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2022年12月30日 (金曜日)

2022年に行ったライヴ!総括

今年のライブ総括。このラインナップを見ると、前半は「これって今年行ったんだっけ?」って思うほど遠い昔のような気がする。2022年は自分にとっては特にいい年でも悪い年でもなかったけど、平和な国に生まれたことに感謝することが(とくにヨーロッパの音楽に触れることが普通の人より多いためか)たくさんあった。おそらく歴史の教科書に載るようなことが多数あり、1年あっという間というよりはいつもより随分長く感じた。

N響第1951回演奏会 下野・小林愛実オール・シューマン・プロ

東芝グランドコンサート2022 反田恭平&村治佳織(ミューザ川崎)

セルゲイ・ババヤン ピアノ・リサイタル(東京文化会館小ホール)

ワーグナー/ローエングリン 東京・春・音楽祭2022

新国立劇場 ばらの騎士 2022

バッハ/マタイ受難曲 バッハ・コレギウム・ジャパン 2022(ミューザ川崎)

森本隼太ピアノ・リサイタル 浜離宮朝日ホール

ヘンデル/世俗的オラトリオ「セメレ」(ヘンデル・フェスティバル・ジャパン)

アリス=紗良・オット ピアノリサイタル(所沢ミューズ)

資生堂チャリティーコンサート MUSIC for PEACE

よしもとお笑いライブ 目黒パーシモンホール

二期会/ワーグナー「パルジファル」ヴァイグレ(千秋楽)

バック・トゥ・ザ・フューチャー in コンサート /神奈川フィル

フェスタサマーミューザ2022  ブルックナー/交響曲第9番 井上道義/読響

パシフィックフィルハーモニア東京 ツェムリンスキー/抒情交響曲

アルプス交響曲&エニグマ変奏曲 RSオーケストラ

第20回東京音楽コンクール 声楽部門・本選

ブラームス/ドイツ・レクイエム ヴァイグレ/読響

ヴェルディ/椿姫 ゲッツェル指揮/東京フィル

ブロムシュテット/N響 マーラー9番

ヘンデル/シッラ(日本初演) 神奈川県立音楽堂

R.シュトラウス「サロメ 」ノット/東京交響楽団

花房英里子(メゾソプラノ)コンサート / 東京文化会館小ホール

飯守さんの第九 2022

 

 

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2022年12月29日 (木曜日)

飯守さんの第九 2022

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ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱付」
ソプラノ:田崎尚美
メゾ・ソプラノ:金子美香
テノール:与儀巧
バリトン:加耒徹
指揮:飯守泰次郎
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
東京シティ・フィル・コーア
合唱指揮:藤丸崇浩
(12月28日 東京文化会館大ホール)

過去記事:飯守さんの真夏の第九

仕事納めの日。定時まで仕事するつもりだったが、飯守さんの第九の当日券が出るという情報を得て、4時半でフレックス退社。良いお年をしてきた。当然演奏会も今年のラスト・ライヴだ。

17時半から当日券売り出しとのことだったが10人くらい並んでいた。私の前に並んでいた年金受給者世代のご婦人が一階席の前の方を選んでおられたので『うわあ、お金持ち?』とか思ったらお値段を聞いて「あら、こんなに高いの!」とビビっておられた。まあ、そうだろうなあとか思いつつ、私はいつものお気に入りの3階席のサイドから見下ろすB席をチョイス。4500円なり。

さて。年末に第九を聞く習慣が私はそもそもないので、年末に生でこの曲を聴くのは人生で2回目くらいだと思う(1回目は当時働いてた会社の人が合唱団に入ってて観に行った)。あとは季節外れに何回か。前に飯守さんの第九を聴きに行ったときは・・・感想に残している通りに人生で上位にランクされそうなほどひどい聴衆だったので、今回はリベンジ。


第九を聴きに行くというよりは・・・飯守さんの健康状態を確認しに行くのが目的。マエストロはN響の時のブロムシュテットを想起させる・・・戸澤コンマスに支えられながら登場。いつもの黒い椅子が指揮台にあった。演奏が始まると思いきや、「譜面台が低い」というクレーム(たぶん)で、戸澤さんが調整しようと試みる。それを係員の人が慌てて舞台に登場して調整。いつからコンマスは指揮者のお世話係になったのだろうとか思ったり、そもそも飯守さんくらいになると第九なんて暗譜でスコアなんてなかったんだけどやっぱりそれでも気になるのかな。

3階席だったので楽員の細かい表情とかはわからないのだが、いやさすがに最初は入りにくい指揮ぶりだな(フルトヴェングラーかな?ってくらい)とは思ったけどさすがに長年の手兵のシティ・フィルなので合わせてきている。温かみのあるよい演奏だと思った。でも私はわがままなので、「このコンビだったらワーグナーやってほしいなあ」とか思ってたけど。

こんなにわかりやすい曲は音楽史でも珍しいよな、などと考えているうちに第4楽章。二期会オペラやBCJでお馴染みの加耒さんはいつもながら力強い美声でふろいでを歌う。かっこいいな。さすがはハンサム四兄弟の一人だ。しかし甘いマスクでなくとも私はファンになってると思う(←強調)。テノールの与儀さんも相変わらずの美声でよきよき。あまり見せ場がないソプラノとメゾも美声を響かせてアピール。飯守さんの弟子みたいな金子美香さんも相変わらず素敵。こんなに豪華な独唱陣なのになんで券余ってたのかすら。あ、ノットと被ったからかな?

合唱団は今回はそこそこ人数は居り、安心。しかし全員白いマスク着用。おお、いつまでこんな感じなんだろうか。マスクをしながらも合唱団はそれにめげずに素晴らしい歌唱。最近どこの合唱団もうまいなあと感じる。

ブラヴォーは相変わらず禁止されていたので(サッカーでもあんななんだからもういいじゃんねえ)、若干さみしい感じもしたがそれに負けじと拍手は鳴りやまず。飯守さんは疲れ果てている感じで支えられながら再登場。いやまあこんなによろよろした人の紡ぎだす音楽とは思えない。音楽が聴ける平和をしみじみとかみしめる。プログラムの歌詞の対訳を見て、「これをプー〇ンに読ませてやりたい」とか思ったり。よい第九を聴いた。ナマで聴く第九では最高峰かと。たったの5回目くらいだけど。家で最上と思ってたフリッチャイのベルリン・フィル盤を聴きながら「おもんない」と思ったけどやっぱりナマとセッションの違いか。

家に帰ってこちらとは別のSNSを更新し、感想書いたら早々に加耒さんご本人からいいねが付き、きゃーきゃー言ってしまったのだった。やべー。

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昨日演奏会の券をケチった分、今日は生まれて初めて松坂うしを購入。100gちょいしか入ってないのに1400円もするのよ。売ってたスーパーからすると大赤字の大放出らしい。最近、ソロキャンプ用のちっちゃいカセットコンロを購入したんだけど、おうち焼肉というのは安上がりでなかなかいいね(安い肉ならばだが)。念入りに育てたニトリのスキレットでの焼肉はとても美味しい。暖かくなったらどこかお外で焼肉したい。

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2022年12月25日 (日曜日)

花房英里子(メゾソプラノ)コンサート / 東京文化会館小ホール

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上野deクラシック
レスピーギ:最後の陶酔 P8
4つの歌 P125より 第4曲「昔の歌に寄せて」
ベルク:『7つの初期の歌』より
第2曲「葦の歌」
第3曲「夜鳴きウグイス」
第5曲「室内にて」
第7曲「夏の日」
トマ:オペラ『ミニョン』より 「君よ知るや南の国」
モーツァルト:オペラ『皇帝ティートの慈悲』より 「行こう、だが愛しい人よ」
チャイコフスキー:6つの歌 Op.6より 第6曲「ただ憧れを知る者だけが」
オペラ『オルレアンの少女(ジャンヌ・ダルク)』より 「さあ、時は来た」
ヴェルディ:オペラ『ドン・カルロ』より 「むごい運命よ」
〈アンコール〉
R.シュトラウス:オペラ『ナクソス島のアリアドネ』より 「さあ、仲直りしましょう」
花房英里子 (MS) 木下志寿子(ピアノ)
(12月21日 東京文化会館小ホール)

毒展のついでに何かリサイタルやってないかと探したらたまたまあったので。
1100円なんて安い~と喜んでいたら、どうも「イベント割」対象公演だったらしく、もちろん4回目の接種済であったが証明書も何も持ってなくて(もってたらもっと安かった)、しかたなく定価で入場。かなしす。

お値段のせいか、それと平日午前中だったせいかお年寄りが多め。まあこういう公演は上野とはいえ民度は若干低めなわけでで、隣の老夫婦の奥さんは鈴のついたカバンを始終いじっていたし、なんとびっくりなのは反対隣のお兄さんがベルク演奏中に携帯の着信音を盛大に鳴らしていたことで・・・怒りそうになったが我慢。

1時間ほどのコンサートだったが、イタリア語、ドイツ語、フランス語、ロシア語ともりだくさんな、ご本人の思いの丈を詰め込んだ、贅沢なラインナップ。

花房さんは前回の東京音楽コンクール声楽部門第2位及び聴衆賞とのこと。ポスター写真やアーティスト写真は明るいお嬢さんと言った感じだった(私の勝手な印象)が、今日拝見したところショートの髪形でしっとりとした大人の雰囲気。お声は底光りするような美声で、どのジャンルの曲も歌いこなされていてとてもよかった。 

ベルク目当てで行ったんだけど、後半のチャイコフスキーや有名なエボリ公女のアリアも素晴らしかった。思いがけずアンコールで大大大好きなナクソス島の作曲家のアリアを歌ってくださって本当に行って良かったなあ。っていうかもしかして実穂子さんを意識されてるのかもって思ったり。いつかシュトラウスのズボン役で新国の舞台に立たれますように、応援しております(1月の新国の「タンホイザー」で小姓役でご出演予定。髪型はそのせいかな?)。

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毒展 / 国立科学博物館

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やっと年末調整業務が終わり、有給休暇を取った(取らされた)。前から興味があった毒展へ。水曜日だったので若干空いているかと思ったが、わりと混んでいた。攻めた展示だったが、さすがは科博。科学的で真面目な展示である(当たり前だが)。展示は動画や一部の展示以外は撮影可。モルヒネ(アヘン)の展示が何故か撮影不可だったのが印象的だった(注意されてた人を見たので)。麻薬だからかな?

前から「カエンタケ」に興味があり、本物を見てみたかったのでみれてよかった(何かの液に漬けてあって生きてる姿ではないけど)。カエンタケって真っ赤なきのこは手を触れただけで大変なことになる。ちょっとだけでも食べたらもう大変(タヒぬ)・・・。いつか生きている姿が見たい。もちろん触らないけど。

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あとは適当に印象に残ったもの。

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ゴエモンコシオリエビ。「硫化水素やメタンをエネルギーに変える細菌を腋毛に共成させ、餌として利用するヤドカリの仲間」だと。ふうん、腋毛ね。

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スベスベマンジュウガニ。美味しそうな名前なのに毒をお持ちで。テトロドトキシンを持っているとも言われているから、結構猛毒ね。蟹好きなので気を付けなくては。蟹もキノコも大好物なんだけどどっちも毒のある種類があるのね、と気づく。最近はエノキポン酢バターが大好きで毎日のように作って食べてる。

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19世紀の英国の医者で殺人者、ウィリアム・パーマー。「毒殺の王子」という別名だったらしいが、正直”王子って顔かよ”って思うわ。親戚や子供など保険をかけて何人も殺したそうな。手に入れた保険金を競馬ですってたらしいから、こういう人を知ると「性善説ってないな」って思う。ミステリーの本場イギリスらしく、この人をモデルにした小説もちらほら。

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いろいろな毒に利くお薬。興味があるというか、昔のパッケージや薬瓶を見るのが好きだ(変な趣味)。

グッズはいつものように充実していたが、何故かどれも惹かれず。「毒」とプリントのある毒まんじゅうがあり(もちろん毒など入ってない)、実家のお土産にしようとか一瞬思ったが、冗談が通じなそうな気がしたのでやめておいた。それに上野だったらもっと美味しいまんじゅう売ってそうだし。

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これは毒ではないけど、ランチで初めて行った寿司屋。これは1600円、茶わん蒸しと赤だしのお味噌汁がつく。これより安くて1200円で茶わん蒸しなしウニなしってのもあって次回はそれでもいいかな。お寿司とても美味しかったけどどうしてだろう、お水が合わなかったのかな、みそ汁の風味に少し違和感があった。それ以外はコスパ100点です。

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2022年12月 2日 (金曜日)

W杯はポーランドを応援

日本人なのでもちろん一番に日本を応援しているが、その他ではポーランドを応援している。例によってにわかなので、ポーランドの選手はレヴァンドフスキしか知らんかったが、今はゴールキーパーのヴォイチェフ・シチェスニに注目。メッシのゴールを親の仇にみたいに止めまくる。

早速インスタをフォローしたが、世界中のサッカー選手の例に漏れず、ヨメは美人だ。ヨメはマネキン人形のごとく整ったウクライナ美人。クルクル巻き毛の息子さんもカワイイ(たぶん。顔はあまり写ってないので)。ヨメとは結婚6年とのこととで、結婚記念日?だかの時のインスタには「結婚して6年目。彼女がどうやって私を我慢するのかまだ理解できません」とのコメントで(もちろんポ語で、自動翻訳)、何だかとってもいいヤツだな、と思ったし、今日のニュースで観たインタビューで「パパはまだ帰れないぞ!」と決勝トーナメント進出の喜びを表現。なんとなくだけど、昔のドイツのゴールキーパーのオリバー・カーンを思い出す(別に顔は似てないけど)。

ポーランドの試合は(だいたい)見てるんだけど、国歌「ドンブロフスキのマズルカ」はいつも一緒に歌うし(歌詞はところどころしか知らんので♪フンフーンみたいな感じ)、次の試合も是非がんばって欲しい(優勝するとはもちろん思ってない)です。

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