ウィーンで観た「こうもり」(随分昔)
新年ということで、正月(ずいぶん過ぎてるけど)いえばウィンナ・ワルツ、正月といえば喜歌劇「こうもり」ということで、めっちゃ昔にウィーン国立歌劇場で観た「こうもり」の話。観た当時の感想は残ってない。書いてないので。
年末年始にウィーンに行って、その時スケジュールが合って見られるオペラが「こうもり」しかなかった。一緒にウィーンに行った友達はいつもオペラ初心者だったけど、いつも自分の行きたい演目しか行かない(鬼か)。オペラ初めて見る友人なのにクルシェネクの「ジョニーは演奏する」なんてこともあったぜ。なのに・・・今更こうもりか。
当時、メンバー見て知ってる人はアンゲリカ・キルヒシュラーガー(オルロフスキー)と、イルディコ・ライモンディ(アデーレ)くらい。例年、第3幕冒頭で漫談みたいなことをする看守フロッシュ役を、オーストリアでは多分有名な俳優フリッツ・ミューラーが演じた。ドッカンドッカン大爆笑を誘っていたが、ドイツ語だったので全然わからず。
(ちなみに、フリッツ・ミューラーは結構色々と映画に出てたようで、今ではスケートの技で名前が残っているイナ・バウアー選手主演の映画「白銀は踊る」という映画にも出てたみたい。)
ちょっと前に久しぶりにこの時の「こうもり」のプログラムをしみじみ眺めていたら、「おお!」と思った。行った時はイマイチなキャストだと思ってたけど、アルフレード役がヘルデンテノール、トルステン・ケールだったりした(覚えてない!)。そんで一番びっくりしたのが、指揮者がファビオ・ルイージだったってこと。ルイージのこうもり!今となってはなんか貴重じゃないか!まだ30代か?残念ながら、どんな演奏だったか全く覚えてないけど!
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