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2020年1月 1日 (水曜日)

アルビン・フリース/子供オペラ「ペルシネット」ウィーン国立歌劇場ライブストリーミング

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Albin Fries  " Persinette "  Kinderoper
Auftragswerk der Wiener Staatsoper
 
Dirigent  Guillermo García Calvo
Regie  Matthias von Stegmann
Bühnenbild  Marc Jungreithmeier
Kostüme Constanza Meza-Lopehandia
 
Persinette Bryony Dwyer
Prinz Lukhanyo Moyake
Hexe Monika Bohinec
Mutter Regine Hangler
Vater Orhan Yildiz
Rabe Sorin Coliban

あけましておめでとうございます。本年も細々と更新して行こうかと思います。

しょっぱなから新作、しかもガキ用オペラなので「なにこれ」と思われるかもしれない。アルビン・フリースという作曲家もよう知らんのだが、見て見ると(聴いてみると)これはなかなか、私の大好物な音楽なのである。もうなんか、ストライクゾーン過ぎて聴いていて胸がウッって詰まっちゃうくらい。作風としてはR・シュトラウスに影響を受けまくった感じで、ツェムリンスキー、いやシュレーカーに近いのかな。子供向けとは言え、お子さんを連れた(ウィーンの耳の肥えた)パパやママにも十分楽しめる音楽となっている(と思う)。もちろん無調ではない。

ペルシネットとは何ぞや?と思われるかもしれんが、ぶっちゃけ根っこの物語はディズニーの「塔の上のラプンツェル」と同じである。まあ、子供向けなのでかなり端折ってある。


<あらすじ>

貧乏な夫婦。妻は身ごもっているが体調が悪くなり魔女の薬草が必要になるが、それを買うお金がない。そこで交換条件として魔女は生まれてくる子供を自分の子として育てることを提案。貧乏な夫婦はそれを受け入れざるを得ない。魔女は生まれてきた娘ペルシネットを高い塔の上に住まわせる。魔女の留守中はカラス(元は人間)が見張りをしているのでペルシネットは外の世界を知らない。


ペルシネットの長い髪をはしご代わりにして魔女が出かけている間に、ふと通りかかった王子様に見初められ、ペルシネットは髪の毛を垂らして王子様を自分の部屋に上げてしまう。恋に落ちる二人。そこへ魔女が帰ってきて怒って娘を塔から追放、娘の耳を聴こえなくし、王子の目を見えなくしてしまう。離れ離れになった二人は一年もの間お互いを探しあうが、ある日とうとうめぐり逢う。それを見た魔女は最初は激怒するが、二人の必死な思いを見て感動し突然二人を許す。二人を巡り合わせたカラスも呪いを解かれ元の人間に戻される。何故か元カラスは魔女に結婚を申し込む。ペルシネットの両親もここで現れてペルシネットと王子の結婚式をあげてめでたしめでたし。


演出も映像を使っていてまるで飛び出す絵本のような風情だし(舞台で高い高い塔を表すのやそれを登る魔女を表すのもアニメーションの映像を使っていて楽しい)、無論オケはウィーンなのでめっちゃうまい。こういうのを見て育つウィーンの子供たちは羨ましい(などと言うと、「日本なんてアニメーションの放送をすぐみられるし日本語もわかるし幸せじゃないか」とヨーロッパのアニヲタに言われそうだが)。

前半はまあ、ディズニーっぽいかなと思うけど(東京ディズニーランドの入口でえんえんとかかっている音楽ってR・シュトラウスっぽいしね)、最後のシーンはほぼモーツァルトの魔笛なので(カラスのコスチュームもそれっぽいし)ウィーンだなあって思う。

ただ、惜しいのは王子様がアフリカ系の人で(人種差別しているわけではないが)、ここは金髪痩身の美しい王子様にしてほしいなあ。子供向けだし・・・とは思った。しかし小さいころから「オペラって、実際はこういうものだよ」って教えておくべきなのかなあ、とも思う。

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なんか流行ってるみたいなんでやってみたんだけどどうですか?(こんな本はありません)

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