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2019年11月 2日 (土曜日)

マスネー/「ウェルテル」ウィーン国立歌劇場ライブストリーミング

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Jules Massenet Werther

Dirigent Frédéric Chaslin
Regie Andrei Serban
Ausstattung Peter Pabst
Kostümmitarbeit Petra Reinhardt
 
Werther Vittorio Grigolo
Albert Adrian Eröd
Charlotte Elena Maximova
Sophie Ileana Tonca
Le Bailli Hans Peter Kammerer
Schmidt Benedikt Kobel
Johann Ayk Martirossian

ウィーン国立歌劇場ライブストリーミングに課金してしまったため、さほど興味もないオペラも全部観ているが(そろそろ脱退しようとは思っている)、さすがにこの前の「シモン・ボッカネグラ」は私に合わなかったようで半分くらい聴いて諦めてしまった。

今回のマスネーもあんまり興味がなかったし、実は「ウェルテル」もまるで初めて聴くオペラだったのだが、聴いてみてあまりに素晴らしかったので今まで聴かなかったことを若干後悔した。新国立の藤村さんのシャルロットも迷った挙句行かなかったし。

曲も演奏も素晴らしいとは思ったけど何と言ってもタイトルロールのグリゴーロが素晴らしい。ほれぼれとしてしまう美声である。ここらへんの「クラ女子が目をハートにしてしまう系」の歌手にどうも疎いのであまり知らない歌手だが、来日もしているらしいしYouTubeに上がっているアレーナ・ディ・ヴェローナのコンサートでクィーンのブライアン・メイと共演もしている。

マスネーの曲などほぼ興味なかったのにお蔭で3回も聴いてしまった。まあ、ドイツものと比べて短いっつーのもあるけど、美しいメロディに溢れてとても親しみやすく、なるほど、だからマスネーって昔から人気あんのかなとは思った。ギョエテの原作を咀嚼してあるような台本もわかりやすい。おかげでなんか昼メロみたいになってるけど。演出の設定が現代に近いのもなんか珍しくて(シャルロットが部屋でテレビみてたりする)面白かった。まあもうちょっと原作に近い時代設定のほうがカッコイイ衣装のウェルテルを拝めるかなあとも思うけど。

指揮者のシャスランは新国立にも「ホフマン物語」を振りに来日しているようだが、HPの写真がなんかすごく違うので別人かと思った。そんなに昔の話でもないのに。

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日本国民としてごく普通にラグビーW杯を見たりしているが、決勝でイングランドが負けて南アフリカが勝ったというのに表彰式の音楽がホルストの「惑星」の「木星」だったのがなんかよくわかんないな。イングランドの人々もはるばるやってきたヘンリー王子も「なんで?なんで?」と思ったんじゃなかろうか。アレ、イギリスの国民的音楽だぜ、皇室行事にも使われるし。個人的にはデクラークのプリっとしたお尻が好きです。

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