« フィルハーモニア・エテルナ 第24回定期演奏会 | トップページ | コーヒーが冷めないうちにプーと大人になった僕 »

2018年9月24日 (月曜日)

エルガー「神の国」 大友直人/群馬交響楽団

Kingdom15_3エルガー:オラトリオ「神の国」作品51
嘉目 真木子(ソプラノ)
坂本 朱(メゾ・ソプラノ)
清水 徹太郎(テノール)
原田 圭(バリトン)
大友直人指揮 群馬交響楽団・合唱団

(9月23日 群馬音楽センター)
.
過去記事:群響/戦争レクイエム

.
はるばる高崎まで行ってきた。高崎、新幹線で行けば結構すぐなんだが、お金節約のために湘南新宿ラインで。こないだのノットの「ゲロンティアス」に感動したので調子に乗って「神の国」まで券をゲット。ホテルまでブッキング。ネット予約のため、本当に予約取れてるのか当日まで不安だったがちゃんと取れていた。
.

「神の国」・「ゲロンティアス」ともども日本ではあまり演奏されない。同じ英国作曲家の声楽曲、ブリテンの「戦争レクイエム」とはえらい違いである。「神の国」も「ゲロンティアス」も確かわたしは今回含めて2回しかナマで聴いてないと思う。どちらも今後私が生きている間にまた聴けるのだろうか。一般的にはどっちもなんかとっつきにくいといえばとっつきにくい。(仏教徒の多い)日本人にはなじみの少ないキリスト教がテーマ(ざっくりと言って)なせいなのかとは思うけど、そんなこと言ったらマタイ受難曲だってヨハネ受難曲だってキリストさんの音楽だよねえ。
.

.

こないだのノットの「ゲロンティアス」、聴きに行かれた方はエルガーの音楽にみな感銘を受けられたと思う。まー、こんないい曲知らなかったわ!って思われたと思う。そしてきっとこれからもっと演奏してほしいなって思った人も多かったと思う(希望的観測)。ええ、演奏されるといいな。
.

さてこの「神の国」であるが、何を隠そう実は私が英国音楽を好きになったきっかけとなった曲である。この曲がなければ、もしかしたらこのBlogもなかったかもしれない。そのことについては改めて記事にしようと思っているのでここには書かないけど(引っ張るなあ)、とにかく私には記念碑的な曲である。たとえグンマーであろうと行かなければならない。
.

群馬交響楽団・合唱団については、前に「戦争レクイエム」をすみだトリフォニーで聴かせて頂いた。たまたま同じ月にお同じすみとりで新日本フィルが「戦争レクイエム」を演奏した。申し訳ないが新日本フィルの合唱団(栗友会)のほうが実力は上である。でも、感銘を受けたことについては実はあまり変わらなかった。演奏の内に向かう美しさについては新日本フィルが上だが、圧倒されたのは群響の演奏のほうだった。
.

群馬交響楽団の合唱団さんは、一つの曲に取り組む時間が(プロの合唱団より)長いから・・・ということを聞いた(合唱経験者に)。そのぶん曲に対する思い入れが強いんだと思う。音楽に対する愛情をものすごく感じる。いや、プロやプロ級の合唱団だって愛情は強いに決まってるんだけど、うーん、どう言ったらいいんだろう。
.

たまたま、今回も我々聴衆は7月の(絶品の)ゲロンティアスを心に残したまま、「神の国」の演奏を聴いた。いや、あの世紀の名演と比べるなんて失礼だし、そもそも曲も違うし。でも感銘を受けたことについてはどちらも変わらない。そして10年も前に聴いた戦争レクイエムの演奏を思い出していた。そう・・・こんな感じだったよね。もう・・・愛しか感じないの。「ああ、わかった。本当に歌うの好きなんだなあ」と。
.
でもまあ・・・演奏とは関係ないところで、色々と残念なこともあった。そもそも、群馬音楽センターというホールは(有名な建築家の設計によるもので、なるほどカッコイイけど)音響が至極残念である。残響があんまりなく、カラッカラな音がする。川崎とかすみだとか、まともな残響のあるホールで演奏して欲しかった。もうすぐ群響の演奏会場はもっといいところに変わるということを聞いたのでそれは・・・よかったねと思うが、今回はせっかくのいい演奏がホントにもったいない。あと、私は気が付かなかったが、場内の蛍光灯?が切れてチカチカしていたところがあったそうな。
.

(それと、まあ演奏とは関係ないけど、解説書のエルガーの没年が間違っている。そこは・・・校正の時に気が付いて下さい。まー、私が気が付いたわけじゃないけど。)
.

文句ばっかり言ってもしかたないので、歌手の方々について。大変素晴らしかった。とくにソプラノのあとのほうで歌うスケールの大きなアリアは素晴らしかった。それと「びわ湖4大テノール」の一人の清水さんの美声については言わずもがな。聞きほれた。
.

こんな珍しい曲なのに私のいた1階席は満員のようだった(2階は知らないけど)。さすがに音楽の盛んな県の住民だから?なのかもしかしてはるばる東京から聴きに行った人が多かったからなのか、聴衆のマナーもよく、フライング拍手もなく本当によかった。演奏会が終わってからの指揮者のトークもあり、かなりの人がロビーに残っており、なんて熱心なのだろうと感心した・・・っつーか私も最後までいたし、合唱団の反省会?まで聞いてた。
.

知人が何人も聴きに来てたので、高崎で飲んだ。話が弾み過ぎて12時まで飲んでた。泊りがけの演奏会行脚は楽しい。そんで、「戦争レクイエム」の時に私がコメントした「東京にいるのでなかなか群馬までは・・・と思うのですが何か機会があったら群響&合唱団の方のコンサートを聴いてみたいと思いました。」が実行できてよかった。
.
Kingdom14

可愛い。公衆電話界で一番可愛い。

|

« フィルハーモニア・エテルナ 第24回定期演奏会 | トップページ | コーヒーが冷めないうちにプーと大人になった僕 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/108585/74265517

この記事へのトラックバック一覧です: エルガー「神の国」 大友直人/群馬交響楽団:

« フィルハーモニア・エテルナ 第24回定期演奏会 | トップページ | コーヒーが冷めないうちにプーと大人になった僕 »