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2016年12月23日 (金曜日)

2016年に行ったライヴ!総括

今年も恒例、ライヴ総括。今年はあっという間に終わる感。ついこないだベッ○ーが不倫してたと思ったらもうピコ太郎。私はっていうとパソコンは壊れるわ、ガスレンジは壊れるわ、湯沸かし器は壊れるわ、テレビは映らなくなるわ、よく物が壊れる一年だった。テレビはアンテナケーブルが劣化してただけで、アマゾン助けて!ってネットで注文したので今は普通に映っているけどね。フジテレビとTBS映らなくてまいったわホントに。
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自分もこのところ過労のせいか横っ腹がちくちく痛くて「胃潰瘍か十二指腸潰瘍かも、年末調整終わったら病院行かなきゃ」とか思ったけど、連休始まったらちっとも痛くないし、食欲は相変わらず旺盛だし、ただのストレスかも。
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音楽会は昨年より行けてない感。来日高額オペラが多かったせいかな。こんなとこで書くのもなんだけど、私の年収低すぎ!(←口を手で押さえながら)。何千人もの従業員の給与を計算して億単位のお金を銀行に振り込む、という作業は重過ぎるし、貰えるお金が安すぎやしないか。うー。
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この少ないライヴの中から、ベスト5を挙げると。
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1.東京・春・音楽祭 ジークフリート
シャーガーさんに出会えたことが、今年の一番の収穫。他のキャストもすごかったし、NHKの神演奏はバイロイトを超えてるかも?
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2.飯守さんの「ワルキューレ」 新国立劇場
ようろっぱに行かなくたって、こんだけのものが東京で観れるんだよん。歌手みんなすごかったけど、特に神様仏様テオリン様の歌唱に深い感銘。
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3.マスカーニ/イリス バッティストーニ
旬の指揮者を日本で聴けるのありがたい。こんな台本なのに本気演奏素晴らしかった。オテロ楽しみ(行ければ)。
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4.ハーディング/戦争レクイエム 新日本フィル
ハーディングのイギリス魂を感じた。控え目に言って天才。
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5.東京二期会/ナクソス島のアリアドネ 2016
マエストラ・シモーネも素晴らしかったけど、二期会若手の頑張りにも感銘を受けた。
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そーいえばバイロイト音楽祭が連日絶賛放送中ですが、シャーガーさん出演のオランダ人の日だけ予定が入り、リアタイで聴けないっぽい。一応、らじるらじるを録音できる方法を取得したけど、ちゃんとできるか心配。まあ、(かっこ悪いロンゲでメガネの)エリックだからいいんだけど。映像は見えないし。
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ところで、「シャーガー」を検索すると、馬ばっかり出てきて不便(ワグネリアンあるある)。

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2016年12月18日 (日曜日)

莱茵的黄金 

今週働きすぎて疲れた。残業続き。二回も出張(千葉)。土曜出勤。帰ったの11時。
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そんなことを踏まえて。本日は出かけたくなくてYouTubeでいろいろ見ていたら、中国のオペラハウスのリングの映像を見つけた。ラインゴールド。オール中国人。指揮者は女性である。友近さんにちょっと似てる。
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巨大なセットが素晴らしい。ラインの川底感がはんぱない。何のひねりもない演出がすごくいい。まあ、全く中国を意識してない衣装やセットなのだけど、そこはかとなく中国っぽく見えるのは何故。(逆に三国志みたいなリングとかあったらいいのにな)
 

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同じ演出の「神々の黄昏」もあり(貼らないけど)、欧陽菲菲さんみたいなブリュンヒルデ、グッチ裕三さんみたいなジークフリート(ローゲも同じ人かな)、吉川晃司さんみたいなグンター、大変うまく作られたグラーネ、最後はワルハラは崩壊するしライン川もちゃんと増水。お金かかってる感がすごい(転がってる石とかは発泡スチロールみたいだけど)。黄昏の指揮はゴロワノフみたいなおっちゃん。いろいろと「なんか少し違う」感がなんだかよい。
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ユーリ沼にはまる女子を観察する。

「ユーリ!!! on ICE」という夜中に放送されているTVアニメがあるのだけど、最近ネット上で大評判なのでここ3回くらい見ている(もちろん録画で)。まあ、男子フィギュアスケートを題材にしたものなのでそこそこ楽しんではいるのだけど、会社の同じ部署の女子(23歳)がどうも「ユーリ沼」にハマっているようで(番組そのものよりもハマっている様を)面白く見ている。
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昨日は休日出勤したので休み時間に(たまたま二人しかいなかったので)その話を振ったら「もうね、全曲ダウンロードしたんですよ、ユーリ。」と、携帯で音楽をずっと流してくれた。
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女子「これはね、ユーリがショートで滑った曲ですよ」わし「うん、わかる(情熱大陸っぽい?)」
女子「これはJJが滑った曲で・・・ああ、もうダメ、これを聞くと泣いちゃうから、飛ばしちゃう、次」わし「(これで・・・泣くんだ。どこで泣くのだ)」
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女子「JJ、ジャンプ失敗しちゃって・・・つらいですよね」わし「知ってる。JJスタ~イル(一応乗ってみる。ポーズをとる)」
女子「(笑い)あ、次はユリオの曲ですよ」わし「あ、なんかこれってなんちゃってチャイコフスキーのピアノコンチェルトだよね。真似して作ったんだろうね」 
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・・・ってな感じでなかなか話が弾むのでよい感じだ。2割くらいよくわからんけど。
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(ちなみに、番組で使われてる曲は若手作曲家がこしらえているオリジナルであり、クォリティは高い。すべてそれっぽく作られている。)
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しかし、番組もいよいよ次回で最終回である。
ネットでも大騒ぎで、とにかく世界中のハマってる女子(ふじょし?)たちが最終回を迎える悲しみと恐れで震えている。会社の子ももちろんそうである。
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女子「もう~~~やばいですよ。来週見たくないですよ、いえ、見ますけど。私もう正気でいられませんよ。号泣しますよ。」
わし「ああ、やっぱり墓立てた?」
女子「もう、私前回で墓立てましたよ、墓立てまくりですよ。次回私夜中に観てるときに(naoping)さんにLINEしていいですか?」
わし「それは・・・私はリアタイで観てないんで(ヤメテ、睡眠障害になるから)」
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世界中の女子が今度の水曜日に墓を立てまくりそうなのだが、最近私が墓を立てている動画はこれである。PPAPではない。
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きゃー!シャーガーさん きゃー! なんという美声!!このテノールパートを作ってくれたマーラーに感謝!!(←何故)
ところで、近頃の「墓立てる」って結局どういう意味で使うものかよくわからんのだがテキトーに使ってみた。違ってたら許して。

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2016年12月13日 (火曜日)

コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲 ブルーメン・フィルハーモニー 第44回定期

Blumen1005e1480605217182_2コルンゴルト/バレエ音楽「雪だるま」より序曲
コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲
ブラームス/交響曲第3番

指揮:寺岡 清高
ブルーメン・フィルハーモニー
ヴァイオリン独奏:白井圭

(2016年12月11日 第一生命ホール)
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招待はがきを頂いて、曲目を見て飛び上がって喜んだコンサート。メインはブラームスの交響曲だが、まあそれは置いといて。大好きなコルンゴルトを二曲も聴けるコンサートなんてなかなかない。
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あとでわかったんだけど、今回の指揮者の寺岡さんは、この日に先立つ12月8日に大阪交響楽団を指揮して以下のような演奏会を行っていたようだった。
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 コルンゴルト:「雪だるま」前奏曲とセレナーデ
       (ツェムリンスキー編)
 コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」

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あらまあ。なんという美味しいメニュー。甘党にはたまらない。ホットケーキにプリンとアイスクリーム乗っけてメイプルシロップぶっかけて食べるような。しかもソリストは小林美樹ちゃんと、視覚的にも甘々(彼女の演奏は決して甘々ではないが)。あら羨ましい。関西住みだったら絶対行ってたわ。
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で、東京では(あくまでメインは)ブラームス。ショートケーキにブラックコーヒーみたいなちょうどいいメニュー。しかし私はっていうとブラ3は前もってYoutube聴いて「あ、この曲ね」という程度の認識。コルンゴルトはCD持ってるけどね、雪だるまも。
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招待はがきは二人入れるやつだったので、クラシック超初心者の友人とともに参戦。
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開演前、クラヲタが一度は受ける質問を、彼女より受け付けた。
「前から聞きたいと思ってたんだけど・・・指揮者によって曲って変わるの? 例えば有名な・・・滝川クリステルと付き合ってた人のお父さんとか、有名な人だとやっぱり違うの?」
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回答は人それぞれなので、ここでは略すけど。「世界のオザワ」の一般的認識はこれなの、って驚いた次第。
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さて、本題。雪だるまはコルンゴルトが11歳の時に作曲して、作曲の先生だったツェムリンスキーが管弦楽に編曲した曲である。ということで、メロディはいかにもコルンゴルト的な甘みあふれるものだが管弦楽は師匠ツェムリンスキー風味という小曲ながら贅沢な作品。時節柄、クリスマスツリーがキラキラと輝いているような作風である。雪だるま作ろう!
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そして、メインの(わたし的に)ヴァイオリン協奏曲。全然しらないヴァイオリニストなので、「はてどんなかなあ」と思ったけど、演奏始まってすぐわかった。すごい美しい音であった。そもそも、きっといい楽器なんでしょうね、アマティとか(←テキトーですすいません知りません)。よいホールにほどよく響き、幸せな気分。ウィーンとハリウッドの香りたっぷりのコルンゴルトらしいリッチな演奏であった。
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あらこんな素晴らしい演奏をただで聴かせてもらってごめんなさい。なんでもウィーン・フィルの契約団員をされている方だそうで、2017年の東京春音楽祭にも出演予定である。ごめんなさいソリストに関して言えば私の持ってるギル・シャハム盤と遜色ないような。いやホントに素晴らしかった。ブラヴォーも出た。アンコールはバッハ無伴奏の一曲。これも素晴らしかった。
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ブラームスについては・・・あまり聞きこんでない曲なので感想は略。ただ、こちらのオケはアマオケではトップクラスだと(私は)思っているので、よい演奏だと思われ。
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(いつも素晴らしい演奏をありがとうございます。知り合いいないので全然お礼できなくてごめんなさい)
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アンコールは以下の通り。

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さて、友人とコンサートの帰りは当然食事して帰るわけですが、今まで第一生命ホールは一人でしか行ったことなかったので、たくさんの食べ物屋さんのどこかに入るのを楽しみにしていたが、友人いわく「なんか、ここのビルの中のお店、全然惹かれない」と。で、彼女が行こうと思ってたお店に行った(連れて行かれた)。
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安くて美味しい、そして混んでいる(人気店である)、そしてぎゅうぎゅうで落ち着かない、入り口席はドアが閉まってなくて寒い。店の内装と客の雰囲気は、東京なのに港町のよう。パッと見荒くれ漁師みたいな人(築地が近いからか)がたくさんいた。まるでいのしし亭。あたしの頭の中に「ピーター・グライムズ」の4つの間奏曲が流れまくった。
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モツ煮込みとかブリ大根とか大変美味しかったものの(そんでものすごく安い)、正直、トリトンで(わりとどーでもいい店で)落ち着いて何か食べたほうがよかったなあという気はした。せっかくボーナス出たのにおなか一杯食べて飲んで一人2千円のお会計。うう。ゲンちゃん食堂に行ってみたかったなあ。

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2016年12月10日 (土曜日)

冬の散歩道

1481328257341冬の公園は美しい。ウィーンを思い出し、懐かしくなる。というのは、私はウィーンに真冬しか行ったことがないから。まあ・・・今よりももっともっと死ぬほど寒かったけど。
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落ち葉や木の感じがまるでクリムトの絵のよう。
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コルンゴルトの曲がとても似合うなあ、こんな風景。明日聴きに行くのでたのしみね。
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ところで、甲斐亨君が芸能界を引退するというニュースは私を絶望の淵に陥れている。カイト君、君は何回私を驚かせ、悲しませるのか。(ドラマ内で)暴力事件の犯人だった時はもうトラウマで、再放送の君の顔を見るだけでつらい気持ちになったというのに、今度は・・・。たまきさんがあんなことになって、カイト君もこんな・・・。相棒ファンにはキツイ一年となりました。二人ともいい俳優さんだったのに。
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覚書。商店街の福引(あのぐるぐる回して玉出すやつ)で、私の前のちうごくのおばちゃんは223回もやってた。すごい背筋鍛えられそうだなあと、びっくりしてみてた。しかしこんなに引いても1個も当たらないなんて。(一等賞は10個で5万円商品券)
あ、あたしは14回引いたけどやっぱり当たりませんでした。(でも、残念賞で1500円ぶんの商品券と発泡酒3本貰ったんで、ウチの商店街は良心的)
 

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2016年12月 4日 (日曜日)

シャーガーさんとレイチェルさんのトリスタン

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去年と今年、東京の(日本の)ワーグナー好きを狂喜させた二人の歌う「トリスタンとイゾルデ」がYouTubeにUPされたようなので、鑑賞。シャーガーさんが酷使されすぎなのか後半お疲れ気味なのと、舞台装置と衣装が「こんなしょぼいんだったら演奏会形式にしたほうがまだましでは」クラスなのと、指揮がややタメすぎで歌いにくそうなのと、レイチェル・ニコルズさんが第3幕で突然地毛のベリーショートで登場するので「かつら途中で脱げちゃったのかしら」と心配してしまうのと、主役よりマルケ王がかっこいいのはどうなのとか、突っ込みどころ満載ですが見られてうれしかったです。とくにレイチェルさんが絶好調で素敵です。
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ところで、M1の敗者復活戦に投票してみた。「三四郎」と「メイプル超合金」と「ミキ」に入れたけどどうでしょうね。でも、一番笑ったのはインディアンズの「ピアノ売ってちょうだい」のネタであった(←じゃあ入れろよ)。
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(M1観終わって)
優勝した銀シャリは面白かったし、まったく優勝に異論はないのだけど、M1の優勝の仕方では、敗者復活戦から勝ち上がってきて「え。この人だれ?」って思って見てみたら圧倒的に面白くて勢いで優勝しちゃうみたいなのをどうしても求めてしまうので・・・(サンドウィッチマンみたいな)。オペラで言えば代役で出てきた歌手が全然知らん名前で、いざ聴いてみると圧倒的に素晴らしかったみたいな・・・ええっとシャーガーさんとニコルズさんみたいな。そういうのが私は好きです。

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2016年12月 3日 (土曜日)

ジョギング再開

風邪気味のため1か月近くジョギングをさぼってたんだが、やっと完治したため久しぶりに近くの公園へ。
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急に寒くなったので公園の野良猫たちは生きているだろうか、いや生きてるだろうけど私の顔なんか忘れちゃったろうなあ、猫だし。とか色々考えてたんだけど、彼らの反応は予想を超えていた。私の姿を見るなり、二匹ほど「にゃ~、にゃ~」と駆け寄ってきた。一番アイソのいい猫はもう私にすりすりで。ホントに野良猫かしらこの子。餌あげたことないのに。
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それにしても、12月でずいぶん寒くなったのに、早朝の公園は相変わらずラジオ体操からの太極拳の人々や、ジョギングの人たちでにぎわっている。ラジオ体操に参加してみたけど、第1は会社でやってたので覚えてたのに第2は結構振付を忘れてた。ちなみにラジオ体操第1は服部正という作曲家の作であり、第2は團伊玖磨だそうである。團伊玖磨先生だったのか!!あのエキセントリックで東洋的なメロディはやっぱり!! なんかすごくありがたい気がしてきたので明日も参加しよう。
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今年こそは早めに年賀状を作ろうと思ったんだけど、何年か前からプリンターが壊れておりプリントゴッコも発売を中止してしまったのではてどうしよう。ということで、文房堂まで行ってバレンだのゴム版だの彫刻刀だの買ってきて、若冲を参考に鶏の版画をホリホリ。普通の年賀はがきじゃなくてちゃんとした版画紙に刷りたかったので、郵便局でお年玉付き年賀切手を購入した。材料費が・・・異常にお金がかかった。もうね、タイムスリップしたみたいに味わい深い昭和の年賀状になりそう。でもバレンとかの道具はもう使わないんだろうなあ。もったいないね。
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公園の紅葉が美しい。毎年忙しくて紅葉なんか気にしないで冬になっちゃってたけど、ジョギングしてるお蔭で四季の移り変わりの美しさに気づくようになった。(今頃)
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この公園、春は桜が美しいので、それまでジョギングが続いているといいなあ。

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