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2019年12月21日 (土曜日)

また外れた

1964

あー、また外れましたよオリンピック。3回くらい申し込んだんだけど、1個も当たらない。亀有の神社に願掛けに行ったけど全然関係なかった。もうなんか行ける気がしない。

しかし。パラリンピックの閉会式の演出が、コバケンさんなのがわかって俄然楽しみになってきた(もちろん「炎のコバケン」ではなく、ラーメンズのほうだ)。たまたまだけど、券が取れて本当によかった。どんなんなるんだか想像もつかないけど。演劇好き、サブカル好きの人々よ、私はパラリンピックの開会式と閉会式に行きます。行きまーす(嬉)。どうでしょう羨ましいですか?? (←周囲に羨ましがられたことがないのでよくわからん)

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2019年12月15日 (日曜日)

映画「アムステルダム・オリンピック大会」(1928)/弁士・伴奏付上映

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弁士:佐々木亜希子 
伴奏:永田雅代

宝町にある「国立映画アーカイブ」において「ポーランドの映画ポスター」展が開催されているのを知り、「これは行かなくちゃ」と思って調べたら、先月より「オリンピック記録映画特集」をやっているのを知った。「これも行かなくちゃ」とは思ったものの、もう半分くらい会期は過ぎているし、丁度年末調整期間とかぶっているので行きたいものはほぼ行けない感じ。

アーノルト・ファンクの「銀界征服」(サンモリッツ大会)も、大好きなモントリオール大会のも観られない。来週の土日に上映される有名な「民族の祭典」「美の祭典」はビデオ持ってたし、東京(1964年)や札幌(1972年)は観たことあるので、わざわざ観に行かなくてもなあ。行くかもだけど。

ということで、とりあえず昨日アムステルダム大会の映画を観に行った。受付で整理券を貰って上映30分前に番号を呼ばれて順番にお金をはらって会場に入る。観客はほとんどおじいちゃんだったので、平均年齢は75歳くらいかな。

アムステルダム大会のこの映画は上映時間が192分と大変長く、まあベルリンの二つに分かれてるのやつよりは短いものの、3時間超という長丁場(途中休憩あり)。それでももともとはもっと長く、全11巻のうち何巻かは時代と共に劣化して失われていたので、これは残された映像の中から再編成されたもののようである。字幕とかは後付けのようだ。

長いうえに白黒、そして何よりまだ無声映画の時代だったので、弁士と電子ピアノ伴奏がついた。この長丁場を女性二人は乗り切った。この催し、他の音声あり映画(トーキー以降)の映画は520円で観られるが、今回の弁士・伴奏つきのは1050円。いやこれって実はすごく安くないですか? だって生の語りと生演奏付きですよ。国立の施設だからかなあ。しかし、いびきをかいて寝てた人も結構いて、いやこれはしかたないかな。私もこのところ仕事が重くて若干うとうと。

しかしまあ、見慣れているベルリンオリンピックより更に8年前である。今あるオリンピックとはかなり違う。まず女性の参加は恐ろしく少ない。東洋人は日本人だけのようだし、今や大活躍の黒人さんもあんまり・・・いないかな。

大きなイベントの一つである聖火リレーも、あれはヒトラーが(戦争で他の国に攻め込むルートを確認するために)考えだしたやつだからもちろんまだないし、何より一番びっくりしたのは金銀銅メダルは閉会式にまとめて配ってたってことである。競技ごとの国歌演奏と国旗掲揚はあったけど。まあ、今より全然競技は少なかったからかもしれんけど、閉会式に時の女王さま?が一位の選手に「ホイ、ホイ」とばかり片手で手渡していた映像が残っていてなんか笑ってしまった。メダルには首にかけるリボンもなんもついてなくて、ホントにただのメダルで。受け取る人も普通に片手で受け取っててなんかおせんべいでも配られてる感じだった。2位はなんか王室のもうちょっと下のほうの殿下?が配って、3位はオリンピック会長が配ってた。

この大会での「初めて」は開会式から閉会式までずっと聖火台に火がともってたこと。あと初めてコカ・コーラがスポンサーになったのもこの大会らしい。いやそんなに昔からコカ・コーラあったんかい。

私は「いだてん」を観てないので(最初は頑張って観ていたが、3回くらいで力尽きた。そもそも大河苦手。・・・最終回はBSで今日観た。)日本のオリンピック参加についての細かいいきさつは知らないのだけど、とにかくこの中に突然日本人が出場し、少ない人数の中から金メダル2人(織田幹雄、鶴田義行)、銀メダル1人(人見絹枝)獲得しているのは本当にすごいことだし、誇らしいと思う。


マラソン(まだ男子しかない)は3人も出場し、1人は途中棄権したものの他の2人はずっと先頭集団にいた(そのため結構映像に残っている)。山田兼松は最後の方まで1位を死守していたものの、ヨーロッパの石畳に慣れていなかったため足を痛め、惜しいことに4位であった。もう一人の津田晴一郎は6位であった。テレビや通信などまだ発達していなかったので、競技場の観客たちは最後まで「1位は日本人」だと信じており、実際は黒人の選手が逆転して1位で走ってきたので、黒髪に黒い肌の選手が日本人だと思って声援を送ってたらしい。あんまし日本人見たことなかったんだろうな、オランダ人。

・・・というように色々と昔のオリンピックについてわかって面白かった。まあ日本人以外の選手は水泳のジョニー・ワイズミュラー位しか知らんのだけど、彼以外もなかなか昔のいい体のイケメンの西洋人が観られて大変目の保養になった。映画館の観客は「元・昔の映画好き青年」の集まりだったのか、弁士さんがワイズミュラーが映画「ターザン」の俳優だということを語ると「おおっ」と声を上げていたりした。あたしは知ってたけど。

まあ、今みたいに黒人の方の出場がほとんどなかったために、陸上は何故かフィンランド人が強くて、今と違うなあと思った。あと、オランダは乗馬が強かったらしく、映画も最後のほうはえんえんと乗馬のシーンで最初は「うーん、退屈」と思ったけど、見慣れると馬って美しいな、来年もしかしたら馬事公苑まで観に行ってもいいかな、とまで思った。

それにしても、弁士という仕事をしている人が現在もほそぼそといらっしゃるのだなあということに感銘を受けた。今、ロードショーで「カツベン!」という昔の活動弁士さんを描いた映画をやっているようだが、興味を持ったので観たいなと思った。

それと、弁士さんがおすすめしてたハンガリーの水球映画「君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956」は是非観たいな、と思ったんだけとアマプラには無さそうだ(DVDは高そう)。YouTubeで予告編見たけどすげえ好きな感じだった。どっかでやんないかな。キネマ旬報シアターとか。


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映画が始まる前にポーランドの映画ポスター展をみたのだけど、なかなか芸術的であった。しかし日本映画のポスターはどう見ても日本っぽくないものばっかりでほぼ見慣れているポーランド美術なもんで「うわっめっちゃポーランド!」って思った。7人の侍とか姿三四郎とかなんかすげえ・・・面白い感覚だなと。ゴジラなんかもなあ・・・違う意味でかっこいいかな。他にブルース・リーの映画のポスターもあってかっこよかった。

常設展と両方で250円で入れるのだけど、日本映画の歴史をつづった常設展もとても面白かった。いろいろな珍しい映像や機材などを見られて、(大昔の)映画の好きな人だったら結構楽しめるかと思う。上映前に30分くらいいしか時間がなかったのであんまりゆっくり見られなかったけど今度また行ったらじっくり見ようと思う。また、係員のおねいさんたちがとても親切だった。

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2019年12月 8日 (日曜日)

YouTubeでいろいろな新世界。

夏場に川崎にてドヴォルザークの新世界をナマで聴いたら(今更)たいそういい曲だなと感じたので、YouTubeで聴いてみようと思い(CDは一枚しかもってないので)、最初に出てきたチェリのライブを聴いたらたいそう遅くて最後まで聴き通すことができず。生前チェリにはとうとう縁がなく終わってしまったが、たぶん私とは合わない指揮者だったのだろう(←テキトー)。

どうせなら全然しらない指揮者のものを聴いてみよう、と考えてニコライ・アノーソフとやらの演奏を聴いてみた。

演奏は早めで颯爽としており、イライラ感は皆無。ロシアのオケなので金管楽器にロシアンな咆哮も感じられてて変わっててよい。気に入って何回も聴いてしまった。どんな指揮者なのだろう?と興味を持ち、Wikipediaで調べたら、なんとロジェストヴェンスキーのお父さんだという。何でも、父が偉大過ぎるのでロジェヴェンが音楽活動するときに違う苗字にしたそうな。今じゃ全然息子のほうが有名だけどな。

なんか駅やデパートの露店で売ってそうな演奏(ロイヤル・フィルシリーズみたいな)。YouTubeに他に演奏ないかな?と思って探したらプロコの青春交響曲があり、なかなかいい演奏だった・・・というか曲自体がいいんだけどねそもそも。

次に。はたまた作曲家のサムネの演奏者表示なしのものを聴いてみたら、すごく音が悪く(モノラル?)もしかしてターリヒとか古いやつなのかしらと思って調べたらNatalia Ponomarchukというウクライナの指揮者でまだご存命の方らしい。もしかして女流?と思って画像を探したらこんな感じの方だった。

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写真で見るとお奇麗な方だが50歳らしい。他に指揮している映像ないかなと思って探したけど、だいたいが協奏曲の伴奏ばっかりであんまりよく見えなかった。スタイルはよくてとってもかっこよかったけど。

(たぶん、ケルテスとかのほうがいい演奏なんだろうな、新世界は。)

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お弁当用にたくさん作っておいた冷凍おにぎりが余ったので、スキレットで焼きおにぎりを作った。油が大分馴染んできたので(これをスキレニストたちは「スキレットが育ってきた」という。)鍋にごはんがこびりつかなくてよい。ニンニクのみじん切りと共に残りご飯を炒めると美味しいガーリックライスができ、悪魔の食べ物である。

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2019年12月 1日 (日曜日)

人間をダメにするリンゴのホットケーキ

私は常々「タルトタタン」は人間をダメにする食べ物だと思っている。とくに文化村で食べられるタルトタタンはヤバイ。こんがりと焼いてある焼きリンゴのタルトにアイスクリームが添えてある。アレはダメだ。美味しすぎる。自分でダメダメダメと言い聞かせて、ここ何年も食べていない。

大体、タルトタタンという食べ物。アレは調理を失敗してできた偶然の産物なのだ(オーブンの中で間違ってひっくり返した説、リンゴを煮ている最中に焦がしちゃった説等あるらしい)。焦げたリンゴというのは本当にヤバイと思う。

・・・てな感じで私はタルトタタン、及び普通のアップルパイ及びアプフェルシュトゥルーデル(オーストリア伝統のアップルパイ)が大好きだ。しかしうちにはオーブンも電子レンジもないので作れない。しかし。うちで大活躍中の「スキレット」でなんとタルトタタン的なものができるらしい。先日ドン・キホーテ(R・シュトラウスではなくお店である)で75円でホットケーキミックスを購入してたのでそれっぽいものを作った。リンゴはたまたまオオゼキで1個98円で売ってたので買った。

手順としては、
①スキレットを熱してバターを溶かし、細かく切ったリンゴとハチミツとレモン汁を入れて炒める。キャラメリゼ(茶色くなるまで焦がす)する。火を止めてちょっと冷ます。
②ホットケーキミックスに卵・牛乳を入れて普通にホットケーキの生地を作り、若干冷ましたリンゴの煮たのの上から流し込む。
③テキトーに温めたオーブントースターにスキレットごとぶち込む。温度調節可能なトースターならば中くらいの温度で。5分~8分くらい?膨らんで表面がいい色になったら取り出す。
④バターとかハチミツとかメープルシロップとかそれっぽいものをかけて出来上がり。

本来ならリンゴを煮るのはお砂糖なのであるが、うちには砂糖がないのでハチミツで。もうちょっと焦がしたほうがよかったかな。あれば、シナモンを入れてもいいかも。

実は昨日は余ってたさつまいもをふかしてつぶしてホットケーキに入れて焼いたのだけど、あんまり普通のホットケーキと変わらない見た目だったので写真は撮らなかった。大変美味しかったけれど。バナナでも美味しいかもね。

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