オーケストラ エクセルシス "デンマークの歴史の中で"
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832)
劇音楽「妖精の丘」序曲 op.100
劇音楽「妖精の丘」序曲 op.100
クヌーズオーエ・リスエア(クヌドーゲ・リーサゲル) (1897-1974)
シンフォニア・ガイア(交響曲第4番)
シンフォニア・ガイア(交響曲第4番)
ホーコン・ベアセン(1876-1954)
交響曲第2番「海」 op.7
交響曲第2番「海」 op.7
【アンコール】
ルーズ・ランゴー(1893-1952)
交響曲第11番「イクシオン」
ルーズ・ランゴー(1893-1952)
交響曲第11番「イクシオン」
指揮:大浦智弘/オーケストラ<エクセルシス>
(2017年9月18日 杉並公会堂)
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もう一週間近く経ってしまった。忘れないうちに簡単に感想を。
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珍曲専門アマオケさんで名高いエクセルシス。最初に行かせて頂いたポーランドプロから何回目だろう。最初は縁もゆかりもないオケだったが、最近は打ち上げまで乱入するほどになった(すいません)。
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何回か聞かせて頂いているうち、今回のものが一番面白かったし演奏も素晴らしかった。まあ最初に聴いたポーランドもの特集は全曲知ってたのでそれは除きまして。
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全曲初めて聴く曲ばかり。クーラウやベアセン、ランゴーは名前知ってるくらい。リスエアという作曲家は知らなかった。たぶんそんなに日本では演奏されてない人なのだろう。明記してないけど日本初演ではないのかな?(知らないけど)
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クーラウは年代的にはやや古いこともありごくごく普通の古典的な曲である。いい曲ではあるけれど、音楽史において光を当てられるほどでもなく、ひっそりと咲く道端で咲くアンジェリカ・・・じゃなくて小さな花のような曲である。
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全然知らないリスエアという作曲家。エストニア生まれで幼少の時に両親とともにデンマークに移住。デンマークでは王室より勲章を贈られるくらい有名な人らしい(ふんわりとした説明ですいません)。
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今回の曲しか聞いたことないのでよくわからないのだけれと、非常にエキセントリックな響きとリズムで(他の作曲家で例えられない感じ)しかも無調でもないのでとても聴きやすい。個人的な印象としてはなんとなく古代オリンピックのファンファーレのような感じもする曲でとても好ましい。もう一回聴きたいと思った。YouTubeにはこの作曲家の曲が何曲かUPされている。
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ベアセンは今となっては他の曲が(アンコールが)個性的すぎてあまり記憶にないのだが(ごめんなさあい)、わかりやすい親しみやすいシベリウスという感じで聴きやすい交響曲。
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しかし、一番度肝を抜かれたのがアンコール。舞台後方の客席バルコニーに譜面台が6個立ってたので「なんかバンダがいる曲があるのかなあ」とは思ったが、プログラムが終わってからアンコールになって6人のテューバ奏者が登場。テューバが6本並ぶさまは壮観であった。曲は・・・なんというか耳で聞くサバンナというか。とにかくテューバがひっきりなしにボウーボウー鳴り響き、シンバルがしゃんしゃん鳴り響く。交響曲といいながら、全曲は6分くらい。同じ音型の繰り返しのためいつ終わるのかさっぱりつかめない。曲は面白い。
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珍曲専門アマオケさんで名高いエクセルシス。最初に行かせて頂いたポーランドプロから何回目だろう。最初は縁もゆかりもないオケだったが、最近は打ち上げまで乱入するほどになった(すいません)。
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何回か聞かせて頂いているうち、今回のものが一番面白かったし演奏も素晴らしかった。まあ最初に聴いたポーランドもの特集は全曲知ってたのでそれは除きまして。
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全曲初めて聴く曲ばかり。クーラウやベアセン、ランゴーは名前知ってるくらい。リスエアという作曲家は知らなかった。たぶんそんなに日本では演奏されてない人なのだろう。明記してないけど日本初演ではないのかな?(知らないけど)
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クーラウは年代的にはやや古いこともありごくごく普通の古典的な曲である。いい曲ではあるけれど、音楽史において光を当てられるほどでもなく、ひっそりと咲く道端で咲くアンジェリカ・・・じゃなくて小さな花のような曲である。
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全然知らないリスエアという作曲家。エストニア生まれで幼少の時に両親とともにデンマークに移住。デンマークでは王室より勲章を贈られるくらい有名な人らしい(ふんわりとした説明ですいません)。
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今回の曲しか聞いたことないのでよくわからないのだけれと、非常にエキセントリックな響きとリズムで(他の作曲家で例えられない感じ)しかも無調でもないのでとても聴きやすい。個人的な印象としてはなんとなく古代オリンピックのファンファーレのような感じもする曲でとても好ましい。もう一回聴きたいと思った。YouTubeにはこの作曲家の曲が何曲かUPされている。
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ベアセンは今となっては他の曲が(アンコールが)個性的すぎてあまり記憶にないのだが(ごめんなさあい)、わかりやすい親しみやすいシベリウスという感じで聴きやすい交響曲。
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しかし、一番度肝を抜かれたのがアンコール。舞台後方の客席バルコニーに譜面台が6個立ってたので「なんかバンダがいる曲があるのかなあ」とは思ったが、プログラムが終わってからアンコールになって6人のテューバ奏者が登場。テューバが6本並ぶさまは壮観であった。曲は・・・なんというか耳で聞くサバンナというか。とにかくテューバがひっきりなしにボウーボウー鳴り響き、シンバルがしゃんしゃん鳴り響く。交響曲といいながら、全曲は6分くらい。同じ音型の繰り返しのためいつ終わるのかさっぱりつかめない。曲は面白い。
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コメント
すごいプロ、楽譜揃えるだけで大変そう。
ランゴーは最近偶然1番を聴きました。
こちらは対照的に、1時間くらいかかる大作。
たぶん作風も11番とは全然違うんでしょう。
あまりに変で、興味がわきます笑
投稿: ぜん | 2017年9月24日 (日曜日) 20時40分
こんにちは。
いいなー、ランゴーの「イクシオン」を生で聴けるなんて!
チューバ6本がブイブイ吹きまくる破れかぶれな(でも数分で終わっちゃう)交響曲ですね。
ひとつのメロディを11回繰り返す(11番だから?)という
ランゴーの16の交響曲の中では、ヘンさで一二を争う迷作。
日本で演奏される日が来るなんて、しかもアマで!
びっくりです。
投稿: 木曽のあばら屋 | 2017年9月24日 (日曜日) 23時51分
先日のコメント欄に書き込んだものです。お忙しいのにリプライありがとうございました。このプログラムすごいですね!こんな感じで返信不要、無意味なコメントときどき書きます。よろしくお願いします。
投稿: wagmahbru | 2017年9月25日 (月曜日) 19時54分
>>ぜんさん
ランゴーの曲、交響曲にしてはあまりに短いので、終わった後「これってこれで全部?」って聞いてました。色々謎すぎる・・・
楽譜はどっかから借りてるようなことを聞いた気がします(そりゃそうだ)。どっから探してくるんだろう。
投稿: naoping | 2017年10月 8日 (日曜日) 16時57分
>>木曽さん
この曲ごぞんじでしたか!さすが木曽さん。わたしは知りませんでした。
東京はたくさんのアマオケありますが、その中でも珍曲マニアな楽団は少なからずあります。逆にプロは客の入りを気にしてあまり珍曲はやらないですね。珍曲マニアにとってアマオケさんは有難い存在です。
投稿: naoping | 2017年10月 8日 (日曜日) 17時05分
>>wagmahbruさん
コメントありがとうございます。いや途方もないほどコメント返しが遅くなってすいません。アマオケさんなのでしたね。いつか聴きに行ってみたいです(行ってるかもですが)。
投稿: naoping | 2017年10月 8日 (日曜日) 17時09分
ご無沙汰しています。しばらくクラシックから遠ざかってウロウロいましたが、最近YouTubeでたまたまJoseph Marxに出会って未知の名曲を探し始めて以来、またハマっています。改めてnaopingさんのblogの情報量に驚いているところです。ランゴーも初めて聴きました。これからまたいろいろ参考にさせていただきます。今ハマっているのはJāzeps MediņšとかEdwin Komauerです。
投稿: ココアカ | 2017年10月24日 (火曜日) 19時22分
>>ココアカさま
お久しぶりです。
とりあえずヨゼフ・マルクスの「秋の交響曲」を聴いてみてるところですが、ノスタルジックでめっちゃ私好みです。他の曲もいろいろ聴いてみたいです。教えて頂いて感謝です。
https://youtu.be/OU3aM7dcrPo
投稿: naoping | 2017年10月27日 (金曜日) 21時54分