やっぱり弥生美術館の絵はいいよね。

こういう企画では、グッズの充実も楽しみではあるわけだが・・・最近ワーグナーの券取りすぎてお金が・・・ないんで何にも買わず。一緒に行った友人は、普通に近代美術館のミュージアム・ショップの古賀春江の「海」をデザインしたボールペンを購入。私も欲しかったんだけど、会社で出向の際にステッドラーの素敵なボールペンを貰ったばかりなので、買わず。古賀春江マグカップもちょっと心が動いたけど。色々他では買えないようなグッズに溢れてて魅惑的だった。

友人と久しぶりに会ったので、コロナに気を付けながら駅のレストラン街で食事。外人さんがやってるエスニック料理屋で「ビール1杯だけね」って言いながら3杯くらい飲んじゃうけど、ボトルワイン空けないだけちょっとは遠慮してるんですよ、私ら。

こういった怖い系の展覧会や、博物館に行くと結構持って帰ってしまいがちなので心配したのだけど、家でお布団で「さあ寝よう」とした時に背中をドンと押されたくらいであとはそんなに大したことはなかった。いつも恐ろしい頭痛に悩まされたりするんでね。

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まったく関係ないのだが。うちの録画機が勝手に録画してた「バチカンよりニッポンへ 祈りのレクイエム」という震災の復興支援コンサートの番組を見たら、薮田翔一さんという作曲家の「祈りの灯火」などという曲を演奏してて、「こりゃまた例の『HIROSHIMA』みたいなアレかな?」って思ったけど聴いたら結構いい曲だなって思って、何回も聴いている。とても静謐で聴きやすい。でもマーラーでもないしバーバーでもグレツキでもないし・・・って感じ。

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