lfj 2018 丸の内エリアコンサート ショパン
Chopin#6「ファンタジーの世界へ」
ショパン:幻想曲ヘ短調 Op.49
小塩 真愛(ピアノ)
J.S.バッハ:シンフォニア第5番
ショパン:ポロネーズ第7番 変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」
鶴澤 奏(ピアノ)
ショパン:ノクターン第13番 Op.48-1
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」S.161より「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲」
ショパン:エチュード ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」
.
なんと言っても、この場所はコンサートホールではない。ショッピングセンターの一角であり、横はレストラン。終始人々の喧騒と子供の叫び声と食器を下げるガチャガチャいう音の中で演奏を聴かなければならない。しかも。観客も座って聴くには一時間も前から並んでなければならないし、それがイヤならば30分ほどたちっぱなしで演奏を聴かなければならない。それがラ・フォル・ジュルネ無料コンサートの掟。まあ、演奏会によってはこれよりキビシイもの、または緩いものもあるのかもしれないが。
.
本日行ったのは4月28日から30日まで、3日間にわたって行われた(っつー)ショパンをテーマにしたコンサートの最終2つのコンサート。申し上げたように聴く人も弾く人も著しく集中力を削がれる?ものなので、なんとも言い難いが。
.
演奏はなかなかよかった。まず女性2人で振り分けられたコンサート。ショパコンでおなじみ幻想曲と、私の大好きな「幻想ポロネーズ」。まず(毎年なのかな)使用ピアノがシゲルカワイなので温かみのあるいい音である。まあ、スタインウェイもヤマハも、はたまたファツィオリも、それぞれいい音だとは思うんだけど(何でもいいのか)。
.
小塩さんはザルツブルグのモーツァルテウムにて留学中とのこと。モーツァルテウムの入口は旅行で行ったことあるぜ。ああ、この幻想曲の感動的なことよ。中間で現れる力強いメロディはいつも私の心を震わせる。ああ、ショパンは美しい・・・。
.
二番目に登場の鶴澤さんは、カナダ留学というのが珍しい。ピアノを学ぶために留学する場合、大体ポーランドかオーストリアか、パリ音楽院かはたまたアメリカ(ジュリアードとか)ではないだろうか(という偏見)。もしかしてお名前がカナデさんだから?(んなアホな)。バンクーバーも旅行で行ったことあるけどすごくいいところで大好きだけど。
.
まあ、お二人の女性の演奏も素晴らしかったのだけれど、いかんせん周囲がうるさいわ、私は立ち見でちょっと離れていたのでやや聴こえない部分もあり。これで演奏の感想を述べるのも申し訳ないであろう。
.
この3日間のプロジェクトのトリを務めるのがマシュー・ローさん。お名前はカタカナだけど普通に日本語しゃべってたのでハーフの方のようである。私は最後だけ1時間並んで前から3番目の席をゲット。やはり立ち見より聴きやすい。演奏会の前に30分くらいリハーサルをするのだけと、ここから全然素晴らしい。たぶん好きな演奏家だなあと思った。芯の強い、いい音だし特にリストが素晴らしい。何年かしたら本当のLFJのプログラムを弾くようになるかなあ。
.
それと、演奏後に一人で挨拶というかしゃべってたりしたのだけれど、大変口の立つ人みたいで、ハーフだってことで野口健みを感じた。面白い子だねえ。また聴けるチャンスがあったら聴きたいな。
.
---
.
今年からの試み?とのことで、ピアノに美術家の人(きゃりーぱみゅぱみゅでお馴染みの増田セバスチャンさんとか)が装飾をして展示して、それをピアニストが弾いたりするのをやっていた。私は道を通りかかったアップライトピアノに装飾をしたのを見たけれど、今流行りの「弾き逃げ」?と思われる一般の方をお二人ほど見かけた。YouTubeにUPされたりするのかな。うまかったな。


| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)