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2017年11月18日 (土曜日)

運慶展 東京国立博物館

Unkei4_2話題の美術展行脚。昨日の夜定時に無理やり上がって参戦。
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7時ちょっと前には博物館に着き、20分待ちだった。すでに人はたくさん並んでいたけど、まあまあすぐ入れた。前に母親と出かけた阿修羅展のときよりは全然まし。夜9時までやっててありがたい(係員の皆様残業ご苦労様です)。やっぱり上野の美術展は金曜の夜に限る。ちなみに通りすがりの「怖い絵展」は30分待ちだった。
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中学校の修学旅行で奈良に行ったとき、興福寺に行った記憶がある・・・というか多分行ったんだろう。初めて京都と奈良へ行ってずいぶんたくさんの仏像を見て、子供ながらにひどく感銘を受けたのを覚えている。で、美術の宿題でものすごい形相でカッと目を見開き口を開けて怒っている仏像の顔のアップを絵葉書を見ながら描いたもんだった。何の仏像か忘れたけど金剛力士の阿形だったかも。
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しかし。当時神童の域にあった私の画力をもってしてもどうしても怖くなく、可愛くなってしまう。母からも「うまいんだけど・・・なんかやっぱりちょっと可愛いんだよねえ」とか言われた。
興福寺で見た仏像で、その時は優しい顔をした仏様よりも、金剛力士像とか四天王とかのほうがかっこよくて好きだった。それは今も変わらない。とくに好きなのは鬼の形相はもちろんのこと、ジョジョ立ち?のようなポージング、隆々とした筋肉。それと本当は一番好きなところは、木を彫って作ってあるにもかかわらず、衣服や紐みたいなのが風をうけてふわっとなっているところだ。
 
今回の運慶展でつるつるした感じの仏像が多いなか、実は一番かっこよかったのは運慶のパパにあたる康慶の四天王だった。運慶の洗練された造形よりやや荒々しいタッチで、圧倒的な迫力で観衆の度肝を抜いていた。女の子たちもみんな口々に「パパの作品のほうがかっこよくね?」と言ってた。なんか棒の先にちっちゃいポットみたいなの持った坊さんたちが何人も座っているのもよかった。五百羅漢寺みたいだったけど。(目黒の五百羅漢寺、昔母と行った時に横尾忠則さんに出っくわしたことあり。)
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あと、印象的だったのは可愛らしい鹿が二頭箱すわりしている木造のまわりで、どっかのおっさんが「鹿のおっ〇いみーちゃったー。鹿のおっ〇いみーちゃったー」と展示物の周りをくるくる回りながら連呼してたことで、こんなカルチュラルな場所で、場末にいるような変態おじさんみたいな人がいることが非常に違和感があり興味深かった。あと、仏像の前で普通に拝んでる人いたけど、「ああ、普通はお寺にいる人たちだもんね」と今更気が付いたりとか。
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場内はもちろんコミコミだったけれど、まあ展示物が立体で後ろからも回って観られたのでそんなにぎゅうぎゅう詰め感もなく。いや、ほんと阿修羅んときは信じられないほどのぎゅうぎゅう状態だったからあれよりは。
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グッズは非常に充実していたが、ガチャガチャのピンバッジを買ったのみ。クリアファイルなど大いに売れていたが買ったあとで「どうして。」って思うことが多いので買わず。Tシャツがなかった。前に阿修羅Tシャツ買ってふつうに着てたけどなあ。全然運慶関係ないけど休日友人に会う約束なのでお土産にちっちゃい風神雷神のゴーフルを購入。あと山本山のお茶漬けセット(海苔を楽しむお茶漬け)も自分に購入。お茶漬け高いだけあって美味しかったです。
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(ピンバッジは写真よりかなりちっちゃいです)
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あと、今更なんだけど運慶ってずいぶん昔の人(1100年代)なんだなあとカタログ見ながら思った。偉大なるミケランジェロよりも300年も昔なのにこの造形。仏像だけでなく普通の人間のお坊さんの彫刻もすぐ動き出しそうなくらいリアル。こんな昔の木でできたものが残ってるのも(木造建築で火事多いのに)素晴らしい。ライティングもかっこよく、影さえも作品の一部のよう。とにかく写真で観るのと全然迫力違うから、あんまり日本の仏像興味ない人も観るとよいと思います。
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2017年11月11日 (土曜日)

怖い絵展 上野の森美術館

Dsc_0628昨日(普通のフライデー)。今月も早や残業が15時間超えたので、会社を一時間早く上がって参戦。ついでに友人にも会えないかなあとLINEしてみたら「私も怖い絵行きたい!でも混んでるよ」という返事。へー、そんなに人気なんだ。大丈夫かなとか思いつつ美術館に行ってみたら、まあ人で賑わってはいたものの、意外と「10分待ち」との表示だった。私の前に20人くらい並んでた。

そのように友人に伝えたら「えー。行く行く!!」とのこと。友人によると平日に有給取ったので見に行ったら60分待ちだったので心が折れて帰ってしまったらしい。

まあ、入場制限かかっていたけれど思ったよりすぐ入れた。会場は確かに混んでいたけれど、前に観たミュシャ展ほどでもなかった。なかなか進まなくてイライラすることもあったが、夜8時までやってたのでゆーーーっくり観られた。友人ともめでたく会場内で会って、楽しく鑑賞。

私は読んだことがないのだけど、中野京子さんの「怖い絵」の本で紹介された絵が(まあ、超有名どころはないが)見られる展覧会。展示されている絵はべつにスプラッタとかそういうのでもなく、「この絵は美しく見えるけど、実はこのような意味が・・・」みたいな絵が多い。まあ、見てすぐ「なんか怖い・・・」っていう絵もあるけど。

こういうコンセプトの展覧会であるから、ムンクやビアズレイ、ルドンやモローなど有名どころももちろんいるけれど、7割くらいはメジャー級でない画家の絵の展示である。絵の価値的には玉石混交である。でも、「こんな絵初めてみたわ~」とか「この画家知らんわ~」とか思いながら楽しく観た。

もちろん、中野京子さんの著作を読んでから行ったほうがよいとは思うけど、あまりよく知らないで行ってもまた新鮮な感じがあって楽しかった。本はいずれか買って読んでみよう。

印象的なのは、やはりポスターにもなっている「レディ・ジェーン・グレイの処刑」という絵である。ロンドンのナショナルギャラリー蔵ということなので、私も旅行でそこに行ったはずなんだけど・・・観た覚えがなく本物は昨日観たのが初めてである。中野さんの著作で一挙に有名絵画になった(たぶん)が、実は私はこの絵は前から知っている。昔、朝日新聞の日曜版で絵画をカラーで紹介するコーナーがあり、ある日この絵を一面に載せてたのをみたのである。

その時は衝撃を受けた。絵の内容を知ってもっと衝撃を受けた。こんな内容を絵画にするってのもなんか悪趣味だなあとかこの子かわいそうだなあとか思った。

イングランドの女王となったものの、たった9日間でその座を追われ、たったの16才で首切りの刑に処されたという悲劇の人ジェーン・グレイの処刑のシーンを(もちろん現場を見たわけじゃなくて想像で)描いたもの。ギロチンが発明される前の話である。

この絵、想像よりずっとでっかくてびっくりした。そして10分以上この絵の前でたたずんで観ていた。いやほんとうまい。内容はともあれ。処刑される女王の描写もうまい(目隠しをされているので首切り台を手探りで探しているところとか)し、彼女を支える司祭様の「本当はこんなことしたくないのに」感や斧を持って横で立ってる首切り役も「本当はこんな役いやだ」感も伝わるし。侍女二人の泣き声も聞こえてきそうである。

この絵だけでも展覧会行く価値はあったが、他にもいろいろ面白い絵はたくさんあった。解説を読みながらの鑑賞は、普段の展覧会とはまた違い本当に楽しかった(などと書いてしまうともっともっと混んでしまうので美術ファンには申し訳ない。これ書いている土曜の朝時点で120分待ちだという)。

おみやげ物は当然充実していた。大好きなビアズレイのサロメの(ヨカナンの首に接吻する有名なアレね)Tシャツは欲しかったけど、外に着ていく勇気もなかったので買わず。一筆箋とバンダナを購入。

この絵を久しぶりに展覧会で見て、リアル中二病の時にカラヤンのサロメ全曲盤をお年玉で買って、その解説書にビアズレイの絵があったのを思い出した。この挿絵がいたく気に入り、挿絵の全部入った文庫本まで買って読んだもんだ。懐かしいね。
 
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2017年11月 5日 (日曜日)

大手町は結構賑わってた(というどうでもいいブログ更新)

3連休はホントに3連休だった(休日出勤なし的な意味で)。「クラシカジャパン」が無料放送ってのとabemaTVでジャニーズ逃亡者の3人が生放送テレビをしていたので観たり観なかったりしてた。(・・・本物トランプさんの来日ニュースは今日は一秒も観なかったけど、カトルド・トランプの生中継は完璧に観た。)
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昨日(土曜日)は大手町で友人二人とランチ。前から行こう行こうと言ってた「やまみ」へ。前に別の友人とランチじゃない時間に行ったので(それでもお得)、今度はランチで。
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待ち合わせてた友人の一人は「イバンカのせいで道が混んでた。」と言って遅れた。「え、地下鉄関係なくね?」とか思ったのだけど、彼女はどうもどこかでバーゲンに行った帰りにわたしとランチをするというスケジュールだったらしく、無料送迎バスに乗ったらで渋滞に巻き込まれたという(それにしてもイバンカ関係あるのか?)。
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大手町もなぜかいつもの土曜より賑わっていた。今までの休日出勤などの経験から「土曜日の大手町は死の街」などと言っていたが3連休のおかげなのか。東京駅で昼食にあぶれた観光客が流れてきたのかな。そしてイバンカのお蔭で警官がたくさん。まあ、こんな厳戒態勢の日にわざわざ東京のド中心地で遊ぶほうが悪いのか。
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博多のやまや系列の天ぷらチェーン店の「やまみランチ」は前は1000円だったと思うが、やっぱり都心でこんな破格のお値段ではやっていけないのか1200円になり、食べ放題3種の中のイカの塩辛が食べ放題から抜けてた。あの塩辛美味しかったのになあ。でもまあ、それでもずいぶんお得。揚げたてあつあつの「かぼちゃ、ナス、アジ、豚、鶏、エビ、半熟卵」の天ぷらと、ご飯(おかわり自由)、お味噌汁が付き、明太子と高菜が食べ放題という、生活習慣病まっしぐらメニューである。明太子普段は買わないので、欲張って三つも食べてしまった・・・。
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ウィークデイはもちろん行列ができる人気店だが、土曜日は空いてる。まあ昨日は特別だったのかちょっとだけ待ったけど。ついでに言うと隣のお寿司屋(魚がし日本一)も土曜日はお得な感じでなんか気になったんで今度行ってみたい。土曜日の友人との会食は大手町おすすめ。
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「クラシカジャパン」は普段は加入してないので、無料放送は大歓迎だが、そん・・・なに熱狂的に観たい番組もなく(無料だからか)。それでも、アーノンクールの「ヨハネ受難曲」はちゃんと観た。テルツ少年合唱団が観れて嬉しかった。中に一生懸命首を振って歌っている子がいて、その子ばっかり注目してしまった。ソロを歌ってた子たちは今は大人になっててバッハコレギウムジャパンとかと共演したりしてる名歌手らしい。いずれも幼少は美少年で眼福であった。
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ボイトの「メフィストーフェレ」のヘンテコ演出のも観た(パペさんがメフィスト)。この曲はプロローグは素晴らしいが、ジョン・レノンとか9.11がスクリーンで映し出される演出。あんまりこういうの好みじゃないなあ。(あとのほうあまり見てない)
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クラシカジャパン、ケイト・リウちゃん推しすげえなあ、なんで?と調べたら、どうも来日するらしいと同時に(肩の故障で)来日中止になったらしい。まあ、ファイナルとマズルカしか観なかったけど。やっぱりマズルカは静謐な感じで素晴らしかったなあ。来日中止はがっかりしたファンも多いようだ。若いんだから無理しないでね。
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その後名前が覚え辛くて勝手に「おっ〇いおねえちゃん」と呼んでいるカティア・ブニアティシヴィリ嬢を鑑賞。外見も芸風も真逆な女流若手ピアニストを観られた。それにしてもすごい胸だ。セクシーすぎてごめんなさい。演奏はピアノ版ジネット・ヌヴーみたいな印象(ごめんなんか縁起悪い。)。

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2017年11月 3日 (金曜日)

おだしを離さないで

わたしの名前はnaoping。おでんをもう30分も煮ています。ずいぶん長く、と思われるでしょう。確かに。長いことは何の自慢にもなりません。大事なことは具に味を染み込ませることです。おでんなんか粉末の「おでんの素」やおでん種セットに付属しているおでんスープで十分とかいう人もいるかもしれません。しかし、考えてもみて下さい、おでんのだしに拘るだけで、おでんの美味しさは何倍にもなります。
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naoping、あいつはいいさ。おでんのだしを選べるんだから、と言われるかもしれません。でも、おでんのだしを選べるようになったのはほんの最近です。わたしだって、最初は他の人同様、スーパーで売ってる「おでんの素」や付属スープを使用していました。でも、おでんのだしは自分で選べるのがほんとうではないでしょうか。おでんは機械ではありません。せいいっぱいを尽くそうとして、かつおぶしのだしを取ってキッチンペーパーで濾したり、煮干しの頭や内臓を取ったりいちいちしていたら、最後は疲れ果ててしまいます。忍耐とエネルギーには限りがあります。
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先日、日本橋に行って「茅乃舎のだし」と「海生堂のおでん昆布」を買ってきました。これでいつものおでんが、何倍も美味しくなります。値段はそこそこ張りますが、美味しさには代えられません。そのかわり、おでん種はうんと安く、いつもの「業務スーパー」のものにしました。「茅乃舎のだし」は紙パックにかつおぶしや焼きあご、こんぶなどが粉末になって入っており、これを煮出すだけでそれは美味しいだし汁がとれるものです。しかもこのだしパックは1回目の提供で終わりではなく、2回目の提供が可能です。だしを取ったあとのだしがらを取っておいて袋から中身を出し、ちぎった海苔やじゃこ、いりごまなどと一緒にフライパンで乾煎りし、醤油などで調味すればそれは美味しいふりかけになります。これは市販のふりかけとは比べ物にならないほど美味しいものです。
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話がそれました。わたしは普段おでんにはこんぶを入れたりしないのですが(おでん種に最初からこんぶが組み込まれていれば話は別ですが)、日本橋のこんぶ屋「奥井海生堂」にふと入ってみたところ、最初からリボン結びになった乾燥こんぶ「おでん結び昆布」なる商品を発見しましてすかさず購入しました。これはこんぶを結ぶ手間もなく、おでんに投入するだけで、だしも取れ結びこんぶも美味しく頂けるという優れものです。トミーやルースにも教えてあげたいです・・・二人を失った今ではそれはかなわないことですが。
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この二つを使うだけでいつものおでんが何倍も美味しくなること請け合いです。ただ、もう一つ皆様にお伝えしたいのは、おでんをさらに美味しくするコツとしまして、一度おでんを一通り煮込んだあと、一度火を止めて時間を置いて冷ましましょう。そして食べる直前にもう一度火をつけ、また煮るのです。そうすることによって味の染みにくい大根や玉子にもおだしの味がじっくりと染みます・・・おだしの味を離さないで。
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(元ネタを読んでないと全くわからない記事ですいません。)

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