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2021年11月27日 (土曜日)

ハイティンクを偲んで ROHのリング(YouTube)

ふと、今日暇だったので「久しぶりにハイティンクのワーグナー聴こうかな」と思い、YouTubeを探したら(いやあ、CDのワルキューレは実家において来ちゃったんだよね)、なんと1996年のロイヤル・オペラ・ハウスのライブの「ワルキューレ」と1995年の「神々の黄昏」ってのがあった。

どうもBBCラジオからのエアチェック(←古い?)らしく、UPして下さった方の説明で「カセットをチェンジする間のパッセージがところどころ抜けてます」的なことが書いてあったので、てっきりエゲレスのワグネリアンさんなのかしらって思ったら違ってた。なんとロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団の首席クラリネット奏者の方らしく。私がロンドンに観に行った時のプログラム本を見たら、ちゃんとお名前があった。おおううう・・・(感涙)。

私がロンドンでハイティンクのリングを見聞きしたのは1998年で、ホールも違うんだけど(当時ロイヤル・オペラ・ハウスは工事中だったんで、ロイヤル・アルバート・ホールで観た)、確かに聴き始めてすぐ「ああ・・・そうだ、こんな音だったわ」と思った。何というか、登場人物や聴く人を大きな暖かな愛で包み込んでしまうような演奏。例えば、私が一番見聞きしているはずの飯守さんのワーグナーは、彼自身のワーグナーへの愛情が痛いくらいに聴衆に伝わる演奏なのに対し。

とりあえず本日はワルキューレを全曲鑑賞。(うーん明日もワーグナーあるでな)
このYouTubeのワルキューレは私が観に行った時のキャストとは若干違うけど6割くらい同じであった。いや何たって私の時はブリュンヒルデはベーレンスだったもんでね。いやはや、いつぞやの同志の方々との飲み会で、私が泥酔すると必ずハイティンクのリングの素晴らしさを語りだすという迷惑な人だったんだけど。この録音を聴けば、どんなに素晴らしかったか(少しは)わかるんじゃないかな。録音の抜けはあるものの、音はさすがBBC、素晴らしい。聞いていてまるで昔のアルバムを何十年ぶりに開けたみたいな気持ちになった。一生の宝物、ずっとこの動画は聴けるといいな、欲を言えば(BBCに残ってたら)CDで発売して欲しいな。あと実はロンドンで観たのでは「ジークフリート」が一番良かったので、ないのが残念。

Die Walküre ROH 25.10.1996 Bernard Haitink

Götterdämmerung ROH Haitink 28 October 1995

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