« ドキドキワクワクしながらわりと普通に観る男子フィギュアフリー | トップページ | 北京パラリンピック始まる(及び雑談) »

2022年2月26日 (土曜日)

上野リチ展(三菱一号美術館)

41e2d5ad256741bb9e24860399d16722

木曜日に有給をとって参戦。日曜美術館で開催を知り、東京開催を首を長くして待っていた。平日だったのだが意外と混んでいた(ぎゅうぎゅうというわけではない)。女性率は9割ほど。てか、男性がいると目立つくらいな感じ。

ウィーン好きなので、上野リチの名前は前から知っていた。前は「リッチ先生」と呼ばれていたように記憶。日生劇場のレストランの内装を担当したこと、京都の美大の先生で、トリスのCMのアニメーション作ってた柳原良平さんの先生であったこと、など。

上野リチはウィーンの裕福なユダヤ人の家に生まれた。日本人建築家の上野伊三郎と出会い結婚する。夫と共に日本に渡ったが、思うに時代はナチスが猛威をふるってた頃だと思うんで、たまたま日本人と出会って日本に来たということで(当時の他のユダヤ人よりは)そんなに酷い目には遭わなかったんじゃないかな、と想像。女性ながらデザイナーとしてウィーンでも日本でも(京都や高崎)満州までも大活躍した。

彼女のデザインは女性受けする印象。色もとても可愛く、お花や動物で満載である。当時のウィーンらしさもあり(ウィーンのゼセッションで買った沢山の絵葉書があんな感じ)、日本の美術の影響も受けていることもあってとても親しみやすい。もしも布地が販売されていたなら欲しいな。何か作りたい。でも洋服を作るにはちょっと派手すぎるので、鞄とかがいいかな。

彼女のデザインは動物でも植物でも今にもちょこまかと動き出しそうという印象。京都美大での生徒だった柳原良平さんのトリスのCMのアニメーションがすごく印象が似ている(トリスおじさん)。絵のタッチも細い線と貼り絵っぽいベタ塗りの部分で構成されているところなど、柳原さんは上野先生に多大な影響を受けているんだなあと思う。

想像していた通り、グッズは充実。女の子たち(及び元女の子たち)が大喜びで大量購入していた。私は目当てにしてたがまぐちが売り切れていたので、一筆箋を2つ買っただけで済んだ。それよりも・・・ウィーンに行くと必ず利用するスーパー、ユリアスマインルのコーヒーが売ってたのに狂喜した。インスタントコーヒーがついつい欲しくなって大変迷うところだったが、高かったのでやめた。前日に実はとんでもない買い物をしてしまったので(後述)。

それにしても。全く関係ないけど丸の内で平日に遊ぶと謎の罪悪感に襲われる。ビジネスマンたちの昼休みとかち合ったからだろうか。上野だと全然そんな感じはしないのは、上野が観光地だからかな。そして美味しいものにあたるのは難しい。お昼ご飯を食べようにも美味しいところは高いし、混んでいる。たまたま空いていた蕎麦屋さんに入ったが、丸の内で昼時に空いているということは、どういうことか嫌というほどわかった。目当てにしていた寿司屋さんが閉まっていたということもあったが、とても悲しい思いをした(美味しくなかったというよりは、値段の割に貧相だった。もしロンドンやNYだったら美味しく頂いたかも、くらいな感じ)。上野がいいな、ランチは。

Fd533f0916254d08993b67043dd17604


28ff1dd4fa6b4db5997df3e16d0cc5ab


E5cd3950bc464faeba708a368957df5a

ーーーー

前日、iPadならKindleでちょっと前のレコ芸が読み放題ということを知り、懐かしく見ていた(中学から大人になるまで毎月買ってたんで)が、とある記事が目に入った。ああ、これはヤバイ・・・と思ったが密林なら犬や塔より一万円くらい安かったのでポチってしまった。CD36枚組なんていつ聴くんだい、とは思ったけどまあいいや。一生懸命働いてるし。もうすぐ届くそうだ、と連絡がきて嬉しすぎてよく眠れない。

|

« ドキドキワクワクしながらわりと普通に観る男子フィギュアフリー | トップページ | 北京パラリンピック始まる(及び雑談) »