よしもとお笑いライブ 目黒パーシモンホール
お笑い好きながらライブで観るのは初めて。なのでとても楽しみにしていた。
よしもとのライブは何年か前に所沢ミューズで行われるというチラシを見てたいそう行きたかったのだが、平日で遠かったので諦めた。今回友人を誘って行こうと思ってネットで券を取ろうと思ったらすでに売り切れ。悲しみに暮れていたが、少したってまた見たら戻りの席が若干出ていたのですかさずゲット。しかしあんまりいい席ではなく、2階席のうしろのほう。
所沢と同様、目黒パーシモンも「どっちかっつーとクラシックのコンサート向けホール」なので、お笑いを見るのはちょっと違和感があった。しかも目黒なので芸人さんたちは目黒の地元ネタを盛り込んだりしていたが、目黒なんて都心だし地方ではないので別に観客は目黒区民ばっかりではない。なので地元ネタはそんなに受けないのである。残念。
吉本興行は芸人さん達がコロナに感染するのをよくニュースで報道されているので、かなり気を遣っているいるようで、書類を書いたり検温したりなかなか中に入れず。公演後も観客の退場はかなり厳格に分けられており、例えば私が普段行くようなクラシックのコンサートなど、アナウンスなど無視して出て行ってしまう人は多々いるけれど、今回はアナウンス通りに退場しないとめっちゃ怒られそうな雰囲気だった。
さて、開演前の前座はサンタモニカ。お笑いには結構詳しいと思ってたが(今回の出演者は全員知ってたしネタもテレビで見たことがある)、申し訳ないが知らない芸人さん。かなり頑張っていたしなかなか受けてた。っていうか観客がすごく暖かかったので(全体的に白けた雰囲気は皆無だった・・・まあお客さんはお金を払って笑いに来ているわけだから当たり前だが)なかなかお笑いのライブっていいもんだなって思ったりした。
出演者のネタ中は撮影禁止だったが、前座の人はがんがん撮っていいしSNSにあげてもよいとのことだったので載せちゃう。遠いのでちっちゃくしか撮れなかったけど。
(出演順)
・インディアンス
実はファンで、楽しみにしていた芸人さん。とくにひまわりの花をいつも胸につけている田淵さんの落ち着きのなさ、うるさ具合は賞賛に値する。普段もあんななのかなあ(結婚とかした落ち着かなそう)。相方のきむさんにお子さんが生まれたそうで、赤ちゃんネタ?だった。田淵さんがネタ終わりにするポーズが好き。
・男性ブランコ
インディアンスのやかましネタのあとに突然暗そうな(自称、国語の先生と数学の先生?が文化祭で漫才披露するみたいな感じ)メガネのコンビ。昨年のキングオブコントで準優勝したので存在を知ったんだが、その時の「ボトルメール」ってネタが大好きで、いまだに録画をたまに見返したりする。平井さん(立ち位置は右)が女装して千原ジュニアみたいな関西弁で「来てくれたんや~」って言うのが好き。今回のネタは「こんな焼肉屋さんになりたい」などという内容だった。すごく焼肉食べたくなった。
・うるとらブギーズ
こちらもキングオブコントで知ったコンビ。そのときのネタは「迷子センター」だったのを覚えている。今回は不良と教師のネタで、不良の将来の夢がハンバーガー屋さん、という内容。焼きりんごが入ったハンバーガー、というのが出てきたのだが、意外と美味しいかもなあと。今度はハンバーガー食べたくなった。
・とろサーモン
狂気の漫才で知られる?コンビ。「最近のテレビはおもんない」という(テレビでは絶対言えない)内容。メガネかけてるほうの久保田さんはテレビでは全く意識しなかったが、頭頂部が結構行っているんだなあと(本人も言っていたが)。某北朝〇の大統領?みたいだった。
・すゑひろがりず
狂言ネタでお馴染み(そうでもないのか?)。鼓を打ちながら登場するが、あんなに鼓って奇麗に音が出るものではないだろうにといつも感心する。今回は狂言というよりはタケノコニョッキゲームなるもののネタだったが、そういうのはやっているのかな? YouTubeでの狂言風ドラゴンボールは面白かったな。
・バイク川崎バイク
ずいぶん昔にテレビで見たことがあり、外見と芸風がぜんぜん変わってないのに驚愕した。42歳だというのは驚き。左半身でアルファベットの「BKB」の振りをするのが主な持ちネタだが(というかそれしかない印象)、私たちの前の席の若者たちがドッカンドッカン受けてたので「ファンなのかな」って嬉しく思った。あれだけのネタなのに何故か面白かった。ところでBKBさんというと、最近放送されたフジテレビの「世にも奇妙な物語」の最後の話「電話をしているふり」の原作者である。
・ミキ
兄弟のコンビ。弟さんのほうが「ライオンキング」のミーアキャットの声を当てていたのがうまかったなあというのを思い出した。ネタは、お兄さんのほうのお嫁さんの血液型がB型なので、ゴリラがもれなくB型だということでもしかして嫁はゴリラなのでは?、という内容である。
・トレンディエンジェル
今回のホールがコンサートホールみたいなので(小型のサントリーホールみたいな感じ)、第九を振る指揮者、みたいなネタだった。斎藤さんがイントロクイズと称して色々歌を歌ってくれたので楽しかった。ナマ「斎藤さんだぞ」も聞けて嬉しかった。本人たちがネタにしているので言っても失礼はないと思うけど「ほんとに・・・ハゲてんだなあ」と思った。
・中川家
鉄板の駅員ネタ、おばさんネタを見られて嬉しかった。お兄さんの剛さんが何度も「碑文谷ダイエー」に拘っており何回も話題に出すので、幼少から碑文谷ダイエーに通ってた地元人間としては大変嬉しかったが、そんなに受けてない印象。碑文谷ダイエーは現在はつぶれてしまって今はイオンになっている模様(イオンになってから行った事ないけど)。
ところで、中川家のネタも後半に差し掛かった頃、客席にちょっとしたハプニングが(コロナ対策のために一番前の席は空席にしてあるはずが、3~4人?のお客さんが座っていたので係員の人に連れられて退場)。それを中川家がいじって笑いに変えてたのが一番面白かった。しかし券は買ってなかったのかな?みんなすごく不思議がってた。もしかしてしこみなのかと思ったり。以前、中川家が所沢での同様の催しで赤ちゃんがギャン泣きしてて、それを怒るどころか好意的に笑いに変えていたという話だったので、こういうのもライブならではだな、と思った。
沢山笑って友人ともども楽しかった。笑うと健康にいいし、免疫力もUPしていいと思う。また行きたいな。次は見取り図か空気階段が見れるといいな・・・女装のうまい芸人さんが好きなんで。
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