« 2021年2月 | トップページ | 2021年4月 »

2021年3月27日 (土曜日)

ジモティ花見 2021年

6597d22c188547e78f5dad9ad86d6bff

昨日の早朝、目黒川の桜を見てきた。気が付いたらポイ活アプリの「トリマ」の歩数制限が大幅にUPしてたので、最大15000歩まで設定してたくさん歩いた。中目黒まで歩いてぐるっと家まで遠回り。お蔭で15000歩超えたぜ。

D59a94f0e8324416a3e1ee725a9a3f31

今年は(去年もかな?)川べりに飾られる赤い提灯もなく。「宴会は禁止です」やら「ブルーシートは撤去します」やら何だか悲しいプレートが沢山貼ってあった。でも、春休みのせいかまあまあ人はいた。昼間になったらもっと混むのかなあ。

桜自体は毎年変わらないので写真はさほど撮らず。

43f0002c53d44d1ea49b250df7a57eed

900f01ed147445db921ad68b6102ec3c

B68f9bea996445e8b3bbb4c830430cba

Df000c4f51504a87a921000d65fff1ac

春なので、というか実は4月より勤務先が変わり、千葉の地方都市から東京ドまんなか勤務になるので長かった髪をミディアムボブまでバッサリ切った。というか、初顔合わせのリモート会議で自分の頭をパソコンで見てあまりにボサボサで「こりゃいかんな」って思ったもんで。


部署が変わるお蔭で今まで1時間半かかってた通勤時間が30分になる。しかし、遠距離通勤ほどたくさんトリマのマイルが貯まるので(お蔭でお米やお酒などの購入に充ててた)、4月からあまり貯まらなくなる。歩くしかないのか~

コロナ禍のせいで長く勤めた今の部署では壮行会などはなく。福利厚生費がたくさん余ってたので鰻をとって会社で食べる予定。鰻は好きだけど、なんか悲しい。それに今はなんか業務がそこそこヒマなので、新部署はトンでもなく忙しいと脅されておりそれも憂鬱・・・。

----

そういえば先日行った新国立「ワルキューレ」の、最終日を振られた城谷さんの指揮は大変素晴らしかった、との情報がありとても喜ばしいことだと思った。いつか別の機会にワーグナーを振ることがあれば、是非出かけてみたい。ただ・・・一部Twitterで「音楽監督より圧倒的勝利」とか「全部城谷さんが振ればよかったのに」とかの心無い意見もちらほら見られた。そんなこと・・・思っててもネットでも書かないでほしいな。大野さんだって・・・それはそれは大変だったんだもの(と思う)。こういう思いやりのないこと書く人とはお友達にはなれないな(っていうか、そもそもワグネリアンの友人は何故かいないんだけど)。ワーグナー好きはこんな人ばっかりと思われるの辛い。個人的には、ジークムントは第1幕歌った村上さんもよかったと思ったし。

| | コメント (0)

2021年3月21日 (日曜日)

新国立劇場「ワルキューレ」(2021)

84040c8c71834b8d86b705c5a39bff90

楽劇「ニーベルングの指環」第1日
『ワルキューレ』/リヒャルト・ワーグナー(アッバス版)
全3幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
(3月20日 オペラパレス)

ジークムント(第1幕)村上敏明
ジークムント(第2幕)秋谷直之
フンディング:長谷川顯
ヴォータン:ミヒャエル・クプファー=ラデツキー
ジークリンデ:小林厚子
ブリュンヒルデ:池田香織
フリッカ:藤村実穂子
ゲルヒルデ:佐藤路子
オルトリンデ:増田のり子
ヴァルトラウテ:増田弥生
シュヴェルトライテ:中島郁子
ヘルムヴィーゲ:平井香織
ジークルーネ:小泉詠子
グリムゲルデ:金子美香
ロスヴァイセ:田村由貴絵

大野和士指揮/東京交響楽団
ゲッツ・フリードリッヒ演出

大野指揮の最終日に行ってきた。全体の最終日は城谷正博さんという人(ワーグナーのスペシャリストらしく、この日もプロンプターをされていた)で、大野さんを別に選んだわけではない。そもそも飯守さんが振るはずだったので券を取り、そのあと新国立のサイトを見て、指揮者変更を知った次第。

あー だって、休日の行ける日がこの日で、S席が一個しか残ってなかったんだもん。しょうがないよねえ。だもんで、たまたま誰かキャンセルしたと思しき1階席のまあまあ良席をゲット。

ところで(話はそれるので、いらん人は飛ばして)。

いつもTwitterで鑑賞の前でも後でも感想を検索するけれど、「ワルキューレ」とだけ入れても(今回とくに)なかなか該当の感想にたどり着かず。まあいつもの・・・アニメかマンガかゲームの関係でしょ、って思ったけど、今回は「何がこんなにワルキューレ?」と疑問に思いチェック。何でも、「終末のワルキューレ」というマンガがアニメ化されるってのと、アニメ「マクロスΔ(デルタ)」に登場する少女戦士のグループ「ワルキューレ」がオンラインライブのようなことをやってたらしい。

「終末のワルキューレ」はマンガの第1巻だけ読んだ(無料だったので)。ざっくりとした筋書は、「世界のかみさま」が大集合して人類の終末を決めるが、そこへ元神様で今は人間の(マンガでは半神半人のようだが)ブリュンヒルデが登場し、「一番強い神様と一番強い人類を何人か選んで、戦わせればよくね?」的な意見を述べ、順々に戦わせるっていうバトル漫画だな、たぶん。ヴォータン(オーディン)も出てくる。

「マクロスΔ」はアニメの第1回と第2回だけ見た。西暦2067年、人類が奇病に侵され、それを救うために作られた戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の活躍の話。「ワルキューレ」に憧れて入団する少女はりんご農園?の娘でフレイアって名前で(フライアのこと?)、何か特別な力を発するときに「ルン」と言われるものが頭から出てくるので(ルーンのこと?)、「リング」関係がよくわかってるとなるほどなって思う。製作者はワグネリアン?

ルンがピカッと光ったら」は名曲。これはワルキューレの声優さんたちが歌っている。

---


さて新国立のワルキューレだが。

ご存知の通り、指揮者がかわり、コロナ禍のためにほとんどの外国人歌手が来日不可能。日本ではよくワーグナーを歌う東京二期会の歌手の方々はびわ湖「ローエングリン」に出稼ぎに行ってたせいか、なんと普段はワーグナー歌わん藤原歌劇団からジークムント&ジークリンデをキャスティング。

ブリュンヒルデは先日二期会「タンホイザー」でヴェーヌスを歌った池田さん、フンディングがヘルマン歌ってた長谷川さん、ヴォータンは関西でたまたまワーグナー・コンサートに出演してたクプファー=ラディツキーさんを引き留めキャスティング。予定通りなのはフリッカの藤村さんとワルキューレの皆さん・・・かな。

しかも。ぎりぎりまでジークムント役は決まらず。「このぶんだと公演まで発表なくて、舞台に出てきて『おお、この歌手だったのか!』ってゲリラ発表だったら面白いかも」って思ったけど、1~2週間前くらいにやっと発表。1幕と2幕は別の歌手が歌うと。

ご覧になった方々のTwitterの感想を見てて、「第1幕を歌った村上さんがかなり不調で、第2幕の秋谷さんに交代すると突然良くなる」みたいな印象だったけど、(かばうわけではないけど)そもそも村上さんは「ボエーム」のロドルフォを歌うようなリリックテノールである。秋谷さんよりもきめ細かやかな表現では優れていたと思うし、個人的には好きな声なのでスタミナ切れが残念だけどそんなに不調でもなかったと思う。

秋谷さんのスタミナと村上さんの表現力を足して2で割ったらちょうどいいんじゃないかな(←無理)。

それとあと、イレギュラーなのはオケで、普段ワーグナー上演ではぎゅうぎゅうトレイン状態のオケピット人数を減らすために、小劇場・中劇場用に作られた「アッバス版」を使用。金管・木管楽器はいろんなパートを吹いたりするからかなり大変そう。(子供のころ読んだマーラーの伝記で、マーラーが駆け出しの頃地方の小劇場の指揮者で、それこそ人手不足で歌手も楽員もいろいろなパートを掛け持ちしてたみたいなことが書いてあったんで、それを思い出した)

残念ながら1階席のためオケピットは全く見えなかったが、耳で聞いてもやっぱり弦は薄い印象。ただ、それがいい事もあって、日本人はやっぱり声量が足りない人が多いので、縮小編成のせいでオケにかき消されることがあまりなかったこと、あと(個人の印象だが)普段はあまり目立たない木管楽器がよく聴こえて、とくにオーボエのソロが素晴らしくてブリュンヒルデが切々と歌うところなどすごくよかった。

まあ、そんなこんなで色々とアクシデントが多い公演であった。第1幕は日本人しか出てこないせいか何故か「ワーグナーというよりはNHKの朝の連続テレビ小説みたいだ。ジークムントはテルヲ?」と思った。

第2幕から突然「ああ、私は新国立劇場にワーグナーを観に来ているのね」という実感が湧く。ヴォータン役のクプファー=ラデツキーさんは新国立の「フィデリオ」の時のドン・ピツァロで見ていたのだが、その時はどうもあんまりよい印象ではなかったようで(自分の感想を見ると)、どうかなって思ったけど、素晴らしかった。自分の今まで観てきたヴォータンの中で最も泣き虫だった。

ブリュンヒルデの池田さんは。日本人キャストの中でもかなり小柄な方なのに、声のパワーは相変わらず。びわ湖「神々の黄昏」では(まあ、ブルーレイですけどね)ワーグナーオペラでは珍しい「恋する女」を巧みに演じられていたけれど、「ワルキューレ」ではジークフリートに出会う前の「まだ色恋も知らん乙女」で「強いいくさ乙女」というよりはあくまでヴォータンの娘であるちっちゃな可愛いブリュンヒルデを歌い、演じられた。

第2ヒロインであるジークリンデの小林さんは、もちろん初めて聴いたのだけど、初役とは思えない堂々たる声でとても感動した。今回のカヴァーであるオルトリンデで出演されてた増田のり子さんを思い出した。前に二期会で歌われた彼女のジークリンデもよかったなあ。

(小林さんは5月に上演予定の新国立劇場「ドン・カルロ」でエリザベッタを代役で歌われるそうです。ついでにエボリ公女を藤村さんとか・・・ないか。)

藤村さんはいつもの・・・いつもの通り。ドイツ人みたいな歌いぶり。押しが強い。気品たっぷりなのに怖い。藤村さんの出演部分だけバイロイト。前の新国のフリッカはツィトコーワたんだったので全然違うキャラクター。

二期会での「ワルキューレ」でもフンディング歌った長谷川さん。流石の貫禄。演出のせいか怖い。悪い顔選手権に出そう。普段はいい人そうなのに。

さて、ご存知の通り昨日の上演中にかなり大きな地震が東北地方に発生。オペラパレスちほーも結構ゆらゆら揺れた。ちょうど激しいワルキューレの騎行の時だったので、ディズニーのアトラクションみたいに感じが出てて良かった(←そんな物騒な)。我々観客はちょっと「地震?地震?」ときょろきょろしたりしてたけど、なんも気にせず上演は続けられた。(その昔バイロイトの「神々の黄昏」上演中に丁度いいタイミングで雷が鳴ったってのがあってだな・・・)

第3幕最後の最後、ややオケは音量はいつもよりは弱かったものの、やっぱりヴォータンとブリュンヒルデの別れのシーンは本当に素晴らしく(ブリュンヒルデよりヴォータンが泣いてるのは新しい)、わたし的にはマスク着用での鼻水だらだらは本当に辛くて・・・。私の周りの観客のみなさん、鼻すすってうるさくてすいませんでした。まあ、周りも結構泣いてたけど。

カーテンコールは何度も続き、スタンディングオベーション。池田さんちょこまかして可愛いなあ。こんな急場を凌いだ大野さんの指揮も素晴らしかった(小編成を補うティンパニードカドカがちょっと気になったけどしょうがないかな)。残り一回の城谷さんもどんなかな。聴いてみたかったなあ。

| | コメント (0)

2021年3月19日 (金曜日)

鰹の塩タタキをお取り寄せ

F2141cbc488743028d0d6f26d845b9b7

先日、テレビを見ていて高知の鰹の塩タタキが美味しそうだったので、いつもお世話になっている在庫ロス掲示板にて購入。はるばる高知からやってきた。大きな鰹2節入って塩とかポン酢とかもろもろついて2,700円。送料タダ。まあ、スーパーで買えばもっとお安いのでしょうけど・・・。

まあ、そもそも鰹のタタキは大好物なのだが、塩で食べるのは初めて。1節はとても一人では食べきれないので、冷凍のものを出刃包丁でむりやり半分に切って、半分だけ解凍した。で、コンロで炙って厚切りに。紫蘇やら玉ねぎやら色々なお野菜で飾って。いや、お店で食べたらこんな値段じゃ食べれないでしょ。しかも、最近やたらハマっている米「ゆめぴりか」も炊きたてで。店かよ。

いや、美味しかったなあ。なんか味が濃いのよね。また付属の塩で食べるとうまいね。あと3回もこれ楽しめるんだね。おお、幸せ。やっぱり鰹は高知だね。行った事はないけど。

----

本日、在宅勤務だったのだが、なんだか国会中継を見ながら仕事してた。菅総理に向かう蓮舫さんの物言いを見てて、「なんかフリッカとヴォータンみたい。ワルキューレ第2幕の。」って思った。めっちゃフリッカに負けてるヴォータン。たじたじ。

| | コメント (0)

2021年3月 7日 (日曜日)

ハリウッド映画風「ダナエの愛」(YouTube)

休日おうち時間が長いので、あちこちYouTubeを漁ってたら大好きな「ダナエの愛」の上演の映像を見つけた。再生回数が1000も行ってないのでおすそ分け。

DIE LIEBE DER DANAE • Bard SummerScape Opera 2011

全く記憶にないアメリカの団体の上演。ダナエ役を、新国立劇場「死の都」のマリエッタを歌ったミーガン・ミラーちゃんが歌っている。それ以外は誰一人知ってるキャストはおらん。

「ダナエ」はYouTubeだと幸か不幸かザルツブルグでの上演も観れちゃうわけなんで(いいのかな?)、演奏とか歌の実力とか舞台装置の豪華さとかもう、雲泥の差なんだけど(いや比べちゃダメだ)、もうこれ圧倒的に面白いの、演出が。

二期会の日本初演を楽しんだ方だったら是非見て見てえええって感じ。この演出での舞台は(たぶん)1980年代のアメリカ。もともとちょっと前のハリウッド女優みたいな容姿のミーガンちゃんだから(ちょっと太目だけど)この演出にはぴったり。最初の金の雨のシーンはパジャマ姿だ。

国王の4人の姪はめっちゃファッショナブル(メリル・ストリープみたい)だし、その4人の夫の人はみんな昔のドレンディドラマの頃の石田〇一みたいなファッションで面白い。ミダスもユピテルも飛行機のタラップ?からサングラスかけて登場、ハリウッド俳優気どりだ。

昔プレイボーイだったって設定のユピテルはいかにもそれっぽい雰囲気でなかなかいいんだけど、惜しいのはダナエの相手役のミダスがもうちょっと若くてかっこよかったらなあ・・・って思う。まあ、昔のハリウッド映画の相手役の俳優はみんなおっさんみたいな感じだったからいいかなあ(ローマの休日とかさあ)・・・歌はうまいんでいいか。

登場人物みんな個性的なんだけど、メルキュールがサイクリング自転車に乗って登場、何故かドラマ「相棒」のサイバーセキュリティ課の浅利陽介さんっぽいなあって思った。何か狂言回しみたいな役割なのも似てるし(ぜんぜん関係ないけど)。

 

なお、この団体は他にも珍しいオペラの上演が多いみたい。中にはデイム・エセル・スマイス女史の「難船掠奪民」なんてのもあるぞ。

 

| | コメント (0)

« 2021年2月 | トップページ | 2021年4月 »