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2017年12月26日 (火曜日)

ドッグス・レスキュー・プレゼンツ・チャリティコンサート

Concert2017_p1ドッグスレスキュー・プレゼンツ・チャリティーコンサート
(主な出演者)
仲道郁代(ピアノ)
長谷川陽子(チェロ)
川井郁子(ヴァイオリン)
山下一史(指揮)
<NHK交響楽団メンバー>
白井篤(ヴァイオリン)
田中晶子(ヴァイオリン)
高井敏弘(ヴァイオリン)
佐々木亮(ヴィオラ)
(その他、桐朋学園関係の生徒さんたちと弦楽器を弾く子供たち)
司会:山本モナ
(2017年12月25日 ティアラこうとう大ホール)
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12月給与が出て年末調整も終わり、ちょっと仕事に余裕が出てきたので会社を早く上がってコンサートへ。この日は第九とクリスマスコンサートがほとんどだったのだけど、まあどうせなら変わったものに行ってみようとこのコンサート。
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素敵なメンバーである。仲道さん・長谷川さん・川井さんと超ゴーカ。これで3000円なんてお得じゃない?
しかも。これってチャリティ。券は3000円と安価ながら、この券を買うことによって、殺処分を免れたワンちゃん一匹分の予防接種のワクチン代となるという。コンサートとしては安いけど、あら、犬のワクチンて高いのね。私、猫しか飼ったことないからわからんのだわ。
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と、年末にちょっとはいいことをしようと思いつつホールに向かったが、ホールに入ったとたん、私はとんでもない場違いなところに来てしまった事を察した。場違いオブザイヤー。客席は見渡す限り晴れ着のドレスのおこちゃまと保護者の皆さんである。
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非常に後悔した。赤の他人の子供の発表会に間違って来てしまった感。でもまあ・・・この3000円でワンちゃんが一匹救えるんだ、と思ったら別に悲しくない。まあ、いいじゃないか。
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司会者にもびっくり。「最近山本モナって見ないなあ。何してるんだろう」とたまたま考えてたところだったので。イヌと子供たちと生活されてるらしくお幸せそうだったし相変わらずスタイル抜群だった。まあ・・・私はこのホールの音響を考えて前から13番目くらいの席を取ったので(自由席)、実のところ舞台上の美人さんたちはあまりよく見えなかったのだけど。
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曲目順に、感想メモ。
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ショパン:ワルツ第6番作品64-1「子犬のワルツ」
仲道郁代(ピアノ)
客席は本日のコンサートに出演するおこちゃまたちと付き添いのお母さまたちで騒然としており、自分の子供の舞台が大事なので、かの仲道郁代様がピアノを弾こうとどうでもいいのであった。もったいない。素晴らしい演奏。なのに場内は席を決める親御さんや子供達で騒がしく、仲道さんでさえ前座状態。
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クリスマス・キャロル・メドレー
ちっちゃい子供たちの弦楽オケの演奏。まあ・・・子供なんでこんなかな。ただ、チェロって子供の成長に合わせていろんな大きさのものがあるのね、という発見。とにかく楽器のおけいこはお金がかかる、という想像。
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モーツァルト:フルート四重奏曲 第一番より第一楽章
木村心美(フルート) 五月女恵(ヴァイオリン) 小津達哉(ヴィオラ)山本栞路(チェロ)
大変お上手な(桐朋などの)高校生の音楽家による演奏。普通に楽しめた。これから音楽家として活躍されるのかな。この日ほとんど弦楽器の人ばっかりのなか、唯一の管楽器奏者はいうまでもなくかの有名アイドル夫婦の娘さんである。事前に知ってたらもっと前の方に席取ったのに、残念。まあ遠目に見ても可愛らしかったが。お母様が見に来てた模様(Twitterによると)。
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ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」
白井篤(ヴァイオリン)田中晶子(ヴァイオリン)佐々木亮(ヴィオラ)水野優也(チェロ)
N響奏者(とチェロは優秀な音大生)による名曲の演奏はさすがに素晴らしい。なんか儲かった気分。でもなんでこの曲?
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サン=サーンス:「白鳥」
長谷川陽子(チェロ) 石岡久乃(ピアノ)
チェロといえばこれ。長谷川さんはいつのまにかお母さんになっており。たくさんの犬と猫と、息子さんにエサをやりながら毎日忙しい日々を過ごされているという話をしていた。(まあ、コンサートの趣旨が趣旨だけに、主要メンバーは指揮者以外は愛犬家で、みんな犬飼ってるらしい)
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ショパン:ピアノ協奏曲第一番 ホ短調 作品11

仲道郁代(ピアノ)白井篤(ヴァイオリン)高井敏弘(ヴァイオリン)佐々木亮(ヴィオラ)水野優也(チェロ)
珍しいショパン編曲の室内楽版の演奏である(これを聴きに行ったようなものだ・・・まあ室内楽版だなんて行くまで知らなかったんだけど)。仲道さんと(ほぼ)N響団員による演奏は大変すばらしかった。こんな場所でなく・・・ちゃんとした演奏環境で聴きたかった。仲道さんの詩的でなおかつダイナミックなピアノ、伴奏というにはもったいないくらいの弦の素晴らしさ・・・。しかし、この演奏会の企画者は(というかプログラム冊子の作成者は)一つ間違いを犯していた。「楽章がある」ということの説明がなかったのである。そして、この曲が終わって休憩15分後には客席のおこちゃまたちのハレの舞台が待っている。このショパンの演奏が終わったらすぐ、客席から飛び出してチューニングなり身支度なりしなければならないのである。
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というわけで。
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ショパンのこの曲が3楽章あるなんて、会場のおこちゃまとお母さまたちが知るわけもなく。いや、ヴァイオリン習わせている家庭は(コンクールに出すレベルのピアノ教育を受けさせている家庭とかじゃなければ)ショパンのピアノ協奏曲なんて知らんのだろう。あの物悲しい第一楽章が終わったとたん大拍手が起こり、次の出番を待っている子供たちが何人も・・・付き添いのお母さまも含む・・・バタバタと客席を飛び出して行ったのである。まあ、全員じゃなかったのが幸いではあった。その間、舞台上のN響奏者は目がテンになっていた。ああ、この名演奏がこんな無知な人々のお蔭で台無しである。まあ、第2楽章と第3楽章は続けて演奏されるので、再びこの悲劇に見舞われることはなかったが。
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モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調
山下一史(指揮) 弦楽器習ってる裕福なおうちのおこちゃまたち。
山下一史さんは犬でなくロシアンブルー(猫)を飼ってらっしゃるとのこと。私は圧倒的に猫派なので、山下さんのお話は「ああそうだよね、わかるわかる」と思った。演奏はよかった。何より子供たちは舞台に乗っており親御さんも真剣に見入っているので客席が静かでありがたい。ずっと客席に戻ってこなきゃいいのに。
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パガニーニ:モーゼ幻想曲
長谷川陽子(チェロ)弦楽オケの皆さん
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モンティ:チャルダッシュ
アメイジング・グレイス
川井郁子(ヴァイオリン) 弦楽オケの皆さん
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川井郁子さんは初めて見た。堂々たる演奏である。楽器の音がいいので、きっといい楽器をつこうてはるに違いない。そしてエロイ。熟女の魅力たっぷり(なにそれ)。
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チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 第2、4楽章
山下一史(指揮) おそらく桐朋学園の弦楽器奏者の皆さん
こんなにたくさんの弦楽器奏者が(老若男女)出演するコンサートはなかなかない。演奏は上手だし、音も綺麗。
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・・・とまあ、突っ込みどころ満載のコンサートは結構長かった。出演者・ご家族の皆様お疲れ様でした。
 
 
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