« ポーランド音楽の100年<1918年〜1920年> | トップページ | セルゲイ・ババヤン ピアノ・リサイタル(東京文化会館小ホール) »

2022年3月30日 (水曜日)

空也上人と六波羅蜜寺 (東京国立博物館)

4e409ebad91f47ce8c477b84c3c52f52

昨日は月イチで取得する、有給休暇の日だった。大体上野の寿司屋で美味しくて安い平日ランチを食べ、その後何らかの美術展を観賞して帰る、ていうのがいつものコース。この日はいつもと違い、夜にコンサートの券を取っていた、そう、東京春祭のシーズンだもんでね。そしてその前に花見。

で。

いつも楽しみにしているお寿司屋さんに14時ごろに行った。12時〜13時くらいを外せば、平日はすぐ入れる。しかし、お花見シーズンプラス学生は春休みということで、すっごい並んでいた。これは入れない。諦めて他の寿司屋へ(あくまで寿司を食べることしか頭にない。一蘭のラーメンとかない)。

そちらはそんなに混んでなかった。まあ、すぐには入れなくてちょっと外で待ったけど入れた。1300円のおすすめ握りを食べた。カツオのたたきが美味しかった。でも、「わさびは入れますか。」と聞かれて当然「お願いします」と答えたのに、10貫くらい出たものの半分くらいわさび入ってなかった。卵とかはわさびないのは当然だけどさあ。

まあ、全体的には味は美味しかったので、そっちの店の選択もありかなと。っていうか何でそんなにお寿司が好きなんだろうね私。

さて、お寿司の後は美術鑑賞。空也上人が見たかったのでそちらへ向かう。予約なしでも入れた、そんなに人気なかったのかな。空也上人のいらっしゃる六波羅蜜寺は多分、中学か高校の修学旅行で行ったはずなので、1回は空也上人はお目にかかったはずなのであるが、いかんせん遠い昔のことなので覚えてない。そして中高生より「力強い芸術」を愛する厨二病を患っていた女子だったので、かっこいい四天王とかそーゆーのばかり注目してたのかもしれない。

しかし、空也上人の像ってすごくない?口からちっちゃい仏像が出てるなんて(6体あって南無阿弥陀仏の六文字を表しているらしいよ)、ギリシャ彫刻やロダンの彫刻でも見たことないよ。作者は運慶の四男の康勝って人らしいけど、天才じゃないかしら。まあ、なんか改めて本物をしみじみと見ていると、ちょっと芥川賞取った某芸人さんに似てるなあとも思ったけど。

空也上人さんの他は私の大好きな四天王さんたち(かっこいい!)や運慶の像、運慶のお子さんの像、平清盛像など。一部屋にせいぜい14〜5体くらいしか仏像的なものはないから、すぐ見終わってしまう。もし春休みに地方から東京に出てきて、同じ建物の「ポンペイ展」も見ようと思えば体力的には全然可能である(金はかかるがのう)。わたし的にはポンペイ展の方が面白かったかな。

その後、上野界隈で花見を。しかし、その日は雨も降りそうな寒さで。結局雨は夜まで降らなかったんだけど。お腹を満たすために駅で買った美味しいアップルパイと栗入りのどら焼きを食べて、夜のコンサートへ向かう。

⇩天気が悪くてあんまり綺麗に映らなかったトーハクの桜。

661691da9dda4e0288acc29ce1b193ae

|

« ポーランド音楽の100年<1918年〜1920年> | トップページ | セルゲイ・ババヤン ピアノ・リサイタル(東京文化会館小ホール) »