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2020年1月 4日 (土曜日)

第63回NHKニューイヤーオペラコンサート

アンドレア・バッティストーニ指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
(2020年1月3日 NHKホール)

2020年初ライブ。指揮者がバッティストーニなのと、話題のハープの貴公子メストレが出演するとのことなので(これは私は券を購入してから知ったのだが)、当日券は無し。私が気が付いた頃には結構券は売れていたので3階席になってしまった。でも端の方のせり出した所だったのでまあまあ良く見えた。音はまあ・・・まあかな。やっぱり1階か2階席で観たいところ。

冒頭の出演者の登場にナブッコの「行け、わが思いよ(以下略)」だったが、(席のせいかもだが)なんかちょっと例年よりお静かな感じで拍子抜けしてしまった。(しかし、家に帰って録画を見たらそうでもなかったので席のせいかも)

今回は(このところと違い)オケがオケピでなく舞台上に?と思ったらやはり指揮者がよく見えるように、なのかな(過去にはあったようだが)。まあ、テレビで観ると歌手ばかり映すので指揮者はあんまり見えなかった感じなのだけど、私はオペラグラスで指揮者を見守っていた。歌っている歌手にちょっかい出したり、またはちょっかい出されたりというのは2度ほど。

指揮者がイタリア人だもんで、いつもよりかなりイタリアオペラ多め。まあ以前に行ってがっかりした「前半はほぼモーツァルト」ということはなかったのでまだ全然よい。ただ、いつも一曲はあるバロックものはなかった。モリマキさんの歌うバロック好きなんだけどね。まあ、モリマキさんのムゼッタ、ずいぶん前に聴いたことあってとてもチャーミングだったけど。ええ、もちろん今もチャーミングよ。しかしあの相変わらずのボン・キュッ・ボンは驚異。経産婦なのになんだあのウエスト。砂時計か。

演奏・歌唱は(皆さん)素晴らしかった。指揮者のせいかオケも乗ってたし、テンポの緩急がやや激しかったけど、歌手も例年より頑張ってた気がする。
ただ、文句ひとつ。大西宇宙さんを目当てに行ったのに、ソロで歌う場面がなかったっつーのは。夕星の歌とかエウゲニ・オネーギンからのなんかのアリアとか歌わしてやってくれよ。若手だからまだピンでは歌えないのかなあ。たぶん、大西さん目当てで行かれた方もかなり居たのでは。笛田さんも目当てだったけど、結構出番あったやん。大西さんは活躍の場がアメリカでニキカイやフジワラでないから?何かの闇を感じる。うーん。

印象的だったのは、天皇皇后両陛下の御前で国歌を歌われた森谷さんは声量もたっぷりで最後の高音も悲鳴でなく美しく出し切り素晴らしかった。椿姫のアリアは有名曲だがこの曲は歌うの大変である(有名歌手が途中から高い声が出なくなったのを見聞きしてからちょっと身構えてしまう)。

砂川さんと中島さんの蝶々夫人のデュエットは桜の花のような美しさ。砂川さんの黒地に桜の刺繍?のドレスも可愛かったし、声もいつものようにチャーミング。中島さんも頼りがいのありそうな低音。

宮里さんと大西さんのドンカルロの二重唱。前にJ・キングとFDの若い頃の映像を見たことがある。前記の通り、バリトンのソロすくねえ。歌はよかった。テノールの人も輝かしい美声だった。

田崎さんのルサルカ。いやあ、この曲いいねえ。ドヴォルザークはそんなに聴かない(新世界だけは年末いっぱい聴いたけど)んだけど、なんか懐かしいというか心に染みる。このオペラ観たことないけど(←何故)。

タンホイザー、好きなアリアだけどアレはちょっと前のイントロ的な歌いだしからでないと。さらに思いを寄せるエリザベートから振られる下りから聴くともっと感銘深い。いや生放送だからなるべく短くしないとだが。

トゥーランドット第1幕のフィナーレはさすがに指揮者の得意演目?なだけに生で聴けて嬉しい(CDになった東フィル演奏会形式は行かなかったので)。ピンポンパンの顔ぶれがありえない豪華さ。

ここでメストレ登場。まあ3階席だったのでオペラグラスでしか見てないんだけど、「ハーピストって普通女性じゃね?」という偏見を覆す感じ。(前にBSで録画してあったのを観た時はすごい違和感)そうだね、ハープはでっかい楽器だから力がいるし、体を鍛えているそうで、NHKの話題の筋肉体操に出ればいい。ハープ弾きながらエクササイズ。ランニング短パン姿で。

ウェルテルは、こないだウィーンの配信で見聞きしたので、アリアだけ聞いてもなんか情景が浮かんだのでよかった。笛田さんはうまいよね。

再び砂川さんで「宝石の歌」。やっぱりいつまでもカワイイ。そもそも歌詞からして美人しか歌っちゃダメだこの歌は。

圧巻はトリの福井さんのアンドレア・シェニエ。紅白で言えば往年のサブちゃんみたいなもんなんだろうか。まあ今年は藤村さんの参加もないし・・・。この歌はホントにかっこいい。そういえば今回は望月さんは出なかったのね。

その他演奏以外のこと。

・客席で聴いていたので気が付かなかったのだが、最後の乾杯の歌をメストレさんもはしっこで歌ってたらしい(ウチかえってテレビで確認)。なんかカワイイね。

・途中でドライアイスの演出があったのだけど、そのあとに舞台の袖でスタッフがモップで?ちらばったドライアイスを一生懸命掃除してたのが見えて「ああ、ナマで観るとこういうのが観られていいなあ」といつも思う。

・開演前のアナウンスが3階席はほとんど聞こえなかったのでわからなかったのだが(前もってご注意があったようなことをTwitterでみた気がする)、最後のクラッカーと金銀テープは全く知らない演出だったのでびっくりこいてしまった(ひえっって声がでた)。

・近隣にかなり激しいブラボーおじさんがいて、かなり年齢行ってらっしゃると思うのにでっかい声でそのたびにびっくりこいていたのだが、中村恵理さんのときはブラボー言ってなかったので一緒に行った友人は「あの黒いドレスの人一番うまかったと思ったのにあのおじさんブラボー言わないの何故?どういう選考基準?」と怒ってた。小一時間問い詰めたい。

・バッティストーニは以前より若干痩せてた。マイケル・ジャクソンに似てきたなあと思ったので声も高いのを想像したら結構普通に低かったので違和感。

・今年はテレビはよく聴こえた。テレビやスピーカーを昨年新調したからなんだろうか。それともNHKの技術さん頑張った?まあ、会場で友達と観るほうがよっぽど楽しいけども。

・生放送終わってからもMCは結構おしゃべりしてくれた。司会の高橋克典さんは体調をくずされてたそうで、そう言われてみればテレビでみるより元気ない気はしたけれど、しっかりとこなされてたのでやはりプロだなあと感心した。「麒麟が来る」にもご出演とのことでお忙しかったんでしょうね。お体大切に。(私は大河ドラマ苦手なので「麒麟」も「いだてん」みたいに途中棄権してしまいそうだ)

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帰りに友人とハイボール酒場?みたいなところに入ったのだが、あまりの机の小ささ(奥行30センチくらいで机というよりちょっとした棚)に驚いた。なんか壁沿いにきゅうきゅうで椅子も小さくて小柄な私たちでも窮屈だった。料理を三つも頼むともう机には皿は乗らず、取り分け皿を手にもって食べていた。ただ、飲み物も食べ物も滅法美味しく、リーズナブルだったのでまた行きたいなとは思った。「美味しい物を食べさせてくれるアウシュビッツ収容所」と私が言ったら友人は「うまいね」と褒めてくれた。

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