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2018年3月31日 (土曜日)

映画 グレーテスト・ショーマン

Greatest友人が観て、「泣いちゃった、本当に良かった。おすすめ」ということだったんので、レディース・デイの日に鑑賞。
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ヒュー・ジャックマン演ずる主人公「バーナム」の名は何故か、子供の頃から知っていた。小学生の時にマーラーの伝記を愛読していたというヘンな子供だったので、「交響曲第8番」の項で興行主が「これを千人の交響曲と名付けて大々的に宣伝しよう!」と言ったら、作曲者マーラーが「オレの交響曲をバーナム・アンド・ベイリー・ショーにするつもりか」と怒ったっつーエピソード(なにぶんにも小学生の時の記憶なので違っているかもすいません)で覚えていた。
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映画は本当のバーナムとは違い、若干(というかかなり)脚色しているようで、まず「バーナム・アンド・ベイリー」の「ベイリー」は出てこない。代わりに相棒としてフィリップという人が出てくる。
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(以下、ネタバレあり)
映画の感想としては、まずほんとに申し訳ないが前にamazonプライムで観たアニメ映画「SING」と筋書が似ている・・・というかほぼ一緒である。どん底の夢見がちな興行主→出演者大募集→いろんな個性の出演者(「SING」では大小いろいろな種族の動物、「グレーテスト・・・」ではいろんな障がいや人種の人々)→舞台は大成功→妨害者による放火(「SING」では水害?)→劇場は崩壊、興行主は差し押さえにあう→ どん底まで落ち込む興行主→出演者が集まって興行主を励ます「また一からやり直そうよ!」「私たちはもう家族よ!」→劇場は建て直され(「グレーテスト・・・」ではテントになった)めでたしめでたし
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おまけに、どちらも歌の上手な巨漢の女(ひげ女と象)が出てくるのもとてもよく似ている。彼女らの歌の内容もまあ、ほぼ同じだ。「外見なんか気にしないで、自信をもって人生を切り開こう」的な。力強い。(「SING」日本版はMISIAが象をやっており、これはもうものすごく歌うまい。象見るだけでもツタヤで借りてもいい。他は普通)
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映画を観ている間に、そのことに気が付いてしまった私はちっとも泣けなかった。泣きどころはどこかな。やっぱりひげ女の歌う「This is Me」なのかな。この歌はキアラ・セトルさんの彼女の人生そのものなのかな。
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まあ、映画は本当にお金をかけてよく作られている。古き佳き(悪しき?)アメリカの風景がよい。根本のテーマは「シェイプ・オブ・ウォーター」と同じだし、大変見やすく退屈しないし音楽もよい。ただ、なにぶんにも私はクラヲタなので、画面はクラシカルなのに音楽はポップミュージックというのが若干違和感。
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昔のオペラ歌手ジェニー・リンドが出てきてコンサートで歌を歌うけど、やっぱりオペラアリアではなく、新しく作られたポップミュージック。やっぱり悲しき。ミュージカルだからしょうがないのかな。
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ここ一か月でロード・ショー3本「シェイプ・オブ・ウォーター」と「リメンバー・ミー」と「グレーテスト・ショーマン」)観た。あまり映画館行かない私がこんなに映画観るのってすごく珍しい。観たかったものが全部観られて満足。どれもよかったけど「シェイプ・オブ・ウォーター」が一番やっぱり私にあっている気がした。っていうかまだひきずってる(元ネタの「ウルトラQ」の「海底原人ラゴン」まで観てしまった。音楽好きの半魚人はここからきている)。
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2018年3月30日 (金曜日)

東京・春・音楽祭 プラド美術館記念コンサート

Harusai_3ミュージアム・コンサート
「プラド美術館展」記念コンサートvol.1
西山まりえ(バロック・ハープ)&阿部早希子(ソプラノ)
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伝L.R.デ・リバヤス(1626- after 77):エスパニョレタスとタランテラ[ハープ・ソロ]
A.M.イ・コル(c.1680- c.1734):ラス・フォリアス[ハープ・ソロ] [試聴]
J.マリン(c.1619-99):
 瞳よ、私を蔑むのなら
 そんな風に思わないで、メンギーリャ
G.フレスコバルディ(1583-1643):第三旋法のトッカータ[ハープ・ソロ] [試聴]
C.モンテヴェルディ(1567-1643):苦しみはかくも甘く [試聴]
A.ファルコニエーリ(1585/86-1656):
 甘美なる旋律[ハープ・ソロ] [試聴]
 ああ、限りなく美しい髪よ [試聴]
J.イダルゴ(1614-85):愛が彼女たちをまごつかせる [試聴]
[アンコール]
イダルゴ:ああそうだ いやちがう
(上野 国立西洋美術館 3月26日)
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有給休暇の日。上野動物園の赤ちゃんパンダを見ることができたのは12:40~13:00で、時間もちょうどよかったので国立西洋美術館でバロックコンサートを鑑賞。
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実は西洋美術館では「プラド美術館展」を開催中で、コンサートの中に美術館の料金も入っていて見られるようになっていた。しかし私はすでにこの展覧会を観てしまっていたので、ちょっと損した感。まあ、上野動物園はあんなにいろいろな動物が楽しめたのに入場料はたったの600円だったので(あまりに申し訳なくて、会社のお土産とか友人のお土産とか自分のお土産とか色々購入)、よしとしよう。
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演奏の前に「プラド美術館展」の企画者の方?のこの展覧会と音楽とのかかわり的なお話があり。まあ、美術に興味があり美大通ってた者なのでなんか学校の講義を思い出して懐かしかった。今はクソつまんない仕事をしているけれど、貧乏なのに大好きな美術の学校に通わせてくれてありがとうママン&パパン。長生きしてね。
 
バロック音楽系統はあまり詳しくないのだが、わからんながらかなりの憧れはある。「アントネッロ」という集団がいるのはちょっと覚えていたが、そのメンバーの一人という西山まりえさんのバロック・ハープ。この楽器についてのお話があり、現代のオケのハープとの違いを説明。ペダルがないとか、弦の張り方の構造が違うとか色々。
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ハープの独奏の曲とソプラノの独唱とハープの伴奏の曲の構成。どの曲もチャーミングでうっとり。やはりモンテヴェルディは大御所の作曲家であるなあと思った。あと、J・イタルゴという作曲家の曲は素敵で、アンコールの曲もカワイイな、と思った。
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アンコール曲。
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2018年3月26日 (月曜日)

上野パンダ花見②

(こっちから読んで→上野パンダ花見①
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そんなこんなで。結構楽しんで動物は一通り見て(これで600円なんてホントに安いねえ)、パンダタイムになったため、正門近くのパンダ舎に向かう。
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その前に。
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実は、整理券がなくてもパンダ観れるのだ。そう、オスのリーリーは普通に観られる。まあ、他の動物よりは混んではいるが。
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リーリーの魅せるプロフェッショナルさは素晴らしい。丁度お昼だったのだが、好物の竹をお食事中だった。まあ、観客見える柵の前がお食事プレイスなのかもしれんが、それにしても。
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Riri1.
プロでしょう?
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もうね、「ぼくを撮って、ぼくを撮って」感がすごいのね。「ぼく可愛いでしょ?こう?こう?このアングルはどう?」って感じなのである。メスパンダ親子の人気に負けじと頑張っている。
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なのに。
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やっとシンシン&シャンシャン鑑賞タイムがやってきたというのに。あいつらのやる気のなさはひどい。まあ、パンダ側にすれば普段の月曜日は週休(休園日)だったわけで、気分的には休日出勤だったのかもしれんが。
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限られた鑑賞タイムの中(30秒×3か所)。
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Sinsin1.
シンシンは寝ている。
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Shanshan2
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シャンシャンも寝ている。
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Shanshan3.
寝ている。
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Shanshan4.
寝ている。
..
Shanshan5 .
寝ている。
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しょうがないので、桜観て次の目的地へ。それにしてもすげえ人ごみだな。(桜の扱いが雑ですいません)
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Sakura2.
Sakura3  

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上野パンダ花見①

土曜日に営業所の倉庫作業を手伝いに出張したので、かわりに本日休業。「休みを取ったら普段はできないことを」という主義なので、「そうだ、シャンシャン観よう」ということで上野へ。月曜だからすいている(日曜よりは)と考えたが、甘かった。9時ちょっと前に行ったがすでに行列はとんでもないことになっていた。
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学校は春休みだということをさっぱり忘れていた。しかも桜は満開。日本で一番人が集まるところの来てしまったのか私は。こりゃパンダどころではない。もしかして整理券がもらえないのでは。まあ。。。だったらハシビロコウさんを観て帰ろうかな。
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2局くらいワイドショーが取材に来てて、一緒に並んでいたどっかのご家族がインタビューに答えたりしてた。「うわああ、テレビが来ちゃうくらいここってトレンドなんだあああ」とまたびっくり。
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ええっと。この時点で気が付いたこと。上野動物園は券売機がたくさんあるけれども、(たぶん)一番左にある人間のいる窓口のほうが早く進む(気がする)。なのでみんな窓口行こうぜ。
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というわけで、入場券を買い園内に入ってすぐちゃんと整理券をゲット。しかし、12時40分まで何しよう。あ、ここ動物園じゃん。他の動物見ればいいや。
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Kippu
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というわけで、色々と観たがやっぱり第2のお目当てはハシビロコウ。一番見晴らしの良いところの木に止まっている。さすがプロフェッショナル。 魅せるねえ。
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Hasibiro2.
ハシビロコウさんもまったく動かない・・・というほどでもなく、たまに毛づくろいなどしている。ただ、動画を撮ってもあんまりおもしろくはない。静画とかわらない。
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それから・・・気が付いたのは、先日映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を観たせいか爬虫類がすっかり好きになってしまった(半魚人は爬虫類じゃないけど)。トカゲとかヘビとか「カワイイ」とまで思ってしまった。前はキライだったのに。
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Tokage.
まるで「シェイプ・オブ・ウォーター」の”彼”。
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Emerarudohebi.
ニコニコしてる。カワイイ~~~。
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Zougame2 .
ゾウガメさんカワイイ~~~。
あ、もう爬虫類はいいって?はよパンダ見せろ??
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に続く。

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2018年3月21日 (水曜日)

映画 リメンバー・ミー

Coco「シェイプ・オブ・ウォーター」を見てから、頭の中が「映画ってホントにいいものですね」という水野晴郎状態になったので、昨日仕事がそこそこ早く終わったので(定時ではない)行けそうな映画館を探して「リメンバー・ミー」を鑑賞。レイト・ショーだったので思いがけず1300円だった。まあ、会社の福利厚生で券買えばもっと安いのだけれど、コンビニのコンピュータ画面を操作して買わなければならず、そんな時間もなく。
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大ヒット中ということだったが(良く知らんが)、レイトショーということもあってガラガラ。数えてないけど観客は20人くらいかな。とても快適であった。
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ただ、自分の4~5席あけて座っていた女性が、映画が半分くらいの頃ぐしゅぐしゅ泣きだしたので、「どんだけ涙腺ゆるいんだよ」と思って若干醒めたがそれでもおもしろかった。(もしかして花粉症のお薬が切れただけかも。)
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ところで。私が見たのは「字幕版」。アナ雪の続編?と二本立てだったので、始まってすぐ「あ~失敗した」と思った。やっぱり松さん沙也加ちゃんピエールさんでないとだめだこれは。アナ雪だけでも吹き替えで観たいな。歌自体はよかった。内容はたいしたことないけど。本国版の雪だるまさんの声のヴィブラートが苦手だ。
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まあ、「シェイプ・オブ・ウォーター」と違い、子供から大人まで安心して楽しめる内容だったのでテレビでも放送されるであろう。・・・とはいえ、この映画は映画館で観た方がいい。まず、音がよい。メキシコが舞台なので全編ラテン・ミュージックでギターが多用されるので、思いっきり音のいい映画館だとまるでギターの生演奏を聴いているようである。ラテン音楽好き(まあ、私はクラシック音楽なのだが)でギターの音好きにはたまらない。ディズニー映画オープニングで流れる「星に願いを」でさえラテン風編曲でよい。
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あと、映画で出てくる「死者の国」の全景が本当に素晴らしい。ピクサーの映画は結構好きでテレビとかアマゾンプライムとかではいろいろ見ているが、これだけ凝った造りの背景はなかったかも(そんなにアニメに詳しいわけではないのでよく知らんが)。死者の国が映ると「うわああああ・・・(すごい)」ってなる。手がこんでいる。アニメじゃないと再現されない世界。まあ、今はCGでなんとかなるのかもだが。是非映画館で観て。
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ところで、この映画の原題は「COCO」であるという。なんかなあ・・・日本の題名の方がぴったりくると思うんだけど。ココは主人公の曾祖母である。映画のキーポイントとなるので、題名がネタバレになるのでよくないと思う。
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まあ、家族愛がテーマだが私自身わりと親戚関係は好きではなく(子供のころ、親戚が集まる正月が大嫌いであった)、高齢で亡くなった祖母にママ・ココが似ていたのもあり(世界中どこの国の人でも100歳近くなるとあんな感じなのかな)、泣くほどではなかった。.
でも映画にはとても満足。1300円でずっと座ったままディズニーランドに行ってきた感。何しろ音楽が最高。
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その他、ネタバレにならない程度で気づいたこと。
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・イメルダのホネ状態の時がデビ夫人にそっくり。っていうかデビ夫人以外に何に見えるの。声も似てたし。
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・ヘクター(生前)がなたぎ武さんに似てるなあと思いつつ、最後まで私の中ではなたぎさんだった。しかし世間ではナオトインティライミだという。そっちも似ている。
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・フリーダ・カーロが出てきてなんか嬉しい(別にファンじゃないけど、女流画家として昔から興味はあるので)。吹き替え版は渡辺直美ちゃんが当ててるらしいが、ホネ状態は平野ノラさんに似ている。
・エルネスト・デラクルスのホネ状態が太ったフレディ・マーキュリーみたいだなと思った。
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・私の観た字幕版はもちろん英語なのだが、映画を観終わってからYouTubeでいろいろとUPされているラテン・スペイン語吹き替え版(もちろんハイライトだが)を観たが違和感が全くなく、こっちの版で全部観たいくらい。
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この映画見た後だと、トリオ・ロスパンチョスとか聴きたくなる。
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レディスデーであった21日、お台場で2回目の「シェイプ・オブ・ウォーター」をキメてきた。友人が行きたいというので、一緒に観てきた。グロ・エロの点で「見たあと怒っちゃうかも」などと心配していたが、「こんなの大したことない。もっとすごいのかと思った」と。私も2度目だったので、「こんなにゆるいものだったっけ?」と思うくらい。
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友人の感想は最初は「不思議な映画~。何に分類されるの?この映画」ということだった。そうさなあ、SF、ラブストーリー、ホラー、ファンタジー、何でもありなのかな。友人も終わってすぐは「なにこれなにこれ」と言っていたが、だんだんとじわじわこの映画の良さがわかってきたようで、分厚い原作本まで読んでしまった私にはじめはドン引きしていたものの、「その本貸して」とかいうまでになってしまった。
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2回目観て私が気づいたのは、1回目に六本木で観たときに「彼」の体があんまり光って見えてなかったんだなあということ。2回目はお台場だったんだけど、「彼」の体が輝くのがよく見えて美しかった。というかあの輝きが見えないと人の傷を治したり、頭の毛をはやさせたりするという特殊効果がよくわからない。何だったんだろう六本木ヒルズ。後ろの方でもなく結構ベストポジションだったんだけどな。
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そういえば、以前音楽が素晴らしいので見てみた日本未公開のアニメーション映画「ガーディアンズ伝説の勇者たち」だが、よく考えてみたら音楽が「フェイス・オブ・ウォーター」と同じ、アカデミー賞取ったデスプラだった。それどころか製作総指揮がデル・トロだったので、「へえええ」と思った。ちなみにこちらもエンディングテーマをルネ・フレミングが歌っていたりする(歌唱はオペラティック)。
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2018年3月10日 (土曜日)

プラド美術館展 

201803097_2実は。
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「シェイプオブ・・・」を観たあと、時間がまだ早かったので上野に出てプラド美術館を見たのだが。
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シェイプオブ・・・があまりに強すぎて、展覧会の絵が入ってこなかったです。いやベラスケス好きだけど。大好きなルーベンスもあったけど。
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それにしても、ベラスケスの絵はどうもフェリペ4世系の下唇出てる顔の人の肖像が多くてなんか・・・宮廷画家なんで仕方ないけど。 あ、ヘッドフォン解説はミッチーであった。借りなかったけど。やはり一日に3演目は(体は平気だけど頭が)キツイのう。
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文化会館の前になんだか飾ってあった昔のお侍さん?の写真展のほうがなんかよかった。趣旨はよくわからぬが、好きだ。
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21803096_2.
201803096 ----
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友人に「そーいえば昨日シェイプオブウォーター観てきたわ~」とLINEしたところ、「どうでした?おすすめ?」と食いついてきたのだが、結構映画にはいつもキビシイ人なので「えっちシーンと血みどろ残虐シーンがあるのであんまり・・・でも私は大好き」とか答えた。ただのヘンな人じゃないか、私。
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映画に出てくる、半魚人を守ろうとするなんちゃら博士が好きなんで(外見が好きなわけではない)、もう一回観たい。いや観ようかなほんとに。博士は、昔のドイツ映画に出てくる博士っぽいですね(なんとなくだけど、カリガリ博士とかメトロポリスとか)。
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「間違ってもカッポーで観ないほうがいい」とネットでよく言われている。しかし、私観た時はとなりのとなりはカッポーだったが、普通だった。(平日でガラガラだったんで、となりととなりのとなりは空席でした)
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トトロ監督の他の映画も見たかったので、「パンズラビリンス」をamazonで観てみたが、とんでもない鬱映画だった。ホントにこれは人に薦められない。ファンタジーというより戦争残虐映画。
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そのあと、気分転換したくてウッチャン吹き替えの「SING」を観てみたが、MISIAの歌が群を抜いて素晴らしかった。それ以上何も・・・
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・・・シェイプオブウォーターはただただ監督の趣味をぶちこんだ映画なんだろうなあ。レコードとか好きなんだろうなあ・・・。
 
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そういえば、前に友人夫婦とナンジャタウンに行ったときに、半魚人のソフビ人形が飾ってあった。友人のダンナさん(NZ人)に「In English,  Half fish man?」 などと聞いてみたが、「No」と言われた。単に直訳しただけだった。
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元ネタの「大アマゾンの半魚人」(1954)を吹き替えも字幕もなしで観たところ、そもそも半魚人なんにも悪くないし、勝手にアマゾンに西洋人が来て半魚人のテリトリーをひっかきまわしてきたのに反撃しただけだし、女の子結構セクシーなかっこしてるし、半魚人がかわいそうにしか見えない。ていうか掃除のおばさんと半魚人の恋ってそもそもどうして(←ふと我に返る)。
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Youtubeでいろいろと考察を見ていたら、この映画で影響を受けている映画が具体的にたくさん挙げられている映像があって大変興味深かった。
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中には私の大好きなイギリス映画「赤い靴」があった。主人公が赤い靴を履いているというのももちろんそうだけど、主人公の住む映画館の上のアパートの窓が「赤い靴」の劇場の中の部屋の窓と同じ半円であることなどが挙げられていた。けれど、私が一番影響を受けているんじゃないかな?、と思うのは色彩かな。一つのトーンの中にさし色(赤い靴の場合は赤と黄色)が効果的にの使われているのがとてもよく似ている。
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2018年3月 9日 (金曜日)

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」

51cxy4tl9jl_sx348_bo1204203200_暇がなくてあまり最近映画館にはいかないのだが、これは観たくて、(レディスデーではなく)普通にお金を払って観てきた。アカデミー賞4つも取ったし。(たまたま有給とったし)
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まあ、R15才指定だとか、猫好きにはキツイ内容とかいろいろ躊躇することはあったのだけれど、まあそこらへんは心の準備をしていれば大丈夫な範囲だった。まあ、それ以外にも自分で心配だったのは、私は映画「アバター」がダメだったってこと。異生物間の恋愛映画はダメな感じだ。アバターの相手役の緑の女の人、どうしてもダメだった。感情移入できなかった。
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しかし。この映画はなかなかおもしろかったし、最後は結構涙ボロボロであった。音楽も映像も美しかったし、何よりよかったのは時代が「冷戦時代のアメリカ」ということで、全体的にレトロな造りであったこと。主人公の親友の男性、会社をリストラされて絵を描いているという設定だったんだけど、描いている絵が古きよきアメリカで、大好きなノーマン・ロックウェルみたいだった。たまに出てくるテレビ番組も白黒でとってもレトロで好き。
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あと、主人公の勤務先である政府の研究施設ってのも、微妙に古くて、微妙にキタナくて、とてもいい感じだった。もし、もっと新しい設定だったら受け入れられないかもなあ。微妙に古い時代なのが、アメリカ版「ALWAYS三丁目の夕日」っぽいというか。全然違うか。
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前記のようにR15指定だったり(エッチなシーンがまあまああるし、ぼかしが一か所あるし・・・でもあのシーンはいらないような気がするが)、結構残虐なシーンがあったり(わりと血みどろなの)、半魚人が主人公の親友の飼い猫を誤って食べちゃったりとか、いろいろと人を選ぶ映画なところもあるのだけど、大人向けのファンタジー、なのかな。私はまかり間違っても半魚人に恋はしないとは思うけど、最後のほう「半魚人結構かっこいいかも」とか思ったりもした。ヒロインの女性も若くも美しくもないけど、だんだんと愛おしく見えるのが不思議。のっけっからヌードになったりするが、美しいというよりは陸上選手のように鍛えていて筋肉質なのが意外。
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わりと公開したばっかりの映画なのでネタばれは避けるけれど、私は面白かったし、もう一回観てもいいかなって思った。なお、エンディングの歌をルネ・フレミングが歌ってたりする。

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レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル(森美術館)

給与振り込み担当者ということでずっと会社で有給休暇が取りづらく、上司から「有給取ってください、あまりに休まなすぎです」と言われ続けていたので、本日急遽有給休暇を取得。しかし何の用事もないので、なるったけ有意義に過ごそうと、午前10時から六本木ヒルズへ。休日はとっても混むからあんまり行かないんだけど。
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そんで、さほど興味はなかったものの、「もしかして休日だったら入れなくね?」と思ったエルリッヒ展へ。なんじゃそりゃ、と思う人もいるかと思うが、もしかしたら「金沢20世紀美術館」にある「スイミング・プール」という展示物の作者だ、といえばわかる人はいるかもしれない。プールの下から水面上を見ることができるアレね。あたしは行ったことないんだけど。
Kanazawa20
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おそらく見る人の体験型作風なので、場内が混んでいるとなかなか体験しづらい。人がやっているのを見て「へええ」って思うだけであると思う。なので、平日でしかも大雨洪水警報の出てるくらいの足元のお悪い中だったので、とても有意義に過ごすことができた。
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ただ。
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この出し物は一人で行くべきではない。お友達とかカッポーで行くべきであると思う。なんでかっていうと、非常にインスタ映えのする出し物なので、一人で行くと全部スマホ(またはカメラ)を構えた自分しか映らないのである。
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あまりに急すぎて、友人、誘う暇なかった。
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で、まー、以下のような写真が撮れた。
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201803093
廃小学校で撮った心霊写真。あ、スマホ構えてるオバケは私です。
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201803092デパートの試着室で撮った写真。でも鏡の向こうは合わせ鏡だよ~ん。
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201803095_2 建物に釣り下がってたり、逆立ちしたりする人々。私は結構普通だけど写ってますよ。
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こんな感じでいろいろ写真を撮ったりしてたんだけど、午後になったら観光客で非常に混みだした。 だので退出。うーん、土日は混みそうだねえ。楽しかったけど。
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とても親切そうに見られる容姿のせいで、駅でよく電車の乗り方を訊かれる。今日も外人さんに麻布十番駅で新宿までの電車の乗り方をきかれたのだが、切符を買ってあげたり乗り場を教えてあげたりしんどかった。ありえないくらいの方向音痴で自分で電車乗るのもおぼつかないくらいなのに。しかも英語しゃべれないし。困るんだよね。

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2018年3月 4日 (日曜日)

藤村実穂子リサイタル 所沢ミューズ

20180303_2シューベルト
ガニュメート/糸を紡ぐグレートヒェン/ギリシャの神々/湖にて/憩いなき愛
ワーグナー
『ヴェーゼンドンクの詩による歌曲』
天使/止まれ!/温室で/痛み/夢
ブラームス
セレナーデ/日曜日/五月の夜/永遠の愛/私の愛は緑
マーラー 『少年の魔法の笛』より
夏の別れ/この世の生活/原初の光/魚に説教するパドゥアの聖アントニウス/高き知性への称賛

(アンコール)マーラー/美しさゆえに愛するなら シュトラウス/明日!
藤村実穂子[メゾ・ソプラノ]
ヴォルフラム・リーガー[ピアノ]

(3月3日 所沢ミューズ マーキーホール)

別に紀尾井町公演も売り切れていたわけでもなかったのだが、(いつもながら)所沢の謎の料金設定のためにこっちをチョイス。行ってから気づいたが、紀尾井と微妙に曲目が違う。紀尾井のマーラーはリュッケルトだったけど、所沢は角笛だった。あまりよく考えないで買ってしまった。私の好きな「真夜中に」と「私はこの世に忘れられ」が聴けなかった。はあ、まあいいか。

所沢は紀尾井の半額で聴くことができる。なんとCD一枚買うのくらいの価格でナマで演奏聴くことができるのである(1等席)。なんと有難いことだろう。(だのに、満員ではなかった。私の席の隣2つ空いてたし。都合でこれなかったのかもだが)
まあ、普段クラシックのコンサートに行かないような客層も存在するのも事実であり、アクシデントもあったけれどしかたないのかな。

実をいうと私はピアノ伴奏のリートのリサイタルはあんまり行ったことない。遠い昔に懸賞で当たって柿ホールのこけら落としの中丸さんのリサイタルに行ったくらいかな。オペラアリアのリサイタルなら何度もあるけどね。

それと、藤村さんのナマの声はオペラの舞台でしか聴いたことなかった。(神々の黄昏の)ワルトラウテとブランゲーネかな。どちらもさすがにバイロイト歌手だなあと思ったけど。しかしながら藤村さんってやっぱりすげえんだなって昨日は改めて思った。

世界レベルってのはこれなんだなと。

ただ歌曲歌ってるだけではなかった。大女優だった。いちいち演じてた。いろんな人になってた。歌手というよりは楽曲の精神を伝える巫女のようであった。凛とした舞台姿素晴らしい。

シューベルトとブラームスは私はあんまり聴かないので、初めて聴く曲も若干あったのだけど(えええ)、どれも衝撃的だった。どれもこれもドラマティック。日本のちょっと地方のコンサートホールの舞台がヨーロッパ各地にくるくる変わるのを目の当たりにした。ちょっとしたヨーロッパ旅行。

私は紙の対訳をめくりながら鑑賞するのがあまり好きではないのだけれど(音が出るから)、入口で頂いた対訳は藤村さん自ら訳をされたとのことなので「これは見ながら聞かなあかんのやな」と、細心の注意を図りながらめくって聴いてた。やはり意味がわかって聴くのとそうでないのは全然違う(当たり前だが)。

まあ、一番のお目当てであったヴェーゼンドンク歌曲集はやっぱり凄かった。たぶんナマで聴いた最高の歌唱であったのでは(シャーガーさんごめん)。まったく見た目東洋人の藤村さんなのに、まるで目の前にマチルデ・ヴェーゼンドンク夫人が降臨したようであり。
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4wesendonck_2

優美な第一曲「天使」も最初からフルパワーでびっくりした。また、リーガーのピアノの凄いこと。なんとなくだけど、ピアノのほうが歌手の声が引き立つしオーケストラじゃないほうがいいような気がした。藤村さんの声の力が全部聞き取れるから。コンパクト版「トリスタンとイゾルデ」。ゲスの極みワーグナーだけどこの曲が生まれたことに感謝。

残念だったのは終曲の「夢」で最後の最後の静かにピアノがこの名演奏をしめるところで、メール着信音が「ぴろぴろーん」と鳴ったことで。まあ、東京の普通のコンサートでもたまーにあることだけど、それにしても最後の最後はないでしょう。(ああ、自分でなくてよかった。私の携帯と同じ音だったんでひやっとしたわ。無論私はちゃんと切ってたけどね。)

後半のマーラーの「子供の不思議な角笛」はまるで「復活」のコンパクト版を聴いているよう。「原光」からの「魚に説教」(楽章からいうと順番は逆だけど)。コミカルで残酷な「この世の生活」もドラマティック。4人の作曲家の個性がこんなにはっきりと歌唱・演奏されるのを見聞きできて感動した。

ああ、シュトラウスがない・・・と思ったけど、盛大な拍手に応えてアンコールで大好きな「モールゲン」。ピアノ伴奏も極限まで美しく。夜友人らと池袋で寿司を食べる予約があったのでサイン会には参加せず。まあサインはまだいいとしてCD買えばよかったなあと今になって後悔。

改めて思う、藤村さんの声は誰にも似てない。(私の好きな)フラグスタートともフェリアーともマイアーともミントンとも違う。バイロイトでのご活躍や役柄的には「日本のW・マイアー」ともいえるかもしれないけど、それもちょっと違和感。藤村さんは藤村さんでしかないのかな。

(いつもだけど乱筆乱文ごめんなさい)

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終演後、友人や昔世話になった会社のおっちゃんたちと池袋の寿司会席。お寿司の他に焼き魚やお刺身、茶わん蒸しなどいろんなものが出て飲み放題で3980円。ひな祭りだからお寿司、なのか?
 
201803032345jpg_2
コンサート中どうしてもお腹が鳴りそうだったので、休み時間に珍しくマドレーヌを買って食べたら大変美味しかった。ミューズにあるレストランHIBIKIオリジナルのものだった。さすが茶どころ、抹茶味がこゆくて美味しかった。300円もしたけどこの味なら納得。

 
 

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