スコットランド国立美術館展 東京都美術館
GWの初日に鑑賞。友人と約束し、予約して券まで発券してしまったので何があっても行かなきゃならない。昼間は雨降ってなかったのに、夕方よりとんでもない豪雨。券は16時半の回であった。金曜日は20時まであいているし夕方はそもそも昼間よりはすいているのではと思ったもんで。
しかし、雨天のおかげでおかげさまで場内はかなりすいていた。祝日とは思えないくらい。館内はとても快適だった。
スコットランド国立美術館はエディンバラにあるそうで、エディンバラと言えばエディンバラ音楽祭くらいしか思い浮かばなかったが、絵を見終わった後の美術館の紹介動画を見てなんて綺麗な都市だろうと思った。そしてこの美術館の成り立ちみたいなことが語られていて、話によるとどうもどこかの資産家が「この美術館にたくさん寄付をするけど条件がある。1つはうちの(亡くなった)ワンちゃんを描いた(無名の画家のかいた)油絵をずっと展示すること、もう1つは今飼ってるワンちゃんを自分の死後も面倒見てくれること」とか言って(美術館側としてはそんなのお安いご用な感じだろう)たっくさんの寄付をした結果随分素晴らしいコレクションになったらしい(うろ覚えなので間違ってたらすいません)。犬好きの国らしい(まあ、イギリスでなくスコットランドだけど)。
日本にやってきたコレクションもかなり素晴らしいものだった。記事の頭の絵はベラスケスの18歳かそこらの作品で、恐ろしいうまさである。藝大だったら一発で受かるだろう(例えが変)。時代は1500年代くらいから1800年代末までのかなり見やすい年代のものばかり。スコットランドなので若干英国の画家の割合が多いかなあと思うが、代表的なところだとエル・グレコの「祝福するキリスト」とか、レンブラント、ルーベンス、絵の具の名前で有名なヴァン・ダイク、ヴァトー、ブーシェ、ゲインズバラ、アングル、コンスタブル、ターナー(ロンドンで見たのより随分地味な作品)、晩鐘でない方のミレイ、コロー、シスレー、スーラ、モネ、ゴーギャン、ドガ、ホイッスラーなどの有名どころ、そしてわたしの好きなヴュイヤールも思いがけなくあって嬉しかった。
1番最後にチャーチという画家のナイヤガラの滝の絵は流石にでかかった。でかいだけだが。
↑これは写真を撮っていいスポット。
ゆっくり見られて1時間半。グッズも充実していたが、やばいことに布の鞄とか縫えるセット(リバティ?)とかあってものすごく欲しかったけど、白っぽい布ばかりで汚れそうだったので(既に頭の中で縫って使い倒すところまで想像)、やめておいた。わたしはイケアの安くて丈夫な布でないと鞄はダメだ。イケアも遠いから行ってないなあ(わたしにとってイケアは布屋なもんで、渋谷のは違う店)。
グッズ屋を早々に切り上げて、土砂降りの中を移動。ブーツの中は雨でぐちゃぐちゃ。しかし、店名から前から気になってた「HALKA」へ。モニューシュコのオペラと同じ名前ながら、ポーランドとは全く関係ないインド、ベトナム、タイ料理屋というから節操がない。でも、美味しかったのでよろしい。特に「モモ」というカレー味の小籠包みたいなのが美味しかった(ネパール料理。これ書いてたらまた食べたくなった)。
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