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2019年9月16日 (月曜日)

映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

Onceupon1

何で観に行こうと思ったのか忘れたけど友人と約束してたので鑑賞。最近、映画館に行く事が多いけど、こんなにガラガラなの久しぶり。お台場で日曜日なのに。人気ないのかなあ。お蔭で公開から結構経ってるのに特典のなんかA4のカードも頂いた。これ何に使うのかな、下敷きとか?

この映画、実はすごく長い。そもそも映画の予告がたくさんあったあとに、161分。途中どうしてもトイレに行きたくなって中座したくらい(ワグネリアンなのに耐えられないの珍しい)。

長さは別としても非常に観客を選ぶ作品である。映画オタクのタランティーノ監督だからなのか、やや予習が必要。この物語の元になったものは、ポーランドの映画監督ロマン・ポランスキーの若妻シャロン・テートの悲劇的な殺人事件である。ここらへんはこの映画を観るならWikipediaで読んでおくくらいはしておきたいものだ。しかし、私は(有難いことに)ポランスキーの映画は若干見ているし(戦場のピアニストとか)、奥さんの話もたまたま読んでたんで「おそらくそんな話なんだろうな」っていう予測はついてた。(ただ、予測とは違う展開になるんだけど)

途中、シャロン・テートがダンナさんへのプレゼントにトーマス・ハーディの「テス」の初版本を買いに行くとこも、「ああ、トーマス・ハーディ!」などと思ったり(ふふ、フィンジ・ファンなら知ってるぜ)、あんまり予習なくても私の趣味に合っているところがちょくちょく出てきたので嬉しかった。

そして何より。タランティーノ監督の映画オタクっぷりがのっけから発揮されていて嬉しかった。遠い昔に、私は目黒シネマにタケちゃんの「座頭市」を観に行って、券を購入してからもう「座頭市」が終わっていることに気が付いたんだけどもう買っちゃったから仕方なく次の演目を見たんだった。それがタランティーノ監督の「キル・ビル」。そもそもスプラッタ血みどろものが大嫌いだったのだけど、そういう偶然がなければきっと見てなかったと思う。だもんで、今になってみると観ておいてよかった。タランティーノ監督の深作欣二愛が存分に発揮されていて、嬉しかった。

今回のこの映画は、タランティーノ監督の「昔のアメリカTVドラマへの愛」が存分に発揮されていると思う。私は実は一時期アメリカの昔のTV番組や映画の予告編を見るのが大好きであった。Internet Archiveという膨大なネット上のライブラリーで色々と見ていた。「ワンハリ」の冒頭はのっけからアメリカのテレビ番組の予告編から始まる。もちろんディカプリオが演じているのだけど、映像やナレーションとか文字とかめっちゃ当時っぽく作ってあって、「おおっ!!」って思ってしまった。たぶん、ここらへんの年代(1950~60年代)のアメリカのテレビ番組が好きなら、かなりハマりそうな感じ・・・かな。よくわかんないけど。

とにかくディカプリオとブラピの共演は素晴らしい。二人ともいいおっさんになっておりとくにブラピはせくしい。なんかもう色々とおもちゃ箱をひっくり返したみたいな映画で(長いけど)楽しい。ディカプリオと共演する子役の女の子は日本で言う安達祐実さんとか芦田愛菜氏とかのプロ意識を思い出し、素晴らしい(可愛い)。あと、この映画はカンヌ映画祭に出品されたというが、唯一賞を取ったのがブラピ演ずるクリフの飼い犬のワンちゃんで、「パルム・ドッグ賞」を受賞しているという。(パルム・ドッグ賞は映画「アーティスト」のワンちゃんも受賞している。)なかなかの名演技。

ブルース・リー(役)やらスティーヴ・マックイーン(役)やら当時のハリウッドのスターが登場し、アル・パチーノ(本人)まで出てくる豪華版なのに、ジャンクフード感が凄い。世界三大珍味を使用したケロッグみたいな感じ?かな。最後は結構残虐シーンが待っているけど、それも痛快で「これぞタランティーノ!」っていう感じ。まあ、かなりマニア向けな気はする(私もまあ、そんなに映画マニアでもないしなあ)。

 

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