« 千葉停電。 | トップページ | 映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 »

2019年9月15日 (日曜日)

Pヤルヴィ/N響<オール・ポーランドプログラム>

Nhk201909

~オール・ポーランド・プログラム~
バツェヴィチ/弦楽オーケストラのための協奏曲(1948)
ヴィエニャフスキ/ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調 作品22
ルトスワフスキ/小組曲(1950/1951)
ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲(1954)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン:ジョシュア・ベル
NHK交響楽団
(9月14日 NHKホール)

土曜日鑑賞。実は会社の現場手伝い(千葉台風の後始末のため)に行く予定だったが、場所が遠方で夜間のため都心住まいの私は免除されたんで、参戦。

有難いはずのオール・ポーランドプロだが、実はどの作曲家も私の心にヒットしなかったのでぎりぎりまで迷った。日本の定期演奏会でのポーランドものでシマノフスキもショパンもないのは珍しい。だがバツェヴィチ姐さんの曲が日本で演奏されるのが今後そんなにないと思ったので、エセポーランド音楽研究家を名乗る者としていくべきだと思った。(あと、愛器BOSE君の充電ができなくなってしまい、修理に出そうかと思ってネットで見たら「充電を全部使いきって2日くらいほっておいたらまた充電できるようになるぜベイベー」みたいなことが書いてあったのでそれを実行中で音楽聴けないっていうアホな理由もあり。)

すいませんが人生初のNHK自由席。自由席といってもどこ座っていいわけでもなく、中央は3階の8番目から後ろ、両翼は7番目から後ろだけである。早めに並んで自由席の一番前をゲット。しかし、ジョシュア・ベル氏が近くで見れなかったのを除けば、音はよく聴こえてきたし、1500円でこれだけ楽しめればこれはアリだな、と思った、映画を普通に観るより安いんだもんね。オーチャードなど、3階の最安席など取ってしまったら銭湯の中みたいな音なのに。

ただ、消費税の関係で10月から100円上がる。上がる前にもう一回行こうかな。

1曲目はポ音楽史上最も重要な女性作曲家バツェヴィチ。私の持っている「ポーランド音楽史」(田村進・著)のご本にも何回も出てくるし、弦楽器の曲を中心に色々と曲を作ってはいるが、ウチにあるCDは(ザレンプスキとカップリングの)ピアノ五重奏曲だけである。それもかなり革新的な作風であったため「苦手な作曲家」のレッテルを貼ってしまった、私の中で。

でもまあ、今回演奏された「弦楽オーケストラのための協奏曲」は彼女の曲でも聴きやすいものであるので、かなり楽しんで聴いた。ヘンテコなたとえだが「情念やロマンを抜いた、スタイリッシュな"浄夜"」みたいな印象。さすがは天下のN響、「腕利きの弦楽器奏者」の集団であることがとてもよくわかる。でかいオケの曲しか普段あまり聴かないので、こうやって弦楽器だけだとホントにうまさがわかる。

続いて、ヴィエニアフスキのコンチェルト。一般にはあまりなじみのない曲だと思うが、2011年のヴィエニアフスキ・コンクールをネット配信で見てたんでこの曲は私はまあ知ってる。確かファイナリストはこの作曲家の1番か2番の協奏曲を弾いて、他にコンクール指定の有名な協奏曲を選んで弾くんじゃなかったかな。シベリウスやショスタコ1を弾く人は多い気がする(というざっくりした印象)。このコンクールのお蔭でショスタコの1番コンチェルトが大好きになった、券の取れない女流ヴァイオリニストが弾く印象が強く、ナマでは聴いたことがないけど。2位だった小林美樹さんの演奏でナマで聴くのが夢。

もともとアイドル系の?ジョシュア・ベル氏は私の中では「あの人は今」状態であったが、遠目に見ても今も若々しくかっこいい。一応オペラグラスを持って行ったのでよく見えた。名器ストラディバリウスの音もよく聴こえた。たまに席が後ろの方だと聴こえないソロヴァイオリンもあるもんね。N響では先日テレビで観たベルクの協奏曲に続いての名演奏。コンテスタントにしかなじみのないはず(多分)のこの曲が何倍もいい曲に聴こえた。拍手は盛大であったが、ソリストのアンコールはなし。

休憩を経て、ルトスワフスキ。ルトスワフスキを好むクラヲタは意外と多そうだが、私は好きなのか嫌いなのかあまりよくわからない。ポーランド・ラジオでたまに流れてくることはありけど、普通に聞き流している。プルコギならぬ「ブコリキ」というピアノ曲はバルトークっぽくてちょっといいなって思ったけど。意外とわかりやすい曲もあるものである。

ちょっと大衆に媚びたショスタコーヴィチみたいな感じ(※個人の印象です)の小組曲も、その昔小澤征爾さんがレコーディングしたという管弦楽のための協奏曲もさほどゲンダイオンガクゲンダイオンガクしてなく、いい具合に現代音楽だったので聴きやすかった(伝われ)。パーヴォもこの曲は得意なのかな、最後は両腕を下してピチッと決めてかっこよかった。N響も腕利きの演奏家揃いなのでばっちり決まっていた。演奏するの難しそうだけど。

----

会場で何人か知り合いに会ったが、何故か演奏会後もおなかが一杯だったので、アフターコンサートは脱退。残念であった。

|

« 千葉停電。 | トップページ | 映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 千葉停電。 | トップページ | 映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 »