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2018年9月13日 (木曜日)

映画「累 かさね」

Kasane「カメ止め」を観てから最近すっかり映画中毒になってしまい、カメ止めおかわりして、その上一昨日は「マンマ・ミーア2」を観たばっかりなのに、今日は土屋太鳳ちゃん主演の「累(かさね)」を鑑賞。auビデオパスユーザーなので月曜日は1100円で観られるし、一応女なので水曜日も1100円で映画観られる。すっかり定価で映画観なくなってしまった(すいません)。
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さて、私は土屋太鳳ちゃんの(ちょっとだけ)ファンである。朝ドラに出てた頃は観てなかったのだけど(だって社畜なんだもん朝ドラなんか観られない)、「下町ロケット」のあたりから観だして、「チアダン」は毎週欠かさず観ている。映画「青空エール」もこないだケーブルテレビで観た。彼女は女性に嫌われているという記事を見たりもするけれど、別に気にしない。
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ところで、私はこの映画は(予告観た時点では)ちっとも観る予定ではなかった。しかし、Yahoo!映画の感想を何気なく読んでいたら、どうもこの映画の中で土屋太鳳ちゃんがサロメの「7つのヴェールの踊り」を踊るということが書いてあったので。こりゃ観るしかないでしょ。
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この映画の主題は(ざっくりと言って)二人の女優さんの戦いなのだけど、映画の前半はチェーホフの「かもめ」の舞台、後半はオスカー・ワイルドの「サロメ」の舞台をめぐってのお話である。
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知ってる人は知ってると思うが、土屋太鳳ちゃんは女優というより前にダンサーである。体育大学で舞踊を習っており、その踊りはアーティストと呼んで良いほどである(三浦大知さんがベタ褒めしてるのをテレビで見た)。その彼女がザロメ・タンツを踊るんである。もう・・・ホントに素晴らしい(眼福)。映画の中だけでなく本当に新国立劇場で踊ってほしい。オペラのサロメの踊るシーンだけ(歌手の替え玉として)踊って欲しい。
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しかしまあ、「サロメ」は出てくるものの、R・シュトラウスの音楽は全然出てこない。「7つのヴェールの踊り」も全然違う音楽であるし、そしてそもそも清純派女優さんなので一ミリも脱がない。でも踊りはとってもエロイ。
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このblogのお得意様ならご存知だが、私はR・シュトラウスの「サロメ」で育ったへんな小中学生時代を送った子なので、なんとサロメのセリフは全部覚えている。なのにこの映画でのサロメはストレート・プレイの演劇なので、全然歌わないのである(当たり前だが)。ああ、なんと言う違和感。やっぱり・・・歌わないんだあ。おそらく日本のシュトラウス・ファンがこの映画を観たら(そして普通の「サロメ」の演劇を観たら)そういう違和感に襲われるんだろうなあ。

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ということで(クラヲタ目線で)グダグダと述べてきたけれど、この映画は土屋太鳳さんと芳根京子さんのダブル主演である。美人で大根役者の設定の土屋さんと顔にでっかいキズがあるが天才的な演技力の設定の芳根さんが、ある小道具を使うことによって中身が入れ替わるという話である。
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まあ長々と説明するのもめんどうくさくなってきたので書かないけど(えー)、とにかくこの映画は色々と突っ込みどころは多いんだけど(いや何で関ジャニなのとか、無理やりな展開とか)・・・とても面白かったです。色々と(サロメ以外にも)私の好きになる要素がたくさんあった。観ていて「なんかこの感じ何かに似てる・・・」って一生懸命思い出したんだけど、ああ、マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガーの昔のイギリス映画「赤い靴」ね。あれ、観たことある人なら「ああああ~」ってなると思う。
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ホント、可愛い女優さんが出てくるだけの映画じゃないです。舞台とか演劇好きな人だったら楽しめるかな。原作のファンの方には評判悪いようですが、私、原作読んでないんでどうでもいい。原作はマンガだそうですよ。

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