もうすぐハロウィンなんでかぼちゃコロッケ作ってみた。
昨日、暇だったので近所を散歩。そろそろお米がなくなったので安い「ゆめぴりか」を求めてあちこちのスーパーを行脚。途中の神社で「もったいない市場」なるものが開催されており、近所の主婦やお年寄りがかごいっぱいに買っていた。
何でも、「ちょっと形や色がよくないだけで味はいいのにはねられて市場に並ばないものを売りに来る」みたいな市場だった。スーパーに並ぶのとそんなに変わんなくね?みたいなものからあきらかにあんまり美しくないサツマイモや、皮がオレンジ色のかぼちゃなどが並んでいた。今年は栗がすっごく高いのだけど、一袋350円とかで売ってた。悩んだけど茹でて剥いて栗ご飯にすることを考えるだけでめんどうくさくてやめた。(蟹と栗は食べるのめんどくさいけど美味しい食べ物トップ2だ)
農家のおばあちゃんが漬けたと思しき梅干にも心惹かれたが(買えばよかったなって今後悔してる)、あまり沢山買って失敗するのも何なので、かぼちゃだけ買うことに。まあまあの大きさの肉厚のカボチャ4分の1カットが130円だった。かぼちゃは失敗することも多々あるけどこの値段だったら失敗してもいいかな(昔、草津温泉の帰りに姉が大きなかぼちゃまるまる一個買って分けてもらったけどなかなかの水っぽさで悲しかった)。ハロウィンシーズンだし。
買ったかぼちゃは皮がほとんどオレンジ色で、中身もちょっと白っぽくて「もしや失敗かもなあ」と思う感じ。「では、コロッケにしましょう」と思い、包丁で切ってみようと思ったらあまりに硬かったので一度炊飯器で蒸した。そのあと皮をむいて3センチ角くらいに切って、だし汁を入れて炊飯器で30分くらい炊いた。なんかすごい・・・うまくできた。そのまま食べてもほくほくして美味しかったけどひき肉と玉ねぎのみじん切りを炒めたものをすでに用意していたのでやっぱりコロッケに。
コロッケほどめんどくさい庶民の料理はないと思う。基本的にコロッケは肉屋で買うものである。そして自分で作っても(トンカツや唐揚げほどは)感動的に美味しいわけでもない。実は先週じゃがいもを安く買って生まれて初めてコロッケに挑戦!してみたのだが、本当にめんどくさくて途中で心が折れそうになった。大正時代のコロッケの唄で「今日もコロッケ、明日もコロッケ」とかいう歌詞があったと思うが、「これは作ったのか?それとも肉屋で買ったのか?」という疑惑が今も沸いている(作ったのならとんでもない良いヨメだ)。ジャガイモを蒸して潰してひき肉と玉ねぎを炒めて混ぜて成形して小麦粉・卵・パン粉つけて油で揚げて・・・軽く2~3時間かかる。なのに揚げたては革命的には美味しくは感じず、普通。何なら肉屋で買って食べたほうが美味しいかも。げんなり。
しかし、冷凍食品でなく「心を込めて作った」コロッケはお弁当に入れるととんでもなく美味しい。自分で作ったのに泣ける。なんだろうこれは。
というわけで、かぼちゃはそれに輪をかけてめんどうくさかったのだけど、炊いたかぼちゃを潰して、炒めたひき肉とみじん玉ねぎを混ぜて、成形。味付けは醤油とみりんと塩コショウとザラメを少々。揚げてる途中で破壊することもあるので、ちょっとだけ片栗粉を混ぜた。
小麦粉と卵、パン粉(業務スーパーで買った細かいやつ)をつける。このへんでもう心が折れて、もう二度とコロッケなど作るものか、と思い始める。
油で揚げた。半分に切って中身を見たけどまあ・・・オレンジ色なのでかぼちゃかな。
夕飯に頂いたけど、なかなか甘くて美味しかった。買ったかぼちゃは見かけと違ってほくほくしたよいかぼちゃだったし、これでちょっとでも農家の人を助けられたのかな、と思った(え、130円ぽっちで?)。ただ、すぐお腹がいっぱいになってしまうので2個も食べたらもういいやってなった。残りはお弁当に入れようっと。あ、ゆめぴりかは2Kgが700円代で買えて嬉しかったです。
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