東京・春・音楽祭 Voice n’ Violin (シャーガーさんと嫁コンサート)
モーツァルト:
歌劇 《フィガロの結婚》 序曲
なんと美しい絵姿(歌劇 《魔笛》 K.620 より)
ロンド ハ長調 K.373
ワーグナー(モットル/フレッツベルガー編):《ヴェーゼンドンク歌曲集》
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
レズニチェク:歌劇 《ドンナ・ディアナ》 序曲
歌劇 《フィガロの結婚》 序曲
なんと美しい絵姿(歌劇 《魔笛》 K.620 より)
ロンド ハ長調 K.373
ワーグナー(モットル/フレッツベルガー編):《ヴェーゼンドンク歌曲集》
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
レズニチェク:歌劇 《ドンナ・ディアナ》 序曲
J.シュトラウス2世:小さいときに孤児になり (喜歌劇 《ジプシー男爵》 より)
リスト(フレッツベルガー編):
《愛の夢》 S541 より 第3番 変イ長調
《ハンガリー狂詩曲》 S244 より 第2番 嬰ハ短調
レハール:友よ、人生は生きる価値がある (喜歌劇 《ジュディッタ》 より)
クライスラー(フレッツベルガー編):
ウィーン奇想曲
愛の悲しみ
バイチ/フレッツベルガー編:J.シュトラウス2世のテーマによる幻想曲
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テノール:アンドレアス・シャーガー
ヴァイオリン:リディア・バイチ
指揮:マティアス・フレッツベルガー
管弦楽:トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア
(2017.3.19 東京文化会館 小ホール)
リスト(フレッツベルガー編):
《愛の夢》 S541 より 第3番 変イ長調
《ハンガリー狂詩曲》 S244 より 第2番 嬰ハ短調
レハール:友よ、人生は生きる価値がある (喜歌劇 《ジュディッタ》 より)
クライスラー(フレッツベルガー編):
ウィーン奇想曲
愛の悲しみ
バイチ/フレッツベルガー編:J.シュトラウス2世のテーマによる幻想曲
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テノール:アンドレアス・シャーガー
ヴァイオリン:リディア・バイチ
指揮:マティアス・フレッツベルガー
管弦楽:トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア
(2017.3.19 東京文化会館 小ホール)
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過去記事:東京・春・音楽祭 ジークフリート
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待ちに待ったコンサート。友人と出かけてきた。出演者のシャーガーさんは先月バイチさんと結婚されたばっかりで、別に夫婦だからこんなテノールとヴァイオリンなんて不思議な取り合わせになったわけでなく、何年も前からこの同じ事務所の3人(もしくはソプラノ歌手とかも)で世界中回ってきてたのである(・・・と思われる。YouTubeでたくさん動画が上がってるので)。
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堅苦しいクラシックのコンサートというよりは、野外でピクニックしながら観るみたいな楽しいショーのような感じなんじゃないかな本当は。花火とか上がっちゃったりとか。アンドレ・リュウとかっぽいのかな(違うか)。
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今回はなんかの都合で小ホールで室内オケとの共演。トウキョウミタカフィルさんは全く初めて見聞きするのだが、あんまりよく知らん曲もなかなか聞かせててとてもよかった。20人くらいだったのかな。こういうちっちゃいオケのプロは大体一人ひとり目立つのでうまいとこが多い(という偏見)。
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シャーガーさんはナマで聴くのは他はジークフリートだけだもんで(トリスタンも第九も行ってないので)、彼が歌うのは初めて聴くものばっかりである。「魔笛」のタミーノのアリアがこんなヘルデンテノールで立派に歌われるのを初めて聴いた。美人ヨメを思い浮かべて歌ってたに違いない。
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で、嫁であるが、大変美人である。ロシア生まれ(ウィーン育ち)であるという。大変スタイルがよい。ハルサイと合わせたのか、桜色のドレスがお似合いである。が、おしとやかな外見とはうらはらにヴァイオリンはバリバリ弾くタイプでかっこいい。こんなに美人でヴァイオリンがたいしたことなかったらものすごく悪口書いてしまうとこだったので(←え)、なんかほっとした。使用ヴァイオリンはクレモナとガルネリ貸与とあったけど、どっち使ったんだろう。素人なのでわからないわ。
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ヴェーゼンドンク歌曲は聴きなれないテノールと室内オケ版ということで、なかなか1曲目は耳が慣れなくてこまったけど、2曲目からはまるでジークムントが歌ってたみたいだったし、その後はトリスタンが歌っているようだった(まあ・・・根っこは一緒だしね)。しかしやっぱりワーグナーはオペラが聴きたいよう。
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後半はウィーンのオペレッタなどの曲集。なんかやっぱり・・・この指揮者はウィーンものが得意みたいだ(当たり前か)。急に水を得た魚のようだった。存在のみを知っている「ドンナ・ディアナ」は初めて序曲を聴いたがなかなか可愛らしいいい曲だった。
待ちに待ったコンサート。友人と出かけてきた。出演者のシャーガーさんは先月バイチさんと結婚されたばっかりで、別に夫婦だからこんなテノールとヴァイオリンなんて不思議な取り合わせになったわけでなく、何年も前からこの同じ事務所の3人(もしくはソプラノ歌手とかも)で世界中回ってきてたのである(・・・と思われる。YouTubeでたくさん動画が上がってるので)。
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堅苦しいクラシックのコンサートというよりは、野外でピクニックしながら観るみたいな楽しいショーのような感じなんじゃないかな本当は。花火とか上がっちゃったりとか。アンドレ・リュウとかっぽいのかな(違うか)。
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今回はなんかの都合で小ホールで室内オケとの共演。トウキョウミタカフィルさんは全く初めて見聞きするのだが、あんまりよく知らん曲もなかなか聞かせててとてもよかった。20人くらいだったのかな。こういうちっちゃいオケのプロは大体一人ひとり目立つのでうまいとこが多い(という偏見)。
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シャーガーさんはナマで聴くのは他はジークフリートだけだもんで(トリスタンも第九も行ってないので)、彼が歌うのは初めて聴くものばっかりである。「魔笛」のタミーノのアリアがこんなヘルデンテノールで立派に歌われるのを初めて聴いた。美人ヨメを思い浮かべて歌ってたに違いない。
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で、嫁であるが、大変美人である。ロシア生まれ(ウィーン育ち)であるという。大変スタイルがよい。ハルサイと合わせたのか、桜色のドレスがお似合いである。が、おしとやかな外見とはうらはらにヴァイオリンはバリバリ弾くタイプでかっこいい。こんなに美人でヴァイオリンがたいしたことなかったらものすごく悪口書いてしまうとこだったので(←え)、なんかほっとした。使用ヴァイオリンはクレモナとガルネリ貸与とあったけど、どっち使ったんだろう。素人なのでわからないわ。
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ヴェーゼンドンク歌曲は聴きなれないテノールと室内オケ版ということで、なかなか1曲目は耳が慣れなくてこまったけど、2曲目からはまるでジークムントが歌ってたみたいだったし、その後はトリスタンが歌っているようだった(まあ・・・根っこは一緒だしね)。しかしやっぱりワーグナーはオペラが聴きたいよう。
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後半はウィーンのオペレッタなどの曲集。なんかやっぱり・・・この指揮者はウィーンものが得意みたいだ(当たり前か)。急に水を得た魚のようだった。存在のみを知っている「ドンナ・ディアナ」は初めて序曲を聴いたがなかなか可愛らしいいい曲だった。
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シャーガーさんはもともとはオペレッタ歌手だったから(ルネ・コロと同様。甘い歌いぶりがコロを思い出して懐かしくなった。子供のころコロの歌う「こうもり」をよく聴いてたからね)、オペレッタのアリアなんかもう得意中の得意なんだろうな。演技を交えてとても楽しそうに歌う。結構良く見えるいい席だったのでなんか見ててこっちが笑ってしまうほど楽しそうだった。まるで「ちゃんちきおけさ」を歌う三波春夫先生のようだった。
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まあ、そんなこんなで楽しいプログラムが終わったわけだが(大幅に略)、この大拍手じゃアンコールは当然あるでしょ。で、指揮者が出てきて「なんかやりましょか?(意訳)」聴衆「イエース!!」指揮者「ワーグナー!?」聴衆「(大きく)イエーーーース!!!!」みたいな感じで。
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まあ、そんなこんなで楽しいプログラムが終わったわけだが(大幅に略)、この大拍手じゃアンコールは当然あるでしょ。で、指揮者が出てきて「なんかやりましょか?(意訳)」聴衆「イエース!!」指揮者「ワーグナー!?」聴衆「(大きく)イエーーーース!!!!」みたいな感じで。
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なんかこの時の我々はこんな感じだった。↓
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で、「冬の嵐は過ぎ去り」を歌唱。あ、シャーガーさんのジークムント初めて聴くよ! 全曲聴いてみたいよう。ジェームス・キングに比肩する素晴らしさ。美しい。
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アンコールは以下の通り。BSプレミアムで放送するそうだが、ウチは見れない(泣)。一緒に行った友人ちは見れるので、うまくいけば録画してもらえるかも。
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アンコールは以下の通り。BSプレミアムで放送するそうだ
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友人はもちろん大感激してたのだが、「こんな大盛り上がりしたコンサート初めて」とか言ってたので私は「私はある。去年のシャーガーさんのジークフリートの時はもっとすごかった」と答えた。
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そして今回わかったこと。シャーガーさんは小ホールは向いてない。鼓膜が結構しんどかった。そしてすぐ横にいた指揮者はもっとつらそうだった。武道館とかでもマイクなしでいけそう(そりゃないか)。
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Twitter情報によると彼らは夜の飛行機でとっとと帰国の途に就いたそうな。ちょっとは日本食食べたかなあ、なんかせっかくの日本なのに気の毒だ。新婚旅行ってほどでもないし。次はもっとゆっくりしていってね!!!
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ロビーでCD売ってたので購入。日本では売ってないものだと思う(所属事務所のレーベルなのかな?)。今回の指揮者フレッツベルガーさんのピアノで。ヴェーゼンドンクとペトラルカのソネットと遥かなる恋人へを収録。一回しか聴いてないけど、意外とベートーヴェンがよかった、ピアノが(←え)。ベートーヴェンはやっぱりウィーンの人には近しい存在なんだろうな。
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コメント
19日は、この地で東響のローマ三部作があったもんで、そちらに行ってました(隣ではクリス・ハートのコンサート)。
BSのクラシック俱楽部で見られるんですね。
そっか、コロと同様のキャリアなんですか。放送が楽しみ。当然、録画します。
投稿: IANIS | 2017年3月20日 (月曜日) 18時12分
naoping様
貴重な演奏会の御感想、お待ちしておりました。シャーガーさんの声量、かなり大きいと知りビックリです。過去にソプラノの歌唱を近くで聴いて鼓膜が驚いたことがありましたが、大ホールだったので音の逃げ道はあったのかどうか大丈夫でしたが、小ホールにて馬力のあるテノールとなるとお話を伺うだけで興奮します。絶品アンコールも放送時間上カットされることなく、配信して頂きたいです。ところで、naoping様はシャーガーさんの年齢は御存知でしょうか?カウフマン君やフォークト氏は、直ぐに生年月日がヒットしますがシャーガーさんはマル秘なのかしら。
投稿: michelangelo | 2017年3月21日 (火曜日) 22時07分
>>IANISさん
シャーガーさんがオペレッタを歌っているのを聴いているとルネ・コロを思い出しますが、ルネ・コロの録音を聴いても別にシャーガーさんは思い出さないので、ルネ・コロってやっぱり偉大な歌手だと思います。(なにそれ)
投稿: naoping | 2017年3月24日 (金曜日) 21時42分
>>michelangeloさん
いやー耳が痛かったです。まあ、想像はついてたのですが、近くで観たいので前から7番目を取ってしまいました。音声的にはおそらく一番後ろでちょうどいいくらい。そういえば、昨年のジークフリートの時はかなり後ろだったんですけど音はちょうどよかったです。外人のワーグナー歌手みんな声でかいので。カミタソも後ろの方です。
アンコールのジークムントは放送されるでしょう。シャーガーはオペレッタやモーツァルトよりも、みんなあれを期待してたんです(もしくはジークフリートの鍛冶とか)。
シャーガーさんは1971年生まれらしいです(ネット調べ)。 それにしても、カウフマンやフォークトがもし新婚さんで、美人奥さんと舞台でちゅーしたりいちゃいちゃしたりしたら女性ファンが「ムキイイイイイーーーー(`皿´)」って怒っちゃいそう。シャーガーさんはほほえましかったです。
投稿: naoping | 2017年3月24日 (金曜日) 21時46分