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2017年9月17日 (日曜日)

フライハイト交響楽団 言葉のない「指環」

ワーグナー(マゼール編):言葉のない「指環」
アンコール:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
高橋勇太 指揮 フライハイト交響楽団
(2017/09/16 すみだトリフォニーホール)
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昼間のゲイゲキから地下鉄を乗り継いで錦糸町へ。実は生前のマゼールがN響を振ったコンサーサートを聞き逃し、テレビで観て心から後悔したので、アマオケさんとは言えナマで聴いてみたかった。アマオケに顔の広い友人に声をかけてもらって当日券をゲット。この日コンサート当たり日だったようで残念ながら客席はあまり埋まってなかった。
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指揮の高橋勇太さんは初めて聴く指揮者かと思うのだが、バイロイトやドレスデンその他で研鑽を積まれた方のようで(とプロフィールに書いてあった)、ドイツ・オペラに強いのかなという印象。
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このブログにいらっさる方には改めて説明する必要もないかもだけど、今回演奏の「言葉のない指環」は名指揮者ロリン・マゼールが長大な「ニーベルングの指環」からキャッチーな部分をうまいことつなぎ合わせて1時間ちょいくらいの管弦楽曲にこしらえた曲である。声楽はないけど、オケはちゃんとフルオーケストラだから、舞台上はぎゅうぎゅうトレイン状態である。その上アレだ、「ラインの黄金」で小人たちの叩くアレも何人かいて(かなりうるさい)結構上演は大変そうである。
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アマオケでよくやったなあと。
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演奏はテンポがよくて聴いてて全くダレることはなかったし、まあアマオケらしくたまにはミスったりしてたけど致命的なものでもないし、相当楽しめた。ホルンコールなんてプロだってミスするもん。最後のブリュンヒルデの自己犠牲のあたりになると、実際の上演を思い出してトリハダが立った。
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元の全曲よく知ってる私はまあ楽しいに決まってるけど、そうでもない人はどうだったんだろう。初めてリングに触れる人が多かったのかなあと。迫力のある面白い部分や美しい部分ばかりつなぎ合わせてたから、飽きないで聴けたのかもしれない(初心者のことはわかんね)。まあ、休憩なしで1時間強、緊張感を持ち続けるのも大変だろうと思う。聴けてほんとによかった。
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アンコールにお応えして、指揮者が「僕の一番好きなマイスタージンガー」と紹介して演奏。きっとこの人もワグネリアンなんだろうなあ。
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ところで、ワーグナーといえば最近ぴあなどからバイエルンの券買え買えしょっちゅうメールが来るんですけど余ってるんですかね。値段もかなり下げてるみたい。定価で買った人かわいそうだね。そもそも平日なんか売れるわけないじゃん。
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私は行かないよ。何でかって?お客さん、ヤボなこと聞かないでくださいよ。飯守さんのローエングリンにどうして行かないのかわかってるでしょ。飯守さんのファンなのに。
 

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