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2018年11月20日 (火曜日)

ボーイト/メフィストーフェレ バッティストーニ(オーチャード)

2018111618ボーイト/歌劇『メフィストーフェレ』(演奏会形式)
メフィストーフェレ (バス): マルコ・スポッティ
ファウスト (テノール): アントネッロ・パロンビ
マルゲリータ/エレーナ (ソプラノ): マリア・テレ-ザ・レーヴァ
マルタ/パンターリス(メゾ・ソプラノ):清水華澄
ヴァグネル/ネレーオ(テノール):与儀 巧
合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団  他
指揮:アンドレア・バッティストーニ
東京フィルハーモニー交響楽団
(11月18日 オーチャードホール)
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ああ、またサントリーは売り切れてて行けなかった。毎年毎年オーチャードなの。まあまあの席だったしわりとよく聴こえたけど、サントリーはどんなによかっただろう、と想像するとちょっと悔しい。まあ、聴きにいけただけでも良しとしよう。
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(ところで今回なぜか中国?の方をたくさん見かけた。休み時間に女子トイレに並んでたんだけど、中国語しか聞こえなかったほどである。入口でツアーらしき一団を見かけたのでそういうツアーがあるのかな。結局トイレには行きつけず、だからやなんだよイタリア・オペラは。ワーグナーならそんなことないのに。)
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毎年、バッティストーニの指揮する演奏会形式オペラを聴きに行っているけど、ある一つの法則に気づく(みんな気づいてるかな)。昨年の「オテロ」は別として、(多分だけど)イタリアのオペラ作曲家がワーグナーに影響を受けて、またはワーグナーに憧れて書いたイタリアオペラがほとんどじゃないかなって思う。ドイツオペラのごとくオケはバリバリ鳴り、合唱団は大活躍、少年合唱団ももちろん入る。また、オルガンや鐘の音もドラもガンガン鳴る。
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もう、一曲聴けばおなか一杯である。
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実は私もそういうの大好きだ。トゥーランドットは残念聞き逃したのだけど、前々回のイリスも今回のメフィストーフェレもそういう傾向にある曲目だと思う。
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ボイートのこの曲、私はナマで聴くの初めて(プロの演奏では日本初演らしい)。有名なプロローグでさえ、全くお初である。しかもレコードもCDも持ってない。遠い昔、FMで放送されたのを録音したのをずっと聞いていた。なのに彼の次の作品の「ネローネ」のフンガロトン盤はCD持ってた。なんというひねくれものだったのだろう。
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マスカーニの「イリス」と並んで、最初っから合唱団が大活躍し、最初から異常に盛り上がる曲である。今や世界に誇る新国立劇場合唱団はいつものように素晴らしかったのだけど、特筆すべきは世田谷の少年合唱団であったと思う。なんかよくわからない早口言葉みたいなイタリア語の歌詞をホントにうまく歌っていたので感動した。
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歌手であるが、タイトルロールのマルコ・スポッティは外見はとてもかっこよかったけどプロローグはあんまり声が本調子でなかった気がした。期待しすぎたのかな。プロローグあってのこの曲なのに残念。あとのほうは調子を上げてきてよかった。・・・というかサントリーを聴いてないので本当はこんなもんなのかもしれない。
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ファウスト役のテノールは代役とのことだが高音をびんびん響かせてまことに気持ちが良い。毎年この出し物はテノールが冴えない気がして少々悲しかったのだけど、このパロッピというテノールはとても素晴らしくてまた聴きたいと思った。ああ、よかったなあ。
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マルガレーテとエレーナの二役のソプラノも大変迫力のある歌声で素晴らしかった。感動した。遠目でオペラグラスで見ただけだけど、なかなかお奇麗な方のようだった。初来日らしいが新国立劇場とかに登場したらいいのに。
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毎年出ている清水華澄さんはマエストロに気に入られているのかな。安定の素晴らしさ。与儀さんはファウスト役の歌手と遜色ない美声で聴かせる。
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それにしても、ボイートがこの曲を書いたのは26歳の時だったという。まあその後改変を重ねて今の形になったというが、26歳の若書きの作品を30歳そこそこの天才指揮者が振る。そんな様を身近に聴ける日本人のなんと幸せなことか。来年は何を演奏するのだろう。
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そういえば20日は横浜でバッティストーニが振るイタリア・オペラアリアのコンサートをするらしいんだけど、何だか会社の「女子会」とかで行けなくて残念。この日の夜会った友人にチラシを渡して「もしかして将来この人スカラ座の総監督になるかもしれない、凄い指揮者だから聴きに行くといいよ。歌手もみんな素晴らしいよ」と言っておいたが、友人は行けるかなあ。そもそも券が残ってるのか知らんけど。行きたかったなあ。
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夜、友人と待ち合わせて二子玉川のイタリアンへ。ボジョレー・ヌーヴォー解禁だというので(とっくに)、試しに頼んでみたら大変美味しかった。生ガキも久しぶりに食べた。イタリア・オペラのあとのボジョレー、なんとおしゃれなのだろう(などと自分で言う)。
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Kaki2
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