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2018年9月29日 (土曜日)

世界遺産 富岡製糸場に行ってきた (若干 虫注意)



BGMは「演奏会用アレグロ」で。

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高崎でエルガーの「神の国」を聴いた翌日は、「絹の国」へ。群馬在住の友人と世界遺産富岡製糸場に行ってきた。(友人も初めての訪問。近隣に住んでると結構名所には行かないものだ。私もいまだにスカイツリー登ったことないし)
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富岡製糸場は、高崎駅から上信電鉄に乗って30分、駅から15分くらい歩く。
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高崎駅では富岡製糸場入場券付き往復切符というのがあるので(ちょっとお得)、それを買う。しかし、券売機で買ったのでめっちゃつまんないデザイン。高崎に戻ってきたら記念にくれる。改札の「パチン」が今時珍しい。
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上信電鉄という電車は初めて乗った。全部の駅ではないが無人駅もあるので電車の中に改札があり(!)、運転手さんが改札を車内で行う。不思議なのは、改札の横にある本来なら座席があるはずのところに謎の傾斜がある。お客さんはそこで座るでもなく、ただよっかかっている。椅子席を作ればいいのにって思う(ここ以外は普通に長椅子席)。
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車窓からは見渡すかぎりの畑・田んぼ。テレビで観るローカル線の風景そのものである。大体は無人駅かイナカの待合室付きのちっちゃい駅だが、富岡製糸場のある駅だけは妙に新しく、奇麗(でかくはない)。お富ちゃんがお出迎え(富岡製糸場のゆるキャラらしい)。
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目的地までの街並みは妙にレトロ。昔は流行ってたのかな。今は若干さびれている感じである。
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さて。目的地についた。アサイチで行ったのでそんなに混んでない(昼前くらいには混み始める)。
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まあ、あまり熱心に観たわけでもないのでそんなに写真がない(えええ~?)。 歴史や世界遺産に選ばれた経緯についてはもっと詳しいサイトがあるのでそっちを見て。
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蚕の繭をお湯で煮て、その繭から糸をぐるぐる糸車に巻いていくシステム。そういう実演の人もいた。蚕の展示もあったのでそれも見た(虫注意)
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ワラワラワラ・・・という蚕が餌を食べる音がする。ところで友人も私も蚕に「様」をつけて(かなり普通に)呼ぶのでお互い不思議に思った。私の母の実家の近隣に養蚕業を営むところがあり、幼少の頃大きなビニールハウスに蚕を飼っているところに行ったものである。友人の家の近所にも養蚕しているところがあるそう。長い付き合いだが初めて気づいた不思議な共通点。ただ、微妙に違うのは私は「かいこさま」と呼び、友人は「おかいこさま」と呼ぶ。


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工場の内部。普通はガイドツアーに参加したりするのだが、あまり深い興味がないので参加せず。200円ほど払うと世界遺産を保存するための工事中のところを見学できる。ヘルメットが被ってみたかったので、JAFの割引もあり100円で入場。場内は撮影不可なので入口で撮影。

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お土産屋さんで会社のお土産を買おうと思ったら、ウチの事務所に配るくらいのちょうどいいお菓子がなかったので、世界遺産で買うのは断念。しょうがないので高崎駅で下仁田ネギせんべい的な普通のものを買った(美味しかった)。富岡製糸場さんがもうすこし小さくて小分けしてあるクッキーとかのお土産をつくったほうがいいと思う。

なんかつまんなそうな感じに書いたが、ココログの調子が悪いせいなので気にしないで。製糸場に行ったのは(電車や行く道々も含め)とっても楽しかった。友人も楽しそうだったし良かった。.

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2018年9月26日 (水曜日)

コーヒーが冷めないうちにプーと大人になった僕

土屋太鳳ちゃんの「累」がもう一回観たかったのだけど、ちょうどいい時間がなくなってきたので半休取って鑑賞。始まるまでに時間が結構あったので、「コー冷め」(そういう略し方なのかは知らないけど)を観て、どうせなら「プー僕」(そういう略以下略)も観ちゃおうと、半日で3本もロードショー観た。まあ、女デーなので安いからね。
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コーヒーが冷めないうちに
林遣都君が出てなければ絶対観てない(意外と出番は少ない)。4回泣けるというキャッチフレーズだが、泣けそうなところを数えてみたが3回くらいかな。まあ、とにかく全力で泣かしにかかっているとしか思えない。あくまで有村架純ちゃんと石田ゆり子さんの可愛さを堪能する映画。あと・・・出演者が最後にカメラ目線で語るところがイヤ。あれがなかったらまだよかったのに。
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二回目。女子高生たちに囲まれながら鑑賞。改めて見ると土屋太鳳ちゃんと芳根京子ちゃんの入れ替わりは(傷ができること以外はCGとかあんまり使ってなさそうなのに)見事である。何気に昔の大映ドラマっぽいところもいいし、「かもめ」オーディションの場面は少女マンガみたいでいいし、あんなに本格的なサロメの舞台が映画で見られるだけでも大変ありがたい。(ファンの願い)土屋太鳳ちゃんにはつらつ女子学生役をやらせるのはそろそろやめてあげて。下町ロケットがあるかぁぁ・・・。
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プーと大人になった僕
「大人になってもプーな僕」ではない。正直、あんまりプーさんに慣れ親しんだ幼少ではないので、「なんか働きすぎてぬいぐるみが動いたりしゃべったりするように見える疲れたおっさんの話」として見ようと思えば見える。経済を回すには休暇を取りお金を使うこと、という当たり前のことを描いたゲゼルシャフトとゲマインシャフトな映画(←違う)。

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なんか作風がバラバラだが、3本とも「ありえないことを描いたファンタジー」であることで共通している。

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2018年9月24日 (月曜日)

エルガー「神の国」 大友直人/群馬交響楽団

Kingdom15_3エルガー:オラトリオ「神の国」作品51
嘉目 真木子(ソプラノ)
坂本 朱(メゾ・ソプラノ)
清水 徹太郎(テノール)
原田 圭(バリトン)
大友直人指揮 群馬交響楽団・合唱団

(9月23日 群馬音楽センター)
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過去記事:群響/戦争レクイエム

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はるばる高崎まで行ってきた。高崎、新幹線で行けば結構すぐなんだが、お金節約のために湘南新宿ラインで。こないだのノットの「ゲロンティアス」に感動したので調子に乗って「神の国」まで券をゲット。ホテルまでブッキング。ネット予約のため、本当に予約取れてるのか当日まで不安だったがちゃんと取れていた。
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「神の国」・「ゲロンティアス」ともども日本ではあまり演奏されない。同じ英国作曲家の声楽曲、ブリテンの「戦争レクイエム」とはえらい違いである。「神の国」も「ゲロンティアス」も確かわたしは今回含めて2回しかナマで聴いてないと思う。どちらも今後私が生きている間にまた聴けるのだろうか。一般的にはどっちもなんかとっつきにくいといえばとっつきにくい。(仏教徒の多い)日本人にはなじみの少ないキリスト教がテーマ(ざっくりと言って)なせいなのかとは思うけど、そんなこと言ったらマタイ受難曲だってヨハネ受難曲だってキリストさんの音楽だよねえ。
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こないだのノットの「ゲロンティアス」、聴きに行かれた方はエルガーの音楽にみな感銘を受けられたと思う。まー、こんないい曲知らなかったわ!って思われたと思う。そしてきっとこれからもっと演奏してほしいなって思った人も多かったと思う(希望的観測)。ええ、演奏されるといいな。
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さてこの「神の国」であるが、何を隠そう実は私が英国音楽を好きになったきっかけとなった曲である。この曲がなければ、もしかしたらこのBlogもなかったかもしれない。そのことについては改めて記事にしようと思っているのでここには書かないけど(引っ張るなあ)、とにかく私には記念碑的な曲である。たとえグンマーであろうと行かなければならない。
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群馬交響楽団・合唱団については、前に「戦争レクイエム」をすみだトリフォニーで聴かせて頂いた。たまたま同じ月にお同じすみとりで新日本フィルが「戦争レクイエム」を演奏した。申し訳ないが新日本フィルの合唱団(栗友会)のほうが実力は上である。でも、感銘を受けたことについては実はあまり変わらなかった。演奏の内に向かう美しさについては新日本フィルが上だが、圧倒されたのは群響の演奏のほうだった。
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群馬交響楽団の合唱団さんは、一つの曲に取り組む時間が(プロの合唱団より)長いから・・・ということを聞いた(合唱経験者に)。そのぶん曲に対する思い入れが強いんだと思う。音楽に対する愛情をものすごく感じる。いや、プロやプロ級の合唱団だって愛情は強いに決まってるんだけど、うーん、どう言ったらいいんだろう。
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たまたま、今回も我々聴衆は7月の(絶品の)ゲロンティアスを心に残したまま、「神の国」の演奏を聴いた。いや、あの世紀の名演と比べるなんて失礼だし、そもそも曲も違うし。でも感銘を受けたことについてはどちらも変わらない。そして10年も前に聴いた戦争レクイエムの演奏を思い出していた。そう・・・こんな感じだったよね。もう・・・愛しか感じないの。「ああ、わかった。本当に歌うの好きなんだなあ」と。
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でもまあ・・・演奏とは関係ないところで、色々と残念なこともあった。そもそも、群馬音楽センターというホールは(有名な建築家の設計によるもので、なるほどカッコイイけど)音響が至極残念である。残響があんまりなく、カラッカラな音がする。川崎とかすみだとか、まともな残響のあるホールで演奏して欲しかった。もうすぐ群響の演奏会場はもっといいところに変わるということを聞いたのでそれは・・・よかったねと思うが、今回はせっかくのいい演奏がホントにもったいない。あと、私は気が付かなかったが、場内の蛍光灯?が切れてチカチカしていたところがあったそうな。
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(それと、まあ演奏とは関係ないけど、解説書のエルガーの没年が間違っている。そこは・・・校正の時に気が付いて下さい。まー、私が気が付いたわけじゃないけど。)
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文句ばっかり言ってもしかたないので、歌手の方々について。大変素晴らしかった。とくにソプラノのあとのほうで歌うスケールの大きなアリアは素晴らしかった。それと「びわ湖4大テノール」の一人の清水さんの美声については言わずもがな。聞きほれた。
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こんな珍しい曲なのに私のいた1階席は満員のようだった(2階は知らないけど)。さすがに音楽の盛んな県の住民だから?なのかもしかしてはるばる東京から聴きに行った人が多かったからなのか、聴衆のマナーもよく、フライング拍手もなく本当によかった。演奏会が終わってからの指揮者のトークもあり、かなりの人がロビーに残っており、なんて熱心なのだろうと感心した・・・っつーか私も最後までいたし、合唱団の反省会?まで聞いてた。
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知人が何人も聴きに来てたので、高崎で飲んだ。話が弾み過ぎて12時まで飲んでた。泊りがけの演奏会行脚は楽しい。そんで、「戦争レクイエム」の時に私がコメントした「東京にいるのでなかなか群馬までは・・・と思うのですが何か機会があったら群響&合唱団の方のコンサートを聴いてみたいと思いました。」が実行できてよかった。
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可愛い。公衆電話界で一番可愛い。

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2018年9月22日 (土曜日)

フィルハーモニア・エテルナ 第24回定期演奏会

十束尚宏作曲 ギルガメシュ叙事詩より
M.ロージャ作曲 ヴァイオリン協奏曲 作品24【日本初演】
D.ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第8番ハ短調 作品65

指揮:十束 尚宏   フィルハーモニア・エテルナ
ヴァイオリン独奏:ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク
.(9月17日 すみだトリドフォニーホール)
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知り合いより券をまわしてもらって行ってきたコンサート。気にはなってたのだが、なんだかスルーしていた。連絡もらえてよかった。
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「ベン・ハー」などの映画音楽の作曲家であるミクロス・ロージャの作曲したヴァイオリン協奏曲は日本初演だそうである。以前、知り合いのアマオケさんがヴィオラ協奏曲の初演をしたのを聴きにいったことがあったが、その時の感想は「オシャレな感じの日本むかしばなしみたい・・・というふんわりとした印象」という非常にわかりにくい感想だった。(今聴いてみると・・・なるほど的な。)
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作風的にはヴィオラ協奏曲もヴァイオリン協奏曲も変わらない感じなのだけど、ヴァイオリンが華やかな楽器であるために、「日本むかしばなし」というよりはハンガリー映画音楽みたいな感じである(そのまんまやろ)。
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ところで、このアマオケさんの過去の共演ソリストは異様に豪華である。何かコネでもあんのかな。なんとウィーン・フィルの団員さんである。私がこのブログを始めたころ、このソリストの方もブログを(合唱団員の奥様とともに)されており、楽しみに読んでいた。ニューイヤーコンサートで演奏姿を見かけて「ああ、やっぱりホントなんだ~(←失礼)」と思ったりした。そのうち、ブログはお止めになってしまったので、とても残念に思った。
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ソロの演奏を聴くのは今回初めてである。さすがはウィーン・フィルの人だ!とは思ったが、演奏がというよりは曲のポイントになるところが結構私わからなくて、「どうしよう」とか思った。やはりお国の作曲家のバルトークの影響は強いのかな。カデンツァとかすごく難しそうなパッセージをバリバリと弾いていてかっこいいなと思った。
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盛大なる拍手に応えて、アンコールは2曲。パガニーニの難しそうな曲と(曲名を見て帰るのをすっかり忘れた)、タレガのアルハンブラの思い出。曲についてちょっとお話しするのを聞いたが、まったくの日本語ネイティブなのね。
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曲が前後してしまったが、一曲目は指揮者の作曲した「ギルガメッシュ叙事詩」とやらの曲である。無論、まったく初めて聴く曲である。まったくの歴史音痴なので、ギルガメッシュさんがいったい何者なのかよくわからず、作曲者によるギルガメッシュについての熱い解説を読んでもさっぱりわからなかったので、「まあいいや、なんか壮大な感じなんだろうな」と思い、前日に(AUビデオパスで)観たインド映画「バーフバリ」みたいな感じなのかなあとか勝手に思った。(バーフバリは映画館で観ないとダメだ、ということはわかった)
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与えられた席が前から5番目というかなり接近した席だったので、恐ろしく圧迫感を感じた。とにかく音がでっかかった。まあ全体的に壮大な感じはしたので間違ってはなかったかなあと(てきとー)。
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全体的になかなか演奏の水準も高く、とてもありがたいコンサートであった。またご縁があったら聴きに行きたい。

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2018年9月15日 (土曜日)

「ミケランジェロと理想の身体」展 (国立西洋美術館)

Michelan1_2終わりが近かったので慌てて金曜日の夜に駆け付けた。雨のせいか?人気ないのか?あまり混んではいなかった。大巨匠ミケランジェロとはいえ、彫刻はあんまり人気ないのかな。
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ミケランジェロ「と」って付いてるので、当然ミケランジェロだけの展覧会ではない。今回のミケランジェロの展示はたった二つ「ダヴィデ=アポロ」と「若き洗礼者ヨハネ」である。あとはギリシャ彫刻とかレリーフとか金属版彫ったやつとかである。ふううううん。
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ミケランジェロを描いた絵とかミケランジェロが像を作ってるのを作った像とかが印象に残った。ミケランジェロって若い時にお友達に?鼻を殴られたとかでお鼻が曲がってる肖像画があった。
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ミケランジェロの作品の二つは、一つはダヴィデなのかアポロなのかよくわかんないまま伝えられたやつらしい。テレビで爆笑問題がやってた番組で観たので知ってたけど、全体的に途中っぽかった。刃物のあと?がガリガリ残ってるし、背中を支える棒っぽいものも残ってる。未完成の美というか。
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もう一つの「ヨハネ」は何でも戦争で爆撃されてバラバラになったやつを、残された写真をもとに復元されたものだという。バラバラになった写真を見てなんか泣きそうになった。人間だったら即死だったろう。でも彫刻なので、みんなの力で蘇った。今もかけらが発見されたらいつでも繋げるようにマグネットでくっついてる式にしてあるらしい。お顔が半分くらいなくなってて再生されたのでほんとにかわいそう。
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Michelan2 あと、復刻版ではあるけど「ラオコーン」の展示があった。これは本物じゃないので撮影自由である。一人で行ったので一緒のポーズ取って写真撮ったりできなくて残念(そんなバカな人はいなかったが)。ラオコーンは全身像じゃない半身の石膏像は受験生にはおなじみで、私も高校の時美術室でよく描いていたものだが(よくあんな勉強で受かったもんだ)、全身像は写真以外では初めて観たなあ。
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「ミケランジェロあんまないじゃん!」とか思わなければ、謎のいい体の像をたくさん観られるので楽しい。あと、意外とギリシャ神話オタク?の女性の方を何人も見かけた。お子さんにネプトゥヌス(ネプチューン)の説明を丁寧にしていたおかあさんとかいて、どういう生活してるのかなと興味を持った。(どんな分野でもマニアやオタクの女性というのはいるものだ。昆虫展にもいるのかな)

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先日観た「」が頭から離れない。あれ、本当にすごかったなあ。好みもあるし劇中で「サロメ」を演じたというのもポイント高かったけど、個人的には「カメラを止めるな」よりも面白かったな。センスの悪いポスターに騙されないでたくさんの人に見てほしい。土屋太鳳ちゃんが嫌いな人も観てファンになった人もたくさんいるみたいだしね。

上演が終わらないうちにもう一回観に行こうかなあと思ってる。監督が「絶対零度」の監督だってなるほど納得。質の良い演劇映画なのに、センスの悪い宣伝が本当に惜しい。

あと、エンディングテーマ曲もとてもいいですね。ハスキーな声が好きです。ファンになったわ。


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2018年9月13日 (木曜日)

映画「累 かさね」

Kasane「カメ止め」を観てから最近すっかり映画中毒になってしまい、カメ止めおかわりして、その上一昨日は「マンマ・ミーア2」を観たばっかりなのに、今日は土屋太鳳ちゃん主演の「累(かさね)」を鑑賞。auビデオパスユーザーなので月曜日は1100円で観られるし、一応女なので水曜日も1100円で映画観られる。すっかり定価で映画観なくなってしまった(すいません)。
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さて、私は土屋太鳳ちゃんの(ちょっとだけ)ファンである。朝ドラに出てた頃は観てなかったのだけど(だって社畜なんだもん朝ドラなんか観られない)、「下町ロケット」のあたりから観だして、「チアダン」は毎週欠かさず観ている。映画「青空エール」もこないだケーブルテレビで観た。彼女は女性に嫌われているという記事を見たりもするけれど、別に気にしない。
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ところで、私はこの映画は(予告観た時点では)ちっとも観る予定ではなかった。しかし、Yahoo!映画の感想を何気なく読んでいたら、どうもこの映画の中で土屋太鳳ちゃんがサロメの「7つのヴェールの踊り」を踊るということが書いてあったので。こりゃ観るしかないでしょ。
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この映画の主題は(ざっくりと言って)二人の女優さんの戦いなのだけど、映画の前半はチェーホフの「かもめ」の舞台、後半はオスカー・ワイルドの「サロメ」の舞台をめぐってのお話である。
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知ってる人は知ってると思うが、土屋太鳳ちゃんは女優というより前にダンサーである。体育大学で舞踊を習っており、その踊りはアーティストと呼んで良いほどである(三浦大知さんがベタ褒めしてるのをテレビで見た)。その彼女がザロメ・タンツを踊るんである。もう・・・ホントに素晴らしい(眼福)。映画の中だけでなく本当に新国立劇場で踊ってほしい。オペラのサロメの踊るシーンだけ(歌手の替え玉として)踊って欲しい。
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しかしまあ、「サロメ」は出てくるものの、R・シュトラウスの音楽は全然出てこない。「7つのヴェールの踊り」も全然違う音楽であるし、そしてそもそも清純派女優さんなので一ミリも脱がない。でも踊りはとってもエロイ。
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このblogのお得意様ならご存知だが、私はR・シュトラウスの「サロメ」で育ったへんな小中学生時代を送った子なので、なんとサロメのセリフは全部覚えている。なのにこの映画でのサロメはストレート・プレイの演劇なので、全然歌わないのである(当たり前だが)。ああ、なんと言う違和感。やっぱり・・・歌わないんだあ。おそらく日本のシュトラウス・ファンがこの映画を観たら(そして普通の「サロメ」の演劇を観たら)そういう違和感に襲われるんだろうなあ。

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ということで(クラヲタ目線で)グダグダと述べてきたけれど、この映画は土屋太鳳さんと芳根京子さんのダブル主演である。美人で大根役者の設定の土屋さんと顔にでっかいキズがあるが天才的な演技力の設定の芳根さんが、ある小道具を使うことによって中身が入れ替わるという話である。
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まあ長々と説明するのもめんどうくさくなってきたので書かないけど(えー)、とにかくこの映画は色々と突っ込みどころは多いんだけど(いや何で関ジャニなのとか、無理やりな展開とか)・・・とても面白かったです。色々と(サロメ以外にも)私の好きになる要素がたくさんあった。観ていて「なんかこの感じ何かに似てる・・・」って一生懸命思い出したんだけど、ああ、マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガーの昔のイギリス映画「赤い靴」ね。あれ、観たことある人なら「ああああ~」ってなると思う。
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ホント、可愛い女優さんが出てくるだけの映画じゃないです。舞台とか演劇好きな人だったら楽しめるかな。原作のファンの方には評判悪いようですが、私、原作読んでないんでどうでもいい。原作はマンガだそうですよ。

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2018年9月 6日 (木曜日)

北海道の地震に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

北海道の今回の地震に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
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私は北海道は一度も行った事はないのですが、このブログで知り合った(実際にお会いした)お友達の中に北海道在住の方がお1人いらっしゃいます。私が2011年の震災に遭った(東京なのでそんな被害でもないですが)時は、すぐに安否のメールを下さいました。嬉しかったです。
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私も今回はメールをお送りしようと思ったのですが、北海道は大規模な停電に見舞われているという情報だったので、もしかして(私がメールをしたことで、携帯の電気が沢山減ってしまったらどうしようと思い)迷惑かもしれないと思って連絡はしておりません。
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こんなところに書いても、届くことはないかもしれませんが、よこよこさんのご無事を心よりお祈りしております。
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あ、あとお会いしたことはありませんが、MUUSANさんもどうかご無事で!
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 naoping@音源雑記帖
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ほんの少しですが、読者の皆様がこのblogからのリンクで何か購入して頂いた収入(何年もこつこつ貯めていたもの)の中から「楽天銀行株式会社 楽天クラッチ募金 北海道地震被害支援募金口」に5000円ほど寄付させて頂きました。ありがとうございました。

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2018年9月 2日 (日曜日)

ザレンプスキ/リスト編曲 3つのポーランド舞曲

Tower_4720721 ザレンプスキ:3つのポーランド舞曲(リスト編曲管弦楽版)
・ニ短調 Op.2-2(3つのガリツィア舞曲より)
・ニ長調 Op.4-2(4つのマズルカより)
・ト短調 Op.2-3(3つのガリツィア舞曲より)
アンドレイ・ボレイコ/指揮
アイ・カルチャー・オーケストラ

(2017年 ワルシャワ・フィルハーモニーホール)
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このところCDを買うことはほとんどなくなったが(物凄くお金に困っているわけではない)、これは最近珍しく渋谷塔で入手したもの。何か別のCD(モニューシュコの何かだったかな)を探したらなかったのだけど、「ザレンプスキ」とカタカナで表記されているものを目にしてしまったので(日本語のCDの帯が珍しい)、思わず捕獲してしまった次第。
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このブログではすっかりおなじみの作曲家のザレンプスキ(わ、私だけ?)だが、一般的にはさっぱりなじみのない作曲家なので若干の情報を載せよう。
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ユリウシュ・ザレンプスキ(Juliusz Zarębski, 1854年2月28日か3月3日 ジトーミェシュ(ジトームィル) - 1885年9月15日ジトーミェシュ)は、ポーランドのピアニスト、作曲家。
ショパン(1849年没)とシマノフスキ(1882年生)の間の時期に活躍したが、1885年に結核により31歳で死去した。主な芸術活動はポーランド国外で展開されたため、後に自国におけるザレンプスキ研究は遅れを見ることとなった。また、このことはポーランド音楽史の文脈の顧みる上で、19世紀後半の部分に大きな間隙となった。
(ウィキペディアより)
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今回入手のCDは、「ショパンと彼のヨーロッパ」という音楽祭のライブである。アイ・カルチャー・オーケストラは東欧と南コーカサス地方の若手演奏家によるユース・オケとのこと。
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ザレンプスキはそもそもピアニストとしての活動が中心であったし、しかも31歳という若さで亡くなったため作品はとても少ない。ポーランド本国以外ではほとんど知られていない作曲家のようであるが、作曲はフランツ・リストに習っておりリストは彼の才能を高く評価していたようである。リストのお蔭で作品のほとんどを生前に出版することができたそうである。収録の3曲は、もともとはピアノの連弾曲として作曲したものをリストが管弦楽に編曲したもの。初演から楽譜は行方不明になっていたが(ポーランドあるある)1995年に発見されたのだそうで、本CDは世界初録音とのこと。
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曲は・・・まあ、普通によくあるポーランド舞曲である。野暮ったい、物悲しい感じの曲で、まあモニューシュコとかに似てる感じ(と言ってもわからんなあ)。あ、ザレンプスキの代表曲はピアノ五重奏曲なので、是非興味のある方は聴いてみてね。とてもいい曲で私は大好きです。
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なお、このCDのメインはルトスワフスキなのだけど、ネタを引っ張るためにそれはまた別の機会に。演奏・録音ともに素晴らしいです。
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ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲、ザレンプスキ:3つのポーランド舞曲 アンドレイ・ボレイコ&アイ・カルチャー・オーケストラ icon

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