東京交響楽団 第92回川崎定期演奏会 ノット&神尾真由子
エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 op.61
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 op.73
ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団
神尾真由子 (ヴァイオリン)
(7月15日 ミューザ川崎シンフォニーホール)
エルガーのヴァイオリン協奏曲を目当てに、川崎へ。ノットの振るエルガーと言えば何年か前のゲロンディアスがあったなあ、あれは素晴らしかった。ドイツ物の印象が強い(私だけ?)ノットだが、エルガーの国の人である。希望としては交響曲1番か2番をナマで聴いてみたいところ。
とは言え、ヴァイオリン協奏曲は内容も長さも交響曲並みである。今回の2曲目のブラームスより実は演奏時間は(人によるけど)長い。
有名なチェロコンより圧倒的に演奏機会は少ないので、ナマでは聴くの初めて。今回は三階の真由子女史の後ろから見る席だったので、楽譜はiPadで、めくる用の足踏みスイッチがよく見えた(演奏している顔は見えない)。そしてカッコいいノットの指揮ぶりは横からよく見えた。
演奏は、というか曲は流石にエルガー節が満載でとても良かった。しかし、当日券をケチって3階席だったので今ひとつヴァイオリンの音量が足りず。前にブラームスのコンチェルトのときも同様に思ったので、真由子さんのコンチェルトの時はケチったらいかんな、と思った。曲自体はオケの弦楽器セクションがピチカートで演奏したり、色々面白かった。(いつも思うけど真由子さんはコンチェルトのときはアンコールやらないね。文句を言っているのではなく、何か主義のようなものがあるのかなあと。)
今回は席がどうもマズって、隣席のオッサンがエルガーで寝息を立てていたり、演奏中に飴をポケットからゴソゴソ出してバリバリ紙を剥いたりして(2回もだよ!)、気になって楽しめず。
ブラームスはコンチェルトやドイツ・レクイエムは好きで演奏会に行ったりするけど、交響曲はいまだにあまり馴染めず。何故かな。
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